JPS5919394Y2 - 環状磁芯を用いた変成器 - Google Patents
環状磁芯を用いた変成器Info
- Publication number
- JPS5919394Y2 JPS5919394Y2 JP16861279U JP16861279U JPS5919394Y2 JP S5919394 Y2 JPS5919394 Y2 JP S5919394Y2 JP 16861279 U JP16861279 U JP 16861279U JP 16861279 U JP16861279 U JP 16861279U JP S5919394 Y2 JPS5919394 Y2 JP S5919394Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic core
- annular magnetic
- transformer
- winding
- tape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は環状磁芯を用いた変成器の改良に関する。
一般に通信用の変成器に用いられる磁芯はその形状から
棒状、EE形、EI形、壷形、環状形等に大別される。
棒状、EE形、EI形、壷形、環状形等に大別される。
このうち環状磁芯は磁路にギャップがないので同じ誘導
量を得るには巻線長が短がくてすむという長所があり、
そのため高周波帯域ではしばしば用いられている。
量を得るには巻線長が短がくてすむという長所があり、
そのため高周波帯域ではしばしば用いられている。
第1図はこの環状磁芯1を用いて巻線2を施した変成器
の斜視図、第2図はその回路図を示したもので゛ある。
の斜視図、第2図はその回路図を示したもので゛ある。
ところが通常環状磁芯は巻線に際し磁芯に直接巻線を施
すため、磁芯に巻線の位置決めになるものがなく、また
内周と外周に長さの差があることから巻線は外側の広が
った扇形になるため、第1図のa部の如く巻線2の間隔
が広くなったりb部の如く狭くなったりする欠点がある
。
すため、磁芯に巻線の位置決めになるものがなく、また
内周と外周に長さの差があることから巻線は外側の広が
った扇形になるため、第1図のa部の如く巻線2の間隔
が広くなったりb部の如く狭くなったりする欠点がある
。
特に環状磁芯がしばしば用いられる高周波帯域では僅か
の巻線位置の違いから起る浮遊容量の差、あるいは洩れ
磁束の差が特性に大きく影響を与え製品の歩留り悪化の
原因となり、また製品価格を高価なものにしている。
の巻線位置の違いから起る浮遊容量の差、あるいは洩れ
磁束の差が特性に大きく影響を与え製品の歩留り悪化の
原因となり、また製品価格を高価なものにしている。
そのため第3図に示す如く磁芯1に予め巻線すべき位置
に溝3を形威しておき、この溝3に沿って巻線すること
により製品のバラツキを小さくする方法も考えられてい
る。
に溝3を形威しておき、この溝3に沿って巻線すること
により製品のバラツキを小さくする方法も考えられてい
る。
しかしこの方法も同一径の磁芯に対して巻数の異なる種
類の数だけ磁芯を用意しなければならず、磁芯が多品種
小量となり高価となる欠点がある。
類の数だけ磁芯を用意しなければならず、磁芯が多品種
小量となり高価となる欠点がある。
また小さな外径の環状磁芯では溝加工が困難である。
本考案はこの欠点を改良するために案出されたものであ
る。
る。
このため本考案の環状磁芯を用いた変成器においては、
環状磁芯の厚さより幅の広い絶縁物のテープの両側に一
定のピッチで切り欠き部を形威し、該テープを前記環状
磁芯の外周に巻着し、該テープの切り欠き部を案内とし
て磁芯に巻線を施して威ることを特徴とするものである
。
環状磁芯の厚さより幅の広い絶縁物のテープの両側に一
定のピッチで切り欠き部を形威し、該テープを前記環状
磁芯の外周に巻着し、該テープの切り欠き部を案内とし
て磁芯に巻線を施して威ることを特徴とするものである
。
以下添付図面に基づいて本考案の実施例につき詳細に説
明する。
明する。
第4図に実施例の斜視図を示す。
図において符号1は環状磁芯、2は巻線であり、4は本
考案の要点であるテープである。
考案の要点であるテープである。
このテープは高周波損失の少い、例えばスチロール系樹
脂あるいは弗素樹脂等を用いて薄い帯状となし、その輻
は使用する環状磁芯の厚さよりも大とし、その両側に第
5図の展開図に示す如く一定のピッチで切り欠き部5を
形成したものである。
脂あるいは弗素樹脂等を用いて薄い帯状となし、その輻
は使用する環状磁芯の厚さよりも大とし、その両側に第
5図の展開図に示す如く一定のピッチで切り欠き部5を
形成したものである。
本実施例の変成器はこのテープ4を第4図に示す如く環
状磁芯1の外周に巻き接着材により接着し、テープ4の
切り欠き部5を案内として巻線2を巻回したものである
。
状磁芯1の外周に巻き接着材により接着し、テープ4の
切り欠き部5を案内として巻線2を巻回したものである
。
なおテープ4の切り欠き部5の幅Wは線材の直径に等し
くしておくと良く、また切り欠き部の形状は必ずしも角
形である必要はなくのこぎり形あるいは正弦波形等でも
良い。
くしておくと良く、また切り欠き部の形状は必ずしも角
形である必要はなくのこぎり形あるいは正弦波形等でも
良い。
このように形成された本実施例は巻線位置が絶縁テープ
の切り欠き部によって位置決めされるため特性のバラツ
キは減少し、また巻線作業が容易となる。
の切り欠き部によって位置決めされるため特性のバラツ
キは減少し、また巻線作業が容易となる。
以上説明した如く本考案の環状磁芯を用いた変成器は巻
線位置決め用テープを用いることにより、巻線作業工数
の低減で安価となり、また特性のバラツキの低減により
品質の向上を可能としたものである。
線位置決め用テープを用いることにより、巻線作業工数
の低減で安価となり、また特性のバラツキの低減により
品質の向上を可能としたものである。
第1図は環状磁芯を用いた従来の変成器の斜視図、第2
図はその回路図、第3図は特性のバラツキ防止構造の1
例の斜視図、第4図は本考案にかかる実施例の環状磁芯
を用いた変成器の斜視図、第5図は本考案の変成器に用
いる絶縁テープの展開図で゛ある。 1・・・・・・環状磁芯、2・・・・・・巻線、4・・
・・・・絶縁物のテープ、5・・・・・・切り欠き部。
図はその回路図、第3図は特性のバラツキ防止構造の1
例の斜視図、第4図は本考案にかかる実施例の環状磁芯
を用いた変成器の斜視図、第5図は本考案の変成器に用
いる絶縁テープの展開図で゛ある。 1・・・・・・環状磁芯、2・・・・・・巻線、4・・
・・・・絶縁物のテープ、5・・・・・・切り欠き部。
Claims (1)
- 環状磁芯の厚さより幅の広い絶縁物のテープの両側に一
定のピッチで切り欠き部を形威し、該テープを前記環状
磁芯の外周に巻着し、該テープの切り欠き部を案内とし
て磁芯に巻線を施して成る環状磁芯を用いた変成器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16861279U JPS5919394Y2 (ja) | 1979-12-07 | 1979-12-07 | 環状磁芯を用いた変成器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16861279U JPS5919394Y2 (ja) | 1979-12-07 | 1979-12-07 | 環状磁芯を用いた変成器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5685917U JPS5685917U (ja) | 1981-07-10 |
JPS5919394Y2 true JPS5919394Y2 (ja) | 1984-06-05 |
Family
ID=29679441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16861279U Expired JPS5919394Y2 (ja) | 1979-12-07 | 1979-12-07 | 環状磁芯を用いた変成器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919394Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4407692B2 (ja) | 2006-12-14 | 2010-02-03 | Tdk株式会社 | コイル部品 |
JP6341684B2 (ja) * | 2014-02-19 | 2018-06-13 | 住友重機械工業株式会社 | 高周波トランス |
-
1979
- 1979-12-07 JP JP16861279U patent/JPS5919394Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5685917U (ja) | 1981-07-10 |
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