JPH0433620B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0433620B2 JPH0433620B2 JP58225301A JP22530183A JPH0433620B2 JP H0433620 B2 JPH0433620 B2 JP H0433620B2 JP 58225301 A JP58225301 A JP 58225301A JP 22530183 A JP22530183 A JP 22530183A JP H0433620 B2 JPH0433620 B2 JP H0433620B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal foil
- laminate
- resin
- impregnated
- continuously
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 52
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 52
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims description 38
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 32
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 32
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 29
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 7
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 2
- 239000002966 varnish Substances 0.000 description 17
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 6
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 2
- 238000011437 continuous method Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 239000003431 cross linking reagent Substances 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004641 Diallyl-phthalate Substances 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- QUDWYFHPNIMBFC-UHFFFAOYSA-N bis(prop-2-enyl) benzene-1,2-dicarboxylate Chemical compound C=CCOC(=O)C1=CC=CC=C1C(=O)OCC=C QUDWYFHPNIMBFC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 239000011889 copper foil Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000000178 monomer Substances 0.000 description 1
- 239000003505 polymerization initiator Substances 0.000 description 1
- 229920006337 unsaturated polyester resin Polymers 0.000 description 1
- 229920001567 vinyl ester resin Polymers 0.000 description 1
- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 1
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/02—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding
- H05K3/022—Processes for manufacturing precursors of printed circuits, i.e. copper-clad substrates
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
〔技術分野〕
この発明は、プリント回路用基板等として用い
られる金属箔張り積層板に関する。 〔背景技術〕 金属箔張り積層板の連続成形法として、つぎの
ような方法が開発されている。第1図に示されて
いるように、ロール状に巻かれた帯状の基材1の
所定枚を樹脂槽2に送り、ここで不飽和樹脂ワニ
ス3を含浸させる。基材としては紙やガラス布等
が用いられ、不飽和樹脂ワニスとしては、不飽和
ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ビ
ニルエステル樹脂等の不飽和結合を有する不飽和
樹脂をビニルモノマー(架橋剤)などで希釈し、
さらに重合開始剤を加えてつくつたものが用いら
れる。つぎに、得られた所定枚の樹脂含浸基材
1′……とその両外側に金属箔4,4′を配置する
ようにして、これらを上下一対のロール(スクイ
ズロール)5,5で連続的に重ね合わせて積層体
6をつくる。金属箔としては、銅箔やアルミニウ
ム箔等が用いられるが、第2図に示されているよ
うに、積層体6の下側に配置する金属箔4′とし
ては樹脂含浸基材(基材)1′よりも幅の広いも
のを使用し、普通は両端を樹脂含浸基材1′の両
端からそれぞれ2.5cm程度ずつはみ出るようにす
る。樹脂ワニスは常温では液状であるから、硬化
するまではどうしても樹脂含浸基材1′の端から
樹脂ワニスが流出するのであるが、流出した樹脂
ワニスを下側の金属箔4′のはみ出し部分で止め
るようにすると、ガイドロール11等の装置部分
が汚れる恐れが減る。ここでは両面に金属箔が配
置された積層板をつくる場合について説明してい
るが、平面に金属箔が配置された積層板をつくる
場合には、普通、積層体の上側に金属箔、下側に
離型フイルムを配置するようにし、離型フイルム
として樹脂含浸基材よりも幅の広いものを使用す
ることにより、両面金属箔張り積層板をつくる場
合と同じようにしてガイドロール等の汚れを防止
するようにしている。 このあと、積層体6を加熱炉(硬化炉)7に送
つて連続的に移行させつつ加熱硬化させる。つぎ
に、引き出しロール8,8で硬化した積層体6を
引き出しつつ切断場所に送り、カツタ等により所
望の大きさにこれを切断して金属箔張り積層板を
得る。図中、9,10,11はいずれもガイドロ
ールをあらわす。 この方法は、積層体をいちいちプレス機に掛け
て熱圧するというようなことをせず、加熱炉で加
熱硬化させて積層板を連続的に製造するという方
法であるため、生産能率が高い。また、不飽和樹
脂として溶剤でなく架橋剤により希釈されてワニ
ス化されたものを用いるため、溶剤を用いる必要
がなく、省資源等の点でも優れている。 しかしながら、この連続法により得られる金属
箔張り積層板は、積層体が硬化するまでの間に端
部から樹脂ワニスが流れ出つづけるので、端部の
厚みが中間部よりも薄くなり、そのため、板厚偏
差が大きくなることが多かつた。また、この連続
法では、下側に配置した金属箔あるいは離型フイ
ルムの端を超えて樹脂ワニスが流れ出ることがあ
るので、依然としてガイドロール等が汚れる恐れ
があり、汚れを除くために製造装置の運転をたび
たび止めなければならないというような問題が発
生していた。 〔発明の目的〕 この発明は、このような事情に鑑みなされたも
ので、ガイドロール等が樹脂ワニスで汚れる恐れ
が非常に少なく、しかも、厚みの均一なものを実
質的にコストアツプを伴うことなく得ることがで
きる金属箔張り積層板の製法を提供することを目
的としている。 〔発明の開示〕 前記のような目的を達成するため、この発明は
所定数の帯状の基材に樹脂を連続的に含浸し、続
いて、得られた所定枚の帯状の樹脂含浸基材と帯
状の金属箔の積層体を少なくとも片面に金属箔が
積層されてなる状態で連続的に得た後、この積層
体を連続的に移行させつつ加熱し含浸樹脂の硬化
を行うようにして金属箔張り積層板を連続的に得
るにあたり、前記積層体の下面に樹脂含浸基材よ
りも幅の広い金属箔を配置するようにし、かつ、
積層体が硬化するまでの適宜の時点で、樹脂の流
出が妨げられるよう金属箔の幅方向両端を上方に
折り曲げるようにすることを特徴とする金属箔張
り積層板の連続製法をその要旨とする。 以下にこの発明を詳しく説明する。 この発明にかかる金属箔張り積層板の製法の実
施例を第1図を用いて説明しる。従来と同様、ま
ず、ロール状に巻かれた帯状の基材1の所定枚を
樹脂槽2に送り、ここで不飽和樹脂ワニス3を含
浸させて樹脂含浸基材1′をつくる。基材や不飽
和樹脂ワニスとしては、前にあげたもの等、従来
と同じものが用いられる。つぎに、得られた所定
枚の樹脂含浸基材1′……とその両外側に金属箔
4,4′を配置するようにして、これらを上下一
対のロール(スクイズロール)5,5で連続的に
重ね合わせて積層体6をつくる。金属箔として
は、やはり、前にあげたもの等、従来と同じもの
が用いられる。ここで、積層体6の下側に配置す
る金属箔4′としては必ず樹脂含浸基材1′よりも
幅が長いものを使用する。このあと、最初は水平
になつているが徐々に外側端が立ち上がつて傾斜
角度が次第に大きくなるよう湾曲しているがガイ
ド板を積層板の幅方向両端に当てつつ積層板を移
行させる等して、第3図および第4図に示されて
いるように、下側の金属箔4′の両端を上方に折
り曲げる。このようにすると、第4図に示されて
いるように樹脂ワニス3が金属箔4′の折り曲げ
部分でせき止められるので、各樹脂含浸基材1′
の端部からの樹脂ワニスの流出が妨げられる。し
たがつて、樹脂ワニスでガイドロール等が汚れる
恐れがほとんどなくなり、製造装置を連続して長
時間運転することができるようになる。しかも、
厚みが均一な金属箔張り積層板を得ることができ
るようにもなる。下側の金属箔4′の両端を上方
に折り曲げる時点は、樹脂ワニスの粘度等に応じ
て決める必要があるが、積層後0.5秒〜3分以内
とするのがよい。 つぎに、従来と同様、積層板6を加熱炉7に送
つて連続的に移行させつつ硬化させ、そののち、
引き出しロール8,8により引き出しつつ切断場
所に送り、カツタ等により所望の大きさに切断し
て積層板を得る。 前記実施例では、帯状の基材を樹脂ワニス中に
通して得た樹脂含浸基材を用いて積層板をつくる
ようにしているが、このようにしてつくつた積層
体を用いるとは限らない。たとえば帯状の基材に
樹脂ワニスを滴下したり塗布したりする等して得
た樹脂含浸基材を用いてつくつた積層体を用いる
ようであつてもよい。また、実施例では、所定枚
の樹脂含浸基材と同時に金属箔を積層するように
しているが、所定枚の樹脂含浸基材を積層したあ
とで、金属箔を積層するようにしてもよい。さら
に、実施例では、積層板の上側に配置する金属箔
として幅が樹脂含浸基材の幅よりも少し長いもの
を用いるようにしているが、積層板の上側に配置
する金属箔の幅は樹脂含浸基材と同じであつても
短くてもよく、特に限定はされない。前記実施例
は、両面金属箔張り積層板をつくる場合の例であ
るが、片面金属箔張り積層板をつくる場合は、積
層体の上側に金属箔の代わりに離型フイルムを配
置したり、場合によつては、上側に離型フイルム
を配置せず積層体の下側に幅の広い金属箔を配置
するだけで積層板をつくるようにする。 なお、上記実施例では加熱硬化工程が無圧下で
なされているが、例えば厚み調整等の目的でロー
ル間隙に通したり、ベルトプレスで加圧したりす
ることもある。 つぎに、実施例および比較例について説明す
る。 実施例および比較例では、第1図に示されてい
るようにして金属箔張り積層板をつくつた。ただ
し、実施例では下側の金属箔の両端を折り曲げて
第3図および第4図に示されているような積層体
をつくることとし、比較例ではそのようなことは
せず第2図に示されているような積層体をつくる
こととした。 実施例および比較例について、連続して製造装
置を運転することができる時間を測定するととも
に、両者で得られた金属箔張り積層板の板厚偏差
(厚みの厚い部分と薄い部分との厚みの差)を測
定することとした。結果を第1表に示す。
られる金属箔張り積層板に関する。 〔背景技術〕 金属箔張り積層板の連続成形法として、つぎの
ような方法が開発されている。第1図に示されて
いるように、ロール状に巻かれた帯状の基材1の
所定枚を樹脂槽2に送り、ここで不飽和樹脂ワニ
ス3を含浸させる。基材としては紙やガラス布等
が用いられ、不飽和樹脂ワニスとしては、不飽和
ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ビ
ニルエステル樹脂等の不飽和結合を有する不飽和
樹脂をビニルモノマー(架橋剤)などで希釈し、
さらに重合開始剤を加えてつくつたものが用いら
れる。つぎに、得られた所定枚の樹脂含浸基材
1′……とその両外側に金属箔4,4′を配置する
ようにして、これらを上下一対のロール(スクイ
ズロール)5,5で連続的に重ね合わせて積層体
6をつくる。金属箔としては、銅箔やアルミニウ
ム箔等が用いられるが、第2図に示されているよ
うに、積層体6の下側に配置する金属箔4′とし
ては樹脂含浸基材(基材)1′よりも幅の広いも
のを使用し、普通は両端を樹脂含浸基材1′の両
端からそれぞれ2.5cm程度ずつはみ出るようにす
る。樹脂ワニスは常温では液状であるから、硬化
するまではどうしても樹脂含浸基材1′の端から
樹脂ワニスが流出するのであるが、流出した樹脂
ワニスを下側の金属箔4′のはみ出し部分で止め
るようにすると、ガイドロール11等の装置部分
が汚れる恐れが減る。ここでは両面に金属箔が配
置された積層板をつくる場合について説明してい
るが、平面に金属箔が配置された積層板をつくる
場合には、普通、積層体の上側に金属箔、下側に
離型フイルムを配置するようにし、離型フイルム
として樹脂含浸基材よりも幅の広いものを使用す
ることにより、両面金属箔張り積層板をつくる場
合と同じようにしてガイドロール等の汚れを防止
するようにしている。 このあと、積層体6を加熱炉(硬化炉)7に送
つて連続的に移行させつつ加熱硬化させる。つぎ
に、引き出しロール8,8で硬化した積層体6を
引き出しつつ切断場所に送り、カツタ等により所
望の大きさにこれを切断して金属箔張り積層板を
得る。図中、9,10,11はいずれもガイドロ
ールをあらわす。 この方法は、積層体をいちいちプレス機に掛け
て熱圧するというようなことをせず、加熱炉で加
熱硬化させて積層板を連続的に製造するという方
法であるため、生産能率が高い。また、不飽和樹
脂として溶剤でなく架橋剤により希釈されてワニ
ス化されたものを用いるため、溶剤を用いる必要
がなく、省資源等の点でも優れている。 しかしながら、この連続法により得られる金属
箔張り積層板は、積層体が硬化するまでの間に端
部から樹脂ワニスが流れ出つづけるので、端部の
厚みが中間部よりも薄くなり、そのため、板厚偏
差が大きくなることが多かつた。また、この連続
法では、下側に配置した金属箔あるいは離型フイ
ルムの端を超えて樹脂ワニスが流れ出ることがあ
るので、依然としてガイドロール等が汚れる恐れ
があり、汚れを除くために製造装置の運転をたび
たび止めなければならないというような問題が発
生していた。 〔発明の目的〕 この発明は、このような事情に鑑みなされたも
ので、ガイドロール等が樹脂ワニスで汚れる恐れ
が非常に少なく、しかも、厚みの均一なものを実
質的にコストアツプを伴うことなく得ることがで
きる金属箔張り積層板の製法を提供することを目
的としている。 〔発明の開示〕 前記のような目的を達成するため、この発明は
所定数の帯状の基材に樹脂を連続的に含浸し、続
いて、得られた所定枚の帯状の樹脂含浸基材と帯
状の金属箔の積層体を少なくとも片面に金属箔が
積層されてなる状態で連続的に得た後、この積層
体を連続的に移行させつつ加熱し含浸樹脂の硬化
を行うようにして金属箔張り積層板を連続的に得
るにあたり、前記積層体の下面に樹脂含浸基材よ
りも幅の広い金属箔を配置するようにし、かつ、
積層体が硬化するまでの適宜の時点で、樹脂の流
出が妨げられるよう金属箔の幅方向両端を上方に
折り曲げるようにすることを特徴とする金属箔張
り積層板の連続製法をその要旨とする。 以下にこの発明を詳しく説明する。 この発明にかかる金属箔張り積層板の製法の実
施例を第1図を用いて説明しる。従来と同様、ま
ず、ロール状に巻かれた帯状の基材1の所定枚を
樹脂槽2に送り、ここで不飽和樹脂ワニス3を含
浸させて樹脂含浸基材1′をつくる。基材や不飽
和樹脂ワニスとしては、前にあげたもの等、従来
と同じものが用いられる。つぎに、得られた所定
枚の樹脂含浸基材1′……とその両外側に金属箔
4,4′を配置するようにして、これらを上下一
対のロール(スクイズロール)5,5で連続的に
重ね合わせて積層体6をつくる。金属箔として
は、やはり、前にあげたもの等、従来と同じもの
が用いられる。ここで、積層体6の下側に配置す
る金属箔4′としては必ず樹脂含浸基材1′よりも
幅が長いものを使用する。このあと、最初は水平
になつているが徐々に外側端が立ち上がつて傾斜
角度が次第に大きくなるよう湾曲しているがガイ
ド板を積層板の幅方向両端に当てつつ積層板を移
行させる等して、第3図および第4図に示されて
いるように、下側の金属箔4′の両端を上方に折
り曲げる。このようにすると、第4図に示されて
いるように樹脂ワニス3が金属箔4′の折り曲げ
部分でせき止められるので、各樹脂含浸基材1′
の端部からの樹脂ワニスの流出が妨げられる。し
たがつて、樹脂ワニスでガイドロール等が汚れる
恐れがほとんどなくなり、製造装置を連続して長
時間運転することができるようになる。しかも、
厚みが均一な金属箔張り積層板を得ることができ
るようにもなる。下側の金属箔4′の両端を上方
に折り曲げる時点は、樹脂ワニスの粘度等に応じ
て決める必要があるが、積層後0.5秒〜3分以内
とするのがよい。 つぎに、従来と同様、積層板6を加熱炉7に送
つて連続的に移行させつつ硬化させ、そののち、
引き出しロール8,8により引き出しつつ切断場
所に送り、カツタ等により所望の大きさに切断し
て積層板を得る。 前記実施例では、帯状の基材を樹脂ワニス中に
通して得た樹脂含浸基材を用いて積層板をつくる
ようにしているが、このようにしてつくつた積層
体を用いるとは限らない。たとえば帯状の基材に
樹脂ワニスを滴下したり塗布したりする等して得
た樹脂含浸基材を用いてつくつた積層体を用いる
ようであつてもよい。また、実施例では、所定枚
の樹脂含浸基材と同時に金属箔を積層するように
しているが、所定枚の樹脂含浸基材を積層したあ
とで、金属箔を積層するようにしてもよい。さら
に、実施例では、積層板の上側に配置する金属箔
として幅が樹脂含浸基材の幅よりも少し長いもの
を用いるようにしているが、積層板の上側に配置
する金属箔の幅は樹脂含浸基材と同じであつても
短くてもよく、特に限定はされない。前記実施例
は、両面金属箔張り積層板をつくる場合の例であ
るが、片面金属箔張り積層板をつくる場合は、積
層体の上側に金属箔の代わりに離型フイルムを配
置したり、場合によつては、上側に離型フイルム
を配置せず積層体の下側に幅の広い金属箔を配置
するだけで積層板をつくるようにする。 なお、上記実施例では加熱硬化工程が無圧下で
なされているが、例えば厚み調整等の目的でロー
ル間隙に通したり、ベルトプレスで加圧したりす
ることもある。 つぎに、実施例および比較例について説明す
る。 実施例および比較例では、第1図に示されてい
るようにして金属箔張り積層板をつくつた。ただ
し、実施例では下側の金属箔の両端を折り曲げて
第3図および第4図に示されているような積層体
をつくることとし、比較例ではそのようなことは
せず第2図に示されているような積層体をつくる
こととした。 実施例および比較例について、連続して製造装
置を運転することができる時間を測定するととも
に、両者で得られた金属箔張り積層板の板厚偏差
(厚みの厚い部分と薄い部分との厚みの差)を測
定することとした。結果を第1表に示す。
以上に詳述した本願発明にかかる製法によれ
ば、ガイドロールの汚染の解消および積層板の厚
み均一化を実質的にコストアツプを招来すること
なく実現できる。 (a) 樹脂の流出によるガイドロールの汚染が解消
できるのは、積層体の下面の幅の広い金属箔の
幅方向両端が上方に折り曲げられていて、積層
体からの樹脂流出が抑えられるからである。 (b) 得られる金属箔張り積層板の厚みが均一なも
のになるのは、積層体の下面の幅の広い金属箔
の幅方向両端が上方に折り曲げられていて、積
層体よりの樹脂流出が抑えられ、積層体端部で
の樹脂不足が解消されるからである。 (c) コストアツプを実質的に招来しないのは、例
えば、この明細書の第6頁第11〜15行に記載さ
れているように、ガイドを配置する程度で格別
なものを必要とせるに実施できるからである。
ば、ガイドロールの汚染の解消および積層板の厚
み均一化を実質的にコストアツプを招来すること
なく実現できる。 (a) 樹脂の流出によるガイドロールの汚染が解消
できるのは、積層体の下面の幅の広い金属箔の
幅方向両端が上方に折り曲げられていて、積層
体からの樹脂流出が抑えられるからである。 (b) 得られる金属箔張り積層板の厚みが均一なも
のになるのは、積層体の下面の幅の広い金属箔
の幅方向両端が上方に折り曲げられていて、積
層体よりの樹脂流出が抑えられ、積層体端部で
の樹脂不足が解消されるからである。 (c) コストアツプを実質的に招来しないのは、例
えば、この明細書の第6頁第11〜15行に記載さ
れているように、ガイドを配置する程度で格別
なものを必要とせるに実施できるからである。
第1図は金属箔張り積層板の製法の説明図、第
2図は従来の金属箔張り積層板の製法でつくられ
る積層体の縦断面図、第3図はこの発明にかかる
金属箔張り積層板の製法の1実施例でつくられる
積層体の縦断面図、第4図は同積層体の端部の拡
大縦断面図である。 1′…樹脂含浸基材、4,4′…金属箔、7…加
熱炉。
2図は従来の金属箔張り積層板の製法でつくられ
る積層体の縦断面図、第3図はこの発明にかかる
金属箔張り積層板の製法の1実施例でつくられる
積層体の縦断面図、第4図は同積層体の端部の拡
大縦断面図である。 1′…樹脂含浸基材、4,4′…金属箔、7…加
熱炉。
Claims (1)
- 1 所定枚の帯状の基材に樹脂を連続的に含浸
し、続いて、得られた所定枚の帯状の樹脂含浸基
材と帯状の金属箔の積層体を少なくとも片面に金
属箔が積層されてなる状態で連続的に得た後、こ
の積層体を連続的に移行させつつ加熱し含浸樹脂
の硬化を行うようにして金属箔張り積層板を連続
的に得るにあたり、前記積層体の下面に樹脂含浸
基材よりも幅の広い金属箔を配置するようにし、
かつ、積層体が硬化するまでの適宜の時点で、樹
脂の流出が妨げられるよう金属箔の幅方向両端を
上方に折り曲げるようにすることを特徴とする金
属箔張り積層板の連続製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22530183A JPS60115439A (ja) | 1983-11-28 | 1983-11-28 | 金属箔張り積層板の連続製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22530183A JPS60115439A (ja) | 1983-11-28 | 1983-11-28 | 金属箔張り積層板の連続製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60115439A JPS60115439A (ja) | 1985-06-21 |
JPH0433620B2 true JPH0433620B2 (ja) | 1992-06-03 |
Family
ID=16827192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22530183A Granted JPS60115439A (ja) | 1983-11-28 | 1983-11-28 | 金属箔張り積層板の連続製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60115439A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0473144A (ja) * | 1990-07-14 | 1992-03-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 金属箔張り積層板の製法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5163883A (ja) * | 1974-11-30 | 1976-06-02 | Matsushita Electric Works Ltd | Ryomenshorikinzokuhakubarisekisoban |
JPS54107985A (en) * | 1978-02-10 | 1979-08-24 | Nikkan Ind | Copper laminate with metal foil release type sheet and manufacture therefor |
JPS55102295A (en) * | 1979-01-31 | 1980-08-05 | Nippon Kokuen Kogyo Kk | Method of continuously fabricating flexible copper insulated substrate |
-
1983
- 1983-11-28 JP JP22530183A patent/JPS60115439A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5163883A (ja) * | 1974-11-30 | 1976-06-02 | Matsushita Electric Works Ltd | Ryomenshorikinzokuhakubarisekisoban |
JPS54107985A (en) * | 1978-02-10 | 1979-08-24 | Nikkan Ind | Copper laminate with metal foil release type sheet and manufacture therefor |
JPS55102295A (en) * | 1979-01-31 | 1980-08-05 | Nippon Kokuen Kogyo Kk | Method of continuously fabricating flexible copper insulated substrate |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60115439A (ja) | 1985-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0433620B2 (ja) | ||
JPS647578B2 (ja) | ||
JPH0214187B2 (ja) | ||
JPS60109836A (ja) | 積層板の製法 | |
JPS60109835A (ja) | 金属箔張り積層板の製法 | |
JPH04168009A (ja) | 積層板の製造方法 | |
JPS5955738A (ja) | 金属箔張積層板の製法 | |
JPS6391229A (ja) | 積層板の製造方法 | |
JPH0631827A (ja) | 積層板の製造方法及び製造装置 | |
JPS6311330A (ja) | 積層板の製造方法 | |
JPH04262319A (ja) | 電気用積層板の連続製造方法 | |
JPH048515A (ja) | 積層板の製造方法 | |
JPH0472692B2 (ja) | ||
JPH0477662B2 (ja) | ||
JPS6144641A (ja) | 金属箔張り積層板の製造方法 | |
JPS6354544B2 (ja) | ||
JPH01136743A (ja) | 積層板の製造方法 | |
JPH08198982A (ja) | 積層板の製造方法 | |
JPS6351857B2 (ja) | ||
JPS61143138A (ja) | 積層板の製法 | |
JPH01123733A (ja) | 積層板の製造方法 | |
JPH07232404A (ja) | 積層板の製造方法 | |
JPS61188132A (ja) | 積層板の製法および積層板製造装置 | |
JPS60129259A (ja) | 積層板の製法 | |
JPS61263753A (ja) | 積層板の製法 |