JP3404879B2 - レーザ製版装置 - Google Patents

レーザ製版装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光導電性シート部材
を、回転する搬送ローラ対により搬送させながら、帯電
手段による帯電、レーザ露光手段による露光、現像手段
による現像、回転する絞りローラ対による現像液の絞り
出し、加熱手段を備えた定着手段による定着を行なっ
て、光導電性シート部材上に原稿画像を形成するレーザ
製版装置に係り、特に対向電極部材および絞りローラ対
に付着した現像液中のトナーを自動的に取り除けるよう
にしたレーザ製版装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、製版装置の一つとして、電子
写真方式を用いて光導電性シート部材上に原稿画像を形
成するレーザ製版装置が多く用いられている。このレー
ザ製版装置は、光導電性シート部材を、回転する搬送ロ
ーラ対により搬送させながら、帯電手段による帯電、レ
ーザ露光手段による露光、現像手段による現像、回転す
る絞りローラ対による現像液の絞り出し、加熱手段を備
えた定着手段による定着を行なって、光導電性シート部
材上に原稿画像を形成するものである。
【0003】ところで、一般に、この種の電子写真方式
によって形成された画像の現像においては、光導電性シ
ート部材上の非画像部の地汚れと画像部の周辺効果の発
生とを防止し、さらには画像濃度を向上させる等の目
的、すなわち画質のきれを良くする目的で、光導電性シ
ート部材の画像形成面の極く近い位置に、導電性の板ま
たは網等からなる対向電極部材を配置し、この対向電極
部材に対して、正規現像法ではアースもしくは機体等の
基準電位体に継いで基準電位に落とし、反転現像法では
絶縁状態にしたり、現像バイアス電圧を印加するように
している。
【0004】しかしながら、対向電極部材を利用したい
ずれの現像法においても、現像を繰り返すにつれて、現
像液中のトナーが対向電極部材に付着して堆積し、非画
像部の地汚れ防止、画像部周辺効果の発生防止、画像部
濃度向上等の効果が減少してしまう。
【0005】すなわち、対向電極部材へのトナー付着状
態をそのまま放置しておくと、現像画像全体にカブリが
生じたり、現像画像部にハローが発生したり、画像濃度
が薄くなり、画像品質の低下を招くことになる。
【0006】そこで、このような問題を解消するために
は、対向電極部材を定期的に洗浄する必要がある。そし
て、従来では、対向電極部材を脱着が容易な構造にし
て、手動で洗浄する方法が採用されている。すなわち、
具体的には、適時、布部材やブラシ部材等を用いて、人
手によりクリーニングを行なっている。
【0007】しかしながら、このような方法では、洗浄
液やトナーが作業者の手に付着したり、クリーニング時
期のタイミングがとりにくかったり、クリーニング作業
に手間がかかり、結果として、良質な画像品質が連続的
に得られる安定した現像処理を行なう上で大きな問題と
なっている。
【0008】このため、最近では、このような問題を解
消するものとして、本出願人により、例えば“特開昭6
1−20967号(湿式現像機構)”が提案されてきて
いる。
【0009】すなわち、この種の湿式現像機構は、対向
電極部材を無端ベルト状のものとして、駆動機構により
光導電性シート部材の搬送方向に沿って回転自在にする
と共に、この無端ベルト状の対向電極部材の近傍に噴射
ノズルを配置して、この噴射ノズルの噴射口から現像液
を所望の圧力で、移動中の対向電極部材面に吹き付ける
ことにより、対向電極部材に付着したトナーを洗浄して
自動的に取り除くようにするものである。
【0010】しかしながら、このような現像機構では、
対向電極部材に付着したトナーの洗浄のみについてしか
考慮されていないため、次のような問題がある。すなわ
ち、上述のレーザ製版装置では、絞りローラ対について
も、対向電極部材と同様にトナーが付着していき、その
トナーが光導電性シート部材上に汚れとして付着する。
そこで、これを解消するためには、絞りローラ対に付着
したトナーについても定期的に洗浄する必要があるが、
現在のところ、かかる要望を満たすものはない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
現像方法を採用したレーザ製版装置においては、対向電
極部材および絞りローラ対に付着した現像液中のトナー
を人手により取り除いていることから、良質な画像品質
を連続的に得るための安定した現像処理を行なうことが
困難であるという問題があった。
【0012】本発明は、上記のような問題を解決するた
めに成されたもので、対向電極部材および絞りローラ対
に付着した現像液中のトナーを自動的に取り除いてそれ
らへのトナーの付着・堆積を防止でき、延いては良質な
画像品質が連続的に得られる安定した現像処理を行なう
ことが可能な現像手段を備えたレーザ製版装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明では、光導電性シート部材を、回転する搬送
ローラ対により搬送させながら、帯電手段による帯電、
レーザ露光手段による露光、現像手段による現像、回転
する絞りローラ対による現像液の絞り出し、加熱手段を
備えた定着手段による定着を行なって、光導電性シート
部材上に原稿画像を形成するレーザ製版装置において、
現像手段としては、駆動機構により光導電性シート部材
の搬送方向に沿って回転自在に設けられた無端ベルト状
の対向電極部材と、対向電極部材にバイアス電圧を印加
するバイアス手段と、現像液容器内に収容されトナーが
溶融されている現像液を循環する循環ポンプと、対向電
極部材の近傍に配設され、循環ポンプからの現像液を光
導電性シート部材上に吐出すると共に対向電極部材に吐
出する吐出手段とを備えて構成し、かつ絞りローラ対
を、回転の負荷にならない程度のギャップを設けて対向
電極部材にほぼ接触させて成る。
【0014】ここで、特に上記絞りローラ対と対向電極
部材との間のギャップとしては、0.5〜1.0mmの
範囲の大きさとしている。また、上記吐出手段として
は、吐出パイプを用い、かつその断面形状をスリット状
とするようにしている。
【0015】
【作用】従って、本発明のレーザ製版装置においては、
対向電極部材として無端ベルト状の対向電極部材を用い
ると共に、絞りローラ対を、回転の負荷にならない程度
のギャップを設けて対向電極部材にほぼ接触させて配置
し、現像終了後に、対向電極部材および絞りローラ対を
回転させながら、循環ポンプを駆動して現像液を吐出手
段から光導電性シート部材上に吐出することにより、対
向電極部材および絞りローラ対の洗浄をそれぞれ自動的
に行なって付着したトナーを取り除くことが可能となる
ため、対向電極部材および絞りローラ対へのトナーの付
着・堆積を防止して、良質な画像品質が連続的に得られ
る安定した現像処理を行なうことができる。
【0016】また、この場合、絞りローラ対と対向電極
部材との間のギャップを、0.5〜1.0mmの範囲の
大きさとすることによって、より一層良質な画像品質が
連続的に得られる安定した現像処理を行なうことができ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明によるレーザ製版
装置の構成例を示す概要図である。なお、ここでは、帯
電を行なう帯電手段、露光を行なう露光手段(レーザ露
光手段)、定着を行なう加熱手段を備えた定着手段につ
いては、その図示を省略している。
【0018】図1において、装置本体の図示右側に図示
しない給紙カセットが、図示左側に図示しない排紙トレ
イがそれぞれ設けられ、版の材料である光導電性シート
1は、図示右から左へ搬送されていく。
【0019】すなわち、給紙カセットの内部には、例え
ば導電性シート上にレーザ光(例えば、780nmの波
長)に感応する光導電性層がコーティングされてなる光
導電性シート1が、多数枚収納されている。
【0020】また、給紙カセット内の光導電性シート1
は、1枚ずつ取り出されて搬送路に送り込まれ、搬送路
の入口の両側には図示しないサイドガイドが設けられ
て、光導電性シート1の搬送方向における幅方向の位置
が正確に調整される。
【0021】さらに、この搬送路に沿って、光導電性シ
ート1の搬送方向先端部を検知する先端検知センサ、コ
ロナ帯電器、レーザ露光器(いずれも図示せず)、搬送
ローラ対2、本実施例の現像器3が、順次設けられてい
る。
【0022】光導電性シート1は、コロナ帯電器によっ
て、その表面に正の静電荷が帯電され、光導電性シート
1の表面が図示しないレーザ露光部により露光される。
レーザ露光部は、半導体レーザからのレーザ光(例え
ば、780nmの波長)が、光導電性シート1に照射さ
れるようになっている。
【0023】半導体レーザは、図示しないフロッピーデ
ィスク等により供給された原稿(2値画像)の白黒を示
す2値の画像データに応じて、オン(照射)/オフ(し
ゃ断)される。本実施例では、原稿画像の画素部分はレ
ーザ光がしゃ断され、光導電性シート1の表面の正の静
電荷がそのまま残される。
【0024】また、原稿画像の画素以外の部分にはレー
ザ光が照射され、光導電性シート1の表面に静電潜像が
形成される。一方、搬送ローラ対2を出た光導電性シー
ト1は、トナーが溶融されている現像液31が満たされ
ている現像器3内を通過する。
【0025】トナーには、あらかじめ負の静電荷が帯電
されているので、光導電性シート1上に形成された静電
潜像の画素部分に負のトナーが付着され、光導電性シー
ト1上の静電潜像が現像される。
【0026】現像器3は、トナーが溶融されている現像
液31を収容している現像液容器32と、現像液容器3
2の下部に設けられ現像液31を循環するための循環ポ
ンプ33と、後述する対向電極部材の近傍に配設され、
循環ポンプ33からの現像液31を光導電性シート1の
上に吐出する吐出パイプ34とを有する。
【0027】また、現像器3は、光導電性シート1上の
搬送路の下に設けられ、この搬送路に沿って緩やかに曲
げられている金属製の下部案内板35と、搬送路の上に
駆動機構である電極ローラ36により回転自在に設けら
れ、この搬送路に沿って緩やかに曲げられている無端ベ
ルト状の対向電極部材37とを備え、下部案内板35と
対向電極部材37との間を、光導電性シート1が通過す
るようになっている。
【0028】さらに、この下部案内板35は接地されて
いて、対向電極部材37は電極ローラ36を介して、ト
ナーの極性等に応じた所定のバイアス電圧がバイアス回
路38から印加され、現像効率を高めるために、下部案
内板35と対向電極部材37との間に、垂直に電気力線
が生じるようにしている。
【0029】さらにまた、電極案内板39は、図示のよ
うに曲面を持った絶縁板からなり、対向電極部材37の
テンションを一定に保つものである。次に、現像器3を
通過した光導電性シート1は、搬送ローラ対2と同様な
絞りローラ対4により溶剤(現像液)が絞り出され、図
示しない定着部の加熱手段であるパネルヒータにより下
から加熱乾燥され、装置本体外へ搬送されて、図示しな
い排紙トレイに収容される。
【0030】ここで、絞りローラ対4は、NBR等のゴ
ム質を金属軸に取り付けてなるものであり、回転の負荷
にならない程度の機械の加工精度から類推したギャップ
を設けて対向電極部材37にほぼ接触させている。
【0031】そして、絞りローラ対4と対向電極部材3
7との間のギャップとしては、約0.5〜1.0mmの
範囲の大きさとすることが好ましい。ここで、絞りロー
ラ対4と対向電極部材37との間のギャップの大きさ
を、約0.5〜1.0mmの範囲としているのは、以下
のような根拠に基づくものである。
【0032】すなわち、図2に拡大図を示すように、2
つの回転体の間、すなわち絞りローラ対4と対向電極部
材37との間に挟まれた液体トナー5が、回転体間にと
どまる条件としては、液体トナー5の表面張力、回転体
の速度、方向、濡れ性等が関連している。
【0033】絞りローラ対4と対向電極部材37との間
のギャップの大きさを、約0.5〜1.0mmの範囲と
した理由は、0.5mmは、絞りローラ対4の加工精
度、熱膨張から考慮して接触しない値であり、また1.
0mmは、この値を超えると液体がきれる恐れがあるか
らである。
【0034】かかる点に関して、バイアスによる液体ト
ナー5の引き付け作用の角度から、より具体的に説明す
る。すなわち、図3に示すように、絞りローラ対4と対
向電極部材37との間のギャップの大きさが大きくなる
につれて、液体トナー5を引き付ける力Fは減少する。
【0035】従って、所望の効果を出すには、絞りロー
ラ対4と対向電極部材37との間のギャップの大きさが
小さい程高い。しかし、この2つの回転体が接触する
と、回転の負荷になったり、引き付けた液体トナー5が
とれる恐れもある。このことから、絞りローラ対4と対
向電極部材37との間のギャップの大きさを1.0mm
としている。
【0036】図4は、絞りローラ対4と対向電極部材3
7との間のギャップの大きさを、約0.5〜1.0mm
の範囲とすることの実験結果の一例を傾向として示した
図である。
【0037】かかる実験結果から、絞りローラ対4と対
向電極部材37との間のギャップの大きさを、約0.5
〜1.0mmの範囲の大きさとするのが好ましいことが
わかる(なお、他の使用条件については、それぞれのギ
ャップにすることは言うまでもない)。
【0038】次に、以上のように構成した本実施例のレ
ーザ製版装置においては、対向電極部材として無端ベル
ト状の対向電極部材37を用いると共に、絞りローラ対
4を、回転の負荷にならない程度のギャップを設けて対
向電極部材37にほぼ接触させて配置し、現像終了後
に、対向電極部材37および絞りローラ対4を回転させ
ながら、循環ポンプ33を駆動して現像液31を吐出パ
イプ34から光導電性シート1上に吐出することによ
り、対向電極部材37および絞りローラ対4の洗浄がそ
れぞれ自動的に行なわれ、付着したトナーが取り除かれ
ることになる。
【0039】この場合、対向電極部材37と絞りローラ
対4の回転方向は、それぞれ同方向、または逆方向のい
ずれであってもよい。また、現像液31を吐出して、対
向電極部材37および絞りローラ対4を洗浄する時の現
像液31の循環量としては、現像時の流量と同じ流量で
も洗浄効果が得られるが、吐出パイプ34の断面形状を
スリット状とすることにより、一層高い洗浄効果が得ら
れる。
【0040】さらに、対向電極部材37および絞りロー
ラ対4を洗浄する時の洗浄時間としては、搬送ローラ対
2の回転速度が通常の搬送速度(35〜50mm/s)
の場合、約20〜30秒程度でよい。
【0041】これにより、対向電極部材37および絞り
ローラ対4へのトナーの付着・堆積を防止することがで
き、良質な画像品質が連続的に得られる安定した現像処
理を行なうことができる。
【0042】上述したように、本実施例では、光導電性
シート1を、回転する搬送ローラ対2により搬送させな
がら、帯電器による帯電、レーザ露光器による露光、現
像器3による現像、回転する絞りローラ対4による現像
液31の絞り出し、パネルヒータを備えた定着器による
定着を行なって、光導電性シート1上に原稿画像を形成
するレーザ製版装置において、現像器3としては、駆動
機構である電極ローラ36により光導電性シート1の搬
送方向に沿って回転自在に設けられた無端ベルト状の対
向電極部材37と、対向電極部材37に電極ローラ36
を介してバイアス電圧を印加するバイアス回路38と、
現像液容器32内に収容されトナーが溶融されている現
像液31を循環する循環ポンプ33と、対向電極部材3
7の近傍に配設され、循環ポンプ33からの現像液31
を光導電性シート1上に吐出する吐出パイプ34とから
構成し、さらに絞りローラ対4を、回転の負荷にならな
い程度のギャップ(0.5〜1.0mmの範囲の大き
さ)を設けて対向電極部材37にほぼ接触させるように
したものである。
【0043】従って、現像終了後に、対向電極部材37
および絞りローラ対4を回転させながら、循環ポンプ3
3を駆動して現像液31を吐出パイプ34から光導電性
シート1上に吐出するため、対向電極部材37および絞
りローラ対4の洗浄をそれぞれ自動的に行なうことがで
き、付着したトナーを取り除くことが可能となる。
【0044】これにより、対向電極部材37および絞り
ローラ対4へのトナーの付着・堆積を防止することがで
き、もって従来のように、布部材やブラシ部材等を用い
て、人手によりクリーニングを行なう必要がなくなり、
洗浄液やトナーが作業者の手に付着したり、クリーニン
グ時期のタイミングがとり難かったり、クリーニング作
業に手間がかかることなく、良質な画像品質が連続的に
得られる安定した現像処理を行なうことが可能となる。
【0045】また、従来のように手動で洗浄を行なう場
合に比べて、本実施例では現像液31で荒い流すことに
より、トナー成分が現像液31に戻されるため、固形物
の混入や現像液31の劣化を防止することが可能とな
る。
【0046】さらに、絞りローラ対4を、回転の負荷に
ならない程度のギャップを設けて対向電極部材37にほ
ぼ接触させる構成とするだけでよいため、対向電極部材
37の洗浄を行なう手段を備えるだけで、絞りローラ対
4用の専用の洗浄手段を設けることなく、絞りローラ対
4の洗浄も併せて行なうことができ、極めて効率的、か
つ経済的なものとなる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
導電性シート部材を、回転する搬送ローラ対により搬送
させながら、帯電手段による帯電、レーザ露光手段によ
る露光、現像手段による現像、回転する絞りローラ対に
よる現像液の絞り出し、加熱手段を備えた定着手段によ
る定着を行なって、光導電性シート部材上に原稿画像を
形成するレーザ製版装置において、現像手段としては、
駆動機構により光導電性シート部材の搬送方向に沿って
回転自在に設けられた無端ベルト状の対向電極部材と、
対向電極部材にバイアス電圧を印加するバイアス手段
と、現像液容器内に収容されトナーが溶融されている現
像液を循環する循環ポンプと、対向電極部材の近傍に配
設され、循環ポンプからの現像液を光導電性シート部材
上に吐出すると共に対向電極部材に吐出する吐出手段と
を備えて構成し、かつ絞りローラ対を、回転の負荷にな
らない程度のギャップを設けて対向電極部材にほぼ接触
させるようにしたので、対向電極部材および絞りローラ
対に付着した現像液中のトナーを自動的に取り除いてそ
れらへのトナーの付着・堆積を防止でき、延いては良質
な画像品質を連続的に得る安定した現像処理を行なうこ
とが可能な現像手段を備えたレーザ製版装置が提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレーザ製版装置の一実施例を示す
概要図。
【図2】同実施例のレーザ製版装置における絞りローラ
対と対向電極部材との間のギャップの大きさの範囲の根
拠を説明するための拡大図。
【図3】同実施例のレーザ製版装置における絞りローラ
対と対向電極部材との間のギャップの大きさの範囲の根
拠を説明するための概念図。
【図4】同実施例のレーザ製版装置における絞りローラ
対と対向電極部材との間のギャップの大きさを0.5〜
1.0mmの範囲とすることの実験結果の一例を示す
図。
【符号の説明】
1…光導電性シート、2…搬送ローラ対、3…現像器、
31…現像液、32…現像液容器、33…循環ポンプ、
34…吐出パイプ、35…下部案内板、36…電極ロー
ラ、37…無端ベルト状の対向電極部材、38…バイア
ス回路、39…電極案内板、4…絞りローラ対、5…液
体トナー。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導電性シート部材を、回転する搬送ロ
    ーラ対により搬送させながら、帯電手段による帯電、レ
    ーザ露光手段による露光、現像手段による現像、回転す
    る絞りローラ対による現像液の絞り出し、加熱手段を備
    えた定着手段による定着を行なって、前記光導電性シー
    ト部材上に原稿画像を形成するレーザ製版装置におい
    て、 前記現像手段としては、駆動機構により前記光導電性シ
    ート部材の搬送方向に沿って回転自在に設けられた無端
    ベルト状の対向電極部材と、前記対向電極部材にバイア
    ス電圧を印加するバイアス手段と、現像液容器内に収容
    されトナーが溶融されている現像液を循環する循環ポン
    プと、前記対向電極部材の近傍に配設され、前記循環ポ
    ンプからの現像液を前記光導電性シート部材上に吐出す
    ると共に対向電極部材に吐出する吐出手段とを備えて構
    成し、 かつ前記絞りローラ対を、回転の負荷にならない程度の
    ギャップを設けて前記対向電極部材にほぼ接触させて成
    ることを特徴とするレーザ製版装置。
  2. 【請求項2】 前記絞りローラ対と対向電極部材との間
    のギャップとしては、0.5〜1.0mmの範囲の大き
    さとしたことを特徴とする請求項1に記載のレーザ製版
    装置。
  3. 【請求項3】 前記吐出手段としては、吐出パイプを用
    い、かつその断面形状をスリット状とするようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のレーザ製版装置。
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