JPH04340556A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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JPH04340556A
JPH04340556A JP11194391A JP11194391A JPH04340556A JP H04340556 A JPH04340556 A JP H04340556A JP 11194391 A JP11194391 A JP 11194391A JP 11194391 A JP11194391 A JP 11194391A JP H04340556 A JPH04340556 A JP H04340556A
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JP
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iii
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JP11194391A
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Hitoshi Ono
均 小野
Junko Watabe
純子 渡部
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は電子写真用感光体に関す
るものである。さらに詳しくは有機系の光導電性物質を
含有する感光層を有する高感度の電子写真用感光体に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、電子写真感光体の感光層にはセレ
ン、硫化カドミウム、酸化亜鉛等の無機系の光導電性物
質が広く用いられていた。しかしながら、セレン、硫化
カドミウムは毒物として回収が必要であり、セレンは熱
により結晶化するため耐熱性に劣り、硫化カドミウム、
酸化亜鉛は耐湿性に劣り、また酸化亜鉛は耐刷性がない
などの欠点を有しており、新規な感光体の開発の努力が
続けられている。最近は、有機系の光導電性物質を電子
写真用感光体の感光層に用いる研究が進み、そのいくつ
かが実用化された。有機系の光導電性物質は無機系のも
のに比し、軽量である、成膜が容易である、感光体の製
造が容易である、種類によっては透明な感光体を製造で
きる等の利点を有する。 【0003】最近は、電荷キャリヤーの発生と移動の機
能を別々の化合物に分担させる、いわゆる機能分離型の
感光体が高感度化に有効であることから、開発の主流と
なっており、このタイプによる有機系感光体の実用化も
行なわれている。電荷キャリヤー移動媒体としては、ポ
リビニルカルバゾールなどの高分子光導電性化合物を用
いる場合と低分子光導電性化合物をバインダーポリマー
中に分散溶解する場合とがある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】特に、有機系の低分子
光導電性化合物は、バインダーとして皮膜性、可とう性
、接着性などのすぐれたポリマーを選択することができ
るので容易に機械的特性の優れた感光体を得ることがで
きる(例えば、特開昭60−196767号公報、特開
昭60−218652号公報、特開昭60−23315
6号公報、特開昭63−48552号公報、特開平1−
267552号公報参照)。しかしながら、高感度な感
光体を作るのに適した化合物を見出すことが困難であっ
た。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者らは高感度およ
び高耐久性の電子写真用感光体を提供する有機系の低分
子光導電性化合物について鋭意研究したところ特定のア
リールアミンヒドラゾン系化合物が好適であることを見
出し本発明に至った。即ち、本発明の要旨は、導電性支
持体上に下記一般式 [I] 【0006】 【化3】 【0007】(式中、Xは水素原子又は一般式[II]
−C(R8)=N−Q2 で示される基を表わし;Q1
 は下記一般式[III] 〜 [VII]で示される
いずれかの基を表わし;Q2 は下記一般式[IV]〜
[VIII]で示されるいずれかの基を表わし; 【0008】 【化4】 【0009】Yは置換基を有していてもよい2価の炭化
水素残基を表わす。Ar1 およびAr2 はそれぞれ
置換基を有していてもよいアリール基又は複素環基であ
り、これらは互いに同一でも異なっていてもよい。R1
 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 およびR9 はそ
れぞれ水素原子、置換基を有していてもよい低級アルキ
ル基、ハロゲン原子、または置換基を有していてもよい
低級アルコキシ基を表わし、これらは互いに同一でも異
なっていてもよい。R6 およびR8 はそれぞれ水素
原子、メチル基、または置換基を有していてもよいフェ
ニル基を表わし、これらは互いに同一でも異なっていて
もよい。R7 およびR10はそれぞれ置換基を有して
いてもよいアリール基もしくは複素環基を表す。)で表
わされるアリールアミンヒドラゾン系化合物を含有する
感光層を有することを特徴とする電子写真用感光体に存
する。 【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
電子写真用感光体は、感光層中に前記一般式 [I] 
で表わされるアリールアミンヒドラゾン系化合物を含有
する。前記一般式 [I] において、 【0011】 【化5】 【0012】Xは水素原子又は一般式[II]−C(R
8)=N−Q2 で示される基を表わし;Q1 は下記
一般式[III] 〜 [VII]で示されるいずれか
の基を表わし;Q2 は下記一般式[IV]〜[VII
I]で示されるいずれかの基を表わす。 【0013】 【化6】 【0014】Yはハロゲン原子、水酸基、飽和或いは不
飽和の炭化水素基、アルコキシ基、アリールオキシ基、
ジアルキルアミノ基、ジアリールアミノ基などの置換基
を有していても良い、例えばメチレン基、プロピレン基
、キシリレン基、シクロヘキシレン基、ビニレン基、フ
ェニレン基などの2価の炭化水素残基を表わす。 【0015】Ar1 およびAr2 はメチル基、エチ
ル基等の低級アルキル基、メトキシ基、エトキシ基等の
低級アルコキシ基、フェニル基等の置換基を有していて
もよいフェニル基、ナフチル基等のアリール基又は同様
の置換基を有してもよいピロリル基、チオフェニル基、
フリル基、カルバゾリル基等の複素環基を表わしこれら
は互いに同一でも異なっていてもよい。 【0016】R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 
およびR9 は水素原子;塩素原子、臭素原子、沃素原
子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基等の低級アル
キル基;メトキシ基、エトキシ基等の低級アルコキシ基
を表わし、低級アルキル基、低級アルコキシ基は置換基
を有してもよくこれらR1 〜R5 およびR9 は互
いに同一でも異なっていてもよい。 【0017】R6 およびR8 は水素原子;メチル基
;フェニル基;トリル基、アニシル基、クロロフェニル
基等の置換フェニル基を表わし、これらは互いに同一で
も異なっていてもよい。R7 およびR10はフェニル
基;トリル基、アニシル基、クロロフェニル基等の置換
基を有していてもよいアリール基を表す。そしてR7 
,R10は互いに同一でも異なっていてもよい。 【0018】以下に一般式 [I] で表わされるアリ
ールアミンヒドラゾン系化合物についてその代表例を挙
げるが、本発明に用いるアリールアミンヒドラゾン系化
合物はその要旨を越えない限りこれら具体例に限定され
るものではない。なお、下記例示において、記載のない
限りAr1 ,Ar2 ,R7 及びR10はいずれも
フェニル基、R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 
,R6 ,R8 ,R9 及びXはいずれも水素原子で
あるものとする。 【0019】又、下記例示において記載のない限り、−
C(R6)=N−Q1 及び−C(R8)=N−Q2 
のベンゼン核に対する結合位置は、窒素原子と結合して
いるベンゼン核の炭素原子を1とし、その隣の炭素原子
を2とし、順次3、4、5、6とした時、4の位置であ
るものとする。又、R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,
R5 及びR9 のベンゼン核に対する結合位置は、窒
素原子と結合しているベンゼン核の炭素原子を1とし、
その隣の炭素原子を2とし、順次3、4、5、6とする
。例えばR1 がメチル基であってベンゼン核の2の位
置に結合している場合、R1 :2−メチル基と表わす
。 【0020】又、次の置換基が結合される位置は、次の
ように番号で表わす。 【0021】 【化7】 【0022】例えばR7 がナフチル基であって、1の
位置で結合している場合、R7 :1−ナフチルと表わ
す。 又、下記例示において、Yの化学式中にフェニレン基が
存在する場合はYの化学式の後にo,m又はpを記載す
ることによってフェニレン基に対する結合位置がそれぞ
れオルソ位、メタ位又はパラ位であることを示す。 【0023】   化合物例   化合物No.     1          Q1        
   :   [III]             
   Y            :  −CH2 −
    2          Q1        
   :   [III]             
   Y            :  −CH2 C
H2 CH2 −    3          Q1
           :   [III]     
           Y            :
  −CH2 CH(OH)CH2 −    4  
        Q1           :   
[III]                Y   
         :  −CH(C6 H4 Cl)
−                        
          (Clはメタ位に結合したもので
ある。)    5          Q1    
       :   [III]         
       Y            :  −C
H2 −              Ar1 及びA
r2 :  m−トリル基    6        
  Q1           :   [III] 
               Y         
   :  −CH2 −             
 Ar1 及びAr2 :  4−ビフェニル基   
 7          Q1           
:   [III]                
Y            :  −CH2 −   
           Ar1 及びAr2 :  p
−メトキシフェニル基    8          
Q1           :   [III]   
             Y           
 :  −CH2 −C6 H4 −CH2 −,p 
   9          Q1         
  :   [III]              
  Y            :  −CH2 −C
6 H4 −CH2 −,m  10        
  Q1           :   [III] 
               Y         
   :  −CH2 −C6 H4 −CH2 −,
o  11          Q1        
   :   [III]             
   Y            :  −CH2 −
                R7       
    :  1−ナフチル基  12       
   Q1           :   [IV] 
                Y        
    :  −CH2 −  13        
  Q1           :   [III] 
               Y         
   :  −CH2 −             
   R6           :  メチル基  
14          Q1           
:   [VII]                
Y            :  −CH2 −CH2
 −CH2 −  15          Q1  
         :   [III]       
         R5           :  
4−メチル基                Y  
          :  −CH2 −C6 H4 
−CH2 −,o  16          Q1 
          :   [V]        
         Y            :  
−CH2 −C6 H4 −CH2 −,o  17 
         Q1           :  
 [III]                Ar2
         :  2−チエニル基      
          Y            : 
 −CH2 −  18          Q1  
         :   [III]       
       Ar1 及びAr2 :  P−クロロ
フェニル基                Y   
         :  −CH2 −C6 H4 −
CH2 −,m  19          Q1  
         :   [III]       
         R6           :  
P−トリル基                Y  
          :  −CH2 −  20  
        Q1           :   
[IV]                 Y   
         :  −CH2 −C6 H4 −
CH2 −,o  21          Q1  
         :   [III]       
         Y            :  
−CH2 −                X  
          :   [II]       
          Q2           : 
  [VIII]   22          Q1
           :   [III]     
           Y            :
  −CH2 CH2 CH2 −         
       X            :   [
II]                 Q2   
        :   [VIII]   23  
        Q1           :   
[III]                Y   
         :  −CH2 CH(OCH3)
CH2 −                X   
         :   [II]        
         Q2           :  
 [VIII]   24          Q1 
          :   [III]      
          Y            : 
 −CH(C6 H4 Cl)−          
                        (
Clはメタ位で結合したものである。)       
         X            :  
 [II]                 Q2 
          :   [VIII]   25
          Q1           : 
  [III]              Ar1 
及びAr2 :  m−トリル基          
      Y            :  −CH
2 −                X     
       :   [II]          
       Q2           :   [
VIII]   26          Q1   
        :   [III]        
      Ar1 及びAr2 :  4−ビフェニ
ル基                Y      
      :  −CH2 −          
      X            :   [I
I]                 Q2    
       :   [VIII]   27   
       Q1           :   [
III]                Y    
        :  −CH2 −C6 H4 −C
H2 −,p                X  
          :   [II]       
          Q2           : 
  [VIII]   28          Q1
           :   [III]     
           Y            :
  −CH2 −C6 H4 −CH2 −,m   
             X           
 :   [II]                
 Q2           :   [VIII] 
  29          Q1         
  :   [III]              
  Y            :  −CH2 −C
6 H4 −CH2 −,o            
    X            :   [II]
                 Q2      
     :   [VIII]   30     
     Q1           :   [II
I]              R7 及びR10 
   :  1−ナフチル基            
    Y            :  −CH2 
−                X       
     :   [II]            
     Q2           :   [VI
II]   31        Q1 及びQ2  
   :   [VI]              
   Y            :  −CH2 C
H2 CH2 −                X
            :   [II]   32
        Q1 及びQ2     :   [
VII]                Y    
        :  −CH2 CH2 CH2 −
                X        
    :   [II]   33        
  Q1           :   [III] 
             R6 及びR8     
:  メチル基                Y 
           :  −CH2 −C6 H4
 −CH2 −,m                
X            :   [II]    
             Q2          
 :   [VIII]   34         
 Q1           :   [III]  
              R5         
  :  4−メチル基              
  Y            :  −CH2 −C
6 H4 −CH2 −,p            
    X            :   [II]
                 Q2      
     :   [VIII]   35     
   Q1 及びQ2     :   [V]   
              Y          
  :  −CH2 −C6 H4 −CH2 −,o
                X        
    :   [II]   36        
  Q1           :   [III] 
               Y         
   :  −CH=CH−            
    X            :   [II]
                 Q2      
     :   [VIII]   37     
     Q1           :   [II
I]              Ar1 及びAr2
 :  2−チエニル基              
  Y            :  −CH2 − 
               X         
   :   [II]              
   Q2           :   [VIII
]   38          Q1       
    :   [III]            
  Ar1 及びAr2 :  P−クロロフェニル基
                Y        
    :  −CH2 −C6 H4 −CH2 −
,m                X      
      :   [II]           
      Q2           :   [V
III]   39          Q1    
       :   [III]         
     R6 及びR8     :  フェニル基
                Y        
    :  −CH2 CH2 CH2 −    
            X            
:   [II]                 
Q2           :   [VIII]  
 40        Q1 及びQ2     : 
  [IV]                 Y 
           :  −CH2 −C6 H4
 −CH2 −,o                
X            :   [II] 前記一
般式 [I]で表わされるアリールアミンヒドラゾン系
化合物は公知の方法を用いて製造できる。 【0024】例えば、アリールアミン系化合物を原料と
して用いて、公知なカルボニル導入反応を行ない、次い
で所望のヒドラジン類との脱水反応を行なう事により目
的の化合物を得る方法である。 (A−1)  一般式 [I]中、R6 およびR8 
が水素原子である場合、下記の様に 【0025】 【化8】 【0026】一般式[IX](一般式[IX]および 
[X] 中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,Ar1
 ,Ar2 およびYは前示一般式 [I] における
と同一の意義を有し、一般式 [X]中のZは水素原子
もしくは−CHO基を表わす。)で表わされるアリール
アミン系化合物をオキシ塩化リンの存在下に、N,N−
ジメチルホルムアミド、N−メチルホルムアニリド等の
ホルミル化剤と反応させると一般式 [X] で示され
るアルデヒド体が得られる。(ウイルスマイヤー反応) ホルミル化剤を大過剰に用いて反応溶媒を兼ねることも
できるが、o−ジクロルベンゼン、ベンゼン等の反応に
不活性な溶媒を用いる事もできる。 【0027】(A−2)次いで得られた一般式 [X]
 の化合物を下記一般式[XI]a,bで表わされるヒ
ドラジン類と脱水縮合反応する事により一般式 [I]
 で表わされるアリールアミンヒドラジンを製造できる
。ここで[XI]a,bのR7 とR5 、R9 とR
10が窒素原子を含んだ前記の一般式[III],[I
V], [V],[VI]で示される複素環を形成して
いてもよい。 【0028】 【化9】 【0029】脱水縮合反応は必要によっては50℃〜1
50℃の加熱下、メタノール、エタノール、テトラヒド
ロフラン、セロソルブ、N,N−ジメチルホルムアミド
、ベンゼン、トルエン等の反応に不活性な溶剤の中、所
望により反応促進剤としてパラトルエンスルホン酸、塩
酸、酢酸ナトリウム等の助剤を用いてもよい。(ヒドラ
ゾン化反応) なお、[XI]a,[XI]bは単独でも混合してもよ
く又、場合によっては段階的に反応させてもよい。 【0030】(B−1)  一般式 [I] 中、R6
 およびR8 が水素原子以外の場合、下記の様に【0
031】 【化10】 【0032】一般式[IX](一般式[XII] 中、
R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,Ar1 ,Ar2 
およびYは一般式 [I] におけると同一の意義を有
し、一般式[XII] 中、Wは水素原子もしくは−C
(R8)=O基を表わし、R6 及びR8 は一般式[
I] におけると同一の意義を有する。R6 及びR8
 は同一でも異なっていてもよい。)で表わされるアリ
ールアミン系化合物を塩化アルミニウム、塩化鉄、塩化
亜鉛等のルイス酸存在下、ニトロベンゼン、ジクロルメ
タン、四塩化炭素等の溶媒中、一般式Cl−CO−R6
 もしくはCl−CO−R8 で表わされる酸塩化物と
反応させることにより一般式[XII] で表わされる
ケトン体が得られる。 【0033】R6 およびR8 は互いに同一でも異な
っていてもよく、R6 ≠R8 の場合は加える酸塩化
物を混合、もしくは段階的に加わえる事によって達成さ
れる。 (B−2)  (A−2)と同様の反応で達成される。 これらの反応において、場合によっては、各工程終了後
、あるいは、全工程終了後、再結晶精製、昇華精製、カ
ラム精製等の公知な精製手段により高純度体を得る事も
可能である。 【0034】本発明の電子写真用感光体は、上記一般式
 [I] で表わされるヒドラゾン系化合物を1種また
は2種以上含有する感光層を有する。一般式 [I] 
で表わされるヒドラゾン系化合物は有機光導電体として
きわめてすぐれた性能を示す。特に電荷キャリヤー移動
媒体として用いた場合には高感度で耐久性にすぐれた感
光体を与える。 【0035】電子写真用感光体の感光層の形態としては
種々のものが知られているが、本発明の電子写真用感光
体の感光層としてはそのいずれであってもよい。例えば
バインダー中にヒドラゾン系化合物と必要に応じ増感剤
となる色素や電子吸引性化合物を添加した感光層、光を
吸収すると極めて高い効率で電荷キャリヤーを発生する
光導電性粒子とヒドラゾン系化合物をバインダー中に添
加した感光層、ヒドラゾン系化合物とバインダーからな
る電荷移動層と光を吸収すると極めて高い効率で電荷キ
ャリヤーを発生する光導電性粒子からなるあるいはこれ
とバインダーからなる電荷発生層とを積層した感光層等
が挙げられる。 【0036】これらの感光層中には、一般式 [I] 
で表わされるヒドラゾン系化合物と共に、有機光導電体
としてすぐれた性能を有する公知の他のヒドラゾン化合
物、スチルベンゼン系化合物を混合してもよい。本発明
においては上記一般式 [I] で表わされるヒドラゾ
ン系化合物を電荷発生層と電荷移動層の二層からなる感
光層の電荷移動層中に用いる場合に、特に感度が高く残
留電位が小さく、かつ、繰返し使用した場合に、表面電
位の変動や感度の低下、残留電位の蓄積等が少なく耐久
性にすぐれた感光体を得ることができる。 【0037】本発明の電子写真用感光体は常法に従って
上記一般式 [I] で表わされるヒドラゾン系化合物
をバインダーと共に適当な溶剤中に溶解し、必要に応じ
光を吸収すると極めて高い効率で電荷キャリヤーを発生
する光導電性粒子、増感染料、電子吸引性化合物、ある
いは、可塑剤、顔料その他の添加剤を添加して得られる
塗布液を導電性支持体上に塗布、乾燥し、通常、数μ〜
数十μの膜厚の感光層を形成させることにより製造する
ことができる。電荷発生層と電荷移動層の二層からなる
感光層の場合は、電荷発生層の上に上記塗布液を塗布す
るか、上記塗布液を塗布して得られる電荷移動層の上に
電荷発生層を形成させることにより、製造することがで
きる。 【0038】塗布液調製用の溶剤としてはテトラヒドロ
フラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;メチルエ
チルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;トルエン
、キシレン等の芳香族炭化水素;N,N−ジメチルホル
ムアミド、アセトニトリル、N−メチルピロリドン、ジ
メチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒;酢酸エ
チル、蟻酸メチル、メチルセロソルブアセテート等のエ
ステル類;ジクロロエタン、クロロホルム等の塩素化炭
化水素などのヒドラゾン系化合物を溶解させる溶剤が挙
げられる。勿論これらの中からバインダーを溶解するも
のを選択する必要がある。また、バインダーとしては、
スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル、ブタジエン等のビニル化合
物の重合体及び共重合体、ポリビニルアセタール、ポリ
カーボネート、ポリエステル、ポリスルホン、ポリフェ
ニレンオキサイド、ポリウレタン、セルロースエステル
、セルロースエーテル、フェノキシ樹脂、けい素樹脂、
エポキシ樹脂等スチレン系化合物と相溶性のある各種ポ
リマーが挙げられる。バインダーの使用量は通常ヒドラ
ゾン系化合物に対し、0.5〜30重量倍、好ましくは
0.7〜10重量倍の範囲である。 【0039】上記感光層に添加される光導電性粒子、染
料色素、電子吸引性化合物としてはいずれも周知のもの
が使用できる。光を吸収すると極めて高い効率で電荷キ
ャリヤーを発生する光導電性粒子としてはセレン、セレ
ン−テルル合金、セレン−ヒ素合金、硫化カドミウム、
アモルファスシリコン等の無機光導電性粒子;金属含有
フタロシアニン、ペリノン系顔料、チオインジゴ、キナ
クリドン、ペリレン系顔料、アントラキノン系顔料、ア
ゾ系顔料、ビスアゾ系顔料、トリスアゾ系顔料、テトラ
キス系アゾ顔料、シアニン系顔料等の有機光導電性粒子
が挙げられる。(特に、金属含有フタロシアニンと組み
合わせるとレーザー光に対する感度が向上した感光体が
得られる。)染料としては、例えばメチルバイオレット
、ブリリアントグリーン、クリスタルバイオレット等の
トリフェニルメタン染料、メチレンブルーなどのチアジ
ン染料、キニザリン等のキノン染料及びシアニン染料や
ビリリウム塩、チアビリリウム塩、ベンゾビリリウム塩
等が挙げられる。また、ヒドラゾン系化合物と電荷移動
錯体を形成する電子吸引性化合物としては、例えばクロ
ラニル、2,3−ジクロロ−1,4−ナフトキノン、1
−ニトロアントラキノン、1−クロロ−5−ニトロアン
トラキノン、2−クロロアントラキノン、フェナントレ
ンキノン等のキノン類;4−ニトロベンズアルデヒド等
のアルデヒド類;9−ベンゾイルアントラセン、インダ
ンジオン、3,5−ジニトロベンゾフェノン、2,4,
7−トリニトロフルオレノン、2,4,5,7−テトラ
ニトロフルオレノン、3,3′,5,5′−テトラニト
ロベンゾフェノン等のケトン類;無水フタル酸、4−ク
ロロナフタル酸無水物等の酸無水物;テトラシアノエチ
レン、テレフタラルマロノニトリル、9−アントリルメ
チリデンマロノニトリル、4−ニトロベンザルマロノニ
トリル、4−(p−ニトロベンゾイルオキシ)ベンザル
マロノニトリル等のシアノ化合物;3−ベンザルフタリ
ド、3−(α−シアノ−p−ニトロベンザル)フタリド
、3−(α−シアノ−p−ニトロベンザル)−4,5,
6,7−テトラクロロフタリド等のフタリド類等の電子
吸引性化合物があげられる。 【0040】更に、本発明の電子写真用感光体の感光層
は成膜性、可撓性、機械的強度を向上させるために周知
の可塑剤を含有していてもよい。そのために上記塗布液
中に添加する可塑剤としては、フタル酸エステル、りん
酸エステル、エポキシ化合物、塩素化パラフィン、塩素
化脂肪酸エステル、メチルナフタレンなどの芳香族化合
物などが挙げられる。ヒドラゾン系化合物を電荷移動層
中の電荷移動媒体として用いる場合の塗布液は、前記組
成のものでもよいが、光導電性粒子、染料色素、電子吸
引性化合物等を除くか、少量の添加でよい。この場合の
電荷発生層としては上記光導電性粒子と必要に応じバイ
ンダーポリマーや有機光導電性物質、染料色素、電子吸
引性化合物等の溶媒に溶解乃至分散させて得られる塗布
液を塗布乾燥した薄層、あるいは前記光導電性粒子を蒸
着等の手段により製膜とした層が挙げられる。 【0041】このようにして形成される感光体にはまた
、必要に応じ、接着層、中間層、透明絶縁層等を有して
いてもよいことはいうまでもない。感光層が形成される
導電性支持体としては周知の電子写真感光体に採用され
ているものがいずれも使用できる。具体的には例えばア
ルミニウム、ステンレス、銅等の金属ドラム、シートあ
るいはこれらの金属箔のラミネート物、蒸着物が挙げら
れる。更に、金属粉末、カーボンブラック、ヨウ化銅、
高分子電解質等の導電性物質を適当なバインダーととも
に塗布して導電処理したプラスチックフィルム、プラス
チックドラム、紙、紙管等が挙げられる。また、金属粉
末、カーボンブラック、炭素繊維等の導電性物質を含有
し、導電性となったプラスチックのシートやドラムが挙
げられる。 【0042】 【発明の効果】本発明の電子写真感光体は感度が非常に
高く、かつ、かぶりの原因になる残留電位が小さく、と
くに光疲労が少ないために繰返し使用による残留電位の
蓄積や、表面電位および感度の変動が小さく耐久性に優
れるという特徴を有する。 【0043】 【実施例】つぎに、本発明を実施例により更に具体的に
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の製
造例、実施例に限定されるものではない。なお、実施例
中「部」とあるのは「重量部」を示す。 製造例1 ビス(p−ジフェニルアミノフェノキシ)メタン【00
44】 【化11】 【0045】1.5gを、N,N−ジメチルホルムアミ
ド30mlに溶解させ、その後、オキシ塩化リン0.6
4mlを加え60℃で5時間反応させた。放冷後、反応
液を氷水200g中に放出し、水酸化ナトリウムにより
加水分解し、更に常法により濾過、精製処理を行うこと
により、黄色油状物のモノホルミル化物0.61gと、
黄色油状物のジホルミル化物0.33gを得た。 【0046】これらの化合物は、下記元素分析値、質量
分析測定、及び赤外吸収スペクトル測定により、各々下
記構造式で表される化合物であることが判明した。 ■モノホルミル化合物 (元素分析値)    C38H30N2 O3 とし
て【0047】 【表1】 (質量分析測定結果)    C38H30N2 O3
 としてMW=562 M+ =562 【0048】 【化12】 【0049】■ビスホルミル化合物 (元素分析値)    C39H30N2 O4 とし
て【0050】 【表2】 (質量分析測定結果)    C39H30N2 O4
 としてMW=590 M+ =590 【0051】 【化13】 【0052】製造例2 製造例1で合成したモノホルミル化合物0.61gと、
1,1−ジフェニルヒドラジン0.28gを酢酸触媒下
、テトラヒドロフラン3mlとメタノール5mlの混合
溶液中、50〜60℃で2時間反応させた。その後、反
応液をメタノール500ml中に注加し、更に常法によ
り濾加、精製処理を行うことにより黄色固体0.79g
を得た。 【0053】この化合物は、下記元素分析値、質量分析
測定、及び赤外吸収スペクトル測定(第1図)により下
記構造式で表されるモノヒドラゾン系化合物(化合物N
o.1)であることが判明した。 (元素分析値)    C50H40N4 O2 【0
054】 【表3】 (質量分析測定結果)    C50H40N4 O2
 としてMW=728 M+ =728 【0055】 【化14】 【0056】製造例3 製造例1で合成したジホルミル化合物0.33gと、1
,1−ジフェニル−ヒドラジン0.29gを酢酸触媒下
、テトラヒドロフラン3mlとメタノール5mlの混合
溶液中、50〜60℃で2時間反応させた。その後、反
応液をメタノール500ml中に注加し、更に常法によ
り濾加、精製処理を行うことにより、黄色固体0.22
gを得た。 【0057】この化合物は、下記元素分析値、及び赤外
吸収スペクトル測定(第2図)により、下記構造式で表
されるビスヒドラゾン系化合物(化合物No.21)で
あることが判明した。 (元素分析値)    C63H50N6 O2 【0
058】 【表4】 【0059】 【化15】 【0060】実施例1 チタニウムオキシフタロシアニン顔料1.0部とポリビ
ニルブチラール(電気化学工業(株)社製、商品名ポリ
ビニルブチラール#6000)0.5部を30部の4−
メトキシ−4−メチルペンタノン−2(三菱化成(株)
社製)中で、分散微粒子化処理を行なった。 【0061】この分散液を100μmの膜厚のポリエス
テルフィルムに蒸着されたアルミ蒸着層の上に乾燥後の
重量が0.2g/m2 になる様にワイヤーバーで塗布
した後、乾燥して電荷発生層を形成させた。この上に製
造例3で製造したヒドラゾン系化合物70部と下記に示
すポリカーボネート樹脂 【0062】 【化16】 【0063】100部をジオキサン900部に溶解した
塗布液を塗布、乾燥し、膜厚17μmの電荷移動層を形
成させた。このようにして得た2層からなる感光層を有
する電子写真感光体について感度すなわち半減露光量を
測定したところ2.7(μW/cm2 )−1であった
。 【0064】半減露光量はまず、感光体を暗所で−4.
8KVのコロナ放電により帯電させ、次いで775nm
の光で露光し、表面電位が500Vから250Vまで減
衰するのに要する露光量を測定することにより求めた。 実施例2 実施例1で用いたフタロシアニン系顔料の代りに、下記
構造式で表わされるナフタル酸系ビスアゾ顔料を用いて
実施例1と同様にして作成した感光体を白色光で露光し
半減露光量を測定したところ、1.0lux・secで
あった。 【0065】 【化17】 【0066】実施例3〜15 実施例1で用いたヒドラゾン系化合物の代わりに、製造
例2又は3と同様にして合成した下記第1表に示すヒド
ラゾン系化合物を用い、また、電荷発生層には、実施例
1で用いたチタニウムオキシフタロシアニン顔料を使用
して得られる電子写真感光体の感度を第1表に示す。 【0067】                          
     第1表  例          例示化合
物No.        感度(μW/cm2 )−1
  3              1       
                 2.4  4  
            2            
            1.8  5       
       5                 
       2.3  6            
  8                      
  1.9  7            11   
                     2.4 
 8            12         
               2.2  9    
        18               
         1.810           
 22                      
  1.811            25    
                    2.312
            26           
             2.013       
     28                  
      1.714            29
                        2
.215            33       
                 2.116   
         37              
          2.217          
  40                     
   1.9
【図面の簡単な説明】
【図1】製造例2で得られたモノヒドラゾン系化合物の
赤外吸収スペクトル
【図2】製造例3で得られたビスヒドラゾン系化合物の
赤外吸収スペクトル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (1)導電性支持体上に下記一般式 
    [I] 【化1】 (式中、Xは水素原子又は一般式[II]−C(R8)
    =N−Q2 で示される基を表わし;Q1 は下記一般
    式[III] 〜 [VII]で示されるいずれかの基
    を表わし;Q2 は下記一般式[IV]〜[VIII]
    で示されるいずれかの基を表わし;【化2】 Yは置換基を有していてもよい2価の炭化水素残基を表
    わし;Ar1 およびAr2 はそれぞれ置換基を有し
    ていてもよいアリール基又は複素環基であり、これらは
    互いに同一でも異なっていてもよく;R1 ,R2 ,
    R3 ,R4 ,R5 およびR9 はそれぞれ水素原
    子、置換基を有していてもよい低級アルキル基、ハロゲ
    ン原子、または置換基を有していてもよい低級アルコキ
    シ基を表わし、これらは互いに同一でも異なっていても
    よく;R6 およびR8 はそれぞれ水素原子、メチル
    基、または置換基を有していてもよいフェニル基を表わ
    し、これらは互いに同一でも異なっていてもよく;R7
     およびR10はそれぞれ置換基を有していてもよいア
    リール基を表す。)で表わされるアリールアミンヒドラ
    ゾン系化合物を含有する感光層を有することを特徴とす
    る電子写真用感光体。
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