JPH0225244B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0225244B2
JPH0225244B2 JP56164669A JP16466981A JPH0225244B2 JP H0225244 B2 JPH0225244 B2 JP H0225244B2 JP 56164669 A JP56164669 A JP 56164669A JP 16466981 A JP16466981 A JP 16466981A JP H0225244 B2 JPH0225244 B2 JP H0225244B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
rotary transformer
magnetic film
ferrite
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP56164669A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5866314A (ja
Inventor
Yoshihide Niifuku
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP56164669A priority Critical patent/JPS5866314A/ja
Publication of JPS5866314A publication Critical patent/JPS5866314A/ja
Publication of JPH0225244B2 publication Critical patent/JPH0225244B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/18Rotary transformers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は磁性材料から成りかつ巻き線が配設さ
れた一対の基板を回転部及び固定部にそれぞれ取
付けて前記一対の基板及び巻き線を互いに対向配
置させ、前記回転部と前記固定部との間で信号を
無接触で伝送するようにしたロータリトランスに
関し、特にVTRにおける回転ヘツドドラム等に
用いて好適なものである。 VTRの回転ヘツドドラムには、回転ドラムと
固定ドラムとの間で記録信号及び再生信号を無接
触で伝送するためにロータリトランスが設けてあ
る。ロータリトランスは磁気的な結合を利用した
ものであり、第1図はこのようなロータリトラン
スに用いられているトランスコア1の断面図を示
すものである。なお第1図のトランスコア1が固
定ドラムの側に設けられると共に、同じものが回
転ドラムの側にも対向して設けられ、ロータリト
ランスが構成される。 第1図のロータリトランスコア1は、例えばフ
エライト材でもつて環状に成型され、その表面に
は、コイル装着用の同心円状の2つの溝2,3が
形成されている。そしてこのトランスコア1は固
定ドラム及び回転ドラムにそれぞれ同心状に固着
されている。これらのコイル装着溝2,3の夫々
には、Aヘツド及びBヘツド用の環状の巻き線
4,5が装着される。なお、トランスコア1とし
てフエライト材を用いるようにしているのは、フ
エライト材は高透磁率でかつ周波数特性が良いか
らである。 現在一般に用いられているロータリトランス及
びフエライトの特性は下記の表1及び表2に示す
如くである。
【表】
【表】
【表】 ところが、従来の2チヤンネルのロータリトラ
ンスでは上述の如き諸特性を満足させるために
は、少なくとも150mm2以上の各チヤンネルにおけ
る対向面積を持つことが必要である。なお、対向
面積とは各チヤンネルに対応する磁路面積のこと
を指すものであつて、簡易的には第1チヤンネル
巻き線から第2チヤンネル巻き線との間の面積
(第2図において斜線Sで示す部分の面積)の半
分である。このためロータリトランスの外径寸法
を直径30mm以下にすることは困難である。 ところで、現在ではロータリトランスの小型化
及び多チヤンネル化に対応し得るように、トラン
スコアとして現在使用されているフエライト材を
用いたものであつて、なおかつ100mm2以下の対向
面積のロータリトランスが必要とされている。し
かしながら従来のロータリトランス(2チヤンネ
ルの場合)の形状及び材質では、その外径寸法を
直径20mm以下にすることは特性上から考えて非常
に困難であるのが実状である。 本発明は上述の如き実状に鑑みて発明されたも
のであつて、フエライト材をトランスコアとして
使用しかつ回転部と固定部との対向面に分割した
磁性膜をそれぞれ設けて磁気特性及び磁気効率を
向上し得て、小型化及び多チヤンネル化可能なロ
ータリトランスを提供しようとするものである。 以下本発明をVTRの回転ヘツドドラムに用い
られるロータリトランスに適用した一実施例を第
3図〜第10図を参照して説明する。 第3図に示すように、本実施例のロータリトラ
ンスは従来の如くロータ(回転部)8とステータ
(固定部)9とから構成されている。なお、ロー
タ8は図外の回転ドラムの下面に配設され、一
方、ステータ9は固定ドラムの上面に配設されて
おり、これら両者はわずかな隙間を隔てて互いに
対向している。これらのロータ8及びステータ9
はフエライト製のコア10,11をそれぞれ具備
し、これらのコア10,11の中央部には回転軸
が挿通される断面円形の貫通孔12,13がそれ
ぞれ形成されている。 次にロータ8及びステータ9の構造に付き更に
詳述するが、これら両者の構造は互いに同一であ
るので、ここではロータ8のみの構造に付き説明
し、ステータ9に関する説明は省略する。 先ず第3図及び第5図に明示するように、ロー
タ8のコア10上にはフエライトより初期透磁率
の大きいパーマロイ、センダスト、アルパーム等
から成りかつ分割されている磁性膜15が5〜
10μmの膜厚で形成されている。なお、このよう
にフエライトコア10上にフエライトより初期透
磁率の高い磁性体から成る磁性膜15を設けるよ
うにしたのは磁気特性の向上を図るためである。
しかし、この磁性膜15を均一に形成した場合に
は磁性膜15の比抵抗が小さい(20〜50μΩcm)
ため渦電流損により透磁率の周波数特性が劣化す
る。このため、本実施例においては見かけ上の比
抵抗を大きくし渦電流損を減少させるために、第
7図に示す如く、例えば同心円状に数μm(例え
ば2μm)のオーダーで分割されている。磁性膜
15の分割巾を数μmのオーダーとしている理由
は磁性膜の表皮深度(スキン・デプス)が第8図
に示す如き周波数依存性を有しているからであ
る。 また、第5図に示す如くこの磁性膜15は
SiO2等から成る絶縁層16で被覆されている。
更に、この絶縁層16の上面には巻き線17,1
8が第4図に示すように同心円状に設けられてい
る。また、上述の絶縁層16の上面には絶縁層1
9が形成されており、この絶縁層19により巻き
線17,18がそれぞれ被覆されている。なお、
巻き線17の両端部及び巻き線18の両端部に
は、第4図〜第6図に示す如く、蒸着、スパツタ
リング等の方法で設けられた薄膜状の電極21
a,21b及び22a,22bが電気的に接続さ
れている。すなわち、第5図に示す如く、電極2
1a〜22bの各リード部23a〜24bが絶縁
層19の窓部20を介して巻き線17,18の両
端に接続されており、それらの他端部にはコア1
0からはずれた位置に電極板部25a〜26bが
形成されている。なお図示を省略したが、Aヘツ
ドの2つの端子が上述の電極板部25a及び25
bにリード線によつてそれぞれ接続され、またB
ヘツドの2つの端子が電極板部26a及び26b
にリード線によつてそれぞれ接続されている。 そして前記電極21a〜22b間への塵埃の付
着及び短絡を防止するために、Si3N4、SiO2等か
ら成る保護膜27(第9図G参照)によつて電極
21a〜22bが被覆されている。 上述の如き構成のロータリトランスを製造する
際の手順につき説明する。 先ずフエライト基板を円板状に加工し、次い
で、第9図Aに示すように、フエライト基板10
の一面上に蒸着、スパツタリング等によつてパー
マロイ、センダスト、アルパーム等から成る薄状
の磁性膜15を均一に形成する。しかる後にこの
磁性膜15をドライエツチング等の微細加工技術
によつて第7図及び第9図Bに示す如く、例えば
数μm単位(例えば2μm)で同心円状に分割す
る。次いで、第9図Cに示す如くフエライト基板
10上にSiO2等から成る絶縁層16を形成し、
この絶縁層16によつて上述の分割された磁性膜
15を被覆する。この後に、第4図及び第9図D
に示す如く、前記絶縁層16の上面の所定箇所に
渦巻状の巻き線17,18を蒸着、スパツタリン
グ等によつて同心円状に形成する。そして、更
に、第9図Eに示す如くSiO2等から成る絶縁層
19によつて巻き線17,18を被覆する。 次に、第9図Fに示す如く、導電性の電極21
a〜22bを被着すると共に、巻き線17,18
の両端に対応する絶縁層19の箇所に設けられた
窓部20を介して前記電極21a〜22bのリー
ド部23a〜24bの一端を電気的に接続する。
最後に電極21a〜22bを保護膜27によつて
被覆する。 以上の如く構成したロータリトランスによれ
ば、フエライトコア10の上面に、フエライトよ
り初期透磁率の高いパーマロイ、センダスト、ア
ルパーム等の磁性体から成りかつ数μm(例えば
2μm)のオーダーで分割されている磁性膜15
を設けたので、磁気特性の向上及び磁気効率の向
上を図ることが可能となる。すなわち、従来のフ
エライト、均一に形成した磁性膜及び分割した磁
性膜の透磁率の周波数依存性を示す第10図のグ
ラフから明らかなように、分割した磁性膜の場合
には、広範囲の周波数帯域に亘つて非常に高い透
磁率を維持するようになる。このためロータリト
ランスの結合係数を大きくとれる。また、磁性膜
を分割したのでロータリトランスの実質的な対向
面積(表面積)を広くとることができる。従つ
て、フエライトコア10の対向面積を小さくした
としても所定の諸特性を得ることができる。この
結果、ロータリトランスの小型化及び多チヤンネ
ル化を図ることが可能となる。 また、本実施例では巻き線17,18及び電極
21a〜22bを薄状の導電膜にて構成するよう
にしたことにより渦電流損の低減化を図ることが
できるので全体的な磁気効率を一段と向上させる
ことができる。 また第11図は本発明の第2の実施例を示すも
のであつて、本実施例においては巻き線17,1
8及び分割された磁性膜15がともにフエライト
コア10の上面に形成され、これらの巻き線1
7,18が所定の分割磁性膜の間に配置されてい
る。なお、この場合にも前記第一の実施例の場合
と同様に前記巻き線17,18及び磁性膜15を
絶縁する絶縁層16が形成され、またこの絶縁層
16に設けられた窓20を介して電極21a〜2
2bのリード部23a〜24bの一端が巻き線1
7,18の両端にそれぞれ接続されている。そし
て保護膜27によつて電極21a〜22bが被覆
されている。 以上の如く構成した場合にも既述の第一の実施
例と全く同様の作用効果を奏することになる。 以上本発明を実施例に付き述べたが、本発明は
これらの実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が
可能である。 例えば、既述の実施例においては磁性膜15を
同心円状の分割パターンとしたが、第12図に示
す如く、格子状パターンとしても良く、第13図
に示すように放射状パターンとしても良い。ま
た、第14図に示すように格子状パターン及び放
射状パターンを組合わせた形状の分割パターンで
あつても良く、更にその他各種の分割パターンを
採用することが可能である。 以上の如く本発明は磁性材料から成りかつ巻き
線が配置された一対の基板を回転部及び固定部に
それぞれ取付けて前記一対の基板及び巻き線を互
いに対向配置させ、前記回転部と前記固定部との
間で信号を無接触で伝送するようにしたロータリ
トランスにおいて、前記一対の基板のうち少なく
とも一方の対向面に、前記基板の初期透磁率より
も高い初期透磁率を有しかつ多数区画に細分割さ
れている磁性膜を形成すると共に、前記巻き線と
前記磁性膜とを互いに絶縁した状態で配設したも
のである。故に、本発明によれば、高透磁率でか
つ多数区画に細分割された磁性膜を磁性材基板上
に設けるようにしたので、渦電流が分断されて渦
電流損が大巾に低減されることになる。従つて、
透磁率の周波数依存性を大巾に改善でき、固定部
と回転部との磁気結合係数を大きくとることがで
きる。しかも、磁性膜を分割したのでロータリト
ランスの実質的な対向面積(表面積)を広くとる
ことができる。この結果、磁性材基板の対向面積
を小さくしたとしても所定の諸特性を得ることが
でき、ひいてはロータリトランスの大巾な小型化
及び多チヤンネル化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はVTRの従来のロータリトランスコア
の断面図、第2図は同上の平面図、第3図〜第1
0図は本発明の第1の実施例を説明するためのも
のであつて、第3図は本発明のロータリトランス
の組立縦断面図、第4図はロータリトランスのロ
ータの平面図、第5図は前記ロータの構造を説明
するための部分拡大断面図、第6図は巻き線と電
極の接続関係を示すための平面図、第7図はフエ
ライトコア上に被着された磁性膜の分割形状を示
すための平面図、第8図はパーマロイの表皮深度
と周波数との関係を示すグラフ、第9図A〜Gは
本発明の一実施例のロータリトランスを作製する
手順を示す断面図、第10図はフエライト、均一
に形成した磁性膜及び分割した磁性膜のそれぞれ
の透磁率の周波数依存性を示すグラフ、第11図
は本発明の第2の実施例を示す第5図と同様の断
面図、第12図〜14図は磁性膜の分割パターン
の変形例をそれぞれ示す平面図である。 なお図面に用いた符号において、8……ロー
タ、9……ステータ、10,11……フエライト
コア、15……磁性膜、16……絶縁層、17,
18……巻き線である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁性材料から成りかつ巻き線が配設された一
    対の基板を回転部及び固定部にそれぞれ取付けて
    前記一対の基板及び巻き線を互いに対向配置さ
    せ、前記回転部と前記固定部との間で信号を無接
    触で伝送するようにしたロータリトランスにおい
    て、前記一対の基板のうちの少なくとも一方の対
    向面に、前記基板の初期透磁率よりも高い初期透
    磁率を有しかつ多数区画に細分割されている磁性
    膜を形成すると共に、前記巻き線と前記磁性膜と
    を互いに絶縁した状態で配設したことを特徴とす
    るロータリトランス。
JP56164669A 1981-10-15 1981-10-15 ロ−タリトランス Granted JPS5866314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56164669A JPS5866314A (ja) 1981-10-15 1981-10-15 ロ−タリトランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56164669A JPS5866314A (ja) 1981-10-15 1981-10-15 ロ−タリトランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5866314A JPS5866314A (ja) 1983-04-20
JPH0225244B2 true JPH0225244B2 (ja) 1990-06-01

Family

ID=15797571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56164669A Granted JPS5866314A (ja) 1981-10-15 1981-10-15 ロ−タリトランス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5866314A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58197806A (ja) * 1982-05-14 1983-11-17 Tdk Corp ロ−タリ−トランス
JPS58197807A (ja) * 1982-05-14 1983-11-17 Tdk Corp ロータリートランスの製造方法
JPS5984410A (ja) * 1982-11-05 1984-05-16 Hitachi Ltd ロ−タリトランス

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5866314A (ja) 1983-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5173826A (en) Thin film head with coils of varying thickness
KR910000302B1 (ko) 박막 자기헤드 및 그 제조방법
EP0051123B1 (en) Magnetic head assembly
JPH01130509A (ja) 回転トランスフォーマ
US5305168A (en) Thin film transducer suspension assembly with flexuro mounted booster element
JPH0225244B2 (ja)
JPH04319501A (ja) 回転磁気ヘッド装置とそれに用いる回転トランス
KR19980702172A (ko) 헤드-드럼장치를 포함하는 마그네틱-테입 기록/재생장치
JPS643334B2 (ja)
JPH01158707A (ja) 回転トランス及びその製造方法
JP2972249B2 (ja) 回転磁気ヘッド装置とそれに用いる回転トランス
JPS61201405A (ja) ロ−タリ−トランス
KR100224648B1 (ko) 두께가 변환된 코일이 설치된 박막헤드
JPH03148102A (ja) 回転トランス
JPH04344311A (ja) 薄膜磁気回路基板及びそれを用いた磁気ヘッド
JPH0528733Y2 (ja)
SU801056A1 (ru) Интегральна тонкопленочна МАгНиТНА гОлОВКА
JPS61265811A (ja) ロ−タリ−トランス
JPS62219506A (ja) ロ−タリ−トランス
JP2000306752A (ja) ロータリートランス
JPS6232338Y2 (ja)
JP2952969B2 (ja) 回転トランスとその製造方法
JPS59104719A (ja) 薄膜磁気ヘツド
JPH0448608A (ja) 回転トランス
JPH07201611A (ja) ロータリートランス