JPH04342135A - 絶縁膜の形成方法 - Google Patents

絶縁膜の形成方法

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JPH04342135A
JPH04342135A JP14258391A JP14258391A JPH04342135A JP H04342135 A JPH04342135 A JP H04342135A JP 14258391 A JP14258391 A JP 14258391A JP 14258391 A JP14258391 A JP 14258391A JP H04342135 A JPH04342135 A JP H04342135A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の絶縁膜の
形成方法に関し、特に表面が平坦な絶縁膜の形成方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高集積化にともなって、多
層配線を行う必要が生じている。このため、ゲートと配
線との間または下層配線と上層配線との間等に形成する
絶縁膜の表面は平坦に形成することが要求される。上記
絶縁膜の表面を平坦に形成する技術としては、(1)オ
ゾン−ホウ素リンシリケートガラス(O3 −BPSG
)を形成した後にリフローを行う方法、(2)減圧下に
おける化学的気相成長法(CVD法)により絶縁膜を堆
積して、その後エッチバックにより堆積した絶縁膜の表
面を平坦化する方法、または(3)減圧CVD法により
絶縁膜を堆積し、その後SOG(Spin  On  
Glass )を塗布する方法等がある。特に上記(3
)の方法は、他の二つの方法と比較して、段差と段差と
の間隔が広い場合にも比較的良好な平坦性を有する絶縁
膜が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術中で説明した(3)の方法により平坦性に優れ
た絶縁膜を形成するには、SOGを厚く塗布しなければ
ならない。通常、SOGには、金属アルコキシド(例え
ばテトラエトキシシラン)とアルコール(例えばエチル
アルコール)とによりなる無機SOGを用いる。この無
機SOGを一度の塗布によって厚く形成し、その後加熱
処理により塗布した無機SOGを固化した場合には、加
熱処理によって、初めにエチルアルコール(大気圧状態
での沸点が65℃)が蒸発し、次に大気中より吸収した
水(大気圧状態での沸点が100℃)が蒸発する。この
ように、表面張力が大きい水(表面張力の値が72.8
×10−3N/m)が最後に蒸発するので、無機SOG
よりなる膜の表層には大きな収縮力が働く。このとき無
機SOGよりなる膜の内部には収縮力が働かないので、
表層は内部より引っ張られて引張応力を受ける。この引
張応力が大きい場合には表層にクラックを生じる。この
ため、無機SOGの一度塗りによってクラックを発生し
ない絶縁膜を形成することは困難である。
【0004】そこでクラックを生じることなく平坦性に
優れた絶縁膜を無機SOG膜で形成するには、無機SO
Gを薄く塗布して固化する工程を繰り返す、いわゆる2
度塗りまたは3度塗りを行う必要がある。このため、工
程が複雑になるので、絶縁膜を形成するのに時間とコス
トがかかる。
【0005】本発明は、クラックを発生しない平坦性に
優れた絶縁膜を容易に形成する絶縁膜の形成方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものである。すなわち、段差を有
する基板の段差側の面に、アルコールと水とに相溶性を
有しかつ水よりも沸点が高くて表面張力の値が40×1
0−3N/m以下の溶質と金属アルコキシドとアルコー
ルとよりなる溶液をその表面がほぼ平坦になる状態に塗
布する。その後、塗布した溶液を加熱処理して固化する
ことで絶縁膜を形成する。
【0007】
【作用】上記方法によれば、アルコールと水とに相溶性
を有しかつ水よりも沸点が高くて表面張力の値が40×
10−3N/m以下の溶質と金属アルコキシドとアルコ
ールとよりなる溶液を塗布する。このため、塗布した溶
液が大気中の水分を吸収して、金属アルコキシドが加水
分解して重合する。そして塗布した溶液は湿潤ゲル化す
る。この湿潤ゲル化した溶液が加熱処理によって固化す
る際には、初めにアルコールが蒸発して次に吸収した水
が蒸発する。そして最後に添加した溶質が蒸発して、湿
潤ゲル化した溶液は乾燥ゲル化して固化する。したがっ
て水が蒸発するときには、塗布した溶液中に添加した溶
質が残っているので、塗布した溶液は湿潤ゲル化した状
態になっている。このため塗布した溶液の表層に水の表
面張力による収縮力は働かない。したがって、湿潤ゲル
化した溶液の表層にクラックは生じない。また添加した
溶質が蒸発するときには添加した溶質の表面張力の値が
40×10−3N/m以下なので、湿潤ゲル化した溶液
の表層に作用する表面張力は小さい。このため湿潤ゲル
化した溶液の表層に作用する収縮力も小さい。このため
加熱処理によって、湿潤ゲル化した溶液が固化してなる
絶縁膜には、クラックは生じない。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1に示す形成工程図によ
り説明する。図では一例として、ゲート電極上の層間絶
縁膜を形成する場合を説明する。図に示すように、素子
分離領域11を設けた半導体ウエハ12上には複数のゲ
ート電極13を形成する。通常、低圧CVDにより各ゲ
ート電極13を覆う状態に酸化シリコン膜(または窒化
シリコン膜)14を堆積した後、プラズマCVDにより
酸化シリコン膜〔またはリンシリケートガラス(PSG
)膜〕15を形成する。上記の如くに形成した基板16
にはゲート電極13の両側に大きな段差を生じる。
【0009】次いで第1の工程として塗布工程を行う。 この工程では、通常の回転塗布により、酸化シリコン膜
15の上面を覆ってかつ表面がほぼ平坦になる状態に溶
液17を塗布する。上記溶液17には、アルコール(例
えばエチルアルコール)に金属アルコキシド(例えばテ
トラエトキシシラン)を5wt%添加し、さらにエチル
アルコールと水とに相溶性を有しかつ水よりも沸点が高
くて表面張力の値が40×10−3N/m以下の溶質と
してジメチルホルムアミド(沸点が153℃,表面張力
が36.8×10−3N/m)を0.5wt%添加した
ものを用いる。上記塗布した溶液17は大気中の水分を
通常0.5wt%程度吸収する。
【0010】その後、第2の工程として加熱処理工程を
行う。この工程では、塗布した溶液17中のテトラエト
キシシランと吸収した水とが反応し、テトラエトキシシ
ランが加水分解して重合し、塗布した溶液17は湿潤ゲ
ル化する。そして、塗布した溶液17中のエチルアルコ
ール(沸点が65℃),水(沸点が100℃),ジメチ
ルホルムアミド(沸点が153℃)を順に蒸発させて、
湿潤ゲル化した溶液17を固化する。その結果、表面が
ほぼ平坦化された絶縁膜18が形成される。上記加熱処
理の一例としては、アルコールと水とを蒸発させるため
に130℃で15分間の加熱処理をし、その後ジメチル
ホルムアミドを蒸発させるために180℃で15分間の
加熱処理をする。
【0011】上記方法では、エチルアルコールが蒸発す
るときには塗布した溶液17中に水とジメチルホルムア
ミドが残っている。また水が蒸発するときには塗布した
溶液17中にジメチルホルムアミドが残っているので、
塗布した溶液17は湿潤ゲル状態になっている。そして
ジメチルホルムアミドが蒸発して、湿潤ゲル状態の溶液
17が固化するときには、蒸発するジメチルホルムアミ
ドの表面張力の値(36.8×10−3N/m)が水の
表面張力の値のおよそ半分なので、湿潤ゲル状態の溶液
17の表面には大きな収縮力が働かない。よって、形成
される絶縁膜18にはクラックが生じない。また溶液1
7を厚く塗布することができるので、段差と別の段差と
の間隔が長い領域上にも平坦な絶縁膜18を形成するこ
とができる。
【0012】上記実施例では、ジメチルホルムアミドを
用いたが、ジメチルホルムアミドの代わりに酢酸を0.
1%ないし5%の範囲内で適宜添加することも可能であ
る。また金属アルコキシドにシリコン系アルコキシドの
テトラエトキシシランを用いたが、他のシリコン系アル
コキシド(例えばテトラメトキシシラン),アルミニウ
ム系アルコキシドまたはゲルマニウム系アルコキシド等
を用いてもよい。上記金属アルコキシドの添加量は、ア
ルコールに対して3wt%以上30wt%以下の範囲で
適宜選択される。そして添加量が多い場合には溶液17
の粘度が高くなり、少ない場合には溶液17の粘度が低
くなるので、金属アルコキシドの添加量は絶縁膜18の
膜厚に応じて決定される。さらにアルコールとして、エ
チルアルコールの他に金属アルコキシドと水とが共に溶
けるメチルアルコール,ブチルアルコールまたはイソプ
ロピルアルコール等を用いることも可能である。
【0013】また溶液17を塗布する前にシリコン酸化
膜14,15を形成しないで、直接半導体ウエハ12上
に溶液17を塗布し、その後加熱処理を行って絶縁膜1
8を形成することも可能である。さらに上記絶縁膜18
は多層配線の層間絶縁膜として用いることも可能である
【0014】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
絶縁膜を形成するのに、アルコールと水とに相溶性を有
しかつ水よりも沸点が高くて表面張力の値が40×10
−3N/m以下の溶質と金属アルコキシドとアルコール
とよりなる溶液を用いた。このため、溶液より最後に蒸
発する物質は表面張力の値が小さい溶質になるので、絶
縁膜の表層は溶質の蒸発によって生じる収縮力の影響を
ほとんど受けない。この結果、絶縁膜にクラックは発生
しない。よって、膜厚が厚く平坦性に優れた絶縁膜を一
度の塗布と加熱処理とで形成できるので、絶縁膜を形成
するのにかかる時間とコストとが低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の絶縁膜の形成工程図である。
【符号の説明】
16  基板 17  溶液 18  絶縁膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  段差を有する基板の段差側の面に、ア
    ルコールと水とに相溶性を有しかつ水よりも沸点が高く
    て表面張力の値が40×10−3N/m以下の溶質と金
    属アルコキシドとアルコールとよりなる溶液を当該溶液
    の表面がほぼ平坦になる状態に塗布する第1の工程と、
    加熱処理によって前記塗布した溶液を固化して絶縁膜を
    形成する第2の工程とによりなることを特徴とする絶縁
    膜の形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010097946A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Samsung Electronics Co Ltd インクジェットプリント用の電極組成物、それを用いて製造された電極及び二次電池
US8629055B2 (en) 2007-03-29 2014-01-14 Fujitsu Semiconductor Limited Manufacturing method of semiconductor device

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