JP3654302B2 - インダクタ及びラインフィルタ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はインダクタ及びラインフィルタの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、2個のU型コア又はU型コアとI型コアを組合せて巻線を施してなるインダクタは、あらかじめ必要相数に仕切られた部分に丸線を手加工により巻線として施し、樹脂等のモールドにより固定していた。
【0003】
一方、ラインフィルタは上記のように製作したモールド前のインダクタを必要相数分の個数だけ組合わせ、これを樹脂等のモールドにより固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
その為、インダクタ及びラインフィルタ共に製作に多大な時間を費やし、加えて形状、寸法、特性(浮遊容量)等のバラツキも多く、信頼性及び製作効率を悪くしてしまう欠点があった。
【0005】
本発明は、これらの欠点を除去するために自動機械により製作可能なめがね状コイルを使用し、これによって形状、寸法、特性等のバラツキを減少させることのできるインダクタ及びラインフィルタを提供することを目的とする。
【0006】
本発明はまた、樹脂による固定工程を削除できるようにして信頼性、作業性の向上を図ることのできるインダクタ及びラインフィルタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、2個のU型コア又はU型コアとI型コアを閉磁路を形成するように組合せて巻線を施してなるインダクタにおいて、前記巻線として、平角線を所定回数だけ中心軸方向に重ねて巻回して第1のコイルとし、かつ同じ平角線を該第1のコイルの外周に隣接するように所定回数だけ中心軸方向に重ねて巻回して前記第1のコイルに連続する第2のコイルとした連続型のめがね状コイルを用い、前記2個のU型コアの組合わせの場合は各U型コアの2本の脚部がそれぞれ互いに突き合わされて挿入される一方、前記U型コアとI型コアの組合わせの場合には当該U型コアの2本の脚部がそれぞれ挿入され、前記第1、第2のコイルに挿通されている2つの絶縁性の筒と、前記めがね状コイルの中心軸方向の両側にあって前記2つの筒が挿通されている2枚の絶縁性の仕切りと、前記2枚の仕切りのそれぞれを支持するための溝を有して、該溝で前記仕切りの下部固定することにより前記仕切りと前記めがね状コイルとの組合わせ体を固定している絶縁性の固定台と、記2枚の仕切りのそれぞれから突出しているコアを両側から挟むようにして保持するために前記固定台に下部を固定された2枚のコア押え金具とを備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明によればまた、2個のU型コア又はU型コアとI型コアを閉磁路を形成するように組合せて2組以上の巻線を施してなるラインフィルタにおいて、前記各組の巻線として、平角線を所定回数だけ中心軸方向に重ねて巻回して第1のコイルとし、かつ同じ平角線を該第1のコイルの外周に隣接するように所定回数だけ中心軸方向に重ねて巻回して前記第1のコイルに連続する第2のコイルとした連続型のめがね状コイルを2組以上、中心軸方向に組合わせて用い、前記2個のU型コアの組合わせの場合は各U型コアの2本の脚部がそれぞれ互いに突き合わされて挿入される一方、前記U型コアとI型コアの組合わせの場合には当該U型コアの2本の脚部がそれぞれ挿入され、前記2組以上の前記第1、第2のコイルのそれぞれに挿通されている2つの絶縁性の筒と、前記2組以上のめがね状コイルの中心軸方向の両側及び各組のめがね状コイルの間にあって前記2つの筒が挿通されている複数枚の絶縁性の仕切りと、前記複数枚の仕切りのそれぞれを支持するための溝を有して、該溝で前記仕切りの下部固定することにより前記仕切りと前記2組以上のめがね状コイルとの組合わせ体を固定している絶縁性の固定台と、記複数枚の仕切りのうちの両側の2枚の仕切りのそれぞれから突出しているコアを両側から挟むようにして保持するために前記固定台に下部を固定された2枚のコア押え金具とを備えたことを特徴とするラインフィルタが得られる。
【0009】
【作用】
本発明においては、インダクタについて言えば、めがね状コイルを自動機械にて製作するので、形状、寸法、特性等のバラツキが減少する。一方、めがね状コイルは、絶縁性樹脂で製作された仕切り、コア収納用の筒等により、絶縁性樹脂によるインダクタ固定台に固定されるので、樹脂による固定工程無しで容易かつ確実に固定作業を行うことができる。
【0010】
【実施例】
以下に、図面を参照して本発明の実施例について説明する。図1において、本発明によるインダクタは、U型コアの2本の脚部のそれぞれを収容可能な2つの絶縁性の筒1、2つの筒1を挿通可能な2つの孔を有する2枚の絶縁性の仕切り2、自動機械巻きで製作されためがね状コイル3、2つのU型コアの組合わせで閉磁路を形成しているコア4、2枚の絶縁性のコア押え金具5(一方のみ図示)、絶縁性の固定台6とから成り、固定台6には仕切り2を支持するための溝7とコア押え金具5を支持するための溝8が設けられている。
【0011】
めがね状コイル3は、図2に示すように、平角線10を縦方向(狭幅面が内外径側になる)に整列して所定回数だけ中心軸方向に巻回して第1のコイル3Aとし、かつ同じ平角線10をそのまま今度は第1のコイル3Aの外周に隣接するように所定回数だけ前記中心軸方向と反対方向かつ逆回りに巻回して第1のコイル3Aに連続する第2のコイル3Bとしたコイルであり、自動機械にて製作される。なお、図2(b)は図2(a)のA−A線による断面図である。
【0012】
上記各構成要素は、仕切り2、めがね状コイル3、仕切り2の順に配列した組合わせ体に、2つの仕切り2の間の寸法より大き目の長さを有する筒1を挿通し、筒1にはその両側から2つのU型コアを突き合わせるように挿入する。次に、仕切り2を固定台6の溝7に押し込んで仕切り2とめがね状コイル3との組合わせ体を固定台6上に固定する。更に、コア押え金具5を固定台6の溝8に取付けると共にねじ止め固定し、2つのコア押え金具5で仕切り2から突出しているコア4を両側から挟むようにして保持することにより、コア4を固定してインダクタを形成する。なお、めがね状コイル3の2つのコイル端は、このコイル端を接続可能な端子を有する2枚の保持板(図示せず)を固定台6に立設することにより、外部への引き出しを可能にすることができる。
【0013】
図3は本発明によるラインフィルタの実施例(2相用)を示す図であり、図1で説明しためがね状コイル3を2つ組合わせて構成される。すなわち、仕切り2、めがね状コイル3、仕切り2、めがね状コイル3、仕切り2の順に配列した組合わせ体にこれらの組合わせ体よりやや長めの筒1を挿通し、筒1にはその両側から2つのU型コアを突き合わせるように挿入する。次に、仕切り2を固定台6の溝7に押し込んで仕切り2とめがね状コイル3との組合わせ体を固定台6上に固定する。更に、コア押え金具5を固定台6の溝8に取付け、2つのコア押え金具5で仕切り2から突出しているコア4を両側から挟むようにして保持することにより、コア4を固定してラインフィルタを形成する。
【0014】
なお、図1、図3共に、コア4を2つのU型コアで構成しているが、U型コアとI型コアあるいはその他の組合わせでも良いことは言うまでも無い。また、インダクタ及びラインフィルタ共に、めがね状コイルの数は必要相数に応じた数だけ用いられることも当然である。
【0015】
【発明の効果】
以上述べた様に本発明によれば、仕切りとめがね状コイルとの組合せにより容易に相数を決定してこれらを固定台上に固定することができる。また、めがね状コイルを自動機械巻きで形成できるため形状、寸法、特性(浮遊容量)等に大きな変化が無く、信頼性を向上することができる。また、樹脂等による固定を必要とせず、インダクタ、及びラインフィルタのいずれの場合でも組込みのみで固定できるので作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインダクタの構造を示す図である。
【図2】本発明に使用されるめがね状コイルを示す図である。
【図3】本発明によるラインフィルタの構造を示す図である。
【符号の説明】
1 絶縁性の筒
2 絶縁性の仕切り
3 めがね状コイル
3A 第1のコイル
3B 第2のコイル
4 コア
5 コア押え金具
6 固定台
7、8 溝
10 平角線

Claims (2)

  1. 2個のU型コア又はU型コアとI型コアを閉磁路を形成するように組合せて巻線を施してなるインダクタにおいて、
    前記巻線として、平角線を所定回数だけ中心軸方向に重ねて巻回して第1のコイルとし、かつ同じ平角線を該第1のコイルの外周に隣接するように所定回数だけ中心軸方向に重ねて巻回して前記第1のコイルに連続する第2のコイルとした連続型のめがね状コイルを用い、
    前記2個のU型コアの組合わせの場合は各U型コアの2本の脚部がそれぞれ互いに突き合わされて挿入される一方、前記U型コアとI型コアの組合わせの場合には当該U型コアの2本の脚部がそれぞれ挿入され、前記第1、第2のコイルに挿通されている2つの絶縁性の筒と、
    前記めがね状コイルの中心軸方向の両側にあって前記2つの筒が挿通されている2枚の絶縁性の仕切りと、
    前記2枚の仕切りのそれぞれを支持するための溝を有して、該溝で前記仕切りの下部固定することにより前記仕切りと前記めがね状コイルとの組合わせ体を固定している絶縁性の固定台と、
    記2枚の仕切りのそれぞれから突出しているコアを両側から挟むようにして保持するために前記固定台に下部を固定された2枚のコア押え金具とを備えたことを特徴とするインダクタ。
  2. 2個のU型コア又はU型コアとI型コアを閉磁路を形成するように組合せて2組以上の巻線を施してなるラインフィルタにおいて、
    前記各組の巻線として、平角線を所定回数だけ中心軸方向に重ねて巻回して第1のコイルとし、かつ同じ平角線を該第1のコイルの外周に隣接するように所定回数だけ中心軸方向に重ねて巻回して前記第1のコイルに連続する第2のコイルとした連続型のめがね状コイルを2組以上、中心軸方向に組合わせて用い、
    前記2個のU型コアの組合わせの場合は各U型コアの2本の脚部がそれぞれ互いに突き合わされて挿入される一方、前記U型コアとI型コアの組合わせの場合には当該U型コアの2本の脚部がそれぞれ挿入され、前記2組以上の前記第1、第2のコイルのそれぞれに挿通されている2つの絶縁性の筒と、
    前記2組以上のめがね状コイルの中心軸方向の両側及び各組のめがね状コイルの間にあって前記2つの筒が挿通されている複数枚の絶縁性の仕切りと、
    前記複数枚の仕切りのそれぞれを支持するための溝を有して、該溝で前記仕切りの下部固定することにより前記仕切りと前記2組以上のめがね状コイルとの組合わせ体を固定している絶縁性の固定台と、
    記複数枚の仕切りのうちの両側の2枚の仕切りのそれぞれから突出しているコアを両側から挟むようにして保持するために前記固定台に下部を固定された2枚のコア押え金具とを備えたことを特徴とするラインフィルタ。
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