JPH04331648A - 車両用負荷電源制御装置 - Google Patents
車両用負荷電源制御装置Info
- Publication number
- JPH04331648A JPH04331648A JP3194698A JP19469891A JPH04331648A JP H04331648 A JPH04331648 A JP H04331648A JP 3194698 A JP3194698 A JP 3194698A JP 19469891 A JP19469891 A JP 19469891A JP H04331648 A JPH04331648 A JP H04331648A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- load
- control device
- lock
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両、特に自動二輪車
に好適な負荷電源制御装置に関するものである。
に好適な負荷電源制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無線送信器,音波,光信号あるい
はキーボード等からの暗証コード信号の入力により車両
の負荷回路を制御するようにしたものは知られている。
はキーボード等からの暗証コード信号の入力により車両
の負荷回路を制御するようにしたものは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものにおいては、暗証コード信号の処理により電気
的に負荷を制御するようにされているので、バッテリー
が上がったり暗証コード信号の処理を行うコントロール
ユニットが故障したりすると、負荷を作動させることが
全くできなくなる。例えば、自動二輪車において負荷が
電動ステアリングロックの場合には、ハンドルは切られ
たままの状態でロックされているので、車両を動かすこ
とすらできなくなる。また、四輪車において負荷が電動
ドアロックの場合には、ドアを開けることができないた
め、同様に車両を動かすことはできない。このため、従
来においては、機械式のキーでも操作できるように機械
式の錠を併用しているものもあるが、このことは電気式
錠と機械式錠の双方を具備するシステムとなるため構造
の複雑化を招いていると共に、重量増の要因ともなって
いる。
来のものにおいては、暗証コード信号の処理により電気
的に負荷を制御するようにされているので、バッテリー
が上がったり暗証コード信号の処理を行うコントロール
ユニットが故障したりすると、負荷を作動させることが
全くできなくなる。例えば、自動二輪車において負荷が
電動ステアリングロックの場合には、ハンドルは切られ
たままの状態でロックされているので、車両を動かすこ
とすらできなくなる。また、四輪車において負荷が電動
ドアロックの場合には、ドアを開けることができないた
め、同様に車両を動かすことはできない。このため、従
来においては、機械式のキーでも操作できるように機械
式の錠を併用しているものもあるが、このことは電気式
錠と機械式錠の双方を具備するシステムとなるため構造
の複雑化を招いていると共に、重量増の要因ともなって
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来技術にお
ける上記のような問題点を解決することを目的とするも
のであり、その手段として、暗証コード信号の入力によ
り、コントロールユニットを介して主バッテリーが負荷
に接続されるように構成された車両用負荷電源制御装置
において、主バッテリーとは別個に負荷に直接接続可能
な予備バッテリーを設けるようにしたものである。
ける上記のような問題点を解決することを目的とするも
のであり、その手段として、暗証コード信号の入力によ
り、コントロールユニットを介して主バッテリーが負荷
に接続されるように構成された車両用負荷電源制御装置
において、主バッテリーとは別個に負荷に直接接続可能
な予備バッテリーを設けるようにしたものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る車両用負荷電源制御装置を取
り付けた車両の外観図、図2はその車両用負荷電源制御
装置の構成を示す回路図、図3はエマージェンシースイ
ッチユニットを示す正面図、図4はハンドルロックアク
チュエータを示す断面図、図5,図6は本発明に係る車
両用負荷電源制御装置の動作フロー図、図7はエマージ
ェンシースイッチの他の実施例を示す斜視図である。
する。図1は本発明に係る車両用負荷電源制御装置を取
り付けた車両の外観図、図2はその車両用負荷電源制御
装置の構成を示す回路図、図3はエマージェンシースイ
ッチユニットを示す正面図、図4はハンドルロックアク
チュエータを示す断面図、図5,図6は本発明に係る車
両用負荷電源制御装置の動作フロー図、図7はエマージ
ェンシースイッチの他の実施例を示す斜視図である。
【0006】図1,図2に示すように、車両1には、そ
のハンドルグリップ2aの近傍にオンスイッチ3a,オ
フスイッチ3b及び始動スイッチ22が設けられている
。尚、この車両電源回路を制御するオンスイッチ3a,
オフスイッチ3bは、他機能スイッチ(例えば、始動ス
イッチ22又はキルスイッチ)と同一ノブによる操作に
よって行ってもよい。また、オンスイッチ3aは、シー
トあるいはグリップ感圧センサ等ユーザーが車両1の近
傍にいることを示すセンサ入力信号を使用してもよく、
オフスイッチ3bも前述のセンサやタイマと組み合わせ
てユーザーが車両1の近傍にいないことを示すセンサ入
力信号を使用してもよい。車両1には、その内部にコン
トロールユニット6及び該コントロールユニット6に接
続された受信器5が配設されている。一方、ユーザーは
、ポケット等に入れて携帯しておくことのできる小型の
送信器7を所持しており、該送信器7からはユーザー固
有の暗証コード信号が常時(例えば0.5秒ごとに)あ
るいは間欠的に発信されている。このとき、該送信器7
に数種類のコードを持たせておき、車両1側にもそのコ
ードに対応した走行モード(例えば、初心者モード,上
級者モード,エコノミーモード等)を設定しておけば、
ユーザーが予め希望するモードを送信器7側でセットす
ることにより、乗車時における電源投入と同時に車両1
側に希望モードがセットされるようにすることも可能で
ある。ここで、受信器5は、ユーザーが前記オンスイッ
チ3aを押すことによって送信器7からの暗証コード信
号を一定時間(例えば2秒間)受信可能な状態となるよ
うにされている。そして、コントロールユニット6は、
受信器5によって受信された暗証コード信号と予め設定
された設定コードとを比較・照合し、両者が合致したと
きに合致信号を出力するようにされている。
のハンドルグリップ2aの近傍にオンスイッチ3a,オ
フスイッチ3b及び始動スイッチ22が設けられている
。尚、この車両電源回路を制御するオンスイッチ3a,
オフスイッチ3bは、他機能スイッチ(例えば、始動ス
イッチ22又はキルスイッチ)と同一ノブによる操作に
よって行ってもよい。また、オンスイッチ3aは、シー
トあるいはグリップ感圧センサ等ユーザーが車両1の近
傍にいることを示すセンサ入力信号を使用してもよく、
オフスイッチ3bも前述のセンサやタイマと組み合わせ
てユーザーが車両1の近傍にいないことを示すセンサ入
力信号を使用してもよい。車両1には、その内部にコン
トロールユニット6及び該コントロールユニット6に接
続された受信器5が配設されている。一方、ユーザーは
、ポケット等に入れて携帯しておくことのできる小型の
送信器7を所持しており、該送信器7からはユーザー固
有の暗証コード信号が常時(例えば0.5秒ごとに)あ
るいは間欠的に発信されている。このとき、該送信器7
に数種類のコードを持たせておき、車両1側にもそのコ
ードに対応した走行モード(例えば、初心者モード,上
級者モード,エコノミーモード等)を設定しておけば、
ユーザーが予め希望するモードを送信器7側でセットす
ることにより、乗車時における電源投入と同時に車両1
側に希望モードがセットされるようにすることも可能で
ある。ここで、受信器5は、ユーザーが前記オンスイッ
チ3aを押すことによって送信器7からの暗証コード信
号を一定時間(例えば2秒間)受信可能な状態となるよ
うにされている。そして、コントロールユニット6は、
受信器5によって受信された暗証コード信号と予め設定
された設定コードとを比較・照合し、両者が合致したと
きに合致信号を出力するようにされている。
【0007】前記オンスイッチ3a及びオフスイッチ3
bは、前記コントロールユニット6に接続されており、
車体負荷9はメインリレー24を介して主バッテリー2
5に接続されている。そして、オンスイッチ3aを押し
、暗証コード信号と設定コードとが合致すると、コント
ロールユニット6から合致信号が発せられてメインリレ
ー24がオン側に付勢され、これにより車体負荷9が主
バッテリー25と接続される。また、前記オフスイッチ
3bを押すと、前記メインリレー24がオフとなって車
体負荷9は主バッテリー25から遮断されるようにされ
ている。前記始動スイッチ22は前記メインリレー24
に接続されており、メインリレー24がオンのときに始
動スイッチ22を押すことにより、点火ユニット31が
点火してエンジンが始動するようにされている。
bは、前記コントロールユニット6に接続されており、
車体負荷9はメインリレー24を介して主バッテリー2
5に接続されている。そして、オンスイッチ3aを押し
、暗証コード信号と設定コードとが合致すると、コント
ロールユニット6から合致信号が発せられてメインリレ
ー24がオン側に付勢され、これにより車体負荷9が主
バッテリー25と接続される。また、前記オフスイッチ
3bを押すと、前記メインリレー24がオフとなって車
体負荷9は主バッテリー25から遮断されるようにされ
ている。前記始動スイッチ22は前記メインリレー24
に接続されており、メインリレー24がオンのときに始
動スイッチ22を押すことにより、点火ユニット31が
点火してエンジンが始動するようにされている。
【0008】図1,図2,図4に示すように、前記車両
1には、ハンドル2の近傍にハンドルロックアクチュエ
ータ10が内蔵されており、該ハンドルロックアクチュ
エータ10によってハンドル2の施解錠を行うことがで
きるようにされている。このハンドルロックアクチュエ
ータ10のケース11内には、ロックピン12が図4の
横方向に摺動自在に設けられており、該ロックピン12
はスプリング13により常時ケース11の内方向に付勢
された状態にされている。操作杆14は、ノブ15を設
けた一端を車両1外に突出させると共に、他端に略く字
状のカム14aを備えており、該カム14aはロックピ
ン12の一端寄りに位置するロッド12aと係合した状
態にされている。また、前記ケース11内には、プラン
ジャー16が図4の縦方向に摺動自在に設けられており
、該プランジャー16は常時、スプリング17により前
記ロックピン12の方向に付勢された状態にされている
。従って、操作杆14を引き操作すれば、ロックピン1
2がスプリング13の付勢力に抗してケース11の外方
に突出すると共に、プランジャー16の先端がロックピ
ン12の係合溝18に係合してロックピン12を施錠位
置に保持することができるので、ハンドル2を施錠する
ことができる。前記プランジャー16は、ソレノイド2
1により吸引可能な状態にされている。また、ケース1
1内には、前記ロックピン12の近傍にロック検出スイ
ッチ19が配設されており、該ロック検出スイッチ19
は、ロックピン12がケース11内に引き込まれたとき
に該ロックピン12に固着されたレバー20によって押
圧されてオフとなるようにされている。前記ソレノイド
21は前記コントロールユニット6に接続されている。 従って、ロック検出スイッチ19がオンのとき(すなわ
ち、ハンドル2が施錠状態にあるとき)にオンスイッチ
3aが押され、暗証コード信号と設定コードとが合致す
ると、コントロールユニット6から合致信号が発せられ
てソレノイド21が付勢され、これによりプランジャー
16とロックピン12との係合を解くことができるので
、ハンドル2を解錠することができる。
1には、ハンドル2の近傍にハンドルロックアクチュエ
ータ10が内蔵されており、該ハンドルロックアクチュ
エータ10によってハンドル2の施解錠を行うことがで
きるようにされている。このハンドルロックアクチュエ
ータ10のケース11内には、ロックピン12が図4の
横方向に摺動自在に設けられており、該ロックピン12
はスプリング13により常時ケース11の内方向に付勢
された状態にされている。操作杆14は、ノブ15を設
けた一端を車両1外に突出させると共に、他端に略く字
状のカム14aを備えており、該カム14aはロックピ
ン12の一端寄りに位置するロッド12aと係合した状
態にされている。また、前記ケース11内には、プラン
ジャー16が図4の縦方向に摺動自在に設けられており
、該プランジャー16は常時、スプリング17により前
記ロックピン12の方向に付勢された状態にされている
。従って、操作杆14を引き操作すれば、ロックピン1
2がスプリング13の付勢力に抗してケース11の外方
に突出すると共に、プランジャー16の先端がロックピ
ン12の係合溝18に係合してロックピン12を施錠位
置に保持することができるので、ハンドル2を施錠する
ことができる。前記プランジャー16は、ソレノイド2
1により吸引可能な状態にされている。また、ケース1
1内には、前記ロックピン12の近傍にロック検出スイ
ッチ19が配設されており、該ロック検出スイッチ19
は、ロックピン12がケース11内に引き込まれたとき
に該ロックピン12に固着されたレバー20によって押
圧されてオフとなるようにされている。前記ソレノイド
21は前記コントロールユニット6に接続されている。 従って、ロック検出スイッチ19がオンのとき(すなわ
ち、ハンドル2が施錠状態にあるとき)にオンスイッチ
3aが押され、暗証コード信号と設定コードとが合致す
ると、コントロールユニット6から合致信号が発せられ
てソレノイド21が付勢され、これによりプランジャー
16とロックピン12との係合を解くことができるので
、ハンドル2を解錠することができる。
【0009】図1ないし図3に示すように、シート29
の内部には、予備バッテリー28及びスライド式のエマ
ージェンシースイッチ26からなるエマージェンシース
イッチユニット30が収容されている。そして、予備バ
ッテリー28はエマージェンシースイッチ26を介して
前記メインリレー24及びソレノイド21に接続されて
いる。これにより、エマージェンシースイッチ26をオ
ンにすれば、予備バッテリー28によってメインリレー
24が付勢され、これにより車体負荷9が予備バッテリ
ー28と接続される一方、ソレノイド21が付勢されて
プランジャー16を吸引し、これによりプランジャー1
6とロックピン12との係合を解くことができるので、
ハンドル2を解錠することができる。尚、予備バッテリ
ー28は、前記ハンドルロックアクチュエータ10内の
ソレノイド21及びメインリレー24を付勢するに十分
な容量に設定されている。このように、主バッテリー2
5とは別個にソレノイド21及びメインリレー24に直
接接続可能な予備バッテリー28を設けたことにより、
主バッテリー25が所謂バッテリー上がりになったりコ
ントロールユニット6が故障しても、エマージェンシー
スイッチ26をオンにすることにより、予備バッテリー
28によってソレノイド21が付勢されてハンドル2を
解錠することができると共に、メインリレー24が付勢
されて車体負荷9が主バッテリー25と接続されるので
、押しがけによってエンジンを始動させることができる
。
の内部には、予備バッテリー28及びスライド式のエマ
ージェンシースイッチ26からなるエマージェンシース
イッチユニット30が収容されている。そして、予備バ
ッテリー28はエマージェンシースイッチ26を介して
前記メインリレー24及びソレノイド21に接続されて
いる。これにより、エマージェンシースイッチ26をオ
ンにすれば、予備バッテリー28によってメインリレー
24が付勢され、これにより車体負荷9が予備バッテリ
ー28と接続される一方、ソレノイド21が付勢されて
プランジャー16を吸引し、これによりプランジャー1
6とロックピン12との係合を解くことができるので、
ハンドル2を解錠することができる。尚、予備バッテリ
ー28は、前記ハンドルロックアクチュエータ10内の
ソレノイド21及びメインリレー24を付勢するに十分
な容量に設定されている。このように、主バッテリー2
5とは別個にソレノイド21及びメインリレー24に直
接接続可能な予備バッテリー28を設けたことにより、
主バッテリー25が所謂バッテリー上がりになったりコ
ントロールユニット6が故障しても、エマージェンシー
スイッチ26をオンにすることにより、予備バッテリー
28によってソレノイド21が付勢されてハンドル2を
解錠することができると共に、メインリレー24が付勢
されて車体負荷9が主バッテリー25と接続されるので
、押しがけによってエンジンを始動させることができる
。
【0010】次に、本実施例の作動について説明する。
まず、図5を参照しながら主バッテリー25が所謂バッ
テリー上がりになった場合(S1)について説明する。 この場合には、送信器7内に収容された機械式のキー2
7の操作によりシートロック35を解除してシート29
を開ける(S2)。次いで、シート29内に設けられた
エマージェンシースイッチ26をオン側にスライドさせ
れば(S3)、予備バッテリー28によってメインリレ
ー24がオン側に付勢され(S4)、これにより車体負
荷9が主バッテリー25と接続される。それと同時に、
ハンドルロックアクチュエータ10内のソレノイド21
も付勢されるので、プランジャー16が吸引される。こ
れにより、プランジャー16とロックピン12との係合
が外れ、該ロックピン12がスプリング13の付勢力に
よってケース11内に引き込まれるので、ハンドル2が
解錠される(S5)。前記ロックピン12がケース11
内に引き込まれると、ロックピン12に固着されたレバ
ー20がロック検出スイッチ19を押圧することにより
、該ロック検出スイッチ19はオフとなる。これにより
ソレノイド21の通電が断たれ、プランジャー16はス
プリング17の付勢力によって突出しロックピン12の
側面に当接する(図4)。この状態において、車両1を
押しがけすると、点火ユニット31が点火してエンジン
が始動する(S6)。そして、このエンジン始動により
、主バッテリー25は徐々に充電されて復帰する(S7
)。次いで、このエンジン始動状態から前記エマージェ
ンシースイッチ26をオフ側にスライドさせれば(S8
)、メインリレー24がオフとなり(S9)、エンジン
が停止する(S10)。エンジンが停止したら、ハンド
ル2を施錠位置まで回動させてから前記ハンドルロック
アクチュエータ10に設けられた操作杆14の引き操作
を行う(S11)。すると、ロックピン12がケース1
1の外方に突出すると共に、プランジャー16がスプリ
ング17の付勢力によってロックピン12の係合溝18
に係合し、これによりハンドル2が施錠される(S12
)。次に、図6を参照しながらコントロールユニット6
が故障した場合(S13)について説明する。この場合
にも、機械式のキー27の操作によってシートロック3
5を解除してシート29を開ける(S14)。次いで、
シート29内のエマージェンシースイッチ26をオンに
すれば(S15)、予備バッテリー28によってメイン
リレー24がオン側に付勢され(S16)、これにより
車体負荷9が主バッテリー25と接続される。それと同
時に、ハンドルロックアクチュエータ10内のソレノイ
ド21も付勢されるので、プランジャー16が吸引され
る。これにより、プランジャー16とロックピン12と
の係合が外れ、該ロックピン12がスプリング13の付
勢力によってケース11内に引き込まれるので、ハンド
ル2が解錠される(S17)。前記ロックピン12がケ
ース11内に引き込まれると、ロックピン12に固着さ
れたレバー20がロック検出スイッチ19を押圧するこ
とにより、該ロック検出スイッチ19はオフとなる。こ
れにより、ソレノイド21の通電が断たれ、プランジャ
ー16はスプリング17の付勢力によって突出しロック
ピン12の側面に当接する(図4)。この状態において
、ハンドルグリップ2a近傍の始動スイッチ22を押す
と(S18)、点火ユニット31が点火してエンジンが
始動する(S19)。次いで、このエンジン始動状態か
ら前記エマージェンシースイッチ26をオフにすると(
S20)、メインリレー24がオフとなり(S21)、
エンジンが停止する(S22)。エンジンが停止したら
、ハンドル2を施錠位置まで回動させてから前記ハンド
ルロックアクチュエータ10に設けられた操作杆14の
引き操作を行う(S23)。すると、ロックピン12が
ケース11の外方に突出すると共に、プランジャー16
がスプリング17の付勢力によってロックピン12の係
合溝18に係合し、これによりハンドル2が施錠される
(S24)。尚、上記実施例においては、予備バッテリ
ー28をソレノイド21及びメインリレー24と接続す
るためのエマージェンシースイッチ26として専用のス
ライドスイッチを使用しているが、図7に示すように、
シート29内または容易にアクセスされない箇所に設け
られたヒューズボックス32を使用し、緊急時に空ヒユ
ーズ端子33にスペアヒューズ34を差し込むことによ
り、予備バッテリー28をソレノイド21及びメインリ
レー24と接続するようにすれば、コストの削減を図る
ことができる。また、予備バッテリー28につながるコ
ードカプラーを通常時には遊ばせておき、緊急時に予備
バッテリーカプラーを車体メインハーネスに接続するこ
とにより、予備バッテリー28をソレノイド21及びメ
インリレー24と接続するようにしても、同様のコスト
削減を図ることができる。また、シートロック35とエ
マージェンシースイッチ26を別体にする必要がなけれ
ば、一般のステアリングロックのようにロックに接点を
設けて一体としてもよい。
テリー上がりになった場合(S1)について説明する。 この場合には、送信器7内に収容された機械式のキー2
7の操作によりシートロック35を解除してシート29
を開ける(S2)。次いで、シート29内に設けられた
エマージェンシースイッチ26をオン側にスライドさせ
れば(S3)、予備バッテリー28によってメインリレ
ー24がオン側に付勢され(S4)、これにより車体負
荷9が主バッテリー25と接続される。それと同時に、
ハンドルロックアクチュエータ10内のソレノイド21
も付勢されるので、プランジャー16が吸引される。こ
れにより、プランジャー16とロックピン12との係合
が外れ、該ロックピン12がスプリング13の付勢力に
よってケース11内に引き込まれるので、ハンドル2が
解錠される(S5)。前記ロックピン12がケース11
内に引き込まれると、ロックピン12に固着されたレバ
ー20がロック検出スイッチ19を押圧することにより
、該ロック検出スイッチ19はオフとなる。これにより
ソレノイド21の通電が断たれ、プランジャー16はス
プリング17の付勢力によって突出しロックピン12の
側面に当接する(図4)。この状態において、車両1を
押しがけすると、点火ユニット31が点火してエンジン
が始動する(S6)。そして、このエンジン始動により
、主バッテリー25は徐々に充電されて復帰する(S7
)。次いで、このエンジン始動状態から前記エマージェ
ンシースイッチ26をオフ側にスライドさせれば(S8
)、メインリレー24がオフとなり(S9)、エンジン
が停止する(S10)。エンジンが停止したら、ハンド
ル2を施錠位置まで回動させてから前記ハンドルロック
アクチュエータ10に設けられた操作杆14の引き操作
を行う(S11)。すると、ロックピン12がケース1
1の外方に突出すると共に、プランジャー16がスプリ
ング17の付勢力によってロックピン12の係合溝18
に係合し、これによりハンドル2が施錠される(S12
)。次に、図6を参照しながらコントロールユニット6
が故障した場合(S13)について説明する。この場合
にも、機械式のキー27の操作によってシートロック3
5を解除してシート29を開ける(S14)。次いで、
シート29内のエマージェンシースイッチ26をオンに
すれば(S15)、予備バッテリー28によってメイン
リレー24がオン側に付勢され(S16)、これにより
車体負荷9が主バッテリー25と接続される。それと同
時に、ハンドルロックアクチュエータ10内のソレノイ
ド21も付勢されるので、プランジャー16が吸引され
る。これにより、プランジャー16とロックピン12と
の係合が外れ、該ロックピン12がスプリング13の付
勢力によってケース11内に引き込まれるので、ハンド
ル2が解錠される(S17)。前記ロックピン12がケ
ース11内に引き込まれると、ロックピン12に固着さ
れたレバー20がロック検出スイッチ19を押圧するこ
とにより、該ロック検出スイッチ19はオフとなる。こ
れにより、ソレノイド21の通電が断たれ、プランジャ
ー16はスプリング17の付勢力によって突出しロック
ピン12の側面に当接する(図4)。この状態において
、ハンドルグリップ2a近傍の始動スイッチ22を押す
と(S18)、点火ユニット31が点火してエンジンが
始動する(S19)。次いで、このエンジン始動状態か
ら前記エマージェンシースイッチ26をオフにすると(
S20)、メインリレー24がオフとなり(S21)、
エンジンが停止する(S22)。エンジンが停止したら
、ハンドル2を施錠位置まで回動させてから前記ハンド
ルロックアクチュエータ10に設けられた操作杆14の
引き操作を行う(S23)。すると、ロックピン12が
ケース11の外方に突出すると共に、プランジャー16
がスプリング17の付勢力によってロックピン12の係
合溝18に係合し、これによりハンドル2が施錠される
(S24)。尚、上記実施例においては、予備バッテリ
ー28をソレノイド21及びメインリレー24と接続す
るためのエマージェンシースイッチ26として専用のス
ライドスイッチを使用しているが、図7に示すように、
シート29内または容易にアクセスされない箇所に設け
られたヒューズボックス32を使用し、緊急時に空ヒユ
ーズ端子33にスペアヒューズ34を差し込むことによ
り、予備バッテリー28をソレノイド21及びメインリ
レー24と接続するようにすれば、コストの削減を図る
ことができる。また、予備バッテリー28につながるコ
ードカプラーを通常時には遊ばせておき、緊急時に予備
バッテリーカプラーを車体メインハーネスに接続するこ
とにより、予備バッテリー28をソレノイド21及びメ
インリレー24と接続するようにしても、同様のコスト
削減を図ることができる。また、シートロック35とエ
マージェンシースイッチ26を別体にする必要がなけれ
ば、一般のステアリングロックのようにロックに接点を
設けて一体としてもよい。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明では、暗証コード信
号の入力により、コントロールユニットを介して主バッ
テリーが負荷に接続されるように構成された車両用負荷
制御装置において、主バッテリーとは別個に負荷に直接
接続可能な予備バッテリーを設けたことにより、主バッ
テリーが所謂バッテリー上がりになったりコントロール
ユニットが故障しても、予備バッテリーによって例えば
ロック装置を駆動させる電動アクチュエータや電源回路
を閉成させるリレー等の負荷を作動させることができる
ので、ステアリングロック部に機械式の錠を併用する必
要はなく、その結果、ロック部の構造が簡単になると共
に、軽量化を図ることもできるというすぐれた効果があ
る。
号の入力により、コントロールユニットを介して主バッ
テリーが負荷に接続されるように構成された車両用負荷
制御装置において、主バッテリーとは別個に負荷に直接
接続可能な予備バッテリーを設けたことにより、主バッ
テリーが所謂バッテリー上がりになったりコントロール
ユニットが故障しても、予備バッテリーによって例えば
ロック装置を駆動させる電動アクチュエータや電源回路
を閉成させるリレー等の負荷を作動させることができる
ので、ステアリングロック部に機械式の錠を併用する必
要はなく、その結果、ロック部の構造が簡単になると共
に、軽量化を図ることもできるというすぐれた効果があ
る。
【図1】本発明に係る車両用負荷電源制御装置を取り付
けた車両の外観図である。
けた車両の外観図である。
【図2】本発明に係る車両用負荷電源制御装置の構成を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図3】エマージェンシースイッチユニットを示す正面
図である。
図である。
【図4】ハンドルロックアクチュエータを示す断面図で
ある。
ある。
【図5】本発明に係る車両用負荷電源制御装置の動作フ
ロー図である。
ロー図である。
【図6】本発明に係る車両用負荷電源制御装置の動作フ
ロー図である。
ロー図である。
【図7】エマージェンシースイッチの他の実施例を示す
斜視図である。 1 車両 5 受信器 6 コントロールユニット 7 送信器 9 車体負荷 10 ハンドルロックアクチュエータ24 メイン
リレー 25 主バッテリー 26 エマージェンシースイッチ 28 予備バッテリー 29 シート 33 空ヒューズ端子 34 スペアヒューズ 35 シートロック
斜視図である。 1 車両 5 受信器 6 コントロールユニット 7 送信器 9 車体負荷 10 ハンドルロックアクチュエータ24 メイン
リレー 25 主バッテリー 26 エマージェンシースイッチ 28 予備バッテリー 29 シート 33 空ヒューズ端子 34 スペアヒューズ 35 シートロック
Claims (5)
- 【請求項1】 暗証コード信号の入力により、コント
ロールユニットを介して主バッテリーが負荷に接続され
るように構成された車両用負荷制御装置において、主バ
ッテリーとは別個にエマージェンシースイッチを介して
負荷に直接接続可能な予備バッテリーを設けたことを特
徴とする車両用負荷電源制御装置。 - 【請求項2】 負荷が、車両の電源回路を閉成させる
リレーである請求項1の車両用負荷電源制御装置。 - 【請求項3】 負荷が、車両に設けたロック装置を駆
動させる電動アクチュエータである請求項1の車両用負
荷電源制御装置。 - 【請求項4】 エマージェンシースイッチを、機械式
錠により解錠されるシート,カウル等の車体外装品内部
に設けたことを特徴とする請求項1の車両用負荷電源制
御装置。 - 【請求項5】 エマージェンシースイッチを、空ヒュ
ーズ端子と、該空ヒューズ端子に差し込まれるスペアヒ
ューズとにより構成したことを特徴とする請求項1の車
両用負荷電源制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3194698A JPH04331648A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 車両用負荷電源制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3194698A JPH04331648A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 車両用負荷電源制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04331648A true JPH04331648A (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=16328787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3194698A Pending JPH04331648A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 車両用負荷電源制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04331648A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1991
- 1991-04-30 JP JP3194698A patent/JPH04331648A/ja active Pending
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