JPH04347979A - 画像合成撮影装置及び再生装置 - Google Patents

画像合成撮影装置及び再生装置

Info

Publication number
JPH04347979A
JPH04347979A JP3149731A JP14973191A JPH04347979A JP H04347979 A JPH04347979 A JP H04347979A JP 3149731 A JP3149731 A JP 3149731A JP 14973191 A JP14973191 A JP 14973191A JP H04347979 A JPH04347979 A JP H04347979A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
recorded
screen
recording
images
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3149731A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3332942B2 (ja
Inventor
Hideaki Yoshida
吉 田 英 明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP14973191A priority Critical patent/JP3332942B2/ja
Publication of JPH04347979A publication Critical patent/JPH04347979A/ja
Priority to JP2000107631A priority patent/JP3354916B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3332942B2 publication Critical patent/JP3332942B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Circuits (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像合成撮影装置に関
し、特に撮影システムにおける複数枚画面のつなぎ撮り
処理に有効な画像合成撮影装置及び再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ等において、1回の撮影で得られ
る画面を複数枚並べて合成し、一枚の画面として構成す
るつなぎ撮りは、パノラマ撮影画面やマルチ画面生成の
手段として使用されることが多い。かかるつなぎ撮り処
理は、一般に、銀塩フィルムを用いた通常のカメラで行
われているものであるが、これを電子スチルカメラやビ
デオカメラのような電子撮像装置を用いて行うことが考
えられる。すなわち、つなぎ撮り処理は、高解像度、高
画質画面を得るためのハイビジョンおよびパノラマ画面
生成用としても使われることができる。以下、この様な
技術がなぜ必要になるかについて説明する。上述のよう
な電子撮像装置では、画像信号を得るため、例えばCC
D等の撮像素子を用いているが、その光電変換面は、通
常、数十万個の画素配列からなっている。数十万画素の
撮像素子は現在比較的容易に製造でき価格も高価なもの
ではなく、「NTSC」や「PAL」規格に適合するも
のが広く普及、採用されている。
【0003】ところが、数十万画素の撮像素子では、得
られる画像の画質は前述の「NTSC」等の規格に対し
ては一応満足できるものであるが、さらなる高画質を実
現すべく作られたハイビジョン用としては解像力が不足
しており、かかる高画質画像を得るためには、少なくと
も数百万画素程度が要求される。この事情はハイビジョ
ンシステムに限らず、例えば印刷分野や画像処理分野に
適用する高画質画像入力装置として利用しようとする場
合も同様である。しかし、画素数が多くなると撮像素子
の歩留まりが極端に低くなるだけでなく、光学系、機構
系および電気系が複雑となるため、このような撮像シス
テムは極めて高価なものになってしまい、現実に特殊な
業務用以外では使用されていない。また、撮像素子を横
に隣り合わせに並べるいわゆる多板式撮像システムも高
画質画像を得るために用いられるが、光学系が複雑とな
ることもあって同様に高価となるという問題だけでなく
、感度面の問題も生ずる。更に、これらシステムは、一
般ユーザが使っているNTSC系等の通常システムとの
互換性がないという問題がある。そこで、つなぎ撮り処
理を用いて一枚の画像を複数枚の画面を合成して構成す
ることにより、等価的に高画質画像を得る技術が必要に
なる。つなぎ撮り処理は、例えば銀塩フィルムカメラで
は、1つの被写体を複数枚の画面に分けて撮影した後、
現像処理された画面のうち、隣り合う画面が連続するよ
うに適当に切り貼りするものである。ここで切り貼りに
ついて説明する。互いに隣接する各画面を撮影する方法
としては、ビューファインダーで被写体にねらいをつけ
ながら、いわゆる「目見当(めけんとう)」でシャッタ
を切る他はないので、結果として得られる各隣接画面の
つなぎ目は、通常、不正確(ぴったり合っていない)も
のになる。従って、それを合わせるために、でき合がっ
た各ネガまたはプリントを実際に切って貼り合わせる操
作が必要になるのである。
【0004】図9の(A)には、つなぎ撮りの一例が示
されている。この例は、一回の撮影画面を縦方向および
横方向にそれぞれ3枚ずつ合計9枚並べて得られるマル
チ画面であり、全画面を数十万画素の1つの撮像素子で
撮像しようとすると解像度が大幅に不足するのに対して
、このように各画面を合成すれば、等価的に高解像度の
画像が得られる。ここで、各画面は、X方向およびY方
向座標位置に対応する表示形式として、図のように左上
から右上に向かって(1,1)、(1,2)、(1,3
)、また左上から左下に向かって(1,1)、(2,1
)、(3,1)のように表示される。また、同図(B)
には、3枚の画面を横方向に並べたパノラマ画面例が示
され、この場合も同様に解像度の高い画像が得られる。 そして、各画面は、位置情報として(1,1)、(1,
2)、(1,3)のように表される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
つなぎ撮り処理は、撮影済みの隣接画面を連続画面とな
るように切り貼りするものであり、非常に簡易ではある
ものの、画面に継ぎ目及び切れ目が入ってしまい、高画
質の連続画面を切り貼りで作成することはきわめて困難
である。一方、電子撮像システムにおいて、つなぎ撮り
処理を行うには、プリントアウトされた写真を切り貼り
することを別にすれば、モニター画面上に映出されてい
る画面を目視で確認しながら、切り貼りに相当する処理
(以下、「電子的切り貼り」と称する)を行う必要があ
る。この隣接画面間を正確につなぐための電子的切り貼
りをデジタルメモリを用いて画像信号処理により行うこ
とは可能ではあるものの、画像データの平行移動、回転
移動等の処理が必要であるため構成規模が大がかりとな
り、ソフトウェア的にもハードウェア的にも高価になっ
てしまうだけでなく、処理時間もかかるという問題を抱
える。
【0006】そこで、本発明の目的は、複数画面から連
続画面を得るためのつなぎ撮り処理を容易に且つ高精度
で行えるようにした画像合成撮影装置及び再生装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による画像合成撮影装置は、当該カメラが現
に向けられている視野に係わる一の画像信号による画像
と、先行して記録されたものを再生して得た他の画像信
号による画像とを、所定の電子的モニター手段の同一画
面上の一部及び他部にてそれぞれ映出、対照しつつ、少
なくとも上記一の画像信号を順次記録し得るように構成
される。
【0008】
【作用】本発明では、既に記録されている画面と、この
画面に合成すべき画面とを、例えば電子的にモニター手
段で同一画面上に映出表示せしめ、これら画面のオーバ
ラップ部の一致重畳を確認する等により、これら画面が
連続的に接続されることを確認した後、画像を撮影、記
録することにより、簡単に高精度なつなぎ撮り、画像合
成を可能とする。また、本発明は、ハイビジョンモード
、パノラマモード、ぞろ目モード時、多彩なモードに対
応できるだけでなく、合成画面の各画面の撮影条件を一
定に設定して均一で高画質な合成画面を得ることができ
る。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照しながら説
明する。図1は、本発明による画像合成装置の一実施例
を示し、電子スチルカメラにおいて、記録済み画面と隣
り合う連続する画面を合成して撮影、記録する例につい
てのものである。本実施例では、例えば、図2のAに示
すような2つの画面をつないだ静止画面を得る例につい
て説明を進める。画面Aを得るためには、左側画面(1
,1)と右側画面(1,2)を合成する。そのため、ま
ず画面(1,1)を撮影記録する。その後、画面(1,
1)は既に記録媒体に記録されているので、これを読み
出し再生する(図2のB)。次に、画面(1,2)に相
当する画面を撮影する際に、モニター上で得られる画面
を画面(1,1)と一部オーバーラップ(図2のDで示
した部分)させて重ね合わせる。このとき、画面(1,
1)のうち、つなぎ合わせの際には、まず同期ずらしを
行って画像をずらした後に(Eの甲)不要な部分にブラ
ンキングをかけ、Eの乙のように斜線部分の画像を除去
する。同様に、画面(1,2)を画面(1,1)と逆方
向にずらした後に(Fの甲)、不要部分にブランキング
をかけ、Fの乙のように除去する。こうして、2枚の画
面(1,1)と(1,2)を、例えばEVF(電子ビュ
ーファインダ)等のモニター上で重ね合わせて映出する
と、Gの甲、乙のようになる。Gの甲は、両画面のオー
バーラップ部が正確に一致したときの画像であり、乙は
両画面が不連続状態にあるときの画面を示す。したがっ
て、Gの甲のように両画面が連続状態にあるときに画面
(1,2)を撮影すれば、Aのようなパノラマ画面が得
られる。本実施例では、両画面のオーバーラップ部の一
致検出を電気的処理で行い、一致したときに、トリガ信
号を発生して自動的に、またはマニュアル操作による撮
影動作を行う。
【0010】図1を参照すると、撮像回路2にはCCD
等の撮像素子が内蔵され、撮影レンズ1を介して撮像素
子に結像され、電気信号に変換された信号は、所定の映
像処理が施されて画像信号としてA/Dコンバータ3に
送出される。A/Dコンバータ3でデジタル信号に変換
された画像データは、バッファメモリ4に記憶される。 バッファメモリ4から読み出された画像データは、シス
テムコントローラ5の制御を受けて、バッファメモリ7
、記録/再生回路8を介して記録媒体9に書き込まれる
。記録媒体9としては、例えばICカードメモリ等が用
いられるが、アナログ信号として記録される磁気ディス
ク等を用いることもでき、この場合は撮像回路2からの
映像信号を記録し、読み出すときは本実施例処理のため
デジタル信号に変換するA/Dコンバータを設ける。 画像合成時には、記録媒体9から図2の(1,1)画像
Bを読み出しバッファメモリ7に記録される。この画像
Bは、バッファメモリ7から読み出され、バッファメモ
リ10に記録される。このとき、書き込み時と読み出し
時で対応する画像位置アドレスを異ならしめることで、
画像のずらしを行うことができる。一方、撮像回路2と
A/Dコンバータ3から出力される(1,2)画像Cは
、バッファメモリ4に一旦記録された後、やはり読み出
し時に画像ずらしをうけつつバッファメモリ10に記録
される。ただし、各画像の不要部分は読み出されないと
する。このとき、2つに画像は、バッファメモリ10上
で合成され、画像G(甲または乙)になっている。そし
て、バッファメモリ10からは上記画像Gが読み出され
、D/Aコンバータ11でアナログ信号に変換される。 このアナログ信号は電子的モニター手段を構成する表示
回路12に送られ、画像が表示(映出)され、EVF1
3でユーザによって観察される。尚、バッファメモリ4
への書き込み読み出し及びバッファメモリ10への書き
込み読み出しは、この電子撮像装置の同期信号系に同期
して、常時、繰り返されるので、撮像回路2からの出力
信号はEVF13において見かけ上、リアルタイムで観
察されるものとする。
【0011】システムコントローラ5は、上記バッファ
メモリ4,7および10へのデータの書き込み、読み出
しの制御、合成すべき画像データ間を比較するデータコ
ンパレータ52および記録媒体に記録する各種構成デー
タ(マルチモード、サブモード、位置データ等)を発生
する構成データ発生器53を有し、操作部6からの指示
情報を受けて、各種制御を行う。データアドレスコント
ローラ51は、バッファメモリ4,7および10のデー
タの書き込み/読み出し制御を行い、図2のGに示す如
く、画像(1,1)、(1,2)のオーバラップ部を重
畳して映出せしめる。そのため、上述の如く、図2Eの
乙および図2Fの乙の画像データを読み出して重畳映出
させるべく、バッファメモリ10への書き込みアドレス
を変換する。ここで、バッファメモリ4と7から読み出
された画面のうちオーバラップ部分の画像データを単純
に加算して映出すると輝度レベルが2倍になってしまう
ので平均化処理を行ってバッファメモリ10に書き込む
。データコンパレータ52は、画面(1,1)と(1,
2)のオーバラップ部分の画像データを比較し、一致し
たとき、つまり、両データの差が略零になったときに2
つの画面は連続的に接続されたと判断して、オートトリ
ガ信号を出力する。オートトリガ信号が出力されると最
適な撮影条件にあると判断されるので、シャッターを切
って撮影、記録する。構成データ発生器53は、画像合
成処理モードや位置データ等の構成データを発生する。 画像合成処理モードとしては、ハイビジョンモード、パ
ノラマモード、ぞろ目モード、その他の任意のモード等
がある。ここで、任意データは当該処理されている合成
された画像の中のどの位置にあるかを示す位置データ、
例えば、図2Bの(1,1)やCの(1,2)を示して
いる。
【0012】以上のように本実施例は、EVF表示され
た合成すべき複数の画面の連続性が維持されたことをデ
ータコンパレータ52で判断したとき、オートトリガ信
号を出力して撮影動作および記録媒体への記録動作を実
行せしめる。このとき、撮影時の画面構成データが画像
データとともに記録媒体に記録される。また、複数の画
面をつなぎ撮りする場合、各画面の撮影条件が異なると
合成画面を生成したとき、一部画面が暗くなったりして
、全体画面に不自然さが生じる。そこで、本実施例では
、合成すべき画面の撮影条件を同一に固定している。 この撮影条件としては、シャッター速度、絞り、ストロ
ボ等の露出、ズーム(画角)、フォーカス状態、ホワイ
トやブラックバランス等のカラーバランス特性、感度、
γ特性、ペデスタルレベル設定、サプレス特性、光電変
換特性、更にはフィールド、フレーム記録モード等があ
る。撮影条件は、試し撮りして予め選択することもでき
るし、1枚目の画面の撮影条件を以降の合成すべき画面
の撮影条件に固定することもできる。ここで、固定する
とは、マニュアル設定に関しては、設定変更を不可能に
するか、警告表示をすることであり、オート設定では上
述1枚目の撮影条件に固定することである。
【0013】図3は、上記実施例のマルチ撮影、画像合
成を行うときの動作処理手順を示すフローチャートであ
る。モード動作スタートすると(ステップS101)、
サブモードが選択される(ステップS102)。サブモ
ードとしては、前述のようにハイビジョンモード、パノ
ラマモード、ぞろ目モード、任意モードがあり、各モー
ドの選択は、図1の操作部6のキー操作により行われる
。ハイビジョンモードは、図6(A)に示すように、X
方向に3画面、Y方向に2画面を合成したモードで最端
部の画面位置XmaxおよびYmaxは2および3、全
画面数Nmaxは6となる。パノラマモードは、同図(
B)に示す如く、X方向に複数個並べて合成するもので
、各画面位置は(1,Y)で表され、全画面数Nmax
は2以上の任意の数に設定される。ぞろ目モードは、い
わゆる相似撮影モードであり、図6(C)に示す如く、
元々の一枚の画面の縦サイズと横サイズの比を一定に保
つように、すなわち、縦と横の画面数を同じにして合成
するモードで、全画面数Nmaxは22 ,32,42
 ,…である。任意モードは、X方向およびY方向に並
べる画面数を任意に設定でき、全画面数Nmax=Xm
ax×Ymaxである。図6(D)には合成画面を構成
する各画面位置をX,Y座標について示されている。
【0014】サブモード選択処理手順は、図5に示すよ
うに、サブモード選択動作をスタートし(ステップS2
01)、先ず、操作部6からのサブモード選択のための
キー入力があったか否かを判断し(ステップS202)
、キー入力があると、ハイビジョンモードであるか否か
が判断される(ステップS203)。ハイビジョンモー
ドであると判断されると、Xmax=3、Ymax=2
に設定され(ステップS209)、図3のステップS1
03の処理に移行する。ステップS203で、ハイビジ
ョンモードでないと判断されると、次に任意モードであ
るか否かが判断され(ステップS204)、任意モード
であるときにはXmaxとYmaxを入力して(ステッ
プS208)、リターンして図1のステップS103に
移行する。ステップS204で任意モードでないと判断
されると、合成すべき全画面数Nmaxを入力し(ステ
ップS205)、パノラマモードであるか否かが判断さ
れる(ステップS206)。ここで、パノラマモードで
あると判断されると、Xmax=Nmax、Ymax=
1と設定して、図1のステップS103に移行し、パノ
ラマモードでなければ、ぞろ目モードであると判断して
、XmaxおよびYmaxをNmaxの平方根に設定し
て(ステップS207)、ステップS103に移行する
。尚、この場合、Nmaxは平方数でなければならない
が、仮にそれ以外の数が入力された場合は、ぞろ目モー
ドであるとの判断と同時にNmaxを近い値の平方数に
置換するようにしておけば問題はない。
【0015】こうして、合成画面構成が設定された後、
図3のステップS103において、トリガ入力を受け付
けたことを確認して(ステップS103)、1枚目の画
面((X,Y)=(1,1))を撮影、記録する(ステ
ップS104)。その後、この1枚目の上記撮影条件に
以後の撮影条件を固定し(ステップS105)、画面位
置データ(X,Y)が最終コマ画面位置データ(Xma
x,Ymax)に至ったか否かを判断し(ステップS1
06)、至っていればステップS105で固定設定され
た撮影条件を解除して(ステップS113)、処理を終
了する。一方、ステップS106で、最終コマ画面位置
に至っていないと判断されると、Y=Ymaxか否かが
判断され(ステップS107)、YmaxでなければY
を1だけ増加せしめ(ステップS108)、また、Y=
Ymaxであれば、Xを1だけ増加せしめると同時にY
を1にリセットする。そして、次の画面についての合成
処理用にブランキング部分の重ね合わせを行うため、同
期、ブランキングを再設定する(ステップS109)。 その後、両画面が連続的に接続されたと判断されたこと
を確認したら(ステップS110)、撮影、記録動作を
行った後(ステップS111)、ステップS106の処
理に戻る。ステップS110において、隣接画面が連続
的に接続されていることの判断は、ユーザがEVFを観
察して行うこともできるが、図4に示すように、EVF
による確認によりトリガを出力させた状態で、図1のシ
ステムコントローラ5内のデータコンパレータ52から
の画像データの一致確認出力を受けた時に(ステップS
110A)、ステップS111の撮影、記録処理を実行
することもできる。かかる手順のように、人間の撮影意
志(トリガー操作)下で、電気処理による自動判断を用
いることにより、精度及び操作性(簡便さ)が格段に向
上する。
【0016】図7は、本発明により撮影、記録された画
像データをハイビジョン形式で再生する装置の一例を示
す図である。メモリカードのような記録媒体から読み出
された画像データは、NTSC対応メモリカードインタ
フェース71で所定のフォーマットのデータに変換され
、画像データがハイビジョン用フレームメモリ73に、
画像アドレスデータがアドレスコンバータ72に、構成
データがデータデコーダ74にそれぞれ供給される。デ
ータデコーダ74でデコードされた構成データは、シス
テムコントローラ75に送出される。アドレスコンバー
タ72は、インタフェース71から送出される画像アド
レスをハイビジョン用フレームメモリ73に記録するア
ドレス(マルチ合成画面上のアドレス)に変換する。シ
ステムコントローラ75は、データデコーダ74からの
構成データを受け、ハイビジョン用フレームメモリ73
に対する読み、書きコントロール信号を出力する。ハイ
ビジョン用フレームメモリ73には、図6(A)に示す
ような6枚の画面データが記録され、読み出し時にはハ
イビジョン画面が読み出し出力される。このように、図
7に示すような再生装置では、合成画像の各画面の位置
情報に基づいて、ハイビジョン用フレームメモリ73に
記録して、ハイビジョン用の画像を自動的に再生してい
る。
【0017】記録媒体が磁気ディスクのようにアナログ
信号を記録する媒体のときの画像合成の構成ブロック図
が図8に示されている。信号発生(SSG)回路81か
らは、同期信号S1とS2が撮像回路82と録再回路8
3に、ブランキング信号BL1とBL2がブランキング
回路84と85にそれぞれ供給される。撮像回路82か
ら得られた画像データは、録再回路83の記録媒体に記
録されるとともに、ブランキング回路84でブランキン
グ信号BL1に基づいてブランキングをかけられる。録
再回路83から得られる記録済みの画像データは、ブラ
ンキング回路85でブランキング信号BL2に基づいて
ブランキングがかけられる。ブランキング回路84と8
5でブランキングがかけられた画像データは、混合回路
86で混合されて、切換スイッチ87に送出される。切
換スイッチ87の他の2入力端子には、撮像回路82か
らの画像データと、録再回路83からの画像データが供
給されている。切換スイッチ87で切り換え選択された
画像データが信号発生回路81からの同期信号S0に基
づいてEVF88に映出される。図2に示すような2枚
の画面を合成することを考える。通常時は、S1=S0
、S2=S0、BL1=BL2=OFF状態にある。合
成時には、S1=S0+H/2+OBL(ここで、OB
Lは2枚の画面の重疂部でブランキング部を示す)、S
2=S0+H/2−OBL、BL1は右側ブランキング
ON、BL2は左側ブランキングONである。
【0018】この(図8に対応する)実施例では、図2
を例に引いて、モニター上の同一画面上に2つの画面(
2コマ)を映出する場合について説明しているが、2コ
マ以上の任意の数の画面を映出、合成する場合にも本発
明を適用できることは勿論である。さて、以上全ての実
施例に関して、画面構成データを記録媒体に記録するに
際して、特に他のデータに悪影響を及ぼすことはなく、
従来から用いられているフィールド/フレーム識別やコ
マナンバーデータ等と両立することも勿論である。 尚、上述実施例では、記録媒体に画像データを記録する
際、直交変換等の処理を施して情報を圧縮したり、逆に
記録媒体から圧縮データを伸張した元のデータを再生す
る圧伸処理は、省略してあるが、必要に応じ用い得るこ
とは明らかである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による画像
合成装置は、既に記録されている画面と、この画面に合
成すべき画面とを電子的にモニター手段で同一画面上に
映出表示せしめ、これら画面のオーバラップ部の一致重
畳を確認する等により、これら画面が連続的に接続され
ることを確認した後、画像を撮影、記録しているので、
簡単に且つ確実、高精度なつなぎ撮り、画像合成が可能
となる。また、ハイビジョンモード、パノラマモード、
ぞろ目モード時、多彩なモードに対応できるだけでなく
、合成画面の各画面の撮影条件を一定に設定しているの
で均一で高画質な合成画面を得ることができる。更に、
こうして撮影、記録されたマルチ画像データを、例えば
ハイビジョン等の高画質、画像フォーマットに変換して
再生できるし、画面構成データを用いることによって、
その変換を自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像合成装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の実施例の動作を説明するための図であ
る。
【図3】本発明の実施例の動作処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図4】図3の処理における一部処理手順の他の例を示
すフローチャートである。
【図5】図3の処理におけるサブモード選択の動作処理
手順を示すフローチャートである。
【図6】サブモードの合成画面の位置関係を示す図であ
る。
【図7】本発明を適用して記録した記録媒体から読み出
した画像データを用いてハイビジョン画像データを再生
する装置のブロック図である。
【図8】本発明において記録媒体を磁気ディスクを用い
たときの画像再生装置の構成を示すブロック図である。
【図9】合成画面の例としてのマルチ撮影画面とパノラ
マ撮影画面の例を示す図である。
【符号の説明】
1          撮影レンズ         
       2,82      撮像回路 3          コンパレータ        
      4,7,10  バッファメモリ 5,75    システムコントローラ      6
            操作部 8          記録/再生回路       
     9            記録媒体 11        D/Aコンバータ       
   12          表示回路 13,88  EVF 51        データアドレスコントローラ52
        データコンパレータ53      
  構成データ発生回路71        メモリカ
ードインタフェース72        アドレスコン
バータ73        ハイビジョン用フレームメ
モリ74        データデコーダ 81        信号(SSG)発生回路83  
      録再回路               
   84,85    ブランキング回路 86        混合回路           
       87          切換スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】当該カメラが現に向けられている視野に係
    わる一の画像信号による画像と、先行して記録されたも
    のを再生して得た他の画像信号による画像とを、所定の
    電子的モニター手段の同一画面上の一部及び他部にてそ
    れぞれ映出、対照しつつ、少なくとも上記一の画像信号
    を順次記録し得るように構成されたことを特徴とする画
    像合成撮影装置。
  2. 【請求項2】上記映出・対照される上記一の画像信号に
    よる画像と上記他の画像信号による画像とが、電子的モ
    ニター手段の画面上の上記一部及び他部の境界乃至その
    近傍では双方の画像のオーバーラップ部をなすようにし
    て映出され、且つ該オーバーラップ部の状態如何を認識
    する手段の出力に応じて当該時点で少なくとも上記一の
    画像信号を記録するためのトリガを自動的にかけるよう
    に構成された請求項1の画像合成撮影装置。
  3. 【請求項3】複数の画像から構成され、記録を予定した
    画像全体の構成態様に応じた記録動作モードが自動選択
    されるようになされた請求項1の画像合成撮影装置。
  4. 【請求項4】上記記録を予定した画像全体の構成要素た
    る各画像がそれ等に係わる各撮影条件が実質的に等価な
    ものとなるべく、上記構成要素たる各画像の順次の記録
    の過程では当該カメラの撮影条件に係わる設定を一定に
    する手段を有する請求項1の画像合成撮影装置。
  5. 【請求項5】上記記録を予定した画像全体の構成要素た
    る各画像の記録に際し該各画像の上記画像全体に対する
    位置付けに係わる位置情報を合わせ記録する手段を有す
    る請求項1の画像合成撮影装置。
  6. 【請求項6】所定の画像全体の構成要素たる各画像の記
    録に際し該各画像の上記画像全体に対する位置付けに係
    わる位置情報を合わせ記録してなる記録画像の再生に際
    し、上記各画像の順次の再生時に該各画像に係わる位置
    情報をそれぞれ解読し、この解読結果により所定メモリ
    の各対応する格納領域にそれぞれストアし、上記画像全
    体を再現可能にしたことを特徴とする画像合成再生装置
JP14973191A 1991-05-24 1991-05-24 電子スチルカメラ Expired - Lifetime JP3332942B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14973191A JP3332942B2 (ja) 1991-05-24 1991-05-24 電子スチルカメラ
JP2000107631A JP3354916B2 (ja) 1991-05-24 2000-04-10 電子スチルカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14973191A JP3332942B2 (ja) 1991-05-24 1991-05-24 電子スチルカメラ

Related Child Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000107631A Division JP3354916B2 (ja) 1991-05-24 2000-04-10 電子スチルカメラ
JP2000107632A Division JP3269055B2 (ja) 1991-05-24 2000-04-10 画像合成撮影装置
JP2000107633A Division JP3333172B2 (ja) 1991-05-24 2000-04-10 撮影装置及び再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04347979A true JPH04347979A (ja) 1992-12-03
JP3332942B2 JP3332942B2 (ja) 2002-10-07

Family

ID=15481584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14973191A Expired - Lifetime JP3332942B2 (ja) 1991-05-24 1991-05-24 電子スチルカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3332942B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11205675A (ja) * 1998-01-19 1999-07-30 Olympus Optical Co Ltd 画像合成処理装置および画像合成処理プログラムを記録した記録媒体
JPH11205674A (ja) * 1998-01-19 1999-07-30 Olympus Optical Co Ltd 画像合成処理装置および画像合成処理プログラムを記録した記録媒体
JP2002223382A (ja) * 2001-01-25 2002-08-09 Seiko Epson Corp ディジタルカメラ及び画像ファイル方法
JP2003501118A (ja) * 1999-05-27 2003-01-14 ジロナ デンタール システムス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 単数又は複数の対象物、例えば歯牙を把捉して表出する方法
US6744931B2 (en) 1992-04-09 2004-06-01 Olympus Optical Co., Ltd. Image processing apparatus
US7324135B2 (en) 2002-10-15 2008-01-29 Seiko Epson Corporation Panoramic composition of multiple image data
JP4763847B1 (ja) * 2010-08-30 2011-08-31 楽天株式会社 画像変換装置、画像処理装置、ならびに、画像処理システム
JP4783859B1 (ja) * 2010-08-30 2011-09-28 楽天株式会社 画像変換装置、画像処理システム、画像変換方法、プログラム、ならびに、情報記録媒体
US9153004B2 (en) 2010-08-30 2015-10-06 Rakuten, Inc. Product image interpolating device, method and non-transitory information recording medium

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6744931B2 (en) 1992-04-09 2004-06-01 Olympus Optical Co., Ltd. Image processing apparatus
JPH11205675A (ja) * 1998-01-19 1999-07-30 Olympus Optical Co Ltd 画像合成処理装置および画像合成処理プログラムを記録した記録媒体
JPH11205674A (ja) * 1998-01-19 1999-07-30 Olympus Optical Co Ltd 画像合成処理装置および画像合成処理プログラムを記録した記録媒体
JP2003501118A (ja) * 1999-05-27 2003-01-14 ジロナ デンタール システムス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 単数又は複数の対象物、例えば歯牙を把捉して表出する方法
JP2002223382A (ja) * 2001-01-25 2002-08-09 Seiko Epson Corp ディジタルカメラ及び画像ファイル方法
US7324135B2 (en) 2002-10-15 2008-01-29 Seiko Epson Corporation Panoramic composition of multiple image data
JP4763847B1 (ja) * 2010-08-30 2011-08-31 楽天株式会社 画像変換装置、画像処理装置、ならびに、画像処理システム
JP4783859B1 (ja) * 2010-08-30 2011-09-28 楽天株式会社 画像変換装置、画像処理システム、画像変換方法、プログラム、ならびに、情報記録媒体
WO2012029193A1 (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 楽天株式会社 商品撮影装置、商品撮影方法、画像変換装置、画像処理装置、画像処理システム、プログラム、ならびに、情報記録媒体
US9153004B2 (en) 2010-08-30 2015-10-06 Rakuten, Inc. Product image interpolating device, method and non-transitory information recording medium
US9373170B2 (en) 2010-08-30 2016-06-21 Rakuten, Inc. Product image interpolating device, method, and non-transitory information recording medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP3332942B2 (ja) 2002-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5164833A (en) Electronic viewfinder
JP4340358B2 (ja) 画像撮影装置
US8018517B2 (en) Image capture apparatus having display displaying correctly oriented images based on orientation of display, image display method of displaying correctly oriented images, and program
JPH11196301A (ja) 電子カメラ装置
JPH02127877A (ja) 魚眼レンズを備えた電子スチルカメラ
JP3798544B2 (ja) 撮像制御装置および撮像制御方法
JP2003179798A (ja) デジタルカメラ
JPH04347979A (ja) 画像合成撮影装置及び再生装置
US4660098A (en) Apparatus for producing copies of a video image utilizing line pattern rotation
JPH11298784A (ja) 電子カメラおよびその動作制御方法ならびにアニメーションgif生成装置および方法
JP2008109221A (ja) 撮像装置
JP2002232751A (ja) 表示装置、表示方法、及び電子カメラ
JP3128879B2 (ja) 記録装置及び再生装置
JP4522232B2 (ja) 撮像装置
JP3269055B2 (ja) 画像合成撮影装置
JP3333172B2 (ja) 撮影装置及び再生装置
JP6594485B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法及びシステム
JP6602425B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法及びシステム
JP3354916B2 (ja) 電子スチルカメラ
JP2731523B2 (ja) カメラシステム
JPH05161050A (ja) ディジタル電子スチル・カメラおよびその動作方法ならびにディジタル電子スチル・カメラにおける被写体の表示方法
JP2000102035A (ja) 立体写真システム
JPH0730788A (ja) ビデオカメラ装置
JP2010217808A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、電子カメラおよび画像処理プログラム
JPS5930375A (ja) 撮像システム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020702

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080726

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090726

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100726

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100726

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110726

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term