JP2755198B2 - 浄水型の電気貯湯容器 - Google Patents
浄水型の電気貯湯容器Info
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- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47J—KITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
- A47J27/00—Cooking-vessels
- A47J27/21—Water-boiling vessels, e.g. kettles
- A47J27/21166—Constructional details or accessories
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Description
関し、詳しくは器体に収容した内容液を加熱して湯沸か
しや保温を行うヒータと、内容液を器体外に導く注出管
路と、この注出管路を通じて内容液を器体外に注出する
ポンプと、内容液と浄水材との接触を図って内容液を浄
水する浄水部とを備えた浄水型の電気貯湯容器に関する
ものである。
て従来から多く提供されている。
いは湯沸かし後に保温状態にして貯湯し、コーヒーやお
茶を抽出したりするのに必要温度の内容液をいつでも供
給できるようにする。
され、特に湯沸かしのための加熱によっては、内容液が
沸騰状態にされることにより、異臭、あるいはカルキや
これの化合物であるトリハロメタンと云った異物が発散
される。
けでは、前記異物は充分に発散され、除去されない。
せ、あるいは繰り返し行うことによりカルキの除去効果
を高めることが考えられている。
体外に抜け出にくく、器体内に止まって器体内まわりに
付着等し、付着したカルキ類が再度内容液中に戻される
嫌いがあるので、カルキ除去に関してはなお不充分であ
る。
平4−292119号公報は、内容液を循環させる管路
や流路の途中に浄水部を設け、内容液を循環させながら
浄水部を繰り返し通して必要な程度に強制的に浄水し貯
湯できるようにしたものを開示している。
容液を強制循環させて浄水するのでは、これを忘れられ
たり、自動的に行うにも時期が限られるので、十分とは
言えない。そこで、浄水部を内容液中においてこれに浸
漬させ、常時働くようにすることも行われている。
に安定させるための引っ掛け部や嵌合部を特別に設けて
いるとその分だけなおコスト高になる上、その取付け方
式に対応した特別な着脱作業が必要になるので作業性が
悪く、しかも浄水部を取付け得る機種や箇所が特定して
しまうので不便である。また、浄水部を単に大容量のも
のにしても、浄水部内に内容液を通さない限り浸漬する
だけでは十分な接触は得られず、浄水効率が向上しな
い。
を課題とし、浄水部の浸漬だけで十分な浄水効果が得ら
れる安価な浄化型の電気貯湯容器を提供することを主た
る目的とするものである。
的を達成するために、本発明の電気貯湯容器は、器体に
収容した内容液を加熱して湯沸しや保温を行うヒータ
と、内容液を器体外に導く注出管路と、この注出管路を
通じて内容液を器体外に注出する電動または手動のポン
プと、内容液と浄水材との接触を図って内容液を浄水す
る浄水部とを備え、浄水部は偏平形状に形成され、かつ
内容器の貯湯域への取付け基部に対して揺動できるよう
に接続されていることを主たる特徴とするものである。
部とし、浄水部の取付け基部に前記磁性吸着部に吸着す
る磁性吸着部材を設けたものとすることができ、磁性吸
着部は、器体の磁性体よりなる内容器の全体であり、磁
性吸着部材はマグネットであるのが好適である。
した内容液を加熱して湯沸しや保温を行うヒータと、内
容液を器体外に導く注出管路と、この注出管路を通じて
内容液を器体外に注出する電動または手動のポンプと、
内容液と浄水材との接触を図って内容液を浄水する浄水
部とを備え、浄水部は偏平形状に形成され、器体の貯湯
域の少なくとも一部が磁性吸着部とされ、浄水部の取付
け基部に前記磁性吸着部に吸着する磁性吸着部材が設け
られ、取付け基部の磁性吸着部への吸着面が少なくとも
一方に湾曲してこの湾曲方向に浄水部が揺れるようにす
るロッキング面としたことも今1つの特徴としている。
内の内容液はヒータにより加熱して湯沸かしや保温を行
って貯湯しておき、これを電動または手動のポンプによ
り注出管路を通じていつでも外部に注出し使用に供する
ことができるようにしながら、浄水部が偏平形状に形成
されていることにより浄水材の内容液との接触面積が増
え、内容液が浸透して内部に活性炭と接触する効率が増
大するし、浄水部が揺動させられることによって、内容
液が浸透し易く浄水効果をよくすることができる。
少なくとも一部に、浄水部の器体への取付け部を当接さ
せてこれに設けられている吸着部材により吸着させるだ
けで、前記貯湯される内容液中に浄水部が浸漬されて内
容液と常時接触しこれを浄水できる状態とするので、前
記使用に供する内容液を特別な引っ掛けや嵌め合いのな
い着脱しやすく簡単かつ安価な構造のものとなる。
の全体であり、磁性吸着部材がマグネットである構成で
は、器体の貯湯域を形成する部分の材料に磁性体材料を
選択し、これに取付け基部にマグネットを設けるだけ
で、双方間に磁性吸着力を働かせて前記特徴を発揮する
ことができるし、浄水部を貯湯域の例えば周壁内面や底
部壁の内面等どの部分にも取付けることができる。
記主たる特徴の作用効果と、その場合の磁性吸着を利用
した場合の作用効果に加え、取付け基部の磁性吸着部へ
の吸着面が少なくとも一方向に湾曲してこれの方向に浄
水部が揺れるようにするロッキング面とした構成では、
特別な揺動機構なしに、揺動する場合の上記作用効果を
発揮することができる。
いて説明する。本実施例は湯沸かし可能でかつ電動ポン
プによって内容液を注出する電気ポットの場合を示して
いる。図1〜図4に示すように、ステンレス鋼製の内容
器2を外装ケース3内に収容して器体4を構成し、内容
器2の全体が磁性体で貯湯域におけるマグネットとの吸
着部をなすようにしている。この内容器2の底面にヒー
タ1が当てがわれて湯沸かしや保温を行うようにしてい
る。内容器2は外装ケース3の上端に嵌め合わせた合成
樹脂製の肩部材5によって上端フランジを受けられてい
る。
6が当てがわれ、この底環6と前記内容器2の底部とを
遮熱板7a、連結金具7bによって連結し外装ケース
3、内容器2および底環6の相互を一体化している。底
環6には回路ボックス8が一体形成され、底環6の中央
開口には底蓋9が下方から当てがわれてビス止めされて
いる。この底蓋9の外周に回転座体11を回転可能に嵌
め合わせ保持している。
体11上で器体4が滑動して回転される。
管路12が接続されている。この注出管路12は内容器
2と外装ケース3との間の空間で、肩部材5の前部に設
けられた嘴状突出部13内にまで立ち上がり、この部分
で逆U字状に屈曲して吐出口14が下向きに開口してい
る。注出管路12の内容器2よりも下になった部分に
は、注出管路12に流入する内容液を前記吐出口14に
送り出す電動ポンプ15が設けられ、モータによって駆
動するようにしている。
ケース3の前部に取付た下カバー16に注液ガイド17
が嵌め付けられ、前記吐出口14から吐出される内容液
は吐出口14の注液ガイド17内に開口する下端からの
スリット14aにより一旦大気に開放された後、前記注
液ガイド17により周りへ飛散しないように案内され注
液される。
1の中央孔を通じて温度センサ21が当てがわれ、内容
液の温度を検出して、回路ボックス8に収容される制御
回路22に内容液の温度情報を与える。これによって制
御回路22は内容液を湯沸かししたり、所定の温度に保
温したりするようにヒータ1を通電制御し、また、これ
らのために内容液の沸騰の有無や内容液温度を判断す
る。
いる。器体蓋31はその後部で肩部材5の内側に一部が
開放するように設けられた軸受部32にヒンジピン33
によって開閉および着脱が可能なように枢着されてい
る。器体蓋31の着脱は器体蓋31に一体のヒンジピン
33が軸受部32の開放部から出し入れできる状態にま
で器体蓋31を開くことによって可能となる。したがっ
て器体蓋31が閉じ状態にあるとき器体蓋31が不用意
に外れるようなことが回避される。
設けられ、器体蓋31が閉じられたとき肩部材5の一部
に設けた図示しない係止部に弾性係合することにより器
体蓋31を閉じ状態に係止する。このロック部材34は
これに働かされたばねに抗し外部の図1に示す仮想線状
態となるロック解除部材30により後退方向に押動され
て、前記係止部との係合が外れ器体蓋31の係止を解除
する。
らなる内蓋36が当てがわれ、ビス止めされている。内
蓋36の外周にはシールパッキング38が装着され、こ
れが内容器2の後部に当接して内容器2を閉じるように
している。
間には、内容器2内で発生する蒸気を外部に逃がす蒸気
通路39が設けられ、内容器2内が蒸気の発生によって
異常昇圧するのを回避するようにしている。
時に内容液が蒸気通路39を通じて流出するのを防止す
る転倒時止水弁41や、器体4の転倒時に内容液が蒸気
通路39を通じて外部に流出しようとしても、これを蒸
気通路39の途中に溜め込み、外部への流出を遅らせる
液溜め40aと40bが設けられている。
の位置に設けた転倒時止水弁41の弁室壁42dの周り
に弁室42よりは前側寄りに形成され、図1、図3に示
すような環状の内側周壁42aとこの環状周壁42aと
弁室41との間に形成した放射状の隔壁42bと、前記
内側周壁42aの外側に形成した外側環状周壁42cと
で、内蓋35との間に形成され、外側周壁42cが内蓋
35との間をシール部材43によりシールされているの
に対し、弁室壁2d、内側周壁42a、隔壁42bは内
蓋35との間に僅かの隙間Sを持つようにしている。こ
れにより器体4が転倒して内容液が蒸気通路39を通じ
て流出しようと内蓋35の開口39aを通じて弁室壁4
2d内に一度に流れ込んでくると、これを前記隙間Sを
通じて前記弁室壁42d、内側周壁42a、隔壁42
b、外側周壁42cの相互間に形成している隔室42e
内に徐々に分散収容しながら、蒸気通路39の弁室壁4
2d内よりも外側に流れ出すのを遅らせ、弁室壁42d
内からさらに内容液が蒸気通路39の外側に流れ出よう
とすると、これを弁室壁42dと蒸気通路39の器体蓋
31外への開口39bとの間に設けた広い液溜め40b
に溜め込み、液溜め40bに対して後部側に偏位してい
る前記開口39bを通じた外部への流出を最終的に遅ら
せるようにしている。
動ポンプ15を働かせたり、電気ポットが有する各種モ
ードを設定したりする操作パネル44が設けられ、操作
パネル44の内側に設けられた操作基板45上の各種ス
イッチを押圧操作し、また操作基板45上に設けられた
LED等の各種表示部の点灯、消灯を外部に表示できる
ようにしてある。44aは電動ポンプ15を働かせて内
容液を注出する注出キーを示している。ペローズポンプ
等を手動操作し内容液を加圧注出してもよい。
ぐ下には転倒時止水弁61が設けられている。
前記内容器2全体が磁性体からなるマグネットとの磁性
吸着部であることに対応し、内容器2内に着脱できる浄
水部64として、この浄水部64の器体4内への取付け
基部63に前記磁性吸着部である内容器2に吸着する磁
性吸着部材としてのマグネット62を設けたものを備え
ている。
気ポットでは、以上のように、器体4内に貯湯される内
容液はヒータ1により加熱して湯沸かしや保温を行って
貯湯しておき、これを電動ポンプ15により注出管路1
2を通じていつでも外部に注出し使用に供することがで
きるようにしながら、器体4の貯湯域をなす前記吸着部
である内容器2に、浄水部64の器体4への取付け部6
3を当接させてこれに設けられているマグネット62に
より吸着させるだけで、前記貯湯される内容液中に浄水
部64が浸漬されて内容液と常時接触しこれを浄水でき
る状態とする。
別な引っ掛けや嵌め合いのない着脱しやすく簡単かつ安
価な構造で、充分に浄水処理したものとすることができ
る。
湯域全体をマグネットとの吸着部をなしているので、器
体4の貯湯域を形成する内容器2の材料に磁性体材料を
選択するだけで、前記特徴を発揮することができるし、
浄水部64を貯湯域のどの部分にも取付けることができ
る。したがって、1種類の浄水部64を機種や用途等に
応じて適宜に用いることができる。
はなく、磁性吸着部を器体4の貯湯域の一部に設けるよ
うにしてもよい。この場合全体が非磁性体よりなる内容
器2の一部の外面に磁性体やマグネットを当てがって、
内容器2がなす貯湯域内に設けられる浄水部64のマグ
ネット62等がなす磁性吸着部材を形成するのが適当で
ある。磁性吸着部材は前記磁性吸着部がマグネットであ
る場合には磁性体としても双方間に吸着力を働かせるこ
とができるので、本発明の範疇に属する。
に薄い偏平な形状で、活性炭やセラミック等の浄水材6
4aを収容している。本実施例の浄水材64aは特に繊
維状活性炭を採用して、目の大きな樹脂製のネット材6
4bの間に挟み込んで内容液との直接の接触による効率
な浄水を図れる状態とし、これを穴64eとフック64
fとを弾性係合させて一体化された合成樹脂製の表裏ケ
ース板64c、64d間に挟み込み、これらの外側には
さらに穴64hとフック64iとの弾性係合によって一
体化された金属製の表裏カバー64j、64kで覆って
あり、表裏ケース板64c、64dの窓64eと表裏カ
バー64j、64kの窓64lと、ネット材64bとを
通じて浄水材64aと直接接触し効率よく浄水されるよ
うにしている。穴64hは表裏カバー64j、kに、フ
ック64iは裏ケース板64dにそれぞれ一体形成して
る。
い偏平なものであると、浄水材64aの比表面積が増大
して浄水材64aと内容液との表面接触率を増大する
し、厚みが小さいことにより内容液が浸透して内部の浄
水材64aと接触する効率も増大するので、浄水効果を
さらに向上することができる。
れることはなく、浄水部64の内容液と浄水材64aと
の接触構造は適宜設計すればよい。
示すように浄水部64は取付け基部63とヒンジ部65
によって揺動できるように接続されている。このため、
内容液の加熱による対流や注出による流れに応じて、器
体4の貯湯域に吸着された取付け基部63との間で内容
液の流れに遅れながら上方へ揺動したり、内容液の流れ
よりも速く下降したりし、前記内容液の流れとの速度差
や移動方向の違いによって浄水材64aの粒子間に捕捉
され移動しにくい気泡が内容液によって押し動かされ、
あるいは引き動かされて浄水材64aの粒子間から引き
離されて浄水材64a外に出るので、浄水材64aの粒
子間に気泡が捕捉されて動かず内容液が通過するのを阻
害し浄水機能を損なうようなことを回避することができ
る。また、本実施例のように浄水部64が偏平形状に形
成されていると、前記揺動による気泡の放出効率も向上
するのと同時に、浄水部64の比表面積が増大して浄水
材64aの内容液との接触面積が増え、厚みが小さいこ
とにより内容液が浸透して内部の活性炭である浄水材6
4aと接触する効率も増大するので、浄水部64が浸漬
するだけの前記簡単かつ安価な構造のまま浄水効果を向
上することができる。また、浄水部64による気泡の捕
捉率を少なくして気泡により浄水効率が低下するのを抑
制することができる。
には、本実施例のように浄水部64が偏平なものを、平
面が横向きとなるように装着するのが、内容液の前記動
きを受けやすくする上で好都合である。しかし、図1に
仮想線で示すように取付け基部63を内容器2の底部壁
の内面に吸着させて浄水部64を縦向きに設置しても同
じように揺動させて気泡を引き離せる。
に、浄水部64の表ケース板64cに一体形成したヒン
ジピン65aと揺動自在に嵌まり合って前記ヒンジ部6
5を構成する二股腕65bが一体形成された合成樹脂製
の円形をした基板66を有し、この基板66の背面にマ
グネット保持枠66aを一体形成し、このマグネット保
持枠66aの長手方向端部と基板66の外周との間に凸
条67aを弾性係合させてステンレス鋼製の円形なカバ
ー67を嵌め付け、このカバー67の底部の凸条67b
とマグネット保持枠66aの側壁66b端部との係合に
よって、カバー67が前記嵌め付け状態に安定し、マグ
ネット保持枠66aとの間でマグネット62を保持する
ようにしてある。しかし、このような構造も本発明では
限定されない。
し、粒子状の活性炭よりなる浄水材64aをフィルタシ
ート70aを上下開口部に嵌め付けた各蓋70b、70
cとの間に挟持した合成樹脂製の浄水容器70内に保持
して、これを非磁性体のケース71内に収容し、浄水容
器70とケース71との間にマグネット62を設け、こ
のマグネット62に近接した、あるいは接触したステン
レス鋼製の磁性体取付け部72をケース71内から外部
に突出させ、これを内容器2等がなす吸着部に吸着させ
て器体4の貯湯域に取付けられるようにしている。
性体のケース71で覆われていても、磁性体取付け部7
2を内容器2等に直接接触させて強力に装着することが
できる。このような磁性体取付け部72は、第1の実施
例の取付け基部63に適用することもできる。
示し、磁性体の内容器2の底部に設ける湯沸かしヒータ
1aと保温ヒータ1bとを、図に示すように円周方向に
それぞれの容量比に比例した領域を割当てて分離して設
け、図11に示すように保温ヒータ1bに対向する位置
に浄水部64を装着するようにしている。これによる
と、保温ヒータ1bは電気ポットの使用中多くの時間働
かされて、図11の(a)に示すような対流を内容液に
起こさせており、この対流中に浄水部64を位置させて
電気ポット使用中の多くの時間で内容液の積極的な通過
および接触を図れる。したがって浄水効果が向上する。
4の前部に位置するようにし、内容器2の底部の前部に
接続される注出管路12の接続口12aに、浄水部64
に装着した図11の(b)に示すようなばね脚73を挿
入することにより、浄水部64を保温ヒータ1bと対向
する位置に自然に位置決めできるようにしてある。
続口12a近くに位置決めしていることにより、内容液
が注出管路12を通じて注出されるときの流れによって
も、浄水部64を内容液が積極的に浸透して接触するよ
うになり、これによっても浄水効果が向上する。
示し、第1の実施例のようにメッシュ部材64bの間に
繊維状活性炭よりなる浄水材64aを挟み込んだ状態も
のを、合成樹脂製の表裏ケース板164c、164d間
に挟み込み、これらをさらに穴164hと係合片164
iとの弾性係合によって一体化された金属製の表裏カバ
ー164j、164kで覆って偏平な浄水部64を形成
している。表裏ケース板164c、164dの一方の下
端に一体形成した縁巻状の連結筒164eと、これの両
端部外側に位置するストッパ片164fとを設けてあ
る。
ロスした二股脚111aが両端部に続くヒンジ軸111
bを回動できるように嵌め合わせ、二股脚111aの各
下端部から互いに向き合うように折り曲げた折曲部11
1cを取付け基部63の金属製上面板163aに切り起
こし形成した連結穴163bに嵌め合わせて取付け基部
63側に連結してある。取付け基部63は前記上面板1
63aとこれに下方から当てがって溶接等して一体化さ
れた容器状の本体163cとから構成され、これら上面
板163aと本体163cとの間に磁性吸着部材として
のマグネット62を収容し保持している。
3に対し前記連結筒164eの部分での回動により揺動
できる。この揺動の範囲は前記ストッパ片164fと二
股脚111aとの間の遊び分の設定によって規制され
る。
示し、第1の実施例とほぼ同じ構成の浄水部64を有
し、合成樹脂製の表裏ケース板64c、64dの一方6
4aに一体形成した半円形の取付け片64pと、金属製
の表裏カバー64j、64kに一体形成した半円形の取
付け片64qとを、合成樹脂製で容器状の本体163e
内に挿入してヒンジピン121により回動できるように
枢支し、取付け基部63は取付け基体163eとこれに
下方から被せ付けたステンレス鋼製のカバー122との
間に磁性吸着部材としてのマグネット62を収容するこ
とにより構成されている。
偏平な面と直角に向いており、浄水部64はこのヒンジ
ピン121を中心に偏平な面に平行な面上で図15に示
す矢印の方向に揺動するようにしてある。この向きに揺
動すると内容液との間の抵抗が少なくスムーズに揺動で
きる特徴があり、浄水材64aが捕捉している気泡を振
り切りやすい。
示し、合成樹脂製の表裏ケース164s、164tとの
間に浄水材64aを収容し、表裏ケース164s、16
4tは上部を穴164uと係合片164vとの係合によ
り結合し、下部は下方に突出するように一体形成した半
球部164wどうしを最中合わせにした状態で、取付け
基部63の合成樹脂製上面板163jに一体形成した球
状穴163kに無理嵌めすることにより結合するのと同
時に、浄水部64がどの方向にも揺動できるようにする
関節部163lを形成している。上面板163jとこれ
に下方より嵌め付けた合成樹脂製で容器型の本体163
mとの間にマグネット62を収容して取付け基部63を
構成している。
一点を中心としたどの方向にも揺動できるので、浄水材
64aが捕捉している気泡をさらに振り切りやすい。
水部64を取付け基部63から立設した縦軸131によ
り垂直軸まわりに回動できるように連結している。
動して垂直姿勢を常に保つので、内容液との接触状態が
一定し、浄水機能が安定する。
水部64を取付け基部63から立設した支持軸132の
水平方向にて互いに向き合うようにした一対の折曲端部
132aにて水平軸回りに回動できるように連結してい
る。
動でき、内容液の対流や注出されるときの上下の動きの
影響を受けやすく水平軸まわりに旺盛に揺動するので、
浄水材64aが捕捉している気泡を振り切りやすく、浄
水材64aと内容液との接触も多くなる。
水部64を取付け基部63にばね133により連結して
いる。
出するときの動きによって揺動されると、ばね133の
復元による揺動が生じるので、浄水部64が活発に揺動
して浄水材64aが捕捉している気泡を振り切りやす
く、浄水材64aと内容液との接触も多くなる。
を示し、偏平な浄水部64の下部の左右2箇所に取付け
基部63を一体的に設け、この各取付け基部63の磁性
吸着部への吸着面64xが一方向、本実施例では取付け
基部63の長手方向、つまり浄水部64の偏平面に直角
な方向に湾曲してこの湾曲方向に浄水部64が揺れるよ
うにするロッキング面としてある。
の取付け基部63の吸着面64xが湾曲するだけの簡単
な構造で、内容液の対流や注出されるときの動きの影響
を受て揺動でき、取付け基部63との特別な連結構造が
要らない利点がある。
限られることはないし、球面にするとどの方向にも揺動
できるようになる。
内容液はヒータにより加熱して湯沸かしや保温を行って
貯湯しておき、これを電動または手動のポンプにより注
出管路を通じていつでも外部に注出し使用に供すること
ができるようにしながら、浄水部が偏平形状に形成され
ていることにより浄水材の内容液との接触面積が増え、
内容液が浸透して内部に活性炭と接触する効率が増大す
るし、浄水部が揺動させられることによって、内容液が
浸透し易く浄水効果をよくすることができる。
少なくとも一部に、浄水部の器体への取付け部を当接さ
せてこれに設けられている吸着部材により吸着させるだ
けで、前記貯湯される内容液中に浄水部が浸漬されて内
容液と常時接触しこれを浄水できる状態とするので、前
記使用に供する内容液を特別な引っ掛けや嵌め合いのな
い着脱しやすく簡単かつ安価な構造のものとなる。
の全体であり、磁性吸着部材がマグネットである構成で
は、器体の貯湯域を形成する部分の材料に磁性体材料を
選択し、これに取付け基部にマグネットを設けるだけ
で、双方間に磁性吸着力を働かせて前記特徴を発揮する
ことができるし、浄水部を貯湯域の例えば周壁内面や底
部壁の内面等どの部分にも取付けることができる。
記主たる特徴の作用効果と、その場合の磁性吸着を利用
した場合の作用効果に加え、取付け基部の磁性吸着部へ
の吸着面が少なくとも一方向に湾曲してこれの方向に浄
水部が揺れるようにするロッキング面とした構成では、
特別な揺動機構なしに、揺動する場合の上記作用効果を
発揮することができる。
側面図である。
る。
る。
である。
視図である。
ヒータ設置状態を示す下面図である。
設置状態を示す断面図および浄水部の位置決め用のばね
脚を示す斜視図である。
斜視図である。
である。
る。
ある。
る。
る。
る。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 器体に収容した内容液を加熱して湯沸し
や保温を行うヒータと、内容液を器体外に導く注出管路
と、この注出管路を通じて内容液を器体外に注出する電
動または手動のポンプと、内容液と浄水材との接触を図
って内容液を浄水する浄水部とを備え、浄水部は偏平形状に形成され、かつ内容器の貯湯域への
取付け基部に対して揺動できるように接続されている こ
とを特徴とする浄水型の電気貯湯容器。 - 【請求項2】 器体の貯湯域の少なくとも一部が磁性吸
着部とされ、浄水部の取付け基部に前記磁性吸着部に吸
着する磁性吸着部材が設けられている請求項1に記載の
電気貯湯容器。 - 【請求項3】 磁性吸着部は、器体の磁性体よりなる内
容器の全体であり、磁性吸着部材はマグネットである請
求項2に記載の電気貯湯容器。 - 【請求項4】 器体に収容した内容液を加熱して湯沸し
や保温を行うヒータと、内容液を器体外に導く注出管路
と、この注出管路を通じて内容液を器体外に注出する電
動または手動のポンプと、内容液と浄水材との接触を図
って内容液を浄水する浄水部とを備え、 浄水部は偏平形状に形成され、器体の貯湯域の少なくと
も一部が磁性吸着部とされ、浄水部の取付け基部に前記
磁性吸着部に吸着する磁性吸着部材が設けられ、 取付け
基部の磁性吸着部への吸着面が少なくとも一方に湾曲し
てこの湾曲方向に浄水部が揺れるようにするロッキング
面である電気貯湯容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7029145A JP2755198B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 浄水型の電気貯湯容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7029145A JP2755198B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 浄水型の電気貯湯容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08215044A JPH08215044A (ja) | 1996-08-27 |
JP2755198B2 true JP2755198B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=12268109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7029145A Expired - Fee Related JP2755198B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 浄水型の電気貯湯容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2755198B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2567632Y2 (ja) * | 1992-04-21 | 1998-04-02 | 株式会社ロキテクノ | 繊維状活性炭シートからなる水中の塩素吸着体 |
JPH0771536B2 (ja) * | 1992-12-28 | 1995-08-02 | タイガー魔法瓶株式会社 | 浄水型の電気貯湯容器 |
JP3259927B2 (ja) * | 1993-01-05 | 2002-02-25 | クラレケミカル株式会社 | 浄水器用活性炭繊維カートリッジ |
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JPH06339430A (ja) * | 1994-03-08 | 1994-12-13 | Hitachi Home Tec Ltd | ジャーポット |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP7029145A patent/JP2755198B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08215044A (ja) | 1996-08-27 |
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