JPH0440414B2 - - Google Patents

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JPH0440414B2
JPH0440414B2 JP60085501A JP8550185A JPH0440414B2 JP H0440414 B2 JPH0440414 B2 JP H0440414B2 JP 60085501 A JP60085501 A JP 60085501A JP 8550185 A JP8550185 A JP 8550185A JP H0440414 B2 JPH0440414 B2 JP H0440414B2
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JP
Japan
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powder
density
sintered
mixed
alloy
Prior art date
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Application number
JP60085501A
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English (en)
Other versions
JPS61246333A (ja
Inventor
Hideaki Ushio
Kazuo Shibata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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Publication of JPS61246333A publication Critical patent/JPS61246333A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、高密度Ti焼結合金の製造方法に関
するものである。 〔従来技術および解決しようとする課題〕 従来、Ti焼結合金は、下記の方法で製造され
ている。 (1) 要素粉末法(第1図参照): Ti粉末と合金化用添加粉末とを混合し(第
工程)、これを金型に装入して圧粉成形し
(第工程)、この圧粉体を真空中、またはアル
ゴン・ガス雰囲気中で焼結する(第工程)。
そして、焼結体を鍛造(第工程)後、または
鍛造を行うことなく、仕上げ加工(第工程)
して成品を得る。なお、第工程では、冷間静
水圧プレス成形法(CIP)により圧粉体を得る
場合もある。 この要素粉末法では、素材粉末が、未だ目
標合金組成のものでなく、従つて製造経費が低
廉である、素材粉末の混合比を変えて、組成
の異なる各種の合金を得ることができる、等の
利点があるが、圧粉成形圧を8ton/cm2にした場
合の成品の密度が最大98%であり、成品の疲労
強度が不足する不都合がある。 (2) 合金粉末法(第2図参照): 目標組成に調整された均一合金粉末を、押型
内に装入して焼結温度で圧搾し(HIP:第I工
程)、得られた焼結体を仕上げ加工して(第
工程)成品を得る。 この合金粉末法では、焼結体の密度を100
%にすることができ、それ故、事後の鍛造加
工を行う必要がない、冷間圧粉法では成形困
難な粉末でも容易に成形し得る、等の利点があ
るが、素材である均一合金粉末の製造費が高
価である、押型として耐熱鋼型、炭素型が使
用され、その都度使い捨てされるため、製造費
が高価になる、押型と共に加熱、圧搾される
ため、多量生産方式の採用が困難である、等の
不都合がある。 〔課題を解決するための手段および作用効果〕 本発明は、このような難点を克服した高密度
Ti焼結合金製造方法の改良に係り、TiまたはTi
合金粉末と合金化用添加粉末とを所定割合で混合
してなる混合粉末中に1〜50cm3/粉末100grの液
体状の凝集防止剤を添加した状態で、前記混合粉
末を機械的粉砕手段にて処理し、該粉砕処理した
混合粉末を圧粉成形した後、これを焼結させるこ
とを特徴とするものである。 本発明においては、第3図に図示するように、
Ti合金粉末1と、合金化用添加粉末2とを所定
割合で混合し、該混合粉末中に1〜50cm3/粉末
100grの液体状の凝集防止剤を添加した状態で、
前記混合粉末を機械的粉砕手段にて粉砕すると、
粉末が凝集することなく、両種の粉末がさらに微
細化されて粉末内部に歪が発生するとともに相互
に密にからみ合つた結合粒子3が生じ(第4図参
照。但し、1a,2aはそれぞれ粉末1,2の変
形後の状態を示す)、接触面積の増大と、焼結時
における拡散距離の短縮が達成され、結合粒子3
ないし粒子1a,2aは、従来法による粉末に比
して、言わば活性化された状態になつて、処理粉
末を通常圧で圧粉成形後、真空焼結を行つた場合
でも99%以上の高い焼結密度を得ることができ
る。 また、融点の差が大きな合金元素を、単一成分
粉末として混合し、従来方法により圧粉成形後、
焼結した場合には、低融点金属の液化によつて該
金属粒子部分が空孔になり易く、その現象を避け
るために母合金化した粉末を使用する必要があつ
たが、本発明方法によれば、単一成分粉末を使用
しても空孔が生じ難く、高く焼結密度を得ること
が可能である。 加えて、本発明方法によれば、粉末混合後の粉
砕処理の程度(活性化の程度)を変化させること
により焼結体の結晶粒度を調整することができ
る。 さらに本発明によれば、凝集剤の添加量を50cm
/粉末100gr以下にしたため、圧粉成形工程前の
凝集剤の減圧除去処理を比較的短時間に遂行で
き、量産性が優れている。 実施例 (1) 二種類の粉末、すなわち、その組成が、
Ti99.2wt%、O(酸素)0.2wt%、Fe0.024wt
%、cl0.13wt%であつて、表1に示す粒度分布
のTi粉末と、その組成が、Al60wt%、V40wt
%で、粒度が250メツシユ以下の合金化用添加
粉末とを用意した(以下、第5図参照)。 (2) 第工程:次に、Ti粉末と合金化用添加粉
末を、重量比9:1の混合比で、V型ブレンダ
ーをもつて10分間混合した。 (3) 第工程:混合された粉末に、3cm8/粉末
100grのプロピル・アルコールを凝集剤として
【表】 加して、振動ミル(1450rpm)を用い、室温に
て、0.5〜12時間の粉砕処理を行つた。粉砕処
理は、これをボールミルで行うこともできる
が、振動ミルに比して長時間を要する不都合が
ある。なお、凝集剤としてはヘプタンを使用す
ることもできるが、凝集剤の添加量は、これを
1〜50cm8/粉末100grにするのが好ましい。そ
の理由は、添加量が1cm8/粉末100gr未満であ
ると、粉末が凝集し、高密度な焼結体が得られ
ないばかりか、圧粉成形に劣るからであり、添
加量が50cm8/粉末100grを越えると、添加量に
比して効果が少なく、次の圧粉成形工程に先立
つて必要な凝集剤の減圧除去処理に長時間を要
し、量産性が損なわれるからである。 (4) 第工程:粉砕処理された混合粉末を金型に
装入し、圧粉成形した。この工程では、冷間静
水圧プレス成形法(CIP)を採用することもで
きる。 (5) 第工程:圧粉体を、真空度10〜10mmHg、
温度1250℃、処理時間4時間なる条件で焼結処
理した。なお、処理雰囲気は、不活性ガス雰囲
気でも良く、温度、処理温度は、それぞれ1100
〜1400℃、1〜4時間の範囲で条件選択するこ
とができる。その限定理由は、1100℃未満で
は、十分な拡散が行われず、1400℃を越える
と、均一組成の焼結体が得られないからであ
り、また1時間未満では、十分な拡散が行われ
ず、4時間を越えたとしても高密度化は然程進
行せず、量産性が損なわれるからである。 (6) 第工程:焼結体を鍛造後、または鍛造を行
うことなく、仕上げ加工(第工程)を行つて
成品を得る。 かかる製造工程によれば、密度99%以上の成品
を得ることができ、第工程のみを省略して他の
条件を本実施例と同一にして得た成品の密度96.5
%に比して十分高密度であり、大幅な強度向上を
期待し得る(第6図参照)。 なお、第7図は前者(本実施例による成品)の
組織を示す写真(倍率100)であり、第8図は後
者(従来法による成品)の組織を示す写真(倍率
100)である。後者は、前者と比して空孔(黒い
斑点)が多く、粒度も大きいことが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ公知に係る焼結金属
の製造工程図、第3図は本発明方法を実施するた
めに二種類の素材粉末を混合した状態を示す図、
第4図はその混合粉末を粉砕処理した後の粉末を
示す図、第5図は本発明方法によるTi焼結合金
の製造工程図、第6図は両振引張り、圧縮疲労試
験(N=1023)によるTi焼結合金の密度と応力の
関係を示すグラフ、第7図は本発明方法で製造し
たTi焼結合金の組織図(100倍)、第8図は従来
方法で製造したTi焼結合金の組織図(100倍)で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 TiまたはTi合金粉末と合金化用添加粉末と
    を所定割合で混合してなる混合粉末中に1〜50
    cm3/粉末100grの液体状の凝集防止剤を添加した
    状態で、前記混合粉末を機械的粉砕手段にて処理
    し、該粉砕処理した混合粉末を圧粉成形した後、
    これを焼結させることを特徴とする高密度Ti焼
    結合金の製造方法。 2 前記機械的粉砕手段として振動ミルを用いた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載さ
    れた高密度Ti焼結合金の製造方法。 3 真空中、温度1100〜1400℃、処理時間1〜4
    時間なる条件で、前記焼結を行うことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項または第2項に記載され
    た高密度Ti焼結合金の製造方法。
JP60085501A 1985-04-23 1985-04-23 高密度Ti焼結合金の製造方法 Granted JPS61246333A (ja)

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JP60085501A JPS61246333A (ja) 1985-04-23 1985-04-23 高密度Ti焼結合金の製造方法

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JPS61246333A JPS61246333A (ja) 1986-11-01
JPH0440414B2 true JPH0440414B2 (ja) 1992-07-02

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5160608A (ja) * 1974-09-26 1976-05-26 Jei Haaueru Chaaruzu
JPS56123301A (en) * 1979-11-26 1981-09-28 Gould Inc High density sintered powder alloy and its manufacture
JPS61159539A (ja) * 1984-12-29 1986-07-19 Toshiba Corp 形状記憶合金の製造法

Patent Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS61159539A (ja) * 1984-12-29 1986-07-19 Toshiba Corp 形状記憶合金の製造法

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JPS61246333A (ja) 1986-11-01

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