JPH058934Y2 - - Google Patents

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JPH058934Y2
JPH058934Y2 JP1096790U JP1096790U JPH058934Y2 JP H058934 Y2 JPH058934 Y2 JP H058934Y2 JP 1096790 U JP1096790 U JP 1096790U JP 1096790 U JP1096790 U JP 1096790U JP H058934 Y2 JPH058934 Y2 JP H058934Y2
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locking
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、容器本体の上部後側に蓋体を弧回動
開閉自在に枢着し且つ蓋体の前部を蓋ロツク装置
でロツクするとともに、エアーポンプからの加圧
空気により内容器内の液体を一連の液体注出通路
を通して外部へ注出し得るようにしたポンプ注液
式液体容器に関するものである。
(従来技術) 従来のこの種のポンプ注液式液体容器において
は、蓋体をロツクするための蓋ロツク装置は、蓋
体側あるいは容器本体側のいずれか一方にロツク
部材を、いずれか他方にロツク受部をそれぞれ設
けて構成している。ロツク部材としては、軸で枢
支されたレバー式のもの、あるいはスライド自在
にガイドされたスライド式のものなどが知られて
いる。これらのロツク部材は、蓋体の前部裏側あ
るいは容器本体の肩部材裏側などの比較的狭いス
ペース内に取付けられている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、従来のポンプ注液式液体容器におけ
る蓋ロツク装置では、ロツク部材の取付けに際し
て、蓋体裏側あるいは容器本体内部の狭隘なスペ
ース内で取付け作業を行わなければならず、その
取付作業が面倒であるという問題があつた。
本考案は、上記した従来の問題点に鑑み、蓋ロ
ツク装置を簡単に組付け得るようにしたポンプ注
液式液体容器を提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、蓋体を容器本体の上部後側において
蝶番装置で枢着し且つ該蓋体の前部を蓋ロツク装
置でロツク可能とする一方、エアーポンプからの
加圧空気により内容器内の液体を一連の液体注出
通路を通して外部へ注出し得るようにしたポンプ
注液式液体容器において、前記液体注出通路はそ
の一部に容器本体に対して固定的に組付けられる
液体注出管を有し、前記蓋ロツク装置は、蓋体の
前部に設けた係止受部に係脱自在に係合するロツ
ク部材と該ロツク部材を係脱操作する操作部材と
を備えるとともに、該ロツク部材と操作部材との
少なくとも一方を前記液体注出管に枢着したこと
を特徴としている。
(作用) 本考案によれば、該ロツク装置のロツク部材と
操作部材との少なくとも一方を液体注出管に枢着
しているので、蓋ロツク装置としてロツク部材と
操作部材を備えたものにおいて、該ロツク部材と
操作部材との少なくとも一方を、液体注出管を容
器本体内に組付ける前に容器本体外において該液
体注出管に組付けておき、そのロツク部材及び
(又は)操作部材つきの液体注出管を容器本体内
の所定位置に組付けることにより、該ロツク部材
(又は)及び操作部材を容器本体の適所に装着す
ることができる。
(考案の効果) 従つて、本考案のポンプ注液式液体容器では、
該ロツク装置のロツク部材及び(又は)操作部材
を、液体注出管に対して容器本体外の広い場所で
組付けることができ、該ロツク部材及び(又は)
操作部材を容器本体に組付ける際の組付作業を容
易に行うことができるという効果がある。
(実施例) 第1図ないし第8図を参照して本考案の好適な
実施例を説明すると、この実施例のポンプ注液式
液体容器は、容器本体1と、該容器本体1の上部
にあつて容器本体1の給液口を密閉する蓋体2と
を備えて構成されている。
容器本体1は、板金製の外ケース4内に真空二
重瓶製の内容器5を収容し、さらに外ケース4の
上部に環状の肩部材6を載置固定するとともに、
内容器5内を加圧するためのエアーポンプ8と、
該エアーポンプ8を駆動するためのポンプ駆動手
段9と、一連の液体注出通路10と把手27を備
えている。
内容器5は、その胴径に比して上部開口5aを
かなり細口としており、該内容器5の上部外周部
に逆漏斗状の肩部51が形成されている。
肩部材6のほぼ中央部には給液口11が形成さ
れている。
給液口11の口縁部11a下面と内容器5の上
部開口縁52との間には、環状の周壁7が設けら
れている。この実施例では、該周壁7は、肩部材
6とは別体に成形されたものが使用されている。
尚、周壁7内は内容器5内と連通している。
エアーポンプ8は、環状に形成されている。こ
のエアーポンプ8は、内容器5の肩部51と外ケ
ース4と肩部材6とによつて囲われた環状の空所
S内に設置されている。又、このエアーポンプ8
は、それぞれ環状のポンプ上板41とポンプ下板
42の間に同じく環状のベロフラム43を介設
し、さらにポンプ下板42及びベロフラム43の
外側を断面形で環状のケース40で被覆して構
成されている。ポンプ上板41は、この第1実施
例では、前記周壁7に一体成形によつて形成され
ている。ベロフラム43は、ゴムなどの柔軟な薄
膜材を断面形で環状に成形したものを使用して
いる。このベロフラム43は、その内外両壁の各
上端部をケース40の内外各壁の上面とポンプ上
板41の下面との間で挟着して取付けられてい
る。又、該ベロフラム43の下面には、第1図及
び第3図に示すように首部と大径頭部を有する突
起49が周方向に所定間隔をもつて複数個(図示
例では合計5個)形成されており、他方、ポンプ
下板42には、該ベロフラム43の各突起49,
49……と対応する位置にそれぞれ各突起49の
外径よりやや小径の穴48,48……が形成され
ていて、該各突起49,49……を該各穴48,
48……内に無理嵌めすることによつて、ベロフ
ラム43の下面とポンプ下板42とを一体化させ
ている。ケース40は、第1図に示すようにポン
プ上板41に対してビス50(周方向に複数箇所
ある)で固定されている。ポンプ下板42には吸
入口44が、又ポンプ上板41には吐出口45が
それぞれ形成されている。この吸入口44と吐出
口45は相互に上下対応位置に設けられている。
又、吸入口44には吸入弁46が、吐出口45に
は吐出弁47がそれぞれ設けられている。吸入弁
46は、容器本体1の前後方向とは水平直角方向
の一方側位置において、通常開弁状態で設けられ
ており、後述するポンプ駆動手段9の操作時に押
圧レバーの先端部によつて閉弁操作されるように
なつている。吐出弁47は、その下面側に吐出口
45を開閉する下面側パツキン47aと、上面側
に後述する蒸気逃し用の連通口18を開閉する上
面側パツキン47bとを有している。
エアーポンプ8からの空気吹込通路14は、ポ
ンプ吐出口45に接続されている基部側通路部材
15と、前記周壁7に一体成形している筒穴16
と、ゴム管などの接続管17とで構成されてい
る。基部側通路部材15は、ポンプ吐出口45を
開閉する吐出弁47の外側を囲う筒状の弁収容部
15aの側壁部分に接続口15bを形成し、且つ
弁収容部15aの上壁部に後述する蒸気逃し用の
連通口18を形成している。周壁7に形成した筒
穴16は、給液口11の口縁より下方位置におい
て該周壁7を内外方向に貫通するようにして形成
されている。接続管17は、基部側通路部材15
の接続口15bと筒穴16とを接続している。
この空気吹込通路14は、内容器5内の熱湯か
ら発生する蒸気を外部へ放出するための蒸気抜き
通路を兼用している。即ち、肩部材6の皿状部6
aには上下に貫通する穴19が形成されており、
該穴19の下面側に前記基部側通路部材15の弁
収容部15aの上壁に形成した連通口18を接続
させている。吐出口45と連通口18とは、吐出
弁47によつて択一的に開閉されるが、該吐出弁
47の動作は後述する。
液体注出通路10は、内容器5内に挿し込まれ
る縦長の液体汲上管71と、内容器5外において
略横向き外方に延出された液体注出管72と、該
液体汲上管71及び液体注出管72を接続する接
続部73と、液体注出管72の下端に接続される
吐出管74とで構成されている。この液体注出通
路10の接続部73は、前記周壁7に一体形成さ
れていて、液体汲上管71上部の横向き管部71
aを接続する横向きの穴73aと液体注出管72
の基端部を接続する上向き開口の周壁部73bと
を有している。液体汲上管71上端の横向き管部
71aは接続部73の横向き穴73aに対して着
脱自在に接続される。液体注出管72の基端部は
接続部73の周壁部73bの上端部に無理嵌めに
よつて連結されている。又、該周壁部73b内に
は液体容器転倒時の止水弁75が収容されてい
る。
肩部材6には、液体注出管72の先端寄り及び
吐出管74の外側をカバーするカバー部76が一
体成形されている。
エアーポンプ8を操作するためのポンプ駆動手
段9は、前記カバー部76の両側壁に弧回動自在
に枢支された操作レバー81と、エアーポンプ8
を押圧駆動する押圧レバー82と、操作レバー8
1の回動運動を押圧レバー82に伝達するための
連係レバー83とから構成されている。操作レバ
ー81と連係レバー83とは軸84で連結されて
いる。押圧レバー82は、エアーポンプ8の吸入
弁46を押し上げるべく構成された二股状の押圧
部82a,82aと、液体注出管72の両側を挟
む如く構成された二股状の連係部82b,82b
とを有している。この押圧レバー82は、ポンプ
ケース40の下面に設けた2つのブラケツト8
5,85にそれぞれ軸86,86で枢支して取付
けられている。尚、ポンプケース40の底板に
は、ポンプ駆動手段9の操作時に各押圧部82
a,82aがケース底板に干渉しないようにする
ための切欠87,87が形成されている。そし
て、このポンプ駆動手段9は、操作レバー81を
回動操作すると、連係レバー83を介して押圧レ
バー82の各押圧部82a,82aを上動させる
ようになつている。
エアーポンプ8の吸入弁46は、ポンプ伸長用
スプリング55によつて下動開弁方向に付勢され
ている。又、吸入弁46と吐出弁47との間に
は、吸収弁46が上動せしめられたときに圧縮さ
れて吐出弁47を上動開弁方向に付勢する吐出弁
開放用スプリング56が設けられている。さら
に、吐出弁47の上面と基部側通路部材15の上
壁下面との間には、ポンプ伸長時において吐出弁
47を下動閉弁方向に付勢する吐出弁閉塞用スプ
リング57が介設されている。そして、ポンプ伸
長状態では、第2図に示すように吸入弁46はポ
ンプ伸長用スプリング55に押圧されて下動開弁
状態となり、且つ吐出弁47は吐出弁閉塞用スプ
リング57により下動閉弁状態に維持されている
(吐出弁開放用スプリング56はほぼ伸び切つて
いて開弁作用はない)。この状態(第2図)では、
吐出弁47が吐出口45を閉塞し且つ連通口18
を開放していて、空気吹込通路14は、外気と連
通している。又、ポンプ駆動手段9の操作レバー
81を操作すると、押圧レバー82の各押圧部8
2a,82aが上動して、第5図に示すように吸
入弁46を閉弁させた状態でエアーポンプ8を圧
縮させ、そのとき吐出弁開放用スプリング56に
より吐出弁47を上動させて吐出口45を開放さ
せるとともに該吐出弁47で連通口18を閉塞す
るようになる。この状態(第5図)では、空気吹
込通路14はエアーポンプ8内と連通していると
ともに外気に対して遮断されるようになる。
第1図において、符号12は液量表示管であ
る。該液量表示管12の下端側は、内容器5の底
部に形成した開口(図示省略)に接続され、又該
液量表示管12の上端側は、周壁7部分から内容
器5内に連通させている。
肩部材6の外側面上端寄り部分には、液体容器
吊り持ち用の把手27が取付けられている。この
把手27は、肩部材6の外側面の外径とほぼ同径
かそれよりやや小さい外径をもつ半円形に形成さ
れている。又、この把手27の両端部にはそれぞ
れ内向きの軸部27a,27aが形成されてい
る。他方、肩部材6の外側面上端寄り部分には、
把手27を倒したときに該把手27を収容するた
めの把手嵌め入れ部78が約半周(容器本体1の
後端部を中心として左右にそれぞれ角度約90°の
範囲)に亘つて形成されている。そして、把手2
7は、その各端部の軸部27a,27aを、把手
嵌め入れ部78の左右両端部の側壁に形成した軸
穴78a,78aにそれぞれ嵌合させて装着され
ている。この把手27は、その倒伏状態では、第
1図及び第4図に示すように把手外面が肩部材6
の外側面及び上面より外側にはみ出さないように
なつている。又、肩部材6の後端側外側面には、
把手27への指掛け用の切欠き部79が形成され
ている。
蓋体2は、上板21と下板22との間に断熱材
23を収容して形成して形成されている。この蓋
体2は、その後部を容器本体1の上部後側におい
て蝶番装置3で枢着するとともに、蓋体前部を蓋
ロツク装置60でロツクして装置されている。
又、蓋体2の閉塞状態においては、蓋体上面が肩
部材6の上面とほぼ面一状になるようにしてい
る。
前記把手27は、その横倒し状態(把手嵌め入
れ部78に収容した状態)において、第8図に示
すように蓋体2の最大開放時の位置決め用として
兼用させている。即ち、蓋体2を蝶番装置3で枢
着した状態で閉蓋姿勢位置から第8図に示す最大
開放姿勢位置まで上方に弧回動させたときに(蓋
体2の重心が蝶番軸34の位置より外側にある)、
蓋体2の上面寄り後端部2aが横倒し状態で収容
されている把手27の上面27bに衝合して、該
蓋体2がそれ以上後側に倒れないように設計され
ている。このようにすると、把手27を単なる吊
持ち用だけでなく、蓋体開放時の位置決め用とし
て有効利用できるようになる。
蝶番装置3は、蝶番台31に形成したブラケツ
ト32と蓋体2の後端部に形成したブラケツト3
3とを軸34で枢支して構成されている。又、蝶
番台31には、その内面側にU形に曲げられたレ
バー部35が一体形成されている。このレバー部
35は、蝶番台31の基部31aに対して近接・
離間方向に弾性を有しててる。又該レバー部35
の外面には外向きの爪36が形成されている。他
方、肩部材6の後側上面には、蝶番台31を挿し
込んで保持することができる凹室37と、該凹室
37内に蝶番台31を挿し込んだときにレバー部
35の爪36が係止される爪受部38がそれぞれ
形成されている。そして、蝶番台31は、その下
半部分を肩部材6の上方から凹室37内に挿し込
めば、レバー部35の爪36が自動的に爪受部3
8に係止されて該肩部材6の上部後側に固定され
るようになつている。又、この蝶番台31は、第
8図に示すように蓋体2を大きく開放させた状態
でレバー部35を外方に押圧(符号F)すると、
該レバー部35を鎖線35′で示すように外方に
撓ませて爪36を爪受部38から外すことがで
き、その状態で蓋体2とともに上方に抜き出すこ
とができるようになつている。このように蓋体2
を蝶番台31とともに容器本体1から分離させる
ことができるようにすると、内容器5内の残液排
出時あるいは内容器5の洗浄時に作業がし易くな
る。又、この蝶番台31は、前記した把手27の
回動に邪魔にならないように、肩部材6の外側面
より適宜寸法だけ内方寄り位置に設置されてい
る。
前記液体汲上管71の横向き管部71aの上面
には、縦向き管部の直上方に位置する部分に開口
71bが形成されている。他方、蓋体2の下板2
2における閉蓋時に前記液体汲上管71の開口7
1bに対応する位置には、該開口71bを閉塞す
るパツキン26が設けられている。そして、閉蓋
時には、第1図に示すように該パツキン26が該
開口71bを閉塞し、又開蓋時には該開口71b
が開放されるようになつている。この開口71b
は、内容器5内の残液を排出する際に、液体汲上
管71内に入つている液体が液体注出管72側に
流れることなく該開口71bから給液口11を経
て外部に排出し得るようにするためのものであ
る。尚、この開口71bのない従来の液体汲上管
においては、液体容器を上下逆にすると、該液体
汲上管内に入つていた液体が液体注出管側に流入
することがあり、さらに吐出管の先端から外部に
流出するおそれがあるが、図示のように液体汲上
管横向き管部71aの上面に開口71bを設ける
ことにより、上記問題を改善することができるよ
うになる。
蓋ロツク装置60は、第1図及び第6図に示す
ように、蓋体2をロツクするロツク部材61と該
ロツク部材61を操作する操作部材66とを有し
ている。ロツク部材61は、側面視において略三
角形状に成形されていて、その上部に蓋体2の前
部に設けた爪受部25を係止する爪63が形成さ
れ、又下部に前記液体注出管72を左右両側から
跨ぐことのできる2つの側壁64,64が形成さ
れている。このロツク部材61は、その各側壁6
4,64の下辺内方側端部に形成した軸穴62
a,62aを、液体注出管72の左右各側面に横
向きに突出形成した軸62,62で枢支すること
により、鉛直面内で前後方向に揺動自在なる如く
取付けられている。又、このロツク部材61の各
側壁64,64の下辺外方側端部には、それぞれ
外方に向けて突出する横向き突起64a,64a
が形成されている。このロツク部材61は、フツ
クバネ65によつてロツク方向に付勢されてい
る。他方、操作部材66は、その上部に操作部6
8が形成され、又下部に液体注出管72を左右両
側から跨ぐことのできる2つの側壁69,69が
形成されている。そして、この操作部材66は、
その各側壁69,69の下辺外方側端部に形成し
た軸穴67a,67aを、液体注出管72の左右
各側面に横向きに突出形成した軸67,67で枢
支することにより、鉛直面内で上下方向に揺動自
在なる如く取付けられている。この操作部材66
の操作部68は、蓋体2の前部側上面に形成した
窓穴77から出没自在となつている。又該操作部
材66の左右両側壁69,69における各下辺内
方側部寄りの下面69a,69aは、ロツク部材
61の左右横向き突起64a,64aの上面に載
せられている。そして、この蓋ロツク装置60に
おいては、蓋体2を閉じれば、該蓋体2の爪受部
(係止受部)25がロツク部材61の爪63で係
止されて蓋体が自動的にロツクされる。又、蓋体
ロツク状態から操作部材66の操作部68を押し
下げると、第7図に示すように該操作部材66が
下方に弧回動することにより、側壁下面69a,
69aでロツク部材61の各横向き突起64a,
64aを押し下げ、該ロツク部材61の爪63を
前方側に後退させてロツク解除させることができ
るようになつている。
この蓋ロツク装置60のロツク部材61及び操
作部材66は、液体容器の組立てに際して、予め
それぞれ液体注出管72に装着させておき、該ロ
ツク部材61及び操作部材66を液体注出管72
の組付けと同時に所定位置に装着させることがで
きるようになつている。尚、図示実施例では、液
体注出管72は、周壁7を肩部材6の下方に組付
ける前に外ケース4外において該周壁7に一体成
形している接続部73に無理嵌合して固定され
る。従つて、この実施例では、外ケース4外にお
いて周壁7に液体注出管72を組付け且つその液
体注出管72にロツク部材61及び操作部材66
を組付けた後に、それらの組付体を外ケース4の
下方開口から差し込んでセツトする。このよう
に、ロツク部材61及び操作部材66は、液体注
出管72に対して外ケース4外において組付け得
るようになつているので、該ロツク部材61及び
操作部材66の組付けが簡単に行える。又、図示
実施例では、ロツク部材61及び操作部材66を
枢支している各軸62,67を液体注出管72に
一体成形しているが、このようにすると部品点数
を削減できる。尚、ロツク部材61及び操作部材
66の各軸穴62a,67aを各軸62,67に
嵌合させるには、各両側壁64,64,69,6
9の弾性を利用して、該両側壁間を押し拡げて行
えばよい。
尚、図示例では、ロツク部材61及び操作部材
66をそれぞれ液体注出管72に装着している
が、他の実施例では、ロツク部材61と操作部材
66のうちの一方を液体注出管72に装着し、他
方を肩部材6側に装着することも可能である。こ
のように、蓋ロツク部材60として、ロツク部材
61とその操作部材66の2つの部材を備えたも
のにおいて、ロツク部材61と操作部材66のう
ちのいずれか一方のみを液体注出管72に装着し
た場合であつても、該両部材61,66をそれぞ
れ液体注出管72に装着した場合に比してその組
立作業がいくらか面倒になるものの、該ロツク部
材61と操作部材66をそれぞれ肩部材6側に装
着する場合に比してそれらの部材61,66の組
立作業が簡単となる。
容器本体1側と蓋体2との間には、蓋ロツク解
除時に蓋体2を所定角度だけ自動開放させるため
の蓋体自動開放手段13が設けられている。この
蓋体自動開放手段13は、この実施例では、蓋体
2の後端部と蝶番台31との間にフツクバネを介
設して構成している。即ち、このフツクバネ13
は、第1図の蓋ロツク状態からロツク解除操作し
たときに、第7図に示すように蓋体2を例えば角
度10〜20°程度だけ強制的に開放せしめ得るよう
な弾性力を有している。このように、蓋体自動開
放手段13を備えると、閉蓋時において蓋体2の
上面が肩部材6の上面と面一状となるようにした
ものであつても、蓋体開放操作時(蓋体上方弧回
動操作時)において該蓋体2を指でつまみ易くな
るとともに、蓋ロツク装置60のロツク解除操作
後にその操作した指を離しても再ロツクされるこ
とがなくなる。尚、この図示例では、蓋体自動開
放手段13は、蓋体ロツク解除時に蓋体2を例え
ば角度10〜20°程度の比較的小角度だけ開放せし
め得るようなバネ力に設定されているが、他の実
施例では第8図に示すように蓋体2を最終開放角
度まで自動的に開放せしめ得るようなバネ力の強
いものを採用することもできる。
この実施例のポンプ注液式液体容器において
は、第1図及び第2図に示す閉蓋状態では、給液
口11が蓋体2下面のパツキン24で閉塞されて
おり、しかも蓋体2には蒸気抜き通路や空気吹込
通路などは係止されていないので、該蓋体2によ
る保温作用が良好となる。又、この閉蓋状態で
は、吐出弁47がポンプ吐出口45を閉塞してい
ることにより、空気吹込通路14はエアーポンプ
8内とは遮断され且つ外気に対して開放されてい
て、内容器5内の熱湯から発生する蒸気が空気吹
込通路14を通つて外方に放出されるようになつ
ている(該蒸気がエアーポンプ8内に侵入するこ
とがない)。又、この閉蓋状態で、ポンプ駆動手
段9の操作レバー81を操作すると、エアーポン
プ8が圧縮されると同時に第5図に示すように吐
出弁47が上動して、空気吹込通路14とエアー
ポンプ8内とを連通させるとともに外気に対して
遮断するようになり、エアーポンプ8からの加圧
空気が内容器5内に吹き込まれるようになる(内
容器5内の液体が一連の液体注出通路10を通つ
て外部へ注出される)。又、閉蓋状態から、蓋ロ
ツク装置60の操作部材66の操作部68を押圧
すると、ロツク部材61がロツク解除されるとと
もに、それと同時に蓋体自動開放手段(フツクバ
ネ)13により蓋体2が所定角度だけ自動で開放
されるようになる(第7図)。又、第8図に示す
ように蓋体2を大きく開放させると蝶番台31の
レバー部35を押圧操作可能となり、該レバー部
35を押圧して外方に撓ませた状態で蓋体2を引
き上げることにより、蝶番台31とともに蓋体2
を容器本体1から分離させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかるポンプ注液式
液体容器の縦断面図、第2図は第1図の−断
面図、第3図は第1図の−矢視図、第4図は
第1図のポンプ注液式液体容器の外観斜視図、第
5図は第1図のエアーポンプ部分の状態変化図、
第6図は第1図の蓋ロツク装置の分解斜視図、第
7図は第1図のポンプ注液式液体容器における蓋
体自動開放手段の作用説明図、第8図は第1図の
蝶番装置部分の作用説明図である。 1……容器本体、2……蓋体、3……蝶番装
置、5……内容器、6……肩部材、8……エアー
ポンプ、9……ポンプ駆動手段、10……液体注
出通路、11……給液口、13……蓋体自動開放
手段、25……係止受部(爪受部)、31……蝶
番台、60……蓋ロツク装置、61……ロツク部
材、66……操作部材、72……液体注出管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋体2を容器本体1の上部後側において蝶番装
    置3で枢着し且つ該蓋体2の前部を蓋ロツク装置
    60でロツク可能とする一方、エアーポンプ8か
    らの加圧空気により内容器5内の液体を一連の液
    体注出通路10を通して外部へ注出し得るように
    したポンプ注液式液体容器であつて、前記液体注
    出通路10はその一部に容器本体1に対して固定
    的に組付けられる液体注出管72を有し、前記蓋
    ロツク装置60は、蓋体2の前部に設けた係止受
    部25に係脱自在に係合するロツク部材61と該
    ロツク部材61を係脱操作する操作部材66とを
    備えるとともに、該ロツク部材61と操作部材6
    6との少なくとも一方を前記液体注出管72に枢
    着したことを特徴とするポンプ注液式液体容器。
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