JP2891031B2 - 電気貯湯容器 - Google Patents

電気貯湯容器

Info

Publication number
JP2891031B2
JP2891031B2 JP5073128A JP7312893A JP2891031B2 JP 2891031 B2 JP2891031 B2 JP 2891031B2 JP 5073128 A JP5073128 A JP 5073128A JP 7312893 A JP7312893 A JP 7312893A JP 2891031 B2 JP2891031 B2 JP 2891031B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
inner container
content liquid
opening
discharge passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5073128A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06284967A (ja
Inventor
寿長 楓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Vacuum Bottle Co Ltd filed Critical Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority to JP5073128A priority Critical patent/JP2891031B2/ja
Publication of JPH06284967A publication Critical patent/JPH06284967A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2891031B2 publication Critical patent/JP2891031B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J27/00Cooking-vessels
    • A47J27/21Water-boiling vessels, e.g. kettles
    • A47J27/21166Constructional details or accessories
    • A47J27/21183Water filters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
  • Cookers (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気貯湯容器に関し、内
容液を加熱して湯沸かしや保温を行うようにした家庭用
電気ポット等の電気貯湯容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気貯湯容器でも内容器を丸洗いできる
と、洗浄に便利で清潔に保ちやすい。
【0003】これを実現するのに、ヒータを備えた器体
に対し、外まわりに接続された内容液注出路とともに内
容器を出し入れできるように収容し、前記ヒータによっ
て加熱できるようにしたものが考えられ、本出願人はこ
れを先に提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内容器を着
脱できる電気貯湯容器でも、着脱のための構造が簡単で
あるのがよいし、使用や各種の取扱いに不便にならない
ように浄化器を持つようにできれば、電気貯湯容器の価
値をさらに向上することができる。
【0005】しかし、このような電気貯湯容器はまだ提
案されていないし、まだ提供されておらず、実現が望ま
れている。
【0006】そこで本発明は、これに応え得る電気貯湯
容器を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような課
題を達成するため、請求項1の発明は、ヒータを備えた
器体と、外まわりに接続された内容液注出路を有してこ
の内容液注出路とともに器体の肩部材に形成される開口
から出し入れできるように器体に収容された内容器とを
備え、前記器体の肩部材に前方へ突出する突出部を設
け、内容液注出路は、前記突出部の位置に転倒止水弁を
設けて、この転倒止水弁と共に保護カバーにより外側が
覆われ、吐出口が前記内容器により形成される開口位置
より外側で、かつ前記肩部材に形成される開口の内側に
位置されて、内容器及び保護カバーとともに前記肩部材
の開口から着脱できるように上方から臨ませ、内容液注
出路の吐出口から直接または突出部内の注液ガイドを介
して前記突出部から吐出するようにしたことを特徴とし
ている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、さらに、内容器ないし内容液注出路内のほぼ中間水
位以下の部分に着脱できるように保持されて、内容器お
よび内容液注出路とともに器体に対し出し入れでき、か
つ、内容液と触れてこれを浄化できるようにした浄化器
を備えたことを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1の発明の上記構成によれば、内容器が
この内容器の外まわりに接続されている内容液注出路と
ともに、器体に対し出し入れできるように収容されて、
器体に有しているヒータによって加熱されるので、内容
器内に入れた内容液を器体内において加熱し、湯沸かし
や保温を行うことができるし、蓋を開くことによって内
容器を内容液注出路とともにヒータを有する器体から引
き出して独立に取り扱うことができる。特に、内容液注
出路は、突出部位置に転倒止水弁を設けてこの転倒止水
弁と共に保護カバーにより外側が覆われ、前記内容器
より形成される開口位置より外側で、かつ肩部材に形成
される開口の内側に位置していることによって、転倒止
水弁を有した内容液注出路が保護カバー及び内容器とと
もに吐出口の邪魔なく上方から器体に対し着脱できる
し、この条件を満足しながら内容液注出路の吐出口から
直接または突出部内の注液ガイドを介した簡単な構造で
内容液を肩部材が形成する突出部から吐出して、器体の
部から大きく離れた位置にて注液することができる。
【0010】請求項2の発明の上記構成によれば、請求
項1の発明に加えさらに、浄化器が、内容器および内容
液注出路内のほぼ中間水位以下の部分に保持されて、内
容液とこの内容液の大半が注出利用される間触れ続け
て、これを浄化するので、内容液を貯湯しながら、この
内容液から臭いやトリハロメタン等の有害な塩素化合物
を十分に除去することができるし、内容器および内容液
注出路から外部に張り出さずかつ脱落しないので、これ
ら内容器および内容液流出路とともに、器体に対し出し
入れできて、内容器の器体に対する前記出し入れを損な
わない上、浄化器をも器体側に関係なく簡易に行うこと
ができる。また浄化器が内容器ないし内容液注出路に着
脱できるように保持されていることにより、前記のよう
にほぼ中間水位以下の部分に位置しながら、浄化器を内
容器とともに器体から引き出した状態で、さらにこれら
内容器ないし内容液注出路から浄化器を抜き出してこれ
を単独で取り扱うことができる。
【0011】
【実施例】図1〜図6は本発明が適用された電気ポット
の場合の第1の実施例を示している。
【0012】図1に示すように、金属製で容器型の内装
ケース2を金属製で筒状の外装ケース3内に収容して二
重壁構造の器体1を構成し、金属製の内容器31を器体
1内に上端開口1aを通じ上方より嵌め入れてこれを出
し入れできるように収容するようにしている。
【0013】内装ケース2は外装ケース3の上端に上方
から嵌め合わせた合成樹脂製の肩部材4によって上端フ
ランジ2aが受けられ、ビス345によって取り付けら
れている。
【0014】外装ケース3の下端には、合成樹脂製の底
環7が当てがわれ、これの開口には、合成樹脂製の底蓋
10が自身に設けられている複数の爪の嵌め合わせと一
箇所のビス止めにて取り付けられている。
【0015】この底蓋10の下面外周部には、自身に設
けられた複数の爪によって回転座体9が回転可能に嵌め
付けられ、器体1を定置したとき回転座体9上で器体1
を軽く回転させられるようになっている。
【0016】内装ケース2の内底面上には、シーズヒー
タ・タイプのヒータ8a、8bを図3に示すパターンに
て埋設したアルミニウム製の熱盤8が設けられている。
ヒータ8a、8bは湯沸かしヒータと保温ヒータとであ
る。
【0017】内装ケース2の底部下には遮熱板12が当
てがわれ、内装ケース2の胴部下端の内曲げ縁2a部に
受止め、遮熱板12と底環7とを金具601によって連
結し、内装ケース2、外装ケース3、肩部材4、底環
7、および遮熱板12が一体となって前記器体1を確固
なものに固定している。
【0018】そして熱盤8は前記遮熱板12の上面に受
載し、円周上の1か所をネジ11で取付けるとともに、
他の部分の熱盤8の突起8dを遮熱板12の取付け穴1
2bに嵌め合わせることにより熱盤8を遮熱板12上に
固定している。
【0019】遮熱板12の中央には筒部12aが設けら
れ、熱盤8の中央に設けた貫通孔8c内に位置するよう
にしてある。筒部12a部にはセンサセンサケース15
を嵌め合わせて固定するとともに、このセンサケース1
5内にセンサホルダ17を上下動自在に収容し、センサ
ホルダ17とセンサケース15の底部との間に働かせた
ばね16によってセンサホルダ17をセンサケース15
の天井部に規制される上限位置に常時あるように付勢し
てある。
【0020】この上限位置ではセンサホルダ17の温度
センサ18を保持した上端部17aが熱盤8の上面に所
定量突出するようになっている。またセンサホルダ17
の本体部には、センサケース15に固定されたマグネッ
ト19に磁気的に反応するリードスイッチ20を保持し
ている。
【0021】内容器31は、器体1内に出し入れできる
ように収容されるが、収容状態では前記熱盤8の上面に
載り、前記熱盤8上に突出していたセンサホルダ17の
上端部17aを図1、図4に示すように、熱盤8の上面
と面一になるように押し下げる。
【0022】センサホルダ上端部17aが熱盤8上に突
出しているとき、リードスイッチ20はマグネット19
と対向せず、マグネット19に反応しないで、オンまた
はオフのいずれかのノーマル状態にされる。
【0023】しかし内容器31が器体1に収容され熱盤
8の上に載ることによってセンサホルダ上端部17aが
押し下げられると、リードスイッチ20はマグネット1
9と対向してこれに磁気的に反応するので、リードスイ
ッチ20は前記ノーマル状態からこれと反対の動作状態
に戻る。
【0024】そしてこのリードスイッチ20の動作状態
とノーマル状態との間の変化によって内容器31の着脱
を自動的に判別することができる。
【0025】また図1、図5に示すように遮熱板12の
外周部に温度ヒューズ672がビス672によって取付
けられ、空炊き状態での以上昇温により溶断して給電を
断つようにしてある。
【0026】底環7には回路収容ボックス40が下向き
に開口して一体成形して設けられており、回路収容ボッ
クス40に収容される回路基板41が、上方からの漏水
に対して防水されている。また回路収容ボックス40に
は下方から底蓋44が被せ付けられ、器体1が溜め水に
ジャブ漬けされた場合等の下方からの浸水にも対応でき
るようにしている。
【0027】この回路基板41に装備された制御回路4
2は、マイクロコンピュータ43を利用したものであ
る。このマイクロコンピュータ43には、肩部材4の前
方に突出した嘴状突出部4aの前面に設けられた操作パ
ネル118からの出力信号、前記温度センサ18やリー
ドスイッチ20等の各種検出信号を受けて、沸騰、保温
の動作制御を行うとともに、その動作表示やタイマ設定
による表示制御等を行うようになっている。
【0028】図1に戻って器体1の上端には、肩部材4
がなす器体1の上端開口1aを施蓋する器体蓋6が設け
られている。この器体蓋6は、図1、図6に示すように
後部で肩部材4にヒンジピン68によって開閉可能に枢
着されている。この器体蓋6の枢着は肩部材4に一体形
成された一部開放型の軸受69に対して行い、器体蓋6
の開き状態にてヒンジピン68を軸受69から着脱でき
るようにしている。
【0029】このヒンジピン68の着脱によって器体蓋
6を着脱でき、自身の洗浄や、器体1に内容器31を収
容したままでの内容液の給排等が容易となる。
【0030】器体蓋6の自由端には、図6に示すように
この器体蓋6の裏板81にガイドされて進退し、器体蓋
6が閉じられたときばねの付勢によって肩部材4の一部
に形成した係止部45に係合して器体蓋6を閉じ状態に
ロックするロック部材71が設けられている。
【0031】このロック部材71は、操作部79aを備
えたロック解除レバー79と、これのカム部79bやレ
バー等の適宜運動伝達機構によって連結され、ロック解
除レバー79の操作部79aが起こされて軸73を中心
に回動することにより、前記ロック部材71をばね72
に抗して後退させ、ロックを解除する。またこれと同時
にロック解除レバー79の操作部79aをさらに持ち上
げることにより、ロックの解除に引き続いて器体蓋6を
そのまま上方へ開くことができる。
【0032】なおロック解除レバー79の操作部79a
の初期の上動は、例えば、ロック解除レバー79の操作
部79aとは反対側部分を、操作部79aを親指で上動
させようとする場合に同じ手の人指し指にて押圧すると
云ったことにより連続した簡易な操作で行うことができ
る。
【0033】内容器31の上端には図1、図3、図6に
示すように合成樹脂製の肩部材32を設け、これの下端
の段部に内容器31のフランジ31aを受け止めて図
1、図2に示すようにビス345にて固定してある。
【0034】内容器31の肩部材32に形成される開口
により器体1内に収容されたとき、内容器31の肩部材
32は器体1の肩部材4に図1、図6に示すように嵌ま
り合い、二重の肩構造をなすようにしてある。ここで内
容器31の肩部材32も前方に突出する嘴状突出部32
aを有し、器体1の肩部材4に設けた前方に突出する
状突出部4aの凹陥部4bに嵌まり合うようになってい
る。
【0035】内容器31の外面前部に、内容器31の下
部に基部が接続されて立ち上がり、内容器31の満水位
置Aよりも上方位置で下向きに屈曲する屈曲路33aを
なして内容液を器体1外に注出できる位置に臨む内容液
注出路33が設けられている。33bは屈曲路33aの
下向き先端部に形成された吐出口を示している。
【0036】この内容液注出路33は屈曲通路33aを
含め、内容器31とともに器体1に対し前記上端開口1
aを通じて出し入れできるようにしてあるが、この出し
入れのために器体1側には内容器31および屈曲路33
aを含む内容液注出路33が上下方向に出し入れされる
に必要な、前記凹陥部4bを含む内周面形状を有してい
る。
【0037】そして内容液注出路33の屈曲路33aの
吐出口33bは、図1、図6に示すように器体1の嘴状
突出部4aの凹陥部4b前部途中に内側やや斜め上向き
に開口した注出口201を通じて、内容器31の器体1
の肩部材32に形成される開口への出し入れに際し嘴状
突出部4a内に上下方向に出し入れされ、内容器31を
器体1に嵌め入れた状態では吐出口33bが嘴状突出部
4a内に臨んで、内容液を実質的に器体1外に吐出でき
るようにしてある。図1でわかるように吐出口33bは
容器31により形成される開口位置を示す線Bの外側
で、器体1の前記肩部材32に形成される開口1aの位
置を示す線Cの内側に位置している。
【0038】したがって、内容液注出路33は、内容器
31とともに器体蓋6の開閉に無関係に位置し、吐出口
33bが嘴状突出部4a部に臨んで、内容液を器体1外
に注出できるようにする。
【0039】嘴状突出部4a内には注液ガイド202が
設けられ、内容液注出路33の吐出口33bから吐出さ
れる内容液を一旦大気に開放した後受入れて前方斜め下
方に案内し、嘴状突出部4aの底部の開口203を通じ
て内容液をスプラッシュなく静かに注液できるようにし
てある。
【0040】ここで注液ガイド202は、内容液注出路
33の吐出口33bから吐出される内容液を受け入れて
これを案内するが、この案内方向が前記前方斜め下方で
あることにより、内容液注出路33の吐出口33bが器
体1の胴部に対して外方へ大きく突出しなくても、注液
ガイド202の案内によって吐出内容液を器体1の胴部
から大きく離れた位置にまで案内して注液でき、急須の
ように胴部まわりよりも口が小さく、この口を器体1に
近づけにくい形状をしたものへの注液等にも便利なもの
とすることができる。
【0041】このため、内容液を器体1の外部まで実質
的に案内し吐出できる内容液注出路33の吐出口33b
までの全体を、内容器31とともに器体蓋6の開閉構造
等による他の制約を受けることなく器体1に対して出し
入れできるようにすることが、内容液注出路33の吐出
口33bの器体1の胴部からの外方への突出を少なくし
て達成され、内容液注出路33の内容器31とともの出
し入れ構造を単純化することができるし、器体蓋6の開
閉に伴って接続しあったり、接続が解除されたりするよ
うな複雑な途中の接続構造を採らなくてよい利点があ
る。
【0042】しかも前記器体蓋6の開閉に伴う通路の接
続、接続解除が液漏れなく適正に達成されるようにする
ための、通路どうしの位置合わせや相互間の離接可能な
シール構造等が一切不要となるし、シール構造部が経時
的に疲労して頻繁に取り替えなければならなくなる不便
も解消する。
【0043】また内容液注出路33の途中部分を透明管
340によって形成し、これに流入している内容液の液
位が内容器31の前面に設けた樹脂製の保護カバー38
の液量表示窓37を通じ外部から見えるようにしてあ
る。さらに器体1側にも、内装ケース2および外装ケー
ス3の前記液量表示窓37に対応したスリット2bおよ
び3bを設けて器体1外からも内容器31内の液量を透
視できるようにしてある。
【0044】なお、外装ケース3のスリット3bには透
明なカバーシート600が貼着され、これには透視でき
る液位に対応する目盛等の表示が印刷等により設けられ
ている。
【0045】保護カバー38は、内容液注出路33の透
明管340の上下部に後ろ向き突片部38aが嵌まり合
い、内容器31の前部の下部位置にある内容液注出路3
3と内容器31との接続部構造を利用して下部が取付け
られ、上部が肩部材32の嘴状突出部32aに下方より
嵌め込んで保持され、肩部材32の嘴状突出部32aと
ともに内容液注出路33の外側を覆っている。これによ
って、内容器31を器体かた取り出し、独立して取り扱
うのに、内容液注出路33が他のものと当接したり引っ
掛かり合って外力を受けるようなことを回避することが
できる。
【0046】また屈曲路33aは内容器31の満水位置
Aよりも上方位置で下向きに屈曲して前記内容液の注出
を可能にするので、内容液に満水位置Aまで内容液が入
れられてもこれが内容液注出路33の屈曲路33aから
溢れて自然流出するようなことを防止することができ
る。
【0047】内容液注出路33の下部は、透明管340
と内容器31の胴部に形成された接続口602に嵌め付
けられる金属製の接続管603とをシリコンゴム等の樹
脂製エルボ604を介し接続することにより行われ、保
護カバー38の下部を透明管340を介し安定させられ
るようにしてある。
【0048】接続管603は、外周に設けたフランジ6
05よりも内端部側となる外周にシールパッキング60
6を嵌め付け、このシールパッキング606を、前記接
続口602に無理嵌めするとともにフランジ605をシ
ールパッキング606の弾性によって内容器31の胴部
外面に圧着させることにより、接続管603が接続口6
02に確固に安定するように取付け、また液漏れがない
ようにしている。
【0049】保護カバー38の下端部には指掛け穴60
7が形成され、内容器31をこれに連結した図2に示す
ハンドル671を把持して器体1から抜き出したとき、
前記指掛け穴607に別の手の指を掛けて内容器31の
底部を持ち上げるようにすると、内容器31を傾けて内
容液を排出するのが容易となる。
【0050】内容液注出路33の屈曲路33aの途中
前記肩部材4の前方に突出した嘴状突出部4aの位置
は転倒時止水弁76が設けられている。
【0051】器体蓋6と裏板81との間にはベローズポ
ンプ101が設けられ、器体蓋6の上面に露出した押圧
板102によって押圧操作されて、加圧空気を吐出口1
03から吐出し内容器31内に送り込めるようになって
いる。
【0052】加圧空気が内容器31内に送り込まれる
と、内容液を加圧しこれを押し出そうとし、内容液注出
路33を通じて器体1外に注出し注液ガイド202に流
し込めるようにする。
【0053】器体蓋6の裏板81の下面には、内容器3
1の口部を閉じる金属製の内蓋85が当てがわれ、ビス
83にて止められている。内蓋85の外周と裏板81と
の間には、内容器31の口縁に対向するシールパッキン
グ84が挟持されており、器体蓋6が閉じられると内蓋
85はこのシールパッキング84で内容器31の口縁に
接し、内容器31を閉じる。
【0054】裏板81と内蓋85との間には、図1、図
6に示すように、内容器31内で発生する蒸気を外部に
逃がす蒸気通路87が、前記吐出口103からの吐出空
気を内容器31内に導く通路を一部を兼用する状態に、
補助板104を利用して形成されている。
【0055】蒸気通路87は内蓋85に内容器31側へ
の給気兼用の開口86を持ち、器体蓋6の後部側の上面
に外部への開口52を有している。
【0056】蒸気通路87の補助板104と裏板81と
の間には、蒸気通路87の途中に位置する弁口105を
形成し、補助板104と内蓋85との間には、器体1が
転倒したときに前記弁口105を閉じる転倒時止水弁1
06が設けられている。
【0057】一方押圧板102の内側に位置するベロー
ズポンプ上板111の裏面中央には長さ方向のスリット
112aを持った保持筒112が設けられ、この保持筒
112の内周に中空の弁杆113を上下摺動可能に嵌め
合わせて前記スリット112aに上端のフック113a
を係合させ、弁杆113とベローズポンプ上板111と
の間に働かせたばね114によって弁杆113を下方に
付勢するとともに、弁杆113は前記スリット112a
とフック113aとの係合によって図1に示すように保
持筒112からの最大下動位置が規制されている。
【0058】弁杆113はまた下端部が裏板81の中央
に設けられた開口115に上下摺動可能に嵌め合わされ
ている。
【0059】ベローズポンプ101の吐出口103は弁
杆113の下端開口を利用して形成しており、弁杆11
3の途中部分にはベローズポンプ101を圧縮させて給
気するときには開いて給気を可能にし、その他のときに
は自信の弾性復元力および内圧で閉じる舌片状の弁61
1が設けられ、給気時以外のときに、ベローズポンプ1
01内に弁杆113を通じて蒸気が入り込むようなこと
がないようにしている。
【0060】裏板81の中央の開口115のまわりの円
周位置にて外周部が裏板81と補助板104との間で環
状に挟持され、かつ内周部が弁杆113の下端部外周に
嵌め合わされて開口86の口縁の上に位置する弁部11
6bを有した弁膜116が設けられている。
【0061】これによって、弁膜116は弁杆113と
開口115との嵌め合わせ部での隙間を通じて、加圧空
気が漏れたり、蒸気がベローズポンプ111内に入り込
んだりするのを防止し、弁部116bは、押圧板102
による押圧にてベローズ上板111が下動されるときに
弁杆113がこれに同動することによりいち早く開口1
15の口縁に圧接され、ベローズポンプ101と内容器
31とを蒸気通路87の一部および弁杆113を介し通
じ合うようにし、それ以降得られる十分なベローズポン
プ101の押圧ストロークにて十分な加圧空気を内容器
31内に送り込み、内容液を加圧して注出することがで
きるし、前記弁部116bが開口115の口縁から離れ
ない状態でベローズポンプ101を繰り返し押圧操作す
るようにして、途中加圧空気が開放されてしまうような
ことなしに、内容液の加圧注出操作を間断的に続行する
ことができる。
【0062】弁杆113は、途中部分に前記舌状弁61
1を設けるのに、内外2つの筒部材113a、113b
を2重筒に組み合わせ、両者間で上下方向から挟持する
ようにしてある。図の675は弁杆113の通気口を示
している。
【0063】さらに蒸気通路87の外部への開口52を
器体蓋6のヒンジピン68の側に寄った位置に設けると
ともに、この開口52の直ぐ下の部分にも弁口612を
設け、その下に器体1が転倒したときに自重や内容液に
よる押圧にて弁口612を閉じる転倒時止水弁613を
設けてあり、前記転倒時止水弁106とで、器体1の転
倒時の蒸気通路87を通じた内容液の流出をさらに防止
しやすくしてある。
【0064】この内容液流出に対する安全性を利用して
本実施例では、転倒時止水弁106によって閉じられる
開口105の開口縁の数カ所に切り込み614を入れて
ある。したがって、器体蓋6が急激に閉じられた場合
に、このような切り込み614がない従来では、転倒時
止水弁106が自信の慣性によって開口105に一部が
嵌まり合って圧着し、内外圧力のアンバランス状態つま
り内圧が高圧気味になることの影響で圧着状態のままに
維持され、内容器31内が自然昇圧してしまうようなこ
とがあったのを、前記切り込み614部での通気によっ
て前記密着や密着が維持されるようなことを回避し、前
記のような自然昇圧が起きないようにすることができ
る。
【0065】なお、図6に給気の際の圧縮空気の流れを
実線矢印で示し、蒸気放出の際の蒸気の流れを破線矢印
によって示している。蒸気通路87の前記転倒時止水弁
106および613の各設置部の間には、貯湯部615
が設けられ、器体1の転倒時に前記切り込み614等が
原因して内容液が蒸気通路87を通じて流出しようとす
る場合、これを一時溜め込み次へ流出するのを邪魔し、
遅らせるようにしてある。そして器体蓋6が開かれたと
き前記蒸気通路87に流出している、あるいは結露して
いる内容液を内容器31内に戻す戻し口616を設けて
あり、この戻し口616には器体蓋6が閉じている間は
内容器31の肩部材32の内周面に当接して戻し口61
6を閉じるシールパッキング617を装着してある。
【0066】また、ベローズポンプ101の上板111
の一部には、図3に示すように樹脂製の吸気弁211が
設けられ、ベローズポンプ101が押圧操作後に復元す
る際に吸気弁211が開かれて吸気口212を通じ外気
を吸引できるようにしている。この際吸気口212はベ
ローズポンプ101の内容器31内から遠く、外部に近
い位置にあって冷たい空気を吸引しやすい。このため次
にベローズポンプ101が押圧されることによりベロー
ズポンプ101内の空気を内容器31内に吹き込んだと
きの空気の膨張を大きく見込むことができ、内容液の加
圧効率を向上することができる。
【0067】器体蓋6の押圧板102が設けられている
部分のまわりに、回動位置によって押圧板102の押し
下げを阻止し、またこの阻止を解除する注出ロック部材
122が設けられ、器体蓋6の上面に突出した操作突起
122aにより操作されるようにしてある。
【0068】さらに図1、図5に示すように内容器31
の胴部前面の底部寄りの部分にマグネット621が押え
金具622によって取付けられ、これに対応する内容器
31の内面には前記マグネット621によって浄化器6
23を吸着保持できるようにしてある。
【0069】具体的には浄化器623は金属製のケース
624が前記マグネット621によって吸着されること
により、内容器31の胴部内面に保持される。そして、
この金属製のケース624の口部に樹脂製の格子状の蓋
625を嵌め合わせ、この蓋625の裏面に多孔な浄化
材ケース626を着脱自在に嵌め付けるようにしてあ
る。
【0070】浄化材ケース626内には活性炭やセラミ
ック等の浄化材が収容され、蓋625や浄化材ケース6
26の格子目や多孔部を通じて内容液が浄化器623の
底部よりも下になるまで浄化材に浸透および通過してこ
の浄化材に十分触れるので、内容液を貯湯中に十分浄化
し、臭いやトリハロメタンと云った有害な塩素化合物等
を除去することができる。この浄化機能上、浄化器62
3は下部に近いほど有利になる。
【0071】しかも内容液は加熱により、特に沸騰によ
り活発に対流させられるので、前記浄化材への通過を促
し、また内容液の全体が万遍なく浄化されるようにする
ことができる。
【0072】もっともこのような浄化作用に加え、制御
回路42によって内容液を必要に応じて、あるいは所定
の時期に沸騰を所定の時間持続させ、あるいは繰り返さ
せることにより、臭いや有害物質を発散させることを併
用することができる。
【0073】ところで、内容液がかなり少なくなった状
態で使用されることは余りないし、そのまま使用し続け
られても、それまでに十分な浄化をしておくことができ
るので、浄化器623はほぼ中間水位以下の部分に設け
られれば十分である。
【0074】そして浄化器623は、内容器31内に保
持されて、内容器31および内容液注出路33ととも
に、器体1に対し着脱することができ、内容器31の器
体2に対する前記出し入れを損なわない上、浄化器26
3そのものの洗浄を器体1側に関係なく簡易に行え、下
部にあっても問題はなく、常に清潔で有効な状態で使用
することができる。
【0075】特に本実施例では、浄化器623を内容器
31内面にマグネット621の吸着力によって保持して
いるので、この吸着力に打ち勝つだけで浄化器623を
簡易に取外せるので、浄化器623そのものの洗浄も単
独に取り扱って極く簡単に行うことができ有利である。
【0076】さらに内容器31の下部外周にはスカート
状の筒壁627を無理嵌めして装着し、これが内容器3
1の底部よりも下方に延びているようにしてある。これ
により内容器31を器体1から抜き出して直置きするよ
うな場合でも、内容器31の底部が直接定置面に当接し
たり、取扱い中に外力を受けたりして変形するようなこ
とを防止することができ、前記変形によって熱盤8との
接触不良が生じるようなことを回避することができる。
また内容器31が熱盤8の上に載置されるとき、筒壁6
27は図1、図4、図5に示すように熱盤8の外周に被
さるので、熱盤8からの熱を内容器31内の内容液を加
熱するのに有効利用することができ熱効率が向上する。
【0077】図7は本発明の第2の実施例を示し、内容
液注出路33の接続管603の取付け構造が第1の実施
例と異なっている。
【0078】本実施例では、接続管603の内端に一体
成形したフランジ603aを設け、これを内容器31に
おけるシールパッキング606が嵌め付けられた接続口
602に内容器31内から外端部側を先頭にして嵌め合
わせ、接続管603の内容器31外への突出部外周に抜
け止めばね片631aを内周に持ったワッシャ631を
接続管603の外端から嵌め合わせ、ワッシャ631と
フランジ603aとの間にシールパッキング606を挟
圧するようにしてある。
【0079】この挟圧は前記抜け止めばね片631aが
接続管603の外周に抜け外れ方向の動きによって食い
込みそれ以上の抜け外れ方向への動きを阻止する抜け止
め機能によって確固に保持でき、構造および組み立て作
業を簡略化することができる。
【0080】図8は本発明の第3の実施例を示し、保温
ヒータ8bにマイカヒータを採用し、湯沸かしヒータ8
aのみシーズヒータとして熱盤8に埋設してある。
【0081】シーズヒータは湯沸かし条件および状態、
つまり高温度域に比較的長い時間おかれるので容量が小
さくてよい保温ヒータの場合は耐久性に欠ける。これを
前記マイカヒータにすることにより回避することができ
る。
【0082】マイカヒータとした保温ヒータ8bは、遮
熱板12の突出部12dによって押し上げ、熱盤8の裏
面に押しつけるので、ヒータおよび取付け構造が簡単に
なる利点がある。
【0083】なおマイカヒータは、マイカ板に容量に応
じた太さのヒータ線を巻付け、これをマイカ板によって
挟み付けたもの、あるいはこをヒータケースに収容した
ものであり、安価に供されているし耐久性が優れてい
る。
【0084】具体的な使用方法としては、湯沸かし時、
両ヒータ8a、8bに通電し、沸騰後これを持続させて
塩素化合物等の除去を図るとき、保温ヒータ8bのみ通
電し、保温時、保温ヒータ8bをオン、オフするように
するのが好適である。
【0085】なお本実施例での内容液注出路33は、接
続管603の内端部と接続口602の口縁部とを縁巻き
部632とすることにより、接続管603を内容器31
の接続口602に取付けてある。
【0086】また、回路収容ボックス40は底環7と別
部材とし、両者をビス633により結合している。
【0087】図9は本発明の第4の実施例を示し、熱盤
8を傘型に形成してあり、内容器31の底部壁もこれに
対応する形状にしてある。
【0088】これによって、内容器31を器体1に収容
して熱盤8の上に載せるのに、内容器31の載置位置が
熱盤8の上面との傘形状の嵌まり合いによって案内され
るので位置決めできる利点がある。
【0089】また熱盤8と内容器31との接触面積が平
面的接触の場合に比し増大するとともに、熱盤8の熱変
形よく抑えて内容器31との接触をよく保つことができ
るので、内容器31を着脱するために熱盤8に接触させ
て加熱するだけの方式においても、加熱効率を高めるこ
とができる。
【0090】さらに同じ液位を空炊き防止液位とする場
合、内容器31の周辺部にしか内容液が残らず、残量が
極く少ない状態で空炊き防止の安全を図ることができ
る。
【0091】本実施例では湯沸かしヒータ8a、保温ヒ
ータ8bの双方をマイカヒータとしてあり、共通のマイ
カ板に両ヒータ線を巻付けて、これをマイカ板により挟
み付けドーナツ状のケースに収容してある。
【0092】図10は本発明の第5の実施例を示し、熱
盤8の上面に同心円状の環状突条8eを横断面台形をな
して複数形成し、内容器31の底部壁もこれに対応した
形状にしてある。
【0093】本実施例でも前期第4の実施例と同様な作
用効果を発揮することができる。
【0094】ヒータ8a、8bはマイカヒータであり、
熱盤8は内装ケース2の下端の内向き折曲縁上に受載
し、この折曲縁下に当てがった遮熱板12とともにビス
635によって固定してある。
【0095】図11は本発明の第6の実施例を示し、内
容器31の底部にアルミニウム製のリベット641をシ
ールパッキング642を介してカシメ付け、第1の実施
例におけるような浄化器623のケース624の底部に
形成した取付け穴643に口状パッキング644を装着
し、この口状パッキング644を前記リベット641の
上向きに突出する突起641aに上方から弾性的に嵌め
合わせることにより、ケース624を着脱自在に保持す
るようにしてある。
【0096】図12は本発明の第7の実施例を示し、内
容器31の底部に裏面にマグネット651を取付け、こ
れによって内容器31の底部の内面に浄化器623のケ
ース624を吸着保持し、着脱できるようにしている。
さらに本実施例では、前記マグネット651が内容器3
1の着脱に伴いリードスイッチ20を反応させて、内容
器31の着脱を検出できるようにしてある。
【0097】熱盤8は内装ケース2の底部上に設置して
あり、マイカヒータである保温ヒータ8bは内装ケース
2の底部上に設けてビス652により熱盤8とともに取
付けたバネ板653によって熱盤8の裏面に押圧し保持
している。
【0098】図13は本発明の第8の実施例を示し、接
続管603の内端寄りの外周部にこれと溶接等にて一体
化した雄ねじ筒655を設け、この雄ねじ筒652を接
続口602の口縁外側に当てがった雌ねじ筒656に内
容器31の内側から接続口602を通じて嵌め合わせ、
内容器31と雄ねじ筒655のフランジ655aとの間
に設けたシールパッキング657を介して相互に締結す
ることにより、接続管603を接続口602に取付け、
接続管603のフランジ603aの内周部に嵌め付けた
口状パッキング658を設けてある。
【0099】そして浄化器623の樹脂製で多孔に形成
したケース624の接続口624a部を前記口状パッキ
ング658に弾性的に嵌め合わせて、浄化器623を着
脱自在に取付けるようにしてある。この取付け姿勢が安
定するように、ケース624の口部底面に左右2つの突
起659を設けてこれが内容器31の底部に受けられる
ことにより、ケース624を前記取付け状態に安定させ
られるようにしてある。
【0100】本実施例では特に、内容液注出路33へ流
出する内容液の全てがケース624内を通過していくこ
とになるので、注出される内容液の全てについて満遍な
く確実に浄化することができる。
【0101】また、保護カバー38の下部は、前記接続
管603の接続口602への取付け部に挟み根で取付け
られた金具660により固定してあり、660aはこの
固定のための嵌まり合い部を示している。
【0102】図14、図15は本発明の第9の実施例を
示し、内容液注出路33の屈曲路33aを、これの吐出
口33bが器体1の嘴状突出部4aの底部の開口203
部に臨み、吐出内容液を直接注液するようにしてある。
また、浄化器603はこれのケース624に施した樹脂
製の蓋625にダルマ型の穴625cを有する吊り下げ
片625bを設け、別に内容器31の胴部にカシメ付け
たリベット661の内容器31の内側への突起部661
aに、前記吊り下げ片625bのダルマ型穴6125c
を嵌め合わせることにより、浄化器623を着脱自在に
保持するようにしてある。これ以外の構造は第1の実施
例の場合と異ならない。
【0103】なお、本発明の上記各実施例では、浄化器
623を内容器31の内面部に取り付けて保持するよう
にしてあるが、これに限らず内容器31内に収容しただ
けにしても着脱自在に保持することができるし、内容液
を浄化することができる。さらに浄化器623は内容液
注出路33内に設けてもよい。図14でわかるように吐
出口33bは打ち容器31の開口位置を示す線Bの外側
で、器体1の開口1aの位置を示す線Cの内側に位置し
ている。
【0104】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、内容器がこの
内容器の外まわりに接続されている内容液注出路ととも
に器体に対し出し入れできるように収容されて、器体に
有しているヒータによって加熱されるので、内容器内に
入れた内容液を器体内において 加熱し、湯沸かしや保温
を行うことができるし、蓋を開くことによって内容器を
内容液注出路とともにヒータを有する器体から引き出し
て独立に取り扱うことができる。特に、内容液注出路
は、突出部位置に転倒止水弁を設けてこの転倒止水弁と
共に保護カバーにより外側が覆われ、前記内容器により
形成される開口位置より外側で、かつ肩部材に形成され
開口の内側に位置していることによって、転倒止水弁
を有した内容液注出路が保護カバー及び内容器とともに
吐出口の邪魔なく上方から器体に対し着脱できるし、こ
の条件を満足しながら内容液注出路の吐出口から直接ま
たは突出部内の注液ガイドを介した簡単な構造で内容液
を肩部材が形成する突出部から吐出して、器体の部か
ら大きく離れた位置にて注液することができる。
【0105】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
に加え、さらに、しかも浄化器が、内容器ないし内容液
注出路内のほぼ中間水位以下の部分にあって内容液に十
分な間触れてこれを浄化し、内容液を貯湯しながら、こ
の内容液から臭いやトリハロメタン等の有害な塩素化合
物を十分に除去するので、内容液の品質を高め食品衛生
上有利なものとすることができるし、この浄化器は内容
器および内容液注出路とともに器体に対し出し入れさ
れ、内容器の器体に対する前記出し入れを損なわない
上、浄化器そのものの洗浄を器体側に関係なく簡易に行
えるようにするので、使用に不便や支障がなく、浄化器
を頻繁に洗浄することで、これを新しいものと取り替え
なければならない回数を大幅に減少させ、また取り替え
なくても良いようにすることができる。
【0106】さらに、浄化器が内容器ないし内容液注出
路のほぼ中間水位以下の部分にあっても、内容器ないし
内容液注出路から着脱自在であるので、器体から抜き出
した内容器ないし内容液注出ろからさらに浄化器を抜き
出し、これを単独で取り扱えるので、簡易に洗浄するこ
とができ、常に清潔で有効な状態で使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された電気貯湯容器の第1の実施
例としての電気ポットの断面図である。
【図2】図1の電気ポットの斜視図である。
【図3】図1の電気ポットの熱盤のヒータの埋設パター
ンを示す平面図である。
【図4】図1の電気ポットの底部分を示す断面図であ
る。
【図5】図1の電気ポットの内容器の底部の一部断面図
である。
【図6】図1の電気ポットの器体蓋装着部分を示す断面
図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す内容液注出路と内
容器との接続部の断面図および分解斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施例を示す電気ポットの底部
の断面図である。
【図9】本発明の第4の実施例を示す電気ポットの熱盤
まわりの断面図である。
【図10】本発明の第5の実施例を示す電気ポットの熱
盤まわりの断面図である。
【図11】本発明の第6の実施例を示す電気ポットの内
容器底部の断面図である。
【図12】本発明の第7の実施例を示す電気ポットの底
部の断面図である。
【図13】本発明の第8の実施例を示す電気ポットの底
部の断面図である。
【図14】本発明の第9の実施例を示す電気ポットの断
面図である。
【図15】図14の電気ポットの内容液吐出口部まわり
の断面図である。
【符号の説明】
1 器体 8a、8b ヒータ 31 内容器 33 注出路 33b 吐出口 621 マグネット 623 浄化器 624 ケース 624a 接続口 625 蓋 625b 吊り下げ片 625c ダルマ穴 641 リベット 641a 突起 644 口状パッキング 651 マグネット 658 口状パッキング 661 リベット 661 突起

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータを備えた器体と、外まわりに接続
    された内容液注出路を有してこの内容液注出路とともに
    器体の肩部材に形成される開口から出し入れできるよう
    に器体に収容された内容器とを備え、前記器体の肩部材
    に前方へ突出する突出部を設け、内容液注出路は、前記
    突出部の位置に転倒止水弁を設けて、この転倒止水弁と
    共に保護カバーにより外側が覆われ、吐出口が前記内容
    により形成される開口位置より外側で、かつ前記肩部
    材に形成される開口の内側に位置されて、内容器及び保
    護カバーとともに前記肩部材の開口から着脱できるよう
    に上方から臨ませ、内容液注出路の吐出口から直接また
    は突出部内の注液ガイドを介して前記突出部から吐出す
    るようにしたことを特徴とする電気貯湯容器。
  2. 【請求項2】 内容器ないし内容液注出路内のほぼ中間
    水位以下の部分に着脱できるように保持されて、内容器
    および内容液注出路とともに器体に対し出し入れでき、
    かつ、内容液と触れてこれを浄化できるようにした浄化
    器とを備えた請求項1に記載の電気貯湯容器。
JP5073128A 1993-03-31 1993-03-31 電気貯湯容器 Expired - Fee Related JP2891031B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5073128A JP2891031B2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 電気貯湯容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5073128A JP2891031B2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 電気貯湯容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06284967A JPH06284967A (ja) 1994-10-11
JP2891031B2 true JP2891031B2 (ja) 1999-05-17

Family

ID=13509276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5073128A Expired - Fee Related JP2891031B2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 電気貯湯容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2891031B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2755198B2 (ja) * 1995-02-17 1998-05-20 タイガー魔法瓶株式会社 浄水型の電気貯湯容器
JPH08224171A (ja) * 1995-02-21 1996-09-03 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 浄水型の電気貯湯容器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0630119Y2 (ja) * 1989-03-09 1994-08-17 タイガー魔法瓶株式会社 電気ポット
JP2880521B2 (ja) * 1989-04-20 1999-04-12 松下電器産業株式会社 電気湯沸し器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06284967A (ja) 1994-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0733704Y2 (ja) 手持ち電気貯湯容器
JP2891031B2 (ja) 電気貯湯容器
JP2021177840A (ja) 湯沸かし器
JP2513117B2 (ja) 電気貯湯容器
JP2541369B2 (ja) 電気貯湯容器
JPH07112461B2 (ja) 電気貯湯容器の蒸気通路装置
JP2600586B2 (ja) 液体容器の液量表示装置
JP2755179B2 (ja) 電気貯湯容器
JP4946413B2 (ja) 液体容器
JPS61181425A (ja) 電気ポツト
JPH06296555A (ja) 電気貯湯容器
JP3168154B2 (ja) 電気湯沸し器
JPH0423500Y2 (ja)
JPS6249076B2 (ja)
JPH0433080Y2 (ja)
JPH0956589A (ja) 電気加熱器
JPH06197843A (ja) 強制浄化型の電気貯湯容器
JP2921452B2 (ja) 浄水型の電気貯湯容器
JP2001029237A (ja) 飲料抽出装置
JP2002300971A (ja) エアーポット
JP3658338B2 (ja) エアーポット
JPS64854Y2 (ja)
JPH078381A (ja) 電気貯湯容器
JPH0516992Y2 (ja)
JPH06113961A (ja) 電気貯湯容器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080226

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090226

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees