JPH04276313A - ディスク状磁気記録媒体 - Google Patents

ディスク状磁気記録媒体

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JPH04276313A
JPH04276313A JP3037236A JP3723691A JPH04276313A JP H04276313 A JPH04276313 A JP H04276313A JP 3037236 A JP3037236 A JP 3037236A JP 3723691 A JP3723691 A JP 3723691A JP H04276313 A JPH04276313 A JP H04276313A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic layer
disk
recording medium
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP3037236A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Echigo
文雄 越後
Kiyoshi Obata
小畑 清
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強磁性微粉末を用いた
塗布型媒体で特に線記録密度の向上による高密度記録と
耐久性に優れたディスク状磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスクやハードディスク等
の塗布型ディスク状磁気記録媒体は、大容量化のため高
密度化が行なわれる。また、高密度化を実現するために
は、線記録密度の向上とトラック密度の向上の2つの方
法がある。記録密度を大きくすると再生出力は小さくな
る傾向があるので、十分な再生出力を得るためには、磁
性層中の強磁性微粉末の高Hc化、微細化、高充填化が
行なわれる。また、磁性層の組成以外にも媒体表面の平
滑性が要求される。
【0003】線記録密度を大きくするためには、記録波
長を短くする必要がある。それにともなって媒体の磁化
領域も浅くなるので、シングルギャップの磁気ヘッドで
は、分解能やオーバーライト特性を満たすために媒体の
磁性層を薄膜化する傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高密度化のために、磁
性層中の強磁性微粉末の微細化や高充填化、媒体の表面
平滑性、磁性層の薄膜化が必要であることは既に述べた
。強磁性微粉末を微細化、高充填化させると、結合剤の
量は減少するので塗膜強度は低下し、耐久性が劣化する
傾向にある。媒体の表面を平滑にすると、接触抵抗が大
きくなり、回転トルク上昇や耐久性が劣化する傾向にあ
る。磁性層の薄膜化でも塗膜強度の低下が起こり、耐久
性が劣化する傾向にある。
【0005】耐久性は磁性層の膜厚に依存するので、磁
性層の厚膜化により、改善できる。しかし、磁性層の厚
膜化は、分解能やオーバーライト特性の劣化をもたらす
。厚膜磁性層でオーバーライト特性を改良するために先
行イレーズ方式が提案されているが、ヘッド構造が複雑
になり、高密度化が難しくなる。
【0006】以上の理由から、高密度化と耐久性を同時
に満足させる大容量化は困難であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】非磁性支持体上の塗膜を
二層構造とし、上層には短波長記録に適した磁性層を、
下層には塗膜全体として耐久性に必要な膜厚を与え、か
つ記録不可能なほどHcを高くすることにより、上層の
電磁変換特性に影響を示さない磁性層とする。
【0008】
【作用】第2の磁性層を薄膜化することで、シングルギ
ャップの磁気ヘッドで十分な分解能、オーバーライト特
性が得られ、短波長記録による高密度化が実現できる。 さらに、第1の磁性層の膜厚を大きくすることにより、
塗膜全体として耐久性を向上させることができる。
【0009】また、第1の磁性層のHcが、磁気ヘッド
による書き込みが不可能な程十分に高ければ、第2の磁
性層への記録再生に殆ど影響を与えない。
【0010】以上の構成により本発明は、従来困難であ
った、高密度化と耐久性を同時に満足させることを可能
とし、ディスク状磁気記録媒体の大容量化が実現できる
【0011】
【実施例】以下、具体例について詳細に述べる。(図1
)は本発明のディスク状磁気記録媒体の断面図を示す。 フロッピーディスクの場合、非磁性支持体1は、セルロ
ースジアセテート,セルローストリアセテート,ポリ塩
化ビニル,ポリエチレンテレフタレート,ポリエチレン
ナフチレート,ポリカーボネート,ポリアミド、ポリイ
ミド製のフィルムが用いられる。ハードディスクの場合
には、非磁性支持体1は、アルミニウム,ガラス,ポリ
カーボネート等の円板が用いられる。第1の磁性層2お
よび第2の磁性層3は、強磁性微粉末、研磨剤、カーボ
ンブラック、潤滑剤および結合剤から構成される。 研磨剤には、アルミナ,酸化クロム,α−酸化鉄,酸化
チタン,シリカの微粉末等が用いられる。潤滑剤には、
脂肪酸,脂肪酸エステル,リン酸エステル,フッ素系炭
化水素等が複数の組合せで用いられる。結合剤には、塩
化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体,ニ
トロセルロース,ポリウレタン樹脂,ポリエステル樹脂
を適宜組み合わせた系を用い、必要に応じて低分子量イ
ソシアネート化合物を併用する。これらの材料を、メチ
ルエチルケトン,メチルイソブチルケトン,トルエン,
キシレン,シクロヘキサノン,アセトンを適宜組み合わ
せた混合溶剤とともに加圧ニーダ,プラネタリミキサ,
ボールミル,サンドミル,ペブルミル等の分散機で塗料
化し、磁性塗料を非磁性支持体1の両面に塗布、乾燥し
て磁気記録媒体が形成される。
【0012】本発明では磁性層を二層にするために、組
成の異なる磁性塗料を二度塗布する。
【0013】(実施例1)(図1)に示す第1の磁性層
2として、六方晶系バリウムフェライト強磁性微粉末(
Hc 3000 Oe、σs 60 emu/g、BE
T比表面積 50 m2/g)を下記の組成液中にサン
ドミルで3時間混合分散した磁性塗料を厚さ62μmの
非磁性支持体1(ポリエチレンテレフタレートフィルム
)上に2.5μmの膜厚で設けた。
【0014】     六方晶系バリウムフェライト        
            100  重量部    カ
ーボンブラック                  
              15  重量部    
MR−110(日本ゼオン社製)          
        15  重量部    ポリウレタン
樹脂                       
         15  重量部    オレイン酸
オレイル                     
         10  重量部    MEK  
                         
             130  重量部    
トルエン                     
                 130  重量部
    シクロヘキサノン             
                   40  重量
部    デスモジュールL(デュポン社製)    
              6  重量部さらに、(
図1)に示す第2の磁性層3としてメタル純鉄強磁性微
粉末(Hc1515 Oe、σs 130 emu/g
、BET比表面積 49 m2/g)を下記の組成液中
にサンドミルで3時間混合分散した磁性塗料を上記第1
の磁性層2上に0.5μmの膜厚で設けた。
【0015】     メタル純鉄                
                    100  
重量部    カーボンブラック          
                     0.5 
 重量部    アルミナ             
                         
  15  重量部    MR−110(日本ゼオン
社製)                  15  
重量部    ポリウレタン樹脂          
                      15 
 重量部    オレイン酸オレイル        
                        5
  重量部    MEK             
                         
  120  重量部    トルエン       
                         
      120  重量部    シクロヘキサノ
ン                        
        40  重量部    デスモジュー
ルL(デュポン社製)               
   6  重量部このようにして得た磁気シートをス
ーパーカレンダ処理して3.5インチのディスクに打ち
抜いた。さらにディスクを0000の研磨テープで10
秒間研磨を行い、これを試料とした。
【0016】(実施例2)(図1)に示す第1の磁性層
2として、(実施例1)と同一の磁性塗料を厚さ62μ
mの非磁性支持体1(ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム)上に2.5μmの膜厚で設けた。
【0017】さらに、(図1)に示す第2の磁性層3と
して六方晶系バリウムフェライト強磁性微粉末(Hc 
2000 Oe、σs 60 emu/g、BET比表
面積 45 m2/g)を下記の組成液中にサンドミル
で3時間混合分散した磁性塗料を上記第1の磁性層2上
に0.5μmの膜厚で設けた。
【0018】     六方晶系バリウムフェライト        
            100  重量部    カ
ーボンブラック                  
             0.5  重量部    
アルミナ                     
                   15  重量
部    MR−110(日本ゼオン社製)     
             15  重量部    ポ
リウレタン樹脂                  
              15  重量部    
オレイン酸オレイル                
                5  重量部   
 MEK                     
                   120  重
量部    トルエン               
                       12
0  重量部    シクロヘキサノン       
                         
40  重量部    デスモジュールL(デュポン社
製)                  6  重量
部このようにして得た磁気シートをスーパーカレンダ処
理して3.5インチのディスクに打ち抜いた。さらにデ
ィスクを0000の研磨テープで10秒間研磨を行い、
これを試料とした。
【0019】(比較例I)(図2)に示す磁性層2とし
て、(実施例1)における第2の磁性層用のメタル磁性
塗料を厚さ62μmの非磁性支持体1(ポリエチレンテ
レフタレートフィルム)上に0.5μmの膜厚で設けた
【0020】このようにして得た磁気シートをスーパー
カレンダ処理して3.5インチのディスクに打ち抜いた
。さらにディスクを0000の研磨テープで10秒間研
磨を行い、これを試料とした。
【0021】(比較例II)(図2)に示す磁性層2と
して(比較例I)に用いたと同一の磁性塗料を厚さ62
μmの非磁性支持体1(ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム)上に3.0μmの膜厚で設けた。
【0022】このようにして得た磁気シートをスーパー
カレンダ処理して3.5インチのディスクに打ち抜いた
。さらにディスクを0000の研磨テープで10秒間研
磨を行い、これを試料とした。
【0023】これらの試料の物性および磁気特性を(表
1)に示す。
【0024】
【表1】
【0025】以上の試料を3.5インチフロッピーディ
スクケースに組み込んで、FDDによる電磁変換特性お
よび連続耐久試験の測定を行った。測定用FDDは、ヘ
ッドのギャップ長0.3μm、トラック密度が542T
PI、1fが0.5MHz、2fが1MHzで、最外周
記録波長:1fが4.96μm,2fが2.48μm、
最内周記録波長:1fが2.90μm,2fが1.45
μmで、ディスクの回転数は、600rpmである。
【0026】オーバーライトは(比較例II)を0dB
とした相対値で示した。耐久性は、温度50℃、相対湿
度20%の環境下で、トラック40の初期出力の50%
減少時をもって耐久時間とした。
【0027】試料の電磁変換特性および耐久性測定結果
を(表2)に示す。
【0028】
【表2】
【0029】最内周の2f出力は、記録波長が1.45
μmなので書き込み深さも浅く、各試料で殆ど差はみら
れない。
【0030】分解能についてみると、(比較例II)の
試料はメタル磁性層が3μmもあるので、1f出力が大
きく、他に比べて分解能が10%以上低い。(実施例1
)および(実施例2)の試料は、膜厚が同じく約3μm
であるが、第2の磁性層の膜厚が薄くかつ第1の磁性層
のHcが高すぎ、書き込めないので、1f出力が抑えら
れ分解能は低下しない。
【0031】さらにオーバーライト特性では、(比較例
II)に比べて(比較例I)は薄膜なので2fのオーバ
ーライトによる残留1fは小さくなる。実施例の二層媒
体は、第1の磁性層のHcが高すぎるので、第1の磁性
層は記録に無関係で、残留1fは少ない。第2の磁性層
がメタル磁性層の方がバリウムフェライト磁性層よりも
オーバーライトが良い。
【0032】耐久性については、(比較例I)が薄膜で
あるために耐久時間が短い。それ以外の試料は、塗膜の
全膜厚が約3μm程度あるために、十分な耐久性を示す
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明は短波長記録に適
した磁性層を薄膜化し、その下に書き込みができないほ
どHcが高い磁性層をメディア全体として耐久性に十分
な膜厚に設定する構成により、高密度化と耐久性の向上
を同時に可能とすることができた。よって、本発明を利
用することにより、高信頼性の大容量ディスク状磁気記
録媒体が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(実施例1)および(実施例2)にお
けるディスク状磁気記録媒体の断面図である。
【図2】(比較例I)および(比較例II)におけるデ
ィスク状磁気記録媒体の断面図である。
【符号の説明】
1  非磁性支持体 2  第1の磁性層 3  第2の磁性層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  非磁性支持体の両面に第1の磁性層お
    よび第2の磁性層をこの順番に設けてなるディスク状磁
    気記録媒体において、第1の磁性層のHc が1800
     Oe 以上でかつ膜厚が1.0〜4.0μmの範囲内
    であり、第2の磁性層のHc が1300〜3000 
    Oe の範囲内でかつ膜厚が0.1〜1.0μmの範囲
    内であり、かつ第1の磁性層のHc が第2の磁性層の
    Hcより500 Oe 以上大きいことを特徴とするデ
    ィスク状磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】  第1の磁性層中に含まれる強磁性微粉
    末が、メタル純鉄または六方晶系バリウムフェライトで
    あることを特徴とする請求項1記載のディスク状磁気記
    録媒体。
  3. 【請求項3】  第2の磁性層中に含まれる強磁性微粉
    末が、メタル純鉄または六方晶系バリウムフェライトで
    あることを特徴とする請求項1記載のディスク状磁気記
    録媒体。
JP3037236A 1991-03-04 1991-03-04 ディスク状磁気記録媒体 Pending JPH04276313A (ja)

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JP (1) JPH04276313A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5993948A (en) * 1995-04-04 1999-11-30 Kao Corporation Magnetic recording medium

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5993948A (en) * 1995-04-04 1999-11-30 Kao Corporation Magnetic recording medium

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