JPH06325959A - インダクタ及びラインフィルタ - Google Patents

インダクタ及びラインフィルタ

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JPH06325959A
JPH06325959A JP5114956A JP11495693A JPH06325959A JP H06325959 A JPH06325959 A JP H06325959A JP 5114956 A JP5114956 A JP 5114956A JP 11495693 A JP11495693 A JP 11495693A JP H06325959 A JPH06325959 A JP H06325959A
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coil
shaped
inductor
central axis
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JP5114956A
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Mitsuyoshi Kouchi
三善 古内
Masayuki Takahashi
真幸 高橋
Kimiki Harada
公樹 原田
Atsushi Kawamura
篤志 川村
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 形状、寸法、特性等のバラツキを減少させる
ことのできるインダクタを提供すること。 【構成】 インダクタを構成する巻線として、平角線1
0を所定回数だけ中心軸方向に重ねて巻回して第1のコ
イル3Aとし、かつ同じ平角線を該第1のコイルの外周
に隣接するように所定回数だけ中心軸方向に重ねて巻回
して前記第1のコイルに連続する第2のコイル3Bとし
た連続型のめがね状コイル3を用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインダクタ及びラインフ
ィルタの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2個のU型コア又はU型コアとI
型コアを組合せて巻線を施してなるインダクタは、あら
かじめ必要相数に仕切られた部分に丸線を手加工により
巻線として施し、樹脂等のモールドにより固定してい
た。
【0003】一方、ラインフィルタは上記のように製作
したモールド前のインダクタを必要相数分の個数だけ組
合わせ、これを樹脂等のモールドにより固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】その為、インダクタ及
びラインフィルタ共に製作に多大な時間を費やし、加え
て形状、寸法、特性(浮遊容量)等のバラツキも多く、
信頼性及び製作効率を悪くしてしまう欠点があった。
【0005】本発明は、これらの欠点を除去するために
自動機械により製作可能なめがね状コイルを使用し、こ
れによって形状、寸法、特性等のバラツキを減少させる
ことのできるインダクタ及びラインフィルタを提供する
ことを目的とする。
【0006】本発明はまた、樹脂による固定工程を削除
できるようにして信頼性、作業性の向上を図ることので
きるインダクタ及びラインフィルタを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、2個のU型コ
ア又はU型コアとI型コアを組合せて巻線を施してなる
インダクタにおいて、前記巻線として、平角線を所定回
数だけ中心軸方向に重ねて巻回して第1のコイルとし、
かつ同じ平角線を該第1のコイルの外周に隣接するよう
に所定回数だけ中心軸方向に重ねて巻回して前記第1の
コイルに連続する第2のコイルとした連続型のめがね状
コイルを用いたことを特徴とする。
【0008】本発明によればまた、2個のU型コア又は
U型コアとI型コアを組合せて2組以上の巻線を施して
なるラインフィルタであって、前記各組の巻線として、
平角線を所定回数だけ中心軸方向に重ねて巻回して第1
のコイルとし、かつ同じ平角線を該第1のコイルの外周
に隣接するように所定回数だけ中心軸方向に重ねて巻回
して前記第1のコイルに連続する第2のコイルとした連
続型のめがね状コイルを2組以上組合わせて用いたこと
を特徴とするラインフィルタが得られる。
【0009】
【作用】本発明においては、インダクタについて言え
ば、めがね状コイルを自動機械にて製作するので、形
状、寸法、特性等のバラツキが減少する。一方、めがね
状コイルは、絶縁性樹脂で製作された仕切り、コア収納
用の筒等により、絶縁性樹脂によるインダクタ固定台に
固定されるので、樹脂による固定工程無しで容易かつ確
実に固定作業を行うことができる。
【0010】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。図1において、本発明によるインダクタ
は、U型コアの2本の脚部のそれぞれを収容可能な2つ
の絶縁性の筒1、2つの筒1を挿通可能な2つの孔を有
する2枚の絶縁性の仕切り2、自動機械巻きで製作され
ためがね状コイル3、2つのU型コアの組合わせで閉磁
路を形成しているコア4、2枚の絶縁性のコア押え金具
5(一方のみ図示)、絶縁性の固定台6とから成り、固
定台6には仕切り2を支持するための溝7とコア押え金
具5を支持するための溝8が設けられている。
【0011】めがね状コイル3は、図2に示すように、
平角線10を縦方向(狭幅面が内外径側になる)に整列
して所定回数だけ中心軸方向に巻回して第1のコイル3
Aとし、かつ同じ平角線10をそのまま今度は第1のコ
イル3Aの外周に隣接するように所定回数だけ前記中心
軸方向と反対方向かつ逆回りに巻回して第1のコイル3
Aに連続する第2のコイル3Bとしたコイルであり、自
動機械にて製作される。なお、図2(b)は図2(a)
のA−A線による断面図である。
【0012】上記各構成要素は、仕切り2、めがね状コ
イル3、仕切り2の順に配列した組合わせ体に、2つの
仕切り2の間の寸法より大き目の長さを有する筒1を挿
通し、筒1にはその両側から2つのU型コアを突き合わ
せるように挿入する。次に、仕切り2を固定台6の溝7
に押し込んで仕切り2とめがね状コイル3との組合わせ
体を固定台6上に固定する。更に、コア押え金具5を固
定台6の溝8に取付けると共にねじ止め固定し、2つの
コア押え金具5で仕切り2から突出しているコア4を両
側から挟むようにして保持することにより、コア4を固
定してインダクタを形成する。なお、めがね状コイル3
の2つのコイル端は、このコイル端を接続可能な端子を
有する2枚の保持板(図示せず)を固定台6に立設する
ことにより、外部への引き出しを可能にすることができ
る。
【0013】図3は本発明によるラインフィルタの実施
例(2相用)を示す図であり、図1で説明しためがね状
コイル3を2つ組合わせて構成される。すなわち、仕切
り2、めがね状コイル3、仕切り2、めがね状コイル
3、仕切り2の順に配列した組合わせ体にこれらの組合
わせ体よりやや長めの筒1を挿通し、筒1にはその両側
から2つのU型コアを突き合わせるように挿入する。次
に、仕切り2を固定台6の溝7に押し込んで仕切り2と
めがね状コイル3との組合わせ体を固定台6上に固定す
る。更に、コア押え金具5を固定台6の溝8に取付け、
2つのコア押え金具5で仕切り2から突出しているコア
4を両側から挟むようにして保持することにより、コア
4を固定してラインフィルタを形成する。
【0014】なお、図1、図3共に、コア4を2つのU
型コアで構成しているが、U型コアとI型コアあるいは
その他の組合わせでも良いことは言うまでも無い。ま
た、インダクタ及びラインフィルタ共に、めがね状コイ
ルの数は必要相数に応じた数だけ用いられることも当然
である。
【0015】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、仕切り
とめがね状コイルとの組合せにより容易に相数を決定し
てこれらを固定台上に固定することができる。また、め
がね状コイルを自動機械巻きで形成できるため形状、寸
法、特性(浮遊容量)等に大きな変化が無く、信頼性を
向上することができる。また、樹脂等による固定を必要
とせず、インダクタ、及びラインフィルタのいずれの場
合でも組込みのみで固定できるので作業性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインダクタの構造を示す図であ
る。
【図2】本発明に使用されるめがね状コイルを示す図で
ある。
【図3】本発明によるラインフィルタの構造を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 絶縁性の筒 2 絶縁性の仕切り 3 めがね状コイル 3A 第1のコイル 3B 第2のコイル 4 コア 5 コア押え金具 6 固定台 7、8 溝 10 平角線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 篤志 宮城県仙台市太白区太子堂21番1号 株式 会社トーキン内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個のU型コア又はU型コアとI型コア
    を組合せて巻線を施してなるインダクタにおいて、前記
    巻線として、平角線を所定回数だけ中心軸方向に重ねて
    巻回して第1のコイルとし、かつ同じ平角線を該第1の
    コイルの外周に隣接するように所定回数だけ中心軸方向
    に重ねて巻回して前記第1のコイルに連続する第2のコ
    イルとした連続型のめがね状コイルを用いたことを特徴
    とするインダクタ。
  2. 【請求項2】 2個のU型コア又はU型コアとI型コア
    を組合せて2組以上の巻線を施してなるラインフィルタ
    において、前記各組の巻線として、平角線を所定回数だ
    け中心軸方向に重ねて巻回して第1のコイルとし、かつ
    同じ平角線を該第1のコイルの外周に隣接するように所
    定回数だけ中心軸方向に重ねて巻回して前記第1のコイ
    ルに連続する第2のコイルとした連続型のめがね状コイ
    ルを2組以上組合わせて用いたことを特徴とするライン
    フィルタ。
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