JPH0437191B2 - - Google Patents

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JPH0437191B2
JPH0437191B2 JP59148850A JP14885084A JPH0437191B2 JP H0437191 B2 JPH0437191 B2 JP H0437191B2 JP 59148850 A JP59148850 A JP 59148850A JP 14885084 A JP14885084 A JP 14885084A JP H0437191 B2 JPH0437191 B2 JP H0437191B2
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
transfer paper
image
printing
softening point
Prior art date
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Application number
JP59148850A
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English (en)
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JPS6128087A (ja
Inventor
Harumi Hoshino
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ERUZA KK
Original Assignee
ERUZA KK
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Publication date
Application filed by ERUZA KK filed Critical ERUZA KK
Priority to JP59148850A priority Critical patent/JPS6128087A/ja
Publication of JPS6128087A publication Critical patent/JPS6128087A/ja
Publication of JPH0437191B2 publication Critical patent/JPH0437191B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は布地等の被印刷体に文字や絵等を
プリントする方法および用具に関する。
(従来の技術) 従来小ロツトのTシヤツ等に文字や絵をプリ
ントする方法として、熱可塑性樹脂をコーテイ
ングした転写シール(転写紙)上に文字や絵を
書き、これをアイロン等により布地上に熱プレ
スして転写する方法があつた。
(発明が解決しようとする問題点) しかし上記方法によると文字や絵が逆になつ
てしまうため、予め文字や絵を逆に書かねばな
らないので煩わしく、また文字や絵等を構成す
る顔料層は表面側は溶融した樹脂により被覆さ
れるが、裏面側は布地に直接接触するため樹脂
による被覆が不充分で、染色堅牢度の劣るもの
しか得られず、広く利用されるに至つていな
い。また上記の文字や絵をスクリン印刷や凸版
印刷等により上記熱可塑性樹脂層上に逆版で印
刷してもよいが、この場合は印刷版の費用がか
さむうえ日数を要し、1〜1000枚程度の小ロツ
トの被印刷体のプリントには適さないものであ
る。
この発明は上記従来の欠点を解決するもの
で、小ロツトの被印刷体に迅速容易に文字や絵
等をプリントできるプリント方法および用具を
提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) しかしてこの発明のプリント方法は、熱可塑
性樹脂から成る第1樹脂をコーテイングした第
1転写紙上に画像を書き、上記第1樹脂より軟
化点の高い熱可塑性樹脂から成る第2樹脂をコ
ーテイングした第2転写紙上に上記第1転写紙
の画像面を向けて重ね合わせ熱プレスして上記
画像を上記第2転写紙上に転写し、次いで上記
第2転写紙の画像面を被印刷体に向けて重ね合
わせ熱プレスして上記画像を上記被印刷体に転
写することを特徴とするプリント方法であり、
またこの発明のプリント用具は、基材面に熱可
塑性樹脂から成る第1樹脂層を設けた第1転写
紙と、基材面に上記第1樹脂より軟化点の高い
熱可塑性樹脂から成る第2樹脂層を設けた第2
転写紙との組合せから成るプリント用具であ
る。
この発明に用いる熱可塑性樹脂としては、ポ
リ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレ
ン、ポリメタクリレート、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、酢酸ビニル−エチレン共重合体、
ポリアミド等を用いることができる。
この発明の第1樹脂と第2樹脂の軟化点の調
節は、上記熱可塑性樹脂中、軟化点の異なる異
種の樹脂を選択するか、同種の樹脂において可
塑剤の添加量をかえることによりおこなう。
この発明において画像とは、絵、写真、文
字、記号等、各種の形態のものを含むものとす
る。
またこの発明において画像を書くとは、手書
きによるほか乾式複写機を用いて原画を第1転
写紙に複写する方法も含むものとする。この複
写によると写真のように細かい表現の画像も容
易に得られるとともに、同一画像を多量に得る
ことができるので、作業服の社名入れ等比較的
数量の多い被印刷体のプリントに特に適してい
る。
この発明において画像を手書きで書くには、
濃い鉛筆、軟らかい色鉛筆、クレヨン、油性の
フエルトペンなどの各種の筆記具を用いること
ができる。また前記の複写による場合は、複写
した画像に上記筆記具により彩色を施してもよ
い。
またこの発明における被印刷体としては、T
シヤツ、エプロン、カーテン、タオルその他の
布製品のほか、バツク等の革製品や紙製品など
各種素材のものを用いることができる。
この発明の第1転写紙および第2転写紙の基
材としては、使用する熱可塑性樹脂よりも耐熱
性のすぐれたシート状のものであればよく、た
とえば紙、不織布、金属箔、使用する熱可塑性
樹脂よりも高い軟化点を有する熱可塑性樹脂フ
イルム等を用いることができる。
上記基材の面上に熱可塑性樹脂の樹脂層を設
けるには、コーテイングによる。なおこの発明
におけるコーテイングには、カレンダー加工、
スプレー、スプレツド、浸せきなどの操作のほ
か、貼り合せにより基材の表面を樹脂皮膜で被
覆する操作も含むものとする。
また基材面の樹脂層の間には、シリコンオイ
ル、パラフイン、ロウ、ポリ弗化ビニル、ポリ
弗化ビニリデン等の離型剤層を介在させると、
熱プレス時に樹脂が基材面から円滑に剥離する
ので好ましいが、基材自体が離型性を有するも
のであれば離型剤を特に用いなくてもよい。
(作用) この発明においては、第1転写紙上の画像は
熱プレスにより軟化した第1樹脂と共に第2転
写紙上に転写されて、第2転写紙上には逆版の
画像が形成され、この第2転写紙の熱プレスに
より画像は軟化した第1樹脂および第2樹脂と
共に被印刷体上に正像として転写される。
(実施例) 以下第1図および第2図によりこの発明の一
実施例を説明する。
第1図に示すように第1転写紙1は、基材で
ある紙2の一面にシリコン系樹脂から成る離型
剤3を塗布し、その上に軟化点45℃のポリ塩化
ビニルから成る透明な第1樹脂4を塗布した構
成を有する。第2転写紙5も同様な構成を有す
るが、第1樹脂4のかわりに軟化点90℃のポリ
塩化ビニルから成る透明な第2樹脂6を用い
る。第1樹脂4および第2樹脂6の軟化点は、
可塑剤の添加量により調節してある。
上記のプリント用具を用いて、被印刷体であ
るTシヤツ7にプリントするには、先ず第2図
aに示すように第1転写紙1の第1樹脂4の塗
布面上に色鉛筆、クレヨンなどの筆記具により
画像(絵)8を書く。次に第2図bに示すよう
にこの第1転写紙1の上に第2樹脂6の塗布面
を下側にした第2転写紙5を重ね、アイロン台
等の上で低温目盛にセツトしたアイロンにより
約50〜80℃の温度で約10秒間プレスする。放冷
後第1転写紙1から第2転写紙5の紙2をはが
せば、画像8は第1樹脂4と共に第2図cに示
すように逆版として第2転写紙5に移る。この
第2転写紙5を、画像8付近以外の不要部分を
切取後、第2図dに示すようにアイロン台等の
上に置いたTシヤツ7上に画像8を下側にして
重ね、高温目盛にセツトしたアイロンにより約
150〜200℃の温度で5秒間ほど強く押えたの
ち、すぐ第2転写紙5の紙2をはがす。画像8
は第1樹脂4と第2樹脂6によりサンドイツチ
された形でTシヤツ7上に転写され、放冷すれ
ばプリントは完了する。
この発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、たとえば各熱プレス時の温度および時間
は第1樹脂4および第2樹脂6の種類、性状、
層厚などによつて上記以外の値としてもよい。
(発明の効果) 以上説明したようにこの発明によれば、小ロ
ツトの被印刷体に迅速容易にかつ経済的に文字
や絵等をプリントでき、またプリントされた画
像は第1樹脂と第2樹脂により両面を保護され
るのですぐれた染色堅牢度のものが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す転写紙の
拡大断面図、第2図a〜dは同じく工程説明図
である。 1…第1転写紙、2…紙(基材)、3…離型
剤、4…第1樹脂、5…第2転写紙、6…第2
樹脂、7…Tシヤツ(被印刷体)、8…画像。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性樹脂から成る第1樹脂をコーテイ
    ングした第1転写紙上に画像を書き、上記第1
    樹脂より軟化点の高い熱可塑性樹脂から成る第
    2樹脂をコーテイングした第2転写紙上に上記
    第1転写紙の画像面を向けて重ね合わせ熱プレ
    スして上記画像を上記第2転写紙上に転写し、
    次いで上記第2転写紙の画像面を被印刷体に向
    けて重ね合わせ熱プレスして上記画像を上記被
    印刷体に転写することを特徴とするプリント方
    法。 2 第2転写紙上に第1転写紙の画像面を向け
    て重ね合わせ熱プレスする際には第1樹脂の軟
    化点以上で第2樹脂の軟化点以下の温度に加熱
    し、第2転写紙の画像面を被印刷体に向けて重
    ね合わせ熱プレスする際には第2樹脂の軟化点
    以上の温度に加熱する特許請求の範囲第1項記
    載のプリント方法。 3 基材面に熱可塑性樹脂から成る第1樹脂層
    を設けた第1転写紙と、基材面に上記第1樹脂
    より軟化点の高い熱可塑性樹脂から成る第2樹
    脂層を設けた第2転写紙との組合せから成るプ
    リント用具。 4 第1転写紙の基材面と第1樹脂層との間お
    よび/または第2転写紙の基材面と第2樹脂層
    との間に離型剤層が介在している特許請求の範
    囲第3項記載のプリント用具。
JP59148850A 1984-07-18 1984-07-18 プリント方法および用具 Granted JPS6128087A (ja)

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JP59148850A JPS6128087A (ja) 1984-07-18 1984-07-18 プリント方法および用具

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JP59148850A JPS6128087A (ja) 1984-07-18 1984-07-18 プリント方法および用具

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JPS6128087A JPS6128087A (ja) 1986-02-07
JPH0437191B2 true JPH0437191B2 (ja) 1992-06-18

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ID=15462131

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JP59148850A Granted JPS6128087A (ja) 1984-07-18 1984-07-18 プリント方法および用具

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JP (1) JPS6128087A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11365513B2 (en) 2016-07-27 2022-06-21 Soletanche Freyssinet Dual-sheath structural cable

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11365513B2 (en) 2016-07-27 2022-06-21 Soletanche Freyssinet Dual-sheath structural cable

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JPS6128087A (ja) 1986-02-07

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