JPH04337977A - 電子スチルカメラのスケールパターン記録再生方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はフレーム記録方式であっ
て再生時にはフィールド再生も可能な電子スチルカメラ
の記録再生方式において、スケールパターンを被写体の
映像とともに同時に表示できるスケールパターンの記録
再生方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の電子スチルカメラシステムではＴ
Ｖモニタ等に撮影した被写体像を再生した場合、原画以
外に表示できるのはＩＤ情報（年月日，トラックナンバ
ー，ユーザーズエリア等）だけである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、電子
スチルカメラシステムの用途は広がりつつあり、例えば
撮影した被写体の像の大きさおよび長さを表示画面で容
易にかつ正確に知りたいという要請がある。従来の電子
スチルカメラシステムでは上述した程度のデータ表示シ
ステムしかもっておらず、その要請に応えることはでき
なかった。被写体の寸法を正確に知るためには、被写体
と比較できるもの、例えば鉛筆，たばこ等を同時に撮影
することにより目的を達成しているのが現状であった。 再生時表示するものとしては距離情報（カメラから被写
体までの距離）を表示するシステム（特開平１ー３０９
４７２）が提案されているが、やはり上記要請に応える
ものではなかった。

【０００４】本発明の目的は上述の要請に応えるもので
、フレーム記録方式であってフィールド再生も可能な電
子スチルカメラシステムにおいて撮影した被写体像の大
きさを容易にかつ正確に知るために、再生時被写体とと
もにスケールパターンも表示できる電子スチルカメラの
スケールパターン記録再生方式を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明による電子スチルカメラのスケールパターン記
録再生方式はフレーム記録方式であって再生時にはフィ
ールド再生も行える電子スチルカメラの記録再生方式に
おいて、レンズ系を通して撮像素子に結像される被写体
像を映像信号に変換する撮像系手段と、前記撮像素子に
結像される被写体像の合焦時のズーム情報および距離情
報を得るレンズ駆動系手段と、スケールパターンジェネ
レータと、前記スケールパターンジェネレータが発生す
るスケールパターンを被写体の映像信号に挿入するスケ
ールパターンインサータと、スケールパターン入力モー
ドが選択されたとき、前記スケールパターンインサータ
により被写体の映像信号にスケールパターンを挿入し、
スケールパターンを挿入した被写体の映像信号を記録媒
体のＡチャネルに記録し、かつ、被写体の映像信号を記
録媒体のＢチャネルに記録する制御手段を備え、フレー
ム再生を行うことにより再生画にスケールパターンを表
示するように構成されている。

【０００６】

【実施例】以下、図面等を参照して本発明をさらに詳し
く説明する。図１は本発明方式によりスケールパターン
表示したモニタ画面の一例を示す図である。被写体５０
が画面中央部に再生されており、画面下部および側部に
スケール５１が表示されている。スケールの目盛は距離
情報等よりその刻みが決められ、その刻みを示す数字も
表示されている。このスケール５１と比較すれば、容易
にしかも正確に被写体５０の大きさを知ることができる
。

【０００７】図２は本発明によるスケールパターン記録
再生方式により構成した電子スチルカメラの実施例を示
す回路ブロック図である。撮像系手段はレンズ系１，絞
り２およびＣＣＤ撮像素子３等を含んで構成されている
。レンズ系１はマスタレンズ，焦点調節用レンズおよび
変倍レンズ（ズームレンズ）等より構成されており、そ
の後部に絞り２が配置されている。レンズおよび絞り駆
動系手段４はレンズ系１の焦点調節用レンズおよび変倍
レンズを駆動する駆動部，絞りを駆動する駆動部ならび
にこれらを制御する制御部を含んで構成されている。 レンズおよび絞り駆動系手段４には制御信号がＣＰＵ（
制御手段）５より送られる。

【０００８】ＣＰＵ５が図示しないＣＣＤドライバを起
動しＣＣＤ撮像素子３を駆動すると、被写体は撮像系手
段を通して記録系の回路に取り込まれ図示しない電子フ
ァインダに映し出される。レンズおよび絞り駆動系手段
４は上記動作とともに映像信号から取り出された高周波
信号を下に焦点調節用レンズを駆動して合焦動作を行う
。合焦動作過程および合焦時には焦点調節用レンズ位置
を示す情報（距離情報）がＣＰＵ５に送られる。また、
ズーム操作がなされＣＰＵ５よりその信号が入力すると
、変倍レンズを駆動して被写体を希望の大きさに拡大ま
たは縮小する。そのときの変倍レンズ位置情報すなわち
ズーム情報もＣＰＵ５に送出される。レンズおよび絞り
駆動系手段４はこの他に映像信号の明るさの情報を受け
て、絞り２を駆動制御して被写体が適性な露出になるよ
うに制御する。

【０００９】ＣＰＵ５はシャッタ操作の信号を受けると
、ＣＣＤドライバによりＣＣＤ撮像素子３にそれまで蓄
積された電荷を吐き出させて転送を開始し、所定の時間
（シャッタ時間）経過の後、転送を終了させる。ＣＣＤ
撮像素子３は被写体像の電気信号を記録系の回路に送出
する。記録系の回路ではＣＣＤ撮像素子３の電気信号は
カラーマトリックス回路７とＹプロセス回路１０に入力
される。カラーマトリックス回路７はＹ（輝度）信号お
よびクロマ信号の引き算を行って、色差信号を出力する
。一方、Ｙプロセス回路１０は図示しないタイミング・
ジェネレータからのタイミングパルスを用いて同期信号
等を挿入して所定の輝度信号を作成する。Ｙプロセス回
路１０の出力の一部は図示しないコントラスト検出部に
送出され、コントラスト検出部はタイミング・ジェネレ
ータから供給されるパルスのタイミングで、輝度信号の
明るさを検出し、その検出情報をＣＰＵ５に送出する。 ＣＰＵ５は検出情報を分析して上述の露出制御のために
制御信号をレンズおよび絞り駆動系手段４に送出する。

【００１０】スケールパターンインサータ１１は輝度信
号にスケールの情報を挿入するための回路である。この
スケールパターンインサータ１１はスケールパターンジ
ェネレータ６よりスケールパターンが送られてきている
ときだけ動作し、Ｙプロセス回路１０から送られてくる
被写体の輝度信号にスケールパターンを挿入する。スケ
ールパターンジェネレータ６は図１に示すようなスケー
ル５１のパターン信号を発生するもので、ＣＰＵ５に取
り込まれた合焦時のズーム情報（画角の情報）および距
離情報を演算して得たスケールデータに基づき被写体の
大きさに対応したスケールパターン信号を出力するもの
である。このスケールパターン信号には目盛を示す数字
等も含まれる。

【００１１】スケールパターンインサータ１１を通った
輝度信号およびカラーマトリクス回路７からの色差信号
は変調時の高周波部分のＳ／Ｎ比を保持するためエンフ
ァシス回路８および１２によりその高周波部分の特性を
強調する処理が行われる。エンファシス回路８および１
２の出力はＣモジュレータ９およびＹモジュレータ１３
によりＦＭ変調された後、合成器１４で合成される。合
成信号はアンプスイッチ１５によってＡチャネルまたは
Ｂチャネルに導かれる。アンプスイッチ１５がＡチャネ
ルに切り替えられているときは、Ａチャネルアンプ１６
を介してダブルギャップヘッド１７によりビデオフロッ
ピー２１のＡチャネルのトラックに記録される。また、
アンプスイッチ１５がＢチャネルに切り替えられている
ときは、Ｂチャネルアンプ１８を介してダブルギャップ
ヘッド１９によりビデオフロッピー２１のＢチャネルの
トラックに記録される。

【００１２】サーボ回路２０はＣＰＵ５の制御の下に図
示しないスピンドルモータの駆動制御を行い、所定の速
度および位相でビデオフロッピー２１を回転させる。ま
た，図示しないヘッド駆動用モータを駆動させて、ダブ
ルギャップヘッド１７，１９をＣＰＵ５より指示された
ビデオフロッピー２１のトラックに移動させる。スケー
ルパターン記録モードスイッチ２２は被写体の映像にス
ケールパターンを挿入して記録する場合に操作されるス
イッチである。

【００１３】撮影者がスケールパターン記録モードスイ
ッチ２２をオンさせると、その情報がＣＰＵ５に伝達さ
れる。そして、図示しないシャッタボタンを操作すると
、ＣＰＵ５はそのときの被写体の合焦時の距離情報およ
びズーム情報を得てスケールデータを演算し、算出され
たスケールデータをスケールパターンジェネレータ６に
送出する。スケールパターンジェネレータ６は入力され
たスケールデータ対応のスケールパターンを発生してス
ケールパターンインサータ１１に送る。

【００１４】一方、カラーマトリクス回路７からは色差
信号が、Ｙプロセス回路１０からは輝度信号が出力され
、スケールパターンインサータ１１で上記スケールパタ
ーンが輝度信号に挿入される。このとき、アンプスイッ
チ１５はＣＰＵ５により図示のようにＡチャネル側に切
り替えられているので、エンファシス処理およびＦＭ変
調された、スケールパターンが挿入された輝度信号およ
び色差信号の合成信号はＡチャネルアンプ１６に導かれ
てビデオフロッピー２１のＡチャネルのトラックに記録
される。ついで、アンプスイッチ１５はＢチャネル側に
切り替えられる。このときにはスケールパターンジェネ
レータ６にスケールデータは送出されていないので、ス
ケールパターンインサータ１１でスケールパターンが挿
入されない輝度信号が合成器１４で色差信号に合成され
る。この合成信号はＢチャネルアンプ１８に導かれてビ
デオフロッピー２１のＢチャネルのトラックに記録され
る。

【００１５】以上のようにして被写体の映像にスケール
パターンが挿入された信号がビデオフロッピー２１にフ
レーム記録される。なお、焦点が無限大の場合およびＡ
Ｆが不可能な場合は正確な距離情報が得られないためＣ
ＰＵ５はスケールデータの演算は行わない。また、スケ
ールパターンを挿入しない通常のフレーム記録撮影はス
ケールパターン記録モードスイッチ２２をオフの状態で
行うことになる。図３は再生機の実施例を示す回路ブロ
ック図である。ビデオフロッピー４２に記録された所定
のトラックの被写体の映像信号はＣＰＵ４０の制御の下
に読み出され、Ａチャネルのダブルギャップヘッド２５
またはＢチャネルのダブルギャップヘッド２７より読み
出される。アンプスイッチ２９を通った被写体の映像信
号はＹ／Ｃ分離回路３０により輝度信号変調波と色差信
号変調波に分離される。色差信号変調波はＣデモジュレ
ータ３１により、輝度信号変調波はＹデモジュレータ３
４によりそれぞれ復調される。各復調信号はＣデエンフ
ァシス回路３２およびＹデエンファシス回路３５により
元の平坦な特性に戻される。

【００１６】色差信号のＲ−ＹおよびＢ−Ｙの復調波は
Ｒ−Ｙ／Ｂ−Ｙ同時化回路３３により同時化処理がなさ
れ、同時化処理された信号とＹデエンファシス回路３５
の信号がＮＴＳＣエンコーダ３６に入力される。ＮＴＳ
Ｃエンコーダ３６はこれら信号をＮＴＳＣ信号に変換し
、変換したＮＴＳＣ信号をビデオアンプ３７に送出する
。ビデオアンプ３７を通ったＮＴＳＣ信号はＴＶモニタ
３８に再生される。フレーム，フィールド再生選択スイ
ッチ４３はフレーム再生するかフィールド再生するかを
選択するためのスイッチである。

【００１７】スケールパターンが挿入された被写体像を
再生する場合、同時にスケールパターンも表示させたい
ときにはフレーム，フィールド再生選択スイッチ４３を
フレーム再生に指定する。図示しない再生ボタンを押す
と、ＣＰＵ４０はアンプスイッチ２９をＡチャネル側と
Ｂチャネル側に交互に切り替える。Ａチャネル側に切り
替えられた場合にはビデオフロッピー４２のＡチャネル
のスケールパターンが挿入された被写体の映像信号が読
出され、ＴＶモニタ３８の画面に再生される。つぎにア
ンプスイッチ２９がＢチャネル側に切り替えられた場合
にはＢチャネルの被写体のみの映像信号が読出され、Ｔ
Ｖモニタ３８の画面に再生される。

【００１８】以上の動作によりＴＶモニタ３８上にはフ
レーム再生され、スケールパターンも表示された被写体
像が再生される。被写体の映像のみ表示させたいときは
フィールド再生を指定する。かかる再生ではＣＰＵ４０
はアンプスイッチ２９をＢチャネル側に切り替え、Ｂチ
ャネルより被写体の映像信号が読み出され、ＴＶモニタ
３８上に被写体像がフィールド再生される。Ｂチャネル
には被写体のみの映像しか記録されていないので、スケ
ールパターンの表示されない被写体像が再生される。以
上の実施例ではカメラと再生機を別体にした例について
説明したが、カメラ自体に図３に示す再生機の回路を搭
載し再生機能を備えたものも特許請求の範囲に含まれる
。また、記録する媒体としてディジタル記録方式の記録
媒体（ＩＣカード等）を用いても同様に適用できる。

【００１９】

【発明の効果】以上、説明したように本発明による電子
スチルカメラのスケールパターン記録再生方式はフレー
ム記録のＡチャネルの被写体の映像にスケールパターン
信号を挿入し，Ｂチャネルには被写体のみの映像を記録
し、再生時はフレーム再生によってスケールパターンを
表示した被写体像を再生でき、フィールド再生によって
被写体像のみを再生できるように構成されたものである
。したがって、フレーム，フィールド再生を切り替える
ことにより被写体像とともにスケールパターンをＴＶモ
ニタ上に表示するか否かを選択でき、被写体の寸法，大
きさをスケールパターンで容易にしかも正確に判断でき
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】スケールパターンが表示された再生画面の一例
を示す図である。

【図２】本発明によるスケールパターン記録再生方式を
採用したカメラの実施例を示す回路ブロック図である。

【図３】再生機の実施例を示す回路ブロック図である。

【符号の説明】

１　　レンズ ２　　絞り ３　　ＣＣＤ ４　　レンズおよび絞り駆動系手段 ５　　ＣＰＵ ６　　スケールジェネレータ ７　　カラーマトリックス ８，１２　　エンファシス回路 ９　　Ｃモジュレータ １０　　Ｙプロセス回路 １１　　スケールパターンインサータ １３　　Ｙモジュレータ １４　　合成器 １５　　アンプスイッチ １７，１９　　ダブルギャップヘッド ２０　　サーボ回路 ２１　　ビデオフロッピー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　フレーム記録方式であって再生時には
   フィールド再生も行える電子スチルカメラの記録再生方
   式において、レンズ系を通して撮像素子に結像される被
   写体像を映像信号に変換する撮像系手段と、前記撮像素
   子に結像される被写体像の合焦時のズーム情報および距
   離情報を得るレンズ駆動系手段と、スケールパターンジ
   ェネレータと、前記スケールパターンジェネレータが発
   生するスケールパターンを被写体の映像信号に挿入する
   スケールパターンインサータと、スケールパターン入力
   モードが選択されたとき、前記スケールパターンインサ
   ータにより被写体の映像信号にスケールパターンを挿入
   し、スケールパターンを挿入した被写体の映像信号を記
   録媒体のＡチャネルに記録し、かつ、被写体の映像信号
   を記録媒体のＢチャネルに記録する制御手段を備え、フ
   レーム再生を行うことにより再生画にスケールパターン
   を表示することを特徴とする電子スチルカメラのスケー
   ルパターン記録再生方式。