JPH03101925A - 防曇プラスチック - Google Patents

防曇プラスチック

Info

Publication number
JPH03101925A
JPH03101925A JP12794690A JP12794690A JPH03101925A JP H03101925 A JPH03101925 A JP H03101925A JP 12794690 A JP12794690 A JP 12794690A JP 12794690 A JP12794690 A JP 12794690A JP H03101925 A JPH03101925 A JP H03101925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plastic
fog
treatment
oxide layer
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12794690A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Noguchi
和裕 野口
Motokazu Yuasa
基和 湯浅
Takeshi Uehara
剛 上原
Tomoshige Tsutao
友重 蔦尾
Yoshiyuki Fukumoto
福本 義行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Publication of JPH03101925A publication Critical patent/JPH03101925A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐擦傷性を有する防曇プラスチックに関する
(従来の技術) 一Sに、プラスチックやガラスの表面温度が、露点以下
になった場合には、それらの表面に微小な水滴が付着し
て曇りを生じる.例えば、眼鏡レンズ、ゴーグル、車の
窓ガラスなどでは、その周囲の温度が急激に低下した場
合に曇りが生じることは良く知られているところである
。このような透明部材に曇りが生じた場合には、先を見
通すことができないので、不快に感じるだけでなく、大
事故につながる危険性もある。このため、従来から透明
部材の曇りを防止するために種々の防曇技術が提案され
ている。
例えば、特開昭60− 147446号公報には、アル
カリ水溶液およびベンジルアルコールを含む溶液を、セ
ルローストリアセテートプラスチソクシートに処理する
技術が提案され、また特開昭60= 141727号公
報にはプラスチックの表面を低温プラズマ処理した後、
強アルカリ性水溶液でケン化処理し、さらに界面活性剤
を塗布する技術が提案されている. (発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記したいずれの方法も防曇性、耐擦傷
性の両者を実用レベル付与するまでには至っていない. 本発明は上記の実情に着目してなされたものであり、そ
の目的は、防曇性と耐擦傷性を共に有する防曇プラスチ
ックを提供することにある.本発明の他の目的はプラス
チックやガラス等の透明部材に貼り付けるだけで簡単に
防曇性を付与することができる防曇プラスチックを提供
することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の防曇プラスチックは、プラスチック基材の一方
の面に設けられた金属酸化物層が、ポリアルキレンジオ
ールおよびポリアルキレングリコールのうち、少なくと
も一種を含有する処理液で処理され、プラースチック基
材の他方の面に粘着剤層が設けられており、そのことに
より上記目的が達成される。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明において使用するプラスチック基材の一方の面に
は、金属酸化物層が形戒されている.金属酸化物層を形
戒する手段は特に限定されるものではない.例えば、真
空蒸着法、スパッタリング法、イオンブレーティング法
などの物理的蒸着法や、プラズマCvD法などの化学的
蒸着法を用いる?とができる.金属酸化物層の膜厚は耐
擦傷性を上げるためには、厚いほど好ましいが、用途に
よって適宜設定することができる。プラスチック基材と
しては、ポリエチレンテレフタレート、ボリカーボネー
ト、ポリメチルメタクリレート、塩化ビニル樹脂、ボリ
スチレン、ポリイくド、ボリブロピレン、ジエチレング
リコールジアリルカーボネート、ポリエチレン、^BS
樹脂、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケ
トンなどが使用される.その形態は、威形品であっても
フィルムであってもよい。
金属酸化物層を構戒する材料は、例えば、SiO■, 
SiO , Alias 、MgO 、ZrOz、Ca
O ..TiOx、SnOz、Inz03 、NO. 
、Mob.、BaO 、ZnO 、NiO , HfO
z、Tag03等があげられる.金属酸化物層は、これ
ら材料にて形戊される単N膜や、これらの材料の2種以
上の組威にて形威される単N膜、あるいはこれらの単N
膜を積層して形威される積層膜であってもよい.特に、
金属酸化物層の最上層がシリコン酸化物またはシリコン
酸化物を含む組戒物で形成されていることが好ましい。
また上記金属酸化物層においては、その表面が低温プラ
ズマによって処理されていることが好ましい。低温プラ
ズマとは、減圧下で放電することによって発生されたプ
ラズマであり、プラズマ中の電子温度がイオン温度より
、はるかに高い状態のプラズマのことである。低温プラ
ズマを発生方法は、特に限定されるものではないが、例
えば、真空層内を10−5Torr以下に減圧後、酸素
ガス、窒素ガスやアルゴン等の不活性ガスを導入して真
空層内のガス圧を10〜1. 0−’Torrとし、真
空槽内で放電を起こすことにより低温プラズマを発生さ
せる方法があげられる.放電を起こす方法は、任意の方
法が採用されてよく、例えば、直流放電、交流放電、高
周波放電、マイクロ波放電等による方法があげられ、高
周波放電による方法が好適に使用される。高周波放電を
起こすための出力は、処理される金属酸化物層の種類、
厚さ等に応じて適宜決定すればよく、5〜300Wの範
囲が好ましい。
低温プラズマによる金属酸化物層表面の処理時?は、金
属酸化物層の種類、厚さ等に応して適宜決定すればよく
、lO秒〜15分の範囲が好ましい。
本発明においてはプラスチック基材の一方の面の金属酸
化物層が、ポリアルキレンジオールおよびポリアルキレ
ングリコールのうち少なくとも1種を含有する処理液で
処理されているのである。
ポリアルキレンジオールおよびポリアルキレングリコー
ルとしては、特に限定されるものではないが、アルキレ
ンジオール(CfiH.,l(OH).〕の、nは2以
上10以下の整数が好まし《、およびポリアルキレング
リコール(HO(C,H■、0).H)の、nは2以上
10以下の整数が好ましく、mはl以上200以下の整
数が好ましい。
この処理液は、ポリアルキレンジオールおよびポリアル
キレングリコールのうち少なくとも一種と有機溶剤とを
含有する溶液、あるいはポリアルキレンジオールおよび
ポリアルキレングリコ〜ルのうち少なくとも一種と多量
の水とを含有する溶液、あるいはボリアルキレンジオー
ルおよびボリアルキレングリコールのうち少なくとも一
種と水溶性無機塩類と多量の水とを含有する溶液を用い
ることができる. 処理液を、ポリアルキレンジオールおよびポリアルキレ
ングリコールのうち少なくとも一種と有機溶剤とを含有
する溶液で作製する場合には、ポリアルキレンジオール
およびポリアルキレングリコールの濃度は10重量%以
上が好ましく、防曇性能を考慮すると、30重量%以上
がさらに好ましい.また、処理液のpHは7〜12が好
ましい.処理液のpH調整は、水酸化ナトリウムあるい
はアンモニア等の塩基を用いた水溶液や、′塩酸などの
酸を用いた水溶液を添加して行うことができる.処理液
のpHが低すぎると処理時間を長くする必要があり、処
理液のpHが高くなれば、処理時間を短くすることがで
きるが、プラスチック基材の表面に形威された金属酸化
?Imの溶出、剥離を起こし易くなる。適正な処理温度
および処理時間は、処理液のpHおよびプラスチック基
材の耐熱性、金属酸化物層の種類によって異なる。例え
ば、表面に真空蒸着法によってシリコン酸化物が形威さ
れたポリエチレンテレフタレートフィルムのプラスチッ
ク基材を処理する際に、エチレングリコール50重景%
、エタノール45重量%、水酸化ナトリウム水溶液5重
量%からなるPHIOの処理液を使用する場合は、処理
温度50〜60゜Cで処理時間は5分以上とするのが好
ましい。この処理液で使用しうる有機溶剤としては、エ
タノール、メタノール、プロバノール、ブタノール、ジ
エチルエーテル等があげられる. 処理液を、ポリアルキレンジオールおよびポリアルキレ
ングリコールのうち少なくとも一種と多量の水とを含有
する溶液で作製する場合には、ポリアルキレンジオール
およびポリアルキレングリコールの濃度は、0.1重量
%以上が好ましく、処理時間を短縮するためには1重量
%以上がさらに好ましい。また、この処理液のpHは7
〜12が好ましい.処理液のpH!fil整は水酸化ナ
トリウムあるいはアンモニア等の塩基を用いた水溶液や
、塩酸などの酸を用いた水溶液を添加して行うことがで
きる。処理液のpHが低すぎると処理時間を長くする必
要があり、処理液のpHが高くなれば、処理時間を短く
することができるが、プラスチック基材の表面に形或さ
れた金属酸化物層の溶出、剥離を起こし易くなる。適正
な処理温度および処理時間は、上記したようにこの処理
液のpHおよびプラスチック基材の耐熱性、金属酸化物
層の種類によって異なる。例えば、表面に真空蒸着法に
よってシリコン酸化物が形威されたポリエチレンテレフ
タレートフイルムのプラスチック基材を処理する際に、
エチレングリコール10重量%、水酸化ナトリウム水溶
液90重量%からなるpHIOの処理液を使用する場合
には、処理温度50〜60″Cで処理時間は5分以上と
するのが好ましい. 処理液を、ポリアルキレンジオールおよびポリアルキレ
ングリコールのうち少なくとも一種と水溶性無機塩類と
多量の水とを含有する溶液で作製した場合には、上記ポ
リアルキレンジオールおよびポリアルキレングリコール
の濃度は、0.1重量%以上が好ましく、処理時間を短
縮するためは1重景%以上がさらに好ましい.使用しう
る水溶性無機塩類としては、例えば、KCI SNaC
1, LiCl、CaCI. 、MgCh 、LizS
O4、KzSO. 、CaSOn 、Na,SO,、M
gS04等のアルカリ金属およびアルカリ土類金属の塩
化物および硫酸塩があげられ、特にNaCL LiC1
が好ましく、その添加量は飽和状態に近いほど好ましい
。また、この処理液のpHは7〜12が好ましい.処理
液のpH調整は水酸化ナトリウムあるいはアンモニア等
の塩基を用いた水溶液や、塩酸などの酸を用いた水溶液
を添加して行うことができる。処理液のpHが低すぎる
と処理時間を長くする必要があり、処理液のpHが高く
なれば、処理時間を短くすることができるが、プラスチ
ック基材の表面に形成された金属酸化物層の溶出、剥離
を起こし易くなる.適正な処理温度および処理時間は、
上記したようにこの処理液のpHおよびプラスチック基
材の耐熱性、金属酸化物層の種類によって異なる.例え
ば、表面に真空蒸着法によってシリコン酸化物が形威さ
れたポリエチレンテレフタレートフィルムのプラスチッ
ク基材を処理する際に、エチレングリコール10重量%
、NaC115重量%、水酸化ナトリウム水溶液75重
量%からなるpHloの処理液を使用する場合は,.処
理温度50〜60゜Cで処理時間は5分以上とするのが
好ましい. なお、前記各処理液に用いられたエチレングリコールの
かわりにエチレングリコール以外のポリアルキレンジオ
ールやポリアルキレングリコールあるいはそれらの混合
物を使用した場合も、エチレングリコールを用いた場合
と同様の処理条件で行うことができる。
処理方法としては、特に限定されるものではなく、上記
に示されたプラスチック基材を処理液中に浸漬する方法
以外に、例えば、、プラスチック基材の表面に処理液を
スプレーする方法、プラスチック基材の表面に処理液の
蒸気を当てる方法、プラスチック基材の表面に処理液を
塗布した後80〜100%RHの高湿度下で保持する方
法等があげられる. 上記のいずれかの方法で処理されたプラスチック基材は
、処理後、高温下で保持して熱処理を施すことが好まし
い。熱処理条件については、金属酸化物層の種類、プラ
スチック基材の種類、処理液の種類等に応じて適宜決定
されればよいが、湿度30%RH以下、温度50〜1 
5 0 ’Cで5分〜3時間熱処理されるのが好ましい
。但し、熱処理温度については、金属酸化物層のプラス
チック基材からの剥離、金属酸化物層のクラック発生等
を防ぐためにプラスチック基材の熱変形温度以下である
ことが望ましい。また、処理液のpHの強さが金属酸化
物層のプラスチック基材への密着性を損なう場合は、プ
ラスチック基材表面の処理液を中性の水で洗い流してか
ら熱処理されるのが望ましい. このようにして得られた防曇プラスチンクの表面は、優
れた防曇性を発現する。これは、防曇処理された防曇プ
ラスチックの表面を分析した結果、プラスチック基材表
面の金属酸化物層とボリアルキレンジオールおよびポリ
アルキレングリコールのうち、少なくとも一種以上で形
威される有機物層とが化学的に結合し、親水性の有機物
層が防曇プラスチック基材の表面全体に亘って均一に形
戒されているためと思われる。また、有機物層は100
人以下の極めて薄い層であるため、外力によって有機物
層に傷が付くこともなく、かつ有機物層は金属酸化物層
と化学結合しているため剥離することもない。
プラスチック基材の他方の面に設けられた粘着剤層は、
アクリル系、ウレタン系、シリコン系、ゴム系等の粘着
剤をプラスチック基材の他方の面に塗布することにより
形戒することができる。粘着剤層は透明で光透過率の高
いものが好ましいが、着色されていても光透過率が高い
ものであればよい。また、この粘着剤層の表面には剥離
可能な離型紙を張り付けてもよい. このようにして形威された防曇プラスチックは、その粘
着面層をガラスあるいはプラスチック表面に張り合わせ
て用いることができ、防曇プラスチックとガラスまたは
他のプラスチックを通して外部を見通すことができると
ともに、その表面に水滴が付着して曇りを生じることが
ない。
(実施例) 以下に本発明を実施例に基づいて具体的に説明する. 笈搭廻ユ エチレングリコール30重量部とエタノール65重量部
と少量の水とを混合した後、水酸化ナトリウム水溶液と
水を加えてpH10の処理液100重量部を得た。
一方、プラスチック基材として厚さ100μmのポリエ
チレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)を使
用し、このPETフイルム表面に真空蒸着法によって2
μm厚さのシリコン酸化物(Stow)の被膜を形威し
た。次に、このようにしてシリコン酸化物層で被覆され
たPETフィルムを、上記処理液中に浸漬し、50゜C
で30分間処理を行った後、処理液より取り出して乾燥
した.次いで、PETフィルムの裏面にアクリル系粘着
剤を塗布・乾燥し.,厚さ40μmのアクリル系粘着剤
層を積層して防曇プラスチックを得た。
次に、この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の
評価を行った。防曇性の評価方法は、防曇プラスチック
を15’C,相対湿度40%の雰囲気中に10分以上保
った後、防曇プラスチックを40’C、相対温度90%
の雰囲気中に放置し、防曇プラスチックの表面を濡らし
た後、布で拭き取る。この操作を繰り返して防曇プラス
チックの表面が曇り始める回数で評価した.耐擦傷性の
評価は、#000スチールウールを防曇プラスチック表
面に当て、このスチールウールを設定荷重で防曇プラス
チンク表面押し当てた状態で20回回転させた後、防曇
プラスチックの表面に呼気を吹き付け、この呼気により
防曇プラスチック表面が曇らない最大荷重で示した。結
果を第l表に示す。
丈施池ユ:ユ 第1表に示すように、処理液の組戒を変えた他は、実施
例1と同様にして防曇プラスチックを得た。この防曇プ
ラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を実施例1と
同様にして行った。結果を第l表に示す。
支嵐員I PETフィルム表面に厚さ2μmの酸化アルミニウム(
AizOs )の被膜を真空蒸着法により形成し、さら
にその上に厚さ2μmのシリコン酸化物(Sing)の
被膜を形成した。この金属酸化物層被IPETフィルム
を、第1表に示すように処理液の組戒および処理条件を
変えた他は、実施例1と同様にして防曇プラスチックを
得た。この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の
評価を実施例1と同様にして行った.結果を第1表に示
す。
L施舅I PETフィルム表面にSing/門go=4/1 (重
量比〉となる組成の金属酸化物層を厚さ2μmに真空蒸
着法により形威した.この金属酸化物層被覆PETフィ
ルムを、第1表に示すように処理液の組成および処理条
件を変えた他は、実施例1と同様にして防曇プラスチッ
クを得た。この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷
性の評価を実施例1と同様にして行った.結果を第1表
に示す。
?JULIO− PETフィルム表面に厚さ2μmのシリコン酸化物(S
iO■)の被膜を真空蒸着法により形威し、さらにその
上に厚さ0.5μmの酸化チタン(TiO2)の被膜を
形威した。この金属酸化物層被覆PETフィルムを、第
l表に示すように処理液の組成および処理条件を変えた
他は、実施例1と同様にして防曇プラスチックを得た。
この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を
実施例1と同様にして行った。結果を第1表に示す。
実遁池1』 PETフィルム表面に厚さ0.5μmのシリコン酸化物
(SiO )の被膜を真空蒸着法により形成し、さらに
その上に厚さ4μmのシリコン酸化物(Sin.)の被
膜を形威した。この金属酸化物層被覆PETフィルムを
、第1表に示すように処理液の組戒および処理条件を変
えた他は、実施例1と同様にして防曇プラスチックを得
た。この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評
価を実施例1と同様にして行った。結果を第1表に示す
.比本目牝よ PETフィルム表面に厚さ2μmのシリコン酸化物(S
ing)の被膜を真空蒸着法により形威した。この金属
酸化物層被覆P. E Tフィルムの防曇性および耐擦
傷性の評価を実施例1と同様にして行った。結果を第1
表に示す。
坦較班ユ セルロースアセテートをケン化処理して得られた市販品
の防曇性および耐擦傷性の評価を実施例1と同様にして
行った。結果を第l表に示す。
忠校明l PETフィルム上に、親水性樹脂がコーティングされた
市販品の防曇性および耐擦傷性の評価を実施例1と同様
にして行った。結果を第1表に示す。
(以下余白) ?魂W エチレングリコール10重量部と水を混合した後、水酸
化ナトリウム水溶液と水を加えてpH10の処理液10
0重量部を得た. 一方、プラスチック基材として厚さ100μmのポリエ
チレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)を使
用し、このPETフィルム表面に真空蒸着法によって2
μmll−さのシリコン酸化物(SiO■)の被膜を形
威した.次に、このようにしてシリコン酸化物層で被覆
されたPF,Tフィルムを、上記処理液中に浸漬し、5
0℃で20分間処,理を行った後、処理液より取り出し
て乾燥した.次いで、PETフィルムの裏面にアクリル
系粘着剤を塗布・乾燥し、厚さ40μmのアクリル系粘
着剤層を積層して防曇プラスチックを得た.得られた防
曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を実施例
lと同様にして行った.結果を第2表に示す. 笈膨涯土エニ1よ 第2表に示すように、処理液の組戒を変えた他?、実施
例12と同様にして防曇プラスチックを得た.この防曇
プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価を実施例l
と同様にして行った。結果を第2表に示す. 笈施班11 PETフィルム表面に厚さ2μmの酸化アルミニウム(
Altos )の被膜を真空蒸着法により形戚し、さら
にその上に、厚さ2μmのシリコン酸化物(Sift)
の被膜を形成した,この金属酸化物層被覆PETフィル
ムを、第2表に示すように処理液のM威および処理条件
を変えた他は、実施例12と同様にして防曇プラスチッ
クを得た。この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷
性の評価を実施例Iと同様にして行った.結果を第2表
に示す. 寛胤班1ユ PETフィルム表面にSiO■/Mg0・4/l(重量
比)となる組戒の金属酸化物層を厚さ2μmに真空蒸着
法により形威した.この金属酸化物層被覆PETフィル
ムを、第2表に示すように処理液の組成?よび処理条件
を変えた他は、実施例12と同様にして防曇プラスチッ
クを得た。この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷
性の評価を実施例1と同様にして行った。結果を第2表
に示す。
笈徽班21 PETフィルム表面に厚さ2μmのシリコン酸化物(S
ing)の被膜を真空蒸着法により形成し、さらにその
上に厚さ0.5μmの酸化チタン(TiO,)の被膜を
形成した.この金属酸化物層被覆PETフィルムを、第
2表に示すように処理液の組戒および処理条件を変えた
他は、実施例12と同様にして防曇プラスチックを得た
.この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価
を実施例1と同様にして行った.結果を第2表に示す,
見朧斑l五 PETフィルム表面に厚さ0.5μmのシリコン酸化物
(SiQ )の被膜を真空蒸着法により形威し、さらに
その上に、厚さ4μmのシリコン酸化物(SiO■)の
被膜を形威した.この金属酸化物層被覆PETフィルム
を、第2表に示すように処理液の組戒および処理条件を
変えた他は、実施例12と同様にして防曇プラスチック
を得た。この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性
の評価を実施例1と同様にして行った。結果を第2表に
示す。
(以下余白) 実逓−(t旦 エチレングリコール10重量部とNaCI15重量部と
水を混合した後、水酸化ナトリウム水溶液と水を加えて
、PHIOの処理液100重量部を得た. 一方、プラスチック基材として厚さ100umのポリエ
チレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)を使
用し、このPETフィルム表面に真空蒸着法によって2
μm厚さのシリコン酸化物(Sin.)の被膜を形威し
た。次に、このようにしてシリコン酸化物層で被覆され
たPETフィルムを、上記処理液中に浸漬し、50゛C
で20分間処理を行った後、処理液より取り出して乾燥
した。
次いで、PETフィルムの裏面にアクリル系粘着剤を塗
布・乾燥し、厚さ40μmのアクリル系粘着剤層を積層
して防曇プラスチックを得た.得られた防曇プラスチッ
クの防曇性および耐擦傷性の評価を実施例lと同様にし
て行った.結果を第3表に示す。
友巖斑1ユニ11 第3表に示すように、処理液の組或および処理条件を変
えた他は、実施例26と同様にして防曇プラスチックを
得た.この防曇プラスチンクの防曇性および耐擦傷性の
評価を実施例lと同様にして行った。結果を第3表に示
す。
見施員lユ PETフィルム表面に厚さ2μmの酸化アルξニウム(
Altos)の被膜を真空蒸着法により形成し、さらに
その上に、厚さ2μmのシリコン酸化’TIJ(St(
h)の被膜を形威した。この金属酸化′#層被覆PET
フィルムを、第3表に示すように処理液の組成および処
理条件を変えた他は、実施例26と同様にして防曇プラ
スチックを得た.この防曇プラスチックの防曇性および
耐擦傷性の評価を実施例1と同様にして行った,結果を
第3表に示す。
笈胤LLi PETフィルム表面にSiOx/MgQ・4/1(重量
比)となる組戒の金属酸化物層を厚さ2μmに真空蒸着
法により形威した.この金属酸化物層被覆PETフィル
ムを、第3表に示すように処理液の組戒および処理条件
を変えた他は、実施例26と同様にして防曇プラスチッ
クを得た。この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷
性の評価を実施例lと同様にして行った。結果を第3表
に示す。
丈胤明1ユ PETフィルム表面に厚さ2μmのシリコン酸化物(S
ing)の被膜を真空蒸着法により形戒し、さらにその
上に厚さ0.5μmの酸化チタン(Ti08)の被膜を
形威した。この金属酸化物層被覆PETフィルムを、第
3表に示すように処理液の組威および処理条件を変えた
他は、実施例26と同様にして防曇プラスチックを得た
.この防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評価
を実施例1と同様にして行った。結果を第3表に示す。
笈搬斑ユI PETフィルム表面に厚さ0.5μmのシリコン酸化物
(SiO )の被膜を真空蒸着法により形成し、さらに
その上に、厚さ4μmのシリコン酸化物(Si(h)の
被膜を形成した。この金属酸化物層被覆PETフィルム
を、第3表に示すように処理液の組戒および処理条件を
変えた他は、実施例26と同様にして防曇プラスチック
を得た。この防曇プラスチンクの防曇性および耐擦傷性
の評価を実施例1と同様にして行った。結果を第3表に
示す。
第3表 (以下余白) ?141と1 エチレングリコール10重量部とNaCI15重量部と
水を混合した後、水酸化ナトリウム水溶液と水を加えて
、pH10の処理液100fi量部を得た. 一方、プラスチンク基材として厚さ100μmのポリエ
チレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)ヲ使
用し、このPETフィルム表面に真空蒸着法によって2
μm厚さのシリコン酸化物(SjO■)の被膜を形戒し
た。次に、このようにしてシリコン酸化物層で被覆され
たPETフィルムを高周波スパッタリング装置( 13
.56MHz)に供給し、4 X 1 0 ”Torr
に減圧した後、Arガスを導入してI X 1 0−”
Torrとし、その状態を保ちつつ高周波電力25Wで
プラズマを発生させて、シリコン酸化物被膜表面を30
秒間低温プラズマ処理した.次に、低温プラズマ処理が
施されたシリコン酸化物層で被覆されたPETフィルム
を、上記処理液中に浸漬し、50゜Cで20分間処理を
行った後、処理液より取り出し、蒸留水を用いて洗浄し
てから乾燥した。
次いで、PETフィルムの裏面にアクリル系粘着剤を塗
布・乾燥し、厚さ40μmのアクリル系粘着剤層を積層
して防曇プラスチックを得た.得られた防曇プラスチッ
クの防曇性および耐擦傷性の評価を実施例1と同様にし
て行ったところ、防曇性は500回以上であり、耐擦傷
性は500〜600gであった. 笈凰拠1逗 PETフィルム表面に厚さ2μmのシリコン酸化1’J
(SiOr)の被膜を真空蒸着法により形威した.次に
、このようにしてシリコン酸化物層で被覆されたPET
フィルムを実施例39で用いたのと同様の処理液中に浸
漬し、50″Cで20分間処理を行った後、処理液より
取り出し、蒸留水を用いて洗浄してから乾燥した。
次いで、表面が親水化処理されたシリコン酸化物層で被
覆されたPETフィルムを、雰囲気温度が75゜Cに保
持された乾燥機に供給し1時間熱処理した。
次イテ、PETフィルムの裏面にアクリル系粘着剤を塗
布・乾燥し、厚さ40umのアクリル系粘着剤層を積層
して防曇プラスチックを得た。
得られた防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評
価を実施例1と同様にして行ったところ、防曇性は50
0回以上であり、耐擦傷性は5oO〜600gであった
笈施班土』 実施例39と同様にして得られた表面が親水化処理され
たシリコン酸化物層で被覆されたPETフィルムを、雰
囲気温度が75゜Cに保持された乾燥機に供給し1時間
熱処理した。
次いで、PETフィルムの裏面にアクリル系粘着剤を塗
布・乾燥し、厚さ40amのアクリル系粘着剤層を積層
して防曇プラスチックを得た。
得られた防曇プラスチックの防曇性および耐擦傷性の評
価を実施例1と同様にして行ったところ、防曇性は50
0回以上であり、耐擦傷性は5oO〜600gであった
. (発明の効果) このように、本発明によれば、防曇性と耐擦傷性が共に
優れた防曇プラスチックを得ることができる。したがっ
て、この防曇プラスチックを、例えば、眼鏡レンズ、ゴ
ーグル、窓ガラスなどに張り付けることにより、周囲の
急激な温度変化によっても曇りの生じ難い防曇透明部材
を簡単に得るこどができる。
出職人 積水化学工業株式会社 代表者 廣 田  馨

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.プラスチック基材の一方の面に設けられた金属酸化
    物層が、ポリアルキレンジオールおよびポリアルキレン
    グリコールのうち、少なくとも一種を含有する処理液で
    処理され、プラスチック基材の他方の面に粘着剤層が設
    けられている防曇プラスチック。
JP12794690A 1989-06-14 1990-05-17 防曇プラスチック Pending JPH03101925A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-150981 1989-06-14
JP15098189 1989-06-14

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03101925A true JPH03101925A (ja) 1991-04-26

Family

ID=15508679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12794690A Pending JPH03101925A (ja) 1989-06-14 1990-05-17 防曇プラスチック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03101925A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017113244A1 (zh) * 2015-12-30 2017-07-06 深圳市柔宇科技有限公司 一种具有除雾功能的头戴式装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017113244A1 (zh) * 2015-12-30 2017-07-06 深圳市柔宇科技有限公司 一种具有除雾功能的头戴式装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5489604B2 (ja) 光学物品の製造方法
JP6686449B2 (ja) 防汚層付きガラス基体およびディスプレイ用前面板
CN105859153A (zh) 一种防雾减反射可见光双功能镀膜玻璃及其制备方法
JPH03101926A (ja) 防曇プラスチック
JP5489603B2 (ja) 光学物品およびその製造方法
JPH03101925A (ja) 防曇プラスチック
JPH0222342A (ja) 防曇プラスチックの製造方法
JP3673335B2 (ja) パターン状に防曇効果を有する物品の製造方法
JPH0222343A (ja) 防曇プラスチックの製造方法
JPH0222344A (ja) 防曇プラスチックの製造方法
JP2002309225A (ja) 基材の親水化処理方法
JP5922324B2 (ja) 光学物品およびその製造方法
JPH03101927A (ja) 防曇プラスチック
JPH03101928A (ja) 防曇プラスチック
JPH0222341A (ja) 防曇プラスチックの製造方法
JPH0552921B2 (ja)
JPH0429784A (ja) 防曇プラスチックの製造方法
JPH0429783A (ja) 防曇プラスチックの製造方法
JPS62178901A (ja) 多層反射防止膜を有する光学物品
JPH0429782A (ja) 防曇プラスチックの製造方法
JP2001141905A (ja) プラスチックレンズの製造方法及びプラスチックレンズ
JP7306438B2 (ja) 防汚層付きガラス基体及び表示装置用前面板
JPH0429781A (ja) 防曇プラスチックの製造方法
JP3150839B2 (ja) 機能性有機膜
JPH02311336A (ja) 防曇ガラスの製造方法