JPH04350877A - 電子写真製版装置 - Google Patents

電子写真製版装置

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JPH04350877A
JPH04350877A JP12576791A JP12576791A JPH04350877A JP H04350877 A JPH04350877 A JP H04350877A JP 12576791 A JP12576791 A JP 12576791A JP 12576791 A JP12576791 A JP 12576791A JP H04350877 A JPH04350877 A JP H04350877A
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毅 松宮
Yoshimitsu Sato
佐藤 吉光
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】刷版を液体現像剤で現像して、定
着、溶出処理を行う電子写真製版装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイレクト製版装置として電子写
真刷版を液体現像剤で現像し、定着、溶出処理する電子
写真製版装置がある。
【0003】この電子写真製版装置で使用される液体現
像剤は、一般的に分散性、極性制御性、定着性等の特性
を付与する樹脂を吸着させたトナーの粒子をキヤリア液
に分散させたものである。電子写真刷版は帯電器によっ
て帯電された後、レーザービームによって走査露光され
る。現像工程では、トナーの粒子が電子写真刷版の画像
部分に付着して静電潜像が顕像化される。現像の終了し
た電子写真刷版は、その後、余剰な液体現像剤を除去す
るためにスクイズ部へ搬送される。余剰な液体現像剤を
除去する方法として、電子写真刷版の表面に高速のエア
ー(例えば、電子写真刷版の搬送速度を50mm/se
c程度とした場合には、風速20m/sec程度のエア
ーが必要)を吹き付ける方法やゴムロール対で挟持搬送
する方法が知られている。
【0004】ところが、高速のエアーを吹き付ける方法
では、風圧によって画像部分に付着したトナーが流れ出
したり、ベタ部分のトナー付着量が不均一になる等の画
像不良が発生する場合がある。また、送風源には大型の
ブロアーが必要となり、装置が大型化すると共に大きな
騒音や振動が発生する。
【0005】また、ゴムロール対で挟持搬送する方法で
は、図8に示すように、電子写真刷版200の側端部2
00Aとゴムロール対202との間に略三角形状の隙間
204が形成されるため、現像部側の液体現像剤がこの
隙間204からゴムロール対202の下流側に滲み出て
、ゴムロール対202を通過後の電子写真刷版200は
側端部200Aに液体現像剤204が付着し、この側端
部200Aに残留した液体現像剤が電子写真刷版の平面
部分へ向かって染み出る。このため、図9に示すように
、ゴムロール対202を通過後の電子写真刷版200の
平面部には、側端部200A近傍に液体現像剤206の
厚膜状となった帯208が形成される。この帯208の
部分は、乾燥に時間がかかるため、トナー粒子が画像部
分から流れ出したり、ベタ部分のトナー付着量が不均一
になる等の画像不良が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ダイレクト刷版の画像部分に付着したトナーを現
像終了後に乱すことがない電子写真製版装置を得ること
が目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電子写真製版装
置は、液体現像剤で現像されたダイレクト刷版が、絞り
ローラー対を通過した後、定着、溶出処理される電子写
真製版装置であって、前記絞りローラー対の下流側に配
置され前記ダイレクト刷版の画像形成側の面に向かって
送風する送風手段と、前記送風手段の下流側に配置され
前記ダイレクト刷版に向かって温風を送風する乾燥手段
と、を設けたことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明の電子写真製版装置では、液体現像剤で
現像されたダイレクト刷版は絞りローラー対を通過する
ことによって平面部分の水滴状に付着した液体現像剤が
絞り取られる。絞りローラー対を通過したダイレクト刷
版には側端部に液体現像剤が付着しているが、側端部の
液体現像剤は送風手段から送風されるエアーを受け、画
像形成側の面に滲みでることが阻止される。このため、
ダイレクト刷版の画像形成側の面には液体現像剤が厚膜
状になることがなく、乾燥手段で温風を受けることによ
って短時間でしかも均一に乾燥される。このため、ダイ
レクト刷版の画像形成側の面の液体現像剤の乾燥が部分
的に遅れてトナーの付着した画像が流れることがない。 その後、乾燥されたダイレクト刷版は定着部において定
着処理がなわれ、溶出処理部において溶出処理が行われ
る。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図1乃至図7にしたが
って説明する。
【0010】図4に示すように、本実施例で用いられる
ダイレクト刷版14は薄肉板状の電子写真刷版であり、
導電性支持体28の片面に光導電性感光層30が形成さ
れて画像形成面とされている。導電性支持体28は、ア
ルミニウム材で形成されており、厚さは約0.3mmと
されている。また、導電性支持体28は光導電性感光層
30との境界面に親水化処理がなされている。なお、光
導電性感光層30としては、例えば、有機光導電性感光
体が使用される。
【0011】図5に示すように、本発明の適用された電
子写真製版装置10には、上流側に給版部12が設けら
れている。
【0012】この給版部12はコンベア装置(図示せず
)を備えており、未露光の版材14を図5矢印A方向へ
搬送する。なお、この電子写真製版装置10では、ダイ
レクト刷版14は長手が搬送方向(図5矢印A方向)に
沿った方向に配置され、光導電性感光層30が上側に向
けられて処理がなされる。
【0013】図6に示すように、描画部16にはダイレ
クト刷版14を載置する搬送台32が備えられており、
この搬送台32は図示しない搬送手段によって図6矢印
A方向及び矢印A方向とは反対方向へ移動できる。描画
部16は、搬送台32の上側にダイレクト刷版14の光
導電性感光層30をプラスに帯電させる帯電器34を備
えており、この帯電器34の図6矢印A方向側には露光
部36が配置されている。露光部36には半導体レーザ
(図示せず)が備えられており、この半導体レーザは帯
電後の光導電性感光層30のうち画像部へレーザビーム
を照射し、画像を走査露光する。また、描画部16には
、露光後のダイレクト刷版14を図6矢印A方向へ排版
する図示しない挟持爪が備えられている。
【0014】図5に示すように、描画部16の図5矢印
A方向側には、現像定着処理部18が設けられている。 この現像定着処理部18には、現像部38、スクイズ乾
燥部42、定着部44が順に配設されており、内部には
ダイレクト刷版14を搬送するローラー等で構成される
搬送装置(図示せず)が備えられている。
【0015】図1に示すように、現像部38には中空の
角柱状に形成された枠体120が備えられており、ダイ
レクト刷版14が内部を挿通するようになっている。ま
た、この枠体120は下流側が下方に傾斜された状態で
配置されている。この枠体120は全体が樹脂等の絶縁
材料で形成されており、内部上面には金属板で形成され
た現像電極122が設けられている。枠体120の上流
側及び下流側の開口部近傍には、ダイレクト刷版14の
下面(導電性支持体28)に接触する接地端子124が
設けられている。これら現像電極122及び接地端子1
24には、図示しない電源が接続されており、ダイレク
ト刷版14へバイアス電圧を印加するようになっている
。さらに、枠体120の上流側には、送液ノズル126
が配置されており、液体現像剤が送液ノズル126を介
して枠体120内へ供給される。ここで使用される液体
現像剤は一般に分散性、極性制御性、定着性等の特性を
付与する樹脂を吸着させたトナーの粒子をキヤリア液に
分散させたものである。なお、本実施例の電子写真製版
装置10では現像部38におけるダイレクト刷版14の
現像は反転現像で行われ、プラスに帯電されたダイレク
ト刷版14をプラスの電荷を有するトナーで現像する。 また、ダイレクト刷版14のトナーの付着した部位は親
油性となり、油性のインキが付着するようになっている
【0016】現像部38よりもダイレクト刷版14の搬
送方向下流側(図1矢印A方向側)にはスクイズ乾燥部
42が配置されており、このスクイズ乾燥部42の上流
側には絞りローラー対130が配設されている。図2に
示すように、この絞りローラー対130の長さ寸法(図
2寸法W3)は、ダイレクト刷版14の幅寸法(図2寸
法W1)よりも大きくされており、本実施例では、ダイ
レクト刷版14の幅寸法よりも片側で30mm大きくさ
れている。この絞りローラー対130は外周表面がゴム
等の弾性体で形成されており、ダイレクト刷版14を厚
さ方向から挟持して回転することにより、ダイレクト刷
版14の平面部分に付着した余剰な液体現像剤を絞り取
る。また、絞りローラー対130のうちダイレクト刷版
14の画像形成面側に当接する一方には外周にクリーニ
ングパット132が押圧されており、外周表面をクリー
ニングする役目を有している。
【0017】図1に示すように、絞りローラー対130
よりもダイレクト刷版14の搬送方向下流側(図1矢印
A方向側)には、ダイレクト刷版14の上方にエアーナ
イフ134が配置されている。このエアーナイフ134
にはブロワ136及びスリット状の吹出口138が備え
られている。図2に示すように、この吹出口138のダ
イレクト刷版14の幅方向に沿った方向の長さ寸法(図
2寸法W2)は、ダイレクト刷版14の幅寸法(図2寸
法W1)よりも大きくされている。
【0018】図3に示すように、吹出口138のスリッ
トの幅(図3寸法S)は、本実施例では1〜2mmの範
囲にされている。吹出口138の先端は絞りローラー対
130の上側の絞りローラーの外周から10mm以内で
かつダイレクト刷版14の表面から10mm以内の領域
に配置されており、エアーの吹き出し方向(図3矢印B
方向)は、ローラー対側へ向かってダイレクト刷版14
に対し15°から75°の範囲とされている。また、本
実施例では、ダイレクト刷版14の搬送速度が50mm
/secのときに、エアーの風速が吹出口138の先端
において例えば約15m/secとされている。
【0019】図1及び図2に示すように、エアーナイフ
134よりもダイレクト刷版14の搬送方向下流側(図
1及び図2矢印A方向側)には、上方に、ダイレクト刷
版14の側端部14A近傍に向けてエアーを送風するフ
ァン176が配置されている。
【0020】図1に示すように、ファン176よりもダ
イレクト刷版14の搬送方向下流側(図1矢印A方向側
)には、ダイレクト刷版14の上方に温風乾燥装置17
0が配設されている。温風乾燥装置170には、可視光
を発しない一対のヒーター172が設けられており、こ
のヒーター172の上方にはダイレクト刷版14側へ向
けてエアーを送風するクロスフローファン174が配置
されている。このクロスフローファン174からのエア
ーの風速は、本実施例では、例えば約10m/secと
されている。
【0021】なお、エアーナイフ134と温風乾燥装置
170との間は乾燥ゾーンとされ、ダイレクト刷版14
の搬送方向の寸法(図1寸法L)は本実施例では、例え
ば約200mmとされている。
【0022】図5に示すように、スクイズ乾燥部42よ
りもダイレクト刷版14の搬送方向下流側(図5矢印A
方向側)には、定着部44が配置されている。定着部4
4は、複数の加熱用ランプ(図示せず)を備えており、
この加熱用ランプの熱によってダイレクト刷版14に付
着したトナーの粒子を溶融して定着させる。
【0023】定着部44よりもダイレクト刷版14の搬
送方向下流側(図5矢印A方向側)には、溶出処理部2
2が配置されている。図7に示すように、溶出処理部2
2はダイレクト刷版14にアルカリ溶液を付与してダイ
レクト刷版14の非画像部(即ちトナー像が形成された
部分以外の非画像部分)の光導電性感光体層30を溶出
する溶出部48、ダイレクト刷版14に付着した余剰な
アルカリ溶液を除去するスクイズ部50、スクイズされ
たダイレクト刷版14を水洗してアルカリ溶液を除去す
る水洗部52、水洗されたダイレクト刷版14にガム液
を塗布するガム液塗布部54、ガム液が塗布されたダイ
レクト刷版14を乾燥させる乾燥部114とダイレクト
刷版14を挟持して搬送する複数の搬送ローラ56、5
8、60、62、64、66を備えている。
【0024】搬送ローラ56は溶出処理部22の上流側
(図7矢印A方向側とは反対方向側)に配置されており
、この搬送ローラ56よりもダイレクト刷版14の搬送
方向下流側(図7矢印A方向側)に溶出部48が配置さ
れている。溶出部48には、溶出槽68が備えられてお
り、この溶出槽68に搬送ローラ58、60及び複数個
のガイドローラ88が設けられている。ダイレクト刷版
14はこれらの搬送ローラ58、60及びガイドローラ
88に搬送されて溶出槽68内のアルカリ溶液に浸漬さ
れる。溶出槽68には循環ポンプ84が接続されており
、槽内のアルカリ溶液を吸入してノズル86からアルカ
リ溶液をダイレクト刷版14へ噴き付ける。
【0025】また、溶出槽68内のダイレクト刷版14
の光導電性感光層30に対応した位置にはローラ状のブ
ラシ90が配置されている。ブラシ90は図示しないモ
ータ等の回転駆動手段に接続されており、この回転駆動
手段がブラシ90を回転させる。溶出槽68の下端部に
は排水パイプ82が接続されており、槽内の劣化したア
ルカリ溶液をこの排水パイプ82を介して槽外へ排出で
きる。
【0026】溶出槽68よりもダイレクト刷版14の搬
送方向下流側(図7矢印A方向側)には、スクイズ部5
0が配置されており、このスクイズ部50に搬送ローラ
62が配置されている。スクイズ部50には受け部94
が備えられており、ダイレクト刷版14は搬送ローラ6
2によって挟持されて表面に付着したアルカリ溶液が除
去される。搬送ローラ62の受け部94側にはローラ9
6が搬送ローラ62に密着して配置されており、搬送ロ
ーラ62によって除去されたアルカリ溶液がローラ96
を介して受け部94に落下する。また、受け部94には
、除去されたアルカリ溶液を溶出槽68へ戻すためのポ
ンプ98が連結されている。
【0027】溶出部48よりもダイレクト刷版14の搬
送方向下流側(図7矢印A方向側)には、水洗部52が
配置されており、この水洗部52に搬送ローラ64が配
置されている。水洗部52には、ローラ状のブラシ10
0及び受水槽102が設けられている。受水槽102に
は洗浄水が溜められており、この洗浄水はポンプ104
によって吸い上げられノズル106からダイレクト刷版
14へ噴き付けられる。ブラシ100はダイレクト刷版
14の光導電性感光層30に対応した位置に配置されて
おり、ダイレクト刷版14の光導電性感光層30を洗浄
できる。
【0028】水洗部52よりもダイレクト刷版14の搬
送方向下流側(図7矢印A方向側)には、ガム液塗布部
54が配置されている。このガム液塗布部54には、ガ
ム液槽110が備えられており、ガム液槽110にガム
液が溜められている。ガム液槽110内のガム液はポン
プ112によって吸い上げられノズル113からダイレ
クト刷版14へ噴き付けられる。
【0029】ガム液塗布部54よりもダイレクト刷版1
4の搬送方向下流側(図7矢印A方向側)には、乾燥部
114が配置されている。乾燥部114には、ドライヤ
116が備えられており、このドライヤ116によって
、ガム処理後のダイレクト刷版14を乾燥する。
【0030】図5に示すように、溶出処理部22よりも
ダイレクト刷版14の搬送方向下流側(図5矢印A方向
側)には、待機部118が配置されており、溶出処理後
のダイレクト刷版14がこの待機部118に搬送される
。待機部118には図示されないコンベア装置が備えら
れており、このコンベア装置はダイレクト刷版14を図
5矢印A方向へ搬送する。
【0031】待機部118よりもダイレクト刷版14の
搬送方向下流側(図5矢印A方向側)には、パンチヤー
部24が配置されている。このパンチヤー部24には、
ダイレクト刷版14に版掛け時の位置決め用の切欠を形
成するポンチ(図示せず)が備えられている。
【0032】パンチヤー部24よりもダイレクト刷版1
4の搬送方向下流側(図5矢印A方向側)には、版曲部
26が配置されている。この版曲部26にはダイレクト
刷版14の長手方向両端部を所定寸法折り曲げる図示し
ない折り曲げ装置が備えられている。
【0033】以下に本実施例の作用を説明する。図5に
示すように、未露光のダイレクト刷版14は光導電性感
光層30を上に向けて長手が搬送方向に沿って配置され
、給版部12の図示しないコンベア装置によって描画部
16へ搬送される。図6に示すように、描画部16では
、ダイレクト刷版14が載置された搬送台32が図示し
ない駆動装置によって図6矢印A方向へ移動される。 この移動時に、搬送台32上のダイレクト刷版14は帯
電器34によって光導電性感光層30がプラスに帯電さ
れる。ダイレクト刷版14が露光部36の直下へ搬送さ
れると、図示しない半導体レーザより発せられる原稿画
像に対応したレーザビームが光導電性感光層30の表面
へ照射される。これによって、レーザビームが入射され
た入射部分は導電性になり、光導電性感光層30の入射
部位の表面から正の電荷が移動して、画像情報に相当す
る静電潜像が形成される。
【0034】静電潜像が形成されたダイレクト刷版14
は、図示しない挟持爪で端部が挟持され、現像定着処理
部18へ搬出される。
【0035】現像部38では、枠体120内部が送液ノ
ズル126から供給された液体現像剤で満たされており
、ダイレクト刷版14が枠体120内に搬送され液体現
像剤に浸漬されると、液体現像中の正に帯電されたトナ
ー粒子が、光導電性感光層14の露光された部位に付着
する。このトナー粒子が付着した部位は親油性となる。
【0036】ダイレクト刷版14がスクイズ乾燥部42
に至ると、ダイレクト刷版14は絞りローラー対130
によって平面部の余剰な液体現像剤が絞り取られる。絞
りローラー対130を通過後のダイレクト刷版14には
側端部14Aに液体現像剤が付着しているが、エアーナ
イフ134から送風されたエアーがダイレクト刷版14
に当たったのち側部14方向へ向かって流れることによ
り、側端部14Aに付着した液体現像剤が光導電性感光
層14側へ滲みでることが阻止される。さらにダイレク
ト刷版14が搬送されると、両側端部14A近傍がファ
ン176からの送風を受け、次いで温風乾燥装置170
によって全体に温風が吹き付けられてダイレクト刷版1
4は短時間で乾燥される。このようにダイレクト刷版1
4は、乾燥直前に光導電性感光層14に液体現像剤が厚
膜状になることがなく、搬送方向に沿って均一に乾燥が
行われ、乾燥遅れによるトナー画像の乱れが発生しない
。また、本実施例の電子写真製版装置10では、ローラ
ー対130によって平面部の余剰な液体現像剤を絞り取
った後に、側端部に付着した液体現像剤の光導電性感光
層14側への滲みを阻止するのみのエアーを吹き付ける
だけでよく、液体現像剤をエアーナイフのみでスクイズ
する方法に比較して、エアーナイフ134の風速を低く
することができ、ブロアー136を小型にして騒音及び
振動の発生を少なくすることができる。さらに、温風乾
燥装置170によって温風が吹き付けられるために、エ
アーナイフのみ又はローラー対のみによるスクイズの方
法に比較してダイレクト刷版14を早く乾燥させること
ができ、電子写真製版装置10の搬送方向の長さを短く
することもできる。なお、エアーナイフ134の吹出口
138の先端を絞りローラー対130の上側の絞りロー
ラーの外周から10mm以内でかつダイレクト刷版14
から10mm以内の領域に配置し、エアーの吹き出し角
度をローラー対側へ向かってダイレクト刷版14に対し
15°から75°の範囲とした時に最も効率良くダイレ
クト刷版14の側端部14Aの液体現像剤へエアーを送
風して光導電性感光層14側への滲み出しを阻止するこ
とが実験により確かめられた。
【0037】このようにして乾燥されたダイレクト刷版
14は定着部44へ搬送される。この定着部44では、
ダイレクト刷版14に付着したトナーが図示しない加熱
ランプの熱によって溶融固着され定着される。定着部4
4で加熱されたダイレクト刷版14は、冷却部46で送
風されて冷却されたのち、溶出処理部22へ搬送される
【0038】溶出処理部22では、図7に示すように、
ダイレクト刷版14は搬送ローラ56によって挟持され
、溶出槽68内に搬送されてアルカリ溶液に浸漬される
。アルカリ溶液に浸漬されたダイレクト刷版14は、ト
ナーが付着していない光導電性感光体層30が、すなわ
ち非画像領域が溶出される。このとき、ダイレクト刷版
14の光導電性感光体層30はブラシ90によって擦ら
れ、溶出反応が促進される。この溶出処理によって、ダ
イレクト刷版14のトナーが付着していない領域は導電
性支持体14の親水化処理がなされた面が露出される。
【0039】溶出処理後のダイレクト刷版14は、スク
イズ部50で搬送ローラ62に挟持されて表面に付着し
たアルカリ溶液がスクイズされる。スクイズされたアル
カリ溶液はローラ96を介して受け部94へ落下して溜
まる。また、受け部94へ溜まったアルカリ溶液はポン
プ90によって溶出槽68に戻される。
【0040】スクイズされたダイレクト刷版14は水洗
部52に搬送され、ノズル106から洗浄水が噴き付け
られる。さらに、ダイレクト刷版14はブラシ100に
よって擦られ、付着したアルカリ溶液が完全に除去され
る。
【0041】ダイレクト刷版14が搬送されてガム液塗
布部54に至ると、ノズル114からガム液が噴出され
ダイレクト刷版14にガム液が塗布される。ガム処理後
のダイレクト刷版14が搬送されて、ダイレクト刷版1
4が乾燥部114に至るとドライヤ116の熱風によっ
て、ダイレクト刷版14に付着したガム液が乾燥される
。これによって、ダイレクト刷版14の非画像部分(ト
ナーの付着していない部分)が親水化される。
【0042】溶出処理部22で処理されたダイレクト刷
版14は、その後待機部118で一旦待機され、検版作
業等を経て、パンチヤー部24へ送られ図示しないポン
チによって版掛け時の位置決め用の切欠が形成される。
【0043】パンチヤー部24で位置決め用の切欠が形
成されたダイレクト刷版14は、版曲部26の図示しな
い折り曲げ装置によってダイレクト刷版14の長手方向
両端部が所定寸法折り曲げられる。以上でダイレクト刷
版14の製版工程が終了する。
【0044】このように、本発明に係る電子写真製版装
置10では、現像後のダイレクト刷版14にトナー画像
の乱れが発生しないため、このダイレクト刷版14を用
いて印刷を行うことによって高品質の印刷物を提供する
ことができる。
【0045】なお、本実施例では、エアーナイフ134
のエアーの風速を15m/secに設定したが本発明は
これに限らず、エアーナイフ134のエアーの風速はダ
イレクト刷版14の搬送速度、エアーの吹き出しの方向
、気温等の条件によって変えてもよい。
【0046】また、エアーナイフ134の吹出口138
の位置は、ダイレクト刷版14の搬送速度、エアーの風
速、気温等の条件によって変えてもよく、本実施例で示
した寸法範囲に限らない。
【0047】また、本実施例では、エアーナイフ134
の吹出口138のスリットの幅は1〜2mmの範囲にさ
れているが、本発明はこれに限らず、エアーの風速、気
温等の条件によってスリットの幅を変えてもよい。
【0048】また、本実施例では、温風乾燥装置170
からのエアーの風速は7m/secとされているが本発
明はこれに限らず、温風の温度によっては風速を変えて
もよい。
【0049】また、本実施例では、吹出口138から送
風されるエアーの方向は、ほぼローラー対130間に向
かって吹き出されるようにされているが、本発明はこれ
に限らず、図10に示すように、エアーの吹き出し方向
(図10矢印C方向)はダイレクト刷版14の幅方向中
央から側端部14Aに向かった方向としてもよい。この
場合においても、側端部14Aに付着した液体現像剤の
滲み出しを阻止することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の電子写真製
版装置は上記構成としたので、ダイレクト刷版の画像部
分に付着したトナーを現像終了後に乱すことがない優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電子写真製版装置の端部
スクイズ装置を示す一部断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る電子写真製版装置の端部
スクイズ装置を示す平面図である。
【図3】本発明の実施例に係る電子写真製版装置のロー
ラーを示し、軸線に直角な断面図である。
【図4】本発明の実施例に係る電子写真製版装置に使用
されるダイレクト刷版の構造を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例に係る電子写真製版装置の各処
理部の配置を示す平面図である。
【図6】図5の底面図に相当する描画部を示す断面図で
ある。
【図7】図5の底面図に相当する溶出処理部を示す断面
図である。
【図8】従来例を示し、ゴムロール対に挟持されたダイ
レクト刷版を示す状態図である。
【図9】従来例を示し、ゴムロール対から搬送されたダ
イレクト刷版を示し、液体現像剤の付着状態を示す斜視
図である。
【図10】他の実施例に係る電子写真製版装置のエアー
ナイフ134を示す平面図である。
【符号の説明】
10    電子写真製版装置 14    ダイレクト刷版 22    溶出処理部 44    定着部 28    導電性支持体(画像形成側の面とは反対面
)30    光導電性感光層(画像形成側の面)13
0  絞りローラー対 134  エアーナイフ(送風手段) 170  温風乾燥装置(乾燥手段) 176  ファン(乾燥手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  液体現像剤で現像されたダイレクト刷
    版が、絞りローラー対を通過した後、定着、溶出処理さ
    れる電子写真製版装置であって、前記絞りローラー対の
    下流側に近接して配置され前記ダイレクト刷版の画像形
    成側の面に向かって送風する送風手段と、前記送風手段
    の下流側に配置され前記ダイレクト刷版に向かって温風
    を送風する乾燥手段と、を設けたことを特徴とする電子
    写真製版装置。
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