JPH04319501A - 回転磁気ヘッド装置とそれに用いる回転トランス - Google Patents

回転磁気ヘッド装置とそれに用いる回転トランス

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Publication number
JPH04319501A
JPH04319501A JP3088098A JP8809891A JPH04319501A JP H04319501 A JPH04319501 A JP H04319501A JP 3088098 A JP3088098 A JP 3088098A JP 8809891 A JP8809891 A JP 8809891A JP H04319501 A JPH04319501 A JP H04319501A
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JP
Japan
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hole
signal transmission
insulating member
rotating
coil conductor
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Pending
Application number
JP3088098A
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English (en)
Inventor
Toshio Oji
陰地 敏男
Juichi Morikawa
森川 寿一
Hideo Zama
座間 秀夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Priority to US07/857,314 priority patent/US5363263A/en
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/52Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
    • G11B5/53Disposition or mounting of heads on rotating support

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR(ビデオテープ
レコーダ)やDAT(ディジタルオーディオテープレコ
ーダ)等に使用される回転磁気ヘッド装置及びそれに用
いる回転トランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の該種装置は、例えば■特開昭62
−271406号公報に記載される様に、可撓性絶縁部
材上に形成されたコイルの巻始め及び巻終りに相当する
部分を一つの貫通孔より引出す様になっていた。
【0003】■特開昭63−80510号公報に記載さ
れる様に、プリントコイルの巻始め及び巻終りに相当す
る部分に予め外部リード線を接続しておき、該リード線
を貫通孔より取り出す様にコイル転写を行う様になって
いた。
【0004】■特開平2−9106号公報に記載される
様に、トランスコアに設けられた貫通孔内に予め樹脂部
材を射出成型し該樹脂部材により保持させたピン及び樹
脂部材の上に、フォトリソグラフィ技術によりコイルを
直接形成させ、巻始め及び巻終りに相当する部分と接続
させる様になっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】回転トランスとして組
立性の良い構造とは、伝送特性を劣化させることなく、
形の定まった外部導電性部材にコイル導体を如何に容易
に接続させるかということであり、更に組立時の制約条
件が少ない事が重要である。
【0006】上記した従来技術の■の場合においては、
信号伝送用コイル導体及び該コイルの巻始め及び巻終り
に相当する部分を可撓性絶縁部材上に形成し、トランス
コアに設けられた貫通孔より引出される。上記■の特開
平2−9106号公報に記載される様に、■は一つの貫
通孔より該コイルの巻始め及び巻終りに相当する部分を
引出すため無効インダクタンスを発生させないので電気
特性を劣化させることは無いが、可撓性絶縁部材上に導
体が形成されている関係上、引出された該コイルの巻始
め及び巻終りに相当する部分の位置が定まらず、他の部
材に接続固定する処理において多大の工数が必要となる
ものであり、ロボット等による自動組立も難しいという
問題があった。
【0007】又上記した従来技術の■の場合においては
、基体上に形成された信号伝送用コイル導体を転写する
場合であり、該コイルの巻始め及び巻終りに相当する部
分を電気的に導き出す配慮として、予め該コイルの巻始
め及び巻終りに半田付けやワイヤーボンディング等によ
りリード線を接続しておき、該リード線をコアに設けら
れた貫通孔の位置に合わせ引出される。この場合も前記
■と同様に、リード線の位置が定まらず、他の部材に接
続固定する処理において多大の工数が必要となるもので
あり、ロボット等による自動組立も難しいという問題が
あった。
【0008】更にコイル導体を溝に配置するためには、
基体を除去する必要がある。この除去を機械的に行うと
きは、コイル導体と基体との接着力をコアとのものより
も低くして行うが、基本的にコイル導体の接着を剥がす
方向の力が加えられる。また化学的に除去する場合は基
体以外の他の部分を保護する等の工程を必要とするが、
該化学的保護を行うことも前記機械的除去と同様、コイ
ル導体とコアとの接着力を劣化させる方向の力が加わる
ものとなり、何れにしてもコイル接着力の信頼性を損な
うという問題があった。
【0009】又コイル導体とリード線との接続において
半田付け等の接続技術を用いるときは、接続作業時の温
度が一般的に250〜350℃となるため、コイル導体
が形成される基体の耐熱性及びコイル導体とコアとの接
着剤の耐熱性を、この作業条件に耐えるようにしておく
配慮が必要である。
【0010】更に上記した従来技術の■の場合において
は、フォトリソグラフィ技術によりコイルを直接形成さ
せるものであり、外部リードピンをコアの背面に有した
形に予め構成させる為に、該リードピンをフェライトコ
アに埋め込む形で樹脂を射出成型する煩雑な工程を必要
としていた。
【0011】また信号伝送用コイルはトランスコアの溝
内に直接形成させる必要が有り、メッキ、蒸着、スパッ
タ等の手段によるコイル形成時のパターニングは、段差
を有するコア面にて行う必要が有り、相当に複雑な工程
を経ることが予想される。
【0012】又射出成型樹脂としては熱可塑性樹脂を使
用するのが一般的であり、外部リードピンの他端側を半
田付け等により接続を図るとき、熱伝導により該外部リ
ードピンに熱が伝わり該ピン周辺の樹脂が溶け、ピンの
保持等が変化することが予想されコイル導体との接続に
関する信頼性に問題が有った。
【0013】従って、本発明の解決すべき技術的課題は
上記した従来技術のもつ問題点を解消することにあり、
その目的とするところは、性能劣化が無く、コイルの電
気的接続が簡単に行われ、またロボット等による自動組
立作業も容易な回転磁気ヘッド装置及びそれに用いる回
転トランスを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するために、下記の手段を講じる。
【0015】■回転トランスコア内に配される信号伝送
用コイルと磁気ヘッド等への接続を図る為、絶縁部材に
保持された導電性中継部材を該コア内に設けられた貫通
孔内へ導き、該貫通孔内にて接続を行う。
【0016】■上記■の接続を行うとき、導電性樹脂又
は圧接手段等により、200℃以下の温度にて行う。
【0017】■上記■の接続を行うとき、フォトリソグ
ラフィ技術を利用し可撓性絶縁部材等の上に形成された
コイル導体の該接続部において、上記可撓性絶縁部材の
一部を除去する。
【0018】■回転トランスコア内に配される信号伝送
用コイルが、フォトリソグラフィ技術を利用し可撓性絶
縁部材等の上に形成されているとき、該コイル導体の露
出面全面に他の金属膜を施す。
【0019】■上記■の接続を行う貫通孔の位置を、ス
パイラル状のコイルの円周線の延長上に配する。
【0020】■上記■の接続を行う貫通孔部分の構成に
おいて、二つの貫通孔がスリット状の孔により互いに連
結し、その断面形状が略瓢箪型を呈する形状の貫通孔を
利用する時、コイル導体の巻始め及び巻終り側に仕切る
ために、前記連結用貫通孔内に熱発泡部材を用いる。
【0021】
【作用】回転トランスにおいて対向する磁性体(ロータ
ーコアとステーターコア)の面内に設けられた溝内にそ
れぞれ配されるコイル用導体間での信号の授受を行うが
、このコイル用導体の巻回数は接続される磁気ヘッド及
び電気回路の諸定数により最適な値が取られることは松
下電器産業(株)1972年8月発行の雑誌:「ナショ
ナル  テクニカル  レポート」第18巻4号(Na
tional  Technical  Report
,ーvol,No4,Aug.1972)「回転トラン
ス」(坂田、田中)等に示されているところである。
【0022】又回転トランスの特性の良否は、ローター
コイルとステーターコイルとの間の結合係数Kによって
代表される。この結合係数は次式(数1)によって表さ
れ、lは漏洩インダクタンス、Lは組合せインダクタン
スである。
【0023】
【数1】
【0024】特に漏洩インダクタンスlを小さくするこ
とが結合係数を高くし、信号の伝送効率を向上させるこ
とにつながる。
【0025】導体経路中に高い透磁率を有する磁性体が
存在することによりインダクタンス分が浮遊することに
なり、該コイル用の導体の巻始め部と巻終り部に対応す
るリード部については、コア磁性体に設けられた貫通孔
の経路相当分が無効分としての漏洩インダクタンスlと
して作用することとなる。
【0026】よって始端部と終端部用の各リード部導体
が磁性体に設けられたそれぞれ独立の貫通孔を介して導
かれるものとすると、その貫通孔の長さ相当分に比例し
て漏洩インダクタンスlが大きくなることとなる。
【0027】磁性体から構成される二つの貫通孔がスリ
ット状の孔により互いに連結し、該断面形状が略瓢箪型
を呈しても、磁気的にあたかも一つの貫通孔の如くなり
、上記コイル導体の終端部及び始端部に対応する各リー
ド部が共にその同じ貫通孔を介して導かれるようにする
ことにより、両リード部の各電流の方向が逆となる為、
インダクタンス分が相殺される形となり、漏洩インダク
タンスに与える磁性体の厚み(貫通孔の長さ相当)分の
リード部長の影響を大幅に軽減させることが出来ること
を、本発明者らは出願依頼No.218902684に
て提案した。
【0028】この様に断面形状を略瓢箪型の貫通孔にす
ることにより、回転トランスコア内に配される信号伝送
用コイルと磁気ヘッド等への接続を図る為の導電性部材
との接続を、この貫通孔内にて図る時、コイル導体の終
端部及び始端部の電気的短絡を防止する為に、この二つ
の貫通孔を連結するスリット状の孔の部分に熱発泡性部
材を配し加熱することにより、該発泡部材が膨張し該ス
リット部を隙間無く塞ぐことが容易となる。よって前記
コイル導体と磁気ヘッド等への接続を図る為の導電性部
材との接続が導電性樹脂等にて可能となり、結合係数の
劣化を伴う事無く実現できる。
【0029】フォトリソグラフィ技術を利用し可撓性絶
縁部材等の上に形成させた信号伝送用コイル導体と、ト
ランスコア内に設けられた貫通孔内へ導かれた導電性中
継部材との接続を該貫通孔内にて行う際、上記可撓性絶
縁部材の一部が除去されていると、この除去部を介して
の接続が容易となる。換言すれば回転トランスの対向面
側に可撓性絶縁部材上に形成されたコイル導体が露出し
、該コイル導体は可撓性絶縁部材を介してトランスコア
の溝に接着されており、該可撓性絶縁部材の該接続部近
傍が除去されている事は、コイル導体が該導電性中継部
材側にも露出する事になり、該中継部材にバネ性を有す
る形状とすることにより、又は導電性樹脂を介すること
により、コイル導体と導電性中継部材との電気的接続を
簡便に図ることが可能となる。
【0030】以上のように、少なくとも回転ドラムまた
は固定ドラムのうちの一方側と一体化される絶縁部材上
に、又は回転トランスを構成するローターコアとステー
ターコアの少なくとも一方に固着される絶縁部材上に、
複数の導電性中継部材を取付け、該導電性中継部材が貫
通孔まで導かれた形式とする事により、貫通孔内での電
気的接続が、定形の導電性中継部材を有した絶縁部材と
コアとの組付けを行うことにより複数個同時に実現でき
ることになる。
【0031】尚フェライトコア材はNi−Zn系のもの
を使用するれば固有抵抗が108Ω−cm以上を呈する
ため電気的には絶縁物として扱うことが出来る。
【0032】信号伝送用コイル導体を、フォトリソグラ
フィ技術を利用し可撓性絶縁部材等の上に形成させる時
、導体の厚みと導体間隔の間にはその形成方法に起因す
る制約が存在する為、直流抵抗が比較的高くなる。この
理由は回転トランスコアの溝径寸法形状を同一として、
従来一般的に採用されているポリウレタン皮膜銅線を使
用するワイヤーコイルと比較すると明らかとなる。 例えば導体径0.1mmの線材を使用すると導体間隔は
絶縁皮膜の2倍分の0.04程度となり、2回巻コイル
の幅が0.24mmとなる。これに対し銅のメッキ及び
エッチング等によりコイル導体を形成する場合は、導体
間隔と導体厚さが同一程度にしかできない制約があるた
め、2回巻コイルの幅を0.24mmとする導体幅寸法
は0.08mm程度となるが、導体断面は直方体ではな
く底面が大きい台形の形となるのが一般的である。よっ
て同一溝幅に配されるコイル導体の直流抵抗は、フォト
リソグラフィ技術を利用した場合は、従来のワイヤーコ
イルに比べ高くなることとなる。
【0033】この信号伝送用コイル導体の直流抵抗が問
題となるのは、磁気ヘッドと接続されるローター側にお
いてであり、前述の文献「ナショナル  テクニカル 
 レポート」第18巻4号「回転トランス」(坂田、田
中)にも記載されているように、低周波数帯域でその影
響が現れることとなる。この低周波数帯域において、ヘ
ッド出力電圧E0が巻数比aの回転トランスを介して、
ステータ側に誘起される出力をEiとするとき、伝送ロ
スを加味して次式(数2)にて表される。  Rhは磁
気ヘッドの直流分抵抗、Rpはローター側コイル導体の
直流抵抗を表す。
【0034】
【数2】
【0035】上式において、Lpはローター側コイルに
よる組合せインダクタンス、ωは角周波数を表す。特に
ローター側コイル導体の直流抵抗をRpを小さくするこ
とが低周波数帯域で伝送ロスを減らすことにつながる。
【0036】このため価格的な面より民生用に利用でき
るコイル導体の材料としては、銅材を用いるのが一般的
であるが、錆び易い欠点をもつ。このため可撓性絶縁部
材と接する面以外の導体全表面を、Auメッキ等を施す
ことにより防錆処理の効果と直流抵抗の減少による低周
波数帯での伝送ロスの改善を図ることが出来る。
【0037】コイル導体が絶縁部材上に設けられている
ことが、電解メッキ等により露出表面全体に他の材料を
付着させられる要因ともなり、又トランスコア間ギャッ
プを狭くして使う小径多チャンネルタイプのものにおい
ては、対向するコイル導体の腐食による、トランスコア
間ギャップ精度の劣化、及び導体コイル間短絡等に対し
ての信頼性をも向上することとなる。
【0038】以上のように、信号伝送用コイル導体をフ
ォトリソグラフィ技術を利用し可撓性絶縁部材等の上に
形成させ、導体の露出面全体にAu等の他の金属膜を施
し、該可撓性絶縁部材をコアの溝に接着し、コアに設け
られた貫通孔位置に相当する部分の可撓性絶縁部材を除
去し、更に回転トランスを構成するローターコアとステ
ーターコアの少なくとも一方に固着される絶縁部材上に
、複数の導電性中継部材を取付け、該導電性中継部材が
貫通孔まで導かれた形式にすることにより、貫通孔内で
の電気的接続が複数個同時に可能となる。この接続を行
う方法において前記導電性中継部材の弾性による圧接や
導電性樹脂が利用出来ることになり、従来の半田付け等
による様な高温を必要としなくなるため、コイル接着や
導電性樹脂の硬化又は熱発泡性部材による瓢箪型貫通孔
の連結孔の塞ぎを200℃以下の温度にて行うことが出
来る。
【0039】尚上記導電性中継部材におけるコイル導体
側とは反対側の端部の接続形態を、半田付け等による熱
を必要としない圧接接続形式にすることにより、コイル
導体と該導電性中継部材との接続部に熱的ストレスが加
わらないため、コイル導体との接続における信頼性が劣
化しないこととなる。
【0040】又トランスコアの形状において上記瓢箪型
貫通孔の位置は、スパイラル状のコイルの一部を歪曲す
るごとく、該コイル用の導体の巻終り部に対応する部分
の位置を該スパイラルコイルの円周線の延長上に配する
様にすることにより、特に最外周側においては貫通孔の
側壁を構成するコアの肉厚を増やすことが出来るため、
製造時の割れ欠け等の防止が可能となる。
【0041】
【実施例】以下、本発明を図1〜図14に示した一実施
例により説明する。
【0042】図1は本発明の一実施例に係わる回転磁気
ヘッド装置の要部断面図であり、同図において、4は固
定ドラム、5は回転ドラム、10は固定ドラム4に固定
された固定側トランスコア(ステーターコア)、20は
回転ドラム5に固定された回転トランスコア(ローター
コア)である。上記固定ドラム4側においては、トラン
スコアの対向面とは反対側には信号伝送コイルとの接続
を図る複数の導電性中継部材81を保持する絶縁部材8
が固定され、該絶縁部材8上の前記中継部材81の一方
の端は雌型中継子81−bとして構成され、固定ドラム
4の下部より配される可撓性プリント基板45上にピン
を配した雄型中継子46と組み合わされ回転磁気ヘッド
装置の外部回路へ接続される。
【0043】回転ドラム5にベアリング13を介して軸
支されたシャフト12と前記固定ドラム4とが一体化さ
れ、ベアリング13と共に回転する回転ドラム5の外周
部には、磁気ヘッド6が配されている。そして回転する
回転ドラム5への信号の授受は、固定側トランス10、
回転側トランスコア20、及び各信号伝送用コイルとで
構成される公知の回転トランスによって行われるように
なっており、各トランスコア10,20の溝内には、前
記磁気ヘッド6の数に対応する数の信号伝達用コイル1
00,200がそれぞれ埋設され、本例では7溝に2シ
ョートリングと5チャンネルの例を示す。  前記回転
トランス側の電気的接続において、回転トランスコア2
0の溝内に埋設される各信号伝送用コイル導体200は
、絶縁部材7に具備された複数の導電性中継部材71と
トランスコアに設けられた貫通孔内にて接続される。該
絶縁部材7上の前記中継部材71はトランスコアの対向
面とは反対側に導かれ、一方の端をバネ性を有する形状
71−bに構成させて、ヘッドベース60上の中継基板
(図示せず)に弾性接触し磁気ヘッド6と接続される。
【0044】回転ドラム5の上部には、回転ドラムの駆
動力となるモーターの構成要素31,32が組付けられ
ている。
【0045】図2は本発明の一実施例に係わる回転トラ
ンスのローター側の平面図、断面図、裏面図を示す。図
3は本発明の一実施例に係わる回転トランスのステータ
ー側の平面図、平面図のA−O−A線に沿う要部断面図
、裏面図を示す。
【0046】各トランスコア10,20の溝内に埋設さ
れる信号伝達用コイル導体100,200は、フォトリ
ソグラフィ技術を利用しポリイミド材等の可撓性絶縁部
材1000,2000の上に形成し、可撓性絶縁部材が
コアに接着固定される。使用される接着剤300(図示
せず)は、嫌気性アクリル系接着剤やゴム系接着剤又は
アクリル系粘着フィルムが好ましい。
【0047】PPS(Polyphenylene S
ulfide)又は液晶ポリマー等の高分子材よりなる
絶縁部材7,8上に保持されたリン青銅材等よりなる導
電性中継部材71,81の一端は、各コアに設けられた
貫通孔11,21内に導かれる。
【0048】コイル導体100,200を保持する可撓
性絶縁部材1000,2000のコイル始端部及び終端
部に相当する部分は、該可撓性絶縁部材の一部を除去し
た構造とし、コイル導体を該導電性中継部材側にも露出
させることにより、前記貫通孔内に導かれた中継部材7
1−a,81−aとコイル導体100,200との接続
を貫通孔内にて図る。
【0049】尚この際、複数の導電性中継子71,81
を保持する絶縁部材7,8はコア10,20に接着固定
され、該導電性中継子の一端は各コアに設けられている
貫通孔内へ導かれる定形の形状を呈する。
【0050】トランスコア10,20と絶縁部材7,8
とはエポキシ系接着剤又は嫌気性アクリル系接着剤や粘
着テープ等により接着固定される。
【0051】図4は本発明の一実施例に係わる回転トラ
ンスのローター側に使用される中継子の平面図、要部断
面図、裏面図を示す。図5は本発明の一実施例に係わる
回転トランスのステーター側に使用される中継子の平面
図、平面図のA−O−A線に沿う要部断面図、裏面図を
示す。
【0052】上記導電性中継部材71,81において、
コイル導体側の端部には添字aを、他端部には添字bを
つけ、又トランスコアの貫通孔位置に対応し内側より順
に小文字数字を添え、更にコイルの巻始め巻終り側の区
別の為に、巻終り側に  ’を付けて表す。
【0053】図6は本発明の一実施例に係わる回転トラ
ンスのローターコア20の平面図、断面図、裏面図を示
す。図7は本発明の一実施例に係わる回転トランスのス
テーターコア10の平面図、平面図のA−O−A線に沿
う要部断面図、裏面図を示す。
【0054】信号伝送用コイルが配せられる溝は、末尾
を変化させ内側より、111,112,113,114
,115,116,117及び211,212,213
,214,215,216,217と表す。貫通孔11
,21については、トランスコア内の溝位置に対応し内
径側より順に末尾を変化させた数字を添え、更にコイル
の巻始め巻終り側の区別の為に、巻終り側に  ’を付
けて表す。特に最外周溝に対応する貫通孔11−7,1
1−7’,21−7,21−7’の位置については、他
の貫通孔の様に溝の中心径に対して均等に内外径側に位
置する事無く、内径側よりに位置しており、図9のA部
及び図10のB部に示すごとく、スパイラルコイルの一
部を歪曲させて該コイルの円周線の延長上に11−7’
,21−7’部が位置するように構成される。このよう
な配慮を行なうことにより、貫通孔11−7’,21−
7’部と最外形部との間の厚みが増し、フェライトコア
の製造において割れ欠けの発生を抑えることができる。
【0055】又本発明のような略瓢箪型の様な異形断面
となる貫通孔の形状をしたフェライトコアの製造には、
射出成型が好ましい。
【0056】図8は、本発明の一実施例に係わる回転ト
ランスのローター側の信号伝送コイル用可撓性絶縁部材
2000の平面図を示す。図9は、図8の絶縁部材上に
形成されるコイル導体等のパターン形状を表す平面図で
ある。
【0057】図11は、本発明の一実施例に係わる回転
トランスのステーター側の信号伝送コイル用可撓性絶縁
部材1000の平面図を示す。図10は、図11の絶縁
部材上に形成されるコイル導体等のパターン形状を表す
平面図である。
【0058】導体コイルの始端部及び終端部に対応し、
トランスコア内に組み付け時に貫通孔側へ該導体を露出
させる穴部については、トランスコア内の溝位置に対応
し内径側より順に絶縁部材1000,2000の末尾を
変化させた数字とし、更にコイルの巻始め巻終り側の区
別の為に、a,bを付記し巻終り側にbを付けて表す。 コイル導体のパターン100,200は、前述同様にト
ランスコア内の溝位置に対応し、内径側より順に導体1
00,200の末尾を変化させた数字とし、更にコイル
の巻始め巻終り側の区別の為に、a,bを付記し巻終り
側にbを付けて表す。
【0059】絶縁部材1000,2000は、可撓性を
有し、耐熱特性が200℃以上で、厚さ0.01〜0.
1mm程度のポリエステルやポリイミド及びPPS等の
高分子材より、各コイルが配せられる円環部が分離する
ことなく、連がって一つの形状となっている。
【0060】本発明のコイル導体のパターンの例は、ロ
ーター側の201,202は3ターンコイル、204,
205は2ターンコイル、203,206はショートリ
ング、207は2ターンコイルとなっている。ステータ
ー側の101,102は6ターンコイル、104,10
5は4ターンコイル、103,106はショートリング
、107は3ターンコイルとなっている。
【0061】図12,図13は本発明の一実施例に係わ
るコイル導体と導電性中継部材との接続例を示す、フェ
ライトコアの貫通孔における要部断面図である。図12
は導電性樹脂を介在させた場合、図13は圧接による場
合を示す。
【0062】図12において、表面にNi,Au等のメ
ッキ膜が施されたコイル導体100,200は可撓性絶
縁部材1000,2000上に形成され、フェライトコ
ア10,20の溝内に接着剤300を介して固定される
。貫通孔部に対応し該導体の始端部及び終端部が、導電
性中継部材71−a,81−a側に露出するごとく、前
記可撓性絶縁部材1000,2000の一部が除去され
て穴部を形成している。此の穴部を介して導電性樹脂9
により導体コイルと中継部材71,81との接続が図ら
れる。
【0063】図13においては、導体コイル100,2
00の、導電性中継部材側の可撓性絶縁部材1000,
2000が除去された穴部側の表面にもNi,Au等の
メッキ膜が施されており、前記導電性中継部材の端部7
1−a,81−aが弾性を有する接触子の形状に構成さ
れ、Auメッキ等が施されており、コイル導体との接続
を圧接により行う。
【0064】又図12の様にコイル導体との接触を圧接
により行わない場合は、導電性樹脂等を使用する事にな
り、該導電性樹脂9により中継子端間が電気的に短絡し
ない様に仕切る必要が有り、この場合の一実施例を図1
4に示す。
【0065】図14は、ローター側の一貫通孔近傍の拡
大図を示す。貫通孔連結部212には、150℃前後の
熱により発泡する部材95を介在させることにより、導
電性樹脂9により中継子端間が電気的に短絡しない様に
仕切り、導電性中継部材の端部71−a,81−aを固
定する事が出来る。
【0066】使用する導電性樹脂は、150℃前後で硬
化しフィラーがAg系の導電性ペーストである藤倉化成
(株)のドータイトが、又熱発泡性部材95については
、120℃にて反応する日東電工(株)製発泡剥離シー
トNo.3195シリーズが好ましい。
【0067】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、回転磁気ヘ
ッド装置に用いられる回転トランスにおける複数の信号
伝送用コイルと、該接続部近傍に導かれる定形の形状を
呈する中継子とを、トランスコア内に設けられた貫通孔
内にて、電気的接続を行うことが出来るため、以下に示
す効果を奏する。
【0068】(1)結合係数の劣化を伴うことなく、コ
イルリード端を導き出すことが出来る。 (2)複数チャンネルの接続を、同時に行うことが出来
る。 (3)使用する部品が定形化されているため、取扱性が
容易となりロボット等による自動組立てが可能となる。 (4)半田付け等による接続を必要とせず、200℃以
下の接続作業温度とすることが出来るため、コイル導体
とコアの接着及び中継子とコアとの接着等に使用する接
着剤の耐熱性及び他の回転トランス構成部材の耐熱性を
下げることが出来る。 (5)フォトリソグラフィ技術を利用するコイル導体、
貫通孔を有するフェライトコア、導電性中継部材を有す
る高分子材からなる中継子等の各構成部品は、それぞれ
専門の製造技術によって得られるため、製造における制
約条件が付帯しないので信頼性が高いものが得られる。 可撓性絶縁部材上に形成されるコイル導体の露出面に、
他の金属膜を付けることが出来るため (6)コイル導体の腐食に関し、導体間の短絡に対する
信頼性の向上と共に、回転トランスとしての対抗するコ
ア間ギャップの信頼性をも向上させることが出来る。 (7)コイル導体の断面積が増え、結果的にコイル導体
の直流抵抗を減少させる事となるため、低周波数帯域で
の伝送損失を抑制できる。又トランスコアの貫通孔を設
ける位置について、スパイラル状コイルの円周線の延長
上に設ける配慮を行うことにより (8)貫通孔と最外形部との間のコアの厚みが増し、フ
ェライトコアの製造における割れ欠けの発生を抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る回転磁気ヘッド装置の
要部断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る5チャンネル構成の回
転側回転トランスの平面図が(a),断面図が(b),
裏面図が(c)である。
【図3】本発明の一実施例に係る5チャンネル構成の固
定側回転トランスの平面図が(a),平面図のA−O−
A線に沿う断面図が(b),裏面図が(c)である。
【図4】本発明の一実施例に係る5チャンネル構成の回
転側回転トランスに使用される中継子の平面図が(a)
,断面図が(b),裏面図が(c)である。
【図5】本発明の一実施例に係る5チャンネル構成の固
定側回転トランスに使用される中継子の平面図が(a)
,平面図のA−O−A線に沿う断面図が(b),裏面図
が(c)である。
【図6】本発明の一実施例に係る5チャンネル構成の回
転側回転トランスに使用されるトランスコアの平面図が
(a),断面図が(b),裏面図が(c)である。
【図7】本発明の一実施例に係る5チャンネル構成の固
定側回転トランスに使用されるトランスコアの平面図が
(a),平面図のA−O−A線に沿う断面図が(b),
裏面図が(c)である。
【図8】本発明の一実施例に係る5チャンネル構成の回
転側回転トランスに使用される信号伝送コイル用基材で
ある可撓性絶縁部材の平面図である。
【図9】本発明の一実施例に係る5チャンネル構成の回
転側回転トランスに使用される信号伝送コイルパターン
の平面図である。
【図10】本発明の一実施例に係る5チャンネル構成の
固定側回転トランスに使用される信号伝送コイルパター
ンの平面図である。
【図11】本発明の一実施例に係る5チャンネル構成の
回転側回転トランスに使用される信号伝送コイル用基材
である可撓性絶縁部材の平面図である。
【図12】本発明の回転トランスのコイル導体と導電性
中継部材との接続部における、本発明の一実施例に係る
導電性樹脂を使用した場合の要部断面図である。
【図13】本発明の回転トランスのコイル導体と導電性
中継部材との接続部における、本発明の一実施例に係る
圧接による場合の要部断面図である。
【図14】本発明の回転トランスのコイル導体と導電性
中継部材との接続部における、本発明の一実施例に係る
導電性樹脂を使用した場合の熱発泡性部材を配する貫通
孔近傍拡大平面図である。
【符号の説明】
4…固定ドラム、 5…回転ドラム、 12…シャフト、 6…磁気ヘッド、 60…ヘッドベース、 13…ベアリング、 7…回転側絶縁部材、 8…固定側絶縁部材、 71…回転側導電性中継部材、 81…固定側導電性中継部材、 71−a…貫通孔部導電性中継部材、 81−a…貫通孔部導電性中継部材、 71−b…弾性接触子、 81−b…雌型接触子、 20…ローターコア、 10…ステーターコア、 21…貫通孔、 11…貫通孔、 32…回転側モーター構成要素、 31…固定側モーター構成要素、 45…可撓性プリント基板、 46…雄型中継子、 200…回転側信号伝送コイル、 100…固定側信号伝送コイル、 2000…可撓性絶縁部材、 1000…可撓性絶縁部材、 9…導電性樹脂、 95…熱発泡性部材、 300…接着剤、 99…金属膜。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転トランスを構成するローターコアとス
    テーターコアのうちローターコアを回転ドラムに、ステ
    ータコアを固定ドラムにそれぞれ取り付けて対向させ、
    固定ドラム側から前記回転トランスを介して回転ドラム
    側の磁気ヘッドに記録信号を供給し、該磁気ヘッドから
    の再生信号を前記回転トランスを介して固定ドラム側へ
    伝達するようにした回転磁気ヘッド装置において、少な
    くとも前記回転ドラムまたは固定ドラムのうちの一方側
    と一体化される絶縁部材上に、複数の導電性部材を取付
    け、該導電性部材が前記回転トランスコアに設けられた
    貫通孔内まで導かれ、前記コアの対向面側に設けられた
    信号伝送コイル導体の巻始め及び巻終りに相当する部分
    と前記貫通孔内にて電気的に複数個同時に接続される事
    を特徴とする回転磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載において、信号伝送用コイル
    導体が可撓性絶縁部材上に形成される時、該コイル導体
    の巻始め及び巻終りに相当する部分の一部分が露出する
    如く、該可撓性絶縁部材が除去されている事を特徴とす
    る回転磁気ヘッド装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載において、絶縁部材上に取り
    付けられた導電性部材と、信号伝送用コイル導体の巻始
    め及び巻終りに相当する導体部分が、前記回転トランス
    コアに設けられた貫通孔内にて電気的接続がなされると
    きに、導電性樹脂を介して行われる事を特徴とする回転
    磁気ヘッド装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載において、絶縁部材上に取り
    付けられた導電性部材と、信号伝送用コイル導体の巻始
    め及び巻終りに相当する導体部分が、前記回転トランス
    コアに設けられた貫通孔内にて電気的接続がなされると
    きに、圧接のみにより行われる事を特徴とする回転磁気
    ヘッド装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載において、絶縁部材上に取り
    付けられた導電性部材と、信号伝送用コイル導体の巻始
    め及び巻終りに相当する導体部分が、前記回転トランス
    コアに設けられた貫通孔内にて電気的接続がなされると
    きに、200℃以下の温度にて行われる事を特徴とする
    回転磁気ヘッド装置。
  6. 【請求項6】請求項2記載において、可撓性絶縁部材上
    に形成された信号伝送用コイル導体の露出面全面に他の
    金属膜が施されている事を特徴とする回転磁気ヘッド装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1記載において、前記回転トランス
    コアに設けられる貫通孔の位置が、スパイラル状の信号
    伝送用コイルの円周線延長上にある事を特徴とする回転
    磁気ヘッド装置。
  8. 【請求項8】請求項3記載において、前記貫通孔内で信
    号伝送用コイル導体の巻始め及び巻終りに相当する導体
    部分と、絶縁部材に保持された複数の導電性部材が接続
    される時、熱発泡性部材を用いる事により該貫通孔を巻
    始め及び巻終り側に仕切ることを特徴とする回転磁気ヘ
    ッド装置。
  9. 【請求項9】回転トランスを構成するローターコアとス
    テーターコアの少なくとも一方に固着される絶縁部材上
    に、複数の導電性部材を取付け、該導電性部材が前記回
    転トランスコアに設けられた貫通孔内まで導かれ、前記
    コアの対向面側に設けられた信号伝送用コイル導体の巻
    始め及び巻終りに相当する部分と前記貫通孔内にて電気
    的に複数個同時に接続される事を特徴とする回転トラン
    ス。
  10. 【請求項10】請求項9記載において、信号伝送用コイ
    ル導体が可撓性絶縁部材上に形成されとき、該コイル導
    体の巻始め及び巻終りに相当する部分の一部分が露出す
    る如く、該可撓性絶縁部材が除去されている事を特徴と
    する回転トランス。
  11. 【請求項11】請求項10記載において、絶縁部材上に
    取り付けられた導電性部材と、信号伝送用コイル導体の
    巻始め及び巻終りに相当する導体部分が、前記回転トラ
    ンスコアに設けられた貫通孔内にて電気的接続がなされ
    るときに、導電性樹脂を介して行われる事を特徴とする
    回転トランス。
  12. 【請求項12】請求項10記載において、絶縁部材上に
    取り付けられた導電性部材と、信号伝送用コイル導体の
    巻始め及び巻終りに相当する導体部分が、前記回転トラ
    ンスコアに設けられた貫通孔内にて電気的接続がなされ
    るときに、圧接のみにより行われる事を特徴とする回転
    トランス。
  13. 【請求項13】請求項9記載において、絶縁部材上に取
    り付けられた導電性部材と、信号伝送用コイル導体の巻
    始め及び巻終りに相当する導体部分が、前記回転トラン
    スコアに設けられた貫通孔内にて電気的接続がなされる
    ときに、200℃以下の温度にて行われる事を特徴とす
    る回転トランス。
  14. 【請求項14】請求項10記載において、可撓性絶縁部
    材上に形成された信号伝送用コイル導体の露出面全面に
    他の金属膜が施されている事を特徴とする回転トランス
  15. 【請求項15】請求項9記載において、前記回転トラン
    スコアに設けられる貫通孔の位置が、スパイラル状の信
    号伝送用コイルの円周線延長上にある事を特徴とする回
    転トランス。
  16. 【請求項16】請求項11記載において、前記貫通孔内
    で信号伝送用コイル導体の巻始め及び巻終りに相当する
    導体部分と、絶縁部材に保持された複数の導電性部材が
    接続される時、熱発泡性部材を用いる事により該貫通孔
    を巻始め及び巻終り側に仕切ることを特徴とする回転ト
    ランス。
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