JPH04330704A - コイル製品及びその製造方法 - Google Patents
コイル製品及びその製造方法Info
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- JPH04330704A JPH04330704A JP1483991A JP1483991A JPH04330704A JP H04330704 A JPH04330704 A JP H04330704A JP 1483991 A JP1483991 A JP 1483991A JP 1483991 A JP1483991 A JP 1483991A JP H04330704 A JPH04330704 A JP H04330704A
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- wires
- coil
- flat
- bobbin
- closed loop
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 20
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- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 2
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 14
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 4
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
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- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄芯等の閉ループ部材
にコイルが捲回されたコイル製品及びその製造方法に関
するものである。
にコイルが捲回されたコイル製品及びその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ノイズフィルタ等に用いられるコ
イルはいわゆる丸線が使用されている。そして、そのノ
イズフィルタの鉄芯としては、図9に示すような内鉄型
鉄芯50、あるいは図10に示すような外鉄型鉄芯51
、さらには図11に示すようなリングコア52が知られ
ている。これら鉄芯は磁気回路形成のため閉ループをな
している。
イルはいわゆる丸線が使用されている。そして、そのノ
イズフィルタの鉄芯としては、図9に示すような内鉄型
鉄芯50、あるいは図10に示すような外鉄型鉄芯51
、さらには図11に示すようなリングコア52が知られ
ている。これら鉄芯は磁気回路形成のため閉ループをな
している。
【0003】ところで、そのように閉ループをなしてい
るために、製造方法としては、予め閉ループをなす鉄芯
(以下コアという)をカット(分断)しておき、別途丸
線を捲いて作っておいたコイルに、そのカットしたコア
を挿入して、コイル製品であるノイズフィルタなどを製
造している。
るために、製造方法としては、予め閉ループをなす鉄芯
(以下コアという)をカット(分断)しておき、別途丸
線を捲いて作っておいたコイルに、そのカットしたコア
を挿入して、コイル製品であるノイズフィルタなどを製
造している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近時ノ
イズフィルタなどの性能の向上は特に望まれるところで
あるが、丸線を捲回したコイルは、L(インダクタンス
)とC(キャパシタンス(浮遊容量)の性能の点でこの
ような要望を満たしていないという課題がある。
イズフィルタなどの性能の向上は特に望まれるところで
あるが、丸線を捲回したコイルは、L(インダクタンス
)とC(キャパシタンス(浮遊容量)の性能の点でこの
ような要望を満たしていないという課題がある。
【0005】また、カットしたコアを用いると、後でそ
のカット部分を接着剤で接着しても、そこから磁束が漏
れてしまい、性能が劣化してしまう課題がある。
のカット部分を接着剤で接着しても、そこから磁束が漏
れてしまい、性能が劣化してしまう課題がある。
【0006】本発明は、このような従来のコイル製品の
課題を考慮し、L,C等の性能の向上を実現し、またカ
ットした部分の無いコア(以下カットレスコアという)
を利用してより一層の性能の向上を実現できるコイル製
品及びその製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
課題を考慮し、L,C等の性能の向上を実現し、またカ
ットした部分の無いコア(以下カットレスコアという)
を利用してより一層の性能の向上を実現できるコイル製
品及びその製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、閉ループ部材
に、丸線を多数本平行に重ねた複数線あるいは平角線が
縦捲状態で捲かれたコイル製品である。
に、丸線を多数本平行に重ねた複数線あるいは平角線が
縦捲状態で捲かれたコイル製品である。
【0008】また、本発明は、丸線を多数本平行に重ね
た複数線或は平角線が縦捲状態に捲かれたコイルを、予
め製造しておき、そのコイルの線同士を離隔させながら
、その一端から順にそのコイルを、前記閉ループ部材に
対して相対的に回転させながら、その閉ループ部材に嵌
め込むことによって、上記コイル製品を製造する方法で
ある。
た複数線或は平角線が縦捲状態に捲かれたコイルを、予
め製造しておき、そのコイルの線同士を離隔させながら
、その一端から順にそのコイルを、前記閉ループ部材に
対して相対的に回転させながら、その閉ループ部材に嵌
め込むことによって、上記コイル製品を製造する方法で
ある。
【0009】また、本発明は、2分割ボビンが嵌め込ま
れた閉ループ部材の前記ボビンに、捲こうとする、丸線
を多数本平行に重ねた複数線の一端或は平角線の一端を
固定し、そのボビンを、回転手段によって直接又は間接
的に回転させることによって、前記複数線又は平角線を
前記閉ループ部材に縦捲状態に捲く方法であって、その
際、前記複数線又は平角線を縦状態に保持しながら順次
前記ボビンの周囲に取り込むために、前記複数線又は平
角線の片側を直接又は間接的に支持部材で支持するとと
もに、前記複数線又は平角線の反対側を、支持面及びそ
の中央から閉ループ部材の軸を突出させるための孔を有
する2分割型ブッシュで、前記複数線又は平角線を前記
支持面に沿わせながら、後退しつつ導き入れつつ、圧接
して、上記コイル製品を製造する方法である。
れた閉ループ部材の前記ボビンに、捲こうとする、丸線
を多数本平行に重ねた複数線の一端或は平角線の一端を
固定し、そのボビンを、回転手段によって直接又は間接
的に回転させることによって、前記複数線又は平角線を
前記閉ループ部材に縦捲状態に捲く方法であって、その
際、前記複数線又は平角線を縦状態に保持しながら順次
前記ボビンの周囲に取り込むために、前記複数線又は平
角線の片側を直接又は間接的に支持部材で支持するとと
もに、前記複数線又は平角線の反対側を、支持面及びそ
の中央から閉ループ部材の軸を突出させるための孔を有
する2分割型ブッシュで、前記複数線又は平角線を前記
支持面に沿わせながら、後退しつつ導き入れつつ、圧接
して、上記コイル製品を製造する方法である。
【0010】
【作用】本発明は、上記構成により、丸線又は平角線の
単線あるいは多数本平行に重ねられた複数線の縦巻であ
るため、捲き始めと捲き終わりをそれぞれ一括結線によ
り一層捲きとなり、浮遊容量が減少し、インダクタンス
Lが向上する。また端部を各層交互に結宣することによ
って、トータル捲数を得ることが出来る。
単線あるいは多数本平行に重ねられた複数線の縦巻であ
るため、捲き始めと捲き終わりをそれぞれ一括結線によ
り一層捲きとなり、浮遊容量が減少し、インダクタンス
Lが向上する。また端部を各層交互に結宣することによ
って、トータル捲数を得ることが出来る。
【0011】また、閉ループ部材をカットせずにコイル
を捲くことが出来るので、漏れ磁束が発生して性能が低
下する心配もない。
を捲くことが出来るので、漏れ磁束が発生して性能が低
下する心配もない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0013】図1は、平角線1の斜視図であって、図2
は、丸線2を多数本平行に重ねた複数線3である。それ
ら丸線2は互いに接着剤によって接着されている場合と
、されていない場合がある。尚、もちろん丸線2は絶縁
被覆されている。
は、丸線2を多数本平行に重ねた複数線3である。それ
ら丸線2は互いに接着剤によって接着されている場合と
、されていない場合がある。尚、もちろん丸線2は絶縁
被覆されている。
【0014】この平角線1は、閉ループ部材の一例とし
ての、図9のような、内鉄型コア50、図10のような
外鉄型コア51、図11のようなリングコア52に縦状
態に捲かれる。この縦状態とは、図3(a)に示すよう
に、コア52に対して、平角線1の面が垂直になる状態
を意味する。図3(b)は、平角線を縦状態で複数線、
端部結線によっては複数層巻き付けた状態を示す斜視図
である。
ての、図9のような、内鉄型コア50、図10のような
外鉄型コア51、図11のようなリングコア52に縦状
態に捲かれる。この縦状態とは、図3(a)に示すよう
に、コア52に対して、平角線1の面が垂直になる状態
を意味する。図3(b)は、平角線を縦状態で複数線、
端部結線によっては複数層巻き付けた状態を示す斜視図
である。
【0015】また複数線3の縦捲き状態も、同様にコア
に対してその平面が垂直になる状態を意味する。
に対してその平面が垂直になる状態を意味する。
【0016】上記コアは、カットされたコアでもよいが
、カットレスコアが望ましい。漏れ磁束がなくなるので
、より性能の向上が図れるからである。また、そのカッ
トレスコアは、樹脂でコーティングされていると、直接
コイルを捲いた場合など、より性能が良くなる。
、カットレスコアが望ましい。漏れ磁束がなくなるので
、より性能の向上が図れるからである。また、そのカッ
トレスコアは、樹脂でコーティングされていると、直接
コイルを捲いた場合など、より性能が良くなる。
【0017】次に、上記のようなコイル製品の製造方法
に付いて説明する。
に付いて説明する。
【0018】第1の製造方法は、図4に示すように行う
ものである。即ち、コア50の2本の軸50a、50b
には、既に嵌め込まれ終わったコイル4と現在嵌められ
つつあるコイル5とが描かれている。図5はコイル4、
5を嵌め込むための装置である。各軸コア50a、50
bにはそれぞれ鍔付きボビン6、7が嵌められている。 このボビン6、7の鍔61、71の外周には歯が刻まれ
ている。そして、鍔61の歯と鍔71の歯は、お互いに
噛み合っている。更に、ボビン6の鍔61には、回転手
段としての駆動軸8に固定された歯車9が噛み合わされ
ている。コイル4、5は上記平角線や複数線を捲いたも
のである。
ものである。即ち、コア50の2本の軸50a、50b
には、既に嵌め込まれ終わったコイル4と現在嵌められ
つつあるコイル5とが描かれている。図5はコイル4、
5を嵌め込むための装置である。各軸コア50a、50
bにはそれぞれ鍔付きボビン6、7が嵌められている。 このボビン6、7の鍔61、71の外周には歯が刻まれ
ている。そして、鍔61の歯と鍔71の歯は、お互いに
噛み合っている。更に、ボビン6の鍔61には、回転手
段としての駆動軸8に固定された歯車9が噛み合わされ
ている。コイル4、5は上記平角線や複数線を捲いたも
のである。
【0019】他方、軸50bの端部には、上方軸50b
と同軸上にシャフト10が脱着自在に固定され、そのシ
ャフト10にコイル5が予め捲かれている。そして、そ
のシャフト10の自由端側が一段と大径のシャフト11
となっており、その段部からピン12が突出し、コイル
5の右端部に係止されている。また、コイル5の左端部
5bは、予めコア50の右方の軸50cを越えて内側の
ボビン7へ無理嵌めされている。コイル5の各線はバネ
機能を持ち、右方軸50cの幅程度は、互いに離反でき
るようになっているので、それを利用して上述のように
、コイル5の左端部5bが、右方の軸50cを越えて内
側のボビン7へ無理嵌め出来る。
と同軸上にシャフト10が脱着自在に固定され、そのシ
ャフト10にコイル5が予め捲かれている。そして、そ
のシャフト10の自由端側が一段と大径のシャフト11
となっており、その段部からピン12が突出し、コイル
5の右端部に係止されている。また、コイル5の左端部
5bは、予めコア50の右方の軸50cを越えて内側の
ボビン7へ無理嵌めされている。コイル5の各線はバネ
機能を持ち、右方軸50cの幅程度は、互いに離反でき
るようになっているので、それを利用して上述のように
、コイル5の左端部5bが、右方の軸50cを越えて内
側のボビン7へ無理嵌め出来る。
【0020】次に、この製造装置の使用方法に付いて説
明する。
明する。
【0021】シャフト10、11を回転すると、ピン1
2がコイル5の右端5aを押し、コイル5を強制的に回
転させる。それによって、徐々にコイル5がボビン7へ
捲かれながら入っていく。と同時に、駆動軸8を回転さ
せることによって、歯車9を回転させ、鍔61を回転さ
せ、さらに鍔71を回転させて、ボビン7を回転させる
。従って、コイル5はスムーズにボビン7に捲取られて
、最終的には、下のコイル4のようになる。
2がコイル5の右端5aを押し、コイル5を強制的に回
転させる。それによって、徐々にコイル5がボビン7へ
捲かれながら入っていく。と同時に、駆動軸8を回転さ
せることによって、歯車9を回転させ、鍔61を回転さ
せ、さらに鍔71を回転させて、ボビン7を回転させる
。従って、コイル5はスムーズにボビン7に捲取られて
、最終的には、下のコイル4のようになる。
【0022】次に、第2の製造方法に付いて説明する。
【0023】図6はその製造方法を実施するための製造
装置の略示断面図である。コイルを捲き付けたいコアの
軸50aには、片側に鍔61を有する6が取り付けられ
ている。そして、そのボビン6を囲むように、ブッシュ
13が配置されている。このブッシュ13は、図7及び
図8に示すように、上下に分割できるようになっている
。 そして、組み合わされた状態において、左端側に支持面
14が形成され、軸50aとボビン6を突出させるため
の孔15が穿設された状態となる。支持面14には、平
角線1を導き入れ、縦状態で捲き付けるための、ほぼ円
形の案内溝16が形成されている。案内溝16は、入口
16aで深さd1であるが、中に入るに従って、浅くな
っていき、一回りしたところで、溝でなくなり、支持面
14と面一となり連続した状態となっている。従って、
その最終部分で、図に示すように段差が生じている。こ
の深さd1は、平角線1を導き入れるためのものである
から、少なくとも平角線1の厚さ以上である。また、ブ
ッシュ13は、その内側がコアの右方の軸50c(図5
参照)を受け入れるための、貫通空間Sを有している。 従って、支持面14は貫通空間Sとの間に薄い壁17が
出来ていることになる。その厚さd2は、案内溝16の
深さd1より大きいことは勿論であるが、平角線1が順
次捲かれてコイルが出来上がる際、ブッシュ13は徐々
に後退していき、最後に右方の軸50cに壁17が接触
、あるいは近接することになり、それ以上後退できなく
なるので、あまり大きくない方がよい。このブッシュ1
3は左方に力を掛けつつ、徐々に後退できるようになっ
ている。
装置の略示断面図である。コイルを捲き付けたいコアの
軸50aには、片側に鍔61を有する6が取り付けられ
ている。そして、そのボビン6を囲むように、ブッシュ
13が配置されている。このブッシュ13は、図7及び
図8に示すように、上下に分割できるようになっている
。 そして、組み合わされた状態において、左端側に支持面
14が形成され、軸50aとボビン6を突出させるため
の孔15が穿設された状態となる。支持面14には、平
角線1を導き入れ、縦状態で捲き付けるための、ほぼ円
形の案内溝16が形成されている。案内溝16は、入口
16aで深さd1であるが、中に入るに従って、浅くな
っていき、一回りしたところで、溝でなくなり、支持面
14と面一となり連続した状態となっている。従って、
その最終部分で、図に示すように段差が生じている。こ
の深さd1は、平角線1を導き入れるためのものである
から、少なくとも平角線1の厚さ以上である。また、ブ
ッシュ13は、その内側がコアの右方の軸50c(図5
参照)を受け入れるための、貫通空間Sを有している。 従って、支持面14は貫通空間Sとの間に薄い壁17が
出来ていることになる。その厚さd2は、案内溝16の
深さd1より大きいことは勿論であるが、平角線1が順
次捲かれてコイルが出来上がる際、ブッシュ13は徐々
に後退していき、最後に右方の軸50cに壁17が接触
、あるいは近接することになり、それ以上後退できなく
なるので、あまり大きくない方がよい。このブッシュ1
3は左方に力を掛けつつ、徐々に後退できるようになっ
ている。
【0024】図6において、ボビン6の鍔61には、平
角線1の先端部がピン18によって固定されている。ま
た、鍔61は左方から、支持ボール鋼を持った支持部材
19によって支持されている。また、この鍔61の外周
には歯が刻設されており、その歯には歯車20が噛み合
わされ、回転手段の一例としての回転軸21によってそ
の歯車20が回転するようになっている。また、この歯
車20と回転軸21は下方へ移動可能となっている。
角線1の先端部がピン18によって固定されている。ま
た、鍔61は左方から、支持ボール鋼を持った支持部材
19によって支持されている。また、この鍔61の外周
には歯が刻設されており、その歯には歯車20が噛み合
わされ、回転手段の一例としての回転軸21によってそ
の歯車20が回転するようになっている。また、この歯
車20と回転軸21は下方へ移動可能となっている。
【0025】次に、このような製造装置の利用方法を説
明する。
明する。
【0026】ボビン6の鍔61に平角線1の先端部をピ
ン18で固定する。その先端部固定方法は、丸線の複数
線を使用する場合は、また他の方法で固定する。それか
ら歯車20を鍔61に噛み合わせるとともに、ブッシュ
13を上下から合体する。ブッシュ13で平角線1の一
面を適度な強さで押すとともに、回転軸21を回転して
、歯車20を回転させ、鍔61を回転させ、ボビン6を
回転させる。それによって、順次平角線1がボビン6の
周りに捲かれていくことになる。尚、その際、平角線1
の縦状態を保持するため、支持部材19で平角線1の他
面側を支持しておき、またブッシュ13は平角線1が入
り込んでくるに応じて徐々に後退させる。
ン18で固定する。その先端部固定方法は、丸線の複数
線を使用する場合は、また他の方法で固定する。それか
ら歯車20を鍔61に噛み合わせるとともに、ブッシュ
13を上下から合体する。ブッシュ13で平角線1の一
面を適度な強さで押すとともに、回転軸21を回転して
、歯車20を回転させ、鍔61を回転させ、ボビン6を
回転させる。それによって、順次平角線1がボビン6の
周りに捲かれていくことになる。尚、その際、平角線1
の縦状態を保持するため、支持部材19で平角線1の他
面側を支持しておき、またブッシュ13は平角線1が入
り込んでくるに応じて徐々に後退させる。
【0027】このようにすることによって、平角線1は
、ブッシュ13の支持面14の案内溝16に沿って順次
送り込まれ、縦状態を維持しながら、ボビン6に捲かれ
ていく。コア50がたとえ閉ループを形成していても、
捲くことが出来る。
、ブッシュ13の支持面14の案内溝16に沿って順次
送り込まれ、縦状態を維持しながら、ボビン6に捲かれ
ていく。コア50がたとえ閉ループを形成していても、
捲くことが出来る。
【0028】なお、本発明におけるボビン6を回転させ
る方法として、上記実施例のように直接歯車20によっ
て回転させる方法だけでなく、鍔61に円形鉄板を合体
し、その鉄板を回転させるなど、間接的な方法で回転さ
せても良い。
る方法として、上記実施例のように直接歯車20によっ
て回転させる方法だけでなく、鍔61に円形鉄板を合体
し、その鉄板を回転させるなど、間接的な方法で回転さ
せても良い。
【0029】また、本発明の閉ループ部材は、上記実施
例では、コア(コア)であったが、これに限らず、他の
閉ループの部材にも適用可能である。
例では、コア(コア)であったが、これに限らず、他の
閉ループの部材にも適用可能である。
【0030】また、本発明のボビンを回転させる方法と
して、鍔を利用したが、それに限らず、直接ボビン本体
を回転させる方法を用いても勿論良い。
して、鍔を利用したが、それに限らず、直接ボビン本体
を回転させる方法を用いても勿論良い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、閉ループ
部材に、丸線を多数本平行に重ねた複数線あるいは平角
線が縦捲状態で捲かれたコイル製品であるので、インダ
クタンスLやキャパシタンスCの性能が格段によいもの
を提供できる。
部材に、丸線を多数本平行に重ねた複数線あるいは平角
線が縦捲状態で捲かれたコイル製品であるので、インダ
クタンスLやキャパシタンスCの性能が格段によいもの
を提供できる。
【0032】また、閉ループ部材としてカットレスコア
を用いた場合は、漏れ磁束がなくなるので、更に性能を
向上させることが出来る。
を用いた場合は、漏れ磁束がなくなるので、更に性能を
向上させることが出来る。
【図1】平角線の斜視図である。
【図2】丸線を多数本平行に重ねた複数線の斜視図であ
る。
る。
【図3】平角線を軸に縦状態で捲き付けた状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図4】平角線のコイルをコアに捲き付けた状態を示す
正面図である。
正面図である。
【図5】平角線のコイルをコアに捲き付ける方法を説明
するための正面図である。
するための正面図である。
【図6】平角線のコイルをコアに捲き付ける他の方法を
説明するための正面図である。
説明するための正面図である。
【図7】平角線のコイルをコアに捲き付ける他の方法を
説明するためのブッシュの側面図である。
説明するためのブッシュの側面図である。
【図8】平角線のコイルをコアに捲き付ける他の方法を
説明するためのブッシュの斜視図である。
説明するためのブッシュの斜視図である。
【図9】従来のコアを示す正面図である。
【図10】従来の別のタイプのコアを示す正面図である
。
。
【図11】従来の別のタイプのコアを示す正面図である
。
。
1 平角線
2 丸線3
複数線 4、5
コイル 6、7 ボビン 6
1、71 鍔8
駆動軸 13 ブ
ッシュ 14 支持面
19 支持部材21 回
転軸
2 丸線3
複数線 4、5
コイル 6、7 ボビン 6
1、71 鍔8
駆動軸 13 ブ
ッシュ 14 支持面
19 支持部材21 回
転軸
Claims (8)
- 【請求項1】 閉ループ部材に、平角線の単線又は平
角線を多数本平行に重ねた複数線が縦捲状態で捲かれた
ことを特徴とするコイル製品。 - 【請求項2】 閉ループ部材に、丸線を多数本平行に
重ねた複数線が、縦捲状態で捲かれたことを特徴とする
コイル製品。 - 【請求項3】 前記平行に重ねられた複数線同士は、
互いに接着剤で接着しているものであることを特徴とす
る請求項2のコイル製品。 - 【請求項4】 前記平行に重ねられた複数線同士は、
互いに接着していないものであることを特徴とする請求
項2のコイル製品。 - 【請求項5】 前記閉ループ部材は、カットレスコア
であることを特徴とする請求項1又は2のコイル製品。 - 【請求項6】 前記カットレスコアは樹脂でコーティ
ングされていることを特徴とする請求項5のコイル製品
。 - 【請求項7】 丸線を多数本平行に重ねた複数線或は
平角線が縦捲状態に捲かれたコイルを、予め製造してお
き、そのコイルの線同士を離隔させながら、その一端か
ら順にそのコイルを、前記閉ループ部材に対して回転さ
せながら、その閉ループ部材に嵌め込むことによって、
請求項1又は2のコイル製品を製造する方法。 - 【請求項8】 ボビンが嵌め込まれた閉ループ部材の
前記ボビンに、捲こうとする、丸線を多数本平行に重ね
た複数線の一端或は平角線の一端を固定し、そのボビン
を、回転手段によって直接又は間接的に回転させること
によって、前記複数線又は平角線を前記閉ループ部材に
縦捲状態に捲く方法であって、その際、前記複数線又は
平角線を縦状態に保持しながら順次前記ボビンの周囲に
取り込むために、前記複数線又は平角線の片側を直接又
は間接的に支持部材で支持するとともに、前記複数線又
は平角線の反対側を、支持面及びその中央から閉ループ
部材の軸を突出させるための孔を有するブッシュで、前
記複数線又は平角線を前記支持面に沿わせながら、後退
しつつ導き入れつつ、圧接して、請求項1又は2のコイ
ル製品を製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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