JPH04323091A - ステープラ付きソータを具備する複写装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ステープラ付きのソー
タを備えた複写装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図４にステープラ付きのソータを具備す
る両面画像形成装置の概略構成図を示す。この複写装置
は、複写装置本体Ａの複写釦（図示ぜす）を操作すると
、自動反転原稿給送装置（ＡＤＦ）Ｂの原稿載置面１に
載せた複数の原稿の最上層のものがプラテンガラス３の
上面に表面を下面にした状態でセットされ、この状態で
光源３が矢印ａ方向に移動してその原稿の表面が露光さ
れ、その露光により得られた像光がミラー４〜７やレン
ズ８を経由して感光体ドラム９に入射し、その感光体ド
ラム９の帯電極１０で帯電された帯電面に静電潜像が形
成される。そして、その潜像は現像装置１１によってト
ナーで現像されトナー像が形成される。

【０００３】一方、予め転写紙サイズがＢ４と指定され
ていれば、給紙ユニットＣ内のＢ４サイズのカセット１
２内の転写紙が、複写釦の操作直後に給紙ローラ１３で
給紙されて、複写装置本体Ａのレジストローラ１４で先
端部が停止している。

【０００４】そして、上記トナー像が形成された感光体
ドラム９のトナー像先端と転写紙の先端とが一致するタ
イミングで、レジストローラ１４が回転を開始して、そ
の転写紙が感光体ドラム９の方向に給送され、転写極１
５の部分でその感光体ドラム９のトナー像がその転写紙
に転写される。このようにしてトナー像が乗った転写紙
は、搬送ベルト１６で搬送されて熱定着ローラ部１７に
到り、そこでそのトナー像が定着される。感光体ドラム
９の面に残留したトナーはクリーナ１８でクリーニング
される。

【０００５】この後、この転写紙は図示の状態に切り換
えられているゲート１９によりＡＤＵ通路２０から同通
路２１の方向に進み、中間スタック２２内にトナー定着
面を上面にした状態で落下されて載置される。以上の動
作が、予め設定した複写部数分だけ繰り返されて、当該
部数に対応した枚数の転写紙が中間スタック２２内に堆
積される。

【０００６】このようにして原稿の表面の複写が所定部
数完了すると、今度はその原稿が原稿自動反転給送装置
Ｂにおいて原稿反転通路２３に逆走され表裏面が反転さ
れた状態で再度プラテンガラス２の上面にセットされて
、上記同様の複写動作が行なわれる。このときは、感光
体ドラム９に形成されたトナー像が、中間スタック２２
から給送される転写紙に対して転写され、熱定着ローラ
部１７において定着される。この結果、転写紙にはその
両面に原稿が複写されることになる。そして、この転写
紙は、上記表面の原稿の複写が完了した時点で破線で示
す側に切り替わっているゲート１９によって、排出ロー
ラ２４から排出されて、ソータＤに給送される。

【０００７】このソータＤでは予めソータモードに設定
されるときは、ゲート２５の切り替わりによって通路２
６から通路２７への経路が形成され、排出ローラ２４か
ら排出された転写紙はソータ本体２８の搬送ベルト２９
によって上方向に昇る。そして、複数のゲート３０の内
の択一的な切り換えにより、複数のビン３１の最上のも
のからから下方向のものにかけて、その転写紙の１枚ず
づが排出される。

【０００８】以上のようにして中間スタック２２内に積
層されていた転写紙の裏面への複写が完了してソータＤ
に排出されると、プラテンガラス２の上面にセットされ
ていた原稿が自動原稿反転給送装置Ｂによって原稿排出
部３４に排出され、同時に原稿載置部１に乗っている最
上面の原稿がプラテンガラス２の上面に搬送されセット
されて、上記と同様に表面の複写および裏面の複写が設
定部数だけ続けて行なわれる。以上の結果、ソータＤの
ビン３１に所定枚数の転写紙の束が積層されることにな
る。

【０００９】そしてこの後に、上下方向に移動可能なス
テープラ３２が上側のビン３１から下方向のビン３１に
かけて、順次移動してビン３１上の転写紙の束をステー
プル綴じする。

【００１０】図５、図６はこのステープル動作の説明図
である。複数のビン３１は共通の軸３３を支点に矢印Ｅ
方向に回転復帰可能となっており、ビン回転モータ３４
の回転力を受けて回転する伸縮アーム３５の先端がビン
３１の係合部３６に係合してそのビン３１を矢印Ｅ方向
に移動させ、これによりビン３１の切欠端３７がステー
プラ３２の位置（ステープル位置）に移動して、そのビ
ン３１に載っている転写紙の束３８がステープルで綴じ
られる。そして、このビン回転モータ３４の逆転により
ビン３１は元の位置に戻る。

【００１１】ところで、従来ではビン３１に載っている
転写紙が１枚の場合には、ステープル動作が行われない
ようにしていた。すなわち、自動原稿反転給送装置Ｂで
通紙された原稿の枚数をカウントして、これによりソー
タＤの各ビン３１に排出された転写紙の枚数を求め、そ
の転写紙枚数が１枚の場合にはステープル綴じ信号を発
生させないようにしていた。ここで、自動原稿反転給送
装置Ｂでの原稿通紙枚数のカウントが、片面原稿により
片面複写を行う場合には合計枚数が１枚カウントのとき
、片面原稿で両面複写を行う場合には合計枚数が２枚カ
ウントのとき、両面原稿で片面複写或は両面複写を行う
場合には合計枚数が１枚カウントのとき、ビン３１上に
ある転写紙が１枚のみであるとしていた。

【００１２】

【発明が解決しようとする課題】しかながら、この従来
の方式では、排紙モードをステープルモードに設定して
、１枚（片面原稿により両面複写を行うときは２枚）原
稿の複写のみを行った場合には、その複写終了後にステ
ープル綴じ信号は発生せず、ステープル綴じは行われな
いが、このときビン３１上に残っている転写紙を取り忘
れ、しかも排紙モードをステープルモードから変更しな
いで次の複写を行った場合は、ビン３１上に残っている
転写紙と次回の複写に係る転写紙とを一緒にステープル
綴じしてしまう恐れがあった。

【００１３】本発明の目的は、このような前回の複写に
係る１枚の転写紙と次回の複写に係る転写紙が誤って一
緒にステープル綴じされることを確実に回避できるよう
にしたソータ付き複写装置を提供することである。

【００１４】

【課題を解決するための手段】このために本発明は、自
動原稿給送装置から給送された原稿の画像を転写紙に複
写してソータに必要部数を仕分けし、排紙モードがステ
ープルモードの時に上記ソータのビン上の転写紙にステ
ープル綴じを行うステープル付きソータを具備する複写
装置において、ステープルモードにおいて上記自動原稿
給送装置における原稿の通紙枚数のカウント値から上記
ビン上の転写紙が１枚であることを検出する手段と、該
手段が転写紙が１枚であることを検出した際に排紙モー
ドをステープルモードからソートモードに切り換える手
段と、ビン上に転写紙がある状態でステープルモードに
設定し又は該ステープルモードで複写開始をした際に複
写を禁止する手段とを具備するように構成した。

【００１５】

【作用】本発明では、ステープルモードにおいてソータ
のビン上の転写紙が１枚のみで終了したときに、排紙モ
ードがそのステーフルモードからソートモードに切り換
えられ、しかもその後再度ステープルモードに設定して
複写しようとしても、複写が禁止される。

【００１６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
１はその一実施例の要部の制御回路のブロックを示す図
である。４１はマイクロコンピュータ等からなる制御部
であり、操作パネル上に設けられた操作部４２で設定さ
れた複写枚数（部数）、複写モード等のデータ、原稿や
転写紙の通紙位置に設けられたセンサ群からの信号、自
動原稿反転給送装置Ｂにおける原稿通紙枚数をカウント
するカウンタ４４からの信号、その他も取り込む。そし
て、この制御部４１はそれら取り込んだ信号を予め設定
したプログラムによって内部で処理して、操作パネル上
の表示部４５に表示し、また排紙モードを決定し、複写
禁止信号等も出力する。

【００１７】本実施例では、複写装置Ａを操作部４２に
より両面複写モードに設定すると共に排紙モードをステ
ープルモードに設定してから、複写釦をオンして両面複
写を行うと、図２のフローチャートに示すように、自動
原稿反転給送装置（ＡＤＦ）Ｂ内に原稿が無くなった時
点（ステップＳ１）で、そのとき自動原稿反転給送装置
Ｂから給送した原稿が片面原稿か両面原稿かをステップ
Ｓ２で判断して、両面原稿のときには更にカウンタ４４
からのデータを見て原稿通紙枚数が１枚か否かをステッ
プＳ３で判断し、１枚の場合にはステップＳ４で排紙モ
ードをステープルモードから通常のソートモードに切り
換える。一方、ステップＳ２において片面原稿と判断さ
れたときは、カウンタ４４からのデータを見てステップ
Ｓ５で通紙枚数が２枚であると判断されれば、ステップ
Ｓ４に進み、排紙モードをステープルモードから通常の
ソートモードに切り換える。

【００１８】このように、両面複写の場合には、１枚の
両面原稿のみの通紙のとき、または２枚の片面原稿のみ
の通紙のとき、排紙モードがステープルモードからソー
トモードに切り換えられる。

【００１９】そして、次の複写を行う際に、排紙モード
がステープルモードに設定された場合には、図３のフロ
ーチャートに示すように、複写釦をオン（ステップＳ６
）した後、ステップＳ７で排紙モードがステープルモー
ドであることが判断されるので、次にビン３１上に転写
紙があることがセンサ群４３内の該当するセンサにより
検出されると、ステップＳ８からＳ９に進んで複写が禁
止され、ステップＳ１０でビン３１上にある転写紙を取
り除くよう表示部４５でメッセージが表示される。この
結果、前回の複写でビン３１上に残っている転写紙と次
回の複写で得られた転写紙とが一緒にステープル綴じさ
れることが防止される。

【００２０】なお、以上は両面複写の場合についてのも
のであるが、片面複写の場合にも同様の趣旨で適用でき
ることは勿論である。この場合は、ステープルモードに
おいて自動原稿反転給送装置Ｂにおける通紙回数が１回
のみで複写を終了した場合に排紙モードをソートモード
に切り換えれば良い。また、ここでは複写の禁止が、予
め排紙モードをステープルモードにセットしてから複写
釦をオンした時点で実行されるようにしたが、排紙モー
トをステープルモードにセットした時点でビン上に転写
紙があることが検出されれば即複写禁止にすることもで
きる。

【００２１】

【発明の効果】以上から本発明によれば、ステープルモ
ードでの複写終了時にソータのビン上の転写紙が１枚の
みのときにそのステープルモードが解除され、しかもそ
の後に再度ステープルモードで複写を行う場合には、複
写が禁止されるので、前回の複写に係る１枚の転写紙と
次回の複写に係る転写紙とが誤って一緒にステープル綴
じされることが確実に回避できるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明の一実施例のステープラ付きソータ
を具備する複写装置の排紙モードおよび複写禁止の制御
回路のブロック図。

【図２】　　同実施例のステープルモード解除のフロー
チャート。

【図３】　　同実施例の複写禁止のフローチャート。

【図４】　　従来のソータ付複写装置の概略構成図。

【図５】　　従来のステープル動作の説明図。

【図６】　　従来のステープル動作の説明図。

【符号の説明】

Ａ：複写装置本体、Ｂ：自動反転原稿給送装置、Ｃ：給
紙装置、Ｄ：ソータ、１：原稿セット面、２：プラテン
ガラス、３：光源、４〜７：ミラー、８：レンズ、９：
感光体ドラム、１０：帯電極、１１：現像部、１２：Ｂ
４カセット、１３：給紙ローラ、１４：レジストローラ
、１５：転写極、１６：搬送ベルト、１７：熱定着ロー
ラ部、１８：クリーナ、１９：ゲート、２０、２１：通
路、２２：中間スタック、２３：原稿反転通路、２４：
排出ローラ、２５：ゲート、２６、２７：ソータ通路、
２８：ソータ本体、２９：搬送ベルト、３０：ゲート、
３１：ビン、３２：ステープラ、３３：軸、３４：ビン
回転モータ、３５：伸縮アーム、３６：係合部、３７：
切欠端、３８：転写紙の束、４１：制御部、４２：操作
部、４３：センサ群、４４：カウンタ、４５：表示部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　自動原稿給送装置から給送された原稿
   の画像を転写紙に複写してソータに必要部数を仕分けし
   、排紙モードがステープルモードの時に上記ソータのビ
   ン上の転写紙にステープル綴じを行うステープラ付きソ
   ータを具備する複写装置において、ステープルモードに
   おいて上記自動原稿給送装置における原稿の通紙枚数の
   カウント値から上記ビン上の転写紙が１枚であることを
   検出する手段と、該手段が転写紙が１枚であることを検
   出した際に排紙モードをステープルモードからソートモ
   ードに切り換える手段と、ビン上に転写紙がある状態で
   ステープルモードに設定し又は該ステープルモードで複
   写開始をした際に複写を禁止する手段とを具備すること
   を特徴とするステープラ付きソータを具備する複写装置
   。