JPH01118564A - 一液性エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

一液性エポキシ樹脂組成物

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JPH01118564A
JPH01118564A JP27483787A JP27483787A JPH01118564A JP H01118564 A JPH01118564 A JP H01118564A JP 27483787 A JP27483787 A JP 27483787A JP 27483787 A JP27483787 A JP 27483787A JP H01118564 A JPH01118564 A JP H01118564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy resin
resin composition
metal salt
cationic metal
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP27483787A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoji Makino
牧野 喜代次
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Kyocera Chemical Corp
Original Assignee
Toshiba Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、透明かつ低粘度な、保存安定性、硬化性に優
れた一液性エポキシ樹脂組成物に関する。
(従来の技術) エポキシ樹脂は、電気絶縁材料の分野において、長年、
かつ広く使用されている。 ところでその多くは二液性
の組成、すなわち、エポキシ樹脂と硬化剤を別々に保管
し、必要に応じて混合使用するというもので、使用する
たび毎に混合しなければならない不便があり、混合後は
保存性に劣り(ポットライフが短い)、また透明性に欠
けるという欠点がある。 この欠点を解決するためにい
くつかの一液性エポキシ樹脂組成物が提案されている。
 例えば、BF、アミン錯体、ジシアンジアミド、有a
酸ヒドラジッド、イミダゾール化合物のような潜在性の
硬化剤をエポキシ樹脂に配合したものがあるが、これら
は保存安定性に優れるものの、硬化させるために高温を
必要とする欠点がある。 また、比較的低温で硬化する
ものは、保存安定性が悪く、実用上満足し得るものとは
言えない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記の欠点を解消するためになされたもので
、透明、かつ低粘度であり、保存安定性、硬化性に優れ
たー液性エポキシ樹脂組成物を提供しようとするもので
ある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明者は、上記の目的を達成しようと鋭意検討を重ね
た結果、所定量の特定カチオン系金属塩を配合すること
によって上記目的を達成できることを見いだし、本発明
を完成したものである。
すなわち、本発明は、 (A)常温で液状のエポキシ樹脂、(B)カチオン系金
属塩を必須成分とし、前記(A)エポキシ樹脂100重
量部に対し前記(B)カチオン系金属塩を0.5〜3重
量部配合することを特徴とする一液性エポキシ樹脂組成
物である。
本発明に用いる(A)常温で液状のエポキシ樹脂として
は1分子中にエポキシ基を2個以上有するエポキシ化合
物であれば特に制限はなく広く使用することができる。
 このような化合物としては例えばビスフェノールAの
グリシジルエーテル型、ポリアルキレンオキサイドのグ
リシジルエーテル型、フェノールノボラックのグリシジ
ルエーテル型、ビスフェノールFのグリシジルエーテル
型、ポリブタジェンを過酢酸でエポキシ化した脂環型エ
ポキシ樹脂等が挙げられ、これらは単独もしくは2種以
上の混合系として使用することができる。 この他にエ
ポキシ樹脂の粘度を下げるためにモノエポキシ化合物を
併用することもできる。
特に常温含浸作業を考慮したとき粘度が重要なファクタ
ーとなるのでビスフェノールF型、脂環式モノエポキシ
化合物の併用が好ましい。
本発明に用いる(B)カチオン系金属塩は、p−メトキ
シベンゼンジアゾニウムへキサ70オロフオスフエート
、ジフェニルイオドニウムへキサフロオロフォスフェー
ト、トリフェニルスルフオニウムへキサ70オロ7オス
フエート等のオニウム塩であり、具体的なものとして、
例えばオプトン66(旭電化社製、商品名)が挙げられ
、これらは単独もしくは2種以上の混合系として使用す
ることができる。 カチオン系金属塩はエポキシ樹脂の
硬化剤として使用するもので、その配合割合は、(A)
エポキシ樹脂100重量部に対して0.5〜3. Oj
l量部創部配合ことが望ましい、 配合量が0.5重量
部未満であると硬化物の特性が悪くなり、また3重量部
を超えると保存性が悪くなり、かつ不経済となり好まし
くない、 従って前記範囲に限定される。
本発明の一液性エポキシ樹脂樹脂組成物は前述した(A
)常温で液状のエポキシ樹脂、(B)カチオン系金属塩
を必須成分とするが本発明の目的を損なわない限度にお
いて、他の成分を添加配合することもできる。 この組
成物は、前述の各成分を配合し容易に製造することがで
きる。
(作用) カチオン系金属塩は、室温では全くエポキシ樹脂を硬化
させないが加熱や光によってカチオン系金属塩が解離し
、硬化させる。 従ってこの性質を利用して、保存安定
性と硬化性に優れたものを得ることができる。
(実施例) 次に本発明を実施例によって説明する。 以下の実施例
および比較例において1部」とは「重量部」を意味する
実施例 1 脂環式エポキシ樹脂ERL−4221(ユニオンカーバ
イド社製、商品名) 30部、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂XPY−306(チバガイギー社製、商品名)
 70部をよく混合し、オブトン66(旭電化社製、カ
チオン系金属塩、商品名)1部を添加配合し、良く攪拌
混合して一液性エポキシ樹脂組成物を製造した。 得ら
れたー液性エポキシ樹脂組成物について粘度、ゲルタイ
ム、硬化性、保存安定性について試験を行ったのでその
結果を第1表に示した。 本発明の一液性エポキシ樹脂
組成物は透明、かつ低粘度で、硬化性、保存安定性に優
れており、本発明の顕著な効果が確認された。
実施例 2 脂環式エポキシ樹脂セロキサイド2021 (ダイセル
化学社製、商品名)30部、ビスフェノールF型エポキ
シ樹脂XPY−306(前出)70部をよく混合し、オ
プトン66(前出) 1部を添加配合し、良く混合撹拌
して一液性エポキシ樹脂組成物を製造した。 得られた
樹脂組成物について実施例1と同様な試験を行ったので
、その結果を第1表に示した。 実施例1と同様本発明
の顕著な効果が確認された。
実施例 3 ビスフェノールA型エポキシ樹脂エピコート828(油
化シェル社製、商品名)50部と脂環式エポキシ樹脂E
RL−4221(前出)30部とブチルグリシジルエー
テル(版本薬品社製)10部にオプトン66(前出) 
2部を添加配合して良く撹拌混合して、−液性エポキシ
樹脂組成物を製造した。 得られた樹脂組成物について
実施例1と同様な試験を行ったので、その結果を第1表
に示した。 実施例1と同様本発明の顕著な効果が確認
された。
比較例 1 実施例1において、オプトン66の1部の代わりに酸無
水物  部を配合した以外は同一にしてエポキシ樹脂組
成物を製造した。 また、実施例1と同様な試験を行っ
たのでその結果を第1表に示した。
比較例 2 実施例3において、オプトン66の2部の代わりにジシ
アンジアミド2部を配合した以外はすべて実施例3と同
一にして一液性エポキシ樹脂組成物を製造した。 また
、実施例3と同様な試験を行ったので、その結果を第1
表に示したが、安定性の試験中に沈降がみられた。
第1表 (単位) 第1表(ゲき) (単位) *1 :ユニオンカーバイド社製、脂環式エポキシ樹脂
、商品名 *2:チバガイギー社製、ビスフェノールF型エポキシ
樹脂、商品名 *3:ダイセル化学社製、脂環式エポキシ樹脂、商品名 *4:油化シェル社製、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、商品名 *5:旭電化社製、カチオン系金属塩、商品名*6:6
部ゼオン社製、酸無水物、商品名[発明の効果] 以上の説明および第1表から明らかなように、本発明の
一液性エポキシ樹脂組成物は、透明で、かつ低粘度で含
浸性が良く、また長期間の保存安定性および硬化性に優
れたもので電気機器の含浸材料として好適なものである

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1(A)常温で液状のエポキシ樹脂、(B)カチオン系
    金属塩を必須成分とし、前記(A)エポキシ樹脂100
    重量部に対し前記(B)カチオン系金属塩を0.5〜3
    重量部配合することを特徴とする一液性エポキシ樹脂組
    成物。
JP27483787A 1987-10-30 1987-10-30 一液性エポキシ樹脂組成物 Pending JPH01118564A (ja)

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