JPH04348932A - 積層板の製造法 - Google Patents

積層板の製造法

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Publication number
JPH04348932A
JPH04348932A JP3121518A JP12151891A JPH04348932A JP H04348932 A JPH04348932 A JP H04348932A JP 3121518 A JP3121518 A JP 3121518A JP 12151891 A JP12151891 A JP 12151891A JP H04348932 A JPH04348932 A JP H04348932A
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JP
Japan
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temperature
press
hot
heating
laminated sheet
Prior art date
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Application number
JP3121518A
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English (en)
Inventor
Ichirou Suirenya
翆簾屋 一郎
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Resonac Corp
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱硬化性樹脂積層板の
加熱加圧成形における加熱温度の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】積層板は、シート状の基材に熱硬化性樹
脂を含浸乾燥して得たプリプレグを所定枚数重ねてこれ
を鏡面板に挟み、この複数組をプレス熱盤間に投入して
、加熱加圧成形して製造される。熱盤は、蒸気や油を通
すことにより熱くなり、急激に所定の加熱温度まで昇温
させる(実際には15〜25℃/min)。また、所定
の加熱温度を一定時間保持した後は、急激に温度を下げ
冷却工程に入る。
【0003】図2は、その様子(温度の経時変化)を示
したものである。熱盤は、予熱の後、所定の温度まで急
激に昇温する。所定の加熱温度を一定時間保持した後は
、急激に降温する。一方、プリプレグは、熱盤から熱を
伝えられるので遅れて温度が上昇し、成形されて積層板
となった後の冷却も熱盤の降温より遅れる。しかも、熱
盤近傍と熱盤間中央との間でも温度上昇および冷却に差
ができ、熱盤間中央の法が遅れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
加熱、冷却方法では、成形される位置によって熱履歴が
異なる。特に、熱盤の近傍で成形された積層板は、反り
やねじれが大きくなる。本発明が解決しようとする課題
は、成形するときのプレス熱盤間の位置によって品質に
差ができないようにし、反りやねじれの小さい積層板を
製造することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る方法では、所定の加熱温度へのプレス
熱盤の昇温速度を2〜8℃/minとする。好ましくは
、4〜6℃/minとする。また、上記の成形方法にお
いて、所定の加熱温度で積層板を成形した後の熱盤の降
温速度を2〜8℃/minとする。好ましくは、4〜6
℃/minとする。
【0006】
【作用】プレス熱盤の昇温速度を上記のように制御する
ことにより、プレス熱盤とプリプレグの間、さらには、
プレス熱盤に近く位置するプリプレグとプレス熱盤間に
位置するプリプレグの間の温度差を小さくして反りねじ
れの小さい品質にバラツキのない積層板を成形すること
ができる。昇温速度が2℃/minより小さくなると生
産効率がかなり低下するし、8℃/minを越えるとプ
リプレグ温度がプレス熱盤温度に追従できず温度差が大
きくなってしまう。プレス熱盤の降温速度を同様に制御
すると、降温時の各位置の温度差も小さくなり反りねじ
れをさらに小さくすることができる。
【0007】
【実施例】
実施例1 ガラス織布にエポキシ樹脂を含浸乾燥して得たプリプレ
グを表面層とする。ガラス不織布にエポキシ樹脂を含浸
乾燥して得たプリプレグを3枚重ねて中間層とする。さ
らに最表面に18μ厚さの銅箔を重ねて、これを積層板
1枚分の構成とする。前記1枚分の構成を鏡面板に挟み
、その6枚分をプレス熱盤に投入して40Kg/cm2
の圧力で加熱加圧成形した。プレス熱盤の温度制御は図
1に示すとおりである。まず、40℃で10分間予熱し
ておく。5℃/minの速度で昇温を開始し、プレス熱
盤の最高温度を170℃となるように制御した。また、
前記加熱は、プリプレグ温度が150℃以上となる時間
を30分とした。その後冷却に入るが、降温速度も5℃
/minとした。
【0008】実施例2 実施例1において、降温速度を20℃/minとした。
【0009】実施例3 実施例1において、プレス熱盤間への投入枚数を8枚と
した。そして、プレス熱盤の昇温速度を、110℃まで
を2℃/min、170℃までを6℃/minとし、他
は同様とした。
【0010】従来例1 実施例1において、プレス熱盤の昇温速度、降温速度と
も20℃/minとした。
【0011】従来例2 従来例1において、プレス熱盤間への投入枚数を10枚
とした。
【0012】上記各積層板の製造において、プレス熱盤
間の各位置のプリプレグの最大温度差、得られた積層板
の反りねじれを測定した結果について表1に示した。
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】表1から明らかなように、本発明に係る
方法によれば、プレス熱盤間の各位置で温度差が小さい
。そして、成形した積層板の反りねじれが小さく、その
最大値も小さい。すなわち、品質のバラツキが小さい積
層板を製造することができる。降温時にもその速度を制
御することにより、さらに反りねじれが小さくなる。 また、プレス熱盤の温度上昇を急激に行なわないことか
ら、熱源からの熱の供給も安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例において、プレス熱盤なら
びにプリプレグの温度変化を示す曲線図である。
【図2】従来の積層板の製造におけるプレス熱盤ならび
にプリプレグの温度変化を示す曲線図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状基材に熱硬化性樹脂を含浸して乾
    燥することにより得たプリプレグを積み重ねてプレス熱
    盤間で加熱加圧成形する積層板の製造において、所定の
    加熱温度への熱盤の昇温速度を2〜8℃/minとする
    ことを特徴とする積層板の製造法。
  2. 【請求項2】熱盤の昇温速度を4〜6℃/minとする
    ことを特徴とする請求項1記載の積層板の製造法。
  3. 【請求項3】所定の加熱温度で成形した後の熱盤の降温
    速度を2〜8℃/minとすることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の積層板の製造法。
  4. 【請求項4】熱盤の降温速度を4〜6℃/minとする
    ことを特徴とする請求項3記載の積層板の製造法。
JP3121518A 1991-05-28 1991-05-28 積層板の製造法 Pending JPH04348932A (ja)

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