JPH0780986A - ガスバリア性フィルム - Google Patents

ガスバリア性フィルム

Info

Publication number
JPH0780986A
JPH0780986A JP25508493A JP25508493A JPH0780986A JP H0780986 A JPH0780986 A JP H0780986A JP 25508493 A JP25508493 A JP 25508493A JP 25508493 A JP25508493 A JP 25508493A JP H0780986 A JPH0780986 A JP H0780986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
gas barrier
film
coating layer
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25508493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3219570B2 (ja
Inventor
Takaaki Murai
孝明 村井
Yasumasa Sakai
泰正 酒井
Tei Murakami
禎 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP25508493A priority Critical patent/JP3219570B2/ja
Priority to TW083108463A priority patent/TW264494B/zh
Priority to PCT/JP1994/001525 priority patent/WO1995007815A1/ja
Publication of JPH0780986A publication Critical patent/JPH0780986A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3219570B2 publication Critical patent/JP3219570B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wrappers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 揉みなどの機械的外力の作用によるガスバリ
ア性の低下を抑制しつつ、透明性に加えて、被覆層が薄
くても、高温においても優れたガスバリア性を有するフ
ィルムを得る。 【構成】 ポリエステルなどの基材フィルム層の少なく
とも一方の面を、ケイ素酸化物などで構成されている透
明性を有する無機質層と、塩化ビニリデン系共重合体、
エチレン−ビニルアルコール共重合体などのバリア性樹
脂を含むバリア性樹脂コーティング層とで順次被覆し
て、ガスバリア性フィルムを得る。無機質層の厚さn1
は0.01〜0.5μm、バリア性樹脂コーティング層
の厚さn2 は0.05〜15μmであり、厚さの割合n
2 /n1 は0.1〜1500である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明性を有し、水蒸気
や酸素などに対するガスバリア性に優れ、食品、医薬
品、精密電子部品などの包装フィルムとして好適なガス
バリア性フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】食品、医薬品、精密電子部品などに用い
られる包装フィルムは、内容物の視認性や美観性などの
ために、高い透明性が要求されると共に、内容物の吸湿
や酸化などによる変質などを防止するため、ガスバリア
性が必要とされる。
【0003】そこで、特開昭55−59961号公報に
は、ポリエステルフィルムやポリプロピレンフィルムな
どの基材フィルムの表面に、塩化ビニリデンやエチレン
ービニルアルコール共重合体などのガスバリア性の優れ
たポリマーをコーティング又はラミネートしたフィルム
が開示されている。しかし、ガスバリア性ポリマーを積
層したフィルムは、透明性に優れるものの、水蒸気、酸
素などに対するガスバリア性が未だ十分でない。特に、
高温では水蒸気・酸素などのガスバリア性が著しく低下
する。
【0004】一方、基材フィルムに無機質の薄膜を形成
した複合フィルム、例えば、酸化ケイ素を蒸着したフィ
ルム(特公昭53−12953号公報、特開平4−17
3137号公報など)、フッ化マグネシウムなどを真空
蒸着したフィルム(特開平1−297237号公報)な
どが提案されている。しかし、このような複合フィルム
は、水蒸気・酸素などに対して高いガスバリア性を得る
ために無機質層の膜厚を厚くすると、透明性が低下する
とともに、可撓性が低下し、亀裂や剥離が生じる。一
方、透明性を確保するために膜厚を薄くすると、十分な
ガスバリア性が得られない。また、前記特開平4−17
3137号公報には、ポリ塩化ビニリデンコートポリエ
チレンテレフタレートにケイ素酸化物を蒸着した複合フ
ィルムが記載されている。しかし、このようなフィルム
では、表層の無機質薄膜に、折曲、揉みなどにより機械
的外力が作用すると、剥離や欠陥部を生じるため、ガス
バリア性が大きく低下する。
【0005】また、特開昭63−237940号公報に
は、酸化インジウムや酸化スズなどをスパッタリングし
たフィルムに、ラミネート又はコーティングにより、エ
チレン−プロピレン共重合体などのヒートシール層を形
成した複合フィルムが開示されている。前記特開平4−
173137号公報や特開平1−202435号公報に
は、基材フィルムの表面に、ケイ素酸化物の蒸着層と保
護層とを形成したフィルムが開示され、前記保護層は、
エチレン−ビニルアルコール共重合体などのフィルムの
ラミネート層や、熱硬化性樹脂のコーティング層で構成
されている。しかし、無機酸化物層にヒートシール層や
保護層を形成したフィルムは、未だガスバリア性が低
く、酸素透過率1cc/m2 ・24hr、水蒸気透過率
1g/m2・24hr程度に過ぎない。また、樹脂フィ
ルムをラミネートした複合フィルムは、フィルムの厚み
が大きくなる。
【0006】このように、加工や使用に伴う機械的外力
の作用によるガスバリア性の低下を抑制しつつ、可撓性
や透明性に加えて、被覆層が薄くても優れたガスバリア
性を有するフィルムを得ることができず、内容物の保護
効果及び内容物の視認性が未だ不十分である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、被覆層が薄くても、優れたガスバリア性及び透明性
を有するガスバリア性フィルムを提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、上記特性に加えて、
高温においても高いガスバリア性を有するとともに、可
撓性に優れ、折曲や揉みなどの機械的外力が作用して
も、ガスバリア性の低下を抑制できるガスバリア性フィ
ルムを提供することにある。
【0009】
【発明の構成】本発明者らは、前記目的を達成するた
め、鋭意検討した結果、基材フィルム層の表面に形成し
た無機質層を、ガスバリア性の高い樹脂でコーティング
すると、透明性や可撓性だけでなく、被覆層が薄くて
も、ガスバリア性に優れ、しかも、機械的外力の作用や
高温下でもガスバリア性が低下しないフィルムが得られ
ることを見いだし、本発明に到達した。
【0010】すなわち、本発明は、基材フィルム層
(1)の少なくとも一方の面が、透明性を有する無機質
層(2)を介して、バリア性樹脂コーティング層(3)
で被覆されているガスバリア性フィルムを提供する。
【0011】なお、本明細書において、「バリア性樹脂
コーティング層」とは、厚さ2μmにおいて、温度25
℃で酸素ガス透過率20cc/m2 ・24時間以下、温
度40℃、90%相対湿度で水蒸気透過率20g/m2
・24時間以下のバリア性樹脂を含む層を意味する。
【0012】基材フィルム層(1)を構成するポリマー
としては、成膜可能な種々のポリマー、例えば、ポリエ
チレン、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、アイオ
ノマー、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体、ポリ−4−メチルペンテン−1などのポリオレフィ
ン;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,
6−ナフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどの
ポリエステル;ナイロン6、ナイロン11、ナイロン1
2、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン6/6
6、ナイロン66/610などのポリアミド;芳香族ポ
リアミド;ポリ塩化ビニル;ポリ塩化ビニリデン、塩化
ビニリデン−塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン−ア
クリロニトリル共重合体、塩化ビニリデン−(メタ)ア
クリル酸エステル共重合体などの塩化ビニリデン系樹
脂;ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合
体、スチレン−アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
などのスチレン系樹脂;ポリビニルアルコール;ポリア
ミドイミド;ポリイミド;ポリエーテルイミド;ポリカ
ーボネート;ポリスルホン;ポリエーテルスルホン;ポ
リエーテルエーテルケトン;ポリアリレート;ポリフェ
ニレンスルフィド;ポリフェニレンオキシド;ポリパラ
キシレン;ポリアクリロニトリル;ポリテトラフルオロ
エチレン、ポリトリフルオロクロロエチレン、フッ化エ
チレン−プロピレン共重合体などのフッ素樹脂;セロハ
ンなどのセルロース系ポリマー;塩酸ゴム;前記種々の
ポリマーの構成成分を含む共重合体などが例示される。
これらのポリマーは、一種または二種以上を混合して用
いることができる。
【0013】基材フィルム層の光線透過率は、適当に選
択できるが、包装内容物の視認性と美観のためには、白
色光線での全光線透過率が、通常、40%以上、好まし
くは60%以上、より好ましくは80%以上であること
が望ましい。
【0014】基材フィルム層(1)は、透明性、機械的
強度及び包装適性に優れるオレフィン系ポリマー(特に
ポリプロピレン系ポリマーなど)、ポリエステル(特に
ポリエチレンテレフタレートなど)や、ポリアミドで構
成されているのが好ましい。
【0015】基材フィルム層は、単層フィルムであって
もよく、二種以上のポリマー層が積層された積層フィル
ムであってもよい。基材フィルム層の厚みは特に制限さ
れず、包装適性、機械的強度、可撓性などを考慮して適
宜選択される。厚みは、通常、3〜200μm、好まし
くは5〜100μm程度である。
【0016】基材フィルム層は、慣用のフィルム成形方
法、例えば、インフレーション法やTダイ法などの溶融
成形法や溶液を用いたキャスティング法などで形成でき
る。また、基材フィルム層は、未延伸であってもよく、
一軸または二軸延伸処理されていてもよい。延伸法とし
ては、例えば、ロール延伸、圧延延伸、ベルト延伸、テ
ンター延伸、チューブ延伸や、これらを組み合わせた延
伸などの慣用の延伸法が適用できる。延伸倍率は、所望
するフィルムの特性に応じて適宜設定でき、例えば、少
なくとも一方の方向に1.5〜20倍、好ましくは2〜
15倍程度である。
【0017】基材フィルム層の少なくとも一方の面は、
表面処理されていてもよい。表面処理としては、コロナ
放電処理、プラズマ処理、グロー放電処理、逆スパッタ
処理、火炎処理、クロム酸処理、溶剤処理、粗面化処理
などが例示される。尚、基材フィルム層のうち、表面処
理を施した面に、無機質層及びバリア性樹脂コーティン
グ層を形成すると、密着性を高めることができる。
【0018】また、基材フィルム層の表面には、表面処
理に代えて、又は表面処理とともに、下塗層が形成され
ていてもよい。下塗層は、種々の樹脂、例えば、熱可塑
性樹脂、熱硬化性樹脂、光線硬化性樹脂(電子線硬化性
樹脂、紫外線硬化性樹脂など)や、カップリング剤で構
成することができる。具体的には、例えば、アクリル系
樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブ
チラール、ポリカーボネート、ニトロセルロースやセル
ロースアセテートなどのセルロース系ポリマー、ロジン
変性マレイン酸樹脂などの熱可塑性樹脂;ウレタン系樹
脂、尿素系樹脂、メラミン系樹脂、尿素−メラミン系樹
脂;エポキシ系樹脂、アルキッド系樹脂、アミノアルキ
ッド系樹脂などの熱硬化性樹脂;エポキシ(メタ)アク
リレート、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステ
ル(メタ)アクリレートなどの光硬化性樹脂;シランカ
ップリング剤などが挙げられる。これらは、一種または
二種以上用いることができる。
【0019】下塗層は、汎用の染料または顔料などの着
色剤を含有していてもよい。着色剤の含有量は、フィル
ムの透明性を損なわない範囲で適宜選択され、前記下塗
層を構成する樹脂に対して、通常、1〜30重量%程度
である。下塗り層の厚さは、特に制限されないが、通
常、0.1〜5μm程度である。
【0020】下塗層の形成方法は特に限定されず、前記
下塗層の成分を含む有機又は水性コーティング剤を、ロ
ールコーティング法、グラビアコーティング法、リバー
スコーティング法、スプレーコーティング法などの慣用
のコーティング法により塗布し、乾燥または硬化するこ
とによって行なわれる。なお、光硬化性樹脂を用いる場
合には、活性光線を照射すればよい。
【0021】本発明の特色は、透明性を有する無機質層
(2)と、バリア性樹脂コーティング層(3)とを組み
合わせて、基材フィルム(1)の表面を特定の順序で被
覆する点にある。この複合構成により、機械的外力の作
用時や高温におけるガスバリア性の低下を抑制しつつ、
高い透明性及び可撓性とともに、前記被覆層が薄くて
も、優れたガスバリア性を有するフィルムが得られる。
このことは、次のように考えられる。
【0022】即ち、本発明のフィルムは、透明性を有す
る無機質層(2)とバリア性樹脂コーティング層(3)
との親和性が高いので、ガスバリア性の低下をもたらす
欠陥が生成しない。また、透明性に優れるだけでなく、
コーティング層が極めて薄くても、無機質層とバリア性
樹脂コーティング層により、高いガスバリア性が得られ
るので、可撓性が低下したり、外力により剥離や欠陥が
生成することがない。また、バリア性樹脂コーティング
層と無機質層とを組み合わせることにより、高温におい
ても優れたガスバリア性が得られる。従って、本発明の
フィルムは、例えばフィルムの加工や使用の際に、折曲
や揉みなどの機械的外力が作用しても、ガスバリア性の
低下を抑制できると共に、高温でも高いガスバリア性を
発揮でき、長期間に亘り、優れたガスバリア性を維持で
きる。
【0023】無機質層(2)を構成する無機物として
は、透明性薄膜を形成できる無機物であれば、特に制限
されず、例えば、ベリリウム、マグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウム、バリウムなどの周期表2A族元
素;チタン、ジルコニウム、ルテニウム、ハフニウム、
タンタルなどの周期表遷移元素;亜鉛などの周期表2B
族元素;アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウ
ムなどの周期表3B族元素;ケイ素、ゲルマニウム、錫
などの周期表4B族元素;セレン、テルルなどの周期表
6B族元素などの単体、これらの元素を含む無機化合
物、例えば、酸化物、ハロゲン化物、炭化物、窒化物な
どが挙げられる。これらは、一種または二種以上混合し
て用いることができる。
【0024】好ましい無機物には、例えば、マグネシウ
ム、カルシウム、バリウムなどの周期表2A族元素;チ
タン、ジルコニウム、タンタル、ルテニウムなどの周期
表遷移元素;亜鉛などの周期表2B族元素;アルミニウ
ム、インジウム、タリウムなどの周期表3B族元素;ケ
イ素、錫などの周期表4B族元素;セレンなどの周期表
6B族元素の単体、またはこれらを含む酸化物が含まれ
る。
【0025】中でも、酸化錫、酸化インジウム又はこれ
らの複合酸化物やケイ素酸化物が透明性やガスバリア性
に優れているので好ましい。特に、ケイ素酸化物は、前
記特性に加えて、緻密な薄膜を形成でき、バリア性樹脂
コーティング層を構成するポリマーとの親和性が高く、
機械的外力が作用しても、無機質層に亀裂や欠陥が生成
せず、優れたガスバリア性を長期間に亘り維持できる。
なお、ケイ素酸化物には、一酸化ケイ素や、二酸化ケイ
素のみならず、組成式SiOx (式中、0<x≦2)で
表されるケイ素酸化物が含まれる。
【0026】無機質層の厚さは、通常、100〜500
0オングストローム(0.01〜0.5μm)、好まし
くは300〜1500オングストローム(0.03〜
0.15μm)程度の範囲から選ばれる。厚さが100
オングストローム未満では、十分なガスバリア性が得ら
れず、5000オングストロームを越えても、バリア性
はさほど向上せず、経済的に不利である。
【0027】バリア性樹脂コーティング層は、前記の如
き高いガスバリア性を示す樹脂、例えば、塩化ビニリデ
ン系共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、
ポリアミド系重合体、ポリビニルアルコール系重合体、
ポリアクリロニトリル系重合体、ウレタン系重合体など
を含んでいる。なお、ガスバリア性樹脂コーティング層
のバリア性樹脂には、前記ガスバリア特性を示さない樹
脂、例えば、一般的なウレタン系重合体などは含まれな
い。これらのバリア性樹脂は一種又は二種以上混合して
使用できる。
【0028】好ましいバリア性樹脂には、例えば、塩化
ビニリデン系共重合体およびエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体などが含まれる。塩化ビニリデン系共重合体
は、塩化ビニリデンと他の重合性モノマーとの共重合体
であり、このような重合性モノマーとしては、例えば、
塩化ビニル、酢酸ビニル、クロトン酸、アクリル酸、メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアク
リレート、イソプロピルアクリレート、ブチルアクリレ
ート、イソブチルアクリレート、tert−ブチルアク
リレート、ペンチルアクリレート、ヘキシルアクリレー
トなどの各種アクリレート、アクリロニトリル、メタク
リロニトリル、メタクリル酸や上記アクリレートに対応
するメタクリレートなどが例示される。これらの塩化ビ
ニリデン系共重合体のうち、塩化ビニリデン−アクリロ
ニロリル共重合体、塩化ビニリデン−メタクリル酸共重
合体、塩化ビニリデン−アクリレート共重合体、塩化ビ
ニリデン−メタクリレート共重合体、塩化ビニリデン−
酢酸ビニル共重合体などが好ましい。塩化ビニリデン系
共重合体における塩化ビニリデン含量は、通常、85〜
99重量%、好ましくは90〜97重量%程度である。
【0029】エチレン−ビニルアルコール共重合体とし
ては、溶媒可溶性のエチレン−ビニルアルコール共重合
体が好ましい。このようなエチレン−ビニルアルコール
共重合体において、エチレン含量は、通常、5〜50モ
ル%、好ましくは10〜45モル%、より好ましくは2
5〜35モル%程度であり、分子量は、通常、1万〜1
0万、好ましくは4万〜5万程度、ケン化度99.5%
以上であるのが望ましい。このような溶媒可溶性エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体は、水や、水とアルコー
ルとの混合溶媒に可溶であり、塗布により薄膜を形成で
きる。
【0030】バリア性樹脂コーティング層は、所望のガ
スバリア性(酸素、水蒸気、二酸化炭素など)に応じ
て、前記バリア性樹脂(好ましくは塩化ビニリデン系共
重合体およびエチレン−ビニルアルコール共重合体)の
少なくとも一つの樹脂を含有してもよく、複数の樹脂を
含有してもよい。また、バリア性樹脂コーティング層
は、バリア性樹脂を含有する複数の層で構成されていて
もよい。例えば、バリア性樹脂コーテイング層は、塩化
ビニリデン系共重合体を含有する層と、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体を含有する層とを含む複数の層で
構成されていてもよい。バリア性樹脂コーティング層中
のバリア性樹脂の含有量は、50重量%以上、好ましく
は75〜100重量%、さらに好ましくは90〜100
重量%程度である。
【0031】バリア性樹脂コーティング層の厚さは、フ
ィルムの特性を損なわない範囲で適宜選択されるが、通
常、0.05〜15μm、好ましくは0.1〜10μ
m、より好ましくは0.25〜5μm程度である。厚さ
が0.05μm以下では充分なガスバリア性が得られ
ず、また15μmを越えると、さほどガスバリア性が向
上せず、経済的に不利である。
【0032】本発明において、無機質層(2)とバリア
性樹脂コーティング層(3)との厚さの割合は、適宜設
定することができるが、前記割合は、ガスバリア性に影
響する。このため、高いガスバリア性及び耐性を得るた
めには、無機質層の厚さn1(μm)に対するバリア性
樹脂コーティング層の厚さn2 (μm)の割合n2 /n
1 が、通常、0.1〜1500、好ましくは、0.5〜
60、より好ましくは2〜50程度であるのが望まし
い。厚さの割合が前記範囲を外れると、十分なガスバリ
ア性を得るのが困難となる。また、前記割合が0.1未
満では、外力により無機質層に欠陥が生じ易く、150
0を越えても、さほどガスバリア性などが向上せず、経
済的でない。
【0033】バリア性樹脂コーティング層の表面には、
必要に応じて、前記基材フィルム層において例示したよ
うな慣用の表面処理が施されていてもよい。
【0034】なお、バリア性樹脂コーティング層は、他
のポリマー、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−アクリル酸エチル共重合体などのオレフィン
系ポリマー;アクリル系ポリマー;スチレン系ポリマ
ー;ポリエステル;ポリアセタール;ポリ酢酸ビニル;
ポリ塩化ビニル;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体;ポ
リアミド;ウレタン系重合体;アクリロニトリル系重合
体;ポリカーボネート;塩素化ポリオレフィン;セルロ
ース系ポリマーなどを含有していてもよい。
【0035】なお、基材フィルム層は、透明性やガスバ
リア性が損われない限り、種々の添加剤、例えば、酸化
防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤などの安定剤;カチオ
ン系、アニオン系、ノニオン系、両性帯電防止剤などの
帯電防止剤;結晶核成長剤;スチレン系樹脂、テルペン
系樹脂、石油樹脂、ジシクロペンタジエン樹脂、クマロ
ンインデン樹脂などのクマロン樹脂、フェノール樹脂、
ロジンとその誘導体やそれらの水添樹脂などの炭化水素
系重合体;可塑剤;充填剤;高級脂肪酸アミド、高級脂
肪酸とその塩、高級脂肪酸エステル、鉱物系、植物系な
どの天然ワックス、ポリエチレンなどの合成ワックスな
どのワックス;シリカ系微粉末、アルミナ系微粉末など
の無機滑剤、ポリエチレン系微粉末、アクリル系微粉末
などの有機滑剤などの微粉末状滑剤;着色剤などを含有
していてもよい。
【0036】また、バリア性樹脂コーティング層は、前
記添加剤や、アンチブロッキング剤;ポリエチレンイミ
ン、ポリイソシアネートなどの接着性向上剤などを含ん
でいてもよい。
【0037】本発明のバリア性フィルムは、基材フィル
ム層(1)の少なくとも一方の面を、透明性を有する無
機質層(2)とバリア性樹脂コーティング層(3)とで
順次被覆することによって得ることができる。
【0038】無機質層(2)は、慣用の方法、例えば、
真空蒸着法、反応性蒸着法、スパッタリング法、反応性
スパッタリング法、イオンプレーティング法、反応性イ
オンプレーティング法、CVD法、プラズマCVD法、
レーザーCVD法などにより、基材フィルム層(1)の
表面を、前記無機物で被覆して形成できる。無機質層は
基材フィルム層の片面又は両面に形成できる。
【0039】また、バリア性樹脂コーティング層は、前
記無機質層の表面に、バリア性樹脂を含有する塗布液を
塗布することにより形成できる。塗布液は、バリア性樹
脂の種類に応じて、適当な溶媒を選択することにより調
製でき、溶液又は分散液のいずれの形態であってもよ
い。
【0040】例えば、塩化ビニリデン系共重合体を含有
する溶液状の塗布液の溶媒としては、塩化ビニリデン系
共重合体の種類に応じて適宜選択でき、例えば、アセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケト
ン類;ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ランなどのエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン
などの芳香族炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチルなど
のエステル類;ジメチルホルムアミドなどのアミド類や
これらの混合溶媒が例示される。また、分散液は、通
常、O/W型エマルジョンの形態で市販されている。
【0041】エチレン−ビニルアルコール共重合体を含
有する塗布液は、通常、水及びアルコールの混合溶媒を
用いて調製できる。このようなアルコールとしては、メ
タノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、シクロヘキサノールなどが例示される。
【0042】上記塗布液は、前記各種添加剤を含有して
いてもよく、また、塗布性を高めるため、例えば消泡
剤、粘度調整剤などの慣用の添加剤を含有していてもよ
い。
【0043】塗布方法としては、特に制限されず、エア
ーナイフコート法、ロールコート法、グラビアコート
法、ブレードコーター法、ディップコート法、スプレー
法などの慣用の方法を採用できる。前記塗布液を塗布し
た後、例えば50〜150℃程度の温度で乾燥する事に
より、バリア性樹脂コーティング層を形成できる。
【0044】尚、本発明のガスバリア性フィルムには、
フィルムの種類、用途に応じて、種々のコーティング層
やラミネート層、例えば、滑性層、帯電防止層、ヒート
シール層などが形成されていてもよい。
【0045】本発明のガスバリア性フィルムは、電子レ
ンジ用食品、レトルト食品、冷凍食品、マイクロ波殺
菌、フレーババリア、医薬品、精密電子部品などの各種
包装用材料や、風船などのバルーン用形成材料などとし
て好適に用いることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明のガスバリア性フィルムは、基材
フィルム層の表面を、透明性を有する無機質層とガスバ
リア性の高いバリア性樹脂コーティング層とで順次被覆
しているので、透明性に優れると共に、被覆層が薄くて
も、高いガスバリア性を有する。また、揉みなどの機械
的外力が作用した時や、高温においても、ガスバリア性
の低下を抑制でき、長期間に亘り優れたガスバリア性を
発揮できる。
【0047】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をより詳細に
説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるも
のではない。
【0048】比較例1 厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの一方の面に、SiOを蒸発源として、5×10
-5Torrの真空下で、真空蒸着法により厚さ1000
オングストロームのケイ素酸化物蒸着層を無機質層とし
て形成し、複合フィルムを得た。
【0049】実施例1及び2 塩化ビニリデン系共重合体(旭化成工業(株)製、商品
名:サランレジンF216)を、トルエン/テトラヒド
ロフラン=1/2(重量比)の混合溶媒に樹脂濃度15
重量%になるように溶解し、バリア性樹脂コーティング
層用の塗布液を調製した。
【0050】この塗布液を、比較例1で得られたケイ素
酸化物蒸着フィルムの蒸着面に、バーコーターを用いて
乾燥後の厚さ0.5μm(実施例1)および2.5μm
(実施例2)になるように塗布した後、105℃のオー
ブンで30秒間乾燥し、バリア性樹脂コーティング層を
形成して、複合フィルムを得た。
【0051】実施例3 エチレン−ビニルアルコール共重合体(日本合成化学工
業(株)製、商品名:ソアノール30L)を、水/イソ
プロパノール=1/1(重量比)の混合溶媒に溶解し、
樹脂濃度を12重量%に調整して、バリア性樹脂コーテ
ィング層用の塗布液を調製した。
【0052】この塗布液を、比較例1で得られたケイ素
酸化物蒸着フィルムの蒸着面に、バーコーターを用い
て、乾燥後の厚さ4.0μmになるように塗布した後、
115℃のオーブンで1分間乾燥して、バリア性樹脂コ
ーティング層を形成し、複合フィルムを得た。
【0053】比較例2及び3 ポリエチレンテレフタレートフィルム上に、直接、厚さ
0.5μm(比較例2)、又は2.5μm(比較例3)
のバリア性樹脂コーティング層を形成した以外は、実施
例1及び2と同様にして、複合フィルムを得た。
【0054】比較例4 塩化ビニリデン系共重合体を含む塗布液に代えて、一般
的なウレタン系樹脂溶液[武田薬品工業(株)製、商品
名タケラックA615]を用いて、無機質層の表面に厚
さ5.0μmのコーティング層を形成した以外、実施例
1と同様にして、複合フィルムを得た。
【0055】比較例5 バリア性樹脂コーティング層に代えて、無機質層の表面
に、ウレタン系接着剤[東洋モートン(株)製、商品名
ADCOTE 333E]を乾燥後の厚さが約2μmと
なるように塗布して、ドライラミネート法により、厚さ
30μmの未延伸エチレン−プロピレン共重合体フィル
ムを積層して、複合フィルムを得た。
【0056】比較例6 塩化ビニリデン系共重合体を含む塗布液に代えて、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体溶液[電気化学工業(株)
製、商品名デンカ1000C]を用いて、無機質層の表
面に厚さ2.5μmのコーティング層を形成した以外
は、実施例2と同様にして、複合フィルムを得た。
【0057】比較例7 厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの一方の面に、実施例2と同様のバリア性コーテ
ィング塗布液を用いて、厚さ2.5μmのコーティング
層を形成した。次いで、前記コーティング層の表面に、
比較例1と同様にしてケイ素酸化物蒸着層を形成し、複
合フィルムを得た。
【0058】そして、実施例及び比較例で得られたガス
バリア性フィルムの酸素ガス透過率、及び水蒸気透過率
を次のようにして評価した。
【0059】酸素ガス透過率:同圧法(測定器:Morcon
社OXTRAN TWIN )により、20℃、相対湿度65%の条
件で測定した。単位は、cc/m2 ・24hrである。
【0060】水蒸気透過率:測定器(Morcon社PERMATRA
N W200)を用い、40℃、相対湿度90%の条件で測定
した。単位は、g/m2 ・24hrである。
【0061】また、手でフィルムを1回揉み、その前後
の酸素ガス透過率及び水蒸気透過率を測定し、機械的外
力の作用によるガスバリア性の変化を評価した。
【0062】結果を表に示す。尚、実施例3において、
手揉み前の酸素透過率は、測定限界以下であった。
【0063】
【表1】 表から明らかなように、比較例1〜7のフィルムは、ガ
スバリア性が十分でなく、比較例1,6及び7のフィル
ムは、手揉みによるガスバリア性の低下が著しい。これ
に対して、実施例1〜3のフィルムは、ガスバリア性が
極めて高いだけでなく、手揉みなどの機械的外力が作用
しても、優れたガスバリア性を維持できる。特に、比較
例1〜3との対比から明らかなように、無機質層および
バリア性樹脂コーティング層とを組合せることにより、
被覆層の厚みが小さくても極めて高いガスバリア性を示
す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フィルム層(1)の少なくとも一方
    の面が、透明性を有する無機質層(2)を介して、バリ
    ア性樹脂コーティング層(3)で被覆されているガスバ
    リア性フィルム。
  2. 【請求項2】 バリア性樹脂コーティング層(3)が、
    塩化ビニリデン系共重合体又はエチレン−ビニルアルコ
    ール共重合体を含む請求項1記載のガスバリア性フィル
    ム。
  3. 【請求項3】 透明性を有する無機質層(2)がケイ素
    酸化物で構成されている請求項1記載のガスバリア性フ
    ィルム。
  4. 【請求項4】 バリア性樹脂コーティング層(3)の厚
    さが0.05〜15μmである請求項1記載のガスバリ
    ア性フィルム。
  5. 【請求項5】 透明性を有する無機質層(2)の厚さn
    1 (μm)に対するバリア性樹脂コーティング層の厚さ
    n2 (μm)の割合n2 /n1 が、0.1〜1500で
    ある請求項1記載のガスバリア性フィルム。
JP25508493A 1993-09-16 1993-09-16 ガスバリア性フィルム Expired - Lifetime JP3219570B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25508493A JP3219570B2 (ja) 1993-09-16 1993-09-16 ガスバリア性フィルム
TW083108463A TW264494B (ja) 1993-09-16 1994-09-14
PCT/JP1994/001525 WO1995007815A1 (en) 1993-09-16 1994-09-16 Gas-barrier film and process for producing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25508493A JP3219570B2 (ja) 1993-09-16 1993-09-16 ガスバリア性フィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0780986A true JPH0780986A (ja) 1995-03-28
JP3219570B2 JP3219570B2 (ja) 2001-10-15

Family

ID=17273913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25508493A Expired - Lifetime JP3219570B2 (ja) 1993-09-16 1993-09-16 ガスバリア性フィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3219570B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1712349A1 (en) * 2004-01-27 2006-10-18 Mitsubishi Plastics Inc. Gas barrier film and gas barrier laminate
US7811669B2 (en) 2004-08-17 2010-10-12 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Gas barrier laminated film and process for producing the same
JP2015009846A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 凸版印刷株式会社 フレキシブル包装体
JP2015063316A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 日本製紙クレシア株式会社 包装袋及びロール製品パッケージ
US9499322B2 (en) 2013-01-25 2016-11-22 Toppan Printing Co., Ltd. Flexible package
KR20170048475A (ko) 2014-10-03 2017-05-08 미쓰이 가가쿠 토세로 가부시키가이샤 적층 필름, 수액백용 외장주머니 및 수액백 포장체
JP2017124868A (ja) * 2017-04-03 2017-07-20 日本製紙クレシア株式会社 包装袋及びロール製品パッケージ
KR20210148120A (ko) 2019-03-28 2021-12-07 도요보 가부시키가이샤 가스 배리어성 적층 필름

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1712349A1 (en) * 2004-01-27 2006-10-18 Mitsubishi Plastics Inc. Gas barrier film and gas barrier laminate
EP1712349A4 (en) * 2004-01-27 2009-01-21 Mitsubishi Plastics Inc BARRIER FILM AGAINST GAS AND BARRIER LAMINATE AGAINST GAS
US7678448B2 (en) 2004-01-27 2010-03-16 Mitsubishi Plastics, Inc. Gas barrier film and gas barrier laminate
US7811669B2 (en) 2004-08-17 2010-10-12 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Gas barrier laminated film and process for producing the same
US9499322B2 (en) 2013-01-25 2016-11-22 Toppan Printing Co., Ltd. Flexible package
US9540161B2 (en) 2013-01-25 2017-01-10 Toppan Printing Co., Ltd. Flexible package
US9598215B2 (en) 2013-01-25 2017-03-21 Toppan Printing Co., Ltd. Flexible package
US10287079B2 (en) 2013-01-25 2019-05-14 Toppan Printing Co., Ltd. Flexible package
JP2015009846A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 凸版印刷株式会社 フレキシブル包装体
JP2015063316A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 日本製紙クレシア株式会社 包装袋及びロール製品パッケージ
KR20170048475A (ko) 2014-10-03 2017-05-08 미쓰이 가가쿠 토세로 가부시키가이샤 적층 필름, 수액백용 외장주머니 및 수액백 포장체
US10350140B2 (en) 2014-10-03 2019-07-16 Mitsui Chemicals Tohcello, Inc. Laminate film, outer packaging bag for transfusion bag, and transfusion bag packaging body
JP2017124868A (ja) * 2017-04-03 2017-07-20 日本製紙クレシア株式会社 包装袋及びロール製品パッケージ
KR20210148120A (ko) 2019-03-28 2021-12-07 도요보 가부시키가이샤 가스 배리어성 적층 필름

Also Published As

Publication number Publication date
JP3219570B2 (ja) 2001-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100362133B1 (ko) 차단성복합필름및그의제조방법
US5981029A (en) Gas barrier film containing inorganic stratified particles and a production method thereof
US5853862A (en) Barrier composite films and method of producing the same
JP3441594B2 (ja) バリア性複合フィルムおよびその製造方法
JPH04359033A (ja) 複合フィルムおよびその製造方法
JP3219570B2 (ja) ガスバリア性フィルム
JP2002309023A (ja) ガスバリア性フィルムの製造方法
JPWO2007111076A1 (ja) 透明バリア性シートおよび透明バリア性シートの製造方法
JP3454566B2 (ja) ガスバリア性包装材料
JP2001121659A (ja) ガスバリア性フィルム
US6083605A (en) Polyester-based gas barrier film containing inorganic stratified particles
JPS63237940A (ja) 透明ガスバリア性フイルム
JP2674827B2 (ja) 透明ガスバリヤフィルムの製造方法
JP3070702B2 (ja) 透明ガスバリアフィルム
JP2008121122A (ja) 透明バリア性フィルム
JP3149505B2 (ja) 透明ガスバリアフィルム
JP3491461B2 (ja) バリアー性フイルム及びその製造方法
JPH05179033A (ja) ガスバリアフィルムおよびそれを用いた包装用あるいはガス遮断用フィルム
JP2001253005A (ja) 色調が改善された透明蒸着系フィルム
JPH08336927A (ja) バリア性複合フィルムおよびその製造方法
JPH11978A (ja) バリア性複合フィルムおよびその製造方法
JP3095153B2 (ja) 透明ガスバリアフィルム
JP3257607B2 (ja) バルーン用積層体及びバルーン
JPH08224825A (ja) ガスバリアフィルム
JP2001191445A (ja) バリア性複合フィルム

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080810

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080810

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080810

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090810

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090810

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810

Year of fee payment: 11

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130810