JPH04338329A - ウイルス病の治療におけるスルホン酸スチルベン誘導体類 - Google Patents

ウイルス病の治療におけるスルホン酸スチルベン誘導体類

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JPH04338329A
JPH04338329A JP4047794A JP4779492A JPH04338329A JP H04338329 A JPH04338329 A JP H04338329A JP 4047794 A JP4047794 A JP 4047794A JP 4779492 A JP4779492 A JP 4779492A JP H04338329 A JPH04338329 A JP H04338329A
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JP
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cells
formula
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infection
hiv
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JP4047794A
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English (en)
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Alan D Cardin
アレン ド−グレス カ−ディン
A Stanley Tyms
アルバ−ト スタンレイ ティムス
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Aventis Pharmaceuticals Inc
Original Assignee
Merrell Dow Pharmaceuticals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウイルス病の処置にお
けるスルホン酸スチルベン誘導体類に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒト及び動物でウイルス感染の処置及び
治癒を発展させるために、多大の研究がいま進んでいる
。エイズ及びARCのヒトでの発症が脅威的な速度で増
加していることに注目すべきである。エイズにかかった
人の5年間の生存率は情ないものであり、感染によって
免疫系が重大な損傷を受けたエイズ患者は、カポジ肉腫
とニューモシスティス・カリニ肺炎を含めた多くの日和
見感染にかかる。エイズに対する治療法は知られておら
ず、現在の処置は、大部分、効力について妥当な証拠が
なく、また多くの不利な副作用をもっている。病気の恐
れは、この病気をもっている人々やその疑いのある人々
の社会的追放と差別を生じた。
【0003】レトロウイルスは、リボ核酸(RNA)ウ
イルスの部類であり、逆転写酵素を用いて相補性DNA
(cDNA)鎖を形成し、そこから二本鎖のプロウイル
スDNAをつくることによって複製する。次に、このプ
ロウイルスDNAはホスト細胞の染色体DNAに取り込
まれ、この統合化DNAの転写とウイルスのメッセンジ
ャーRNAのタンパクへの翻訳によって、ウイルス複製
を可能としている。新しいウイルスRNAのタンパクコ
アへの組み立てと細胞からの放出は、感染性ウイルス子
孫の形成をもたらす。
【0004】既知レトロウイルスの多くは腫瘍原性であ
る。事実、発見された最初のヒトレトロウイルス、すな
わちヒトT細胞白血病ウイルスI型とII型(HTLV
−I及びII)の二つは、Tリンパ細胞の感染後、ヒト
でまれな白血病を起こすことがわかった。三つめに発見
されたこのようなヒトウイルスのHTLV−III(現
在はHIVと呼ばれるもの)は、Tリンパ細胞感染後、
細胞の死滅をもたらし、後天性免疫不全症侯群(AID
S)及びエイズ関連複合病(ARC)の原因剤として確
認された。
【0005】HIVのエンベロープタンパクは160 
kDaの糖タンパクである。このタンパクをプロテアー
ゼによって切断すると、120 kDaの外部タンパク
(gp 120)と膜横断糖タンパク(gp 41)を
生ずる。gp 120タンパクは、CD4陽性のヒトT
ヘルパー細胞上の受容体を認識するアミノ酸配列を含有
する。最近、ポリスルフェート化多糖類デキストランス
ルフェート、海藻類のカラギナン、ペントサンポリスル
フェート、及びヘパリンが生体外でHIV−1複製の非
常に有効な抑制剤であるとの報告があった。 エム・イトー(M. Ito)ら、(1987年)An
tiviral Res. 7巻361−367頁。バ
バ(Baba)ら、Antiviral Res. 9
巻335−343頁(1988年)。オー・ヨシダ(O
. Yoshida)(1988年)Biochem.
 Pharmacol. 37巻2887−2981頁
。アール・ウエノ(R. Ueno)及びエス・クノ(
S. Kuno)、(1987年)Lancet 1巻
1379頁。これらの分子上におけるスルフェート基の
存在は、抗ウイルス活性にとって必要である。この活性
の機構はババらによって研究された[(1988年)P
roc. Natl. Acad.Sci. USA,
 85巻6132−6136頁]。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】出願人らは、スルホン
酸基をもったスルホン化スチルベンの部類が、HIVに
対して活性をもつことを発見した。単純疱疹ウイルス(
HSV)I型及びII型、並びにサイトメガロウイルス
(CMV)は、機能的に関連する糖タンパク外皮をもち
、本発明のスルホン化スチルベンを使用するとウイルス
感染力も消滅ないし排除できる。
【0007】式1
【化5】 [式中R1とR2は各々独立にH2N−、O2N−、S
=C=N−、N≡C−、又はCH3C(O)N−基であ
り、Bは−CH=CH−(シス又はトランス)、−C≡
C−、又は−CH2−CH2−基であり、またM1とM
2は各々独立に水素又は製薬上受け入られる陽イオンで
ある]の化合物類は、エンベロープに包まれたウイルス
の感染によって起こる病気の治療に有用である。
【0008】
【課題を解決する手段】製薬上受け入られる陽イオン類
は、所望の効果を達成するために投与される適量で実質
的に無毒性であるような陽イオンであり、著しい薬理学
的活性を独立にもっていない。例として、これらの塩類
はアルカリ金属、例えばナトリウムとカリウム;アルカ
リ土類金属、例えばカルシウムとマグネシウム;アルミ
ニウムを含めた第IIIA族の軽金属;及び第一級、第
二級、及び第三級有機アミン類、例えばトリエチルアミ
ンを含めたトリアルキルアミン類、プロカイン、ジベン
ジルアミン、1−エテナミン、N,N’−ジベンジルエ
チレンジアミン、ジヒドロアビエチルアミン、N−(低
級)アルキルピペリジン、及びその他任意適当なアミン
との塩類を包含する。ナトリウム塩類が好ましい。
【0009】本発明化合物類は、当業者によって容易に
調製できる。化合物類は、スチルベンのスルホン化誘導
体類であり、アール・ティー・モリソン(R.T. M
orrison)及びアール・エヌ・ボイド(R.N.
 Boyd)、「有機化学」第5版、アレン&ベーコン
社、ボストン、1987年、第14章、で教示されてい
るように、周知の芳香族親電子置換法によって幾通りに
も調製できる。概して、式1化合物を調製する最も有効
な方法は、式1a
【化6】 [式中B、R1、及びR2は式1化合物類に対して上に
定義されたもの、又はこのような置換基に容易に転化で
きる基である]の対応する非スルホン化化合物をスルホ
ン化することである。また一般に、Bが−CH=CH−
以外である場合の化合物類を調製したい時には、Bが−
CH=CH−である場合の対応化合物を初めに調製し、
続いて周知の技法によって炭素−炭素結合を転化すると
、所望の部分を生ずる。 経路A
【化7】
【0010】Bが−CH=CH−である場合の式1a化
合物類は、例えば経路Aに示すように、任意付加的に置
換されていてもよいベンズアルデヒドをベンゾイン縮合
にかけることによっ調製さて、B、R1、及びR2基が
式1化合物に対して上に定義されたもの、又は上に定義
された基に後で転化できる基である場合の式2の最初の
ケト−アルコールアダクトが形成される。ベンゾイン縮
合反応の全般的なよい検討には、イデ(Ide)及びバ
ック(Buck)、Org. Reactions 4
巻269−304頁(1948年)を参照のこと。次に
、式2中間体を還元すると、スチルベン誘導体、すなわ
ちBが−CH=CH−基である場合の式1a化合物を生
ずる。還元は、例えば亜鉛アマルガムと、酢酸のような
希酸を使用する溶解金属還元法を使用するなど、任意慣
用の方法で実施できる。通常、還元は炭素−炭素二重結
合に関してシス及びトランス幾何学立体配置のスチルベ
ン混合物を生じ、トランス立体配置が好ましい。一方の
異性体は、炭素−炭素二重結合に関する幾何学異性体の
転化のために当業者に一般に使用される任意の方法によ
って、他方の異性体に転化できる。例えば、UV光の作
用によって、トランススチルベンをシススチルベンに転
化できる。
【0011】本発明のスチルベンを調製する別の方法は
、経路Bに例示されている。この反応経路は、式3のア
ルデヒドを式4のベンジル・グリニヤと反応させるもの
で、式5のアルコールを生じ、これを脱水させると、所
望のスチルベンを生ずる。式3、4、及び5の置換基B
、R1、及びR2は、式1化合物に対して上に定義され
たもの、又はこのような基に後で転化できる基である。 経路B
【化8】
【0012】式1aのスチルベン類を調製する別の方法
は、経路Cに例示されている。経路Cは式3のアルデヒ
ドを式6のα−フェニルアセテートと反応させて、式7
のアルコールエステルを生ずるもので、これを脱水する
と式8のアクリレートを生じ、これを酸促進された脱カ
ルボキシル化すると、式1aのスチルベンを生ずる。 経路C
【化9】
【0013】出願人らは、Bが−CH2−CH2基であ
る場合の式1化合物を好ましいと考え、またBが−CH
=CH−基である場合の、特にトランス立体配置のもの
を、いっそう好ましいと考える。また出願人らは、R1
とR2が各々独立にS=C=N−又はCH3C(O)N
−基である場合の式1化合物類を好ましいと考える。更
に、出願人らは、M1とM2が各々独立に水素又はナト
リウム陽イオンである場合の式1化合物類を好ましいと
考える。出願人らは、R1及びR2基が、B基を結合さ
せた炭素に関してパラ(又は4)位置にあり、またスル
ホニル基が、B基を結合させた炭素原子に関してγオル
ト(又は2)位置にある場合の化合物類を好ましいと考
える。本発明の好ましい化合物類は、4,4’−ジイソ
チオシアナトジヒドロスチルベン−2,2’−ジスルホ
ン酸(H2DIDS)、4−アセトアミド−4’−イソ
チオシアナトスチルベン−2,2’−ジスルホン酸(S
ITS)、及び特に4,4’−ジイソチオシアナトスチ
ルベン−2,2’−ジスルホン酸(DIDS)である。
【0014】スルホン化スチルベン類はHIVによる細
胞感染と、HIV感染の確定した細胞におけるシンシチ
ウム形成を予防するため、又はgp120表面タンパク
をもったその他関連のウイルス、並びに単純疱疹ウイル
ス(HSV)I型とII型、及びサイトメガロウイルス
(CMV)に対して使用できる。スルホン化スチルベン
類は、エイズとARC、及びレトロウイルスHIV又は
gp120表面タンパクをもったその他関連のウイルス
によって起こる他の病気や、単純疱疹ウイルス(HSV
)I型とII型、及びサイトメガロウイルス(CMV)
によって起こる病気の処置に使用できる。
【0015】GB8ウイルスで急性感染させたヒトT細
胞系統JMで評価されると、DIDS、H2DIDS、
及びSITS(表1)はウイルスで誘発される多核化巨
大細胞形成(シンシチウム)を抑制した。これらの化合
物類の抗ウイルス活性は、p24ウイルスコア抗原の投
与量依存性抑制によって(表1)、及び細胞を含まない
上澄み液中でのウイルス感染力の欠如によって(図示さ
れていない)確認された。我々はまた、第二のホスト細
胞/ウイルス系、すなわちHIV−1のハイチ株RFで
感染させた高度にCD4+のC8166細胞中において
、これらの化合物類の抗ウイルス性状を検査した。上の
ように、DIDS及びH2DIDSはHIV−1感染を
阻止したが、100μg/mlでのSITSは、シンシ
チウム及びp24抗原検定によって決定されると不活性
であった(表1)。DIDS及びH2DIDSは、テト
ラゾリウム還元検定法[ナカシマ(Nakashima
)ら、1989年]によって決定されると非細胞毒性の
濃度で、MT−4細胞中でRFの成長を阻止した。一方
、SITSは弱い抗ウイルス活性しかもっていなかった
(図示せず)。3ホスト細胞/ウイルス系の全部で、抗
ウイル効力は一貫してDIDS>H2DIDS>>SI
TSの順であった。 表1 HIV−1のGB8及びRF株のJM細胞への感染に対
する、スチルベンジスルホン酸類似体類DIDS、H2
DIDS、及びSITSの抗ウイルス活性シンシチウム
a       ウイルス対照に対 化合物          濃度μM       平
均計数          するP24抗原b%  ウ
イルス対照                    
101                   100
  DIDS            200    
         0             0.
02  (4.8)c               
   100             0     
        0.56  (33)       
            50           
  0             6.4   (83
)                   25   
         31             1
00   (100)               
    12           101     
        −     −          
          6           114
             −     −  H2D
IDS          200         
    0             0     (
2.5)                  100
             0           
  0.01  (59)             
      50             7   
          43    (>100)   
                25       
     71             100  
 −                   12  
          97             
100   −                  
  6           107        
     −     −  SITS       
     200             0   
          1.6   (>100)   
               100       
     15             85   
 (>100)                  
 50            63        
     100   (>100)        
           25            
63             −     −   
                12       
     72             −    
 −                    6  
          93a 感染後第4日。 b 感染後第6日に、ウイルス対照=7.35 x 1
04 pg/mlc カッコ内の値は、C8166細胞
中でHIV−1のRF株に対するもの。
【0016】ウイルス吸着から2時間以内、すなわちウ
イルス侵入に先立って、化合物類を添加し、細胞を抑制
剤の存在下に培養すると、スチルベンジスルホン酸類は
HIV−1の複製を阻止した。次に、これらの化合物類
を感染過程の後期に抗ウイルス活性について検査した。 0.01感染単位/細胞(GB8ウイルス)の感染多重
度(MOI)で、ウイルス糖タンパクは感染後24時間
でJM細胞表面に現われ、近隣のCD4+細胞と融合を
開始した。シンシチウム数は、細胞を含まないウイルス
の生産と良好な相関関係を示している[ティムズ(Ty
ms)ら、1990年]。表2に示すように、100μ
g/mlのDIDS及びH2DIDSを感染の24時間
後に添加すると、感染後52時間及び68時間に数えた
時に、ウイルス対照に比べて融合を完全に抑制した。 事実、DIDSを感染の43時間後という遅い時期に、
実質的な数のシンシチウムを含有する培養基に添加した
とき、これらのシンシチウムは感染後68時間まで完全
に姿を見せず、H2DIDSで処理された培養基中で著
しく退化していた。しかし、SITSはウイルス対照に
比べて抗シンシチウム活性をもたなかったが、p24抗
原はやや減少しており、低下した抗ウイルス効果を示し
ている。確定されたHIV−1感染に対するスチルベン
ジスルホン酸の抗ウイルス効力の相対的順序は、急性感
染で観察されたものと一貫しており、すなわちDIDS
>H2DIDS>>SITSであり、感染前期後期での
抗ウイルス作用の共通モードを示唆している。
【0017】表2 JM細胞へのHIV−1(GB8株)による確立された
感染に対するDIDS、H2DIDS、及びSITSの
効果                添加     
 添加時期での    シンシチウム    ng/m
l p24化合物          時間(h)a 
 シンシチウムb   52h後b  68h後b  
抗原 72hDIDS             0 
             0          0
       0       Negc (0)  
 (100μg/ml)    24        
      0          0       
0       Neg  (0)         
          43             
 9         19       0    
   2.8 (2.4%) H2DIDS     
      0              0   
       0       0       Ne
g  (0)   (100μg/ml)    24
              0          
0       0       2.4 (2%) 
                  43     
         9         19    
   3      16.4 (14%)  SIT
S             0          
    0          4      27 
      6.7 (7.4%) (100μg/m
l)    24              0  
       35      77      21
.7 (18.6%)               
 43              9       
  59      80      49.3 (4
2.3%)薬剤無含有培地  43         
     9         53      85
     116.2 (100%)a) 時間は感染
後時間数をさす。 b) 化合物添加時における平均シンシチウム数(n=
3)。 感染後43−52時間の培養期間中に、平均シンシチウ
ム数は薬剤を含まない対照で、穴当たり9から53のシ
ンシチウムへ増加した。 c) Neg = 抗原が検出されず。
【0018】シンシチウム細胞の形成は、感染細胞の膜
中に表現されるgp120と近隣細胞上にあるCD4抗
原との相互作用に依存している[カメリニ(Camer
ini)及びシード(Seed)、1990年]。我々
は、gp120−CD4依存性の融合過程へのスチルベ
ンジスルホン酸類の影響を調べるため、細胞の共同培養
モデルを利用した。この系は、HIV−1RF(gp1
20+細胞)で慢性的に感染させたH9細胞を、融合指
示剤としての未感染C8166細胞(CD4+細胞)と
混合したものからなる。この検定では、37℃で2−3
時間混合すると細胞融合が起こり、更に3−4時間後に
実質的なシンシチウムが観察された(図1、写真A)。 細胞混合時にDIDS 100μg/mlで細胞を処理
すると、細胞融合を完全に予防した(写真B)が、H2
DIDSは部分的にしかシンシチウムを予防しなかった
(図示せず)。SITSは200μg/mlで(写真C
)効果がなかったが、この濃度のDIDSは混合後5日
間、C8166細胞を全面的に予防した(図示せず)。 平行した実験で、分子量500,000のデキストラン
スルフェート10μg/ml(写真E)はDIDSと同
様、未処理ウイルス対照(写真D)に比べて完全に阻止
した。しかし、ヘパリン250μg/ml(写真F)及
び分子量8,000のデキストランスルフェート100
μg/ml(図示せず)はまったく無効であった。スル
フェート化多糖類でのこれらの発見は、既報告[モンテ
フィオリ(Montefiori)ら、1990年]と
一致していた。このように、ヘパリンと分子量8,00
0のデキストランスルフェートは、ウイルス誘発性細胞
融合及び死滅を阻止するのに無効であったが、DIDI
S及びH2DIDSは相当な抗ウイルス活性を示した。
【0019】次の実験で、CD4+ C8166細胞を
DIDS(100μg/ml)、SITS(100μg
/ml)、又は薬剤なしの培地で一夜事前処理した。未
吸着化合物類をくり返し洗浄して除去し、次に慢性的に
感染させたH9細胞を添加した。 図2A及びBに示すように、SITS及び薬剤なしの培
地での事前処理は、いずれも6時間の観察期間中にシン
シチウムの阻止に失敗した。これと対照的に、DIDS
処理細胞(図2C)はシンシチウムを生じないままだっ
た。対照的に、ヘパリン又は分子量500,000のデ
キストランスルフェートで細胞を事前処理した時には、
保護効果は観察されなかった。このように、H9細胞と
の混合前に細胞を洗浄すると、分子量500,000の
デキストランスルフェートが持続的に検定中に存在する
時に上で観察された保護効果(図1、写真E)はなくな
った。
【0020】HIV、HSV、又はCMVに感染した細
胞でシンシチウム形成を予防するために必要な式1のス
ルフェート化スチルベンの量は、任意の有効量でありう
る。実験的には、50−100μg/mlの濃度で使用
される時にスルホン化スチルベンがシンシチウム形成の
完全な阻止をもたらすとともに、HIVウイルス複製の
指示剤としてのP24抗原の存在を3.0x102に低
下させることを、出願人らは確定した。HIV感染によ
って起こるAIDS、又はARCその他の病気、並びに
HSVとCMV感染によって起こる病気を処置するため
に投与される式1のスルホン化スチルベンの量は、特定
の使用適量単位、処置期間、処置を受ける患者の年齢性
別、処置される疾患の性質と程度、及び当業者に周知の
その他の因子によって多様でありうる。更に、式1のス
ルホン化スチルベンは、レトロウイルスの処置に有用で
あることが知られた他の薬剤、及びレトロウイルスで起
こる病状や、病気と関連する合併症の処置に有用である
ことが知られた薬剤と連係して使用できる。投与される
式1のスルホン酸スチルベン類の抗ウイルス有効量は、
一般に約15 mg/kg〜500 mg/kgの範囲
にあろう。単位適量は、スルホン酸スチルベン類25−
500 mgを含有でき、1日当たり1回以上摂取でき
る。式1のスルホン化スチルベンは、経口又は非経口的
に慣用の適量単位形式を使用して、薬学担体と一緒に投
与できる。
【0021】経口投与には、式1のスルホン化スチルベ
ンをカプセル剤、丸薬、錠剤、トローチ剤(troch
es)、ロゼンジ剤(lozenges)、溶融剤、散
剤、溶液、懸濁液、又は乳濁液のような固体や液体の製
剤に処方できる。固体単位適量形式はカプセル剤であり
うる。これは通常の硬殻又は軟殻ゼラチン型のもので、
例えば表面活性剤、潤滑剤、及び乳糖、庶糖、燐酸カル
シウム、及びトウモロコシ澱粉のような不活性充填剤を
含有している。別の態様では、本発明化合物類を乳糖、
庶糖、及びトウモロコシ澱粉のような慣用の錠剤基剤と
一緒にし、アラビアゴム、トウモロコシ澱粉、又はゼラ
チンのような結合剤;投与後の錠剤の崩壊を助けるため
の崩壊剤、例えばバレイショ澱粉、アルギニン酸、トウ
モロコシ澱粉、及びグアーゴム;錠剤造粒の流れを改良
し、錠剤ダイス及びパンチ表面への錠剤材料の接着を予
防するための潤滑剤、例えば滑石、ステアリン酸、又は
ステアリン酸マグネシウム、カルシウム又は亜鉛;錠剤
の美観を増強し、患者に受け入れやすくするための染料
、着色剤及び風味料と組み合わせて錠剤化できる。経口
液体適量形式の使用に適した助剤は、水とアルコール、
例えばエタノール、ベンジルアルコール、及びポリエチ
レンアルコールのような増量剤を包含し、また製薬上受
け入れられる表面活性剤、懸濁剤、又は乳化剤を加えて
も加えなくてもよい。
【0022】式1スルホン化スチルベン類は、薬学担体
を伴った生理学的に受け入れられる増量剤中の化合物の
注射適量として、非経口的に、すなわち皮下、静脈内、
筋肉内、又は腹膜内に投与できる。担体は、無菌液体又
は液体混合物であって、例えば水、食塩水、デキストロ
ース及び関連糖溶液;エタノール、イソプロパノール、
又はヘキサデシルアルコールのようなアルコール;プロ
ピレングリコールやポリエチレングリコールのようなグ
リコール類;2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン
−4−メタノールのようなグリセロールケタール;ポリ
(エチレングリコール)400のようなエーテル類;油
、脂肪酸、脂肪酸エステル又はグリセリド;又はアセチ
ル化脂肪酸グリセリドであり、また石鹸や洗剤のような
製薬上受け入れられる表面活性剤;ペクチン、カルボマ
ー、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、又はカルボキシメチルセルロースのような懸濁
剤;又は乳化剤その他の薬学助剤を加えても加えなくて
もよい。本発明の非経口処方剤に使用できる油類の例は
、石油、動植物、又は合成起源のもの、例えば落花生油
、大豆油、ごま油、綿実油、トウモロコシ油、オリーブ
油、ペトロラタム、及び鉱油である。適当な脂肪酸は、
オレイン酸、ステアリン酸、及びイソステアリン酸を包
含する。適当な脂肪酸エステルは、例えばオレイン酸エ
チルとミリスチン酸イソプロピルである。適当な石鹸類
は脂肪酸アルカリ金属、アンモニウム及びトリエタノー
ルアミン塩類であり、適当な洗剤は陽イオン洗剤、例え
ばジメチルジアルキルアンモニウムハライド類、アルキ
ルピリジニウムハライド類、及びアルキルアミンアセテ
ート類;陰イオン洗剤、例えばアルキル、アリール、及
びオレフィンスルホネート類、アルキル、オレフィン、
エーテル、及びモノグリセリドスルフェート類、及びス
ルホサクシネート類;非イオン性洗剤、例えば脂肪酸ア
ミンオキシド、脂肪酸アルカノールアミド、及びポリオ
キシエチレンポリプロピレン共重合体類;及び両性洗剤
、例えばアルキル−β−アミノプロピオネート類、及び
2−アルキルイミダゾリン第四級アンモニウム塩類、並
びに混合物を包含する。本発明の非経口組成物類は、典
型的には溶液中にスルホン化スチルベン約0.5ないし
約25重量%を含有する。 防腐剤と緩衝剤も有利に使用できる。注射部位の刺激を
最小限化ないし排除するために、このような組成物類は
約12ないし約17の親水/親油バランス(HLB)を
もつ非イオン性表面活性剤を含有できる。このような処
方剤中の表面活性剤量は、約5ないし約15重量%の範
囲にある。表面活性剤は、上のHLBをもつ単一成分で
もよく、また所望のHLBをもつ二つ以上の成分の混合
物でもよい。非経口処方剤に使用される表面活性剤の例
は、ポリエチレンソルビタン脂肪酸エステルの部類、例
えばソルビタンモノオレエートや、プロピレンオキシド
とプロピレングリコールとの縮合で生成する疎水性基剤
とエチレンオキシドとの高分子量アダクトである。
【0023】図面を説明する。 図1 ウイルス誘発性細胞融合に対するスチルベンジスルホン
酸と種々の硫酸化多糖類の影響。この検定では、HIV
−1のRF株で慢性的に感染させた105個のH9細胞
を、試験化合物の不在下及び存在下に、105個の未感
染C8166細胞と共同培養した。写真A:陽性対照、
化合物未添加;写真B:DIDS 100μg/ml;
写真C:SITS 100μg/ml;写真D:陽性対
照;写真E:分子量500,000デキストランスルフ
ェート 10μg/ml;写真F:ヘパリン250μg
/ml。 図2 CD4+ C8166細胞をDIDSで事前処理すると
、慢性的に感染させたH9細胞での融合が阻止される。 この実験で、C8166細胞を種々のスチルベンジスル
ホン酸又は薬剤のない培地(融合対照)によって一夜事
前処理した。細胞を洗い、慢性的に感染させたH9細胞
と一緒に培養し、シンシチウムを混合後6時間に写真撮
影した。事前処理条件は以下のとおりであった。写真A
:SITS 100μg/ml;写真B:薬剤未添加培
地;及び写真C:DIDS 100μg/ml。
【0024】
〔実験手順〕
試薬:4,4’−ジイソチオシアナトスチルベン−2,
2’−ジスルホン酸(DIDS)、4,4’−ジイソチ
オシアナトジヒドロスチルベン−2,2’−ジスルホン
酸(H2DIDS)、及び4−アセトアミド−4’−イ
ソチオシアナトスチルベン−2,2’−ジスルホン酸(
SITS)はモレキュラー・プローブ社(オレゴン州ユ
ージーン)から得た。これらの化合物は、逆相HPLC
ダイオードアレー分析により、純度95%以上であった
。 装置は、ヒューレット・パッカードHP1040検出器
を使用し、これにアクアポアRP−300(2.1 x
 30 mm)逆相(C−8)カラムを備えたモデル1
30A分離装置(アプライド・バイオシステムズ社)を
連結した。
【0025】CD4+細胞系統及びHIV−1株:使用
の細胞系統は、半成熟ヒトリンパ芽球性白血病T細胞系
統JM、ヒトTリンパ芽球性C8166細胞系統、ヒト
皮膚T細胞リンパ腫系統H9、及びヒトT細胞形質転換
系統MT−4であった。HIV−1株のRFとGB8株
[応用微生物研究センター(英国ポートンドーン)のグ
レアム・ファラー博士の厚意により提供されたもの]の
保存株は、慢性的に感染させたH9細胞と急性感染させ
たJM細胞から、それぞれ調製された。ウイルス保存株
は新しく殻を脱ぎかえたウイルスを含有する細胞を含ま
ない成長培地(RPMI 1640プラス10%牛胎児
血清)からなっていた。ウイルス滴定価は標準的なプラ
ーク減少検定によって決定された。
【0026】ウイルス感染検定:種々の濃度のDIDS
、H2DIDS、又はSITSを含有する成長培地へ、
ウイルス保存株(RF又はGB8株)を希釈した。次に
、必要数の細胞を直ちに添加し、ウイルスを37℃で2
時間吸着させると、0.001感染単位/細胞の感染多
重度(MOI)を生じた。ウイルス感染した細胞をペレ
ット化し、燐酸塩緩衝食塩水で3回洗い、適当な濃度の
スチルベンジスルホン酸を含有する新しい成長培地中に
懸濁した。次に、細胞を24穴の培養基プレート(ファ
ルコン社)に分配し、下記のようにウイルス感染につい
て検定した。その代わりに、細胞を初めにHIV−1(
RF又はGB8株)で上の感染多重度で37℃、2時間
感染させた。徹底的な洗浄後、種々の濃度のスチルベン
ジスルホン酸を含有する新しい成長培地へ細胞を再プレ
ートした。上の実験で、オリンパスCK2倒立顕微鏡を
用いて、三重試験で感染後2−4日にシンシチウムを数
えた。培養基流体を感染後3−5日に回収し、低速遠心
分離(2,000rpm)で5分間透明化し、上澄み液
中のHIV−1 p24コア抗原の水準をp24抗原E
LISA(コールター)によって決定した。HIV−1
成長の50%抑制(IC50)を与えるスチルベンジス
ルホン酸類の濃度は、線形回帰分析によって投与量−応
答曲線から決定された。
【0027】処置後の実験で、細胞をHIV−1のRF
又はGB8株に、0.01の感染多重度、37℃で2時
間感染させ、24時間又は43時間生育させてから、D
IDS、H2DIDS又はSITS100μg/mlを
含有する新しい生育培地へ再プレートした。次に、三重
試験で感染後52時間と68時間にシンシチウムを数え
、培養基流体中のp24ウイルスコア抗原を上記のよう
に感染後75時間に検定した。
【0028】抗シンシチウム検定:生育培地と種々の濃
度の試験化合物を含有する24穴トレー(2x105細
胞/穴)に、CD4+未感染C8166細胞を植え付け
た。HIV−1のRF株で慢性的に感染させたH9細胞
を洗い、gp120+細胞給源として105細胞/穴の
密度で添加したが、但し非細胞病原性対照については、
これらの穴に未感染H9細胞を添加した。次に、トレー
を37℃で培養し、共同培養基を感染後1時間と6時間
に観察した。シンシチウムを写真フィルムに記録した。
【0029】事前処理実験で、血清を含まない培地(R
PMI 1640プラスヒトトランスフェリン50μg
/ml、牛インスリン20μg/ml、牛血清アルブミ
ン2 mg/ml)中にCD4+ C8166細胞を保
持し、一夜の培養によって化合物に曝露した。血清を含
まない培地中で処理細胞を2回洗い、次に血清を含まな
い培地中で、慢性的に感染させたH9細胞と共同培養し
た。それ以外では、細胞数、検定条件、及びシンシチウ
ム形成数は上記のとおりである。
【0030】実施例1  DIDS、H2DIDS、及
びSITSのHIV−1に対する抗ウイルス活性 手順:  0.001の感染多重度を得るためにJM細
胞にHIV−1を感染させた。ウイルス吸着は室温で2
時間であった。細胞を洗い、異なる濃度の試験化合物を
含有する穴に分配し、培養した。2日後、細胞を観察し
、シンシチウムを数えた。感染後4−6日に、細胞を含
まない上澄み液を取り入れ、p24ウイルスコア抗原の
水準について検定し、6日後、上澄み液も感染水準を決
定するために滴定した。 結果:
【0031】         * シンシチウム形成単位:指定の濃
度の化合物を受けたウイルス感染細胞からの上澄み液を
、新しい未感染JM細胞と一緒に培養し、感染単位/m
lの数を決定するために、シンシチウムを数える。これ
らの結果を、薬剤処置を受けないウイルス感染した対照
細胞からの細胞を含まない上澄み液と比較した。
【0032】実施例2  DIDS、SITS、及びd
dCでのHIV−1感染細胞の処理 手順:  JM細胞をHIVで感染させると、3日後に
約100のシンシチウムを生じた。ウイルス吸着は室温
で2時間であった。次に、細胞を完全に洗い、1x10
5細胞/穴の濃度で組織培養プレートの穴に分配した。 感染後24時間で、DIDS(100μg/ml)、S
ITS(100μg/ml)、又はddC(5μM)を
感染細胞の入っている穴に添加した。ウイルス対照とし
て、幾つかの穴には薬剤を添加しなかった。 感染後42時間で、その他の穴にddC(5μM)、S
ITS(100μg/ml)、又はDIDS(100、
50、25、12.5、6.25μg/ml)を添加し
た。感染後3−4日にシンシチウムを数え、また3−4
日に、p24コア抗原測定のために上澄み液を取り入れ
た。結果:
【0033】実施例3  DIDS、SITS、H2D
IDSの抗HIV活性 手順:  HIV−1のRF株で慢性的に感染させたH
9細胞と未感染C8166細胞とを、DIDS、SIT
S、H2DIDS、デキストランスルフェート、又はヘ
パリン(100μg/ml)の存在下に混合した。2、
3−1/2、及び5−1/2時間後に細胞を観察し、細
胞融合量を定量化した。 結果:
【0034】実施例4  DIDS、SITS、及びH
2DIDSによる未感染細胞の事前処理後の、HIV誘
発性細胞融合の阻止手順:  C8166細胞をDID
S、SITS、及びH2DIDS(500及び250μ
g/ml)で2.5時間事前処理した。次に、細胞を3
回洗い、HIV−1で慢性的に感染させたH9細胞と混
合した。細胞融合を4時間及び24時間後に定量化した
。 結果:
【0035】実施例5  DIDS、SITS、及びH
2DIDSの抗HIV活性 手順:  HIV−1で慢性的に感染させたH9細胞と
未感染C8166細胞とを、DIDS、SITS、H2
DIDS、デキストランスルフェート、ヘパリン(10
0μg/ml)、OKT4、又はOKT4A(1/50
希釈)の存在下に混合した。4時間後に細胞を観察し、
細胞融合量を定量化した。OKT4とOKT4AはCD
4細胞表面と結合するモノクローナル抗体である。 結果:
【0036】実施例6  HIV−1の確定感染に対す
るDIDS、SITS、及びH2DIDSの効果手順:
  細胞当たり0.00025のシンシチウム形成単位
の感染多重度で、JM細胞をHIVで感染させた。ウイ
ルス吸着は室温で1時間であった。次に、細胞を3回洗
い、穴当たり2x105細胞の濃度で組織培養基プレー
トの穴に分配した。感染後0、24、43、及び51時
間に、DIDS、SITS、又はH2DIDS(いずれ
も100μg/ml)を穴に加えた。ウイルス対照とし
て、幾つかの穴には薬剤を添加しなかった。感染後43
、52、及び68時間にシンシチウムの採点を行なった
。ウイルス対照穴の細胞を含まない上澄み液を、感染後
33、43、51、68、及び75時間に取り入れた。 その他のすべての穴は、感染後75時間に取り入れた。 次に、上澄み液をp24ウイルスコア抗原について検定
した。 結果:   シンシチウム形成とp24抗原生産の時間的経過 
       時間            平均シン
シチウム数      p24 pg/ml     
   33時間                  
0               neg(<103)
        43時間             
     9                 ne
g        51時間            
     53                 2
383        68時間          
       85                
13678        75時間        
          0              
 116196  p24抗原(感染後75時間)(p
g/ml)                    
              添加時間(時間)   
     化合物                 
 0         24        43  
        51DIDS 100μg/ml  
        Neg       Neg    
   2793        49050     
                   >1%   
   <1%      2.4%       42
%SITS 100μg/ml          8
680      21669     49245 
      53830              
          7.4%     18.6% 
   42.3%      47.2%H2DIDS
 100μg/ml        Neg     
  2363      16412       4
2020                     
   <1%      2%       14% 
       36%  シンシチウム形成数                 添加時間    平
均シンシチウム数    平均シンシチウム数化合物 
         (時間)        51時間
                  68時間   
   DIDS            0時間  (
0)*       0              
         0               
24時間  (0)        0       
                0        
       43時間  (9)       19
                       0 
              51時間 (53)  
     −−                  
    25SITS            0時間
  (0)        4           
           27            
   24時間  (0)       35    
                  77     
          43時間  (9)      
 59                  ウイルス
対照と同じ               51時間 
(53)       −−            
      ウイルス対照と同じH2DIDS    
      0時間  (0)        0  
                     0   
            24時間  (0)    
    0                    
   0               43時間  
(9)       19             
          3              
 51時間 (53)       −−      
                15ウイルス対照 
   −−               53   
                   85  * 
化合物の添加時間におけるシンシチウム平均数
【0037】実施例7  HSV及びCMVの成長に対
するスルホン化スチルベン類の効果 手順:  プラーク減少検定。培養中の吸着後に処理。 結果:  HCMV: 化合物          濃度μg/ml     
     プラーク数    対ウイルス対照平均%D
IDS            1000μg    
     0    0    0         
     0%                 1
00            3    4    3
             10%         
         10           16 
  12   11             43%
                   1     
      15   14   −−       
      49%ウイルス対照      −−  
         34   30   31   2
7       100%  HCMV 化合物          濃度μg/ml     
   プラーク数      対ウイルス対照平均%ガ
ンシクロ      1000μg/ml      
0    0    0              
0%  ヴィア          10      
      3    2    7        
     10%                 
  1            6   13    
1             22%        
           0.1         34
   39   −−           >100
%ウイルス対照      −−          
 30   31   27   34       
100%            HSV 2 化合物          濃度μg/ml     
   プラーク数      対ウイルス対照平均%D
IDS             100μg/ml 
     0    0    0         
     0%                  
10           25   25   25
             44%         
          1           31 
  33   39             61%
                   0.1   
      37   40   −−       
      68%ウイルス対照      −−  
         65   51   58   5
1       100%H2DIDS       
    100μg/ml      0    0 
   0              0%     
             10          
 26   19   21            
 43%                   1 
          23   31   24   
          46%            
       0.1         35   3
5   −−             63%ウイル
ス対照      −−           27 
  20   24   25       100%
  HSV 2 化合物          濃度μg/ml     
   プラーク数      対ウイルス対照平均%S
ITS             100μg/ml 
    16   13   −−         
    63%                  
10           25   25   24
            100%         
          1           28 
  25   23            100%
                   0.1   
      34   26   −−       
    >100%ウイルス対照      −−  
         27   20   24   2
5       100%アシクロ         
100μg/ml      0    0    0
              0%  ヴィア    
      10            0    
1    0              0%   
                1        
   31   31   29          
   54%                   
0.1         44   34   −− 
            70%ウイルス対照    
  −−           65   51   
58   51       100%
【図面の簡単な説明】
図1はウイルス誘発性細胞融合に対するスチルベンジス
ルホン酸と種々の硫酸化多糖類の影響を示す、生物の形
態の写真であり、それぞれ写真Aは陽性対照で化合物未
添加、写真BはDIDS 100μg/ml、写真Cは
SITS 100μg/ml、写真Dは陽性対照、写真
Eは分子量500,000デキストランスルフェート 
10μg/ml、写真Fはヘパリン250μg/mlの
ものを表わす。図2はCD4+ C8166細胞をDI
DSで事前処理すると、慢性的に感染させたH9細胞で
の融合が阻止されることを示す生物の形態の写真であり
、それぞれ事前処理条件が、写真AはSITS 100
μg/ml、写真Bは薬剤未添加培地、写真CはDID
S 100μg/mlのものを表わしている。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式 【化1】 [式中R1とR2は各々独立にH2N−、O2N−、S
    =C=N−、N≡C−、又はCH3C(O)N−基であ
    り、Bは−CH=CH−(シス又はトランス)、−C≡
    C−、又は−CH2−CH2−基であり、またM1とM
    2は各々独立に水素又は製薬上受け入られる陽イオンで
    ある]の化合物の抗ウイルス有効量を含めてなる、HI
    V、HSV、及びCMVから選ばれるウイルスの感染の
    処置剤。
  2. 【請求項2】  Bが=CH=CH−基である、請求項
    1に記載の処置剤。
  3. 【請求項3】  R1とR2が独立にS=C=N−又は
    CH3C(O)N−基である、請求項1に記載の処置剤
  4. 【請求項4】  スルホニル基がオルトの位置にある、
    請求項1に記載の処置剤。
  5. 【請求項5】  M1とM2が各々独立に水素又はナト
    リウム陽イオンである、請求項1に記載の処置剤。
  6. 【請求項6】  化合物が4,4’−ジイソチオシアナ
    トスチルベン−2,2’−ジスルホン酸である、請求項
    1に記載の処置剤。
  7. 【請求項7】  化合物が4,4’−ジイソチオシアナ
    トジヒドロスチルベン−2,2’−ジスルホン酸である
    、請求項1に記載の処置剤。
  8. 【請求項8】  化合物が4−アセトアミド−4’−イ
    ソチオシアナトスチルベン−2,2’−ジスルホン酸で
    ある、請求項1に記載の処置剤。
  9. 【請求項9】  潜在的ホスト細胞で、HIV、HSV
    、及びCMVから選ばれるウイルスの感染を予防する方
    法であって、式 【化2】 [式中R1とR2は各々独立にH2N−、O2N−、S
    =C=N−、N≡C−、又はCH3C(O)N−基であ
    り、Bは−CH=CH−(シス又はトランス)、−C≡
    C−、又は−CH2−CH2−基であり、またM1とM
    2は各々独立に水素又は製薬上受け入られる陽イオンで
    ある]の化合物に細胞表面を接触させることを含めてな
    る方法。
  10. 【請求項10】  Bが=CH=CH−基である、請求
    項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】  R1とR2が独立にS=C=N−又
    はCH3C(O)N−基である、請求項9に記載の方法
  12. 【請求項12】  スルホニル基がオルトの位置にある
    、請求項9に記載の方法。
  13. 【請求項13】  M1とM2が各々独立に水素又はナ
    トリウム陽イオンである、請求項9の方法。
  14. 【請求項14】  化合物が4,4’−ジイソチオシア
    ナトスチルベン−2,2’−ジスルホン酸である、請求
    項9の方法。
  15. 【請求項15】  化合物が4,4’−ジイソチオシア
    ナトジヒドロスチルベン−2,2’−ジスルホン酸であ
    る、請求項9の方法。
  16. 【請求項16】  式 【化3】 [式中R1とR2は各々独立にH2N−、O2N−、S
    =C=N−、N≡C−、又はCH3C(O)N−基であ
    り、Bは−CH=CH−(シス又はトランス)、−C≡
    C−、又は−CH2−CH2−基であり、またM1とM
    2は各々独立に水素又は製薬上受け入られる陽イオンで
    ある]の化合物のHIV、HSV、及びCMVから選ば
    れるウイルスの感染を処置するための製剤組成物の調製
    における用途。
  17. 【請求項17】  式 【化4】 [式中R1とR2は各々独立にH2N−、O2N−、S
    =C=N−、N≡C−、又はCH3C(O)N−基であ
    り、Bは−CH=CH−(シス又はトランス)、−C≡
    C−、又は−CH2−CH2−基であり、またM1とM
    2は各々独立に水素又は製薬上受け入られる陽イオンで
    ある]の化合物と担体とを含めてなる、HIV、HSV
    、及びCMVから選ばれるウイルスの感染を処置するた
    めの製剤組成物。
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