JPH11102007A - 画像重複表示方法およびカメラ装置 - Google Patents

画像重複表示方法およびカメラ装置

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JPH11102007A
JPH11102007A JP9278149A JP27814997A JPH11102007A JP H11102007 A JPH11102007 A JP H11102007A JP 9278149 A JP9278149 A JP 9278149A JP 27814997 A JP27814997 A JP 27814997A JP H11102007 A JPH11102007 A JP H11102007A
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image
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scale
distance
size
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JP9278149A
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Jun Hosoda
潤 細田
Akira Miyata
陽 宮田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像時に表示される画像の大きさを比較表示
またはスケール表示し、記録保存する表示/記録補助機
能を有するカメラ装置の提供。 【解決手段】 オートフォーカス動作により被写体1を
含む一定の範囲にピントが合わされ、液晶ディスプレイ
43の画面上には被写体像1とポイント(輝点)431
が表示される(T1)。カーソル移動用キーでポイント
431を被写体1の測距始点に移動させ、シャッターを
半押して、距離Aを得て始点431を固定する(T
2)。再度、カーソル移動用キーでポイント431を被
写体1の測距終点に移動させ、ポイントの移動ステップ
数をカウントす(T3)。終点の指定が終ると、シャッ
ターを全押して終点437を固定する(T4)。ポイン
トの移動ステップ数を角度に換算して角度Θを算出し、
L=AtanΘから長さLを得て液晶ディスプレイ43
にスケール値439を重複表示する(T5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像表示技術に関
し、特に、撮像時に表示される画像の大きさを比較表示
またはサイズ表示し、記録保存する画像重複表示方法お
よび表示/記録補助機能を有するカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子スチルカメラ(以下、デジタルカメ
ラ)で撮像された被写体像は、CCD等による光電変
換、信号変換及び信号処理等を経て画像データとして記
憶媒体に記録される。
【0003】また、デジタルカメラの多くは液晶ディス
プレイ等からなる表示装置を備えており、このようなデ
ジタルカメラでは、CCDから周期的に取り込んでくる
画像(スルー画像)を表示装置に表示するので、ユーザ
ーは表示装置をファインダー代りに用いて表示される画
像を見て確認しながら取り込みたいタイミングでシャッ
ターボタンを押し下げて所望の画像を撮像(および記録
保存)することもできるし(記録モード)、また、記録
モードで記録媒体に記録された画像情報を読み出して表
示装置上に再生表示することもできる(再生モード)。
【0004】従って、ユーザがある被写体を撮影した場
合、記録後、撮影現場で直ちに撮影結果を記録媒体から
読み出して再生し表示装置に表示できるので、仮に、撮
影ミスがあったり、撮像結果が気に入らない場合でも撮
り直すことができるという光学カメラにはない便利さを
もっている。
【0005】また、デジタルカメラは撮像をデジタルデ
ータ化して記録するという特徴から、単に、光学カメラ
の電子的代替物としての写真撮影機としてだけではな
く、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン)等によ
る画像データ作成用の画像処理装置として用いられるに
至っている。
【0006】また、撮像の際、焦点を自動的に合せるオ
ートフォーカス機能を備えた光学カメラ装置が普及して
いる。オートフォーカス方式の一例として、合焦の有無
を観測してレンズとフィルム表面との距離を自動的に前
後させて調節し、合焦させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】カメラ装置では光学カ
メラの場合も含めて再生された画像(写真)が大きさが
ほぼ分かっているもの(例えば、人物や車等)を除く
と、直ちには大きさを認識し難い場合が多くある。そこ
で、従来は、誰しも釣り上げた魚の大きさをタバコで比
較して示した写真を見た経験があるように、被写体のそ
ばに大きさが分かっている物(例えば、タバコや1円硬
貨等)やスケール等を置いて被写体と比較表示すること
により被写体の大きさを知らしめることがしばしば行な
われている。
【0008】しかしながら、このような方法では手元に
適当な比較物やスケールがないと役立たず、また、被写
体のそばに置いておく必要があることから、被写体が近
距離であったり、静止状態若しくは動きが緩慢な場合に
は比較物或いはスケールで比較表示を行なうことができ
るが、被写体が近距離でない場合には比較物或いはスケ
ールをそばに置くこと自体が大変であり、動きが緩慢で
ない場合にはそばに比較物或いはスケールを置いても撮
像時には被写体とそれらがずれてしまい、役立たないと
いう欠点があった。
【0009】ここで、デジタルカメラの多くは前述した
ように液晶ディスプレイ等からなる表示装置を備えてお
り、このようなデジタルカメラでは、記録モードでスル
ー画像を表示装置に表示/記録および再生できる。
【0010】このような、デジタルカメラの特徴に着目
して被写体の大きさと比較できる物のデータを登録して
おきその像を撮影時に被写体像と共に表示/記録した
り、被写体の大きさを測定して被写体画像と共に表示す
るスケール表示補助機能をデジタルカメラに付加するこ
とができれば、比較物体を被写体のそばに置かなくても
被写体を比較表示することができ、また、被写体が遠く
にあったり、移動する物(生物)であっても比較物体を
その被写体と共に写し込めるので被写体の大きさを比較
表示することができる。
【0011】また、被写体の大きさをスケール表示する
ことにより見積作業を簡単に行なうことが期待できる
(例えば、引越しの場合に家具のサイズをいちいち測ら
なくても、室内を撮影するだけで家具の大きさを知るこ
とができ、見積作業が簡単になる)。さらに、遠方にあ
る木や建物の高さなどの大きさを簡単に知ることがで
き、画像データと共にスケールデータを外部画像処理装
置に出力可能に構成することにより画像処理の効率化を
可能とすることも期待できる。
【0012】本発明は上記着想に基づいてなされたもの
であり、撮像時に表示される画像の大きさを比較表示ま
たはスケール表示し、記録保存するスケール表示/記録
補助機能を有するカメラ装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明の画像重複表示方法は、測距データ若
しくはレンズ情報から被写体との距離を算出する工程
と、画像表示される被写体と大きさの知られた比較物体
との大きさの比率を算出された距離に基づいて算出する
工程と、被写体画像のそばに算出した比率に基づく大き
さの比較画像を重複させて表示する工程とを含むことを
特徴とする。
【0014】また、第2の発明の画像重複表示方法は、
(1)画像表示された被写体像の所望の2点が指定され
たとき画角Θを得る工程と、(2)オートフォーカスら
得たデータから被写体との距離Aを算出する工程と、
(3)算出された被写体との距離Aと前記画角Θから指
定された2点間の距離Lを算出する工程と、(4)画像
表示される被写体とスケールとの大きさの比率を算出さ
れた距離に基づいて算出する工程と、(5)被写体画像
と共に算出した比率に基づく大きさのスケール画像を重
複させて表示する工程とを含むことを特徴とする。
【0015】また、上記第2の発明の画像重複表示方法
で、(4)の工程を、画像表示される被写体とスケール
との大きさの比率およびスケールの長さ単位を算出され
た距離に基づいて算出する工程であり、(5)の工程
が、被写体画像と共に算出した比率および長さ単位に基
づく大きさのスケール画像を重複させて表示する工程と
して構成してもよい。
【0016】第3の発明のカメラ装置は、被写体像を取
り込んで表示装置に表示し、所望の表示画像を記録媒体
に記録可能な記録モードと、記録媒体に記録された画像
データを再生して画像表示する再生モードを有するカメ
ラ装置において、記録モードで、被写体像のピント合せ
を自動的に行なうオートフォーカス機構を備え、オート
フォーカス機構からの距離データにより被写体との距離
を算出するサイズ算出手段と、画像表示される被写体と
大きさの知られた比較物体との大きさの比率を算出され
た距離に基づいて算出し、被写体画像のそばに算出した
比率に基づく大きさの比較像を重複させて表示する比較
画像重複表示手段とを有することを特徴とする。
【0017】また、第4の発明のカメラ装置は、被写体
像を取り込んで表示装置に表示し、所望の表示画像を記
録媒体に記録可能な記録モードと、記録媒体に記録され
た画像データを再生して画像表示する再生モードを有す
るカメラ装置において、記録モードで、被写体像のピン
ト合せを自動的に行なうオートフォーカス機構を備え、
画像表示された被写体像の所望の2点が指定されたとき
画角Θを得る計測範囲指定手段と、オートフォーカス機
構からの距離データにより被写体との距離Aを算出する
サイズ算出手段と、被写体との距離Aと画角Θから指定
された2点間の距離Lを算出し、該2点間の距離と被写
体とスケールとの大きさの比率を算出された距離に基づ
いて算出し、被写体画像と共に算出した比率に基づく大
きさのスケール画像を重複させて表示するスケール重複
表示手段とを有することを特徴とする。
【0018】また、上記第4の発明のカメラ装置で、ス
ケール重複表示手段を、2点間の距離と被写体とスケー
ルとの大きさの比率およびスケールの長さ単位を算出さ
れた距離に基づいて算出し、被写体画像と共に算出した
比率および長さ単位に基づく大きさのスケール画像を重
複させて表示する手段として構成してもよい。
【0019】さらに、上記第3,第4の発明のカメラ装
置で、記録モード下において取込まれた被写体像のうち
表示装置に重複表示された画像を前記記録媒体に記録す
る際に、被写体像のデータとは別に被写体像に重複表示
したスケール画像に係わる情報を記録するように構成す
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明はオートフォーカス機能を
有するカメラ装置または測距機能を有するカメラ装置に
適用可能である。以下、カメラ装置としてオートフォー
カス機能を有するデジタルカメラを実施例として説明す
るが、テレビカメラにも同様に適用できる。また、デジ
タルカメラに測距機能を付加してもよく、また、測量機
器のように測距機能を有する機器に表示/記録機能を付
加することによっても実現できる。即ち、実施例では、
取り入れた画像から判別するオートフォーカス手段によ
りオートフォーカスされたレンズの状態から得たデータ
を被写体との距離算出に利用するが、それ以外に測距手
段を備えて距離情報を得るか、又は手動でフォーカスし
た場合のレンズ状態検出手段を備えて距離情報を得るよ
うにしてもよい。
【0021】<回路構成例>図1は、本発明を適用した
デジタルカメラの回路構成例を示すブロック図であり、
図1(a)で、デジタルカメラ100は、画像データ入
力系10、制御部20、操作部30、表示部40、記録
部50およびインターフェイス81を有している。画像
データ入力系10は、光学系11,信号変換部12,信
号処理部13,DRAM14を有している。
【0022】光学系11は、撮像レンズおよび絞り機構
(図示せず)およびオートフォーカス機構(図11)を
含み、自動焦点制御(オートフォーカス制御)により被
写体からの光を後段の信号変換部12のCCD上に結像
させる。信号変換部12は、CCD,CCD駆動用タイ
ミング信号生成回路,CCD駆動用垂直ドライバ,サン
プリホールド回路およびA/D変換器(図示せず)を含
み、前段の光学系11を介してCCDに結像した画像を
電気信号に変換し、デジタルデータ(画像データ)に変
換して一定の周期で1フレーム分出力する。信号処理部
13は、信号変換部12からの出力をカラープロセス処
理して、デジタルの輝度、色差マルチプレクス信号とし
てバッファに書込むと共に、バッファに書込まれた画像
データをDRAM14の指定領域にDMA(ダイレクト
メモリーアクセス)転送し、展開する。
【0023】信号処理部13は、また、記録保存の際に
DRAM14に書込まれている画像データを読み出して
データ圧縮(JPEG圧縮)処理を施して記録部50の
記録媒体(本実施例ではフラッシュメモリーを用いてい
る)51に記録する。また、再生モード下でフラッシュ
メモリー51に保存記録されていた画像データに伸張
(JPEG伸張)処理を施して画像データを再生し、V
RAM(ビデオRAM)41に展開したり、インターフ
ェイス81を介して外部画像処理装置(例えば、パソコ
ン)に出力する。
【0024】制御部20は図2(b)に示すように、C
PU21、RAM22、及びROM23を有している。
CPU21は、上述の各回路および図示しない電源切換
えスイッチ等にバスラインを介して接続し、ROM23
に格納されている制御プログラムによりオートフォーカ
ス制御を含むデジタルカメラ100全体の制御を行なう
と共に、操作部30からの状態信号に対応してデジタル
カメラの各機能の実行制御、例えば、ROM23内に格
納された各モード処理手段の実行の際の実行制御、を行
なう。RAM22はデータ或いは処理結果の一時記憶お
よび中間作業領域等に用いられる。ROM23は上述の
制御プログラムとスケール画像表示手段110(図5)
および他のモード処理やデジタルカメラ100のその他
の機能を実行させるためのプログラムを記録する記録媒
体であり、PROM、FROM(フラッシュROM)等
が用いられる。なお、これらプログラムをROM23以
外のリムーバブルな記録媒体(例えば、フラッシュメモ
リー)に格納するように構成することもできる。
【0025】操作部30は、処理モード切換えスイッチ
101、機能選択用ボタン31〜36、メインスイッチ
102、シャッターボタン37、出力用ボタン38およ
び記録/再生モード切換えスイッチ103等のスイッチ
やボタンを構成部分とし、これらのスイッチ或いはボタ
ンが操作されると状態信号がCPU21に送出される。
【0026】表示部40は、VRAM(ビデオRAM)
41,VRAM42,および液晶ディスプレイ43から
構成されている。なお、VRAM41およびVRAM4
2は画像表示用のイメージ(画像イメージ)をビットマ
ップで展開する画像表示用メモリーであり、液晶ディス
プレイ(LCD)43の電源がオン(ON)であれば、
VRAM41およびVRAM42上の画像データが液晶
ディスプレイ43に画像表示される。なお、VRAM4
2には画像データのほか、制御部20を介して画像番
号、メニューデータおよびメッセージデータ等がイメー
ジ展開され、これらを液晶ディスプレイ43に表示する
場合がある。さらに、VRAM41上の画像イメージと
VRAM42上のイメージを液晶ディスプレイ43に合
成して表示できる。
【0027】記録部50は記録媒体(図1ではフラッシ
ュメモリー)51を収容し、CPU21の制御により、
記録モード或いは再生モード下での記録保存モードで画
像データ入力系10からの画像データおよび/または加
工画像データをフラッシュメモリー51上に記録すると
共に、当該画像データとスケールデータを関連付ける情
報を有するリンク情報を含むリンクテーブル(図8)を
フラッシュメモリー51に記録する。
【0028】また、フラッシュメモリー51から画像デ
ータ,スケール画像データおよびリンク情報を読み出し
てRAM22に転送する(或いは、DRAM14のワー
クエリア144(図3))に転送する。なお、記録部5
0によるデータの転送はDMA(ダイレクトメモリーア
クセス方式)によって行なわれるよう構成することが望
ましい。また、リンクテーブル80はフラッシュメモリ
ー51の先頭に格納されることが望ましい。インターフ
ェイス81はデジタルカメラ100と、プリンタやパソ
コン、その他の画像処理装置、CDーROM等の外部記
録媒体との間のデータの授受を行なう。フラッシュメモ
リー51に記録された画像データ(およびスケールデー
タ)の外部画像処理装置等への送信(出力)は、出力ボ
タン38が押し下げられた場合に図示しない出力手段
(プログラム)に基づいて行なわれる。
【0029】<装置外観例>図2は本発明を適用したデ
ジタルカメラの一実施例の斜視図(背面図)であり、デ
ジタルカメラ100の上面には、通常処理モードと特殊
処理モードを切換える処理モード切換えスイッチ(スラ
イドスイッチ)101と、機能選択用ボタン31〜36
と、デジタルカメラ100を起動するメインスイッチ1
02、シャッターボタン37および出力用ボタン38が
設けられている。
【0030】背部には、通常処理モードで記録モードと
再生モードを切換える記録/再生モード切換えスイッチ
103と、カーソル移動用十字キー104と、光学ファ
インダー105と、画像表示用の液晶ディスプレイ43
が設けられている。また、図示しない前面(正面)に
は、撮像レンズ部およびファインダー部が設けられてい
る。また、図示していないが、液晶ディスプレイ43の
画面上の任意の位置をポイント可能なように、デジタル
カメラ100の底面或いは側面にポインテイングデバイ
ス接用端子部を設け、ポイント用ライトペンのようなポ
インテイングディバイスを接続するようにしてもよい。
【0031】<DRAM15の領域設定例>図3は、図
1のデジタルカメラ100の回路構成を例としたDRA
M15内の各バッファ等の領域設定例を示す説明図であ
る。図3の例では信号処理部13からの画像データ、V
RAM41への画像データ及びデータ圧縮/伸張の際の
画像データの書込/読み出しに同じDRAM14を用い
ている。このためにDRAM14上の画像データ記録用
の領域の構成として、図3のようにいくつかの領域に分
割したバッファを用意することで、目的に応じて各領域
を設定できる。なお、図3で記号141はスルー画像ま
たは再生画像用の画像バッファを、142は比較画像,
スケール画像またはスケール値画像用の画像バッファ
(以下、スケール画像バッファ)を、143,144は
その他の設定領域および予備領域を、145はワークエ
リア(作業用エリア)を示す。なお、後述するように予
備領域143を合成画像バッファとしてもよい。
【0032】<処理モード例>図4はデジタルカメラ1
00の処理モードの構成例を示す説明図であり、デジタ
ルカメラ100の処理モードは記録、再生モードからな
る通常モードおよび近接撮影等の特殊撮影モードに大別
され、処理モード切換えスイッチ101の切換えにより
通常モードと特殊撮影モードとの切換えがなされ、記録
/再生モード切換えスイッチ103の操作により記録モ
ードと再生モードの切換えが行なわれる。なお、各スイ
ッチの切換えによる各モードへの分岐は、各スイッチの
操作により操作部30からCPU21に送られる状態信
号を調べて対応のモード処理用回路或いはプログラムに
分岐するモード判定手段(実施例ではプログラムで構
成)によって行なわれる。
【0033】[記録モード]記録モードはCCDから周
期的に取り込んでくる画像データを液晶ディスプレイ4
3上にスルー画像として表示する撮像モードと、ユーザ
ーがスルー画像或いは比較画像またはスケール画像が重
複表示されたスルー画像を視覚的に確認しながら取り込
みたいタイミングでシャッターボタン37を押し下げる
ことによりその時点で表示されている画像データをDR
AM14等の不揮発性メモリーからフラッシュメモリー
51に保存する記録保存モードを含でいる。通常モード
でユーザが記録/再生モード切換えスイッチ103を記
録側にスライドすると記録モードとなり、撮像モードに
遷移し、撮像モード中シャッターボタン37が押される
と記録保存モードに遷移する。
【0034】[記録モードでの比較画像またはスケール
情報の表示]記録モードで、ユーザーがスケール画像表
示機能が割当てられたボタンを押すと、スケール画像表
示手段110(後述)によりスケール画像表示処理を行
なう。なお、スケール画像表示機能は、よく知られた大
きさの物体を被写体とならべて表示する比較画像表示機
能と、スケール或いはスケール値を表示するスケール表
示機能に分れ、後述(図5)するように、比較画像表示
機能はユーザが機能ボタン(例えば、ボタン34)を押
すことにより起動される比較画像表示手段112によっ
て実現され、スケール表示機能はユーザが機能ボタン
(例えば、ボタン35)を押すことにより起動されるス
ケール表示手段113によって実現される。
【0035】スケール画像表示処理が実行されると、画
像バッファ141のスルー画像データがVRAM41に
展開され、画像バッファ142のスケール画像(および
スケール値像も含む)データがVRAM42に展開され
て両者が合成されて液晶ディスプレイ43に重複表示さ
れる。なお、スルー画像データをVRAM1にスケール
画像データをVRAM2に展開して合成する代りに、合
成画像バッファ143を設け、画像バッファ141の画
像データと画像バッファ142のスケール画像データを
合成して画像バッファ143に書込み、VARAM1に
展開して液晶ディスプレイ43に重複表示するようスケ
ール画像表示手段110を構成することもできる。
【0036】[記録保存モード]撮像モードでシャッタ
ーボタン37が押されると記録保存モードに遷移し、液
晶ディスプレイ43にその時点で表示されている画像が
静止画となり、画像バッファ141の内容はJPEG圧
縮処理されてフラッシュメモリー51に記録される。こ
の場合、当該画像データの記録と共に、当該画像データ
とその比較画像またはスケール画像とをフラッシュメモ
リー51上で関連づける情報(例えば、画像番号と比較
画像の種類を示す比較画像種類情報やスケールの種類、
大きさ、基準値を示すスケール種類情報等)を対応づけ
てリンクテーブル80に記録する。
【0037】なお、合成画像バッファ143を設け、画
像バッファ141の画像データと画像バッファ142の
スケール画像データを合成して画像バッファ153に書
込むように構成した場合には、リンクテーブル80には
画像データとその比較画像またはスケール画像とをフラ
ッシュメモリー51上で関連づける情報を記録すること
なく、画像バッファ143の画像データをフラッシュメ
モリー51に記録するよう構成する。
【0038】[再生モード]再生モードは画像選択を行
なうために、フラッシュメモリー51に記録されている
画像データを読み出し再生して液晶ディスプレイ43に
表示するページ送りモードと、再生された画像のデータ
(画像データおよびスケール画像データ(或いは、合成
画像データ))をパソコンやプリンタ等の外部装置に出
力(送信)する送信モードを含んでいる。
【0039】<スケール画像表示手段>スケール画像表
示手段110は、記録モードで比較画像表示機能ボタン
またはスケール画像表示機能ボタンが押された場合に起
動され、スルー画像に比較画像またはスケール画像を重
複させて液晶ディスプレイ43に表示し、ユーザの画像
をフラッシュメモリー51に記録するスケール画像表示
処理を実行する。
【0040】図5はスケール画像表示手段110の構成
例を示すブロック図であり、スケール画像表示手段11
0は、選択機能判定手段111,比較画像表示手段11
2,スケール表示手段113およびスケール画像情報付
与手段114を含んでいる。これら各手段はハードウエ
ア或いはソフトウエア(プログラム)で構成され、プロ
グラムで構成された場合にはROM23に記録され、制
御プログラムによりRAM22に読み出されCPU21
により順次実行制御されてスケール画像表示処理を実行
する。
【0041】なお、合成画像バッファ143を設け、画
像バッファ141の画像データと画像バッファ142の
スケール画像データを合成して画像バッファ153に書
込むように構成した場合には、スケール画像表示手段1
10はスケール画像情報付与手段114を含まない。
【0042】選択機能判定手段111はモード判定手段
から遷移すると、操作部40から制御部20に送られた
各機能選択ボタンの状態信号を調べ、比較画像表示機能
選択を意味する状態信号(例えばボタン34のステイタ
スフラグ)がオン(=1)の場合には比較画像表示手段
112に遷移し、スケール表示機能選択を意味する状態
信号(例えばボタン35のステイタスフラグ)がオン
(=1)の場合にはスケール表示手段113に遷移す
る。
【0043】[比較画像表示手段]図6は比較画像表示
手段112の構成例を示すブロック図であり、比較画像
表示手段112は、サイズ算出手段1121、比較画像
データ展開手段1122、比較画像重複表示手段112
3を含んでいる。
【0044】サイズ算出手段1121手段は、オートフ
ォーカス機構(図11)からの距離データからデジタル
カメラ100とオートフォーカス基準とされた被写体と
の距離Aを算出すると共に、算出された距離Aと画角Θ
に基づいて、図11の例に示すようにL=AtanΘと
してオートフォーカス基準とされた被写体のサイズLを
算出する。
【0045】比較画像展開手段1122は、サイズ算出
手段1121で算出された被写体の大きさを基に登録さ
れた比較物体の大きさとの比率を計算する。ROM23
には大きさを基に登録された比較物体の大きさとの比率
を計算する。ROM23には大きさのよく知られた比較
物体(例えば、1円硬貨、タバコ、ボールペン等)の画
像データが予め登録してあり、それを読み出して、計算
された比率を基に比較画像を縮小或いは拡大するように
した比較画像データをスケール画像バッファ142に展
開する。
【0046】なお、予め複数の比較物体の画像データを
ROM23に登録しておき、ユーザの選択により所望の
比較物体の画像を算出された比率を基に比較画像を縮小
或いは拡大するように当該画像の画像データをスケール
画像バッファ142に展開するように構成してもよい。
【0047】比較画像重複表示手段1123は、画像バ
ッファ141のスルー画像をVRAM41に、画像バッ
ファ142の比較表示画像データをVRAM42に展開
する。この後、両者は合成されて液晶ディスプレイ43
に重複表示される。なお、スルー画像データをVRAM
1にスケール画像データをVRAM2に展開して合成す
る代りに、合成画像バッファ143を設け、画像バッフ
ァ141の画像データと画像バッファ142のスケール
画像データを合成して画像バッファ143に書込み、V
ARAM1に展開するように比較データ重複表示手段1
123を構成して、液晶ディスプレイ43に重複表示す
るようにしてもよい。
【0048】[スケール表示手段]図7はスケール表示
手段113の構成例を示すブロック図であり、スケール
表示手段113は、範囲指定手段1131、サイズ算出
手段1132、スケールデータ展開手段1133、スケ
ール重複表示手段1134を含んでいる。
【0049】範囲指定手段1131は、ユーザがスケー
ルサイズを表示したい被写体像のサイズ計測範囲(実施
例では2点で指定)をカーソル或いはペン等のポインテ
ィングデバイスで指定すると、その角度Θを算出する。
【0050】サイズ算出手段手段1132は、上述の比
較画像表示手段112のサイズ算出手段手段1122と
同様の構成であり、ユーザーによって指定(ポイント)
された被写体の大きさLを、図11の例に示すようにオ
ートフォーカス機構から得た被写体との距離Aおよび範
囲算出手段1131で算出した画角Θを基に、L=At
anΘとして算出する。
【0051】スケールデータ展開手段1132は、サイ
ズ算出手段1121で算出された被写体の大きさを基に
物差(スケール)の大きさとの比率を計算し、ROM2
3に予め登録してある物差(スケール)の大きさ等)の
画像データを読み出して、算出された比率を基に比較画
像を縮小或いは拡大するようにしたスケールデータ(画
像データ)をスケール画像バッファ142に展開する。
なお、予め複数の縮尺単位(m(メートル)、cm(セ
ンチメートル)等:縦表示用と横表示用がある)のスケ
ール像データをROM23に登録しておき、サイズ算出
手段で算出された大きさの単位を基に縮尺単位を決定
し、算出された比率を基に比較画像を縮小或いは拡大す
るようにしたスケールデータ(画像データ)をスケール
画像バッファ142に展開するようにしてもよい。
【0052】スケール重複表示手段1133は、画像バ
ッファ141のスルー画像をVRAM41に、スケール
画像バッファ142のスケールデータをVRAM42に
展開する。この後、両者は合成されて液晶ディスプレイ
43に重複表示される。なお、スルー画像データをVR
AM1にスケール像データをVRAM2に展開して合成
する代りに、合成画像バッファ143を設け、画像バッ
ファ141の画像データとスケール画像バッファ142
のスケールデータを合成して画像バッファ143に書込
み、VARAM1に展開するようにスケール重複表示手
段1123を構成して、スケールを液晶ディスプレイ4
3に重複表示するようにしてもよい。さらに、スケール
と共にサイズ算出手段1121で算出された被写体の大
きさ(スケール値)を文字表示するようにしてもよい。
【0053】[比較画像とスケールの同時表示]また、
スケール画像バッファ142に比較画像データ用バッフ
ァ領域とスケールデータ用画像バッファを設け、それぞ
れ指定の比較画像データおよびスケールデータを一時的
に記憶させ、両者を画像バッファ141の画像データと
合成して液晶ディスプレイ43に重複表示するようにし
てもよい。この場合、リンクテーブル80の種類コード
欄83には比較画像とスケールの重複表示を意味するコ
ード(例えば、3)を記録し、種別コード欄84ー1に
比較画像の種類を、種別コード欄84−2にスケールの
種類を示コードを記録するようにスケール画像付与手段
141を構成する。
【0054】<リンクテーブル>図8はリンクテーブル
の構成例を示す説明図であり、リンクテーブル80は、
画像番号81、画像のシーケンス(順序)を示すポイン
タ82、スケール画像の種別(比較画像かスケールかの
別)を示す種別コード83、個々のスケール画像の種類
を示す種類コード84(84ー1,84ー2)、サイズ
を算出した被写体像と比較画像またはスケールの比率8
5,大きさ(値)86、長さの単位87、その画像の検
索禁止フラグ88や書込禁止フラグ(または、書込許可
フラグ=(削除フラグ))89の他、それぞれのモード
処理で必要とする情報を登録する。なお、記録の際に被
写体とスケール画像を合成した合成画像をフラッシュメ
モリー51に記録する場合には、種別コード83、種類
コード84、スケールの比率85,大きさ86、長さの
単位87は記録されない。
【0055】<スケール画像表示手段の動作例>図9は
スケール画像表示手段110の基本的な動作を示すフロ
ーフローチャートである。図9で、記録モードが選択さ
れると撮像モードに遷移してスルー画像が液晶ディスプ
レイ42表示される(S1)。任意のタイミングでユー
ザーが比較画像表示機能選択ボタンまたはスケール表示
機能選択ボタンを押すと、機能判定手段111でどの機
能が選択されたかを判定して、比較画像表示手段112
による比較画像表示処理(S3)或いはスケール表示手
段113によるスケール表示処理(S4)のいずれかに
遷移し、押されない場合にはシャッターボタン37が押
されるまでスルー画像の表示を続行し、シャッターボタ
ンが押されると記録保存モードに遷移する(S2)。
【0056】上記S2で、比較画像表示手段112によ
る比較画像表示処理に遷移すると、前述したように、サ
イズ計算手段1121によるサイズ算出、比較画像展開
手段1122によるスケール画像バッファ142への比
較画像データの展開、比較画像重複表示手段1123に
よる液晶ディスプレイ43への比較画像重複表示が行な
われ、S5に遷移する(S3)。
【0057】上記S2で、比較画像表示手段113によ
るスケール表示処理に遷移すると、前述したように、範
囲指定手段1131による画角Θの算出、サイズ計算手
段1132によるサイズ算出、スケールデータ展開手段
1133によるスケール画像バッファ142へのスケー
ルデータの展開、スケール重複表示手段1123による
液晶ディスプレイ43へのスケール重複表示が行なわ
れ、S5に遷移する(S4)。
【0058】シャッターボタン37が押されるまでS
1,S2,S3或いはS1,S2,S4を繰返し、シャ
ッターボタン37がおされるとS6に遷移する(S
5)。上記S5でシャッターボタン37が押されると、
スケール画像情報付与手段114によりリンクテーブル
80に記録するスケール情報が生成され、記録保存モー
ドに遷移する(S6)。
【0059】<実施例> [オートフォーカス機構]図10は光学系11に設けら
れたオートフォーカス機構の一例の説明図であり、
(a)はオートフォーカス機構119の原理説明図、
(b)はオートフォーカス機構119の構成例を示すブ
ロック図である。図10(a)で、被写体1とレンズ1
18との距離をA、レンズ118とCCD121表面と
の距離をB、レンズの焦点距離をFとすると、1/A+
1/B=1/Fが成立する。ここで、レンズ118を±
ΔX(ΔX<B<<A)移動させると、 1/(A−ΔX)+1/(B+ΔX)=1/F また
は、 1/(A+ΔX)+1/(B−ΔX)=1/F となるが、B<<Aであるから左辺第1項の1/(A+
ΔX)+1≒1/Aとみなし得るので、1/A+1(B
±ΔX)=1/Fが成立する。
【0060】ここで、レンズ118とCCD121の新
たな距離B’=B±ΔXにおける被写体の合焦状態を検
出して、ピントの合否を判定して、その結果によりレン
ズの移動距離ΔXを算出して、レンズ118の移動制御
を行なうことにより、オートフォーカス(自動合焦)を
行なうことができる。
【0061】図10(b)で、オートフォーカス機構1
19は、レンズ駆動信号によって駆動され、レンズ11
8を前後に移動させるレンズ駆動部(例えば、ステップ
モータ)1191と、レンズ118からの光学像を基に
合焦の正否を判定して、判定信号を制御部20に送出す
る合焦検証部1192と、制御部20からの制御信号を
基にレンズ駆動信号をレンズ駆動部1191に与えるレ
ンズ駆動制御部1193を有している。オートフォーカ
ス機構119はレンズ118の移動距離ΣΔXと画角情
報を制御部20に与える。
【0062】[オートフォーカス動作]撮像モードでユ
ーザがデジタルカメラ100を被写体1の方向に向ける
と、ファインダー105の中心(ファインダー内に輝点
等で示される)部分の像に対し、合焦検証部1192で
合焦検証が行なわれ、ピントがあっていない場合にはそ
の差分データ(判定信号)が制御部20に与えられ、制
御部20ではピント合せに必要な移動距離移動距離ΔX
を算出して、これに基づいた制御信号(駆動量信号)を
レンズ駆動制御部1193に送出する。レンズ駆動制御
部1193は制御信号に基づいてレンズ駆動信号をレン
ズ駆動部1191に与え、レンズ駆動部11912はレ
ンズ118を指示された距離だけ移動させる。この結果
を合焦検証部1192を介してフィードバックして、ピ
ント合せを行う。なお、被写体1の長さをより正確に知
りたい場合や被写体1のある部分の長さを知りたい場合
には図12の例で述べるように、サイズを知りたい範囲
(2点で指定)を指定して計測することができる。
【0063】[サイズの算出]図11はサイズ算出の説
明図であり、被写体1のサイズLは上述のようにしてオ
ートフォーカス機構112から得る距離情報を基に得る
距離Xと、画角Θとを基にL=AtanΘとして算出で
きる。
【0064】[ポイント方式によるサイズ算出およびス
ケール(値)表示]撮像モードでユーザが被写体1の方
向にデジタルカメラ100を向けるとオートフォーカス
動作により、自動的に被写体1を含む一定の範囲にピン
トが合わされる。この場合、オートフォーカス機構11
2から送られる距離Aと画角から被写体1を含む範囲
(円)の直径が得られるが、それは必ずしも被写体1の
長さと一致するとは限らない。
【0065】そこで、図12に示すように、カーソル或
いは前述のポインテイングデバイスを用いて被写体1を
指定(ポイント)してその長さをより正確に計測するが
できる。また、ポイント方式により被写体1の一部の長
さを知ることもできる。図12はポイント方式によるサ
イズ算出の説明図である。図12で、ユーザが被写体1
の方向にデジタルカメラ100を向けるとオートフォー
カス動作により、自動的に被写体1を含む一定の範囲に
ピントが合わされるが、このとき、液晶ディスプレイ4
3の画面上にはポイント(輝点)431が表示される
(T1)。
【0066】ユーザがカーソル移動用十字キー104
(図3)またはポインティングデバイスを用いて、ま
ず、ポイント431を被写体1の測距始点に移動させて
からシャッター37を判押してして距離Aを得て始点を
固定する。このとき始点にはマーク436が付される
(T2)。次に、再度、カーソル移動用十字キー104
またはポインティングデバイスを用いて、ポイント43
1を被写体1の測距終点に移動させる。なお、ポインタ
431の移動時にはポイントの移動ステップ数をカウン
トしておく(T3)。終点の指定が終ると、シャッター
37を全押しして始点を固定する。このとき終点にはマ
ーク437が付される(T4)。上記T3で得たポイン
トの移動ステップ数を角度に換算して角度Θを算出し、
L=AtanΘから、指定範囲(マーク436の中心と
マーク437の中心間)の長さを得て、液晶ディスプレ
イ43にスケール値439を重複表示する(T5)。な
お、本実施例ではスケール値を重複表示したがスケール
或いはスケールとスケール値を重複表示できることは前
述した通りである。
【0067】<実施例1>図13は、被写体と比較画像
を重複表示した例を示す図であり、液晶ディスプレイ4
3の画面には、被写体としてのコンパクトディスク1と
その比較画像としてのボールペンの頭部が重複表示され
ている。ユーザは、これによりコンパクトディスク1の
おおよその大きさを感覚的に知ることができる。
【0068】<実施例2>図14は、被写体とスケール
を重複表示した例を示す図であり、液晶ディスプレイ4
3の画面には、被写体としての家具1,2,3とスケー
ル(メートル単位)が重複表示されている。ユーザは、
これにより家具の大きさを知ることができ、引越し等の
見積などに役立てることができる。
【0069】<実施例3>図15は、被写体と比較画像
およびスケールを重複表示した例を示す図であり、液晶
ディスプレイ43の画面には、被写体としてのコンパク
トディスク1とその比較画像としてのボールペンの頭部
およびセンチ単位のスケールが重複表示されている。ユ
ーザは、これによりコンパクトディスク1のおおよその
大きさを感覚的に知ると共に、正確な値も知ることがで
きる。以上本発明の一実施例について説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形
実施が可能であることはいうまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明の画像
表示方法および第3の発明のカメラ装置によれば、被写
体の大きさと比較できる比較物体の画像データを登録し
ておきその像を撮影時に被写体像と共に表示/記録する
画像表示/記録補助機能を有しているので、比較物体を
被写体のそばに置かなくても被写体を比較表示すること
ができ、また、被写体が遠くにあったり、移動する物
(生物)であっても比較物体をその被写体と共に写し込
めるので被写体の大きさを比較表示することができる。
ユーザは、これにより被写体のおおよその大きさを感覚
的に把握することができる。
【0071】また、第2の発明の画像表示方法および第
4の発明のカメラ装置によれば、被写体の測定対象部分
の大きさを指定し、測定して被写体画像と共に表示/記
録するスケール画像表示/記録補助機能を有しているの
で、比較物体を被写体のそばに置かなくても被写体の大
きさを数値的に比較表示することができ、また、被写体
が遠くにあったり、移動する物(生物)であっても比較
物体をその被写体と共に写し込めるので被写体の大きさ
を数値的に比較表示することができる。
【0072】また、被写体の大きさをスケール表示する
ので見積作業等を簡単に行なうことが期待できる。さら
に、遠方にある木や建物の高さなどの大きさを簡単に知
ることができ、画像データと共にスケールデータを外部
画像処理装置に出力可能に構成することにより画像処理
の効率化を可能ならしめる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタルカメラの回路構成例
を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用したデジタルカメラの一実施例の
斜視図(背面図)である。
【図3】DRAM内のバッファ等の領域設定例を示す説
明図である。
【図4】デジタルカメラの処理モードの構成例を示す説
明図である。
【図5】スケール画像表示手段の構成例を示すブロック
図である。
【図6】比較画像表示手段の構成例を示すブロック図で
ある。
【図7】スケール表示手段の構成例を示すブロック図で
ある。
【図8】リンクテーブルの構成例を示す説明図である。
【図9】スケール画像表示手段の基本的な動作を示すフ
ローチャートである。
【図10】オートフォーカス機構の一例の説明図であ
る。
【図11】サイズ算出の説明図である。
【図12】ポイント方式によるサイズ算出の説明図であ
る。
【図13】被写体と比較画像を重複表示した例の説明図
である。
【図14】被写体とスケールを重複表示した例の説明図
である。
【図15】被写体と比較画像およびスケール重複表示し
た例の説明図である。
【符号の説明】
1 被写体 8 比較画像 9 スケール 51 フラッシュメモリー(記録媒体) 100 デジタルカメラ(カメラ装置) 119 オートフォーカス機構 1121,1132 サイズ算出手段 1122 比較画像データ展開手段(比較画像重複表示
手段) 1123 比較画像重複表示手段(比較画像重複表示手
段) 1131 範囲指定手段(計測範囲指定手段) 1133 スケールデータ展開手段(スケール重複表示
手段) 1134 比較画像重複表示手段(比較画像重複表示手
段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距データ若しくはレンズ情報から被写
    体との距離を算出する工程と、画像表示される被写体と
    大きさの知られた比較物体との大きさの比率を前記算出
    された距離に基づいて算出する工程と、被写体画像のそ
    ばに前記算出した比率に基づく大きさの比較画像を重複
    させて表示する工程とを含むことを特徴とする画像重複
    表示方法。
  2. 【請求項2】 (1)画像表示された被写体像の所望の
    2点が指定されたとき画角Θを得る工程と、(2)オー
    トフォーカスから得たデータから被写体との距離Aを算
    出する工程と、(3)前記算出された被写体との距離A
    と前記画角Θから指定された2点間の距離Lを算出する
    工程と、(4)画像表示される被写体とスケールとの大
    きさの比率を前記算出された距離に基づいて算出する工
    程と、(5)前記被写体画像と共に前記算出した比率に
    基づく大きさのスケール画像を重複させて表示する工程
    とを含むことを特徴とする画像重複表示方法。
  3. 【請求項3】 前記(4)の工程が、画像表示される被
    写体とスケールとの大きさの比率およびスケールの長さ
    単位を前記算出された距離に基づいて算出する工程であ
    り、前記(5)の工程が、前記被写体画像と共に前記算
    出した比率および長さ単位に基づく大きさのスケール画
    像を重複させて表示する工程であることを特徴とする請
    求項2記載の画像重複表示方法。
  4. 【請求項4】 被写体像を取り込んで表示装置に表示
    し、所望の表示画像を記録媒体に記録可能な記録モード
    と、記録媒体に記録された画像データを再生して画像表
    示する再生モードを有するカメラ装置において、 記録モードで、被写体像のピント合せを自動的に行なう
    オートフォーカス機構を備え、 前記オートフォーカス機構からの距離データにより被写
    体との距離を算出するサイズ算出手段と、画像表示され
    る被写体と大きさの知られた比較物体との大きさの比率
    を前記算出された距離に基づいて算出し、被写体画像の
    そばに前記算出した比率に基づく大きさの比較像を重複
    させて表示する比較画像重複表示手段とを有することを
    特徴とするカメラ装置。
  5. 【請求項5】 被写体像を取り込んで表示装置に表示
    し、所望の表示画像を記録媒体に記録可能な記録モード
    と、記録媒体に記録された画像データを再生して画像表
    示する再生モードを有するカメラ装置において、 記録モードで、被写体像のピント合せを自動的に行なう
    オートフォーカス機構を備え、 画像表示された被写体像の所望の2点が指定されたとき
    画角Θを得る計測範囲指定手段と、前記オートフォーカ
    ス機構からの距離データにより被写体との距離Aを算出
    するサイズ算出手段と、前記被写体との距離Aと前記画
    角Θから指定された2点間の距離Lを算出し、該2点間
    の距離と被写体とスケールとの大きさの比率を前記算出
    された距離に基づいて算出し、前記被写体画像と共に前
    記算出した比率に基づく大きさのスケール画像を重複さ
    せて表示する重複表示手段とを有することを特徴とする
    カメラ装置。
  6. 【請求項6】 前記スケール重複表示手段が、前記2点
    間の距離と被写体とスケールとの大きさの比率およびス
    ケールの長さ単位を前記算出された距離に基づいて算出
    し、前記被写体画像と共に前記算出した比率および長さ
    単位に基づく大きさのスケール画像を重複させて表示す
    る手段であることを特徴とする請求項5記載のカメラ装
    置。
  7. 【請求項7】 さらに、記録モード下で、前記取込まれ
    た被写体像のうち前記表示装置に重複表示された画像を
    前記記録媒体に記録する際に、被写体像のデータとは別
    に被写体像に重複表示したスケール画像に係わる情報を
    記録することを特徴とする請求項4ないし6のいずれか
    1項に記載のカメラ装置。
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