JPH0688989A - 画像記録方法とその装置及び画像再生装置 - Google Patents

画像記録方法とその装置及び画像再生装置

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JPH0688989A
JPH0688989A JP26410392A JP26410392A JPH0688989A JP H0688989 A JPH0688989 A JP H0688989A JP 26410392 A JP26410392 A JP 26410392A JP 26410392 A JP26410392 A JP 26410392A JP H0688989 A JPH0688989 A JP H0688989A
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JP26410392A
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Inventor
Masayuki Uno
正幸 宇野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きな画角で解像度の高い画像を、分割しな
がら且つ全体の合成画像を煩雑な作業を要せずに確実に
再生し易い状態で記録する画像記録方法とその装置及び
その記録画像の再生装置を提供する。 【構成】 被写体105 をのせたステージ106 を移動させ
ながら順次写真撮影を行い、フィルム104 上に被写体の
分割画像を記録すると共に、パルス発生器110 ,111 ,
アップダウンカウンタ112 ,113 ,符号発生器115 ,デ
ータインターフェース回路116 及び磁気記録回路117 を
介して、分割画像に対応した位置情報及び画角情報をフ
ィルム104 の磁気記録部に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大きな画角で且つ解
像度の高い画像情報を得るための画像記録方法とその装
置及び画像再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、顕微鏡等で集積回路チップ等の
写真を撮影する場合、チップ全体を撮影するように倍率
を調整し写真撮影すると、チップの細部はぼやけて明瞭
に見ることができない。これは、顕微鏡の光学系の解像
度、及びフィルムの解像度の限界があるためである。こ
のため、チップ細部まで明確に見られる写真を得るため
には、顕微鏡の倍率を上げ、チップの細部まで撮影でき
る程度の高倍率としなければならない。しかし顕微鏡の
倍率を上げると、写真撮影できる画角が狭くなるため、
チップ全体の写真を得るためには、X−Yステージにチ
ップを載置し、X−Yステージを動かしながら何枚かの
写真に分割しながら全体を撮影し、その得られた複数の
分割写真を目視しながら、繋ぎ目を判断し、各分割写真
を貼り合わせ、全体の合成写真を得るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記複
数の分割写真を目視しながら繋ぎ合わせを行う作業は、
極めて煩雑であると同時に、どの写真がおよそどの位置
にくるのかを記録しておかないと、合成できなくなるお
それもある。
【0004】本発明は、従来の分割写真を貼り合わせて
合成画像を得る方法における上記問題点を解消するため
になされたもので、大きな画角で解像度の高い画像を、
分割しながら且つ全体の合成画像を煩雑な作業を要せず
に確実に再生し易い状態で記録する記録方法とその装
置、及びその記録画像の再生装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記問題点を解
決するため、本発明に係る画像記録方法は、被写体を光
学系を通してフィルム又は撮像素子等の媒体に投影し、
該被写体画像を分割しながら記録する画像記録方法にお
いて、被写体と光学系の光軸方向との相対的な位置関係
情報と光学系に対応した画角情報とを、撮像記録する分
割画像に対応させて記録するものである。
【0006】このように位置関係情報と画角情報を、分
割画像に対応させて記録することにより、大なる画角で
且つ解像度が必要な被写体の画像を、煩雑な作業を要せ
ずに合成できるように、分割して必要な解像度を確保し
ながら記録することができる。
【0007】また本発明に係る画像記録装置は、被写体
を光学系を有する装置を通してフィルム又は撮像素子等
の媒体に投影し、該被写体画像を分割しながら記録する
画像記録装置において、撮像された分割画像を記録する
手段と、被写体と光学系との相対的な位置関係を検出す
る位置検出手段と、該位置検出手段からの位置情報を符
号化する手段と、光学系に対応した画角の情報を符号化
する手段と、前記分割画像記録手段に記録された分割画
像に対応させて前記位置情報及び画角情報を記録する手
段とで構成するものである。
【0008】このように構成することにより、煩雑な作
業を必要とせず、大なる画角で高解像度の分割画像の合
成画像を容易に得ることの可能な画像記録を確実に行う
ことができる。
【0009】また本発明に係る画像再生装置は、複数の
分割された画像の情報と該分割画像の位置情報及び画角
情報が記録されている媒体に基づいて、分割画像を合成
し大なる画角の画像を得る画像再生装置において、全て
の分割画像の位置情報及び画角情報より分割画像の重な
り合う部分を検出して該重なり合う部分を削除する手段
を備え、該重なり部分削除手段により重なり合う部分を
削除しながら大なる画角の画像を合成するように構成す
るものである。
【0010】このように構成することにより、複数の分
割画像情報から、重なり部分の削除された大なる画角の
合成画像を、煩雑な作業を必要とせず、容易に再生する
ことができる。
【0011】
【実施例】次に実施例について説明する。図1は、本発
明に係る画像記録方法及びその装置の第1実施例を示す
ブロック構成図である。この実施例は、本発明を顕微鏡
写真を撮影する装置に適用したもので、図において、10
1 は顕微鏡の対物レンズで、102 は撮影フィルム104 に
被写体(試料)105 の像を結像させるための光学系であ
る。103 はフィルム104 に露光するためのシャッターで
あり、シャッター制御回路120 により制御されるように
なっている。106 は被写体105 を載置するためのX−Y
ステージであり、このX−Yステージ106 をX方向及び
Y方向に移動させると、パルス発生器110 ,111 により
移動方向を示す信号と、移動量に応じ単位長移動する毎
にパルスが1つずつ発生する信号が出力されるように構
成されている。
【0012】112 ,113 は、パルス発生器110 ,111 で
発生したパルスをカウントするアップダウンカウンタ
で、114 は該アップダウンカウンタ112 ,113 の初期設
定を行うためのリセットスイッチである。また115 は対
物レンズ101 の倍率に応じて、その情報を発生させる符
号発生器である。前記アップダウンカウンタ112 ,113
のカウンタ値と、符号発生器115 で発生した符号は、デ
ータインターフェース回路116 で磁気記録のフォーマッ
トに従いフォーマット化され、磁気記録回路117に送ら
れ、シャッター103 が切られる毎にフィルム104 の磁気
記録部に記録されるようになっている。
【0013】この顕微鏡写真撮影記録装置に用いられる
フィルム104 の一例を図2に示す。このフィルム104 は
画像が撮像される撮像部 104a以外に、磁気記録可能な
磁気記録部 104bを有し、電気信号に変換された情報を
この磁気記録部 104bに記録することができるようにな
っている。なお図2に示したフィルム104 は、被写体10
5 が光学的に撮像される撮像部 104aと、電気信号を磁
気的に記録する磁気記録部 104bの2つの領域で構成さ
れているが、この磁気記録部 104bの代わりに、電気信
号を光学的な信号に変換し記録される光学記録部を設け
た方式のものも同様に用いることができる。この場合
は、図1に示した画像記録装置における磁気記録回路11
7 を光学記録回路に置き換えるだけで、同様なシステム
構成で対応可能である。
【0014】次に、図1に示した画像記録装置による撮
像記録手順について説明する。まず被写体105 をX−Y
ステージ106 の上に載せた後、被写体105 の大きさや必
要な分解能に応じて、対物レンズ101 を変え倍率を調整
する。次に写真撮影を開始する位置にX−Yステージ10
6 を動かして初期設定を行った後に、リセットスイッチ
114 を押す。これによりアップダウンカウンタ112 ,11
3 が初期値にリセットされる。このアップダウンカウン
タ112 ,113 のデータと、符号発生器115 からの対物レ
ンズの倍率に応じた符号データが、データインターフェ
ース回路116 に入力され、磁気記録フォーマットに従っ
た形式にデータが変換される。この状態で図示しないシ
ャッターボタンを操作すると、シャッター制御回路120
を通してシャッター103 が切られ、フィルム104 に被写
体105 の最初の領域が撮像されると同時に、データイン
ターフェース回路116 でフォーマット化された電気信号
が、磁気記録回路117 を通して、フィルム104 上の磁気
記録部 104bに磁気的に記録される。
【0015】次に、X−Yステージ106 を移動させ、最
初に撮像した領域と隣接した領域におおよそ合わせる。
これによりX−Yステージ106 の移動量に応じて、パル
スがパルス発生器110 ,111 より発生し、アップダウン
カウンタ112 ,113 が入力されたパルス数に応じて初期
値から変動する。このアップダウンカウンタ112 ,113
のカウンタ値は、データインターフェース回路116 でフ
ォーマット化され、シャッター103 を切ると、一枚目の
分割画像の撮像と同様に、第2の領域が撮像されると共
にフィルム104 上の磁気記録部 104bに記録される。
【0016】このように、X−Yステージ106 を移動さ
せながら、順次写真撮影を行い、被写体105 の全体又は
必要な一部の領域の全ての撮像を行う。これにより、フ
ィルム104 上には、被写体105 の画像が分割されて記録
されると同時に、その分割された画像それぞれに対応し
た位置及び画角の情報が記録されることになる。そして
これらの情報に基づいて画像全体の再生は問題なく行う
ことができる。
【0017】上記実施例では、X−Yステージ106 の単
位移動量に対応しパルスを発生させる方式で、対物レン
ズ101 に対するX−Yステージ106 の相対位置を検出し
てデータ化するようにしたものを示したが、このX−Y
ステージ106 の相対位置の検出は、光電変換素子アレイ
等の光センサや光学的位置検出センサを用いても行うこ
とが可能である。図3は、光センサを用いてX−Yステ
ージの相対位置の検出を行うように構成した第2の実施
例の主要部を示すブロック構成図である。図3は、図1
に示した実施例におけるX−Yステージの位置検出部分
を、光センサを用いたシステムに置き換えた第2実施例
の位置検出系のみを示しており、図1に示した実施例と
同様な構成部分は図示を省略している。
【0018】この第2実施例の位置検出系は、X−Yス
テージ106 の裏面に光学的に位置を検出するためのマー
ク、例えばX方向,Y方向に一定間隔のピッチに濃淡の
はっきりしたパターンを配置して構成した読み取り用マ
ーク130 を設け、このX−Yステージ106 のマーク130
に対向してX方向用のラインセンサ131 及びY方向用の
ラインセンサ132 を配置し、該ラインセンサ131 ,132
でマーク130 を読み取り、光学的なパターンに対応した
電気信号に変換して、信号処理回路133 に検出信号とし
て送るように構成されている。信号処理回路133 では、
リセットスイッチ134 を押した時点のラインセンサ131
,132 からのパターン検出信号を記憶しておき、その
パターン検出信号とシャッターが切られたときに読み込
まれたパターン検出信号を比較して、リセットスイッチ
134 を押した初期設定状態からのX−Yステージ106 の
移動距離を算出し、その値に応じた符号を発生するよう
になっている。
【0019】このように構成した位置検出系を用いた第
2実施例の場合も、第1実施例と同様に操作することに
よって、画像を分割して、その分割画像と共に、位置情
報と画角情報をフィルムに記録することができる。
【0020】次に本発明に係る画像記録方法及びその装
置を、一般的な写真機に適用した第3実施例の概略構成
を図4に示す。図4において、200 は写真機で、該写真
機200 は三脚等の回転及びあおりを調整できる台に装着
されている。この装着台はあおりを調整するあおり台21
0 と回転を調整する回転台211 から構成されており、あ
おり台210 と回転台211 を回転させると、パルス発生器
213 ,214 より、その回転方向に対応した信号と、回転
角度に対応した数のパルス信号を発生するようになって
いる。そして、このパルス発生器213 ,214 からのパル
ス信号を受けてアップダウンカウンタ215 ,216 のカウ
ント値が変化するように構成されている。また予め写真
撮影開始時の設定を行った後に、リセットスイッチ212
を押すことにより、アップダウンカウンタ215 ,216 の
値は、あおり台210 と回転台211の初期状態からの変動
量に対応したデータ値を示す。これらのデータは、デー
タインターフェース回路217 でフォーマット化される。
このフォーマット化されたデータ信号(レンズ方向情
報)は、予め写真機200 と電気的な通信を行うため接続
された信号線218 を介して写真機200 中に送信される。
【0021】またこの写真機200 では、該写真機200 に
取り付けられたレンズ201 の倍率等により定まる画角の
情報を符号化し取り込むと同時に、信号線218 のレンズ
方向情報を、フィルム202 面上の磁気記録部に記録する
ための磁気記録回路203 を有している。そしてシャッタ
ーを切るたびに、フィルム202 上には、撮像された画像
が光学的に記録されると共に、レンズ方向と画角の情報
を電気的な信号に変換した情報が、磁気記録として画像
に対応しながら記録される。このシステムに用いられる
フィルム202 は、図2に示した、画像を光学的に記録す
る画像記録部のほかに、磁気記録部を有するフィルムで
ある。
【0022】このような一般的な写真機に適用した画像
記録装置においては、回転台211 及びあおり台210 を回
転させながら写真を順次撮影し、必要な画角の範囲を分
割しながらフィルム202 に記録する。分割された撮影画
像には、画角及びレンズの方向の情報が同時に記録され
ているため、合成して全体の画像を再現することは容易
に行なえる。
【0023】上記各実施例では、撮像を行う媒体とし
て、電気信号を磁気記録又は光学記録できる領域を有す
るフィルムを用いたものを示したが、本発明における画
像記録方法及びその装置では、撮像を光電変換素子から
なるイメージセンサで行い、イメージセンサから出力さ
れた電気信号を、固体メモリ又は磁気ディスクや光ディ
スクなどのフロッピーディスク等の記録媒体に記録する
方式に置き換えることも可能である。
【0024】図5は、かかる記録系を有する装置に、本
発明を適用した第4実施例における記録部を示すブロッ
ク構成図である。この記録部は、図1,図3及び図4に
示した各実施例のいずれにも適用でき、記録系を置き換
えることで実現できる。図5において、251 は固体撮像
素子等のイメージセンサで、252 は該イメージセンサ25
1 の信号出力を記録系のフォーマットに従って変換する
信号処理回路で、253は信号線256 より送信されてき
た、位置及び画角の情報信号をフォーマット化するため
のデータインターフェース回路である。なお信号線256
よりの情報信号は上記各実施例と同様にして得られるも
のである。254 は信号処理回路252 及びデータインター
フェース回路253 から得られた信号を、固体メモリやフ
ロッピーディスク等の記録媒体257 に記録するための記
録回路である。そして上記イメージセンサ251 ,信号処
理回路252 ,データインターフェース回路253 ,記録回
路254 は全て制御回路255 により制御されるようになっ
ている。
【0025】このように構成した記録系を用いて、画像
信号と、該画像の画角及び位置情報を画像信号に対応さ
せながら、記録媒体257 に記録することによっても、先
の実施例で示したフィルムの場合と同様に、全体画像を
分割しながら記録し、その記録された各情報をもとに、
全体画像を再生することができる。
【0026】以上、本発明に係る画像記録方法及びその
装置に関する実施例について説明してきたが、この他に
も、画像情報と共に位置及び画角の情報を、画像情報に
対応させながら記録することができる記録媒体及び記録
系を用いることによって、同様に全体画像を分割して記
録し、その分割画像から全体画像を容易に合成すること
ができる。
【0027】次に、このように記録された分割画像情報
及び位置・画角情報から、全体画像を合成する画像再生
装置の実施例について説明する。図6は、画像再生装置
の第1実施例を示すブロック構成図で、この実施例は、
固体メモリ又はフロッピーディスクなどの電気的記録媒
体に記録した分割画像を全体画像に再生する画像再生装
置である。図において、301 は画像及びそれらの位置,
画角の情報が記録されている記録媒体であり、固体メモ
リやフロッピーディスク等に相当する。302 は、この記
録媒体301 より情報を取り出すための読み取り回路であ
り、この読み取り回路302 で読み取られた情報のうち、
位置及び画角情報は、信号線303 を通してインデックス
用メモリ304 に記録される。また読み取られた画像情報
は、信号線305 を通して第1のバッファメモリ306 に送
られる。この第1のバッファメモリ306 には、インデッ
クス用メモリ304 からの位置・画角情報、及び信号線30
7を通して外部から入力された制御入力信号をもとに、
制御回路308 により、数枚分の画像データが選択され送
られる。
【0028】更に第1のバッファメモリ306 に送られた
画像信号は、デジタル画像信号処理回路309 において重
なり合う部分を除去しながら画像を合成すると共に、必
要に応じてデータ圧縮等も行いながら、合成した画像デ
ータとして扱える形成にデータを整え、第2のバッファ
メモリ310 に送られ、そして再生装置311 に送られる。
再生装置の例としては、テレビモニターやプリンター等
が用いられる。第2のバッファメモリ310 へのデータ取
り込み方式としては、メモリ容量が大きければ、全デー
タを一括して取り込んだうえ再生装置311 に送ることも
可能であるが、メモリ容量が小さい場合は、再生装置31
1 で再生し易い形式に分割しながらデータを順次取り込
み、再生装置311 に順次出力しながら、出力の終了した
メモリ領域に再びデータを取り込むというように、巡回
的に行ってもよい。
【0029】次に、このように構成された画像再生装置
における画像再生時の合成方法を、更に詳細に説明す
る。図7の(A),(B)は、合成方法を説明する図
で、重なり合う部分を有する隣接する4つの画像である
画像1〜4より合成する方法を示している。画像1〜画
像4の位置情報及び画角情報があると、図7の(A)に
示すように、それぞれの画像を配置することができる。
したがって、合成画像を作成するためのサンプリング
を、水平方向に走査しながら、もとの分割されたデータ
群より抽出すれば、合成画像のデータが得られる。
【0030】このとき、それぞれの画像の重なり合う部
分を、どのように信号処理するかが問題となる。ここで
は、まず図7の(A)に示すように、重なり合う部分の
中線を検出し、図7の(B)に示すように、それぞれの
分割された画像において、重なり合う部分が除去される
ように、データがサンプリングされるようにする。した
がって、図7の(A)において、水平走査を行う際、A
−A′の走査線上では、破線の左側部分は画像1よりデ
ータを抽出し、右側は画像2よりデータを抽出する。ま
たB−B′の走査線上においては、破線の左側は画像3
のデータを、右側は画像2のデータをそれぞれ抽出す
る。更にC−C′の走査線上では、破線のの左側は画像
3のデータを、右側は画像4のデータをそれぞれ抽出す
る。このように分割された各画像から重なり合う不要な
領域のデータを取り除きながら、合成画像のデータを水
平走査しながら抽出することにより、分割画像をつなぎ
合わせた画角の大きな画像を得ることができる。
【0031】図6に示した画像再生装置の実施例では、
記録媒体として電気信号を記録する固体メモリやフロッ
ピーディスクを用いた場合について説明したが、記録媒
体が磁気記録領域を有するフィルムの場合でも、読み取
り回路系を変えることにより、同様に再生を行うことが
できる。図8は、図6に示した第1実施例における電気
的記録媒体を、磁気記録部を有するフィルムに置き換え
た第2実施例における読み取り回路系を示したブロック
構成図で、図6に示した第1実施例と異なる部分のみを
示している。そして図6に示した第1実施例の読み取り
回路302 以外の部分の構成は、この実施例でも同様に用
いられる。図8において、321 は磁気記録部を有するフ
ィルムであり、322 はその磁気記録部の情報を読み取る
磁気記録読み取り回路で、該読み取り回路322 で読み取
られた位置・画角情報は、図6に示した第1実施例と同
様に、信号線303 を通してインデックス用メモリ304 に
送られる。
【0032】また323 は、フィルム321 に記録された画
像を読み取り、電気信号に変換するための光センサであ
り、これはラインセンサを機械的に動かしながら読み取
るスキャナー型でも、エリアセンサで読み取るカメラ型
でも用いることが可能である。324 は光センサ323 で得
られた画像信号をデジタル化するためのA/D変換器を
含む信号処理回路で、該信号処理回路324 の出力は、図
6に示した実施例と同様に、信号線305 を通して第1の
バッファメモリ306 に送られるように構成されている。
【0033】このように構成した読み取り回路系を用い
た第2実施例の場合も、図6に示した第1実施例で説明
した動作と同様な方法で、画像の合成が可能である。
【0034】次に、磁気記録部を有するフィルムの撮影
画像を、直接印画紙に焼き付けて再生するようにした画
像再生装置の第3実施例を図9に示す。図において、40
0 は印画紙420 にフィルムの画像を焼き付けるための露
光装置で、401 はこの露光装置400 に装着されたフィル
ムである。この露光装置400 は、光源402 と、露光時間
を制御するシャッター403 と、フィルム401 上の露光す
る領域を決定する窓の大きさが自由自在に変えられる投
写窓404 と、印画紙420 にフィルム401 上の画像を結像
させる光学系405 と、フィルム401 の磁気記録部の情報
を読み取る磁気記録読み取り回路406 とで構成されてい
る。また読み取り回路406 で読み取られた情報は、イン
デックス用メモリ410 に送られ、その情報をもとに、露
光する画像の位置決めとフィルム401 上の画像のうち、
露光する領域を決める投写窓404の大きさの制御を制御
回路411 で行うようになっている。制御回路411 からの
位置決めをするための制御信号は信号線412 を通して送
られ、投写窓404 の大きさの制御信号は信号線413 を通
して送られる。これらの位置決め及び投写窓の制御によ
り、分割されフィルム上に記録された画像を、露光装置
400 を動かしながら順次露光することにより、印画紙42
0 には、全体の合成写真が焼き付けられることになる。
【0035】このような印画紙へ直接画像を焼き付ける
画像再生装置においては、フィルム上の分割された画像
のうち、重なり合う部分は、投写窓404 の大きさを調整
し、2重露光のないように、インデックス用メモリ410
の情報により露光用の投写窓404 が制御されるようにす
る。また分割された画像の全領域415 のうち、図10に示
すような領域416 に露光しなければならない場合は、図
10において破線で示すように、3つの矩形の領域,
,に分け、露光すればよい。このような装置を用い
ることによって、分割されて記録されたフィルムの画像
を、大きな印画紙上に合成して再生することができる。
【0036】
【発明の効果】以上実施例に基づいて説明したように、
本発明によれば、大なる画角で且つ高解像度が必要な被
写体の画像を、煩雑な作業を要せずに合成できるよう
に、分割して必要な解像度を確保しながら記録すること
ができ、また分割された複数の画像から大なる画角の合
成画像を容易に且つ確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録方法及び画像記録装置の
第1実施例を説明するための写真撮影記録装置を示すブ
ロック構成図である。
【図2】図1に示した写真撮影記録装置に用いられるフ
ィルムの構成例を示す図である。
【図3】画像記録装置の第2実施例の要部を示すブロッ
ク構成図である。
【図4】画像記録装置の第3実施例を示すブロック構成
図である。
【図5】画像記録装置の第4実施例の要部を示すブロッ
ク構成図である。
【図6】本発明に係る画像再生装置の第1実施例のブロ
ック構成図である。
【図7】図6に示した画像再生装置における画像再生時
の画像合成方法を説明するための説明図である。
【図8】画像再生装置の第2実施例を示すブロック構成
図である。
【図9】画像再生装置の第3実施例を示すブロック構成
図である。
【図10】図9に示した画像再生装置の動作の一例を説明
するための説明図である。
【符号の説明】
101 対物レンズ 102 光学系 103 シャッター 104 フィルム 105 被写体 106 X−Yステージ 110 ,111 パルス発生器 112 ,113 アップダウンカウンタ 114 リセットスイッチ 115 符号発生器 116 データインターフェース回路 117 磁気記録回路 120 シャッター制御回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を光学系を通してフィルム又は撮
    像素子等の媒体に投影し、該被写体画像を分割しながら
    記録する画像記録方法において、被写体と光学系の光軸
    方向との相対的な位置関係情報と光学系に対応した画角
    情報とを、撮像記録する分割画像に対応させて記録する
    ことを特徴とする画像記録方法。
  2. 【請求項2】 被写体を光学系を有する装置を通してフ
    ィルム又は撮像素子等の媒体に投影し、該被写体画像を
    分割しながら記録する画像記録装置において、撮像され
    た分割画像を記録する手段と、被写体と光学系との相対
    的な位置関係を検出する位置検出手段と、該位置検出手
    段からの位置情報を符号化する手段と、光学系に対応し
    た画角の情報を符号化する手段と、前記分割画像記録手
    段に記録された分割画像に対応させて前記位置情報及び
    画角情報を記録する手段とを備えていることを特徴とす
    る画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記光学系を有する装置は顕微鏡であ
    り、前記位置検出手段は顕微鏡のX−Yステージの位置
    を検出するように構成されていることを特徴とする請求
    項2記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記位置検出手段は、X−Yステージの
    X方向又はY方向の移動量に対応して電気的にパルスを
    発生する手段を備え、初期状態からのパルス数をカウン
    トすることによって位置検出を行うように構成されてい
    ることを特徴とする請求項3記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記位置検出手段は、前記X−Yステー
    ジに設けられたマークを光学的に検出するイメージセン
    サ又は位置検出センサ等の光学的位置検出部で構成され
    ていることを特徴とする請求項3記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記光学系を有する装置は、三脚等の回
    転可能な支持部材に固定された写真機であり、位置検出
    手段は前記支持部材の回転角及びあおり角を検出するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項2記載の画
    像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記位置検出手段は、前記支持部材の回
    転方向又はあおり方向に動かした角度に対応して電気的
    にパルスを発生する手段を備え、初期状態からのパルス
    数をカウントすることによって位置検出を行うように構
    成されていることを特徴とする請求項6記載の画像記録
    装置。
  8. 【請求項8】 前記分割画像を記録する手段は、画像記
    録部と、磁気又は光学的記録が可能な領域を備えたフィ
    ルムであることを特徴とする請求項2〜7のいずれか1
    項に記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記分割画像を記録する手段は、光電変
    換撮像素子による電気信号を記録する固体メモリ,フロ
    ッピーディスク等の電気的記録媒体であることを特徴と
    する請求項2〜7のいずれか1項に記載の画像記録装
    置。
  10. 【請求項10】 複数の分割された画像の情報と該分割画
    像の位置情報及び画角情報が記録されている媒体に基づ
    いて、分割画像を合成し大なる画角の画像を得る画像再
    生装置において、全ての分割画像の位置情報及び画角情
    報より分割画像の重なり合う部分を検出して該重なり合
    う部分を削除する手段を備え、該重なり部分削除手段に
    より重なり合う部分を削除しながら大なる画角の画像を
    合成することを特徴とする画像再生装置。
  11. 【請求項11】 前記分割画像の画像情報は、固体メモ
    リ,フロッピーディスク等の電気的記録媒体に記録され
    ており、前記重なり部分削除手段は、分割画像の画像情
    報を取り込むバッファメモリと、該バッファメモリに取
    り込まれた画像情報の重なり合う部分を削除処理するデ
    ジタル信号処理系とで構成されていることを特徴とする
    請求項10記載の画像再生装置。
  12. 【請求項12】 前記分割画像の画像情報はフィルムに記
    録されており、前記重なり部分削除手段は、分割画像の
    画像情報を読み取る光電変換素子と、該光電変換素子の
    出力信号をデジタル化する信号処理回路と、デジタル化
    された画像情報を取り込むバッファメモリと、該バッフ
    ァメモリに取り込まれた画像情報の重なり合う部分を削
    除処理するデジタル信号処理系とで構成されていること
    を特徴とする請求項10記載の画像再生装置。
  13. 【請求項13】 前記分割画像の画像情報はフィルムに記
    録されており、前記重なり部分削除手段は、前記分割画
    像の位置情報及び画角情報により制御され投写窓で形成
    され、該投写窓を調整しながら順次印画紙に分割画像を
    焼き付けて大なる画角の合成画像を得るようにしたこと
    を特徴とする請求項10記載の画像再生装置。
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