JPH03101927A - 防曇プラスチック - Google Patents

防曇プラスチック

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JPH03101927A
JPH03101927A JP12794890A JP12794890A JPH03101927A JP H03101927 A JPH03101927 A JP H03101927A JP 12794890 A JP12794890 A JP 12794890A JP 12794890 A JP12794890 A JP 12794890A JP H03101927 A JPH03101927 A JP H03101927A
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JP
Japan
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plastic
fog
treatment
oxide layer
treatment liquid
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JP12794890A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Noguchi
和裕 野口
Motokazu Yuasa
基和 湯浅
Takeshi Uehara
剛 上原
Tomoshige Tsutao
友重 蔦尾
Yoshiyuki Fukumoto
福本 義行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐擦傷性を有する防曇プラスチックに関する
(従来の技術) 一般に、プラスチックやガラスの表面温度が、露点以下
になった場合には、それらの表面に微小な水滴が付着し
て曇りを生じる。例えば、眼鏡レンズ、ゴーグル、車の
窓ガラスなどでは、その周囲の温度が急激に低下した場
合に曇りが生じることは良く知られているところである
。このような透明部材に曇りが生じた場合には、先を見
通すことができないので、不快に感じるだけでなく、大
事故につながる危険性もある。このため、従来から透明
部材の曇りを防止するために種々の防曇技術が提案され
ている. 例えば、特開昭60− 147446号公報には、アル
カリ水溶液およびベンジルアルコールを含むm 液を、
セルローストリアセテートプラスチックシ一トに処理す
る技術が提案され、また特開昭60− 141727号
公報にはプラスチックの表面を低温プラズマ処理した後
、強アルカリ性水溶液でケン化処理し、さらに界面活性
剤を塗布する技術が提案されている. (発明が解決しようとする課B) しかしながら、上記したいずれの方法も防曇性、耐擦傷
性の両者を実用レベル付与するまでには至っていない, 本発明は上記の実情に着目してなされたものであり、そ
の目的は、防曇性と耐擦傷性を共に有する防曇プラスチ
ックを提供することにある.本発明の他の目的はプラス
チンクやガラス等の透明部材に貼り付けるだけで簡単に
防曇性を付与することができる防曇プラスチックを提供
することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の防曇プラスチックは、プラスチック基材の一方
の面に設けられた金属酸化?INが、モノエタノールア
ミン、ジエタノールアくンおよびトリエタノールア箋ン
からなる群より選ばれた少なくとも一種を含有する処理
液で処理され、プラスチック基材の他方の面に粘着剤層
が設けられており、そのことにより上記目的が達威され
るウ以下に本発明を詳細に説明する, 本発明において使用するプラスチック基材の一方の面に
は、金属酸化物層が形戒されている。金属酸化物層を形
成する手段は特に限定されるものではない。例えば、真
空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法
などの物理的蒸着法や、プラズマCVO法などの化学的
蒸着法を用いることができる。金属酸化物層の膜厚は耐
擦傷性を上げるためには、厚いほど好ましいが、用途に
よって適宜設定することができる。プラスチック基材と
しては、ポリエチレンテレフタレート、ボリカーボネー
ト、ポリメチルメタクリレート、塩化ビニル樹脂、ボリ
スチレン、ポリイミド、ボリブロビレン、ジエチレング
リコールジアリルヵーボネート、ポリエチレン、ABS
樹脂、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルヶ
トンなどが使用される。その形態は、戊形品であっても
フィルムであってもよい。
金属酸化物層を構戒する材料は、例えば、sio2% 
SiO 、Altos 、MgO 、Zr02、CaO
 , TjOz、SnO.、InzJ 、WO3 、M
oss、BaO 、ZnO , NiO , HfO.
、Ta.O,等があげられる。金属酸化物層は、これら
材料にて形威される単層膜や、これらの材料の2種以上
の組威にて形威される単層膜、あるいはこれらの単層膜
を積層して形威される積層膜であってもよい.特に、金
属酸化物層の最上層がシリコン酸化物またはシリコン酸
化物を含む組戒物で形威されていることが好ましい。ま
た上記金属酸化物層においては、その表面が低温プラズ
マによって処理されていることが好ましい。低温プラズ
マとは、減圧下で放電することによって発生されたプラ
ズマであり、プラズマ中の電子温度がイオン温度より、
はるかに高い状態のプラズマのことである。低温プラズ
マを発生方法は、特に限定されるものではないが、例え
ば、真空層内を10−’Torr以下に減圧後、酸素ガ
ス、窒素ガスやアルゴン等の不活性ガスを導入して真空
層内のガス圧を10〜1 0−”Torrとし、真空槽
内で放電を起こすことにより低温プラズマを発生させる
方法があげられる.放電を起こす方法は、任意の方法が
採用されてよく、例えば、直流放電、交流放電、高周波
放電、マイクロ波放電等による方法があげられ、高周波
放電による方法が好適に使用される.高周波放電を起こ
すための出力は、処理される金属酸化物層の種類、厚さ
等に応じて適宜決定すればよく、5〜300Wの範囲が
好ましい。
低温プラズマによる金属酸化物層表面の処理時間は、金
属酸化物層の種類、厚さ等に応じて適宜決定すればよく
、10秒〜15分の範囲が好ましい。
本発明においてはプラスチック基材の一方の面の金属酸
化物層が、モノエタノールアごン、ジエタノールアミン
およびトリエタノールアミンからなる群より選ばれた少
なくとも一種を含有する処理液で処理される。この処理
液は、モノエタノールアミン、ジエタノールアくンおよ
びトリエタノールアミンからなる群より選ばれた少なく
とも一種と有機溶剤とを含有する溶液、あるいはモノエ
タノールアミン、ジエタノールアくンおよびトリエタノ
ールアξンからなる群より選ばれた少なくとも一種と多
量の水とを含有する溶液、あるいはモノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミンおよびトリエタノールアξンか
らなる群より選ばれた少なくとも一種と水溶性想機塩類
と多量の水とを含有する溶液を用いることができる。
処理液を、モノエタノールアミン、ジエタノールアξン
およびトリエタノールアξンからなる群より選ばれた少
なくとも一種と有機溶剤とを含有する溶液で作製する場
合には、上記アミン或分の濃度は10重景%以上が好ま
しく、防曇性能を考慮すると、30重量%以上がさらに
好ましい。また、処理液のpHは7〜12が好ましい。
処理液のpH調整は、水酸化ナトリウムあるいはアンモ
ニア等の塩基を用いた水溶液や、塩酸などの酸を用いた
水溶液を添加して行うことができる。処理液のpHが低
ずぎると処理時間を長くする必要があり、処理液のpH
が高くなれば、処理時間を短くすることができるが、プ
ラスチック基材の表面に形威された金属酸化物層の溶出
、剥離を起こし易くなる。適正な処理温度および処理時
間は、処理液のpHおよびプラスチック基材の耐熱性、
金属酸化物層の種類によって異なる。例えば、表面に真
空蒸着法によってシリコン酸化物が形威されたポリエチ
レンテレフタレートフィルムのプラスチック基材を処理
する際に、トリエタノールアξン50tft%、エタノ
ール45重景%からなる水溶液を塩酸でpHloに調整
した処理液を使用する場合は、処理温度50〜60℃で
処理時間は5分以上とするのが好ましい。この処理液で
使用しうる有機溶剤としては、エタノール、メタノール
、プロバノール、プタノール、ジェチルエーテル等があ
げられる。
処理液を、モノエタノールアミン、ジェタノールアξン
およびトリエタノールア藁ンからなる群より選ばれた少
なくとも一種と多量の水とを含有する溶液で作製する場
合には、上記アミン戒分の濃度は、0.1重景%以上が
好ましく、処理時間を短縮するためには1重量%以上が
さらに好ましい.また、この処理液のPHは7〜12が
好ましい。処理液のpH調整は水酸化ナトリウムあるい
はアンモニア等の塩基を用いた水溶液や、塩酸などの酸
を用いた水溶液を添加して行うことができる。処理液の
pHが低すぎると処理時間を長くする必要があり、処理
液のpHが高くなれば、処理時間を短くすることができ
るが、プラスチック基材の表面に形威された金属酸化物
層の溶出、剥離を起こし易くなる。適正な処理温度およ
び処理時間は、上記したようにこの処理液のpHおよび
プラスチック基材の耐熱性、金属酸化物層の種類によっ
て異なる。例えば、表面に真空蒸着法によってシリコン
酸化物が形戒されたポリエチレンテレフタレートフィル
ムのプラスチック基材を処理する際に、トリエタノール
アξン10重量%からなる水溶液を塩酸でpH10に調
整した処理液を使用する場合には、処理温度50〜60
″Cで処理時間は5分以上とするのが好ましい。
処理液を、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン
およびトリエタノールア果ンからなる群より選ばれた少
なくとも一種と水溶性無機塩類と多量の水とを含有する
溶液で作製した場合には、上記アξン或分の濃度は、0
.1重量%以上が好ましく、処理時間を短縮するためは
1重量%以上がさらに好ましい.使用しうる水溶性無機
塩類としては、例えば、KCI SNaCI, LiC
1, CaC1z 、MgCI2 、LtzSOa、K
tSO< 、CaSO4 、NazSOa、MgSOn
等のアルカリ金属およびアルカリ土頻金属の塩化物およ
び硫酸塩があげられ、特にNaCI, LiClが好ま
しく、その添加量は飽和状態に近いほど好ましい。また
、この処理液のPHは7〜l2が好ましい。処理液のp
Hli整は水酸化ナトリウムあるいはアンモニア等の塩
基を用いた水溶液や、塩酸などの酸を用いた水溶液を添
加して行うことができる.処理液のpHが低すぎると処
理時間を長くする必要があり、処理液のpHが高くなれ
ば、処理時間を短くすることができるが、プラスチック
基材の表面に形威された金属酸化物層の溶出、剥離を起
こし易くなる。適正な処理温度および処理時間は、上記
したようにこの処理液のpHおよびプラスチック基材の
耐熱性、金属酸化物層の種頻によって異なる。例えば、
表面に真空蒸着法によってシリコン酸化物が形戒された
ポリエチレンテレフタレートフィルムのプラスチック基
材を処理する際に、トリエタノールアξン】0重量%、
NaCI15重景%からなる水溶液を塩酸でpH10に
調整した処理液を使用する場合は、処理温度50〜60
″Cで処理時間は5分以上とするのが好ましいなお、前
記各処理液に用いられたトリエタノールア逅ン以外のモ
ノエタノールア藁ン、ジエタノールア果ンあるいはそれ
らの混合物を使用した場合も、トリエタノールアミンを
用いた場合と同様の処理条件で行うことができる。
処理方法としては、特に限定されるものではなく、上記
に示されたプラスチック基材を処理液中に浸漬する方法
以外に、例えば、、プラスチック基材の表面に処理液を
スプレーする方法、プラスチック基材の表面に処理液の
蒸気を当てる方法、プラスチック基材の表面に処理液を
塗布した後80〜100%RHの高湿度下で保持する方
法等があげられる。
上記のいずれかの方法で処理されたブラスチ.冫ク基材
は、処理後、高温下で保持して熱処理を施すことが好ま
しい。熱処理条件については、金属酸化物層の種類、プ
ラスチック基材の種類、処理液の種類等に応じて適宜決
定されればよいが、湿度30%RH以下、温度50〜1
 5 0 ”Cで5分〜3時間熱処理されるのが好まし
い。但し、熱処理温度については、金属酸化物層のプラ
スチック基材からの剥離、金属酸化物層のクランク発生
等を防ぐためにプラスチック基材の熱変形温度以下であ
ることが望ましい。また、処理液のpHの強さが金属酸
化物層のプラスチック基材への密着性を損なう場合は、
プラスチック基材表面の処理液を中性の水で洗い流して
から熱処理されるのが望ましい。
このようにして得られた防曇プラスチックの表面は、優
れた防曇性を発現する。これは、防曇処理された防曇プ
ラスチックの表面を分析した結果、プラスチック基材表
面の金属酸化物層とアミン威分で形威される有機物層と
が化学的に結合し、親水性の有機物層が防曇プラスチッ
ク基材の表面全体に亘って均一に形威されているためと
思われる.また、有機物層は100人以下の極めて薄い
層であるため、外力によって有機?1層に傷が付くこと
もなく、かつ有機物層は金属酸化物層と化学結合してい
るため剥離することもない。
プラスチック基材の他方の面に設けられた粘着剤層は、
アクリル系、ウレタン系、シリコン系、ゴム系等の粘着
剤をプラスチック基材の他方の面に塗布することにより
形威することができる。粘着剤層は透明で光透過率の高
いものが好ましいが、着色されていても光透過率が高い
ものであればよい。また、この粘着剤層の表面には剥離
可能な財型紙を張り付けてもよい。
このようにして形威された防曇プラスチックは、その粘
着面層をガラスあるいはプラスチック表面に張り合わせ
て用いることができ、防曇ブラスチンクとガラスまたは
他のプラスチックを通して外部を見通すことができると
ともに、その表面に水滴が付着して曇りを生じることが
ない。
(実施例) 以下に本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
なお、トリエタノールアξンを使用した処理液のpH調
整において、処理液のpH10に調整する場合には、0
.1規定の塩酸を微I添加することにより行い、処理液
のpHを8〜9に調整する場合には、l規定の塩酸を添
加するごとにより行い、処理液のpHを11に調整する
場合には、1規定の水酸化ナトリウムを添加することに
より行った.また、ジエタノールアミンを使用した処理
液のpH調整においては、10規定の塩酸を添加するこ
とにより行った。
笈施班ユ トリエタノールアごン60重量部とエタノール35重景
部と少量の水とを混合した後、0.1規定の塩酸と水を
加えてpH10の処理液100重量部を得た. 一方、プラスチック基材として厚さ100μmのポリエ
チレンテレフタレートフイルム(P ETフィルム)を
使用し、このPETフィルム表面に真空蒸着法によって
2μm厚さのシリコン酸化物(SiOx)の被膜を形威
した。次に、このようにしてシリコン酸化物層で被覆さ
れたPETフイルムを、上記処理液中に浸漬し、50゜
Cで30分間処理を行った後、処理液より取り出して乾
燥した。
次いで、PETフィルムの裏面にアクリル系粘着剤を塗
布・乾燥し、厚さ40μmのアクリル系粘着剤層を積層
して防曇プラスチックを得た.次に、この防曇プラスチ
ックの防曇性および耐擦傷性の評価を行った。防曇性の
評価方法は、防曇プラスチックを15゜C1相対湿度4
0%の雰囲気中に10分以上保った後、防曇プラスチッ
クを40″C、相対湿度90%の雰囲気中に放置し、防
曇プラスチックの表面を濡らした後、布で拭き取る。こ
の操作を繰り返して防曇プラスチックの表面が曇り始め
る回数で評価した.耐擦傷性の評価は、#000スチー
ルウールを防曇プラスチック表面に当て、このスチール
ウールを設定荷重で防曇プラスチック表面押し当てた状
態で20回回転させた後、防曇プラスチックの表面に呼
気を吹き付け、この呼気により防曇プラスチック表面が
曇らない最大荷重で示した.結果を第1表に示す。
丈椹拠1ニュ 第1表に示すように、処理液の組成および処理条件を変
えた他は、実施例1と同様にして防曇プラスチックを得
た。この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評
価を実施例lと同様にして行った。結果を第1表に示す
. 見施■I PETフィルム表面に厚さ2μmの酸化アルミニウム(
A1*Os )の被膜を真空蒸着法により形威し、さら
にその上に厚さ2μmのシリコン酸化物(Sing)の
被膜を形威した.この金属酸化物層被覆PETフィルム
を、第1表に示すように処理液の組威および処理条件を
変えた他は、実施例1と同様にして防曇プラスチックを
得た.この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の
評価を実施例1と同様にして行った。結果を第1表に示
す。
寛施班I PETフィルム表面にSiOx/MgO=4/1 (重
量比)となる組成の金属酸化物層を厚さ2μmに真空蒸
着法により形戒した。この金属酸化物層被覆PETフィ
ルムを、第1表に示すように処理液の組成および処理条
件を変えた他は、実施例1と同様にして防曇プラスチッ
クを得た.この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷
性の評価を実施例1と?様にして行った。結果を第1表
に示す。
夫茄−例一L9 PETフィルム表面に厚さ2μmのシリコン酸化物(S
iO■)の被膜を真空蒸着法により形威し、さらにその
上に厚さ0.5μmの酸化チタン(Ti02)の被膜を
形威した。この金属酸化物層被覆PETフィルムを、第
1表に示すように処理液の組成および処理条件を変えた
他は、実施例1と同様にして防曇プラスチックを得た。
この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を
実施例lと同様にして行った。結果を第1表に示す。
L搬班ユ1 PETフィルム表面に厚さ0,5μmのシリコン酸化物
(SiO )の被膜を真空蒸着法により形威し、さらに
その上に厚さ4μmのシリコン酸化物(Sing)の被
膜を形威した。この金属酸化物層被覆PETフィルムを
、実施例Iと同様にして防曇プラスチックを得た.この
防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を実施
例lと同様にして行った。結果を第1表に示す. 比t0糺1 PETフィルム表面に厚さ2μmのシリコン酸化物(S
iOz)の′M!膜を真空蒸着法により形威した.この
金属酸化物層被覆PETフィルムの防曇性および耐擦傷
性の評価を実施例1と同様にして行った.結果を第1表
に示す。
L校班玉 セルロースアセテートをケン化処理して得られた市販品
の防曇性および耐擦傷性の評価を実施例1と同様にして
行った。結果を第l表に示す。
坦較別ユ PETフィルム上に、親水性樹脂がコーティングされた
市販品の防曇性および耐擦傷性の評価を実施例1と同様
にして行った。結果を第1表に示す。
(以下余白〉 第1表 裏羞11ヱ トリエタノールアミン20重量部と水を混合した後、0
.1規定の塩酸と水を加えてP.H10の処理液100
重量部を得た。
一方、プラスチック基材として厚さ1 0 0 amの
ポリエチレンテレフタレートフイルム(PETフィルム
)を使用し、このPETフィルム表面に真空蒸着法によ
って2μm厚さのシリコン酸化物(SiOオ)の被膜を
形威した。次に、このようにしてシリコン酸化物層で被
覆されたPETフィルムを、上記処理液中に浸漬し、5
0゜Cで20分間処理を行った後、処理液より取り出し
て乾燥した。
次いで、PETフィルムの裏面にアクリル系粘着剤を塗
布・乾燥し、厚さ40μmのアクリル系粘着剤層を積層
して防曇プラスチックを得た。
得られた防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評
価を実施例1と同様にして行った。結果を第2表に示す
. 笈厳髭土エニュ玉 第2表に示すように、処理液の&Il戒および処理条件
を変えた他は、実施例−l2と同様にして防曇プラスチ
ックを得た.なお、実施例l8において、処理液のpH
の調整はモノエタノールアミン10重量部と水80重量
部を混合した後、10規定の塩酸と水を加えてpH10
の処理液100重量部を得た.また、実施例18ではシ
リコン酸化物層の厚さを3μmとした. 次に、この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の
評価を実施例1と同様にして行った.結果を第2表に示
す。
支胤班土I PETフィルム表面に厚さ2μmの酸化アル旦ニウム(
Altos )の被膜を真空蒸着法により形威し、さら
にその上に、厚さ2μmのシリコン酸化物( S i.
 O x )の被膜を形威した.この金属酸化物層被覆
PETフィルムを、第2表に示すように処理液の組成お
よび処理条件を変えた他は、実施例12と同様にして防
曇プラスチックを得た.この防曇プラスチックの防曇性
および耐擦傷性の評価を実施例lと同様にして行った.
結果を第2表に示す. 見凰班{逗 PETフィルム表面にSjOz/Mg0・4/1(重量
比)となる組威の金属酸化物層を厚さ2μmに真空蒸着
法により形威した.この金属酸化物N被覆PETフィル
ムを、第2表に示すように処理液の組成および処理条件
を変えた他は、実施例12と同様にして防曇プラスチッ
クを得た。この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷
性の評価を実施例1と同様にして行った。結果を第2表
に示す。
笈施且1ユ PETフィルム表面に厚さ2μmのシリコン酸化物(S
ing)の被膜を真空蒸着法により形威し、さらにその
上に厚さ0.5μmの酸化チタン(TiO.)の被膜を
形戒した.この金属酸化物層被覆PETフィルムを、第
2表に示すように処理液の組威および処理条件を変えた
他は、実施例12と同様にして防曇プラスチックを得た
。この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価
を実施例1と同様にして行った。結果を第2表に示す。
実儲劃1tl PETフィルム表面に厚さ0.5μmのシリコン酸化物
(SiO )の被膜を真空蒸着法により形成し、さらに
その上に、厚さ4μmのシリコン酸化物(Sing)の
被膜を形威した.この金属酸化物層被覆PETフィルム
を、実施例12と同様にして防曇プラスチックを得た。
この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を
実施例lと同様にして行った。結果を第2表に示す。
第2表 (以下余白) 実1艷[t旦 トリエタノールアミン20重量部とNaC115重量部
と水を混合した後、水酸化ナトリウム水溶液と水を加え
て、pH10の処理液100重量部を得た。
一方、プラスチック基材として厚さ100umのポリエ
チレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)を使
用し、このPETフィルム表面に真空蒸着法によって2
μm厚さのシリコン酸化物(SjOz)の被膜を形威し
た.次に、このようにしてシリコン酸化物層で被覆され
たPETフィルムを、上記処理液中に浸漬し、50″C
で20分間処理を行った後、処理液より取り出して乾燥
した。
次いで、PETフィルムの裏面にアクリル系粘着剤を塗
布・乾燥し、厚さ40μmのアクリル系粘着剤層を積層
して防愚プラスチックを得た。
得られた防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評
価を実施例1と同様にして行った.結果を第3表に示す
!置銖1土二1ユ 第3表に示すように、処理液の組成および処理条件を変
えた他は、実施例23と同様にして防曇プラスチックを
得た。なお、実施例31においては、モノエタノールア
ミン10重量部と水50重量部を混合した後、10規定
の塩酸を添加し、さらにNaCI15重量部と水を加え
て、pH10の処理液100重量部を得た。
この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を
実施例1と同様にして行った。結果を第3表に示す。
見胤拠lユ PETフィルム表面に厚さ2μmの酸化アルミニウム(
Altos )の被膜を真空蒸着法により形威し、さら
にその上に、厚さ2μmのシリコン酸化物(Sing)
の被膜を形威した。この金属酸化物層被覆PETフィル
ムを、第3表に示すように処理条件を変えた他は、実施
例23と同様にして防曇プラスチックを得た.この防曇
プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を実施例1
と同様にして行った.結果を第3表に示す. 裏1−[とl PETフィルム表面にSiOt/MgOJ/1 (重量
比)となる組威の金属酸化物層を厚さ2μmに真空蒸着
法により形威した.この金属酸化物層被覆PETフィル
ムを、第3表に示すように処理液の組成および処理条件
を変えた他は、実施例23と同様にして防曇プラスチッ
クを得た.この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷
性の評価を実施例1と同様にして行った。結果を第3表
に示す。
丈隨旌11 PETフィルム表面に厚さ2μmのシリコン酸化物(S
ins)の被膜を真空蒸着法により形成し、さらにその
上に厚さ0.5μmの酸化チタン(TiO,)の被膜を
形威した.この金属酸化物N被覆PETフィルムを、第
3表に示すように処理液の組成および処理条件を変えた
他は、実施例23と同様にして防曇プラスチックを得た
。この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価
を実施例1と同様にして行った.結果を第3表に示す。
!Ju!L史i PETフィルム表面に厚さ0.5μmのシリコン酸化物
(SiO )の被膜を真空蒸着法により形戒し、さらに
その上に、厚さ4μmのシリコン酸化物(Sift)の
被膜を形或した。この金属酸化物層被覆PETフィルム
を、実施例23と同様にして防曇プラスチックを得た。
この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を
実施例1と同様にして行った.結果を第3表に示す。
(以下余白) 第3表 尖遁JLL旦 トリエタノールアミンIO重量部とNaCl15重量部
と水を混合した後、水酸化ナトリウム水溶液と水を加え
て、pH1 0の処理液100重量部を得た。
一方、プラスチック基材として厚さ100μmのポリエ
チレンテレフタレートフィルム(P ETフィルム)を
使用し、このPETフィルム表面に真空蒸着法によって
2μmHさのシリコン酸化物(SiOz)の被膜を形威
した。次に、このようにしてシリコン酸化物層で被覆さ
れたPETフィルムを高周波スパッタリング装置( 1
3.56MHz)に供給し、4 X l O−’Tor
rに減圧した後、Arガスを導入してI X 1 0−
”Torrとし、その状態を保ちつつ高周波電力25W
でプラズマを発生させて、シリコン酸化物被膜表面を3
0秒間低温プラズマ処理した.次に、低温プラズマ処理
が施されたシリコン酸化物層で被覆されたPETフイル
ムを、上記処理液中に浸漬し、50℃で20分間処理を
行った後、処理液より取り出し、蒸留水を用いて洗浄し
てから乾燥した. 次いで、PETフィルムの裏面にアクリル系粘着剤を塗
布・乾燥し、厚さ40lImのアクリル系粘着剤層を積
層して防曇プラスチックを得た。
得られた防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評
価を実施例lと同様にして行ったところ、防曇性は40
0回以上であり、耐擦傷性は500〜600gであった
封粕』エユ PETフィルム表面に厚さ2μmのシリコン酸化物(S
iCh)の被膜を真空蒸着法により形威した。次に、こ
のようにしてシリコン酸化物層で被覆されたPETフィ
ルムを実施例36で用いたのと同様の処理液中に浸漬し
、50″Cで20分間処理を行った後、処理液より取り
出し、蒸留水を用いて洗浄してから乾燥した。
次いで、表面が親水化処理されたシリコン酸化物層で被
覆されたPETフィルムを、雰囲気温度が75゜Cに保
持された乾燥機に供給し1時間熱処理した。
次いで、PETフィルムの裏面にアクリル系粘着剤を塗
布・乾燥し、厚さ40umのアクリル系粘着剤層を積層
して防曇プラスチックを得た。
得られた防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評
価を実施例1と同様にして行ったところ、防曇性は40
0回以上であり、耐擦傷性は500〜600gであった
. 友息囲11 実施例37と同様にして得られた表面が親水化処理され
たシリコン酸化物層で被覆されたPETフィルムを、雰
囲気温度が75゜Cに保持された乾燥機に供給し1時間
熱処理した。
次いで、PETフィルムの裏面にアクリル系粘着剤を塗
布・乾燥し、厚さ40μmのアクリル系粘着剤層を積層
して防曇プラスチックを得た。
得られた防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評
価を実施例1と同様にして行ったところ、防曇性は40
0回以上であり、耐擦傷性は500〜600gであった
. (発明の効果) このように、本発明によれば、防曇性と耐擦傷性が共に
優れた防曇プラスチックを得ることができる。したがっ
て、この防曇プラスチックを、例えば、眼鏡レンズ、ゴ
ーグル、窓ガラスなどに張り付けることにより、周囲の
急激な温度変化によっても曇りの生し難い防曇透明部材
を簡単に得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.プラスチック基材の一方の面に設けられた金属酸化
    物層が、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンお
    よびトリエタノールアミンからなる群より選ばれた少な
    くとも一種を含有する処理液で処理され、プラスチック
    基材の他方の面に粘着剤層が設けられている防曇プラス
    チック。
JP12794890A 1989-06-14 1990-05-17 防曇プラスチック Pending JPH03101927A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15098389 1989-06-14
JP1-150983 1989-06-14

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03101927A true JPH03101927A (ja) 1991-04-26

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ID=15508724

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JP12794890A Pending JPH03101927A (ja) 1989-06-14 1990-05-17 防曇プラスチック

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JP (1) JPH03101927A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7045208B2 (en) 1995-02-01 2006-05-16 Asahi Glass Company Ltd. Synthetic resin molded material and method for its production
PL425045A1 (pl) * 2018-03-28 2019-10-07 Uniwersytet Jagielloński Sposób wytwarzania nanoporowatych warstw półprzewodzących tlenków metali

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7045208B2 (en) 1995-02-01 2006-05-16 Asahi Glass Company Ltd. Synthetic resin molded material and method for its production
PL425045A1 (pl) * 2018-03-28 2019-10-07 Uniwersytet Jagielloński Sposób wytwarzania nanoporowatych warstw półprzewodzących tlenków metali

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