JPH04326958A - 塗料供給装置 - Google Patents
塗料供給装置Info
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- JPH04326958A JPH04326958A JP9654091A JP9654091A JPH04326958A JP H04326958 A JPH04326958 A JP H04326958A JP 9654091 A JP9654091 A JP 9654091A JP 9654091 A JP9654091 A JP 9654091A JP H04326958 A JPH04326958 A JP H04326958A
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Landscapes
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- Spray Control Apparatus (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色替え装置,塗料配管
,塗料用ギヤポンプ等を含み形成された塗料供給装置に
関する。
,塗料用ギヤポンプ等を含み形成された塗料供給装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、塗料用ギヤポンプ20を用いた
塗料供給装置の一般的構成を示す。同図において、10
は色替え装置で、マニホールド11にX(例えば赤)色
用カラーチェンジバルブCVx,Y(例えば白)色用カ
ラーチェンジバルブCVy,エアーチェンジバルブCV
a,洗浄液チェンジバルブCVwを取り付けてなる。2
0は塗料用ギヤポンプで、上流側は塗料配管13で色替
え装置10と接続され、かつ下流側は塗料配管14で供
給先(スプレーガン)100に接続されている。ギヤポ
ンプ20は、いわゆるエアオペレーション型に対して定
量的精度が高い。これを塗料供給系に採用する例として
は、特開昭57−165685号,実開昭60−178
381号公報が挙げられる。また、エアーチェンジバル
ブCVaには圧搾空気源12が接続され、洗浄液チェン
ジバルブCVwには配管32を介して塗料洗浄液の供給
源31が接続されている。
塗料供給装置の一般的構成を示す。同図において、10
は色替え装置で、マニホールド11にX(例えば赤)色
用カラーチェンジバルブCVx,Y(例えば白)色用カ
ラーチェンジバルブCVy,エアーチェンジバルブCV
a,洗浄液チェンジバルブCVwを取り付けてなる。2
0は塗料用ギヤポンプで、上流側は塗料配管13で色替
え装置10と接続され、かつ下流側は塗料配管14で供
給先(スプレーガン)100に接続されている。ギヤポ
ンプ20は、いわゆるエアオペレーション型に対して定
量的精度が高い。これを塗料供給系に採用する例として
は、特開昭57−165685号,実開昭60−178
381号公報が挙げられる。また、エアーチェンジバル
ブCVaには圧搾空気源12が接続され、洗浄液チェン
ジバルブCVwには配管32を介して塗料洗浄液の供給
源31が接続されている。
【0003】かかる塗料供給装置では、色替え装置10
のX色用チェンジバルブCVxとエアーチェンジバルブ
CVaを開放すれば、X色塗料が塗料配管13を通して
ギヤポンプ20に送られる。ここに、駆動軸22を回動
させれば、両ギヤ23,26(従動軸25)の協働によ
り、X色塗料を塗料配管14を通してスプレーガン10
0に定量づつ供給できる。
のX色用チェンジバルブCVxとエアーチェンジバルブ
CVaを開放すれば、X色塗料が塗料配管13を通して
ギヤポンプ20に送られる。ここに、駆動軸22を回動
させれば、両ギヤ23,26(従動軸25)の協働によ
り、X色塗料を塗料配管14を通してスプレーガン10
0に定量づつ供給できる。
【0004】次に、Y色塗料に切替えるには、両チェン
ジバルブCVx,CVaを閉鎖し、洗浄液チェンジバル
ブCVwを開放する。すると、供給源31から圧力P(
例えば1〜5kg/cm2 g)の塗料洗浄液(例えば
、シンナー)がマニホールド11内に噴入される。つま
り、塗料供給系〔11,13,20(23,26),1
4〕を洗浄し、前に使用したX色塗料を洗浄払拭できる
。図4中の30は塗料供給系の洗浄系を示す。その後、
先と同じようにY色用チェンジバルブCVyとエアーチ
ェンジバルブCVaとを開放すれば、Y色塗料をスプレ
ーガン100に供給することができる。
ジバルブCVx,CVaを閉鎖し、洗浄液チェンジバル
ブCVwを開放する。すると、供給源31から圧力P(
例えば1〜5kg/cm2 g)の塗料洗浄液(例えば
、シンナー)がマニホールド11内に噴入される。つま
り、塗料供給系〔11,13,20(23,26),1
4〕を洗浄し、前に使用したX色塗料を洗浄払拭できる
。図4中の30は塗料供給系の洗浄系を示す。その後、
先と同じようにY色用チェンジバルブCVyとエアーチ
ェンジバルブCVaとを開放すれば、Y色塗料をスプレ
ーガン100に供給することができる。
【0005】ところで、上記洗浄工程は、迅速かつ前使
用塗料(X色)が残らないように完全に行わなければな
らない。ここに、従来は、洗浄時にはギヤポンプ20を
通常の塗料供給運転時の回転速度よりも高速回転させ、
かつバイパス配管34とバイパス弁33とを設けて、塗
料配管13,14に多量の洗浄液を流通させることによ
り、迅速洗浄を図っている。一方、完全性つまり残色を
一掃するために、ギヤポンプ20の特にギヤ23,26
の側面に付着した前色(上記場合にはX色)塗料をも洗
浄するものとしている。このために、ギヤポンプ20の
駆動軸22内を通し洗浄液を注入するギヤ洗浄系40を
設けている。
用塗料(X色)が残らないように完全に行わなければな
らない。ここに、従来は、洗浄時にはギヤポンプ20を
通常の塗料供給運転時の回転速度よりも高速回転させ、
かつバイパス配管34とバイパス弁33とを設けて、塗
料配管13,14に多量の洗浄液を流通させることによ
り、迅速洗浄を図っている。一方、完全性つまり残色を
一掃するために、ギヤポンプ20の特にギヤ23,26
の側面に付着した前色(上記場合にはX色)塗料をも洗
浄するものとしている。このために、ギヤポンプ20の
駆動軸22内を通し洗浄液を注入するギヤ洗浄系40を
設けている。
【0006】すなわち、図5に示すように、ギヤポンプ
20の駆動軸22に注入流路41(分岐細孔41a)、
従動軸25に戻り流路43(分岐細孔43a)を設け、
両者41,43をケーシング21内の連通流路42で連
通させている。そして、注入流路41には、図4に示す
ように、洗浄弁46を有する配管45,47を連結して
いる。また、戻り流路43には外部へ排出させる配管4
9が接続されている。この洗浄液の供給源は、設備経済
,取扱性の観点から、塗料供給系(11,13,20,
14)の洗浄液の上記供給源31を共用するよう構築す
るのが一般的である。
20の駆動軸22に注入流路41(分岐細孔41a)、
従動軸25に戻り流路43(分岐細孔43a)を設け、
両者41,43をケーシング21内の連通流路42で連
通させている。そして、注入流路41には、図4に示す
ように、洗浄弁46を有する配管45,47を連結して
いる。また、戻り流路43には外部へ排出させる配管4
9が接続されている。この洗浄液の供給源は、設備経済
,取扱性の観点から、塗料供給系(11,13,20,
14)の洗浄液の上記供給源31を共用するよう構築す
るのが一般的である。
【0007】かくして、色替え(X色→Y色)間に、洗
浄弁46を開放すれば、配管45,47を介して供給源
31から供給された洗浄液は、駆動軸22の注入流路4
1,分岐細孔41aを通しギヤ23,26の側面等に付
着した前色塗料を払拭しつつ分岐細孔43a,戻り流路
43を通して外部に排出される。但し、一部は、ギヤポ
ンプ20のギヤ23,26の歯部および吐出部28を通
して、下流側塗料配管14に排出される。このように、
各洗浄系30,40を用いて、ギヤポンプ20を通常よ
りも高速回転しつつ塗料供給系(11,13,20,1
4)を迅速洗浄し、かつギヤ23、26の側面等に付着
した塗料をも完全洗浄している。
浄弁46を開放すれば、配管45,47を介して供給源
31から供給された洗浄液は、駆動軸22の注入流路4
1,分岐細孔41aを通しギヤ23,26の側面等に付
着した前色塗料を払拭しつつ分岐細孔43a,戻り流路
43を通して外部に排出される。但し、一部は、ギヤポ
ンプ20のギヤ23,26の歯部および吐出部28を通
して、下流側塗料配管14に排出される。このように、
各洗浄系30,40を用いて、ギヤポンプ20を通常よ
りも高速回転しつつ塗料供給系(11,13,20,1
4)を迅速洗浄し、かつギヤ23、26の側面等に付着
した塗料をも完全洗浄している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる高速
かつ完全洗浄の策を施しても、過剰設備とすることなく
、かつ切替後にいささかの残色も許容し難いという運用
の実際を満足しつつ、色替えを一層高速に、すなわち例
えば10〜20sec以内で迅速に行いたいという今日
的要請を満すことができない。
かつ完全洗浄の策を施しても、過剰設備とすることなく
、かつ切替後にいささかの残色も許容し難いという運用
の実際を満足しつつ、色替えを一層高速に、すなわち例
えば10〜20sec以内で迅速に行いたいという今日
的要請を満すことができない。
【0009】ここに、上記両公報等において提案されて
いる通り、エアオペレーション型に対し高精度定量供給
という優位性を持ちつつも、ギヤポンプ20を採用した
塗料供給装置が普及拡大されていない原因となっている
のが実状である。
いる通り、エアオペレーション型に対し高精度定量供給
という優位性を持ちつつも、ギヤポンプ20を採用した
塗料供給装置が普及拡大されていない原因となっている
のが実状である。
【0010】本発明の目的は、塗料供給系とギヤ側面等
との洗浄を迅速に行い残色無く高速で色替えを行える塗
料供給装置を提供することにある。
との洗浄を迅速に行い残色無く高速で色替えを行える塗
料供給装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、塗料供給系(
11,13,20,14)の洗浄迅速化達成に最も有効
な策を施す程に、すなわちギヤポンプ20の洗浄運転時
回転速度を塗料供給運転時回転速度よりも一段と高める
程に、色替え後の塗料色にその品質許容範囲を越る残色
(切替前塗料)が混在する確率が増大する傾向にあると
いう事実確認、並びにその原因が塗料供給系の構造にあ
ることつまり塗料配管14が細管のところギヤポンプ2
0を高速回転すると、その吐出圧Pbが図6に示す如く
、上流側圧力P(例えば、1〜5kg/cm2 g)に
比較して非常に高いピーク圧力Pp(例えば、5〜20
kg/cm2 g)に急激に立上る結果、塗料分を含む
汚れた洗浄液がケーシング内ギヤ側面等を通し駆動軸2
2(注入流路41)側に逆流する。すなわち、注入流路
41等を汚染するのみならず、ギヤポンプ20の吐出圧
(背圧)Pbが、起動後例えば3〜7sec(tp)で
ピーク圧Ppとなり、その後通常的圧力Pに戻った後で
、かつその汚れた洗浄液を塗料配管14側に排出した後
でないとギヤ側面23S,26Sの洗浄が実質的に行わ
れないという試験研究結果、に基づき駆動軸22内(注
入流路41)への洗浄液の注入圧力を一時的にギヤポン
プ20の吐出圧Pbよりも高くすることによりその逆流
を防止する構成とし、前記目的を達成するものである。
11,13,20,14)の洗浄迅速化達成に最も有効
な策を施す程に、すなわちギヤポンプ20の洗浄運転時
回転速度を塗料供給運転時回転速度よりも一段と高める
程に、色替え後の塗料色にその品質許容範囲を越る残色
(切替前塗料)が混在する確率が増大する傾向にあると
いう事実確認、並びにその原因が塗料供給系の構造にあ
ることつまり塗料配管14が細管のところギヤポンプ2
0を高速回転すると、その吐出圧Pbが図6に示す如く
、上流側圧力P(例えば、1〜5kg/cm2 g)に
比較して非常に高いピーク圧力Pp(例えば、5〜20
kg/cm2 g)に急激に立上る結果、塗料分を含む
汚れた洗浄液がケーシング内ギヤ側面等を通し駆動軸2
2(注入流路41)側に逆流する。すなわち、注入流路
41等を汚染するのみならず、ギヤポンプ20の吐出圧
(背圧)Pbが、起動後例えば3〜7sec(tp)で
ピーク圧Ppとなり、その後通常的圧力Pに戻った後で
、かつその汚れた洗浄液を塗料配管14側に排出した後
でないとギヤ側面23S,26Sの洗浄が実質的に行わ
れないという試験研究結果、に基づき駆動軸22内(注
入流路41)への洗浄液の注入圧力を一時的にギヤポン
プ20の吐出圧Pbよりも高くすることによりその逆流
を防止する構成とし、前記目的を達成するものである。
【0012】すなわち、色替え装置と塗料配管と塗料用
のギヤポンプとを含み構成され、色替え間に高速回転さ
せたギヤポンプに色替え装置側から塗料洗浄液を供給し
て塗料供給系を洗浄可能、かつ駆動軸内を通して塗料洗
浄液を注入しつつギヤポンプ内のギヤ側面を洗浄可能に
形成された塗料供給装置において、前記駆動軸と塗料洗
浄液の供給源との間に洗浄液増圧手段を配設し、かつ洗
浄開始時からギヤポンプの吐出圧がピーク圧力に到達す
る迄の間に洗浄液増圧手段を増圧起動開始させる駆動制
御手段を設けたことを特徴とする。
のギヤポンプとを含み構成され、色替え間に高速回転さ
せたギヤポンプに色替え装置側から塗料洗浄液を供給し
て塗料供給系を洗浄可能、かつ駆動軸内を通して塗料洗
浄液を注入しつつギヤポンプ内のギヤ側面を洗浄可能に
形成された塗料供給装置において、前記駆動軸と塗料洗
浄液の供給源との間に洗浄液増圧手段を配設し、かつ洗
浄開始時からギヤポンプの吐出圧がピーク圧力に到達す
る迄の間に洗浄液増圧手段を増圧起動開始させる駆動制
御手段を設けたことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明では、色替え間において、洗浄液チェン
ジバルブを開き洗浄開始すると、洗浄液供給源から高速
回転されたギヤポンプに洗浄液が供給され、塗料供給系
を洗浄できる。この際、駆動制御手段は、洗浄開始時か
らギヤポンプの吐出圧がピーク圧力となる迄の間に、洗
浄液増圧手段を増圧起動開始させ、駆動軸内(注入流路
)に増圧された洗浄液を注入する。
ジバルブを開き洗浄開始すると、洗浄液供給源から高速
回転されたギヤポンプに洗浄液が供給され、塗料供給系
を洗浄できる。この際、駆動制御手段は、洗浄開始時か
らギヤポンプの吐出圧がピーク圧力となる迄の間に、洗
浄液増圧手段を増圧起動開始させ、駆動軸内(注入流路
)に増圧された洗浄液を注入する。
【0014】したがって、ギヤポンプ内では、駆動軸(
注入流路)を通して注入された洗浄液圧力の方がポンプ
吐出圧よりも高いから、塗料供給系から汚れた洗浄液が
注入流路側に逆流しない。つまり、駆動軸から注入され
た洗浄液は、直ちにギヤ側面等を洗浄することができる
。よって、塗料供給系とギヤ側面等とを同時的に洗浄で
きるから、全体として大幅な洗浄用時間短縮が図れかつ
色替え後の塗料に切替前の塗料が混在する事態を一掃で
きる。
注入流路)を通して注入された洗浄液圧力の方がポンプ
吐出圧よりも高いから、塗料供給系から汚れた洗浄液が
注入流路側に逆流しない。つまり、駆動軸から注入され
た洗浄液は、直ちにギヤ側面等を洗浄することができる
。よって、塗料供給系とギヤ側面等とを同時的に洗浄で
きるから、全体として大幅な洗浄用時間短縮が図れかつ
色替え後の塗料に切替前の塗料が混在する事態を一掃で
きる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本塗料供給装置は、図1,図2に示すように、基
本構成が色替え装置10,塗料用ギヤポンプ20,塗料
配管13,14等を含み形成された前出図4,図5に示
す従来例と同じとされ、かつ洗浄液増圧手段50と駆動
制御手段(60,70)とを備え、塗料供給系(11,
13,20,14)とギヤ(23,26)の側面(23
S,26S)等とを同時的に洗浄できるように構成され
ている。なお、色替え装置10,ギヤポンプ20等々、
従来例と同一または共通部分については同一の符号を付
しその説明を省略する。
する。本塗料供給装置は、図1,図2に示すように、基
本構成が色替え装置10,塗料用ギヤポンプ20,塗料
配管13,14等を含み形成された前出図4,図5に示
す従来例と同じとされ、かつ洗浄液増圧手段50と駆動
制御手段(60,70)とを備え、塗料供給系(11,
13,20,14)とギヤ(23,26)の側面(23
S,26S)等とを同時的に洗浄できるように構成され
ている。なお、色替え装置10,ギヤポンプ20等々、
従来例と同一または共通部分については同一の符号を付
しその説明を省略する。
【0016】さて、洗浄液増圧手段50は、図1に示す
ように、ギヤポンプ20の駆動軸22内に設けられた注
入流路41へ注入する洗浄液を一時的に増圧する手段で
、塗料洗浄液の供給源(31)との間に配設されている
。この実施例における洗浄液増圧手段50は、大径シリ
ンダ装置51(シリンダ52,断面積A1のピストン5
3,加圧室54)と小径シリンダ装置55(シリンダ5
6,断面積A2のピストン57,増圧室58)との両ピ
ストン53,57を、ピストンロッド59で連結した構
成とされている。増圧率はA1/A2として決まる。 なお、この洗浄液増圧手段50は、この型に限定されず
、例えばダイヤフラム弁構造等から構成してもよい。 したがって、加圧室54内に液供給源31から圧力が例
えば、1〜5Kg/cm2 gの洗浄液を加えれば、増
圧室58内の洗浄液を増圧率A1/A2に基づき高い圧
力(例えば、5〜20Kg/cm2 g)に増圧するこ
とができる。
ように、ギヤポンプ20の駆動軸22内に設けられた注
入流路41へ注入する洗浄液を一時的に増圧する手段で
、塗料洗浄液の供給源(31)との間に配設されている
。この実施例における洗浄液増圧手段50は、大径シリ
ンダ装置51(シリンダ52,断面積A1のピストン5
3,加圧室54)と小径シリンダ装置55(シリンダ5
6,断面積A2のピストン57,増圧室58)との両ピ
ストン53,57を、ピストンロッド59で連結した構
成とされている。増圧率はA1/A2として決まる。 なお、この洗浄液増圧手段50は、この型に限定されず
、例えばダイヤフラム弁構造等から構成してもよい。 したがって、加圧室54内に液供給源31から圧力が例
えば、1〜5Kg/cm2 gの洗浄液を加えれば、増
圧室58内の洗浄液を増圧率A1/A2に基づき高い圧
力(例えば、5〜20Kg/cm2 g)に増圧するこ
とができる。
【0017】ここに、洗浄液増圧手段50を設ける理由
は、駆動軸22(注入流路41)へ注入する洗浄液の供
給源を、塗料供給系(11,13,20,14)の洗浄
用液供給源31と共用した方が設備経済上も取扱上も有
利であることによる。また、この洗浄液増圧手段50は
、高速回転HSされたギヤポンプ20の吐出圧Pbがピ
ーク圧力(5〜20Kg/cm2 g)になるまでの短
時間〔図6の0〜tp(3〜7sec)〕だけ逆流防止
のために増圧動作させればよく、かつその増圧液量は図
5に示す分岐細孔41a,43aを流通させる小量でよ
いから、構造簡単で小型かつ低コストのものとして構築
することができるからである。
は、駆動軸22(注入流路41)へ注入する洗浄液の供
給源を、塗料供給系(11,13,20,14)の洗浄
用液供給源31と共用した方が設備経済上も取扱上も有
利であることによる。また、この洗浄液増圧手段50は
、高速回転HSされたギヤポンプ20の吐出圧Pbがピ
ーク圧力(5〜20Kg/cm2 g)になるまでの短
時間〔図6の0〜tp(3〜7sec)〕だけ逆流防止
のために増圧動作させればよく、かつその増圧液量は図
5に示す分岐細孔41a,43aを流通させる小量でよ
いから、構造簡単で小型かつ低コストのものとして構築
することができるからである。
【0018】次に、駆動制御手段は、洗浄液チェンジバ
ルブCVwを開いて洗浄開始した時から、すなわちこの
実施例では上記理由からギヤポンプ20を高速回転HS
させたときから、その吐出圧Pbが図6に示すピーク圧
力Ppに到達する迄の間に、洗浄液増圧手段50を増圧
起動開始させる手段であり、この実施例では図1の切替
弁構造60と図2の制御盤70とからなる。なお、洗浄
液増圧手段50の増圧起動開始とは、その増圧動作期間
をいうのでなく、増圧動作を開始することをいう。つま
り、増圧動作期間はピーク圧力Ppを越えても、さらに
は吐出圧Pbが図6の通常的圧力Pに低下するまで続行
させてもよい。この実施例では、図3に示す如く、ギヤ
ポンプ20を通常運転中の回転速度(NS)から高速回
転(HS)に切替える(時刻t1)、すなわち洗浄液チ
ェンジバルブCVwを開放した洗浄開始時と同時に増圧
起動開始させ、ピーク圧力Ppに到達する時刻tpを過
ぎても吐出圧Pbが逆流を起し得ない圧力となるまで、
つまり時刻t2まで増圧動作させるよう形成している。
ルブCVwを開いて洗浄開始した時から、すなわちこの
実施例では上記理由からギヤポンプ20を高速回転HS
させたときから、その吐出圧Pbが図6に示すピーク圧
力Ppに到達する迄の間に、洗浄液増圧手段50を増圧
起動開始させる手段であり、この実施例では図1の切替
弁構造60と図2の制御盤70とからなる。なお、洗浄
液増圧手段50の増圧起動開始とは、その増圧動作期間
をいうのでなく、増圧動作を開始することをいう。つま
り、増圧動作期間はピーク圧力Ppを越えても、さらに
は吐出圧Pbが図6の通常的圧力Pに低下するまで続行
させてもよい。この実施例では、図3に示す如く、ギヤ
ポンプ20を通常運転中の回転速度(NS)から高速回
転(HS)に切替える(時刻t1)、すなわち洗浄液チ
ェンジバルブCVwを開放した洗浄開始時と同時に増圧
起動開始させ、ピーク圧力Ppに到達する時刻tpを過
ぎても吐出圧Pbが逆流を起し得ない圧力となるまで、
つまり時刻t2まで増圧動作させるよう形成している。
【0019】さて、切替弁構造60は、図1に示すよう
に、大径シリンダ装置51の加圧室54へ供給源31か
らの洗浄液を供給・遮断する加圧供給弁61と、小径シ
リンダ装置55の増圧室58からの増圧された洗浄液を
ギヤポンプ20の駆動軸22(注入流路41)へ注入・
遮断する増圧供給弁62と、供給源31と増圧室58と
を結ぶ配管64に設けられた充填弁63とを含み形成さ
れている。また、増圧室58への洗浄液充填時における
加圧室54の洗浄液は、図1に2点鎖線で示す方向に逃
がされ図示しない回収タンクに回収されるものと形成さ
れている。
に、大径シリンダ装置51の加圧室54へ供給源31か
らの洗浄液を供給・遮断する加圧供給弁61と、小径シ
リンダ装置55の増圧室58からの増圧された洗浄液を
ギヤポンプ20の駆動軸22(注入流路41)へ注入・
遮断する増圧供給弁62と、供給源31と増圧室58と
を結ぶ配管64に設けられた充填弁63とを含み形成さ
れている。また、増圧室58への洗浄液充填時における
加圧室54の洗浄液は、図1に2点鎖線で示す方向に逃
がされ図示しない回収タンクに回収されるものと形成さ
れている。
【0020】一方、制御盤70は、この切替弁構造60
(61,62,63)を適宜に開閉制御して、洗浄液増
圧手段50を洗浄工程にマッチングして増圧動作させる
手段である。さらに、この制御盤70は、この実施例の
場合、塗料色替え動作,塗料供給系(11,13,20
,14)の洗浄動作をも、駆動制御する機能をも有する
。このため制御盤70には、切替弁構造60(61,6
2,63)の他に、X色チェンジバルブCVx,ギヤポ
ンプ20の駆動モータ22M,バイパス弁33等々が図
2に示すように接続されている。
(61,62,63)を適宜に開閉制御して、洗浄液増
圧手段50を洗浄工程にマッチングして増圧動作させる
手段である。さらに、この制御盤70は、この実施例の
場合、塗料色替え動作,塗料供給系(11,13,20
,14)の洗浄動作をも、駆動制御する機能をも有する
。このため制御盤70には、切替弁構造60(61,6
2,63)の他に、X色チェンジバルブCVx,ギヤポ
ンプ20の駆動モータ22M,バイパス弁33等々が図
2に示すように接続されている。
【0021】なお、図2中の80は、プログラム設定器
で、図3に示す手順で各弁等を切替え制御するシーケン
ス乃至プログラムを設定するものである。もっとも、こ
のプログラム設定器のもつ機能は、制御盤70内に組込
んでもよい。
で、図3に示す手順で各弁等を切替え制御するシーケン
ス乃至プログラムを設定するものである。もっとも、こ
のプログラム設定器のもつ機能は、制御盤70内に組込
んでもよい。
【0022】次に、作用を説明する。X色塗料供給から
Y色塗料供給に色替えする場合を考える。制御盤70は
、予め決められたプログラムに基づき、図3の時刻t1
において、X色チェンジバルブCVxおよびエアーチェ
ンジバルブCVaを閉鎖する。したがって、塗料供給系
(11,13,20,14)内には、X色塗料が残存し
ている。なお、X色塗料供給中、詳しくはX色チェンジ
バルブCVxを閉鎖して洗浄工程に入る迄に、図3に示
すように充填弁63を開放し、洗浄液増圧手段50の増
圧室58内に予め洗浄液を充填しておく。すなわち、洗
浄液増圧手段50をスタンバイさせておく。この場合、
加圧室54内の残液は図1で2点鎖線で示す方向に逃が
される。
Y色塗料供給に色替えする場合を考える。制御盤70は
、予め決められたプログラムに基づき、図3の時刻t1
において、X色チェンジバルブCVxおよびエアーチェ
ンジバルブCVaを閉鎖する。したがって、塗料供給系
(11,13,20,14)内には、X色塗料が残存し
ている。なお、X色塗料供給中、詳しくはX色チェンジ
バルブCVxを閉鎖して洗浄工程に入る迄に、図3に示
すように充填弁63を開放し、洗浄液増圧手段50の増
圧室58内に予め洗浄液を充填しておく。すなわち、洗
浄液増圧手段50をスタンバイさせておく。この場合、
加圧室54内の残液は図1で2点鎖線で示す方向に逃が
される。
【0023】ここに、制御盤70は、X色チェンジバル
ブCVxを閉鎖すると同時に、洗浄液チェンジバルブC
Vwとバイパス弁33とを開放し、かつギヤポンプ20
を塗料供給運転時における通常的回転速度NSより高速
HSに切替える。すると、供給源31からの比較的多量
の液は、洗浄液チェンジバルブCVw,マニホールド1
1,塗料配管13中のX色塗料をバイパス配管34を通
して、下流側の塗料配管14へ排出しつつそれら内部を
洗浄する。また、ギヤポンプ20内に残存するX色塗料
は、高速回転された駆動ギヤ23,従動ギヤ26のポン
プ作用により、塗料配管14側に排出され、続いて上流
側塗料配管13から供給された液で洗浄される。
ブCVxを閉鎖すると同時に、洗浄液チェンジバルブC
Vwとバイパス弁33とを開放し、かつギヤポンプ20
を塗料供給運転時における通常的回転速度NSより高速
HSに切替える。すると、供給源31からの比較的多量
の液は、洗浄液チェンジバルブCVw,マニホールド1
1,塗料配管13中のX色塗料をバイパス配管34を通
して、下流側の塗料配管14へ排出しつつそれら内部を
洗浄する。また、ギヤポンプ20内に残存するX色塗料
は、高速回転された駆動ギヤ23,従動ギヤ26のポン
プ作用により、塗料配管14側に排出され、続いて上流
側塗料配管13から供給された液で洗浄される。
【0024】しかし、ギヤポンプ20を高速回転HSす
ると、下流側塗料配管14は細くかつ管14内には先の
X色残存塗料および洗浄用液が未だ詰っているので、そ
の吐出圧Pbは、図6に示す如く、一時的かつ急激に圧
力上昇する。したがって、この状態を放置すると、ケー
シング21内の塗料と洗浄液との混合汚液が、ギヤ側面
23S,26S、分岐細孔41a,43aを通し、注入
流路41,戻り流路43に逆流する。この場合、戻り流
路43への排出は問題ないが、注入流路41内への逆流
は、管41内を汚すばかりか配管45内にも侵入してし
まう。また、場合によっては洗浄により塗料供給系(1
1,13,20,14)内から除去した塗料が分岐細孔
41a,43aに目詰まりする問題も生じる。
ると、下流側塗料配管14は細くかつ管14内には先の
X色残存塗料および洗浄用液が未だ詰っているので、そ
の吐出圧Pbは、図6に示す如く、一時的かつ急激に圧
力上昇する。したがって、この状態を放置すると、ケー
シング21内の塗料と洗浄液との混合汚液が、ギヤ側面
23S,26S、分岐細孔41a,43aを通し、注入
流路41,戻り流路43に逆流する。この場合、戻り流
路43への排出は問題ないが、注入流路41内への逆流
は、管41内を汚すばかりか配管45内にも侵入してし
まう。また、場合によっては洗浄により塗料供給系(1
1,13,20,14)内から除去した塗料が分岐細孔
41a,43aに目詰まりする問題も生じる。
【0025】このため、洗浄弁46を開放して、共通供
給源31からの洗浄液を、駆動軸22の注入流路41内
に注入しても意味がない。つまり、ギヤポンプ20の吐
出圧Pbが高い期間中に、注入流路41内に洗浄液を注
入しても、ギヤ側面23S,26Sの洗浄を行うことが
できない。実質的洗浄は吐出圧Pbが低下した後に行わ
れるから、ギヤ側面23S,26Sの有効洗浄時間が短
かすぎて十分な洗浄が達成されない。
給源31からの洗浄液を、駆動軸22の注入流路41内
に注入しても意味がない。つまり、ギヤポンプ20の吐
出圧Pbが高い期間中に、注入流路41内に洗浄液を注
入しても、ギヤ側面23S,26Sの洗浄を行うことが
できない。実質的洗浄は吐出圧Pbが低下した後に行わ
れるから、ギヤ側面23S,26Sの有効洗浄時間が短
かすぎて十分な洗浄が達成されない。
【0026】ここに、ギヤポンプ20を図3の時刻t1
で高速回転HSに切替えると同時に、加圧供給弁61と
増圧注入弁62とを開放して洗浄液増圧手段50を増圧
起動開始する。すなわち、大径シリンダ装置51の加圧
室54内には、加圧供給弁61を通し供給源31から洗
浄液が供給され、ピストン53(ピストンロッド59)
は図1で右方向に押圧移動される。すると、小径シリン
ダ装置55の増圧室58内の洗浄液は、増圧率A1/A
2に基づき、増圧される。この増圧された洗浄液は、既
に開放された増圧注入弁62,配管45を通し、駆動軸
22に設けた注入流路41内に注入される。
で高速回転HSに切替えると同時に、加圧供給弁61と
増圧注入弁62とを開放して洗浄液増圧手段50を増圧
起動開始する。すなわち、大径シリンダ装置51の加圧
室54内には、加圧供給弁61を通し供給源31から洗
浄液が供給され、ピストン53(ピストンロッド59)
は図1で右方向に押圧移動される。すると、小径シリン
ダ装置55の増圧室58内の洗浄液は、増圧率A1/A
2に基づき、増圧される。この増圧された洗浄液は、既
に開放された増圧注入弁62,配管45を通し、駆動軸
22に設けた注入流路41内に注入される。
【0027】したがって、注入された洗浄液は、ケーシ
ング21内圧力(Pb)に打勝って、分岐細孔41a,
43aを通してケーシング21内、特にギヤ側面23S
,26Sを流れ、側面23S,26Sを洗浄する。そし
て、配管49に排出され、また、一部は加圧部28を通
して下流側塗料配管14内に排出される。つまり、塗料
供給系(11,13,20,14)とギヤ側面23S,
26Sとを同時的に洗浄できる。
ング21内圧力(Pb)に打勝って、分岐細孔41a,
43aを通してケーシング21内、特にギヤ側面23S
,26Sを流れ、側面23S,26Sを洗浄する。そし
て、配管49に排出され、また、一部は加圧部28を通
して下流側塗料配管14内に排出される。つまり、塗料
供給系(11,13,20,14)とギヤ側面23S,
26Sとを同時的に洗浄できる。
【0028】しかし、ギヤポンプ20の吐出圧Pbが、
図6に示す如く、通常的圧力Pに低下した場合にまで、
増圧動作を続行させる必要性はない。そこで、この実施
例では、吐出圧Pbがピーク圧力Ppとなる図3の時刻
tpより以降の時刻t2になると、制御盤70は加圧供
給弁61と増圧注入弁62とを閉鎖する。しかし、塗料
供給系(11,13,20,14)の洗浄中は、ギヤ側
面23S,26Sの洗浄を続けることが望ましい。そこ
で、制御盤70は、加圧供給弁61,増圧注入弁62を
閉鎖(時刻t2)すると同時的に、洗浄弁46を開放す
る。すると、注入流路41には、洗浄液増圧手段50に
代えて、供給源31からギヤ洗浄系40を形成する配管
45,47を通して洗浄液が注入され、ギヤ側面23S
,26Sを洗浄する。この際、ギヤポンプ20の吐出圧
Pbは、図6に示す如く低下しているので、逆流は生じ
ない。
図6に示す如く、通常的圧力Pに低下した場合にまで、
増圧動作を続行させる必要性はない。そこで、この実施
例では、吐出圧Pbがピーク圧力Ppとなる図3の時刻
tpより以降の時刻t2になると、制御盤70は加圧供
給弁61と増圧注入弁62とを閉鎖する。しかし、塗料
供給系(11,13,20,14)の洗浄中は、ギヤ側
面23S,26Sの洗浄を続けることが望ましい。そこ
で、制御盤70は、加圧供給弁61,増圧注入弁62を
閉鎖(時刻t2)すると同時的に、洗浄弁46を開放す
る。すると、注入流路41には、洗浄液増圧手段50に
代えて、供給源31からギヤ洗浄系40を形成する配管
45,47を通して洗浄液が注入され、ギヤ側面23S
,26Sを洗浄する。この際、ギヤポンプ20の吐出圧
Pbは、図6に示す如く低下しているので、逆流は生じ
ない。
【0029】ここに、時刻t3になると、制御盤70は
、洗浄弁46と洗浄液チェンジバルブCVwとを閉鎖し
、塗料供給系(11,13,20,14)の洗浄とギヤ
側面23S,26Sの洗浄とを終了させる。引続き、直
ちにY色チェンジバルブCVyを開放するとともにギヤ
ポンプ20(駆動モータ22M)を通常の回転速度NS
に切替える。したがって、洗浄終了とともに色替え後の
Y色塗料を、塗料配管13,ギヤポンプ20,塗料配管
14を通して、供給先つまりスプレーガン100へ供給
することができる。
、洗浄弁46と洗浄液チェンジバルブCVwとを閉鎖し
、塗料供給系(11,13,20,14)の洗浄とギヤ
側面23S,26Sの洗浄とを終了させる。引続き、直
ちにY色チェンジバルブCVyを開放するとともにギヤ
ポンプ20(駆動モータ22M)を通常の回転速度NS
に切替える。したがって、洗浄終了とともに色替え後の
Y色塗料を、塗料配管13,ギヤポンプ20,塗料配管
14を通して、供給先つまりスプレーガン100へ供給
することができる。
【0030】しかして、この実施例によれば、洗浄液増
圧手段50と駆動制御手段(60,70)とを設け、ギ
ヤポンプ20を高速回転HSさせて塗料供給系(11,
13,20,14)を洗浄すると同時にギヤポンプ20
の吐出圧Pbによる逆流を防止してギヤ側面23S,2
6Sを洗浄することができる構成とされているので、吐
出圧Pbの上昇による注入流路41や配管45内を汚し
たりギヤ側面23S,26Sの実質的洗浄までの時間遅
れを生じさせることなく、前使用の塗料を完全排除しつ
つ塗料供給系(11,13,20,14)とギヤ側面2
3S,26Sとの双方を迅速に洗浄できる。
圧手段50と駆動制御手段(60,70)とを設け、ギ
ヤポンプ20を高速回転HSさせて塗料供給系(11,
13,20,14)を洗浄すると同時にギヤポンプ20
の吐出圧Pbによる逆流を防止してギヤ側面23S,2
6Sを洗浄することができる構成とされているので、吐
出圧Pbの上昇による注入流路41や配管45内を汚し
たりギヤ側面23S,26Sの実質的洗浄までの時間遅
れを生じさせることなく、前使用の塗料を完全排除しつ
つ塗料供給系(11,13,20,14)とギヤ側面2
3S,26Sとの双方を迅速に洗浄できる。
【0031】また、洗浄液増圧手段50は、大径シリン
ダ装置51と小径シリンダ装置55とをピストンロッド
59で連結した構成であるから、構造簡単で低コストで
ある。しかも、増圧液注入量は、駆動軸22,従動軸2
5内に設けられた細径の分岐細孔41a,43aを通し
てギヤポンプ20の吐出圧Pbに打勝つだけの小量でよ
いから、洗浄液増圧手段50を非常に小型化できる。こ
のことから、供給源31とは別の高圧液供給源と配管系
を設ける必要がないわけである。
ダ装置51と小径シリンダ装置55とをピストンロッド
59で連結した構成であるから、構造簡単で低コストで
ある。しかも、増圧液注入量は、駆動軸22,従動軸2
5内に設けられた細径の分岐細孔41a,43aを通し
てギヤポンプ20の吐出圧Pbに打勝つだけの小量でよ
いから、洗浄液増圧手段50を非常に小型化できる。こ
のことから、供給源31とは別の高圧液供給源と配管系
を設ける必要がないわけである。
【0032】また、洗浄液増圧手段50は、その構造上
、増圧率A1/A2を比較的簡単に大きくすることがで
きるから、ギヤポンプ20の洗浄中の回転速度(HS)
を一段と高速化でき、この点からも塗料供給系(11,
13,20,14)の洗浄時間を一層短縮できる。
、増圧率A1/A2を比較的簡単に大きくすることがで
きるから、ギヤポンプ20の洗浄中の回転速度(HS)
を一段と高速化でき、この点からも塗料供給系(11,
13,20,14)の洗浄時間を一層短縮できる。
【0033】また、駆動制御手段を形成する弁切替構造
60には、洗浄液供給源31と小径シリンダ装置55の
増圧室58とを結ぶ配管45,47と充填弁63とが設
けられているので、塗料供給中に洗浄液増圧手段50の
起動準備を確立させられる。よって、この点からも洗浄
時間の短縮が図れる。
60には、洗浄液供給源31と小径シリンダ装置55の
増圧室58とを結ぶ配管45,47と充填弁63とが設
けられているので、塗料供給中に洗浄液増圧手段50の
起動準備を確立させられる。よって、この点からも洗浄
時間の短縮が図れる。
【0034】また、制御盤70は、ギヤポンプ20の吐
出圧Pbが通常的圧力Pに低下したときには、加圧供給
弁61,増圧注入弁62を閉鎖して洗浄液増圧手段50
の増圧動作を停止し、洗浄弁46を開放してギヤ側面2
3S,26Sの洗浄を続行するように形成されているの
で、塗料供給系(11,13,20)の洗浄後の汚れた
液のギヤポンプ20側から配管45側への逆流およびギ
ヤ側面23S,26Sの洗浄後の汚れた液の上流側塗料
配管13側への逆流をも同時に防止できる。
出圧Pbが通常的圧力Pに低下したときには、加圧供給
弁61,増圧注入弁62を閉鎖して洗浄液増圧手段50
の増圧動作を停止し、洗浄弁46を開放してギヤ側面2
3S,26Sの洗浄を続行するように形成されているの
で、塗料供給系(11,13,20)の洗浄後の汚れた
液のギヤポンプ20側から配管45側への逆流およびギ
ヤ側面23S,26Sの洗浄後の汚れた液の上流側塗料
配管13側への逆流をも同時に防止できる。
【0035】さらには、制御盤70は、ギヤ側面23S
,26Sの洗浄系(45,46,47)および洗浄液増
圧手段50の駆動用弁切替構造60のみならず、色替え
装置10、ギヤポンプ20(22M)、塗料供給系(1
1,13,20,14)の洗浄系(34,33)を総合
的連関をもって駆動制御する構成とされているので、洗
浄工程を含む塗料色切替時間を大幅に短縮できる。
,26Sの洗浄系(45,46,47)および洗浄液増
圧手段50の駆動用弁切替構造60のみならず、色替え
装置10、ギヤポンプ20(22M)、塗料供給系(1
1,13,20,14)の洗浄系(34,33)を総合
的連関をもって駆動制御する構成とされているので、洗
浄工程を含む塗料色切替時間を大幅に短縮できる。
【0036】
【発明の効果】以上の通り、色替え装置,塗料配管,塗
料用ギヤポンプを含みギヤポンプを高速回転させつつ塗
料供給系の洗浄を行うことが可能に形成された塗料供給
装置において、ギヤポンプの駆動軸内に注入する洗浄液
を増圧するための洗浄液増圧手段とこの洗浄液増圧手段
を洗浄開始時からその吐出圧がピーク圧力に到達する迄
の間に増圧起動開始させる駆動制御手段とを設けた構成
であるから、ギヤポンプの吐出圧上昇に伴うギヤ側面洗
浄系への汚れた洗浄液の逆流とそれによるギヤ側面の実
質的洗浄の時間遅れを一掃できる。もって、塗料供給系
とギヤ側面との洗浄を同時的かつ迅速に行う洗浄時間短
縮を図るとともに前に使用した塗料の残存を完全排斥で
きる。
料用ギヤポンプを含みギヤポンプを高速回転させつつ塗
料供給系の洗浄を行うことが可能に形成された塗料供給
装置において、ギヤポンプの駆動軸内に注入する洗浄液
を増圧するための洗浄液増圧手段とこの洗浄液増圧手段
を洗浄開始時からその吐出圧がピーク圧力に到達する迄
の間に増圧起動開始させる駆動制御手段とを設けた構成
であるから、ギヤポンプの吐出圧上昇に伴うギヤ側面洗
浄系への汚れた洗浄液の逆流とそれによるギヤ側面の実
質的洗浄の時間遅れを一掃できる。もって、塗料供給系
とギヤ側面との洗浄を同時的かつ迅速に行う洗浄時間短
縮を図るとともに前に使用した塗料の残存を完全排斥で
きる。
【図1】本発明の実施例を示す全体構成図である。
【図2】同じく、主に制御盤を説明するためのブロック
図である。
図である。
【図3】同じく、動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図4】従来の塗料供給装置の全体構成図である。
【図5】本発明および従来例の塗料用ギヤポンプの縦断
面図である。
面図である。
【図6】ギヤポンプの動作と吐出圧の関係を説明するた
めの図である。
めの図である。
10 色替え装置
11 マニホールド(塗料供給系)
12 圧搾空気源
13 塗料配管(塗料供給系)
14 塗料配管(塗料供給系)
20 塗料用ギヤポンプ(塗料供給系)21 ケー
シング 22 駆動軸 23 駆動ギヤ 23S ギヤ側面 25 従動軸 26 従動ギヤ 26S ギヤ側面 28 吐出部 30 塗料供給系の洗浄系 31 洗浄液供給源(液供給源) 32 配管 33 バイパス弁 34 バイパス配管 40 ギヤ洗浄系 41 注入流路(駆動軸内) 41a 分岐細孔 42 連通流路 43 戻り流路 43a 分岐細孔 45 配管 46 洗浄弁 47 配管 49 配管 50 洗浄液増圧手段 51 大径シリンダ装置 52 シリンダ 53 ピストン 54 加圧室 55 小径シリンダ装置 56 シリンダ 57 ピストン 58 増圧室 59 ピストンロッド 60 弁切替構造(駆動制御手段) 61 加圧供給弁 62 増圧注入弁 63 充填弁 64 配管 70 制御盤(駆動制御手段) 80 プログラム設定器 100 供給先(スプレーガン)
シング 22 駆動軸 23 駆動ギヤ 23S ギヤ側面 25 従動軸 26 従動ギヤ 26S ギヤ側面 28 吐出部 30 塗料供給系の洗浄系 31 洗浄液供給源(液供給源) 32 配管 33 バイパス弁 34 バイパス配管 40 ギヤ洗浄系 41 注入流路(駆動軸内) 41a 分岐細孔 42 連通流路 43 戻り流路 43a 分岐細孔 45 配管 46 洗浄弁 47 配管 49 配管 50 洗浄液増圧手段 51 大径シリンダ装置 52 シリンダ 53 ピストン 54 加圧室 55 小径シリンダ装置 56 シリンダ 57 ピストン 58 増圧室 59 ピストンロッド 60 弁切替構造(駆動制御手段) 61 加圧供給弁 62 増圧注入弁 63 充填弁 64 配管 70 制御盤(駆動制御手段) 80 プログラム設定器 100 供給先(スプレーガン)
Claims (1)
- 【請求項1】 色替え装置と塗料配管と塗料用のギヤ
ポンプとを含み構成され、色替え間に高速回転させたギ
ヤポンプに色替え装置側から塗料洗浄液を供給して塗料
供給系を洗浄可能、かつ駆動軸内を通して塗料洗浄液を
注入しつつギヤポンプ内のギヤ側面を洗浄可能に形成さ
れた塗料供給装置において、前記駆動軸と塗料洗浄液の
供給源との間に洗浄液増圧手段を配設し、かつ洗浄開始
時からギヤポンプの吐出圧がピーク圧力に到達する迄の
間に洗浄液増圧手段を増圧起動開始させる駆動制御手段
を設けたことを特徴とする塗料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9654091A JP2728798B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 塗料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9654091A JP2728798B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 塗料供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04326958A true JPH04326958A (ja) | 1992-11-16 |
JP2728798B2 JP2728798B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=14167943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9654091A Expired - Lifetime JP2728798B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 塗料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2728798B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6050498A (en) * | 1997-07-01 | 2000-04-18 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Multiple color painting apparatus |
JP2002102757A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-09 | Dyflex Corp | スプレーガン |
-
1991
- 1991-04-26 JP JP9654091A patent/JP2728798B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6050498A (en) * | 1997-07-01 | 2000-04-18 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Multiple color painting apparatus |
JP2002102757A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-09 | Dyflex Corp | スプレーガン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2728798B2 (ja) | 1998-03-18 |
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