JPH05153468A - 寸法測定表示可能な電子スチルカメラ - Google Patents

寸法測定表示可能な電子スチルカメラ

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Publication number
JPH05153468A
JPH05153468A JP3149851A JP14985191A JPH05153468A JP H05153468 A JPH05153468 A JP H05153468A JP 3149851 A JP3149851 A JP 3149851A JP 14985191 A JP14985191 A JP 14985191A JP H05153468 A JPH05153468 A JP H05153468A
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JP
Japan
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subject
signal
edge
point
unit
Prior art date
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Application number
JP3149851A
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English (en)
Inventor
Satoru Nishio
悟 西尾
Takashi Shiobara
高志 塩原
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子スチルカメラにおいて、撮影者が測定を
希望する被写体のエッジを検出してそのエッジ部分を寸
法の両端部とすることにより、撮影時、表示部に表示し
たり、記録媒体に被写体像とともに対応づけて記録して
TVモニタ等の画面に再生したりする被写体の2点間の
寸法表示の精度の向上を図る。 【構成】 撮像系手段より取り込んだ被写体像のエッジ
をエッジ検出部9により検出する。制御部10は合焦時
のズーム情報,レンズ位置情報および認識されたエッジ
の情報により寸法算出部10aで寸法を算出する。そし
て算出した寸法の文字パターンをキャラクタジェネレー
タ14により被写体像に挿入する。被写体の端部が認識
できない場合は被測定点入力部11によって測定点を選
択する。寸法表示された被写体像はビデオフロッピー1
5に記録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被写体までの距離情報等
を得て、被写体の寸法を演算し、被写体の映像とともに
その寸法を表示し記録できる寸法測定表示可能な電子ス
チルカメラ、さらに詳しくいえば、被写体のエッジを検
出することにより被写体の寸法の両端部を決定するよう
にした寸法測定表示可能な電子スチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】電子スチルカメラの用途は、最近著しく
広がってきており、その中で例えば撮影した被写体の大
きさおよび長さを表示画面で容易にかつ正確に知りたい
という要請がある。本件出願人は上記要請に応えて被写
体像とともにその寸法も表示できる電子スチルカメラを
提案している。上記提案は被写体像の近辺に目盛りおよ
び数値の入ったフルスケールを再生画面等に表示させ、
再生画面上で被写体とそのフルスケールを比較すること
により撮影者等に被写体の寸法を読み取らせるものであ
る。また、フルスケールを表示させて画面上で比較する
のではなく、2つの点の寸法を演算して直接その数値を
被写体の表示画面にまたは被写体に対応付けた表示部に
表示するカメラも提案している。後者の場合、その構成
の一部として寸法表示の対象となる被写体の端と端の点
(あるいは測定したい2点)を入力する必要がある。こ
の被写体の寸法表示するポイントを入力する方法として
例えば、AF動作完了後にカーソルのように任意に動か
せる測定点指定装置を用いて撮影者が希望する2点を選
択する方法がある。他の方法として被測定物を狙ってA
F動作を完了した時点でAFをロックし、次にカメラの
ファインダ内の測定点指定機能を用いてもう一方の測定
点を選択する方法がある(AF測距枠を移動させる方
法,カメラ自体を振る方法等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記各方法はAF完了
後にカメラを振ったり,また、カメラを振らなくてもレ
リーズ以外のスイッチで測定ポイントを指定する操作が
必要である。かかる測定ポイントの指定が直接寸法精度
に影響するため、上記操作は正確な寸法を表示させるた
めに不利となる。また、近距離で大きな被写体の寸法を
測定するには、端部の指定もある程度大まかであっても
許されるが、ある程度以上の距離になると測定点の指定
が,そのまま寸法の精度に反映される。このような理由
から、より正確な測定を希望する場合は、被写体の測定
点の指定には相当な注意を払わなければならない。本発
明の目的は撮影者が測定を希望する被写体のエッジを検
出してそのエッジ部分を寸法の両端部とすることによ
り、撮影時、表示部に表示したり、記録媒体に被写体像
とともに対応づけて記録してTVモニタ等の画面に再生
したりする被写体の2点間の寸法表示の精度の向上を図
った寸法測定表示可能な電子スチルカメラを提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明による寸法測定表示可能な電子スチルカメラは
レンズ系を通して撮像素子に結像される被写体像を映像
信号に変換する撮像系手段と、前記撮像素子に結像され
る被写体までの距離およびズーム情報を得るレンズ制御
手段と、前記映像信号の輝度信号を用いることにより前
記被写体のエッジを検出するエッジ検出部と、前記エッ
ジ検出部から送られるエッジ検出信号により被写体の測
定すべき2点を認識し、前記レンズ制御手段の距離情報
等により前記2つの点の間の寸法を算出する制御部と、
前記算出された寸法情報に基づきその文字信号を発生す
るキャラクタジェネレータとを含み、前記算出された寸
法を前記被写体の映像と対応づけて表示部に表示すると
ともに記録媒体に記録可能に構成してある。また、上記
構成に加え、被測定点入力部を設け、前記制御部が被写
体の測定すべき2点を認識できない場合、前記被測定点
入力部を操作して前記表示部の被写体像の任意の点を指
定したとき、その指定点に合致するエッジ検出点または
最も近いエッジ検出点を測定点と判断するように構成し
てある。さらにレンズ系を通して撮像素子に結像される
被写体像を映像信号に変換する撮像系手段と、前記撮像
素子に結像される被写体までの距離およびズーム情報を
得るレンズ制御手段と、前記映像信号の輝度信号を用い
ることにより前記被写体のエッジを検出するエッジ検出
部と、前記撮像系手段から取り入れた被写体の映像を一
時記憶する記憶部と、表示部と、エッジ検出点表示挿入
手段と、被測定点入力部と、前記記憶部に被写体の映像
信号が記憶された場合、前記被写体の映像信号を読み出
して前記表示部に表示させるとともに前記エッジ検出点
表示挿入手段により前記エッジ検出点を前記表示部の画
面に表示させ、前記被測定点入力部により前記エッジ検
出表示点を任意に選択して被写体像の2つの測定点を指
定したとき、前記指定された測定点の情報および前記レ
ンズ制御手段の情報により2つの測定点間の寸法を算出
し、前記記憶部に記憶された被写体の映像信号とともに
前記算出した寸法情報を記憶媒体に記録する制御部とを
備えて構成してある。
【0005】
【実施例】以下、図面等を参照して本発明をさらに詳し
く説明する。図1は本発明による寸法測定表示可能な電
子スチルカメラの実施例を示す図である。本実施例は被
写体を記録するまでの回路を搭載したカメラの例であ
り、本発明に直接関連する部分のみを記載したものであ
る。再生機能を同時に搭載しても良い。
【0006】撮像系手段はレンズ系1,絞り2,CCD
撮像素子3および信号処理回路4の機能の一部である撮
像回路を含んで構成されている。レンズ系1はマスタレ
ンズ,焦点調節用レンズおよび変倍レンズ(ズームレン
ズ)等より構成されており、その後部にアイリス2が配
置されている。AF・AE制御部8はレンズ系1の焦点
調節用レンズおよび変倍レンズを駆動する駆動部,絞り
を駆動する駆動部ならびにこれらを制御する制御部を含
んで構成されている。AF・AE制御部8は制御部10
の制御の下に信号処理回路4から送られる輝度信号等に
基づき駆動制御を行う。
【0007】制御部10が撮像回路に含まれるCCDド
ライバを起動しCCD撮像素子3を駆動すると、被写体
像は撮像系手段を通して信号処理回路4に取り込まれ、
さらに合成部5に送られる。合成部5を通った映像信号
はエンコーダ6によりNTSC信号に変換されて電子ビ
ューファインダ12に映し出される。信号処理回路4は
上記動作とともに輝度信号の一部をAF・AE制御部8
に送出する。AF・AE制御部8は輝度信号より高周波
信号を抽出し、抽出した高周波信号に基づき比較演算等
を行い、合焦制御信号により焦点調節用レンズを合焦位
置(抽出した高周波信号が最大位置)にもたらす。合焦
動作過程および合焦時にはAF・AE制御部8により焦
点調節用レンズ位置を示す情報(距離情報)が検出され
て制御部10に送られる。また、ズーム操作がなされ制
御部10よりズーム信号が入力すると、AF・AE制御
部8は変倍レンズを駆動して被写体を希望する大きさに
拡大または縮小する。そのときの変倍レンズ位置情報す
なわちズーム情報も制御部10に送られる。さらに、A
F・AE制御部8は輝度信号より明るさを検出しアイリ
ス2を駆動して被写体が適性な露出になるように制御す
る。
【0008】制御部10はレリーズ操作の信号を受ける
と、CCDドライバに制御信号を送りCCD撮像素子3
にそれまで蓄積された電荷を吐き出させて転送を開始さ
せ、所定の時間(シャッタ時間)の後、転送を終了させ
る。信号処理回路4は撮像系手段からの電気信号に同期
信号等を挿入して所定の映像信号を作成し、エンコーダ
6によりNTSC信号に変換する。そしてNTSC信号
に変換された被写体の映像信号は変調器7でFM変調さ
れた後、ビデオフロッピー15の所定のトラックに記録
される。
【0009】図示しないレリーズボタンが半押しされる
と、制御部10はAF・AE制御部8から合焦時のレン
ズ位置情報(距離情報),ズーム情報ならびに絞りおよ
び明るさの露出情報を取り込む。また、信号処理回路4
から輝度信号およびアパーチャ信号がエッジ検出部9に
送られる。エッジ検出部9はエッジ信号を検出して制御
部10に送出する。制御部10には寸法測定表示を選択
するするためのモード選択キー16,被測定点を選択す
るための入力部11が接続されている。制御部10は上
記モード選択キー16により寸法測定表示が選択されて
いる場合は、エッジ検出部9からのエッジ信号により2
つの測定点を認識し、それらの測定点の情報,レンズ位
置情報(距離情報)およびズーム情報を用いて所定の演
算を行うことにより被写体の2つの測定点間の寸法を算
出する。そして、算出した寸法情報をキャラクタジェネ
レータ14に送る。キャラクタジェネレータ14はタイ
ミングジェネレータ13からのタイミング信号により寸
法情報に対応する文字パターン信号を発生する。タイミ
ングジェネレータ13は信号処理回路4から同期信号を
受けて、制御部10の制御のもとにキャラクタジェネレ
ータ14に被写体の映像信号の所定の位置に文字パター
ン信号を挿入するタイミング信号を発生する。寸法を表
す文字パターンは合成部5で被写体の映像信号の所定位
置に挿入され、エンコーダ6を介して電子ビューファイ
ンダ12に表示される。
【0010】図2はアパーチャ信号の作成例を示す図で
ある。信号処理回路4において、輝度信号Y1 を遅延さ
せて遅延輝度信号Y2 を作り、輝度信号Y1 と遅延輝度
信号Y2 の差分によりアパーチャ信号を得ることができ
る。エッジ検出部9はアパーチャ信号の立ち上がりおよ
び立ち下がりによりエッジ信号を検出する。そして、同
時に送られてくる輝度信号を合わせて判断することによ
り検出したエッジ信号が被写体のエッジであるか否かの
最終的な判断をしている。図3はエッジ検出器の他の実
施例を説明するための図で、同図(a)は撮影範囲と被
写体まので距離および画角の関係を説明するための図で
ある。同図(b)は検出されたエッジ間の寸法を算出す
る方法を説明するための図である。画角θと被写体まで
の距離11 とにより撮影範囲すなわち1Hの寸法を求め
ることができる。エッジからエッジまでの時間を測定し
てその測定時間と1H当たりの時間(63.5μS)の
比を採ることによりエッジ間の寸法を算出できる。この
例は輝度信号の立ち上がり,立ち下がり点が所定のレベ
ル以上になっている場合、エッジであると判定するもの
である。確実に検出するために背景を被写体を示すレベ
ルとは反対のレベルにする必要がある(例えば、被写体
が黒系統であれば、背景は白系統)。
【0011】つぎに寸法表示モードを選択して被写体像
とともに寸法をビデオフロッピーに記録する場合の動作
を説明する。まず、上述のように寸法表示モードを選択
してレリーズボタンを半押しすると、電子ビューファイ
ンダ12に被写体像と寸法が表示される。このとき、ビ
デオフロッピー15は図示しないスピンドルモータおよ
びスピンドルモータを制御するドライバより構成されて
いるビデオフロッピー駆動系回路によりCPU10の制
御の下に所定の回転速度および位相になるように制御さ
れる。そして図示しない磁気ヘッドが磁気ヘッド駆動系
回路によりビデオフロッピー15の所定のトラックをシ
ークする。レリーズボタンを押し切ると、変調器7でF
M変調されて寸法が挿入された被写体の映像がビデオフ
ロッピー15のシークされた所定のトラックに記録され
る。
【0012】以上は制御部10でエッジ信号が被写体の
被測定点であると自動的に認識された場合の操作および
動作例である。しかし、実際は背景の色あるいは被写体
の複雑な形状によりカメラ自体が被測定点を認識できな
い場合がある。かかる場合の対策として撮影者自身が測
定点を選択できる被測定点入力部11が設けられてい
る。制御部10は被測定点を認識できない場合は電子ビ
ューファインダ12に寸法表示を行わない。その代わり
にエッジ検出部分に輝点を表示する。エッジ検出点表示
挿入手段はこの制御部10の一部,タイミングジェネレ
ータ13およびキャラクタジェネレータ14の各機能よ
り実現される。制御部10はタイミミングジェネレータ
13を制御してキャラクタジェネレータ14にエッジ信
号検出点の位置に挿入する輝点を一定時間間隔(点滅時
間)で発生させる。これにより電子ビューファインダ1
2のエッジ信号検出点に輝点が点滅する。
【0013】このように電子ビューファインダ12に多
数の輝点が点滅した場合には、撮影者は被測定点入力部
11を操作し、2つの輝点を選択することとなる。被測
定点入力部11の操作を行うと,その位置を示す輝線が
電子ビューファインダ12内に表れる。この輝線のパタ
ーンはタイミングジェネレータ13のタイミングによっ
てキャラクタジェネレータ14より発生し、被写体の映
像信号に挿入される。輝線を撮影者が希望する輝点に一
致させ、被測定点入力部の図示しない指定ボタンを押す
と、その輝線はその位置に固定化される。つぎに第2の
輝線が表れ、同様な操作で固定化すると、残りの輝点は
消滅する。図4に2つの測定点が選択され輝線17が表
示されている例を示してある。このように2つの測定点
が選択されると、制御部10は寸法を算出し、この後は
自動的に測定点を認識した場合と同様の動作を行う。
【0014】撮影者が測定点を選択する方法としてこの
他に次のようなものがある。電子ビューファインダ12
には輝点等は表示させず、撮影者が測定点の一方を選択
することにより他方をカメラ側に検出させるもの。ま
た、撮影者が2つの点を選択するもの。いずれの場合も
選択した点が被写体のエッジと一致する場合は良いが、
一致しない場合は最も近いエッジを測定点とする。以
上、記録媒体にアナログ記録方式で記録する場合の例に
ついて説明したが、ディジタル記録方式で記録する場合
でも同様に適用できる。また、被写体の映像信号に寸法
表示を挿入して記録媒体に記録する場合について説明し
たが、被写体の映像信号と寸法表示を別々に読み出せる
ように記録媒体に記録しても良い。この場合には再生時
に寸法表示させるか否かを選択できる。
【0015】図5は本発明の第2の実施例を示す回路ブ
ロック図である。この実施例は寸法表示モードを選択し
た場合、当初より撮影者が測定点を選択する例である。
撮像系手段,AF・AE制御部8,信号処理回路4,タ
イミングジェネレータ13,キャラクタジェネレータ1
4,エンコーダ6,寸法表示モード選択キー16および
寸法算出部20aの構成は図1のそれらと基本的には変
わらない。エッジ検出部27は図6に示すようにしきい
値が設けられており、しきい値を越えた部分のみエッジ
信号として出力する。同じ明るさならば合焦点の位置の
方がエッジが鋭くなるからである。このようにしきい値
以下のエッジを無視することによりエッジ検出の精度を
向上させている。電子ビューファインダ21の下部に寸
法表示のためのLED24が設けられている。エンコー
ダ6の出力はA/D変換器22を介してスイッチ18に
導かれている。スイッチ18は制御部20の制御によっ
てA/D変換器22の出力をメモリ25またはICカー
ド26側に接続する。
【0016】図7は被測定点入力部のスイッチの一例を
示すシーソースイッチ34の外観図である。上下および
左右方向にシーソー方式で操作できるようになってお
り、エッジを選択し測定点を指定することができる。ま
た、中心部を押せる構造になっており、中心部を押すこ
とにより、水平方向のエッジ表示用ラインを表示させた
り、選択したエッジを測定点として指定できる。
【0017】通常の撮影を行うときは制御部20はスイ
ッチ18をICカード26側に接続しており、レリーズ
操作によって撮像系手段より取り込まれた被写体の映像
は信号処理回路4で所定の映像信号に処理され、エンコ
ーダ6でNTSC信号に変換された後、A/D変換器2
2でディジタル信号に変換されてICカードの所定のア
ドレス空間に記録される。
【0018】寸法表示の被写体像を撮影したい場合は、
まず寸法表示モード選択キー16を押して当該モードを
選択することとなる。制御部20は寸法表示モードを指
示する信号を受けるとスイッチ18をメモリ25側に切
り替える。これによりレリーズボタンが仮に押し切られ
てもICカード26への記録は行われない。ついで撮影
者が被写体に向けてレリーズボタンを半押し(押し切っ
ても良い)すると、撮像系手段,信号処理回路4および
AF・AE制御部のループによって合焦制御および露出
制御が行われる。エッジ検出部27は信号処理回路4か
ら入力される輝度信号およびアパーチャ信号によりエッ
ジ信号を検出しているが、制御部20は合焦時に出力さ
れるエッジ信号を内蔵のメモリに記憶する。一方、合焦
した被写体の映像信号は合成器5,エンコーダ6および
A/D変換器22を介してNTSC信号のディジタル信
号に変換され、メモリ(フィールドメモリ等)25に記
録される。続いて制御部20はメモリ25に対し読出制
御信号を送出して今記憶したばかりの被写体の映像信号
のデータを読出させる。読み出された被写体の映像信号
のデータはD/A変換器23によってNTSC信号のア
ナログ信号に変換され、電子ビューファインダ21に送
出される。制御部20はメモリ25の読出しを行うとと
もに信号処理回路4の出力送出を停止させるので、電子
ビューファインダ21にはメモリ25から読み出された
映像が再生される。
【0019】このように電子ビューファインダ21内に
メモリ25に一時記憶した被写体の静止画を再生した
後、図7に示すスイッチ34を押すと、画面の中央部の
水平方向にエッジ検出用ライン(輝線)30が表れる
(図8参照)。制御部20はシーソースイッチから信号
を受けると、タイミングジェネレータ13に対し画面中
央の水平同期信号に同期するタイミング信号を出力さ
せ、キャラクタジェネレータ14より水平方向のライン
パターンを出力させる。これにより電子ビューファイン
ダ21内にエッジ検出用輝線30を出力させることがで
きる。シーソースイッチ34を上下方向に操作すると、
それに対応してエッジ検出用輝線30も移動する。この
とき、シーソースイッチ34によって移動させられるエ
ッジ検出用輝線の位置情報(画面上下方向のアドレス情
報)によって制御部20内蔵の記憶部がアクセスされ、
その内容が読み出される。そして、制御部20はその読
み出されたデータにエッジ情報が含まれている場合はそ
のラインに対応させて出力される輝線パターンのエッジ
検出部分のパターンを一定時間ごとにオンオフさせるタ
イミング信号をタイミングジェネレータに出力させる。
したがって、移動させたエッジ検出用輝線30上にエッ
ジ信号が存在する場合はエッジ信号が存在する部分が点
滅する輝線が表示される。
【0020】このようにして2点以上のエッジ位置を点
滅させた後、つぎはシーソースイッチ34の中央部を押
すと、制御部20はエッジ検出用輝線30を消去して図
9に示すように一つの測定ポイント指示線31を電子ビ
ューファインダ21に表示させる。そしてシーソースイ
ッチ34を左右方向に操作して測定点の一方を選択すべ
き一つの点滅に一致させシーソースイッチ34を押す。
これにより測定ポイント指示線31はその位置に固定化
される。同時に第2の測定ポイント指示線32が表れる
ので、同様な操作をした後,最後にシーソースイッチ3
4を押して他方の測定点を決定する。この時点で残りの
点滅がある場合はそれらは消滅する。
【0021】制御部20は2つの測定点が決定すると、
AF・AE制御部8からズーム情報とレンズ位置情報を
得て、演算を行い2つの測定点間の寸法を算出する。そ
して寸法表示LED24に表示する。このときの表示例
が図9に示されている。制御部20は寸法表示LED2
4の表示から一定時間後にICカード26に対し書込制
御信号を送出する。メモリ25から読み出されている被
写体の映像信号はICカード26の指定されたアドレス
空間に記録される。制御部20は同時に寸法情報も対応
のアドレス空間に記録する。
【0022】以上、この実施例ではICカードに記録す
る場合、被写体の映像信号と寸法情報を別々に記録した
が、寸法情報を合成した被写体の映像信号を記録しても
良い。この場合は記録した被写体の映像信号を再生する
だけで寸法表示もされることになる。したがって、再生
時、寸法表示するか否かの選択はできない。また、ディ
ジタル記録する場合の例について示したが、アナログ記
録する場合も同様に適用できる。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したように本発明による寸法
測定表示可能な電子スチルカメラはエッジ検出部に輝度
信号または加工した輝度信号を入力し、被写体のエッジ
を検出し、そのエッジを被写体の寸法の両端部とするよ
うに構成されている。したがって、ズーム情報,レンズ
位置情報とこの端部の情報により算出される寸法の精度
はより正確なものとなる。また、2つの測定点を決定し
て寸法表示する方式のカメラでは必ず撮影者がその部分
を指定しなければならないが、2つの測定点を制御部が
認識できる場合は撮影者は指定する必要がないので操作
がより簡単となり、迅速な測定が可能となる。撮影画像
をフリーズする方式を採用したカメラは被写体を取り込
んでしまえば、それを再生した画像で寸法算出するの
で、カメラを固定する必要はなく、撮影時の条件がより
緩和される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による寸法測定表示可能な電子スチルカ
メラの実施例を示す回路ブロック図である。
【図2】アパーチャ信号作成方法を説明するための波形
図である。
【図3】(a)は被写体と撮影範囲と被写体までの距離
との関係を説明するための図,(b)はエッジ間の寸法
を算出する方法を説明するための図である。
【図4】電子ビューファインダでのエッジ検出点の表示
例を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す回路ブロック図であ
る。
【図6】エッジ検出の一例を説明するための波形図であ
る。
【図7】被測定点入力部の一例を説明するための図であ
る。
【図8】電子ビューファインダ内に表示されたエッジ検
出用ラインを示す図である。
【図9】電子ビューファインダ内に表示された測定ポイ
ント指示線を示す図である。
【符号の説明】
1…レンズ 2…アイリス 3…CCD 4…信号処理回路 5…合成部 6…エンコーダ 7…変調部 8…AF・AE制御部 9,27…エッジ検出部 10,20…制御部(CPU) 10a,20a…寸法算出部 11…被測定点入力部 12…電子ビューファインダ 13…タイミングジェネレータ 14…キャラクタジェネレータ 18…スイッチ 22…A/D変換器 23…D/A変換器 24…寸法表示LED 25…メモリ 26…ICカード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【図1】
【図2】
【図4】
【図6】
【図8】
【図3】
【図9】
【図5】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ系を通して撮像素子に結像される
    被写体像を映像信号に変換する撮像系手段と、前記撮像
    素子に結像される被写体までの距離およびズーム情報を
    得るレンズ制御手段と、前記映像信号の輝度信号を用い
    ることにより前記被写体のエッジを検出するエッジ検出
    部と、前記エッジ検出部から送られるエッジ検出信号に
    より被写体の測定すべき2点を認識し、前記レンズ制御
    手段の距離情報等により前記2つの点の間の寸法を算出
    する制御部と、前記算出された寸法情報に基づきその文
    字信号を発生するキャラクタジェネレータとを含み、前
    記算出された寸法を前記被写体の映像と対応づけて表示
    部に表示するとともに記録媒体に記録可能に構成したこ
    とを特徴とする寸法測定表示可能な電子スチルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記制御部は1水平同期信号の走査時間
    と前記エッジ信号間の時間の比と前記レンズ制御手段の
    情報により寸法を算出することを特徴とする請求項1記
    載の寸法測定表示可能な電子スチルカメラ。
  3. 【請求項3】 被測定点入力部を設け、前記制御部が被
    写体の測定すべき2点を認識できない場合、前記被測定
    点入力部を操作して前記表示部の被写体像の任意の点を
    指定したとき、その指定点に合致するエッジ検出点また
    は最も近いエッジ検出点を測定点と判断するように構成
    したことを特徴とする請求項1または2記載の寸法測定
    表示可能な電子スチルカメラ。
  4. 【請求項4】 レンズ系を通して撮像素子に結像される
    被写体像を映像信号に変換する撮像系手段と、前記撮像
    素子に結像される被写体までの距離およびズーム情報を
    得るレンズ制御手段と、前記映像信号の輝度信号を用い
    ることにより前記被写体のエッジを検出するエッジ検出
    部と、前記撮像系手段から取り入れた被写体の映像を一
    時記憶する記憶部と、表示部と、エッジ検出点表示挿入
    手段と、被測定点入力部と、前記記憶部に被写体の映像
    信号が記憶された場合、前記被写体の映像信号を読み出
    して前記表示部に表示させるとともに前記エッジ検出点
    表示挿入手段により前記エッジ検出点を前記表示部の画
    面に表示させ、前記被測定点入力部により前記エッジ検
    出表示点を任意に選択して被写体像の2つの測定点を指
    定したとき、前記指定された測定点の情報および前記レ
    ンズ制御手段の情報により2つの測定点間の寸法を算出
    し、前記記憶部に記憶された被写体の映像信号とともに
    前記算出した寸法情報を記憶媒体に記録する制御部とを
    備えたことを特徴とする寸法測定表示可能な電子スチル
    カメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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