JPH0429781A - 防曇プラスチックの製造方法 - Google Patents

防曇プラスチックの製造方法

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JPH0429781A
JPH0429781A JP13486790A JP13486790A JPH0429781A JP H0429781 A JPH0429781 A JP H0429781A JP 13486790 A JP13486790 A JP 13486790A JP 13486790 A JP13486790 A JP 13486790A JP H0429781 A JPH0429781 A JP H0429781A
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plastic
treatment
oxide layer
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metal oxide
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JP13486790A
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Kazuhiro Noguchi
和裕 野口
Motokazu Yuasa
基和 湯浅
Takeshi Uehara
剛 上原
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐擦傷性を有する防曇プラスチフクの製造方
法に関する。
(従来の技術) 一般に、プラスチックやガラスの表面温度が、露点以下
になった場合には、それらの表面に微小な水滴が付着し
て曇りを生しる。例えば、眼鏡レンズ、ゴーグル、車の
窓ガラスなどでは、その周囲の温度が急激に低下した場
合に曇りが生しることは良く知られているところである
。このような透明部材に曇りが生した場合には、先を見
通すことができないので、不快に怒しるだけでなく、大
事故につながる危険性もある。このため、従来から透明
部材の曇りを防止するために種々の防曇技術が提案され
ている。
例えば、特開昭53−58492号公報には、スルホン
酸型両性界面活性剤および無機塩あるいは酢酸塩を含有
する組成物を透明部材の表面に処理する技術が提案され
ている。しかしながら、この方法では透明部材の表面に
形成された膜の硬度が低く、防曇効果の長期持続性に劣
る欠点がある。また、透明部材となる樹脂中に界面活性
剤を混練する技術も提案されているが、防曇効果の持続
性、ブリド現象による白化、表面耐擦傷性に劣る欠点が
ある。さらに、親水性高分子を架橋させて防曇性と耐擦
傷性の両者を付与しようとする方法や、透明部材表面の
プラズマ処理による親水性の付加、表面グラフト化など
の方法も提案されているが、いずれの方法も防曇性、耐
擦傷性の両者を実用レヘルで付与するまでには至ってい
ない。
また、特開平2−22343号公報には、表面に金属酸
化物層が形成されたプラスチック基材の金属酸化物層表
面を親水性有機物で修飾する方法が開示されているが、
防曇効果の長期持続性に劣る。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記の実情に着目してなされたものであり、そ
の目的は、防曇性と耐擦傷性を共に有する防曇プラスチ
ックの製造方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の防曇プラスチックの製造方法は、表面に金属酸
化物層が設けられたプラスチ・ンク基材の金属酸化物層
表面を、低温プラズマ処理する工程と該低温プラズマ処
理された金属酸化物層表面を、水酸基を一個以上有し、
かつ水酸基以外の官能基を有する芳香族炭化水素および
/または水酸基を二個以上有する芳香族炭化水素を含有
する処理液で処理する工程からなることを特徴としてお
り、そのことにより上記目的が達成される。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明において使用するプラスチック基材上には、金属
酸化物層が形成されている。金属酸化物層を形成する手
段は特に限定されるものではなし1゜例えば、真空蒸着
法、スパッタリング法、イオンブレーティング法などの
物理的蒸着法や、CVD法、メンキ法などを用いること
ができる。金属酸化物層の膜厚は耐擦傷性を上げるため
には、厚いほど好ましいが、用途によって適宜設定する
ことができる。プラスチック基材としては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリメチルメタ
クリレート、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン、ポリイミ
ド、ポリプロピレン、ジエチレングリコールジアリルカ
ーボネート、ポリエチレン、ABS樹脂、ポリエーテル
スルホン、ポリエーテルエーテルケトンなどが使用され
る。
金属酸化物層を構成する材料は、例えば、SiO□、S
iO、Ah(h 、MgO、Zr0z、CaO、Tie
、、5nOz、1nzox  、WO3、MoOx、B
aO、ZnO、NiO、、Hf0z、TazO:+等が
あげられる。金属酸化物層は、これら材料にて形成され
る単層膜や、これらの材料の2種以上の組成にて形成さ
れる単層膜、あるいはこれらの単N膜を積層して形成さ
れる積層膜であってもよい。特に、金属酸化物層の最上
層がシリコン酸化物またはシリコン酸化物を含む組成物
で形成されていることが好ましい。また上記金属酸化物
層においては、その表面が低温プラズマによって処理さ
れていることが好ましい。低温プラズマとは、減圧下で
放電することによって発生されたプラズマであり、プラ
ズマ中の電子温度がイオン温度より、はるかに高い状態
のプラズマのことである。低温プラズマを発生方法は、
特に限定されるものではないが、例えば、真空層内を1
O−5Torr以下に減圧後、酸素ガス、窒素ガスやア
ルゴン等の不活性ガスを導入して真空層内のガス圧を1
0〜10−’Torrとし、真空槽内で放電を起こすこ
とに・より低温プラズマを発生させる方法があげられる
。放電を起こす方法は、任意の方法が採用されてよく、
例えば、直流放電、交流放電、高周波放電、マイクロ波
放電等による方法があげられ、高周波放電による方法が
好適に使用される。高周波放電を起こすための出力は、
処理される金属酸化物層の種類、厚さ等に応して適宜決
定すればよ(,5〜300Wの範囲が好ましい。
低温プラズマによる金属酸化物層表面の処理時間は、金
属酸化物層の種類、厚さ等に応じて適宜決定すればよく
、10秒〜15分の範囲が好ましい 本発明においてはプラスチック基材上の金属酸化物層を
、低温プラズマ処理した後に、水酸基を一個以上有し、
かつ水酸基以外の官能基を有する芳香族炭化水素および
/または水酸基を二個以上有する芳香族炭化水素(以下
「親水性有機物」という。)を含有する処理液で処理さ
れる。ここで、水酸基以外の官能基とは、例えば、アミ
ノ基(N)+2) 、カルボキシル基(−COOH) 
、アルデヒド基(−C)10) 、スルホ基(−so3
u ) 、ニトロ基(−NO□)等であり、したがって
水酸基を一個有し、かつ水酸基以外の官能基を有する芳
香族炭化水素には、例えば、アミノフェノール、ヒドロ
キシ安息香酸、ヒドロキシベンズアルデヒド、ニトロフ
ェノール、フェノールスルホン酸等があげられる。
また、水酸基を二個以上有する芳香族炭化水素には、例
えば、ハイドロキノン、レゾルシン、ピロカテキン等が
あげられる。これらは、単独で用いてもよく、あるいは
複数種のものを併用してもよい。この処理液は、上記親
水性有機物と有機溶剤とを含有する溶液、あるいは親水
性有機物と多量の水とを含有する溶液、あるいは親水性
有機物と水溶性無機塩類と多量の水とを含有する溶液を
用いることができる。
処理液を、親水性有機物と有機溶剤とを含有する溶液で
作製する場合には、親水性有機物の濃度は10重量%以
上が好ましく、防曇性能を考慮すると、30重量%以上
がさらに好ましい。また、処理液のpHは7〜12が好
ましい。処理液のpHm整は、水酸化ナトリウムあるい
はアンモニア等の塩基を用いた水溶液や、塩酸などの酸
を用いた水溶液を添加して行うことができる。処理液の
pHが低すぎると処理時間を長くする必要があり、処理
液のpHが高くなれば、処理時間を短くすることができ
るが、プラスチック基材の表面に形成された金属酸化物
層の溶出、剥離を起こし易くなる。適正な処理温度およ
び処理時間は、処理液のpHおよびプラスチック基材の
耐熱性、金属酸化物層の種類によって異なる。例えば、
表面に真空蒸着法によってシリコン酸化物が形成された
ポリカーボネートのプラスチック基材を処理する際に、
ハイドロキノン80重量%、エタノール15重量%、水
酸化ナトリウム水溶液5重量%からなるpH10の処理
液を使用する場合は、処理温度50〜60゛Cで処理時
間は5分以上とするのが好ましい。この処理液で使用し
うる有機溶剤としては、エタノール、メタノール、プロ
パツール、ブタノール、ジエチルエーテル等があげられ
る。
なお、親水性有機物として、ヒドロキシ安息香酸を用い
る場合には、この物質は固体状であり有機溶剤には溶解
しないので、予めヒドロキシ安息香酸の粉末を10規定
の水酸化ナトリウム水溶液に溶解させ、pHを所定の値
に調整した後、この溶液に有機溶剤を加えるのが好まし
い。
処理液を、親水性有機物と多量の水とを含有する溶液で
作製する場合には、親水性有機物の濃度は、0,1重量
%以上が好ましく、処理時間を短縮するためには1重量
%以上がさらに好ましい。
また、この処理液のpHは7〜12が好ましい。
処理液のpH調整は水酸化ナトリウムあるいはアンモニ
ア等の塩基を用いた水溶液や、塩酸などの酸を用いた水
溶液を添加して行うことができる。
処理液のpHが低すぎると処理時間を長くする必要があ
り、処理液のpHが高くなれば、処理時間を短くするこ
とができるが、プラスチック基材の表面に形成された金
属酸化物層の溶出、剥離を起こし易くなる。適正な処理
温度および処理時間は、上記したようにこの処理液のp
Hおよびプラスチック基材の耐熱性、金属酸化物層の種
類によって異なる。例えば、表面に真空蒸着法によって
シリコン酸化物が形成されたポリカーボネートのプラス
チック基材を処理する際に、ハイドロキノン10重量%
、水酸化ナトリウム水溶液90重量%からなるp H1
0の処理液を使用する場合には、処理温度50〜60°
Cで処理時間は5分以上とするのが好まし7い。
処理液を、親水性有機物と水溶性無機塩類と多量の水と
を含有する溶液で作製した場合には、親水性有機物の濃
度は、0.1重量%以上が好ましく、処理時間を短縮す
るためは1重量%以上がさらに好ましい。使用しうる水
溶性無機塩類としては、例えば、KCI 、 NaC1
,、LiC1,CaC1z 、MgC1z、LizSO
n、K2SO3、Ca5On 、Na2SO2、Mg5
O,等のアルカリ金属およびアルカリ土類金属の塩化物
および硫酸塩があげられ、特にNaClXLiC1が好
ましく、その添加量は飽和状態に近いほど好ましい。
また、この処理液のpHは7〜12が好ましい。
処理液のpHyJ4整は水酸化ナトリウムあるいはアン
モニア等の塩基を用いた水溶液や、塩酸などの酸を用い
た水溶液を添加して行うことができる。
処理液のpHが低すぎると処理時間を長くする必要があ
り、処理液のpHが高くなれば、処理時間を短くするこ
とができるが、プラスチック基材の表面に形成された金
属酸化物層の溶出、剥離を起こし易くなる。適正な処理
温度および処理時間は、上記したようにこの処理液のp
Hおよびプラスチック基材の耐熱性、金属酸化物層の種
類によって異なる。例えば、表面に真空蒸着法によって
シリコン酸化物が形成されたポリカーボネートのプラス
チック基材を処理する際に、ハイドロキノン10重量%
、NaC115重量%、水酸化ナトリウム水溶液75重
量%からなるpH1oの処理液を使用する場合は、処理
温度50〜60°Cで処理時間は5分以上とするのが好
ましい。
なお、上記処理液の処理条件においては親水性有機物と
してハイドロキノンについて説明したが、ハイドロキノ
ン以外の親水性有機物を含有する処理液で処理する場合
も、ハイドロキノンを用いた場合と同様の処理条件で行
うことができる。
処理方法としては、特に限定されるものではなく、上記
に示されたプラスチック基材を処理液中に浸漬する方法
以外に、例えば1、プラスチック基材の表面に処理液を
スプレーする方法、プラスチック基材の表面に処理液の
1気を当てる方法、プラスチック基材の表面に処理液を
塗布した後80〜100%RHの高湿度下で保持する方
法等があげられる。
上記のいずれかの方法で処理されたプラスチック基材は
、処理後、高温下で保持して熱処理を施すことが好まし
い。熱処理条件については、金属酸化物層の種類、プラ
スチック基材の種類、処理液の種類等に応じて適宜決定
されればよいが、湿度30%RH以下、温度50〜15
0°Cで5分〜3時間熱処理されるのが好ましい。但し
、熱処理温度については、金属酸化物層のプラスチック
基材からの剥離、金属酸化物層のクランク発生等を防ぐ
ためにプラスチック基材の熱変形温度以下であることが
望ましい。また、処理液のpHの強さが金属酸化物層の
プラスチック基材への密着性を損なう場合は、プラスチ
ック基材表面の処理液を中性の水で洗い流してから熱処
理されるのが望ましい。
このようにして得られた防曇プラスチックの表面は、優
れた防曇性を発現する。これは、防曇処理された防曇プ
ラスチックの表面を分析した結果、プラスチック基材表
面の金属酸化物層と親水性有機物で形成される有機物層
とが化学的に結合し、親水性の有機物層が防曇プラスチ
ック基材の表面全体に亘って均一に形成されているため
と思われる。また、有機物層は100Å以下の極めて薄
い層であるため、外力によって有機物層に傷が付くこと
もなく、かつ有機物層は低温プラズマ処理された金属酸
化物層と化学結合しているため剥離することもないため
、本発明の防曇プラスチックは、優れた表面耐擦傷性を
発現するのである。しかも、防曇プラスチックは、防曇
性の持続性も従来品に比較して飛躍的に優れている。ま
た、水溶性無機塩を添加して調整した処理液で付ブラス
チンク基材を処理した場合には、金属酸化物層表面への
親水性有機物の付加量を増加させることができる。
(実施例) 以下に本発明を実施例に基づいて具体的二こ説明する。
支癒±」 ハイドロキノン60重量部とエタノール35重量部と少
量の水とを混合した後、1規定の水酸化ナトリウム水溶
液と水を加えて、pH10の処理液100重量部を得た
一方、プラスチック基材としてポリカーボ不トを使用し
、このポリカーボネート表面に真空遺著法によって2μ
m厚さのソリコン酸化物(SiOz)の被膜を形成した
。次に、このようにしてシリコン酸化物層で被覆された
ポリカーボネートを高周波スパンタリング装置(13,
56MHz)に供給し、4 X 10−’Torrに減
圧した後、Arガスを導入してI X 10−2Tor
rとし、その状態を保ちつつ高周波電力25Wでプラズ
マを発生させて、ソリコン酸化物被膜表面を30秒間低
温プラズマ処理した。次に、低温プラズマ処理が施され
たシリコン酸化物層で被覆されたボリカーボ名−トを、
上記処理液中に浸漬し、50°Cで30分間処理を行っ
た後、処理液より取り出し、莫留水を用いて洗浄してか
ら乾燥し、防曇プラスチックを得た。
次に、この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の
評価を行った。防曇性の評価方法は、防曇プラスチック
を15°C1相対湿度40%の雰囲気中に10分以上保
った後、防曇プラスチックを40°C5相対温度90%
の雰囲気中に放置し、防曇プラスチックの表面を濡らし
た後、布で拭き取る。この操作を繰り返して防曇プラス
チックの表面が曇り始める回数で評価した。耐擦傷性の
評価は、#000スチールウールを防曇プラスチック表
面に当て、このスチールウールを設定荷重で防曇プラス
チック表面に押し当てた状態で20回回転転せた後、防
曇プラスチックの表面に呼気を吹き付け、この呼気によ
り、防曇プラスチック表面が曇らない最大荷重で示した
。結果を第1表に示す。
支隻貫l 実施例1と同様にして得られた表面が親水化処理された
シリコン酸化物層被覆ポリカーボネートを、雰囲気温度
が75°Cに保持された乾燥機に供給し1時間熱処理し
て防曇プラスチックを得た。
この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を
実施例1と同様にして行った。結果を第1表に示す。
支胤阻主二1 第1表に示すように処理液の組成を変えた他は、実施例
1と同様にして防曇プラスチックを得た。この防曇プラ
スチックの防曇性および耐擦傷性の評価を実施例1と同
様にして行った。結果を第2表に示す。
支i別玉 ヒドロキシ安息香酸25重量部に対して、水酸化ナトリ
ウム水溶液40重量部を加えて混合した後、エタノール
35重量部を加えて処理液を調整した他は、実施例2と
同様にして防曇プラスチックを得た。
この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を
実施例1と同様にして行った。結果を第1表に示す。
支1■舌 第1表4こ示すように処理液の組成および処理条件を変
えた他は、実施例2と同様にして防曇プラスチックを得
た。この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評
価を実施例1と同様にして行った。結果を第1表に示す
支施■ユ ポリカーボネートの表面に厚さ0.05μmのジルコニ
ア酸化物(ZrO□)の被膜を真空蒸着法により形成し
、さらにその上に厚さ4μmのシリコン酸化物(SiO
□)の被膜を形成した。この金属酸化物層被覆ポリカー
ボネートを、実施例2と同様にして防曇プラスチックを
得た。この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の
評価を実施例1と同様にして行った。結果を第1表に示
す。
1校班」 プラズマ処理を行わない他は、実施例1と同様にして防
曇プラスチックを得た。
この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を
実施例1と同様にして行った。結果を第1表に示す。
を校±1 ジエチレングリコールジアリルカーボネート樹脂表面に
防曇処理がなされた市販品の防曇性および耐擦傷性の評
価を実施例1と同様にして行った。結果を第1表に示す
(以下余白) 実1目殊旦 ハイドロキノン30重量部と水を混合した後、水酸化ナ
トリウム水溶液と水を加えてpH10の処理液100重
量部を得た。
一方、プラスチック基材としてポリカ−ボ不トを使用し
、このポリカーボネート表面に真空蒸着法によって2μ
m厚さのシリコン酸化物(SiO□)の被膜を形成した
。次に、このようにしてノリコン酸化物層で被覆された
ポリカーボネートを高周波スパッタリング装置(13,
56M)iz)に供給し、4 X 10−’Torrに
減圧した後、Arガスを導入してI X L O−”T
orrとし、その状態を保ちつつ高周波電力25Wでプ
ラズマを発生させて、ソリコン酸化物被膜表面を30秒
間低温プラズマ処理した、次に、低温プラズマ処理が施
されたシリコン酸化物層で被覆されたポリカーボネート
を、上記処理液中に浸漬し、50°Cで30分間処理を
行った後、処理液より取り出し、蒸留水を用いて洗浄し
てから乾燥し、防曇プラスチックを得た。
この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を
実施例1と同様にして行った。結果を第2表に示す。
支駈涯l二工別 第2表に示すように処理液の組成および処理条件を変え
た他は、実施例8と同様にして防曇プラスチックを得た
。この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価
を実施例1と同様にして行った。結果を第2表に示す。
支五旌エユ 実施例8と同様にして得られた表面が親水化処理された
シリコン酸化物層被覆ポリカーボネートを、雰囲気温度
が75°Cに保持された乾燥機に供給し1時間熱処理し
て防曇プラスチックを得た。
この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を
実施例1と同様にして行った。結果を第2表に示す。
実1d11」。
第2表に示すように処理液の組成を変えた他は、実施例
11と同様にして防曇プラスチックを得た。この防曇プ
ラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を実施例1と
同様にして行った。結果を第2表に示す。
支叛土1J ヒドロキシ安息香酸30重量部に対して、水酸化ナトリ
ウム水溶液を加えて混合した後、水を加えて処理液を調
整した他は、実施例11と同様にしで防曇プラスチック
を得た。
この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を
実施例1と同様にして行った。結果を第2表に示す。
実ld殊よ」ユ ポリカーボネートの表面に厚さ0.05μmのジルコニ
ア酸化物(ZrO□)の被膜を真空蒸着法により形成し
、さらにその上に厚さ4μmのシリコン酸化物(SiO
z)の被膜を形成した。この金属酸化物層被覆ポリカー
ボネートを、実施例11と同様にして防曇プラスチック
を得た。この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性
の評価を実施例1と同様にして行った。結果を第2表に
示す。
北見d」旦 プラズマ処理を行わない他は、実施例8と同様にして防
曇プラスチックを得た。
この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を
実施例1と同様にして行った。結果を第2表に示す。
(以下余白) 夫1」[[i ハイドロキノン30重量部とNaC115重量部と水を
混合した後、水酸化ナトリウム水溶液と水を加えて、p
H10の処理液100重量部を得た。
一方、プラスチック基材としてポリカーボネートを使用
し、このポリカーボネート表面に真空蒸着法によって2
μm厚さのシリコン酸化物(SiOz)の被膜を形成し
た。次に、このようにしてシリコン酸化物層で被覆され
たポリカーボネートを高周波スパンタリング装置(13
,56MHz)に供給し、4 X 10−6Torrに
減圧した後、Arガスを導入してI X 10−”To
rrとし、その状態を保ちつつ高周波電力25Wでプラ
ズマを発生させて、シリコン酸化物被膜表面を30秒間
低温プラズマ処理した。次に、低温プラズマ処理が施さ
れたシリコン酸化物層で被覆されたポリカーボネートを
、上記処理液中に浸漬し、50°Cで30分間処理を行
った後、処理液より取り出し、蒸留水を用いて洗浄して
から乾燥し、防曇プラスチックを得た。
この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を
実施例1と同様にして行った。結果を第3表に示す。
支U上iニュユ 第3表に示すように処理液の組成を変えた他は、実施例
15と同様にして防曇プラスチックを得た。この防曇プ
ラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を実施例1と
同様にして行った。結果を第3表に示す。
幻lu」 実施例】5と同様にして得られた表面が親水化処理され
たシリコン酸化物層被覆ポリカーボネトを、雰囲気温度
が75°Cに保持された乾燥機に供給し1時間熱処理し
て防曇プラスチックを得た。この防曇プラスチックの防
曇性および耐擦傷性の評価を実施例1と同様にして行っ
た。結果を第3表に示す。
11拠上玉 ヒドロキシ安息香酸30重量部に対して、水酸化ナトリ
ウム水溶液を添加して溶解させた後、NaC115重量
部と水を加えて処理液を調整した他は、実施例18と同
様にして防曇プラスチックを得た。この防曇プラスチッ
クの防曇性および耐擦傷性の評価を実施例1と同様にし
て行った。結果を第3表に示す。
支1拠11 第3表に示すように処理液の組成を変えた他は、実施例
18と同様にして防曇プラスチックを得た。この防曇プ
ラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を実施例1と
同様にして行った。結果を第3表に示す。
支五汎Iユ ポリカーボネートの表面に厚さ0.05μmのジルコニ
ア酸化物(ZrO□)の被膜を真空蒸着法により形成し
、さらにその上に厚さ4μmのシリコン酸化物(Sin
g)の被膜を形成した。この金属酸化物層被覆ポリカー
ボネートを、実施例18と同様にして防曇プラスチック
を得た。この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性
の評価を実施例1と同様にして行った。結果を第3表に
示す。
L校■1 プラズマ処理を行わない他は、実施例15と同様にして
防曇プラスチックを得た。
この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を
実施例1と同様にして行った。結果を第3表に示す。
(以下余白) (発明の効果) このように、本発明によれば、防曇性と耐擦傷性が共に
優れた防曇プラスチックを得ることができる。したがっ
て、この防曇プラスチックを、例えば、眼鏡レンズ、ゴ
ーグル、窓ガラスなどに適用すれば、周囲の急激な温度
変化によっても曇りの生し難い防曇透明部材を簡単に得
ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、表面に金属酸化物層が設けられたプラスチック基材
    の金属酸化物層表面を、低温プラズマ処理する工程と該
    低温プラズマ処理された金属酸化物層表面を、水酸基を
    一個以上有し、かつ水酸基以外の官能基を有する芳香族
    炭化水素および/または水酸基を二個以上有する芳香族
    炭化水素を含有する処理液で処理する工程からなること
    を特徴とする防曇プラスチックの製造方法。
JP13486790A 1990-05-24 1990-05-24 防曇プラスチックの製造方法 Pending JPH0429781A (ja)

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