JPH04287042A - フォトレジスト用樹脂組成物およびパターンの形成方法 - Google Patents

フォトレジスト用樹脂組成物およびパターンの形成方法

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Publication number
JPH04287042A
JPH04287042A JP3051764A JP5176491A JPH04287042A JP H04287042 A JPH04287042 A JP H04287042A JP 3051764 A JP3051764 A JP 3051764A JP 5176491 A JP5176491 A JP 5176491A JP H04287042 A JPH04287042 A JP H04287042A
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JP
Japan
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mol
methyl
formula
group
dioxolan
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Pending
Application number
JP3051764A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Kawamoto
惠司 河本
Masahiro Ishidoya
石戸谷 昌洋
Takeshi Endo
剛 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Oil and Fats Co Ltd filed Critical Nippon Oil and Fats Co Ltd
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なフォトレジスト
用樹脂組成物および該樹脂組成物を利用したパターンの
形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、下記一般式化3(式中R1は、水
素原子またはメチル基を示し、R2及びR3は同一若し
くは異なる基であって、水素原子、炭素数1〜3のアル
キル基またはフェニル基を示す)で表わされる1,3−
ジオキソラン誘導体が、単独で紫外線照射により重合、
架橋して不溶化すること、またR2及びR3がメチル基
のものはメタクリル酸エステル等との共重合性が良く、
得られる共重合体が紫外線照射により架橋して不溶化す
ることは知られている。
【0003】
【化3】
【0004】しかしながら、特開昭61−200982
号公報において、前記1,3−ジオキソラン誘導体中に
おいて最も安価に製造されるモノマーの一つである(2
,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メ
チルメタクリレートに増感剤を添加せずに紫外光を照射
した場合には、ほとんど架橋体を得ることができない旨
記載されている。該記載に代表されるように、1,3−
ジオキソラン誘導体を汎用樹脂の光架橋性修飾試剤とし
て、汎用樹脂のモノマーと共重合させ、得られる樹脂を
光照射処理して架橋、三次元構造化し、該樹脂の物性を
改善するには、300nmより短波長側の光を照射する
必要がある。このため、ポリメタクリル酸エステル等前
記波長域で光劣化を伴う樹脂の改質には利用できず、ま
た、前記波長域を長波長側にシフトさせる有色の増感剤
は、着色を嫌う場合には使用できないという問題がある
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、1,
3−ジオキソラン基を含有する樹脂の架橋反応を、30
0nm以上の波長域の光照射により行うことができ、し
かも無色透明且つ耐候性等に優れる架橋体を得ることが
できるフォトレジスト用樹脂組成物を提供することにあ
る。
【0006】また本発明の目的は、基板に特殊な処理を
施すことなく、基板を痛めずにパタ−ンを形成すること
のできる、パタ−ンの形成方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(A)
下記一般式化1(式中R1は、水素原子またはメチル基
を示し、R2及びR3は同一若しくは異なる基であって
、水素原子、炭素数1〜12のアルキル基またはフェニ
ル基を示す)で表わされる1,3−ジオキソラン誘導体
(以下ジオキソラン1と称す)5〜90重量%及び反応
性官能基を有するα,β−不飽和化合物及び/又は反応
性官能基を有しないα,β−不飽和化合物95〜10重
量%を含有する原料モノマ−成分をラジカル共重合させ
て得られるアクリル樹脂と、(B)下記一般式化2(式
中R4及びR5は、異なる基であって、水素原子若しく
はヒドロキシル基を示す。更にR6は水素原子または炭
素数1〜12のアルコキシル基を示し、XはPF6,S
bF6またはBF4を示す)で表わされるスルホニウム
塩(以下スルホニウム塩1と称す)とを必須成分として
含有することを特徴とするフォトレジスト用樹脂組成物
が提供される。
【0008】
【化4】
【0009】
【化5】
【0010】また本発明によれば、基板上にパタ−ンを
形成する方法において、少なくとも該基板上に前記フォ
トレジスト用樹脂組成物を含む樹脂層を形成し、該樹脂
層に光を照射して、露光部を硬化させ、未露光の未硬化
部分を洗浄、除去する工程を行うことを特徴とするパタ
ーンの形成方法が提供される。
【0011】以下、本発明を更に詳細に説明する。
【0012】本発明のフォトレジスト用樹脂組成物は、
特定のアクリル樹脂(以下成分(A)と称す)と、特定
のスルホニウム塩(以下成分(B)と称す)とを必須の
構成成分として含有することを特徴とする。
【0013】本発明のフォトレジスト用樹脂組成物にお
いて、必須の構成成分として用いる前記成分(A)は、
特定の1,3−ジオキソラン誘導体とα,β−不飽和化
合物とを特定の配合割合にて含有する原料モノマ−成分
をラジカル共重合させて得られる樹脂である。
【0014】前記特定成分(A)において必須の原料モ
ノマ−成分として用いる前記特定の1,3−ジオキソラ
ン誘導体は、前記一般式化4で表わされるジオキソラン
1であり、この際R2若しくはR3が炭素数13以上の
アルキル基の場合には、製造が困難である。前記ジオキ
ソラン1としては、具体的には例えば、(2,2−ジメ
チル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルメタク
リレート、(2−エチル−2−メチル−1,3−ジオキ
ソラン−4−イル)メチルメタクリレート、(2−プロ
ピル−2−メチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)
メチルメタクリレート、(2−イソプロピル−2−メチ
ル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルメタクリ
レート、(2−ブチル−2−メチル−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル)メチルメタクリレート、(2−sec
−ブチル−2−メチル−1,3−ジオキソラン−4−イ
ル)メチルメタクリレート、(2−イソブチル−2−メ
チル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルメタク
リレート、(2−アミル−2−メチル−1,3−ジオキ
ソラン−4−イル)メチルメタクリレート、(2,2−
ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルア
クリレート、(2−エチル−2−メチル−1,3−ジオ
キソラン−4−イル)メチルアクリレート、(2−プロ
ピル−2−メチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)
メチルアクリレート、(2−イソプロピル−2−メチル
−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルアクリレー
ト、(2−ブチル−2−メチル−1,3−ジオキソラン
−4−イル)メチルアクリレート、(2−sec−ブチ
ル−2−メチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メ
チルアクリレート、(2−イソブチル−2−メチル−1
,3−ジオキソラン−4−イル)メチルアクリレート、
(2−アミル−2−メチル−1,3−ジオキソラン−4
−イル)メチルアクリレート等を好ましく挙げることが
でき、使用に際しては単独若しくは混合物として用いる
ことができる。
【0015】前記成分(A)において、前記ジオキソラ
ン1と共に必須の原料成分として用いる前記α,β−不
飽和化合物は、反応性官能基を有するα,β−不飽和化
合物及び/又は反応性官能基を有しないα,β−不飽和
化合物であり、具体的には例えば、反応性官能基を有す
るα,β−不飽和化合物としては、ヒドロキシル基、カ
ルボキシル基、アセタール基、ビニルエーテル基、カル
ボニル基、及びエステル基等の官能基を有するα,β−
不飽和化合物等を好ましく挙げることができ、反応性官
能基を有しないα,β−不飽和化合物としては、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メ
タ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、
イソブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メ
タ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステア
リル(メタ)アクリレート、スチレン、α−メチルスチ
レン、p−ビニルトルエン、アクリロニトリルなどを好
ましく挙げることができる。また前記α,β−不飽和化
合物の使用に際しては、単独若しくは混合物として用い
ることができる。
【0016】前記成分(A)における前記ジオキソラン
1とα,β−不飽和化合物との仕込み割合は、ジオキソ
ラン1を5〜90重量%、α,β−不飽和化合物を95
〜10重量%の範囲とする必要がある。前記ジオキソラ
ン1の仕込み量が5重量%未満の場合には、架橋点が不
足して十分に硬化した架橋体を得ることができず、90
重量%を越えると、得られるアクリル樹脂の有機溶媒に
対する溶解性が悪くなり最終製品であるフォトレジスト
用樹脂組成物の塗布作業性が低下するため前記範囲とす
る必要がある。また前記成分(A)の数平均分子量は、
好ましくは1000〜100,000の範囲が好ましい
【0017】本発明において必須の構成成分として用い
る成分(A)を調製するには、前述のモノマー成分を、
通常のラジカル重合開始剤を用い、好ましくは40〜1
50℃にて、2〜12時間、溶液重合、懸濁重合または
乳化重合させる等して容易に得ることができる。
【0018】本発明において、必修の構成成分として用
いる前記成分(B)は、前記一般式化5で表わされるス
ルホニウム塩1であり、光照射によって開環重合用触媒
を放出する成分である。前記スルホニウム塩1としては
、具体的に例えば、六フッ化リン酸ベンジルメチル−4
−ヒドロキシフェニルスルホニウム、四フッ化ホウ酸ベ
ンジルメチル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウム、
六フッ化アンチモン酸ベンジルメチル−1−ヒドロキシ
フェニルスルホニウム、六フッ化アンチモン酸ベンジル
メチル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウム、六フッ
化リン酸ベンジルメチル−1−ヒドロキシフェニルスル
ホニウム、四フッ化ホウ酸ベンジルメチル−1−ヒドロ
キシフェニルスルホニウム、六フッ化アンチモン酸−4
−メトキシベンジルメチル−4−ヒドロキシフェニルス
ルホニウム、六フッ化リン酸−4−メトキシベンジルメ
チル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウム、四フッ化
ホウ酸−4−メトキシベンジルメチル−4−ヒドロキシ
フェニルスルホニウム、六フッ化アンチモン酸−4−メ
トキシベンジルメチル−4−ヒドロキシフェニルスルホ
ニウム、六フッ化リン酸−4−メトキシベンジルメチル
−4−ヒドロキシフェニルスルホニウム、四フッ化ホウ
酸−4−メトキシベンジルメチル−4−ヒドロキシフェ
ニルスルホニウムなどを好ましく挙げることができ、六
フッ化アンチモン酸ベンジルメチル−4−ヒドロキシフ
ェニルスルホニウムが、架橋時間が短いため最も好まし
い。なお、使用に際しては単独若しくは混合物として用
いることができる。
【0019】前記成分(B)を調製するには、例えばメ
ルカプトフェノ−ルと硫酸ジメチルとをアルカリ性条件
にて、−20〜+100℃にて1〜10時間反応させて
ヒドロキシフェニルメチルスルフィドを合成し、次いで
前記ヒドロキシフェニルメチルスルフィドにベンジルク
ロライドを20〜140℃にて1〜10時間反応させる
などしてオニウム化物とする。次いで得られるオニウム
化物を六フッ化アンチモン酸、六フッ化リン酸又は四フ
ッ化ホウ酸の金属塩と反応させるなどして得ることがで
きる。
【0020】本発明のフォトレジスト用樹脂組成物にお
ける前記成分(A)と前記成分(B)との配合割合は、
成分(A)中の1,3−ジオキソラン基1モルに対する
、成分(B)の開環重合用触媒の化学量論比が0.00
01〜0.1の範囲となるように配合するのが好ましく
、特に0.001〜0.05の範囲となるように配合す
るのが好ましい。前記化学量論比が、0.0001未満
の場合は触媒活性が発現せず、0.1を越えると硬化物
中に残存する成分(B)により着色するので好ましくな
い。
【0021】また本発明のフォトレジスト用樹脂組成物
を調製するには、例えば前記成分(A)を好ましくは溶
媒に溶解し、次いで前記成分(B)を添加し溶解させる
などして容易に得ることができる。この際用いる溶媒と
しては、メチルエチルケトン、アセトン、酢酸エチル等
を好ましく挙げることができる。本発明のフォトレジス
ト用樹脂組成物はそのままで、あるいは必要に応じ、着
色顔料、フィラー、溶剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤な
どを配合して、本来の目的以外に光硬化型の塗料、イン
ク、接着剤、成形品などに用いることも可能である。ま
た使用に際しては、得られる溶液をスピンコ−ト法、デ
ィップコ−ト法等の方法により基板などに塗布すること
により用いることができる。
【0022】本発明のフォトレジスト用樹脂組成物を硬
化させる際に照射する光の波長は、300〜700nm
の範囲とするのが好ましく、また照射時間は、成分(A
)中に存在する1,3−ジオキソラン基の化学量論量、
あるいは成分(A)中の1,3−ジオキソラン基に対す
る、成分(B)の開環重合用触媒の化学量論比によって
異なるが、好ましくは30分〜3時間である。
【0023】また本発明のパタ−ンの形成方法は、基板
上に前記フォトレジスト用樹脂組成物を含む樹脂層を形
成し、該樹脂層に光照射を行った際における未露光部分
即ち未硬化部分を、洗浄し、除去する工程を行うことを
特徴とする。
【0024】本発明のパタ−ン形成方法において使用す
る基板としては、シリコンウエハ−等を好ましく用いる
ことができる。
【0025】また本発明のパタ−ン形成方法における洗
浄し、除去する工程とは、前記基板上に形成した樹脂層
に光照射を行う際に、光を照射しない部分を設けておき
、光照射終了後、該樹脂層を溶剤を用いて洗浄し、未照
射の部分を除去する工程である。この際用いる溶剤とし
ては、メチルエチルケトン、アセトン、酢酸エチル、キ
シレン等の有機溶剤若しくは酸性水溶液等を好ましく用
いることができる。前記酸性水溶液は、未照射の部分に
残存した1,3−ジオキソラン基に作用してケトンとジ
オールとに分解させ、1分子の1,3−ジオキソラン基
を2分子のヒドロキシル基とすることにより、前記樹脂
層の酸性水溶液に対する溶解性を発現させ、未硬化部分
を溶解させるものである。この際用いる酸性水溶液のp
Hは、5〜6程度の希酸性水溶液であればよく、酸の濃
度が低濃度であるため基板の耐酸性も通常要求される程
度で十分である。また有機溶剤を用いるときのように基
板に耐溶剤性が要求されないので、基板に特殊な処理を
施さずに使用することができ、前記洗浄する際に用いる
溶剤として、最も好ましく用いることできる。またこの
際用いる酸としては、塩酸、リン酸、硫酸、硝酸、酢酸
等を好ましく挙げることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明のフォトレジスト用樹脂組成物は
、300nm以上の光の照射により、1,3−ジオキソ
ラン基が開環して、短時間で架橋し硬化物が得られ、ま
た着色もしないので、種々フォトレジスト用材料として
用いることができる。
【0027】また本発明のパタ−ンの形成方法は、特定
の樹脂を用いているので、希酸性水溶液等により未硬化
部分を洗浄、除去することができ、基板に特殊な処理を
施す必要がなく、基板を痛めずにパタ−ンの形成をする
ことができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものでは
ない。
【0029】
【合成例1】温度計、撹拌装置、冷却管の付いた1lの
反応容器に2,3−ジヒドロキシプロピルメタクリレー
ト240.2g(1.5mol)、アセトン435.6
g(7.5mol)、p−トルエンスルホン酸12.0
g及びp−メトキシフェノール2.4gを投入し、80
〜90℃にて12時間反応させた。この際、反応の初期
段階に生成する水をDean−Starkトラップによ
り捕集した。反応終了後、得られた混合物にジエチルエ
ーテルを500ml加え、水及び5重量%水酸化ナトリ
ウム水溶液300mlで洗浄した。さらに有機層を、p
Hが7になるまで水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥させた後、低沸分を減圧下留去した。得られた粗生
成物にp−メトキシフェノール6.0gと銅粉6.0g
を添加して減圧蒸留を行い、無色液体の(2,2−ジメ
チル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルメタク
リレート(以下DDMMAと略す)を108.8g得た
。(沸点:85〜91℃/7mmHg,収率36%)

0030】
【合成例2】重合用アンプルに、合成例1で得られたD
DMMA947mg、メチルメタクリレート(以下MM
Aと略す)53mg、2,2’−アゾビスイソブチロニ
トリル17mg(原料モノマー成分に対して2モル%)
及びジメチルホルムアミド10mlを仕込み、高真空下
にて凍結脱気を繰り返し行って溶存空気の気泡の発生が
なくなったことを確認したのち減圧下にて溶封し、60
℃にて12時間重合を行った。重合終了後、アンプルを
開封し反応混合物を100mlのメタノールに注入し、
ポリマーを沈殿させた。再沈殿させたポリマーをさらに
メタノールで洗浄し、再びメチルエチルケトンに溶解し
、メタノールを用いて再沈殿させ、減圧下にて乾燥させ
、DDMMAとMMAとの共重合体(以下DDMMA−
MMA1と称す)を得た。また得られたポリマ−の転化
率、組成比及び数平均分子量を求めた。結果を表1に示
す。
【0031】
【合成例3〜5】DDMMAとMMAとを表1に示す仕
込み比にて仕込んだ以外は、合成例2と同様にして、D
DMMAとMMAとの共重合体をそれぞれ得た(以下合
成例3で得られた共重合体をDDMMA−MMA2、合
成例4で得られた共重合体をDDMMA−MMA3、合
成例5で得られた共重合体をDDMMA−MMA4と称
す)。分析結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【合成例6】4−メルカプトフェノール12.6g(0
.1mol)をエタノール150mlに溶解した後、3
0℃に加温し、次いで水酸化ナトリウム4.0g(0.
1mol)を加え完全に溶解させた。得られた溶液に、
硫酸ジメチル12.7g(0.1mol)を加え、同温
にて2時間反応させた。得られた反応混合物を濾過して
生成した塩を除去し、エタノールを留去して4−ヒドロ
キシフェニルメチルスルフィド13.5gを得た(収率
:96%)。さらに得られた化合物11.2g(0.0
8mol)を再びエタノール100mlに溶解し、ベン
ジルクロライド10.1g(0.08mol)を添加し
、60℃で3時間反応させてオニウム化物を得た。次い
でエタノールを留去し、得られた反応混合物を水150
mlに溶解させて、六フッ化アンチモン酸ナトリウム2
0.7g(0.08mol)を含む水200mlを加え
た。この際析出した結晶を濾別し、得られた結晶をアセ
トンで固液抽出したのち、抽出したアセトンの溶液を無
水硫酸ナトリウムで脱水処理した。さらに過剰のアセト
ンを留去し、アセトンを用いて再結晶して六フッ化アン
チモン酸ベンジルメチル−4−ヒドロキシフェニルスル
ホニウム(以下BSAと称す)を31.8g(収率:8
5%)得た。
【0034】
【実施例1】合成例2で得られたDDMMA−MMA1
を0.5g含むメチルエチルケトン溶液に、BSAを前
記DDMMA−MMA1中の1,3−ジオキソラン基1
モルの化学量論量に対して0.05モルとなるように添
加して、フォトレジスト用樹脂組成物溶液を得た。次い
で得られた溶液をテフロンのシ−ト上に広げ、300W
の高圧水銀ランプを用いて120分間光照射を行った。 尚、光照射は、300nm以下の波長の光を除くために
パイレックス性ガラスフィルタ−を介して行った。得ら
れた架橋体について、メチルエチルケトン(以下MEK
と称す)を用いてのラビング処理及び希酸水溶液処理に
より評価を行った。結果を表2に示す。
【0035】
【実施例2〜5】BSAの配合量を1,3−ジオキソラ
ン基1モルの化学量論量に対して0.01モル(実施例
2)、0.005モル(実施例3)、0.001モル(
実施例4)および0.0005モル(実施例5)に代え
た以外は、実施例1と同様にして評価を行った。結果を
表2に示す。
【0036】
【実施例6〜10】DDMMA−MMA1をDDMMA
−MMA2に代え、またBSAの配合量を1,3−ジオ
キソラン基1モルの化学量論量に対して0.05モル(
実施例6)、0.01モル(実施例7)、0.005モ
ル(実施例8)、0.001モル(実施例9)および0
.0005モル(実施例10)とした以外は実施例1と
同様にして評価を行った。結果を表2に示す。
【0037】
【実施例11〜15】DDMMA−MMA1をDDMM
A−MMA3に代え、またBSAの配合量を1,3−ジ
オキソラン基1モルの化学量論量に対して0.05モル
(実施例11)、0.01モル(実施例12)、0.0
05モル(実施例13)、0.001モル(実施例14
)および0.0005モル(実施例15)とした以外は
実施例1と同様にして評価を行った。結果を表2に示す
【0038】
【実施例16〜20】DDMMA−MMA1をDDMM
A−MMA4に代え、またBSAの配合量を1,3−ジ
オキソラン基1モルの化学量論量に対して0.05モル
(実施例16)、0.01モル(実施例17)、0.0
05モル(実施例18)、0.001モル(実施例19
)および0.0005モル(実施例20)とした以外は
実施例1と同様にして評価を行った。結果を表2に示す
【0039】
【比較例1〜20】実施例1〜20で使用したフォトレ
ジスト用樹脂組成物について、光照射を行わずに評価を
行った。結果を表2に示す。
【0040】
【表2】
【0041】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (A)下記一般式化1(式中R1は、
    水素原子またはメチル基を示し、R2及びR3は同一若
    しくは異なる基であって、水素原子、炭素数1〜12の
    アルキル基またはフェニル基を示す)で表わされる1,
    3−ジオキソラン誘導体5〜90重量%及び反応性官能
    基を有するα,β−不飽和化合物及び/又は反応性官能
    基を有しないα,β−不飽和化合物95〜10重量%を
    含有する原料モノマ−成分をラジカル共重合させて得ら
    れるアクリル樹脂と、(B)下記一般式化2(式中R4
    及びR5は、異なる基であって、水素原子若しくはヒド
    ロキシル基を示す。更にR6は水素原子または炭素数1
    〜12のアルコキシル基を示し、XはPF6,SbF6
    またはBF4を示す)で表わされるスルホニウム塩とを
    必須成分として含有することを特徴とするフォトレジス
    ト用樹脂組成物。 【化1】 【化2】
  2. 【請求項2】  基板上にパタ−ンを形成する方法にお
    いて、少なくとも該基板上に請求項1記載のフォトレジ
    スト用樹脂組成物を含む樹脂層を形成し、該樹脂層に光
    を照射して、露光部を硬化させ、未露光の未硬化部分を
    洗浄、除去する工程を行うことを特徴とするパターンの
    形成方法。
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