JPH0428536Y2 - - Google Patents

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JPH0428536Y2
JPH0428536Y2 JP1988026013U JP2601388U JPH0428536Y2 JP H0428536 Y2 JPH0428536 Y2 JP H0428536Y2 JP 1988026013 U JP1988026013 U JP 1988026013U JP 2601388 U JP2601388 U JP 2601388U JP H0428536 Y2 JPH0428536 Y2 JP H0428536Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えばエアーポツトと呼ばれるもので
代表される液体収容器であつて、詳しくは、上蓋
を取付けたケース内に中栓を備えた液体収容部を
設けるとともに、液体収容部内の液体をポンプ装
置によつて導液管を介して注液管に導入し、この
注液管より外部に注ぐべく構成し、転倒時に前記
注液管より外部への液体の漏れ出しを防止する転
倒止水栓を設けてある液体収容器に関する。
〔従来の技術〕 この種の液体収容器において、従来は、下記
[1]〜[3]に記載の技術が知られていた。
[1] 液体収容部を内装するケースに上蓋を開
閉自在に装着し、この上蓋に、導液管、及びポ
ンプ装置を取付けて、これらを上蓋と一体で開
閉可能に構成するとともに、揚液管及び中栓を
前記ケース側に装着していた(例えば実開昭60
−101035号公報参照)。
[2] 液体収容部を内装するケースに上蓋を開
閉自在に装着し、この上蓋に、中栓、導液管、
及びポンプ装置を取付けて、これらを上蓋と一
体で開閉可能に構成していた(例えば実開昭57
−99650号公報参照)。
[3] 図面第4図に示すように、液体収容部1
を内装するケース2に上蓋3を開閉自在に装着
し、この上蓋3に、中栓5、及びポンプ装置P
を取付けて、上蓋3と一体で開閉可能に構成す
るとともに、導液管8、揚液管7、及び、転倒
止水栓4例を前記ケース2側に取付けていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来構成のうち、[1]に記載のものにお
いて、液体収容部内に給液する場合に中栓を取外
し、給液後に再び取付けるといつた手間を要し、
また、中栓に直接手を触れる必要があるため、非
衛生的であるという不都合があつた。
上記構成のうち、[2],[3]に記載のものは、
中栓を上蓋側に取り付けることによつて、前記
[1]に記載の従来技術の欠点である、中栓の開
閉や、衛生面での不都合を解消し得るものの、次
の問題がある。
すなわち、前記[2]に記載の従来技術では、
前記中栓に加えて、上蓋側に重いポンプ装置と、
導液管、及び揚液管まで取り付けて、これらを上
蓋の開閉に伴つて一体的に作動するように構成し
てあるので、上蓋の開閉操作そのものが重く、操
作性に欠けるという新たな問題、並びに、上蓋が
嵩ばるため、全体に嵩高くなるという問題があつ
た。
また、前記[3]に記載の従来技術では、導液
管8と揚液管7、及び転倒止水栓40はケース2
側に装着し、上蓋3側には前記中栓5とポンプ装
置Pのみを備えさせたので、ある程度は上蓋3を
軽くすることは可能であるが、その反面、揚液管
7の上端で液体収容部1の上端開口部(後記する
頸部2a)近くに位置することが多い転倒止水栓
40の存在によつて、液体収容部の上端開口部付
近のスペースが少なくなり、給液する際にその転
倒止水栓40の占める部分がじやまになつて、給
液姿勢が窮屈になる欠点、及び、導液管8の存在
によつて、ケース2上面における導液管8下方相
当部分の掃除がやりにくいという欠点があり、し
かも、全体が嵩高いという問題は解消されていな
い。
本考案の目的は、ケース側と上蓋側とに対する
取付対象の選択と、その取り付け構造を工夫する
ことによつて、上蓋を軽快に操作しやすく、ま
た、全体を嵩低く、しかも、液体収容部の上端開
口を充分に広くし、かつ、導液管の保護をも行え
る構造のものを提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案の液体収容器
では、上蓋を取付けケース内に液体収容部を設け
るとともに、液体収容部内の液体をポンプ装置に
よつて液体経路を介して外部に注ぐべく構成した
液体収容器であつて、前記ポンプ装置を前記ケー
ス側に配設するとともに、前記液体経路を構成す
る導液管を前記上蓋の上側部材と下側部材との間
に配置し、さらに、前記液体収容部に対する中栓
を上蓋の内面側に取付けるとともに、その中栓か
ら前記導液管までの液体経路内に転倒止水栓を設
けたものである。
また、前記転倒止水栓を前記中栓内に装備する
ことにより、より一層のコンパクト化を図つてい
る。
〔作用〕
上記の技術手段を講じたことによる作用は次の
通りである。
(イ) 中栓、転倒止水栓、及び導液管が上蓋側に属
し、その上蓋と一体で揺動するので、給液時に
上蓋を開けると、前記液体収容部における上端
開口部(給液口)付近から中栓、転倒止水栓、
導液管が取り払われた形になるので、中栓開閉
の手数が不要であるばかりでなく、導液管も上
蓋と一体に解放され、導液管を掃除の為に取外
す手間も必要ない。
(ロ) 嵩張りやすいポンプ装置を上蓋側に装着する
のではなく、ケース側に装着したものであるか
ら、上蓋側の側の重量、並びにスペースを大幅
に削減でき、軽くて嵩低い上蓋を得られる。
(ハ) ポンプ装置を装着する必要のなくなつた上蓋
側のスペースの一部を有効に利用して、ここに
導液管を設けることにより、上蓋を嵩張らせる
ことなく導液管の配設スペースを得られ、しか
も、上蓋を構成する上側部材と下側部材とで、
導液管の保護カバーを構成することもできる。
(ニ) 又、中栓は揚液管の管径に比べて何倍もの径
を持つ液体収容部における上端開口部(給液
口)を塞ぐにたる大径のものであるから、この
中栓の内部空間に転倒止水栓を設けることによ
つて、転倒止水栓を設ける為の専用スペースを
確保する必要がない。
〔考案の効果〕
a 上記(イ)の作用から、操作性に優れた液体収容
器を得られるとともに、液体収容部の上端開口
部付近のスペースが広くとれて、薬罐や他のポ
ツトで給液する際に、それらの注液口を前記上
端開口部に容易に近づけることができる。
従つて、給液時に楽な姿勢で給液を行えるの
で、入れこぼしといつたことも少なくなるとと
もに、ケース上面の掃除も楽に行える。
b 上記(ロ)及び(ハ)の作用から、転倒止水栓、導液
管を上蓋の内側空きスペースに、上蓋の嵩張り
なくコンパクトに配設でき、液体収容器全体を
コンパクトに構成し易い。
c 上記(ハ)の作用から、上蓋を導液管の保護手段
として利用し、蓋開放時における導液管の損傷
を防止できる。
d 上記(ニ)の作用から、転倒止水栓を中栓の空ス
ペース内に装備してスペース効率をさらに高め
た構成がとれ、液体収容器のより一層のコンパ
クト化が図れる。
〔実施例〕
第1図に示すように、液体としての湯や冷水を
収容可能な液体収容部としての中瓶1、この中瓶
1を外嵌するケース2、及び、このケース2に取
り付けられた上蓋3等から、液体収容器の一例で
ある魔法瓶を構成してある。
中瓶1は、ガラス製で、内外壁間が真空の二重
壁構造となつている。そして、中瓶1の上部は窄
まつて最大胴径部より小径の口部1aを形成して
いる。
ケース2は、その内周面が、中瓶1の口部1a
の上方において、この口部1aの径とほぼ同径の
頚部2aを形成している。さらに、この頚部2a
の上方においてケース2の内周面は椀状に拡が
り、その一部に、下向き傾斜姿勢の注液管4が連
設されている。
また、ケース2の頚部2aの上部端縁には、中
瓶1の内部下方にまで達する揚液管7が設置され
るとともに、前記中瓶1の口部1aを塞ぐゴム製
パツキン6を装着した中栓5と、肉厚内部に形成
された液体経路とを備える上蓋3が取付けられて
いる。
前記中栓5等を付設した上蓋3側の構造を次に
説明する。第1図に示すように、上側部材3Aと
下側部材3Bとをビス連結した上蓋3のその下側
部材3Bの下向き開放ボス3bに対して、下方か
ら当てがうように栓本体5Aを圧入嵌着して、こ
の栓本体5Aと前記下側部材3Bとで中栓5を形
成する。この中栓5の内部空間には、シール用ブ
ツシユ部材32を装着した下面側孔を介して前記
揚液管7と連通しかつその上面側孔を介して前記
導液管8と連通する通液空間aが設けられ、この
通液空間a内に魔法瓶転倒時に導液管8への液体
の流入を阻止する転倒止水弁40が装備されてい
る。
この転倒止水弁40は注液時は液体によつて持
上げられ、転倒止水弁40用の取付座と導液管8
入口との間に位置して導液管8への液体流出を許
容し乍ら、転倒時は液体によつて導液管8入口部
を閉じて液体流出を防ぐ機能を有する。一方、導
液管8は、前記下側部材3Bからその下側部材3
Bと上側部材3Aとの間の内部空間bに向けて突
出する横向きノズル42に嵌着固定され、その先
端を注液管4入口に臨ませてある。この注液管4
と前記導液管8とが液体経路を構成している。
さらに、ケース2の外周面には、液面表示器9
が付設されている。この液面表示器9はガラス管
からなり、その上部をチユーブ10によりケース
2の頚部2aに開口する曲がり管11に接続して
中瓶1内の残余空間に連通させるとともに、その
下部を連通管12により中瓶1の底の開口1bに
嵌合したキヤツプ13に接続して中瓶1に連通し
てある。従って、液面表示器9内には、中瓶1内
の液面と同じレベルにまで、液体が満たされるの
である。
そして、この魔法瓶には、中瓶1内の空気を圧
縮してこの中瓶1内の液体を外部に注出するため
の空気ポンプPが設けられている。
この空気ポンプPの主要部を構成する気密室1
4は、第1図ないし第3図に示すように、ケース
2の頚部2aの外方において、中瓶1の周方向に
沿つて、平面視が円環状に位置するように設けら
れている。
気密室14は、第1図に示すように、手数少な
く高い気密性が得られるように断面視形状をほぼ
U字状に一体成形した室本体14Aと、この室本
体14Aの開放側を蓋うカバー体14Bとからな
つている。そして、それら室本体14Aとカバー
体14Bとは、超音波溶接により気密状態に接続
されている。
室本体14Aは、エチレンプロピレンゴム
[EPM]、或いは、エチレンプロピレンターポリ
マー[EPDM]から形成され、可撓性を有して
いる。一方、カバー体14Bは合成樹脂から形成
され、不撓性である。そして、室本体14Aを囲
むように、合成樹脂からなる不撓性の支持枠15
が設けられている。さらに、支持枠15と気密室
14の室本体14Aとに亘つて、下方から室本体
14Aを押圧して撓ませる操作部材16が設けら
れている。
この操作部材16と気密室14の室本体14A
とは、周方向の数カ所において、室本体14Aか
ら膨出形成された突起部14aが、操作部材16
の係合孔16aに無理嵌めされることで、周方向
に位置固定されている。
支持枠15と気密室14のカバー体14Bと
は、カバー体14Bが支持枠15に載つた状態
で、超音波溶接により接続されている。そして、
支持枠15から延出されたフランジ部が、ケース
2にネジ止めされている。これにより、気密室1
4がケース2に支持されているのである。
そして、第2図及び第3図に示すように、気密
室14の平面視において180°位相を異ならせた2
箇所に、前述した操作部材16を介して気密室1
4の室本体14Aを撓ませるための一対の操作部
HPを設けてある。
この操作部HPの構造を説明すると、第2図に
示すように、気密室14の室本体14A、操作部
材16、及び、支持枠15が、何れも円形に開口
され、この開口部分に、操作片17が設けられて
いる。
一対の操作部HPのうちの図中右方に示す一方
は、上方に圧力調節部PCが付設されている。一
対の操作部HPの構造と動作はほぼ同一であるの
で、以下、圧力調節部PCとともに説明する。
前記操作片17には、操作部材16の開口端縁
に係止されて抜止めとなる突起部17aと、操作
部材16の下面に対向して位置する鍔部17bと
が形成されている。そして、この操作片17に
は、二股の操作フオーク18の一方の腕18aの
先端が下方から当接している。
また、操作部材16は開口部分で立ち上がり、
さらに、その立上がり端部に、室本体14Aの開
口端縁を巻き込む折曲部16bが形成されてい
る。
さらに、操作片17の上部の端縁には、連繋片
19は載置されている。この連繋片19は一対の
張出部19a,19bを有しており、それら一対
の張出部19a,19bに、同心円状に配置され
た一対の圧縮コイルスプリング20,21の夫々
の一端が係止されている。
外側の圧縮コイルスプリング(以下、第1スプ
リングと称する)20の他端は、気密室14の上
部に連設された筒状体22の内面の端部に係止さ
れている。また、内側の圧縮コイルスプリング
(以下、第2スプリングと称する)21の他端は、
筒状体22の端面の孔22aに第2スプリング2
1の架設方向に融通を持つて抜止め状態で嵌合さ
れたキヤツプ部材23の内面に係止されている。
一対の操作部HPのうちの図中左方に示す他方
は、圧力調節部PCが付設されておらず、連繋片
19がなく、第1スプリング20に替えて、操作
片17と気密室14の上部に連設された筒状体2
2Aとに亘る下向き付勢の圧縮コイルスプリング
(以下、第3スプリングと称する)24が設けら
れている。
前述した操作フオーク18は、第1図及び第3
図に示すように、その一対の腕18aが夫々彎曲
して注液管4の内装されたケース2の前方のカバ
ー部2Aに至つて繋がり、注液管4に相当する位
置には孔が形成されている。また、一対の腕18
aが、夫々、ケース2に固着された一対のブラケ
ツト33に軸支されることで、操作フオーク18
は軸芯X1周りでの回動自在に、ケース2に取り
付けられている。
そして、操作フオーク18の注液管4を跨ぐ部
分18bの上面に、揺動アーム25の一対の遊端
縁が当接している。この揺動アーム25の基端部
には、断面形状が小判形の係合孔26aを有する
ボス部材26が連設されていて、このボス部材2
6の一端が、ケース2のカバー部2Aに軸支され
ている。
さらに、ボス部材26の係合孔には、ケース2
のカバー部2Aから側方に延出された操作レバー
27の軸部27aが係合し、この軸部27aがケ
ース2のカバー部2Aに枢支されている。
第1図ないし第3図には、何れも操作レバー2
7が操作されていない状態が示されている。この
状態では、第1図及び第2図に示すように、操作
フオーク18の一対の腕18aは、何れもその揺
動範囲の下限に位置している。そして、操作片1
7は、第1スプリング20による下向きの付勢力
で、その突起部17aが操作部材16の開口端縁
に当接して下方に押圧する状態にある。
従つて、このとき、気密室14の室本体14a
は操作部材16により撓められていない。また、
このとき、第2スプリング21は自由状態であ
り、キヤツプ部材23は移動範囲の下限にあつて
気密室14を塞いでいる。
この状態から操作レバー27が下方に揺動操作
されると、揺動アーム25の先端による押圧で操
作フオーク18が第1図において軸芯X1周りに
半時計方向に回動し、操作フオーク18の一対の
腕18aの先端が上方に移動する。
これにより、第1スプリング20の付勢力に抗
して操作片17が上方に移動し、その鍔部17b
によつて操作部材16を押し上げる。従つて、気
密室14の室本体14Aが撓められて気密室14
が変形縮小する。
一方、操作片17の上方への移動に伴つて、第
2スプリング21がキヤツプ部材23を押し上げ
る。これにより、気密室14は開放される。従つ
て、気密室14の変形縮少とともに、気密室14
内の空気が筒状体22の開口22aから外部に排
出される。
筒状体22の端面には、上蓋3に取り付けた弾
性体からなる連通筒部材28が、その下方の端縁
の弾性変形を伴つて当接している。この連通筒部
材28の上方の端縁には、圧縮コイルスプリング
(以下、第4スプリングと称する)29により下
方に付勢されたハツト形の弁体30が当接して内
部を密封している。
上述のようにして気密室14から外部に排出さ
れた空気は、気密状態の連通筒部材28の内部に
導かれる。キヤツプ部材23は、第2スプリング
21により押し上げられるのに伴つて弁体30の
下側端面に当接し、第4スプリング29の付勢力
に抗して弁体30を押し上げる。
これにより、連通筒部材28の内部は、上蓋3
の下側部材3B上面に形成された空気流路31に
連通され、気密室14からの空気は、この空気流
路31に導かれる。この空気流路31の出口は上
蓋下側部材3Bから中栓5内を下向きに貫通する
空気流通管部5aを介して中瓶1内の残余空間に
連通している。
従つて、気密室14から排出された空気は中瓶
1内に導かれ、残余空間の圧力を高める。これに
より、中瓶1内の液面が押し下げられ、中瓶1内
の液体が揚液管7及び導液管8を通つて圧送され
て注液管4に至り、この注液管4の先端から外筒
部に注出されるのである。
一方、操作レバー27に対する揺動操作をやめ
れば、第2図において、第1スプリング20の付
勢力によつて、連繋片19とともに操作片17が
下方に押し下げられる。これにより、第2スプリ
ング21によるキヤツプ部材23の押上げがなく
なるので、第4スプリング29の付勢力で弁体3
0が押し下げられ、連通筒部材28と空気流路3
1との間が遮断される。また、第2スプリング2
1は自由状態に戻り、キヤツプ部材23により筒
状体22の孔22aが塞がれる。
操作片17が下方に押し下げられることによ
り、その突起部17aに係止された操作部材16
がともに下方に移動し、それに伴つて、操作部材
16の折曲部16bに巻き込まれて係止された気
密室14の室本体14Aの撓みがなくなる。以上
で、操作部HP及び圧力調節部PCは、第1図ない
し第3図に示す初期状態に復帰する。
このとき、操作フオーク18は、その腕18a
の先端に、第1スプリング20の付勢力で押し下
げられた操作片17が当接しているので、第1図
において時計方向に付勢されて回動している。従
つて、この操作フオーク18に当接する揺動アー
ム25も時計方向に回動され、操作レバー27が
持ち上げられる。そして、以後、操作レバー27
は、第1スプリング20の付勢力で操作範囲の上
限に位置保持されることとなる。
一方、上蓋3は、第1図に示すように、その後
端部分において、ケース2から延出されたブラケ
ツト2bに、ピン34により枢支連結されてい
て、弧回動によりケース2に対して開閉自在に構
成されている。
そして、このピン34には、ネジリコイルスプ
リング(以下、第5スプリングと称する)35が
巻回されている。この第5スプリング35は、そ
の一端がケース2に形成した小穴2c内に嵌入係
止され、他端が上蓋3の上側部材3Aの下面に当
接しており、上蓋3を開放側に付勢している。
また、上蓋3は、その閉位置において、ロツク
機構RMにより位置固定できるように構成されて
いる。このロツク機構RMの構成を説明すると、
第1図に示すように、上蓋3の上側部材3Aにネ
ジ止めされた下側部材3Bの前端に、係合突起3
aを形成してあり、この係合突起3aを係止して
ロツクする係止突起36aを有するロツク部材3
6が、注液管4に固着したブラケツト37に、回
動自在に取り付られている。
このロツク部材36は、ネジリコイルスプリン
グ(以下、第6スプリングと称する)38によ
り、その係止突起36aが上蓋3の係合突起3a
を係止する方向に付勢されている。また、このロ
ツク部材36の一部は外方に隆起して膨出部36
bを形成しており、この膨出部36bが、ケース
2のカバー部2Aに穿った孔2dから外部に臨ん
でいる。
このロツク部材36の膨出部36bが、前述し
たロツク機構RMによる上蓋3のロツクを解除す
るコツク解除機構RRとなつている。
すなわち、ロツク部材36の膨出部36bが、
前述したロツク機構RMによる上蓋3のロツクを
解除するロツク解除機構RRとなつている。
すなわち、ロツク部材36の膨出部36bを手
指等で押圧操作することにより、ロツク部材36
は、第6スプリング38の付勢力に抗して軸芯X
2周りで図中反時計方向に回動する。これによ
り、ロツク部材36の係止突起36aによる上蓋
3の係合突起3aに対する係止が外れ、上蓋3に
対するロツクが解除される。
第1図中39は発泡スチロール製等の断熱材で
あり、中栓5等で保温力向上を図つたものであ
る。
〔別実施例〕
[1] 上記実施例では空気ポンプ式のポンプ装
置を備えた構造で説明したが、特に空気ポンプ
Pでなくてもよく、液面をピストン等機械的に
押し下げるものでもよく、空気式のものに限定
されない。
[2] 前記転倒止水栓40は導液管8内に設け
てもよい。
[3] 中瓶1内液体を加温する装置を設けても
よい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図はエアーポツトの全体縦断面図、第2図
は第1図に対して直交する下方からみた場合の拡
大断面図、第3図は空気ポンプに対する操作構造
を示す平面図、第4図はエアーポツトの従来例を
示す縦断面図である。 1……液体収容部、2……ケース、3……上
蓋、4……注液管、5……中栓、8……導液管、
40……転倒止水栓、P……ポンプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上蓋3を取付けたケース2内に液体収容部1
    を設けるとともに、液体収容部1内の液体をポ
    ンプ装置Pによつて液体経路を介して外部に注
    ぐべく構成した液体収容器であつて、前記ポン
    プ装置Pを前記ケース2側に配設するととも
    に、前記液体経路を構成する導液管8を前記上
    蓋3の上側部材3Aと下側部材3Bとの間に配
    置し、さらに、前記液体収容部1に対する中栓
    5を上蓋3の内面側に取付けるとともに、その
    中栓5から前記導液管8までの液体経路内に転
    倒止水栓40を設けてある液体収容器。 2 前記転倒止水栓40が前記中栓5内に装備さ
    れている請求項1記載の液体収容器。
JP1988026013U 1988-02-29 1988-02-29 Expired JPH0428536Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988026013U JPH0428536Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988026013U JPH0428536Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29

Publications (2)

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