JPH04287306A - チップ化用台座および同台座を有する電子部品 - Google Patents

チップ化用台座および同台座を有する電子部品

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JPH04287306A
JPH04287306A JP7586291A JP7586291A JPH04287306A JP H04287306 A JPH04287306 A JP H04287306A JP 7586291 A JP7586291 A JP 7586291A JP 7586291 A JP7586291 A JP 7586291A JP H04287306 A JPH04287306 A JP H04287306A
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JP
Japan
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pedestal
lead
glass fibers
short glass
resin
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Pending
Application number
JP7586291A
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English (en)
Inventor
Takashi Tomizawa
孝史 富澤
Hiroshi Yanaka
弘 谷中
Masahito Kurachi
倉地 政仁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Elna Co Ltd
Original Assignee
Elna Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04287306A publication Critical patent/JPH04287306A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品をチップ化する
チップ化用台座と、その台座を備えチップ化されたアル
ミニウム電解コンデンサなどの電子部品に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】機器の小形軽量化および作業性の観点か
らそれに用いられる電子部品には、プリント基板に対し
て表面実装し得るチップ化が望まれている。この部品の
チップ化についてアルミニウム電解コンデンサを例にと
って説明すると、一般的に同コンデンサは図5および図
6に示されているように、有底筒状の金属ケ−ス1内に
1対のリ−ド2,2を有するコンデンサ素子3を挿入し
たのち、同ケ−ス1の開口部をリ−ド挿通孔4aを備え
た封口ゴム4にて封止するとともに、その開口部に絞り
加工を施してなるコンデンサ本体5と、同コンデンサ本
体5の開口部側に取付けられる電気絶縁材料からなる台
座6とを備えている。
【0003】この台座6には1対のリ−ド貫通孔7,7
(ただし、図6には作図の都合上一方しか示されていな
い。)と、その底面側において互いに反対方向からリ−
ド貫通孔7,7に連通するように形成された所定深さの
リ−ド収納溝8,8とが設けられている。
【0004】台座6はそのリ−ド貫通孔7,7にリ−ド
2,2を貫通させながらコンデンサ本体5に取付けられ
、リ−ド2,2の各端部2a,2aをリ−ド収納溝8,
8内に収まるように折曲げることによりチップ化される
。なお、リ−ド2,2の各端部2a,2aはプレス加工
等により偏平な板状に形成されている。
【0005】上記のようにしてチップ化されたコンデン
サが得られ、図7にはこのチップ形コンデンサをプリン
ト基板9に表面実装する際の状態が示されている。すな
わち、同基板9に形成されているハンダランド9a,9
a上にクリ−ムハンダを例えば200μ程度の厚みに塗
布し、その上にリ−ドの各端部2a,2aが重なるよう
にしてコンデンサを基板9上に載置したのち、所定温度
雰囲気内で加熱することにより、リ−ドの各端部2a,
2aが対応するハンダランド9a,9aにハンダ付けさ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このハンダ付け時、コ
ンデンサ本体5の封口ゴム4は台座6により熱的に保護
されるが、台座6の素材に問題があった。
【0007】すなわち、従来においてはPPS(ポリフ
ェニレンスルフィド)樹脂が多く用いられているが、同
樹脂単独では十分な機械的強度が得られないため、補強
用としてガラス短繊維を30〜50%程度含有させてい
る。
【0008】しかしながら、PPS樹脂自体型流れ性(
流動性)が余りよくないところに、ガラス短繊維を加え
るとその傾向が一層増長され、特に微小な物については
十分な成形性が得られないという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記欠点を解決するため
、本発明においては、台座の素材として、ガラス短繊維
を含有する下記の式1で示されるナイロン46樹脂を用
いるようにしている。
【0010】この場合、ナイロン46樹脂に対するガラ
ス短繊維の含有量は、10〜60vol%、好ましくは
20〜50vol%である。
【0011】
【式1】
【0012】
【作用】ナイロン46樹脂は強度的にPPS樹脂より優
れているため、ガラス短繊維の含有量を減らしても十分
な機械的強度が得られる。実際に、ガラス短繊維の含有
量を20〜30%と低くすることができ、その結果、成
形性が向上し、高い出来上がり精度が得られる。また、
ガラス短繊維含有量が低いため、金型寿命も延びる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図4を参
照しながら詳細に説明する。なお、この実施例は先に説
明の一般的なアルミニウム電解コンデンサについてのも
ので、コンデンサ本体に関しては先のものと同一もしく
は同一とみなせる構成であるため、その説明は適宜省略
する。
【0014】図1はコンデンサ本体5とそれに取付けら
れるチップ化のための台座10とを分離した状態の斜視
図で、図2には同台座10の底面側の斜視図が示されて
いる。これによると、台座10は所定の厚みを有するほ
ぼ正方形の板体からなり、その上面すなわちコンデンサ
本体5に対する装着面側には、コンデンサ本体5の形状
にほぼ合致する円形凹部11が形成されているとともに
、同凹部11にはリ−ドの端部2a,2aを貫通するた
めのリ−ド貫通孔12,12が穿孔されている。なお、
この台座10の隣合う2つの角部には極性判別のための
テ−パ10a,10aが形成されている。
【0015】図2を参照すると、台座10の底面側には
、対向する側辺から上記リ−ド貫通孔12,12の各々
に連通するように形成された所定深さ、すなわちリ−ド
の端部2aの板厚よりも実質的に大きな深さを有するリ
−ド収納溝13,13が設けられている。
【0016】この場合、各リ−ド収納溝13,13は同
一の形状であるため、その一方について説明すると、こ
のリ−ド収納溝13は上記リ−ド貫通孔12側の位置に
おいて必要に応じて溝幅がやや大きくされたハンダ溜り
13aを備えており、その他の部分すなわち台座10の
側辺側の溝部13bは図3に示されているように、リ−
ドの端部2aとの間に余計な隙間が生じない程度の幅と
されている。
【0017】なお、この実施例によるとハンダ溜り13
aは上記リ−ド貫通孔12のまわりにおいて円弧状に形
成されている。また、各リ−ド収納溝13,13間には
それらを仕切る所定高さのリブ14が形成されていると
ともに、台座10の底面にはこのチップ形コンデンサを
図7で説明したようにプリント基板9上に載置する際の
安定化を図るためのボス状をなす設置脚15が複数個、
この実施例では4つ設けられている。
【0018】また、プリント基板9のハンダランド9a
,9aの幅は通常リ−ドの端部2a,2aの2.5倍以
内に形成されるが、リ−ドの端部2a,2aがそれに対
して多少ずらされて載置されたとしてもハンダ付け後は
そのずれが自己修正される。
【0019】図4にはハンダ溜り13aの変形例が示さ
れている。すなわち、このハンダ溜り13aは図示実線
の如く三角形状に変形可能であり、また、図示想像線の
如く矩形状とすることもできる。さらには、このハンダ
溜り13aはリ−ド貫通孔12のまわりに形成されるこ
とが好ましいが、場合によってはリ−ド貫通孔12から
はずれた位置に設けられてもよい。
【0020】本発明では台座10の素材として、ガラス
短繊維を含有したナイロン46樹脂を用いている。
【0021】《実施例1》ガラス短繊維30vol%含
有のナイロン46樹脂(ユニチカ社製FN5100G3
0)により、外径4mm(φ4)のアルミニウム電解コ
ンデンサ用の台座を50個試作し、耐外力性試験を行な
った。なお、台座の寸法は縦、横ともに4.3mm、最
小厚み0.25mmで、試験方法はプッシュプルゲージ
に測定用治具を取付け、台座に外力を加え、割れるまで
の強度を測定した。
【0022】その結果、平均強度は2.9kg、最大強
度3.0kg、最小強度2.7kgであった。
【0023】〈比較例1〉ガラス短繊維40vol%含
有のPPS樹脂(旭硝子社製RG40JA)により、外
径4mmのアルミニウム電解コンデンサ用の台座を50
個試作し、耐外力性試験を行なった。なお、台座の寸法
および試験方法は実施例1と同じ。
【0024】その結果、平均強度は2.2kg、最大強
度2.4kg、最小強度2.0kgであった。
【0025】《実施例2》ガラス短繊維30vol%含
有のナイロン46樹脂(ユニチカ社製FN5100G3
0)により、外径5mm(φ5)のアルミニウム電解コ
ンデンサ用の台座を50個試作し、耐外力性試験を行な
った。なお、台座の寸法は縦、横ともに5.3mm、最
小厚み0.25mmで、試験方法は実施例1と同じ。
【0026】その結果、平均強度は2.9kg、最大強
度3.0kg、最小強度2.6kgであった。
【0027】〈比較例2〉ガラス短繊維40vol%含
有のPPS樹脂(旭硝子社製RG40JA)により、外
径5mmのアルミニウム電解コンデンサ用の台座を50
個試作し、耐外力性試験を行なった。なお、台座の寸法
および試験方法は実施例2と同じ。
【0028】その結果、平均強度は2.1kg、最大強
度2.2kg、最小強度2.0kgであった。
【0029】《実施例3》ガラス短繊維30vol%含
有のナイロン46樹脂(ユニチカ社製FN5100G3
0)により、外径6.3mm(φ6.3)のアルミニウ
ム電解コンデンサ用の台座を50個試作し、耐外力性試
験を行なった。なお、台座の寸法は縦、横ともに6.6
mm、最小厚み0.25mmで、試験方法は実施例1と
同じ。
【0030】その結果、平均強度は2.1kg、最大強
度2.2kg、最小強度2.0kgであった。
【0031】〈比較例3〉ガラス短繊維40vol%含
有のPPS樹脂(旭硝子社製RG40JA)により、外
径5mmのアルミニウム電解コンデンサ用の台座を50
個試作し、耐外力性試験を行なった。なお、台座の寸法
および試験方法は実施例3と同じ。
【0032】その結果、平均強度は1.7kg、最大強
度1.9kg、最小強度1.6kgであった。
【0033】参考までに、上記各実施例および各比較例
の耐外力性試験結果を表1に示す。
【0034】
【表1】 この表からも明らかなように、ナイロン46樹脂による
とPPS樹脂に比べて、φ4については約32%、φ5
については約38%、φ6.3については約24%耐外
力性が向上している。
【0035】また、ナイロン46樹脂とPPS樹脂の成
形性および製品状態の特性対照表を表2に示す。なお、
ナイロン46樹脂としてはユニチカ社製のFN5100
G20(ガラス短繊維20%含有)と、同社製のFN5
100G30(ガラス短繊維20%含有)とを用いた。 これに対して、PPS樹脂としてはユニチカ社製のR−
4(ガラス短繊維40%含有)と、同社製R−7(ガラ
ス短繊維含有せず)とを使用した。
【0036】
【表2】 この表からもナイロン46樹脂によると、成形性および
製品状態ともに良好であり、特に台座のような微小な成
形物の成形に好適であることが理解されよう。なお、本
発明において台座の形状はいかなるものでもよく、例え
ば図5に示されている形状のものでもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、十分な機械的強度を有するとともに、成形性の面でも
優れた特性を有する台座が提供される。
【0038】この台座によると、それ自体より薄形にす
ることが可能となり、したがって、電子部品の低背化を
も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るもので、コンデンサ本
体と台座とを分離して示す斜視図。
【図2】同台座の底面側斜視図。
【図3】コンデンサ本体に台座を取付けてチップ化した
コンデンサの底面側斜視図。
【図4】上記台座の変形例を示す底面図。
【図5】従来および本発明に係るチップ化部品を示す底
面側斜視図。
【図6】第6図は同チップ化部品の半断面図。
【図7】同チップ化部品の表面実装状態を示す説明図。
【符号の説明】
1  ケ−ス 2  リ−ド 2a  リ−ドの端部 3  コンデンサ素子 4  封口体 5  コンデンサ本体 9  プリント基板 9  ハンダランド 10  台座 11  凹部 12  リ−ド貫通孔 13  リ−ド収納溝 13a  ハンダ溜り 13b  側辺側溝部 14  リブ 15  設置脚

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1対のリ−ド貫通孔を有し、部品本体のリ
    ード引出し側に取り付けられて同部品本体をチップ化す
    るチップ化用台座において、同台座はガラス短繊維を含
    有するナイロン46樹脂からなることを特徴とするチッ
    プ化用台座。
  2. 【請求項2】上記ナイロン46樹脂に対する上記ガラス
    短繊維の含有量は10〜60vol%である請求項1に
    記載のチップ化用台座。
  3. 【請求項3】1対のリ−ドを有する部品素子を有底筒状
    のケ−ス内に挿入するとともに、該ケ−スの開口部をリ
    −ド挿通孔を備えた封口体にて封止してなる部品本体と
    、上記ケ−スの開口部側に取付けられる電気絶縁性の台
    座とを備え、該台座には1対のリ−ド貫通孔とその底面
    側において互いに反対方向から該各貫通孔に連通するよ
    うに形成された1対のリ−ド収納溝とが設けられており
    、上記リ−ドの各端部を上記リ−ド収納溝に沿って折曲
    げることによりチップ化してなる電子部品において、上
    記台座はガラス短繊維を含有するナイロン46樹脂から
    なることを特徴とする電子部品。
JP7586291A 1991-03-15 1991-03-15 チップ化用台座および同台座を有する電子部品 Pending JPH04287306A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0774053A (ja) * 1993-03-31 1995-03-17 Samsung Electro Mech Co Ltd 表面実装型チップコンデンサー

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6164751A (ja) * 1984-09-07 1986-04-03 Toray Ind Inc ナイロン樹脂組成物
JPH0249531A (ja) * 1988-08-10 1990-02-19 Youtsuri Gyogu:Kk ヒラメ漁用の擬似餌沈降用具の製造方法

Patent Citations (2)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960206