JPH0433515B2 - - Google Patents
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- JPH0433515B2 JPH0433515B2 JP63015862A JP1586288A JPH0433515B2 JP H0433515 B2 JPH0433515 B2 JP H0433515B2 JP 63015862 A JP63015862 A JP 63015862A JP 1586288 A JP1586288 A JP 1586288A JP H0433515 B2 JPH0433515 B2 JP H0433515B2
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- Japan
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- asbestos
- debris
- tank
- water
- cement
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B09—DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
- B09B—DISPOSAL OF SOLID WASTE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B09B3/00—Destroying solid waste or transforming solid waste into something useful or harmless
- B09B3/0066—Disposal of asbestos
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、破砕剥離した石綿屑を浮遊させるこ
となく回収し、固形化処理して、石綿屑の浮遊に
よる大気汚染を完全に防止するものである。
となく回収し、固形化処理して、石綿屑の浮遊に
よる大気汚染を完全に防止するものである。
従来の技術
石綿が発がん性物質が含まれているとの理由
で、建材として広く用いられていた石綿の撤去作
業が行われているが、撤去作業時に石綿粉塵が空
気中に浮遊して人体内に入るのを防止し、且つ石
綿繊維が浮遊して大気を汚染し、生活環境を悪化
させることを防止するため、従来は石綿の破砕離
脱等による撤去作業時には、作業現場をビニール
シートで囲繞して石綿粉塵の飛散を防止するとと
もに、作業者は防塵マスク、作業手袋、作業服等
を着用し、作業後にはこれら着用物を廃棄処分し
て、着用物に付着した石綿粉塵の拡散を防止して
いた。
で、建材として広く用いられていた石綿の撤去作
業が行われているが、撤去作業時に石綿粉塵が空
気中に浮遊して人体内に入るのを防止し、且つ石
綿繊維が浮遊して大気を汚染し、生活環境を悪化
させることを防止するため、従来は石綿の破砕離
脱等による撤去作業時には、作業現場をビニール
シートで囲繞して石綿粉塵の飛散を防止するとと
もに、作業者は防塵マスク、作業手袋、作業服等
を着用し、作業後にはこれら着用物を廃棄処分し
て、着用物に付着した石綿粉塵の拡散を防止して
いた。
また、破砕離脱した石綿屑の回収処理について
は、作業現場でバキユームカー又はコンテナ車等
に回収して固形化作業場まで運搬し、石綿屑にセ
メント、水を加えて混練して泥状化し、処理容器
に排出して固形化し、固形化された石綿屑を所定
の投棄場所に運搬し処分していた。
は、作業現場でバキユームカー又はコンテナ車等
に回収して固形化作業場まで運搬し、石綿屑にセ
メント、水を加えて混練して泥状化し、処理容器
に排出して固形化し、固形化された石綿屑を所定
の投棄場所に運搬し処分していた。
発明が解決しようとする問題点
上述した従来技術においては、石綿屑を塊状に
固形化することは出来るが、石綿繊維はストロー
状の中空形状をしているため、該中空部分に空気
が封じ込めたまま固形化され、固形化した石綿屑
ブロツクは、投棄場所に放置されることによつ
て、石綿繊維中空部分内に封じ込められた気泡が
水分と共に徐々にブロツク表面に滲出してブロツ
ク表面を侵蝕し、石綿繊維がブロツク表面に露出
して所謂“毛羽立ち”状態になり、やがて、ブロ
ツク表面から飛散して大気を汚染する結果とな
り、石綿屑を単にコンクリート化するだけでは、
石綿屑の飛散、拡散を完全防止することが困難で
あつた。
固形化することは出来るが、石綿繊維はストロー
状の中空形状をしているため、該中空部分に空気
が封じ込めたまま固形化され、固形化した石綿屑
ブロツクは、投棄場所に放置されることによつ
て、石綿繊維中空部分内に封じ込められた気泡が
水分と共に徐々にブロツク表面に滲出してブロツ
ク表面を侵蝕し、石綿繊維がブロツク表面に露出
して所謂“毛羽立ち”状態になり、やがて、ブロ
ツク表面から飛散して大気を汚染する結果とな
り、石綿屑を単にコンクリート化するだけでは、
石綿屑の飛散、拡散を完全防止することが困難で
あつた。
問題点を解決するための手段
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決す
るため、石綿繊維の中空部分内の空気を脱気した
後、固形化することを特徴とするものであつて、
作業現場で破砕剥離した石綿屑を密閉タンク内に
吸引回収し、該タンク内を負圧にして水と共に攪
拌することにより石綿繊維内の空気を完全に脱気
し、しかるのち、セメントと水とを加えて脱気し
た石綿屑を前記タンク内で混練し、泥状化した石
綿屑を該タンク内より排出して所定の処理容器内
で固形化する方法であり、さらには、かかる固形
化方法を実施するための石綿屑を吸引回収する密
閉タンクに石綿屑吸引回収管、給水管、セメント
供給管及び真空ポンプに連結した排気管を開口さ
せるとともに開閉可能な排出口を設け、該密閉タ
ンク内に石綿屑の攪拌、混練手段を架設した装置
である。
るため、石綿繊維の中空部分内の空気を脱気した
後、固形化することを特徴とするものであつて、
作業現場で破砕剥離した石綿屑を密閉タンク内に
吸引回収し、該タンク内を負圧にして水と共に攪
拌することにより石綿繊維内の空気を完全に脱気
し、しかるのち、セメントと水とを加えて脱気し
た石綿屑を前記タンク内で混練し、泥状化した石
綿屑を該タンク内より排出して所定の処理容器内
で固形化する方法であり、さらには、かかる固形
化方法を実施するための石綿屑を吸引回収する密
閉タンクに石綿屑吸引回収管、給水管、セメント
供給管及び真空ポンプに連結した排気管を開口さ
せるとともに開閉可能な排出口を設け、該密閉タ
ンク内に石綿屑の攪拌、混練手段を架設した装置
である。
作 用
石綿屑が水とともに負圧下で攪拌される過程
で、石綿繊維の中空部分内にある空気が脱気さ
れ、脱気された石綿屑にセメントを加えて負圧下
で混練することにより泥状化した石綿屑及び石綿
繊維内の気泡は全て除去されるので、固形化した
状態で放置してもブロツク表面に石綿繊維の“毛
羽立ち”現象は生じない。
で、石綿繊維の中空部分内にある空気が脱気さ
れ、脱気された石綿屑にセメントを加えて負圧下
で混練することにより泥状化した石綿屑及び石綿
繊維内の気泡は全て除去されるので、固形化した
状態で放置してもブロツク表面に石綿繊維の“毛
羽立ち”現象は生じない。
実施例
第1図は本発明方法の工程フローチヤートであ
つて、公共施設の天井や壁に吹きつけられた石綿
被膜層、または建材として使用された石綿板等を
噴射水で破砕剥離した作業現場の石綿屑は、噴射
水とともに石綿屑吸引回収管2にて密閉タンク3
内に収集される。なお、噴射水で破砕剥離した石
綿屑は、噴射水とともに飛散することなく密閉タ
ンク3内に吸引回収されるので、石綿屑吸引回収
管2は密閉タンク3内への給水管の機能を兼用す
ることができ、また、噴射水を用いずに破砕剥離
した石綿屑は、密閉タンク3内に開口する給水専
用管2′であらかじめ密閉タンク3内に給水した
水面に指向して開口した石綿屑吸引回収管2で密
閉タンク3内に吸引収集して水と混合させ、密閉
タンク3内での飛散を防止する。
つて、公共施設の天井や壁に吹きつけられた石綿
被膜層、または建材として使用された石綿板等を
噴射水で破砕剥離した作業現場の石綿屑は、噴射
水とともに石綿屑吸引回収管2にて密閉タンク3
内に収集される。なお、噴射水で破砕剥離した石
綿屑は、噴射水とともに飛散することなく密閉タ
ンク3内に吸引回収されるので、石綿屑吸引回収
管2は密閉タンク3内への給水管の機能を兼用す
ることができ、また、噴射水を用いずに破砕剥離
した石綿屑は、密閉タンク3内に開口する給水専
用管2′であらかじめ密閉タンク3内に給水した
水面に指向して開口した石綿屑吸引回収管2で密
閉タンク3内に吸引収集して水と混合させ、密閉
タンク3内での飛散を防止する。
そこで、密閉タンク3内で水と混合した石綿屑
は、石綿屑吸引回収管2、給水専用管2′、のバ
ルブを閉止し、真空ポンプ4に連結して密閉タン
ク3内に開口した排気管5の排気作動によつて負
圧状態におかれた密閉タンク3内で後述する混練
手段によつて攪拌される過程で、石綿屑内に滞留
する気泡ばかりでなく、石綿繊維の中空部分内に
残存する空気をも完全に脱気する。
は、石綿屑吸引回収管2、給水専用管2′、のバ
ルブを閉止し、真空ポンプ4に連結して密閉タン
ク3内に開口した排気管5の排気作動によつて負
圧状態におかれた密閉タンク3内で後述する混練
手段によつて攪拌される過程で、石綿屑内に滞留
する気泡ばかりでなく、石綿繊維の中空部分内に
残存する空気をも完全に脱気する。
脱気工程終了後に、再び給水管2′及び密閉タ
ンク3内に開口したセメント供給管6のバルブを
開いて、密閉タンク3内に水とセメントとを一定
量供給した後、給水管2′およびセメント供給管
6のバルブを閉じ、密閉タンク3内を排気管5の
排気作用によつて負圧状態下において、混練手段
により石綿屑と水とセメントとを混練して泥状化
する。
ンク3内に開口したセメント供給管6のバルブを
開いて、密閉タンク3内に水とセメントとを一定
量供給した後、給水管2′およびセメント供給管
6のバルブを閉じ、密閉タンク3内を排気管5の
排気作用によつて負圧状態下において、混練手段
により石綿屑と水とセメントとを混練して泥状化
する。
泥状化した石綿屑は、排気管5を閉じ、密閉タ
ンク3に設けた排出口を開くことによりビニール
袋等の所定の処理容器内に排出される。
ンク3に設けた排出口を開くことによりビニール
袋等の所定の処理容器内に排出される。
密閉タンク3内の泥状石綿屑が全量排出される
と排出口を閉塞し、再び石綿屑吸引回収管2のバ
ルブを開き、前述の工程を繰り返し、破砕剥離し
た現場の石綿屑を全て脱気、混練して泥状化し、
所定の容器内に排出するものである。
と排出口を閉塞し、再び石綿屑吸引回収管2のバ
ルブを開き、前述の工程を繰り返し、破砕剥離し
た現場の石綿屑を全て脱気、混練して泥状化し、
所定の容器内に排出するものである。
所定の処理容器内に排出された泥状石綿屑は、
セメントの凝固作用により該処理容器内で固化
し、最終処理場所に運搬投棄される。
セメントの凝固作用により該処理容器内で固化
し、最終処理場所に運搬投棄される。
密閉タンク3は、第2図、第3図に示すように
車両に塔載した移動式タンク又は図示しない定置
式タンクがあるが、密閉タンクの構造には大差が
ないので、移動式密閉タンク3を第2〜3図につ
いて説明する。
車両に塔載した移動式タンク又は図示しない定置
式タンクがあるが、密閉タンクの構造には大差が
ないので、移動式密閉タンク3を第2〜3図につ
いて説明する。
移動車両V上に塔載した密閉タンク3内には、
該タンク3の軸方向に横架した混練駆動軸7上に
スクリユーリボン状の混練羽根8があり、混練駆
動軸7の両軸端は密閉タンク3の両端壁をを密封
貫通して回転自在に軸受され車体に支持されてお
り、前記混練羽根8は混練物が密閉タンク内の中
央部に誘導され混練作用が充分に行われるような
公知の構造を有しているので、詳細な説明を省略
する。
該タンク3の軸方向に横架した混練駆動軸7上に
スクリユーリボン状の混練羽根8があり、混練駆
動軸7の両軸端は密閉タンク3の両端壁をを密封
貫通して回転自在に軸受され車体に支持されてお
り、前記混練羽根8は混練物が密閉タンク内の中
央部に誘導され混練作用が充分に行われるような
公知の構造を有しているので、詳細な説明を省略
する。
石綿屑吸引回収管2は密閉タンク3内の上部に
開口し、既述した如く、噴射水ともに石綿屑を密
閉タンク3内に吸引回収するばかりでなく、バル
ブの切り換え操作によりセメントを吸引するセメ
ント供給管6が分岐されている。
開口し、既述した如く、噴射水ともに石綿屑を密
閉タンク3内に吸引回収するばかりでなく、バル
ブの切り換え操作によりセメントを吸引するセメ
ント供給管6が分岐されている。
真空ポンプ4に連結された排気管5は密閉タン
ク3の上部に開口し、密閉タンク3内を負圧にす
る。
ク3の上部に開口し、密閉タンク3内を負圧にす
る。
また、密閉タンク3の中央側面にはハンドル9
の操作によつて開閉する排出シユート兼用蓋10
を有する排出口11が設けられ、混練された泥状
石綿屑を固形化するための処理容器内に排出す
る。
の操作によつて開閉する排出シユート兼用蓋10
を有する排出口11が設けられ、混練された泥状
石綿屑を固形化するための処理容器内に排出す
る。
そこで、噴射水で破砕剥離した石綿屑は、真空
ポンプ4に連結した排気管5の排気作用によつて
密閉タンク3内が負圧状態になると、石綿屑吸引
回収管2から噴射水とともに密閉タンク3内に収
集される。このとき、セメント供給管の図示しな
いバルブは閉じられている。
ポンプ4に連結した排気管5の排気作用によつて
密閉タンク3内が負圧状態になると、石綿屑吸引
回収管2から噴射水とともに密閉タンク3内に収
集される。このとき、セメント供給管の図示しな
いバルブは閉じられている。
一定量の石綿屑が密閉タンク3内に収集される
と、石綿屑吸引回収管2の図示しないバルブを閉
じて混練羽根8を回転駆動し、水とともに収集さ
れた石綿屑を排気作用の継続により負圧下にある
密閉タンク3内で攪拌する。
と、石綿屑吸引回収管2の図示しないバルブを閉
じて混練羽根8を回転駆動し、水とともに収集さ
れた石綿屑を排気作用の継続により負圧下にある
密閉タンク3内で攪拌する。
この負圧下での攪拌作用によつて、収集された
石綿屑間に滞留している空気は勿論のこと石綿繊
維の既述した中空部分に入つている気泡も全て脱
気され、攪拌によつて流動化した石綿屑内の全て
の気泡は除去される。
石綿屑間に滞留している空気は勿論のこと石綿繊
維の既述した中空部分に入つている気泡も全て脱
気され、攪拌によつて流動化した石綿屑内の全て
の気泡は除去される。
次に、セメント供給管6のバルブを開いて所定
量のセメントを水とともに密閉タンク3内に吸引
して流動化した石綿屑内に添加し、前記バルブを
閉じて混練羽根8によつて混練する。
量のセメントを水とともに密閉タンク3内に吸引
して流動化した石綿屑内に添加し、前記バルブを
閉じて混練羽根8によつて混練する。
混練中においても密閉タンク3内の排気作用は
継続されているので、密閉タンク3内は再び負圧
状態になり、脱気作用は持続される。
継続されているので、密閉タンク3内は再び負圧
状態になり、脱気作用は持続される。
上述の如く、負圧下において脱気されながら、
セメントと充分に混練されて泥状化した石綿屑
は、排気管5のバルブを閉じ、排出シユート兼用
蓋10を開くことにより密閉タンク3外に排出さ
れ、混練羽根8の回転により、既述した如く密閉
タンク3内の泥状石綿屑は中央部に誘導されて泥
状石綿屑の全量が排出口11より排出シユート1
0を経て排出される。
セメントと充分に混練されて泥状化した石綿屑
は、排気管5のバルブを閉じ、排出シユート兼用
蓋10を開くことにより密閉タンク3外に排出さ
れ、混練羽根8の回転により、既述した如く密閉
タンク3内の泥状石綿屑は中央部に誘導されて泥
状石綿屑の全量が排出口11より排出シユート1
0を経て排出される。
排出された泥状石綿屑は所定の処理容器内に充
填され、セメントの凝固作用により固形化する。
填され、セメントの凝固作用により固形化する。
固形化した石綿屑は、所定の投棄場所に運搬さ
れる。
れる。
また、作業現場の水利の便が悪く噴射水を使用
しないで石綿を破砕剥離した場合には、水タンク
車を作業現場に移動させ、水タンク車から前記密
閉タンク2内に予め水を一定量注水しておき、乾
いた石綿屑およびセメントを石綿吸引回収管2お
よびセメント供給管6により注水貯留した密閉タ
ンク3内の水面に直交して投下する如くして吸引
落下させ、石綿屑およびセメントの飛散を抑止し
て貯留水内に供給する。
しないで石綿を破砕剥離した場合には、水タンク
車を作業現場に移動させ、水タンク車から前記密
閉タンク2内に予め水を一定量注水しておき、乾
いた石綿屑およびセメントを石綿吸引回収管2お
よびセメント供給管6により注水貯留した密閉タ
ンク3内の水面に直交して投下する如くして吸引
落下させ、石綿屑およびセメントの飛散を抑止し
て貯留水内に供給する。
以下、タンク内で負圧下で攪拌・混練すること
前述のとおりである。
前述のとおりである。
発明の効果
本発明は、石綿屑を常圧下でセメントおよび水
と混練して固化させる従来例とは異なり、石綿屑
に水を加えることにより、撹拌しても石綿屑が浮
遊しない状態にして、負圧下で撹拌、脱気したか
ら、石綿繊維の中空部分に入つている空気までも
完全に脱気してセメントおよび水を加えて固化し
たものであるから、固形化した石綿屑のブロツク
内には気泡の存在は皆無であり、したがつて、ブ
ロツクの放置下においてもブロツク表面に石綿屑
の毛羽立ちがあらわれず、石綿屑の飛散、拡散の
おそれがないので、大気汚染の防止に多大の効果
を有するものである。
と混練して固化させる従来例とは異なり、石綿屑
に水を加えることにより、撹拌しても石綿屑が浮
遊しない状態にして、負圧下で撹拌、脱気したか
ら、石綿繊維の中空部分に入つている空気までも
完全に脱気してセメントおよび水を加えて固化し
たものであるから、固形化した石綿屑のブロツク
内には気泡の存在は皆無であり、したがつて、ブ
ロツクの放置下においてもブロツク表面に石綿屑
の毛羽立ちがあらわれず、石綿屑の飛散、拡散の
おそれがないので、大気汚染の防止に多大の効果
を有するものである。
第1図は本発明の方法のフローチヤート、第2
図は本発明の方法を実施する移動式密閉タンクの
側面図、第3図は第2図の平面図である。 1…石綿の破砕剥離作業現場、2…石綿屑吸引
回収管、2′…給水管、3…密閉タンク、4…真
空ポンプ、5…排気管、6…セメント供給管、7
…混練駆動軸、8…混練羽根、10…排出シユー
ト兼用蓋、11…排出口。
図は本発明の方法を実施する移動式密閉タンクの
側面図、第3図は第2図の平面図である。 1…石綿の破砕剥離作業現場、2…石綿屑吸引
回収管、2′…給水管、3…密閉タンク、4…真
空ポンプ、5…排気管、6…セメント供給管、7
…混練駆動軸、8…混練羽根、10…排出シユー
ト兼用蓋、11…排出口。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 密閉タンク内に収集した石綿屑を負圧下で水
と共に攪拌して石綿繊維内に包蔵する空気を脱気
したのち、さらにセメントを加えて負圧下で混練
泥状化し、泥状化した石綿屑を密閉タンクより排
出して処理容器中に充填し固形化した石綿屑の回
収処理方法。 2 石綿屑を収集する密閉タンクに石綿屑吸引回
収管、給水管、セメント供給管および真空ポンプ
に連結した排気管を開口させるとともに開閉可能
な排出口を設け、該密閉タンク内に石綿屑の攪拌
混練手段を架設した石綿屑回収処理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63015862A JPH01194985A (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 石綿屑回収処理方法およびその装置 |
US07/267,936 US5017016A (en) | 1988-01-28 | 1988-11-07 | Method of processing asbestos chips and apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63015862A JPH01194985A (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 石綿屑回収処理方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01194985A JPH01194985A (ja) | 1989-08-04 |
JPH0433515B2 true JPH0433515B2 (ja) | 1992-06-03 |
Family
ID=11900610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63015862A Granted JPH01194985A (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 石綿屑回収処理方法およびその装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5017016A (ja) |
JP (1) | JPH01194985A (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01198964A (ja) * | 1988-02-03 | 1989-08-10 | Noshiro:Kk | アスベスト塗膜の除去方法 |
JPH01311925A (ja) * | 1988-06-10 | 1989-12-15 | Tokyo Torimutetsuku Kk | 石綿回収処理作業車 |
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