JP2849903B2 - ハンドルロック装置 - Google Patents
ハンドルロック装置Info
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- handle
- lock
- turned
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Description
ドルを施解錠するためのロック装置に関するものであ
る。
ロックを解錠すると同時にイグニッションスイッチがオ
ンするようになっているが、イグニッションスイッチが
オン状態の時にハンドルロックが施錠状態にならないよ
うに機械的に規制している。従って部品の故障・損傷が
生じないように充分な配慮が必要である。また、ハンド
ルロック装置を電気的に駆動する装置も知られており、
これにおいてはイグニッションスイッチがオン状態では
ハンドルロックに施錠指令が出ないように制御されてい
る。
ものではイグニッションスイッチがオン状態の時にハン
ドルロック装置が施錠状態とならないようにするため
に、その構造や制御回路が複雑になりがちであった。本
発明は、上記の不都合を解消することができるハンドル
ロック装置を提供することを目的とするものである。
ンドルを施解錠状態とするロック部材を有し、かつ車両
のメイン電源のオンオフ手段を前記ロック部材とは独立
して作動するように設けてなるハンドルロック装置にお
いて、前記ロック部材の施錠方向変位を検出するスイッ
チと、前記ロック部材を解錠方向に変位させるべく作動
するアクチュエータとを備え、車両のメイン電源がオン
状態で、前記スイッチが前記ロック部材の施錠方向変位
を検出すると、該検出信号に基づいて前記アクチュエー
タが作動されて、前記ロック部材が解錠方向に変位され
るようにしたものである。
する。図1は本発明に係るハンドルロック装置の外観斜
視図、図2は図1のI−I線断面図、図3は図1のII
−II線断面図、図4はハンドルロック装置の主要部分
を示す分解斜視図、図5は車両用制御装置を取り付けた
車両の外観図、図6はハンドル周りの正面図、図7は車
両用制御装置の構成を示す回路図、図8、図9は車両用
制御装置の動作フロー図である。
そのハンドル2中央のトップブリッジ2aにメインボー
ド3が設けられており、該メインボード3上にはオンス
イッチ3a,オフスイッチ3b及びパーキングスイッチ
3cが配設されている。また、ハンドルグリップ2bの
近傍には、始動スイッチ22とキルスイッチ23とが設
けられている。さらに、車両1には、カウル4の内側に
アンテナ5を有する送受信ユニット6が設けられてお
り、メインボード3上のオンスイッチ3aまたはパーキ
ングスイッチ3cを押すことにより、アンテナ5から所
定周波数のリクエスト信号が発信されるようにされてい
る。
帯しておくことのできる小型の送受信機7を所持してお
り、送受信機7がリクエスト信号を受信すると、この送
受信機7からユーザー固有の暗証コード信号が発信され
るようにされている。そして、送受信ユニット6のアン
テナ5により暗証コードが受信され、予め設定された設
定コードと合致すれば、合致信号が出力されるようにさ
れている また、車両1には、メインボード3の近傍に
ハンドルロックアクチュエータ10が内蔵されており、
ハンドル2の施解錠を行うことができるようにされてい
る。
ロックアクチュエータ10のケース11内には、ロック
ピン12が図2の横方向に摺動自在に設けられており、
このロックピン12には、その軸線に直交して第1及び
第2のロッド12a,12bが固着されている。ロック
ピン12の中央寄りに位置する第1のロッド12aとケ
ース11の内壁との間にはスプリング13が圧縮状態で
保持されており、これによりロックピン12は常時、ケ
ース11の内方向に付勢された状態にされている。
両1外に突出させる(図5参照)と共に他端に略「く」
字状のカム14aを備えており、該カム14aはロック
ピン12の一端寄りに位置する第2のロッド12bと係
合した状態にされている。これにより、操作杆14の引
き操作を行うと、ロックピン12はスプリング13の付
勢力に抗してケース11の外方向に突出し、ハンドル2
を施錠することができるようにされている。
6が図2の縦方向に摺動自在に設けられており、プラン
ジャー16はスプリング17により前記ロックピン12
の方向に常時付勢された状態にされている。ロックピン
12には、第1のロッド12aと第2のロッド12bと
の間に係合溝18が形成されており、係合溝18にプラ
ンジャー16の先端部を係合させることにより、ロック
ピン12を施錠位置に保持することができるようにされ
ている。
2の近傍にロック検出スイッチ19が配設されており、
該ロック検出スイッチ19はロックピン12に固着され
たレバー20により押圧されてオフとなるようにされて
いる。プランジャー16は、ソレノイド21により吸引
可能な状態にされており、プランジャー16を吸引する
ことにより、プランジャー16と前記ロックピン12と
の係合を解いてハンドル2を解錠することができるよう
にされている。
ンスイッチ3a,オフスイッチ3b及びパーキングスイ
ッチ3cは、送受信ユニット6に接続されており、送受
信ユニットには、メインリレー24を介してメイン電源
8が接続されている。そして、オンスイッチ3aを押
し、暗唱コード信号と設定コードとが合致すると、送受
信ユニット6から合致信号が発せられることにより、メ
インリレー24が付勢され、その結果、メイン電源8は
バッテリー電源25と接続されてオンとなるようにされ
ている。また、メイン電源8は、オフスイッチ3bを押
すことにより、メインリレー24がオフとなってバッテ
リー電源25から遮断されるようにされている。
スイッチ26が並列に接続されており、送受信機7内に
収容されているメカキー27(図5参照)によりエマー
ジェンシースイッチ26を開閉することによってもメイ
ン電源8のオン・オフ操作を行うことができるようにさ
れている。
互いに並列に配設された状態でメイン電源8に接続され
ている。また、キルスイッチ23には、イグニッション
コイル30を介して点火ユニット31が接続されてお
り、メイン電源8がオンのときに始動スイッチ22を押
すことにより、エンジンが始動するようにされている。
尚、メイン電源8がオンでかつエンジンが停止状態にあ
るときには、送受信ユニット6から所定周波数のリクエ
スト信号が一定時間ごとに発信され、送受信機7との交
信が正常に行われない状態が所定期間続いた場合には、
メインリレー24がオフとなってメイン電源8が自動的
にオフとなるようにされている。
クチュエータ10内のソレノイド21が接続されてお
り、ソレノイド21にはロック検出スイッチ19が接続
されている。これにより、ロック検出スイッチ19がオ
ンのときにメインリレー24がオンになると、ソレノイ
ド21が付勢されるようにされている。
火制御ユニット32を介して前記点火ユニット31に接
続されており、これにより始動スイッチ22を押してエ
ンジンを始動させる際にロック検出スイッチ19がオン
状態にある(このとき、ハンドル2は施錠状態にあ
る。)場合には、点火制御ユニット32から点火ユニッ
ト31に間引き信号が送られてエンジンが正常には点火
しないようにされている。
を介してパーキングランプ29が接続されている。そし
て、パーキングスイッチ3cを押し、暗唱コード信号と
設定コード信号とが合致すると、送受信ユニット6から
合致信号が発せられることにより、パークリレー28が
付勢されてパーキングランプ29が点灯するようにされ
ている。尚、このパーキングランプ29は、メイン電源
8がオフのときのみ点灯可能であり、メイン電源8がオ
ンになると消灯するものである。
に係るハンドルロック装置の動作について説明する。ま
ず、メインボード3上のオンスイッチ3aを押すと(S
1)、これに応動して車両1に設けられた送受信ユニッ
ト6が所定周波数のリクエスト信号を所定期間発信する
(S2)。このリクエスト信号をユーザーが携行するカ
ード状の送受信機7が受信すると(S3)、送受信機7
は自動的にユーザー固有の暗証コード信号を所定回数発
信する(S4)。次いで、この暗証コード信号を送受信
ユニット6が受信し(S5)、予め設定された設定コー
ドとの比較・照合を行う(S6)。そして、暗証コード
信号と設定コードとが合致した場合には、メインリレー
24が付勢されてメイン電源8がオンとなる(S7)。
尚、送受信機7の電池切れや送受信ユニット6の故障等
により電波交信ができないときには、送受信機7内に収
容されているメカキー27の操作でエマージェンシース
イッチ26をオンすることにより(S8)、メイン電源
8をオンすることもできる(S9)。
電源8がオンになると、ハンドルロックアクチュエータ
10内のソレノイド21が付勢され、これによりプラン
ジャー16とロックピン12との係合が外れ、ロックピ
ン12がスプリング13の付勢力によってケース11内
に引き込まれることにより、ハンドル2が解錠される
(S10)。このようにしてロックピン12がケース1
1内に引き込まれると、ロックピン12に固着されたレ
バー20がロック検出スイッチ19を押圧することによ
り、ロック検出スイッチ19はオフとなる。これによ
り、ソレノイド21の通電が断たれ、プランジャー16
はスプリング17の付勢力により突出してロックピン1
2の側面に当接する。
始動スイッチ22を押す(S11)。エンジンが始動す
るに際し、ロック検出スイッチ19の出力に応じ上記し
たハンドル2の解錠が正常に行われていると(このと
き、ロック検出スイッチ19はオフの状態にある。)、
点火制御ユニット32が働かないので、エンジンが正常
に点火する(S12)。一方、ハンドル2の解錠が正常
に行われず、前記ロック検出スイッチ19がオン状態の
ままであれば、点火制御ユニット32から点火ユニット
31に間引き信号が送られることにより、エンジンは正
常には点火しない(S13)。
の判別(S14)に従って行われる。通常停止の際に
は、メインボード3上のオフスイッチ3bを押すことに
より(S15)、エンジンが停止し(S16)、かつメ
イン電源8がオフとなる(S17)一方、非常停止の際
には、ハンドルグリップ2b近傍に設けたキルスイッチ
23を押すことにより(S18)、エンジンが直ちに停
止する(S19)。この後、前記メインボード3上のオ
フスイッチ3bを押すことにより(S20)、メインリ
レー24がオフとなってメイン電源8もオフとなる(S
21)。
22)に応じ、ハンドル2を施錠する場合には、ハンド
ル2を施錠位置まで回動させてから前記ハンドルロック
アクチュエータ10に設けられた操作杆14を引くこと
により(S23)、ロックピン12がケース11の外方
に突出し、プランジャー16がスプリング17の付勢力
によりロックピン12の係合溝18に係合してハンドル
2が施錠される(S24)。
否判断(S25)に応じ、パーキングランプ29を点灯
させる場合には、メインボード3上のパーキングスイッ
チ3cを押すことにより(S26)、これに応動して、
まず車両1に設けた送受信ユニット6が所定周波数のリ
クエスト信号を所定期間発信する(S27)。このリク
エスト信号をユーザーが携行する送受信機7が受信する
と(S28)、送受信機7はユーザー固有の暗証コード
信号を所定回数発信する(S29)。次いで、この暗証
コード信号を送受信ユニット6が受信し(S30)、設
定コードとの比較・照合を行う(S31)。そして、暗
証コード信号と設定コードとが合致した場合には、パー
クリレー28が付勢されてパーキングランプ29が点灯
する(S32)。
において、エンジンが回転状態にあるか停止状態にある
かの判別がなされ(S33)、エンジン停止時間の判別
(S34)に従って、エンジンが1分間以上停止状態に
あれば、送受信ユニット6から所定周波数のリクエスト
信号が1分間ごとに繰り返し発信される(S35)。こ
のリクエスト信号をユーザーが携行する送受信機7が受
信すると(S36)、送受信機7はユーザー固有の暗証
コード信号を所定回数発信する(S37)。次いで、こ
の暗証コード信号を送受信ユニット6が受信し(S3
8)、設定コードとの比較・照合を行う(S39)。そ
して、暗証コード信号と設定コードとが合致した場合に
は、メイン電源8はオン状態のまま保持される(S4
0)。一方、送受信ユニット6が送受信機7からの暗証
コード信号を受信しなければ(ユーザーが車両から離れ
ているとき)、メイン電源8は自動的にオフとなる(S
41)。
ロック部材とは独立して作動するように設けてなるハン
ドルロック装置において、メイン電源がオン時にロック
部材の施錠方向変位をスイッチが検出すると、該検出信
号に基づいてアクチュエータが作動されて、ロック部材
を解錠方向に変位させるので、きわめて簡単な構成によ
り、イグニッションスイッチがオン状態のときにハンド
ルロック装置が施錠状態とならないようにすることがで
きるという優れた効果がある。
である。
図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】ハンドルを施解錠状態とするロック部材を
有し、かつ車両のメイン電源のオンオフ手段を前記ロッ
ク部材とは独立して作動するように設けてなるハンドル
ロック装置において、前記ロック部材の施錠方向変位を
検出するスイッチと、前記ロック部材を解錠方向に変位
させるべく作動するアクチュエータとを備え、車両のメ
イン電源がオン状態で、前記スイッチが前記ロック部材
の施錠方向変位を検出すると、該検出信号に基づいて前
記アクチュエータが作動されて、前記ロック部材が解錠
方向に変位されることを特徴とするハンドルロック装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30719494A JP2849903B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | ハンドルロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30719494A JP2849903B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | ハンドルロック装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1226878A Division JPH0390488A (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | ハンドルロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08239070A JPH08239070A (ja) | 1996-09-17 |
JP2849903B2 true JP2849903B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=17966179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30719494A Expired - Lifetime JP2849903B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | ハンドルロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2849903B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4243162B2 (ja) * | 2003-10-15 | 2009-03-25 | 本田技研工業株式会社 | 軽車両 |
JP4176610B2 (ja) * | 2003-10-15 | 2008-11-05 | 本田技研工業株式会社 | スクータ型車両 |
JP4176609B2 (ja) * | 2003-10-15 | 2008-11-05 | 本田技研工業株式会社 | 軽車両 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59192643A (ja) * | 1983-04-15 | 1984-11-01 | Kokusan Kinzoku Kogyo Co Ltd | キ−レスステアリングロツク |
JPS6320283A (ja) * | 1986-07-14 | 1988-01-27 | 川崎重工業株式会社 | 二輪車のステアリングロツク装置 |
-
1994
- 1994-11-04 JP JP30719494A patent/JP2849903B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08239070A (ja) | 1996-09-17 |
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