JPH04372619A - 一液性エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

一液性エポキシ樹脂組成物

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JPH04372619A
JPH04372619A JP17614391A JP17614391A JPH04372619A JP H04372619 A JPH04372619 A JP H04372619A JP 17614391 A JP17614391 A JP 17614391A JP 17614391 A JP17614391 A JP 17614391A JP H04372619 A JPH04372619 A JP H04372619A
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JP
Japan
Prior art keywords
epoxy resin
bisphenol
type
manufactured
resin composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP17614391A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Takeda
直樹 武田
Yoshie Fujita
藤田 良枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Chemical Corp
Original Assignee
Toshiba Chemical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Chemical Corp filed Critical Toshiba Chemical Corp
Priority to JP17614391A priority Critical patent/JPH04372619A/ja
Publication of JPH04372619A publication Critical patent/JPH04372619A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵保管・冷凍保管が
必要な一液性エポキシ樹脂組成物に関し、ストックライ
フとポットライフに優れ、低温硬化性・フィラー充填性
などを改良するものである。
【0002】
【従来の技術】一液性エポキシ樹脂の低温硬化タイプは
、その保存安定性を確保するために冷蔵保管もしくは冷
凍保管が要求される。また作業性の点から低粘度樹脂が
要求される場合や、充填剤を配合する場合も、ベース樹
脂が低粘度であることが有利である。通常、一液性エポ
キシ樹脂ではベース樹脂の硬化物の特性バランスを考慮
してビスフェノール型エポキシ樹脂を用いるが、ビスフ
ェノール型エポキシ樹脂の、特にビスフェノールジグリ
シジルエーテルを主とする(いわゆるn=0 タイプ)
低粘度タイプのものは結晶化しやすく、また、潜在性硬
化剤を配合しているために、加熱して結晶を溶解するこ
とができない。また、不純物イオンの濃度を少なくした
高純度エポキシ樹脂も、n=0 タイプと同様に結晶化
する傾向にある。
【0003】また、一液性エポキシ樹脂組成物では、低
粘度化する目的で希釈剤を添加することが知られている
。しかし、希釈剤は潜在性の硬化剤を失活させ、保存中
に樹脂は増粘するという欠点がある。
【0004】したがって、低温硬化タイプの一液性エポ
キシ樹脂組成物は、冷蔵保管もしくは冷凍保管中の結晶
化・増粘など安定性に問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたもので、結晶化を防止して、低粘度で
ポットライフあるいはストックライフに優れ、低温硬化
にかかわる諸問題を解決する一液性エポキシ樹脂組成物
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成しようと鋭意研究を重ねた結果、エポキシ樹脂
として結晶化傾向のあるビスフェノールA型エポキシ樹
脂と結晶化傾向のあるビスフェノールF型エポキシ樹脂
とを併用することにより、極めて相乗的な結晶化防止作
用を有して上記目的を達成できることを見いだし、本発
明を完成したものである。
【0007】即ち、本発明は、(A)ビスフェノールA
型エポキシ樹脂、(B)ビスフェノールF型エポキシ樹
脂および (C)潜在性硬化剤 を必須成分とし、前記(A)のビスフェノールA型エポ
キシ樹脂と前記(B)のビスフェノールF型エポキシ樹
脂との重量比[(A)/(B)]が、85/15〜15
/85となるように配合してなることを特徴とする一液
性エポキシ樹脂組成物である。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明に用いる(A)ビスフェノールA型
エポキシ樹脂としては、低粘度タイプのものが望ましい
。具体的なものとしては、例えば、n=0 タイプのY
D−8125(東都化成社製、商品名)等、また、高純
度のものとしてはYL−980(油化シェルエポキシ社
製、商品名)等が挙げられ、これらは単独又は 2種以
上混合して使用することができる。
【0010】本発明に用いる(B)ビスフェノールF型
エポキシ樹脂としては、低粘度タイプのものが望ましい
。具体的なものとしては、例えば、n=0 タイプのY
DF−8170(東都化成社製、商品名)等、また、高
純度としてはYL−983U(油化シェルエポキシ社製
、商品名)等が挙げられ、これらは単独又は 2種以上
混合して使用することができる。
【0011】有効なビスフェノールA型エポキシ樹脂と
ビスフェノールF型エポキシ樹脂の組合せには、n=0
 A型タイプとn=0 F型タイプ、汎用A型タイプと
n=0 F型タイプ、n=0 A型タイプと汎用F型タ
イプ、高純度A型タイプと高純度F型タイプ等が挙げら
れる。
【0012】(A)のビスフェノールA型エポキシ樹脂
と(B)のビスフェノールF型エポキシ樹脂との配合割
合は、重量比で85/15〜15/85であることが望
ましい。 好ましくは80/20〜20/80である。この範囲を
外れると結晶化防止に効果がなく好ましくない。
【0013】本発明に用いる(C)潜在性硬化剤として
は、比較的低温で硬化させるもので、例えばHX−37
21、HX−3722、HX−3741、HX−374
2、HX−3612、HX−3613、HX−3921
HP、HX−3941HP、HX−3871、HX−3
891のノバキュアシリーズ(旭化成社製、商品名)、
PN−23、MY−24のアミキュアーシリーズ(味の
素社製、商品名)、CP−66、CP−77のオプトマ
ーシリーズ(旭電化社製、商品名)等が挙げられ、これ
らは単独又は 2種以上混合して使用することができる
【0014】本発明の一液性エポキシ樹脂組成物は、(
A)のビスフェノールA型エポキシ樹脂と(B)のビス
フェノールF型エポキシ樹脂と(C)の潜在性硬化剤を
必須の成分とするが、本発明の目的に反しない範囲にお
いて、また必要に応じて、無機、有機又は金属等の充填
剤、着色剤、消泡剤、レベリング剤、チクソ剤、イオン
キャッチャー等を添加配合することができる。
【0015】
【作用】本発明の一液性エポキシ樹脂組成物は、ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキ
シ樹脂および潜在性硬化剤を配合したことによって、−
20℃という冷凍保管をしても結晶化を防止でき、低温
硬化可能な、また低粘度の組成物を得ることができたも
のである。即ち、ビスフェノールA型エポキシ樹脂とビ
スフェノールF型エポキシ樹脂を併用させることによっ
て、結晶性がA型、F型それぞれの結晶性の加成則に従
うのではなく、相乗的に結晶化を防止することができる
【0016】また、希釈剤を添加したときのように、潜
在性硬化剤の働きが失活したり、樹脂保存中に増粘する
傾向がなく、低粘度で安定した一液性エポキシ樹脂組成
物を得ることができたものである。結晶化傾向のあるイ
オン性不純物の少ない高純度エポキシ樹脂組成物におい
てもこの考えを応用することができる。
【0017】
【実施例】次に本発明を実施例によって説明するが、本
発明はこれらの実施例によって限定されるものではない
。実施例において「部」とは特に説明のない限り「重量
部」を意味する。
【0018】実施例1 液状ビスフェノールA型エポキシ樹脂YD−8125(
東都化成社製、商品名)50部と、ビスフェノールF型
エポキシ樹脂YDF−8170(東都化成社製、商品名
)50部を均一に混合し、潜在性硬化剤CP−77(旭
電化社製、商品名)1部を加えて一液性エポキシ樹脂組
成物を製造した。
【0019】実施例2 高純度タイプビスフェノールA型エポキシ樹脂YL−9
80(油化シェルエポキシ社製、商品名)20部と、高
純度タイプビスフェノールF型エポキシ樹脂YL−98
3(油化シェルエポキシ社製、商品名)80部を均一に
混合し、潜在性硬化剤CP−77(旭電化社製、商品名
) 1部を加えて一液性エポキシ樹脂組成物を製造した
【0020】実施例3 高純度タイプビスフェノールA型エポキシ樹脂YL−9
80(油化シェルエポキシ社製、商品名)20部と、高
純度タイプビスフェノールF型エポキシ樹脂YL−98
3(油化シェルエポキシ社製、商品名)80部を均一に
混合し、潜在性硬化剤CP−77(旭電化社製、商品名
) 1部を加えて一液性エポキシ樹脂組成物を製造した
。この樹脂15部に、銀粉AGC−A(福田金属箔粉社
製、商品名)85部およびコロイダルシリカR−972
(日本アエロジル社製、商品名) 2.5部を均一に混
合して、一液性の導電性エポキシ樹脂組成物を製造した
【0021】実施例4 液状ビスフェノールA型エポキシ樹脂YD−8125(
東都化成社製、商品名)20部と、ビスフェノールF型
エポキシ樹脂YDF−8170(東都化成社製、商品名
)80部を均一に混合し、これにシランカップリング剤
A−187(日本ユニカー社製、商品名) 1部と、シ
リカ粉末(東芝セラミック社製、商品名) 100部を
均一に混合した。更に潜在性硬化剤HX−3721(旭
化成社製、商品名)30部を加えて一液性の絶縁性エポ
キシ樹脂組成物を製造した。
【0022】比較例1〜4 実施例1において、表1に示したようにビスフェノール
A型エポキシ樹脂とビフェノールF型エポキシ樹脂との
配合割合を変更した以外は、実施例1と同様にして一液
性エポキシ樹脂組成物を製造した。
【0023】実施例1〜4および比較例1〜4で製造し
た一液性エポキシ樹脂組成物について、結晶性、ライフ
、硬化物の外観を試験した。その結果を表1に示したが
、本発明は特に−20℃という冷凍保管においても結晶
化せず、効果を確認することができた。
【0024】
【表1】 *1 :東都化成社製、商品名、*2 :油化シェルエ
ポキシ社製、商品名、*3 :旭電化社製、商品名、*
4 :旭化成社製、商品名、*5 :−20℃で 7日
間経過後の状態を判定した、◎…全く結晶化しない、○
…若干結晶化するが室温に放置すると液体となる、△…
若干結晶化し室温に放置すると液体となるが長い時間を
要す、×…完全に結晶化する、*6 : 100℃×3
hr で硬化させた時の外観を目視で判定した、○…発
泡クラック等なし、*7 :25℃×8hr 後の初期
粘度の倍数、*8 :−20℃× 3ケ月後の初期粘度
の倍数。
【0025】
【発明の効果】以上の説明及び表1から明らかなように
、本発明の一液性エポキシ樹脂組成物は、冷蔵保管・冷
凍保管における結晶化を防止し、低粘度でポットライフ
あるいはストックライフに優れ、低温硬化可能なもので
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (A)ビスフェノールA型エポキシ樹
    脂、(B)ビスフェノールF型エポキシ樹脂および(C
    )潜在性硬化剤 を必須成分とし、前記(A)のビスフェノールA型エポ
    キシ樹脂と前記(B)のビスフェノールF型エポキシ樹
    脂との重量比[(A)/(B)]が、85/15〜15
    /85となるように配合してなる一液性エポキシ樹脂組
    成物。
JP17614391A 1991-06-20 1991-06-20 一液性エポキシ樹脂組成物 Pending JPH04372619A (ja)

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JP17614391A JPH04372619A (ja) 1991-06-20 1991-06-20 一液性エポキシ樹脂組成物

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JP17614391A Pending JPH04372619A (ja) 1991-06-20 1991-06-20 一液性エポキシ樹脂組成物

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994029363A1 (en) * 1993-06-08 1994-12-22 Nippon Steel Chemical Co., Ltd. Epoxy resin composition
US5834570A (en) * 1993-06-08 1998-11-10 Nippon Steel Chemical Co., Ltd. Epoxy resin composition
JP2014040770A (ja) * 2012-07-27 2014-03-06 Sanyo Chem Ind Ltd 鉄筋継ぎ手用グラウト材組成物
JP2015502413A (ja) * 2011-11-01 2015-01-22 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 液状エポキシ樹脂配合物

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