JPH0427999Y2 - - Google Patents

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JPH0427999Y2
JPH0427999Y2 JP15325586U JP15325586U JPH0427999Y2 JP H0427999 Y2 JPH0427999 Y2 JP H0427999Y2 JP 15325586 U JP15325586 U JP 15325586U JP 15325586 U JP15325586 U JP 15325586U JP H0427999 Y2 JPH0427999 Y2 JP H0427999Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、窓枠における結露水の排水構造に関
する。
〔従来の技術〕
ビルやマンシヨンにみられるように生活空間の
気密性の高まる反面、逆に窓枠の結露水の処理が
重要になつている。
従来、この種の結露水の排水構造の代表例は、
第6図や第7図に示すものであつた。第6図例
は、窓枠の室内側部分に水溜り部50aをもつた
型枠50を設け、水溜り部50aに連通して長い
排水管51を配し、他端を外壁52から室外へ開
口させ、外壁部分にはシール材53を設けたもの
である。
第7図例は、窓下枠54に排水用透孔55,5
6を形成したものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記第1の従来構造では、施工時、排
水管51の先端を外壁52部分の所定位置に位置
決めするのに、窓枠と外壁とは個別的に組み立て
もしくは建造されるので、手間がかかり、またシ
ールを施す作業も難しい。さらに、排水管51の
先端開口が室外から直接見えるので、体裁が悪
い。
第2の従来構造では、雨水が透孔56,55を
通つて室内に吹き上げたり、室外気が室内に入ろ
うとするとき、いわゆる笛鳴りが生じる。
そこで、本考案の主たる目的は、施工が比較的
容易であり、体裁にも優れ、さらに吹き上げ等が
ない排水構造を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するための本考案は、窓下枠
の室内に形成された結露水受部と、この結露水受
部から窓縦枠の壁がわ部分を通つて縦枠下部を貫
き下枠の上方に臨む排水管とを備えたことを特徴
とするものである。
〔作用〕
本考案では、結露水を排水するに当つて、排水
管を窓縦枠の壁がわ部分を通りをその縦枠の下部
を貫いて下枠の上方に臨ませたので、排水管の両
端は窓枠に安定的に固定でき、窓枠の開口部への
組み付け時において、その作業とともに排水管を
所定位置にセツトできるし、排水管の先端のシー
ル作業も後記例のように容易となる。さらに、排
水管の先端は窓縦枠を貫いて窓枠内に臨むとして
も、室外からは側面のみが見えるだけであり,か
つその先端部は窓縦枠の室外片によつて隠すこと
ができ、室外からの体裁に優れる。
他方、排水管は比較的長く、かつ曲り部をたと
えば後記例のように3個所有するので、たとえ、
後記例のように逆止弁を設けなくても、雨水の吹
き上げがなく、笛鳴りを殆んど解消できる。
〔実施例〕
以下本考案を図示する実施例によつてさらに詳
説する。
第1A,1B,2,3図において、窓下枠1の
室内側部分には、壁2,3および左右窓縦枠4の
壁部5に囲まれた窓下枠1の長手方向に沿う結露
水受部6が形成されている。また、窓下枠1には
外レール7および内レール8が形成され、外レー
ル7と室外片9との間は排水樋部10となつてい
る。この排水樋部10に溜る水は、たとえば室外
片9の一部に切欠された排水口9aから排出され
る。
結露水受部6の一部は下方に皿絞り加工により
導水口6aが形成されている。この導水口6aと
前記排水樋部10の上方に連通して排水管11が
設けられている。
排水管11は、口部11A、座板部11B、こ
の座板部端から起立する端板部11C、導管部1
1Dを有している。その口部11Aは、導水口6
aの絞り部外周に嵌め込まれ、座板部11Bから
結露水受部6aに螺入される止めネジ12によ
り、排水管11の固定とパツキン13によるシー
ルが図られている。また、排水管11の端板部1
1Cは、本例で窓縦枠4の壁部5下端を切欠き、
該壁部5の下に位置させ、シール板14を介し
て、止めネジ15,15を窓下枠1のビスポケツ
ト16,16に螺入することにより、排水管11
の固定の強化と結露水受部6からのシールが同時
に図られている。縦枠4の壁部5のない縦枠の場
合も、同様の位置関係で取り付けられる。
導管部11Dは垂下部から縦枠4の壁がわに向
い、さらに縦枠4の壁がわ外方において縦枠4の
巾方向に沿い、その室外端近くで向きを変えて縦
枠4の本体17を貫いて下枠1の排水樋部10上
方に開口している。この先端は室外からは室外片
17bに隠れる。導管部11D内にはボール状逆
内弁18が設けられ、導管部11Dの先端がわ薄
肉部と基端がわ厚肉部との境による弁座部19
と、先端開口部までの間を十分に移動できるよう
になつている。
20は逆止弁17の抜け止めとシールを図るた
めの塞ぎ体で、導管部11Dの先端と螺合され、
パツキン21を押圧するとともに、逆止弁18は
ストツプ部20aにより抜け止めが図られ、結露
水は透孔20bより自由に排水されるようになつ
ている。
かかる排水構造では、結露水受部6に溜つた結
露水は、導水口6aから排水管11を通り、透孔
20bから排水樋部10上に垂れ落ちた後、排水
口9aから地上へと落下される。
また、雨水は透孔20bから若干は吹き上げら
れるが、排水管11の先端は室外に向いておらず
開口部内方に向いているのでその量は少なく、ま
た長い排水管11内を昇る過程で吹き上げエネル
ギーを消失し、室内へは至らない。外気の風も同
様で、したがつて笛鳴りを生じない。特に、上記
例のように、逆止弁18を設けると、雨水の吹き
上げ、笛鳴りが確実に防止される。
上記例のように、導水口6aを皿絞り加工とす
ると、成形が容易であることは勿論、排水管11
の口部11Aを導水口6aの皿部に外嵌させるこ
とにより、水密を容易に図ることができる。
上記例では、排水管として、座板部11Bと導
管部11Dとが一体となつた例を示したが、第4
図のように、口部11A′および座板部11B′(端
板部も含む)と導管部11D′とが別体となつて
いてもよい。排水管は、直管とエルボとを組み合
せたものでもよい。
第5図は、排水管110の例で、円形内路をも
つた管111と中央に連結する仕切り112aを
もつた管112とを螺合連結し、仕切り112a
の基端を逆止弁18のストツパーとして利用した
例である。
ところで、上記排水管11の取付けは、予め窓
枠全体を工場で一体的に組み立てるものであれ
ば、その際に行つてもよく、現場施工の場合は、
予め成形した導水口6a、ならびに排水管11先
端を挿通するための縦枠4の本体17に形成した
挿通孔17aに、排水管11の基部および先端を
組み付ければよく、位置決めは容易である。
また、排水管11はその両端が窓枠に固定され
るから、固定が強固であり、しかもたとえば第3
図のようなパツキン21による水密を容易に図る
ことができる。
〔考案の効果〕
以上の通り、本考案によれば、施工が容易で、
排水管が強固に固定され、体裁に優れ、さらに雨
水の侵入も防止できるなどの効果がもたらされ
る。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本実施例の水平断面図、第1B図は
同縦断面図、第2図は排水管の固定構造の縦断面
図、第3図は排水管先端の水密構造の断面図、第
4図および第5図は他の排水管例の断面図、第6
図および第7図は従来例の縦断面図である。 1……窓下枠、4……窓縦枠、6……結露水受
部、6a……導水口、10……排水樋部、11…
…排水管、18……逆止弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 窓下枠の室内に形成された結露水受部と、こ
    の結露水受部から窓縦枠の壁がわ部分を通つて
    縦枠下部を貫き下枠の上方に臨む排水管とを備
    えたことを特徴とする窓枠における結露水排水
    構造。 (2) 排水管が、室外から室内への逆止を図る逆止
    弁を有する第1項記載の窓枠における結露水排
    水構造。 (3) 結露水受部の導水口は下方に突出する皿絞り
    加工により形成され、その突出部に排水管の口
    部が外嵌されている第1項記載の窓枠における
    結露水排水構造。
JP15325586U 1986-10-06 1986-10-06 Expired JPH0427999Y2 (ja)

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JPS6358186U JPS6358186U (ja) 1988-04-18
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JP7399662B2 (ja) * 2019-09-30 2023-12-18 不二サッシ株式会社 下枠の排水構造

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