JP3032037B2 - 寸法表示可能な電子スチルカメラシステム - Google Patents

寸法表示可能な電子スチルカメラシステム

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JP3032037B2
JP3032037B2 JP3116512A JP11651291A JP3032037B2 JP 3032037 B2 JP3032037 B2 JP 3032037B2 JP 3116512 A JP3116512 A JP 3116512A JP 11651291 A JP11651291 A JP 11651291A JP 3032037 B2 JP3032037 B2 JP 3032037B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファインダの視野内に捕
えた被測定物の任意の2点までの距離より演算して得た
任意の2点間の距離(寸法)およびそれらの間に寸法表
示パターンを、ファインダ内に映し出される被写体の画
面上に同時に表示でき、さらに再生時には被写体の画面
内に同様に表示できる寸法表示可能な電子スチルカメラ
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】銀塩カメラやビデオカメラでは直接被写
体の寸法(大きさなど)を撮像画面と同時に撮影できる
ものは存在しない。そこで被写体の寸法を知るために例
えば特殊な例として顕微鏡写真において同時に再生像に
スケールを付けたい場合には現像後の印画紙に撮影とは
別に準備された物差しなどによって測定したスケールを
書き入れたり、寸法基準になる物(マッチ棒,たばこ,
物差し等)を同時に撮影したりして表すことが多かっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子スチル
カメラは再生画像が多くはTVモニタ画像であることか
ら撮影した画像のサイズがモニタの画面サイズや鑑賞す
る距離により大きく変わる可能性があり、かかる場合に
は被写体の大きさを把握することは困難になることがあ
った。なお再生時表示するものとしてはカメラと被写体
との間の距離を表示するシステム(特開平1ー3094
72)が提案されているが、これは被写体の寸法を得る
ものではない。本発明の目的はファインダの視野内に含
まれる任意の2点間の距離(2つの被測定物間の距離を
含む)およびそれら間の寸法パターンをファインダ内の
画面内および再生時のモニタの画面内に表示可能にする
ことにより被測定物の寸法を容易にかつ正確に知ること
ができる寸法測定表示可能な電子スチルカメラシステム
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明による寸法測定表示可能な電子スチルカメラシ
ステムはレンズ系を通して撮像素子に結像される被写体
像を映像信号に変換する撮像系手段と、前記撮像素子に
結像される被写体像の合焦時のズーム情報および距離情
報を得る合焦制御手段と、同一視野内に捕らえられる2
つの被測定点の画面内の位置を検出する手段と、文字お
よび寸法パターン発生手段と、前記文字および寸法パタ
ーン発生手段の出力を映像信号として挿入する文字およ
び寸法パターン挿入手段と、前記合焦制御手段からの距
離情報により2つの被測定点までの距離を得てそれら距
離の差を算出することにより2つの被測定点の間の距離
を求め、かつ、前記2つの被測定点の間に寸法パターン
を発生させるため前記2つの被測定点の画面内の位置,
距離情報およびズーム情報より寸法に関するデータを演
算し、前記2つの被測定点の間の距離および寸法パター
ンに関するデータを前記文字および寸法パターン発生手
段に送出して距離を表す数値,単位および寸法パターン
信号を出力させて前記文字および寸法パターン挿入手段
により記録媒体に記録させる制御手段と、前記記録媒体
から読み出される被写体の映像信号と距離を表す数値,
単位および寸法パターンを合成する手段を備え、寸法表
示指示がされているとき、被写体の再生画面に距離を表
す数値および単位と寸法パターンを表示する構成にして
ある。また、レンズ系を通して撮像素子に結像される被
写体像を映像信号に変換する撮像系手段と、前記撮像素
子に結像される被写体像の合焦時のズーム情報および距
離情報を得る合焦制御手段と、同一視野内に捕らえられ
る2つの被測定点の画面内の位置を検出する手段と、文
字および寸法パターン発生手段と、前記文字および寸法
パターン発生手段の出力を映像信号として挿入する文字
および寸法パターン挿入手段と、前記合焦制御手段で得
たズーム情報および距離情報ならびに位置情報を記録媒
体に記録させ、再生時、寸法表示指示がされているとき
は、前記記録媒体より被写体の映像信号を読み出すとと
もに前記ズーム情報および距離情報ならびに位置情報を
読出し、読み出した距離情報の差を算出することにより
2つの被測定点の間の距離を求め、かつ、前記2つの被
測定点の間に寸法パターンを発生させるため前記2つの
被測定点の画面内の位置,距離情報およびズーム情報よ
り寸法に関するデータを演算し、前記2つの被測定点の
間の距離および寸法パターンに関するデータを前記文字
および寸法パターン発生手段に送出して距離を表す数
値,単位および寸法パターン信号を出力させて前記文字
および寸法パターン挿入手段により前記被写体の映像信
号に距離を表す数値,単位および寸法パターンを挿入さ
せる制御手段とを備え、被写体の再生画面に距離を表す
数値,単位および寸法パターンを表示可能な構成にして
ある。さらに、前者の構成に、前記制御手段で求めた距
離を表す数値,単位および寸法パターンの映像信号を、
電子ファインダに表示される被写体の映像に挿入する手
段を加えた構成にしてある。
【0005】
【実施例】以下、図面等を参照して本発明をさらに詳し
く説明する。図1は2つの被測定物の間の距離(寸法)
算出の原理を説明するための図である。ファインダの視
野内に2つの被測定物53および54が捕らえらている
状態が示されている。レンズ系のほぼ中心を通る直線に
鉛直な平面上の座標位置Qに被測定物53が存在すると
考えると、他方の被測定物54はその中心が前記平面の
中心とほぼ同じで、かつ、前記平面に平行な他の平面の
座標位置Pに存在すると考えられる。したがって座標位
置QおよびPはCCD撮像素子面上の対応する位置に結
像され、CCD撮像素子面上で座標位置QおよびPを検
出することができる。AFの測距枠を移動させ被測定物
53上にもたらすと、被測定物53に対し合焦が行わ
れ、そのときの焦点調節用レンズ位置の情報により被測
定物53までの距離情報Lq を得ることができる。ま
た、被測定物が存在する画面上の位置Qは測距枠の位置
によって得ることができる。AFの測距枠はCCDを駆
動するゲート回路を制御することにより移動させること
ができる。被測定物54についても同様に距離情報Lp
および画面内の位置情報Pを得ることができる。図2は
ファインダ内または再生画面に距離を示す数値,単位お
よび寸法パターンを表示した例を示す図である。図2
(a)は2つの測定物(木)間を寸法表示する場合で、木
53および54の間に寸法パターン55が、木53の近
辺に距離を示す数値および単位(20m)56が表示さ
れている。図2(b) は測定物(たばこ)の両端間を寸法
表示する場合で、両端57,58の間を示す寸法パター
ン59がたばこ61に平行に表示され、その近辺に寸法
を示す数値および単位(8cm)60が表示されてい
る。図3は寸法パターンおよび単位の各例を示す図であ
る。寸法パターンは種々のパターンを用いることができ
る。図4は本発明による電子スチルカメラシステムの実
施例を示す回路図である。撮像系手段4はレンズ系1,
絞り2およびCCD撮像素子3を含んで構成されてい
る。レンズ系1はマスタレンズ,焦点調節用レンズおよ
び変倍レンズ(ズームレンズ)等より構成されており、
その後部に絞り2が組み込まれている。合焦制御手段を
含むアイリス,オートフォーカスコントロール回路18
はレンズ系1の焦点調節用レンズおよび変倍レンズを駆
動する駆動部,絞りを駆動する駆動部ならびにこれらを
制御する制御部を含んで構成されている。アイリス,オ
ートフォーカスコントロール回路18は制御手段を含む
CPU14より送出される制御信号により駆動制御を行
う。
【0006】CPU14がシャッタコントロール回路1
6を介してCCDドライバ17を起動しCCD撮像素子
3を駆動すると、被写体像は撮像系手段を通して記録系
の回路に取り込まれ図示しない電子ファインダに映し出
される。アイリス,オートフォーカスコントロール回路
18は上記動作とともに映像信号から取り出された高周
波信号に基づき焦点調節用レンズを駆動して合焦動作を
行う。合焦動作過程および合焦時には焦点調節用レンズ
位置を示す情報(距離情報)がCPU14に送られる。
また、ズーム操作がなされCPU14よりその信号が入
力すると、変倍レンズを駆動して被写体を希望の大きさ
に拡大または縮小する。アイリス,オートフォーカスコ
ントロール回路18はこの他に映像信号より明るさの情
報を受けて絞り2を駆動制御して被写体が適性な露出に
なるように制御する。寸法表示モードスイッチ38はカ
メラを寸法測定表示モードにするためのものである。
【0007】CPU14はシャッタ操作の信号を受ける
と、CCDドライバに制御信号を送りCCD撮像素子3
にそれまで蓄積された電荷を吐き出させて転送を開始さ
せ、所定時間(シャッタ時間)経過の後、転送を終了さ
せる。CCD撮像素子3は被写体像の電気信号を記録系
の回路に送出する。記録系の回路ではCCD撮像素子3
の電気信号はカラーマトリックス回路5とYプロセス回
路9に入力される。カラーマトリックス回路5はY(輝
度)信号およびクロマ信号の引き算を行って、色差信号
を出力する。一方、Yプロセス回路9はタイミング・ジ
ェネレータ21からのタイミングパルスを用いて同期信
号等を挿入し所定の輝度信号を作成する。Yプロセス回
路9の出力の一部はコントラスト検出部20に送出され
る。コントラスト検出部20はタイミング・ジェネレー
タ21から供給されるパルスのタイミングで、輝度信号
の明るさを検出し、その検出情報をCPU14に送出す
る。CPU14は検出情報を分析して上述の露出制御の
ために制御信号をアイリス,オートフォーカスコントロ
ール回路18に送出する。
【0008】文字および寸法インサート回路6は色差信
号にスケール信号(2つの被測定物間の距離を示す数
値,単位および寸法パターン信号)を挿入するための回
路である。また,文字および寸法インサート回路10は
スケール信号を輝度信号に挿入するための回路である。
これら文字および寸法インサート回路6および10は文
字および寸法パターンジェネレータ19よりスケール信
号が送られてきているときだけ動作し、カラーマトリッ
クス回路5およびYプロセス回路9より被写体の映像を
構成する色差信号および輝度信号が供給される場合はそ
れら信号にスケール信号を挿入しない。したがって、文
字および寸法インサート回路6および10からは異なっ
たタイミングで被写体の映像信号と、スケール信号のみ
を挿入した映像信号が出力される。スケール信号は文字
および寸法パターンジェネレータ19より送られてく
る。
【0009】スケールインサート回路6および10を通
った色差信号および輝度信号はエンファシス回路7およ
び11により変調時の高周波部分のS/N比を保持する
ためその高周波部分の特性を強調する処理が施される。
エンファシス回路7および11の出力はCモジュレータ
8およびYモジュレータ12によりFM変調された後、
合成器13で合成される。合成信号は磁気ヘッド25に
よってビデオフロッピー24の所定の記録トラックに記
録される。ここでスケール信号も取り込まれているとき
は、スケール信号のみの映像信号は偶数番号のトラック
に、被写体の映像信号は奇数番号のトラックにセット記
録される。この被写体の映像のトラック番号とスケール
信号のみの映像のトラック番号を対応づけた情報はCP
U14内蔵のメモリに記憶される。
【0010】VFD(ビデオフロッピードライバ)イン
タフェース回路22はCPU14の制御の下にVFD2
3内のスピンドルモータの駆動制御を行い、所定の速度
および位相でビデオフロッピー24を回転させる。ま
た,ヘッド駆動用モータを駆動させて、磁気ヘッド25
をCPU14より指示されたビデオフロッピー24のト
ラックに移動させる。CPU14にはLCD15が接続
され、電子スチルカメラの状態を示す種々の表示がなさ
れる。
【0011】一点鎖線の右側の回路部は再生系を示す回
路部分である。ビデオフロッピー24に記録された所定
の奇数番号のトラックの被写体の映像信号はCPU14
の制御の下に読み出され、Y/C分離回路26により輝
度信号変調波と色差信号変調波に分離される。色差信号
変調波はCデモジュレータ27により、輝度信号変調波
はYデモジュレータ31によりそれぞれ復調される。各
復調信号はCデエンファシス回路28およびYデエンフ
ァシス回路32により元の平坦な特性に戻される。色差
信号のR−YおよびB−Yの復調波はR−Y/B−Y同
時化回路29により同時化処理がなされ、同時化処理さ
れた信号とYデエンファシス回路32の信号とがNTS
Cエンコーダ30に入力される。NTSCエンコーダ3
0はこれら信号をNTSC信号に変換し、変換したNT
SC信号をA/D変換器33に送出する。
【0012】A/D変換器33の出力はCPU14より
指示を受けたメモリコントロール回路37が示すメモリ
34のアドレス空間に一旦記憶される。ここでCPU1
4はキー入力により同時に寸法表示をする旨の指示を受
けている場合は、内蔵メモリより所定の奇数番号のトラ
ックとセットの偶数番号のトラック番号情報を読出し、
その偶数番号のトラックに磁気ヘッド25を移動させる
ようにVFDインタフェース回路22を制御する。磁気
ヘッド25がその偶数番号のトラックに位置付けされる
と、スケール信号のみの映像信号が読み出される。読み
出されたスケール信号のみの映像信号は被写体の映像信
号と同様の処理がなされて、A/D変換器33によりデ
ィジタル信号に変換される。メモリコントロール回路3
7は上記被写体の映像信号が記憶されているメモリ34
のアドレス空間とは別のアドレス空間にスケール信号の
みの映像信号を記憶する。この後、メモリ34の被写体
とスケール信号のみの映像信号は再生時にメモリコント
ロール回路37により同時に読出されて合成され、D/
A変換器35によりアナログ信号に変換される。そし
て、ビデオアンプ36により増幅されてビデオ出力端子
より出力される。
【0013】つぎに撮影時の操作例およびそのときの記
録動作について説明する。寸法表示をさせない通常の撮
影ではシャッタを押すことにより所望の被写体の映像を
記録することができる。寸法表示を望む場合は寸法表示
モードスイッチ38を押した後、キー操作を行ってAF
の測距枠を所望の被写体上に移動させ止めると、その被
写体に対する合焦動作が行われ、そのときの焦点調節用
レンズの位置情報(被写体までの距離)がCPU14内
に取り込まれる。CPU14は同時にCCD3のいずれ
のゲート回路を制御しているかによって被写体の画面上
の位置を知ることができる。引き続いてキー操作を行う
ことによりつぎの被写体に対する距離および位置情報も
得ることができる。CPU14はこの2つ目の被測定物
に対する距離および位置情報を得た時点で、距離の差を
算出し2つの被測定物間の寸法(距離)を得る。また、
2つの被測定物の距離,位置およびズーム情報を演算す
ることにより寸法に関するデータを算出する。
【0014】撮影者がシャッタを半押すると、2つの被
測定物間の寸法および寸法に関するデータが文字および
寸法パターンジェネレータ19に送出されて図示しない
電子ファインダの画面内に被写体の映像とともに線分パ
ターン,距離を示す数値および単位が表示される。寸法
表示されている画面を電子ファインダで確認した後、撮
影者がシャッタをさらに押すと、被写体の映像信号は奇
数のトラックに、スケール信号のみの映像信号は偶数番
号のトラックにそれぞれ記録される。再生時に、線分パ
ターン等を表示させたい場合は、寸法表示モードスイッ
チ38を押した後、再生操作を行うと再生モニタの画面
上の被写体の映像に線分パターン,距離を示す数値およ
び単位が表示される。
【0015】図5は本発明の他の実施例を示す回路図で
ある。この実施例は2つの被測定物間の寸法および寸法
に関するデータをIDのユーザーズエリアに格納するよ
うにした点と再生時に線分パターン,距離を示す数値お
よび単位のスケール信号を発生させるようにした点で図
4の実施例と異なっている。DPSK(Differential P
hase Shift keying)処理回路40が記録系の回路側に設
けられ、位相変調されたID情報が合成器13により被
写体の映像信号と合成される。また、再生系の回路側に
はDPSK復調回路41,文字および寸法パターンジェ
ネレータ43および文字および寸法パターンインサート
回路42が設けられ、再生時に被写体の映像に線分パタ
ーン,距離を示す数値および単位が表示される。またス
イッチ44により寸法を入れないようにすることもでき
る。他の構成部分は図4の実施例より文字および寸法イ
ンサート回路6および10,文字および寸法パターンジ
ェネレータ19,RーY/BーY同時化回路29,A/
D変換器33,メモリ34,D/A変換器35およびメ
モリコントロール回路37を削除した他は本質的に変わ
らない。IDのユーザーズエリアを用いビデオフロッピ
ー24の被写体の映像信号用のトラックを使用しないの
で、撮影駒数が減少することはない。
【0016】以上はアナログ記録方式の電子スチルカメ
ラの場合の例であるが、ディジタル記録方式の電子スチ
ルカメラに適用することも可能である。かかる場合は被
写体の映像信号をD/A変換した後、記録媒体、例えば
半導体メモリに記録する。寸法に関する情報はコード化
されている情報であるので整合性は良好である。撮影
時、寸法表示が指示されている場合は半導体メモリには
被写体とスケール信号のディジタルデータが同じアドレ
ス空間または関連づけられた別々のアドレス空間に記憶
される。再生では、同じアドレス空間に格納させている
場合は、そのまま読み出せば線分パターン等が表示され
た被写体の映像が再生される。また、別々のアドレス空
間に格納させている場合には線分パターンを挿入するか
しないかを選択して被写体の映像を再生できる。
【0017】なお、本発明における2つの被測定物間の
線分パターンはどこの被写体の間の寸法であるかを示す
ために挿入されるものであり、どの被写体を示すかを確
認できる程度であればよく2つの被測定物間に正確に挿
入される必要はない。したがって被写体の映像信号に線
分パターンを挿入する回路に供給される位置情報の精度
は要求されない。線分パターンの表示位置は必要に応じ
て変えることも可能である。以上の実施例では距離を示
す数値,単位および線分パターンを表示する場合につい
て説明したが、これらの一部を削除して表示することが
できる。数値および単位の表示位置は線分パターンの右
下であるが、線分パターンの上下左右のいずれの位置に
表示させても良い。また、線分パターン等の配色や濃度
は背景色に応じて選択することができる。2つの被測定
物間の距離算出にはこれらの測定点を含む2つの平行平
面を想定して演算して求めているが、これら測定点を含
む球面として捉え、立体角を考慮して算出することも可
能である。測定点の位置情報の表示方法としてベクトル
的に表現することも可能である。また、本発明ではレン
ズ位置情報により被測定点までの距離を得ているが、別
に測距センサを設けて求めても良い。ストロボと連動さ
せて寸法表示させることも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように本発明による寸法
表示可能な電子スチルカメラシステムはファインダに捕
らえた任意の2点間の距離をそれぞれ測定しそれらより
2つの被測定物間の寸法を得るとともに位置情報を検出
しそれら情報より前記2つの被測定物の間に入れる寸法
パターンを発生させるデータを演算し、それらデータを
被写体の映像信号とともに記録媒体に記録し、寸法表示
指示をした場合は、再生時、記録媒体から読み出される
被写体の映像に距離を示す数値,単位および寸法パター
ンを合成した映像を出力するように構成されている。し
たがって、被写体となる2つの被測定点間の距離(斜め
の時の奥行き寸法)を被写体の映像信号とともに再生画
面内に同時に表示させることができ、被写体間の寸法
(斜めの時の奥行き寸法)を容易に知ることができる。
また、ファインダ内でも同様に距離を示す数値,単位お
よび寸法パターンを表示できるので、撮影時にも確認す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファインダの視野内に捕らえた2つの測定点の
間の距離(寸法)算出の原理を説明するための図であ
る。
【図2】寸法パターン,距離を示す数値および単位を表
示したファインダ内および再生画面の例を示す図であ
る。
【図3】各種寸法パターンの例を示す図である。
【図4】本発明による寸法表示可能な電子スチルカメラ
システムの実施例を示す回路ブロック図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す回路ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…レンズ 2…絞り 3…CCD 4…撮像系手段 5…カラーマトリックス 6,10…文字および寸法インサート回路 7,11…エンファシス回路 8…Cモジュレータ 9…Yプロセス回路 12…Yモジュレータ 13…合成器 14…CPU(制御手段) 15…LCD 16…シャッタコントロール回路 17…CCDドライバ 18…アイリス,オートフォーカスコントロール回路 19…文字および寸法パターンジェネレータ 20…コントラスト検出器 21…タイミング・ジェネレータ 22…VFDインタフェース回路 23…VFD(ビデオフロッピードライバ) 25…磁気ヘッド 33…A/D変換器 34…メモリ 35…D/A変換器 36…ビデオアンプ 37…メモリコントロール回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ系を通して撮像素子に結像される
    被写体像を映像信号に変換する撮像系手段と、前記撮像
    素子に結像される被写体像の合焦時のズーム情報および
    距離情報を得る合焦制御手段と、同一視野内に捕らえら
    れる2つの被測定点の画面内の位置を検出する手段と、
    文字および寸法パターン発生手段と、前記文字および寸
    法パターン発生手段の出力を映像信号として挿入する文
    字および寸法パターン挿入手段と、前記合焦制御手段か
    らの距離情報により2つの被測定点までの距離を得てそ
    れら距離の差を算出することにより2つの被測定点の間
    の距離を求め、かつ、前記2つの被測定点の間に寸法パ
    ターンを発生させるため前記2つの被測定点の画面内の
    位置,距離情報およびズーム情報より寸法に関するデー
    タを演算し、前記2つの被測定点の間の距離および寸法
    パターンに関するデータを前記文字および寸法パターン
    発生手段に送出して距離を表す数値,単位および寸法パ
    ターン信号を出力させて前記文字および寸法パターン挿
    入手段により記録媒体に記録させる制御手段と、前記記
    録媒体から読み出される被写体の映像信号と距離を表す
    数値,単位および寸法パターンを合成する手段を備え、
    寸法表示指示がされているとき、被写体の再生画面に距
    離を表す数値および単位と寸法パターンを表示するよう
    に構成したことを特徴とする寸法表示可能な電子スチル
    カメラシステム。
  2. 【請求項2】 レンズ系を通して撮像素子に結像される
    被写体像を映像信号に変換する撮像系手段と、前記撮像
    素子に結像される被写体像の合焦時のズーム情報および
    距離情報を得る合焦制御手段と、同一視野内に捕らえら
    れる2つの被測定点の画面内の位置を検出する手段と、
    文字および寸法パターン発生手段と、前記文字および寸
    法パターン発生手段の出力を映像信号として挿入する文
    字および寸法パターン挿入手段と、前記合焦制御手段で
    得たズーム情報および距離情報ならびに位置情報を記録
    媒体に記録させ、再生時、寸法表示指示がされていると
    きは、前記記録媒体より被写体の映像信号を読み出すと
    ともに前記ズーム情報および距離情報ならびに位置情報
    を読出し、読み出した距離情報の差を算出することによ
    り2つの被測定点の間の距離を求め、かつ、前記2つの
    被測定点の間に寸法パターンを発生させるため前記2つ
    の被測定点の画面内の位置,距離情報およびズーム情報
    より寸法に関するデータを演算し、前記2つの被測定点
    の間の距離および寸法パターンに関するデータを前記文
    字および寸法パターン発生手段に送出して距離を表す数
    値,単位および寸法パターン信号を出力させて前記文字
    および寸法パターン挿入手段により前記被写体の映像信
    号に距離を表す数値,単位および寸法パターンを挿入さ
    せる制御手段とを備え、被写体の再生画面に距離を表す
    数値,単位および寸法パターンを表示可能に構成したこ
    とを特徴とする寸法表示可能な電子スチルカメラシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段で求めた距離を表す数値,
    単位および寸法パターンの映像信号を、電子ファインダ
    に表示される被写体の映像に挿入する手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の寸法表示可能な電子スチル
    カメラシステム。
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