JPH04264337A - 電子放出素子集積基板 - Google Patents

電子放出素子集積基板

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JPH04264337A
JPH04264337A JP3026042A JP2604291A JPH04264337A JP H04264337 A JPH04264337 A JP H04264337A JP 3026042 A JP3026042 A JP 3026042A JP 2604291 A JP2604291 A JP 2604291A JP H04264337 A JPH04264337 A JP H04264337A
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emitting device
emitting
electrode
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子放出素子集積基板
に関し、特に画像表示面が平坦な表示デバイスに適用し
て効果的な電子放出素子集積基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、平坦な画像表示面を有する表示デ
バイス(フラットCRT)を構成するのに好適な素子と
して、冷陰極型の電子放出素子が知られている。この種
の電子放出素子としては、例えば特開平1−31153
4号公報に記載されたものがあり、この電子放出素子で
は、一対の電極とこれら電極間に形成された高抵抗の電
子放出部とを有する表面伝導型電子放出素子において、
その電子放出部の電子放出範囲の不必要な広がりを抑え
るため、所定の微粒子からなる電子放出部が電極間の局
所部分にのみ設けられている。
【0003】ところで、このような電子放出素子を用い
たフラットCRTは、まだ市場に広く受け入れられてい
ないが、市場に受け入れられるためには、その表示性能
の向上が要求されるとともに、それ以上にコストの低減
が要求される。したがって、特にフラットCRTの1画
素を多数のカソード(陰極)で構成する(高密度化する
)ことにより個々の電子放出素子の放出電流を各画素中
で平均化し、フラットCRT全体の輝度の均一化を図る
ことが必要であり、さらに、この電子放出素子を作成す
る際の歩留りを向上させて電子放出素子集積基板のコス
トを低減させる必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の電子放出素子にあっては、電子放出部を形
成する工程が、その電子放出部に対応する部分以外にレ
ジストを塗布してマスクを形成した後、基板全体にパラ
ジウム化合物を含む有機溶剤をスピンコートし、その後
所定条件で焼成を行ってパラジウム微粒子からなる島(
アイランド)構造を有する不連続状態膜を形成し、最後
にレジストを除去するという大変複雑な工程であったた
め、コストの高いものになっていた。また、電極間の局
所部分に電子放出部を形成(フォーミング)するとはい
っても、基板面上に2次元的なフォーミングを行うもの
であるから、配線の関係もあって、電子放出部をより高
密度に集積するには限界があった。このため、電子放出
素子を用いた高画質で低コストな表示デバイスを提供す
ることができなかった。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、微細な複数の孔を有する基板に電
子放出素子を高密度に集積するとともにその電子放出向
率を向上させ、高画質で低コストの表示デバイスを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、板厚方向に延在する複数の微細孔
を有する基板を備え、該基板の微細孔の孔壁に沿って電
子放出素子を形成したことを特徴とするものであり、請
求項2記載の発明は、前記基板が、陽極酸化処理によっ
て複数の微細孔が形成された膜体からなることを特徴と
するものである。
【0007】また、請求項3記載の発明は、前記電子放
出素子が、メタル・インシュレータ・メタル型のもので
あることを特徴とするものであり、請求項4記載の発明
は、前記電子放出素子が、平面的な電子放出電極と引出
し電極とを有することを特徴とするものであり、請求項
5記載の発明は、前記電子放出素子が、表面伝導型のも
のであることを特徴とするものであり、請求項6記載の
発明は、前記電子放出素子が、微細孔の孔壁に沿う引出
し電極と、該電極に近接する円錐状の電子放出電極とを
有することを特徴とするものであり、請求項7記載の発
明は、前記電子放出素子が、針状の電子放出電極をを有
することを特徴とするものであり、請求項8記載の発明
は、前記基板の微細孔の孔壁に、電子放出電極がパター
ン状に形成されたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、基板の微細孔の孔壁
に沿って電子放出素子が形成されるから、基板面のほと
んどを配線に使用することができ、高集積化が可能にな
る。請求項2記載の発明では、前記基板が陽極酸化膜で
構成されるから、その微細孔の孔径およびピッチが非常
に小さくなって高集積化が可能になるとともに、基板の
製造コストも安価になる。
【0009】請求項3記載の発明では、微細孔の孔壁に
沿って形成される前記電子放出素子がメタル・インシュ
レータ・メタル型のものであるから、その電子放出素子
の作成にフォトプロセスを必要としない。請求項4記載
の発明では、前記電子放出素子が平面的な電子放出電極
と引出し電極とを有するから、その構成がきわめて簡単
なものになるとともに、製造コストも安価になる。
【0010】請求項5記載の発明では、微細孔の孔壁に
沿って形成される電子放出素子の前記電子放出素子が表
面伝導型のものであるから、微細孔の孔壁にその電子放
出素子を容易に形成することができる。請求項6記載の
発明では、微細孔の孔壁に沿って形成される前記電子放
出素子が円錐状の電子放出電極と引出し電極とを有する
から、その電子放出素子の作成にフォトプロセスを必要
としない。
【0011】請求項7記載の発明では、微細孔の孔壁に
沿って形成される前記電子放出素子の電子放出電極が針
状に構成されるから、電界が集中し易く、放電効率の高
い電子放出素子となる。請求項8記載の発明では、前記
基板の微細孔の孔壁に沿って電子放出電極がパターン状
に形成されるから、その電極の構成がきわめて簡単なも
のになるとともに、製造コストも安価になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。 図1〜図6は請求項1〜3に係る本発明の第1実施例を
示す図である。第1実施例の電子放出素子集積基板は、
図1〜図3に示すように、絶縁材、例えば酸化アルミニ
ウム(Al2O3)からなる陽極酸化膜としての基板1
1と、この基板11の上下面に設けられた配線層12、
13とを有している。配線層12は、例えば金(Au)
から形成され、互いに平行に離間する複数の引出し電極
共通ライン15によって構成されている。配線層13は
、例えばアルミニウム(Al)から形成され、配線12
と直交し互いに平行に離間する複数の電子放出電極共通
ライン16によって構成されている。また、図3に示す
ように、配線層12、13の各共通ライン15、16が
互いに一定幅を持って直交することにより、両共通ライ
ン15、16は所定の面積で基板11を挟んで重合して
おり、共通ライン15、16の重合する部分及びその間
の基板11には、その基板11の板厚方向に延在するよ
う複数の微細孔17が形成されている。そして、複数の
微細孔17のそれぞれの孔壁の一部又は全部に、電子を
放出する電子放出素子(後述する)が形成されている。
【0013】図4、図5に示すように、微細孔17に設
けられた個々の電子放出素子20は、基板11の貫通孔
11aに沿って電子放出電極共通ライン16から引出し
電極共通ライン15側に向かって突出した例えばアルミ
ニウム(Al)よりなる電子放出電極21と、電子放出
電極21を覆うように基板11の図中下面側に形成され
た例えばアルミナ(Al2O3)からなる絶縁層22と
、基板11の貫通孔11aに沿って引出し電極共通ライ
ン15から電子放出電極共通ライン16側に突出した例
えば金(Au)よりなる電子引出し電極23とを有して
おり、電子放出電極21と電子引出し電極23との間に
薄い(例えば厚さ10nm以下の)絶縁層22を介在さ
せた電子放出部25が、電気的に高抵抗な状態となり、
電子を放出するようになっている。なお、各図中におい
て、基板11、電極21、23及び絶縁層22等の境界
部分やコーナー部分がシャープに図示されているが、実
際はそれぞれがなだらかに変化するものとなる。 また、各電極21、23および絶縁層22は、微細孔1
7の孔壁の周方向の一部に形成されてもよい。
【0014】次に、その製造方法を説明する。まず、基
板11を作成する場合、詳細は図示しないが、アルミニ
ウム板を陽極とする酸性溶液中の電気分解でそのアルミ
ニウム板を陽極酸化し、所定膜厚(膜厚は1〜300μ
mの範囲で制御可能)の陽極酸化膜を形成する。この陽
極酸化処理の一例としては、例えば0.4M(モル)の
りん酸溶液を使用し、温度20℃で160Vの印加電圧
を加える処理があげられ、他の例として、例えば10%
の硫酸溶液を使用し、温度20℃で20Vの印加電圧を
加える処理があげられる。
【0015】次いで、電流回復法により所謂バリヤー層
を薄くした後、前記電気分解の極性を反転して電圧を徐
々に上げると、このとき発生する水素ガスの圧力により
陽極酸化膜がアルミニウム板の下層部(素地)から浮き
上がり、陽極酸化膜をその下層部から分離することが可
能になる。そして、この分離によって各微細孔がその底
部の脱落した孔11aとなり、複数の微細孔11aを有
する膜体としての基板11が得られる。次いで、上述の
ように、基板11をりん酸に浸して微細孔11aの孔径
を0.3μm程度に広げる。
【0016】次いで、この基板11を図6に示すように
角度θだけ傾けた状態で回転させ、基板11の一面側に
アルミニウム膜である引出し電極共通ライン15を成膜
するとともに、微細孔11aの孔壁の全周に、膜厚0.
05μm程度のアルミニウムの膜を蒸着によって形成し
、電子放出電極21を形成する。次いで、基板11をホ
ウ酸中に浸して10V以下で陽極酸化を行い、絶縁層2
2を形成する。 次いで、基板11を図6に示すように傾けた状態で回転
させ(上述のアルミニ膜形成時とは上下面を逆にする)
、基板11の他面側において微細孔11aの孔壁全周に
、膜厚8〜30nm程度のAuの膜を蒸着によって形成
し、電子引出し電極23を形成する。なお、前記それぞ
れの蒸着工程において、所定角度θだけ傾けた基板11
を回転させないようにすれば、微細孔17の孔壁の周方
向の一部に電子放出電極21又は電子引出し電極23を
形成することができる。また、任意の絶縁材からなる絶
縁基板に通常のフォトプロセスを行って微細孔17を穿
孔し、上述の態様とは異なる基板11を作成することも
できる。
【0017】このように本実施例においては、基板11
に形成された複数の微細孔17の孔壁に沿って電子放出
素子20が形成されるから、基板面のほとんどを配線に
使用することができ、高集積化が可能になる。また、基
板11が陽極酸化膜で構成されるから、その微細孔17
の孔径およびピッチが非常に小さくなって高集積化が可
能になるとともに、その製造コストも安価になる。さら
に、本実施例では、電子放出素子20の構造が、アルミ
ニウム、酸化アルミニウムおよび金からなるMIM型(
メタル・インシュレータ・メタル型)のものであるから
、従来のような電子放出部を作成するためのフォトプロ
セス(例えば、電子放出部以外にレジストを塗布してマ
スクキングするようなフォトプロセス)を必要とせず、
製造コストを低減させることができる。
【0018】図7〜図17は請求項1、2、4に係る本
発明の第2実施例を示す図である。なお、上述例の部材
と同一構成又はそれに相当する構成の部材については同
一符号を付してその構成の具体的説明を省略する。第2
実施例の電子放出素子集積基板は、図7、図8に示すよ
うに、基板11とその両面側に設けられた2つの配線層
32、33(全体を図示しないが、配線層12、13と
同様な形状のもの)を有している。前記2つのうち一方
の配線層32は、例えば金(Au)又はアルミニウム(
Al)から形成され、互いに平行に離間する複数の引出
し電極共通ライン35によって構成されている。また、
前記2つのうち他方の配線層33は、例えばタングステ
ンから形成され、引出し電極共通ライン35と直交し互
いに平行に離間する複数の電子放出電極共通ライン36
によって構成されている。さらに、両配線層の電極共通
ライン35、36が互いに一定幅を持って直交すること
により、両電極共通ライン35、36は所定の面積で基
板11を挟んで重合しており、共通ライン35、36の
重合する部分及びその間の基板11には、その基板11
の板厚方向に延在するよう複数の微細孔37が形成され
ている。そして、複数の微細孔37のそれぞれの孔壁の
一部に、平面的に形成され電子を放出する電子放出素子
(後述する)が形成されている。
【0019】図9、図10に示すように、微細孔37の
孔壁に沿って設けられた個々の電子放出素子40は、基
板11の貫通孔11aに沿って電子放出電極共通ライン
36から引出し電極共通ライン35側に向かって突出し
た突出部41aを有する例えばタングステンよりなる電
子放出電極41と、基板11の貫通孔11aに沿って引
出し電極共通ライン35から電子放出電極共通ライン3
6側に突出して部分的に電子放出口43aを形成する例
えば金(Au)又はアルミニウム(Al)よりなる電子
引出し電極43と、電子放出電極41および電子引出し
電極43を保持する例えばアルミナ(Al2O3)から
なる膜状の絶縁層42と、を有しており、この絶縁層4
2は基板11の孔壁そのものの一部として形成されてい
る。すなわち、この電子放出素子40は、図11に示す
ような公知の平面的電子放出構造を有する電子放出素子
を、図10に示すように丸めた構造になっており、電子
放出電極41及び電子引出し電極43が平面的なこの電
子放出素子40においては、基板11に対して垂直に電
子が放出される。なお、電子放出素子40の電子放出電
極41と電子引出し電極43とを、図12、13に示す
ようなパターン形状にすることもできる。
【0020】次に、その製造方法を説明する。まず、上
述例と同様にして基板11を作成し、基板11の微細孔
11aの孔径を例えば0.3μm程度に広げる。次いで
、この基板11を、図14に示すように角度θ1 だけ
傾け、その状態で仕事関数の低い金属(例えば、タング
ステン)を基板11の一面側から所定のパターンに蒸着
して基板11の一面側に電子放出電極共通ライン35を
形成するとともに、各貫通孔11aの一部に電子放出電
極41を形成する。次いで、基板11を反転させ、図1
5に示すように、基板11を角度θ2 だけ傾けた状態
で基板11を所定角度範囲(電子放出口43aの部分を
残す範囲)で回動させ、この状態で基板11の他面側か
ら金又はアルミニウムを蒸着し、基板11の他面側に電
子放出電極共通ライン36を形成するとともに、貫通孔
11aの他の一部に電子引出し電極43を形成する。 
 ここで他の一部とは、貫通孔11aの一部に既に成膜
している電子放出電極41上に電子引出し電極43の蒸
着金属が接触しないように(ショートが発生しないよう
に)するため、前記一部とは異なる一部であることを意
味しており、その所望位置に電子引出し電極43を形成
するために、蒸着工程において前記角度θ1 、θ2 
や基板11の回転方向の位置を注意深く設定する必要が
ある。図15においては、角度θ2 は図14の角度θ
1 より大きくなっており(θ2 >θ1 )、この場
合、図9に示すように電子引出し電極43の突出量(微
細孔37内における長さ)は電子放出電極41の突出量
より小さくなる。また、図16、図17に示すように、
蒸着工程における傾き角度θ1、θ2 の関係をθ1>
θ2 とし、両電極41、43の突出量の関係を前記と
は反対にすることもでき、このとき基板11を回転させ
ないで蒸着を行えば例えば図12、図13に示す電極パ
ターンとなる。
【0021】このように本実施例においては、基板11
に形成された複数の微細孔17の孔壁に沿って電子放出
素子40が形成され、基板11が陽極酸化膜で構成され
るから、第1実施例と同様な効果を得ることができる。 さらに、電子放出素子40が、平面的な電子放出電極4
1及び電子引出し電極43を丸めたような構造を有する
ものであるから、その構成がきわめて簡単なものになる
とともに、電子放出電極41と電子引出し電極43を蒸
着により形成することで、電子放出素子作成時に従来の
ようなフォトプロセスを無くすこともできるので、製造
コストも安価になる。
【0022】図18〜図20は請求項1、5に係る本発
明の第3実施例を示す図である。なお、上述例の部材と
同一構成又はそれに相当する構成の部材については同一
符号を付してその構成の具体的説明を省略する。第3実
施例の電子放出素子集積基板は、図18、図19に示す
ように、絶縁材、例えばセラミックスからなる基板51
と、この基板51の上下面に設けられた2つの配線層5
2、53(全体を図示しないが第1実施例の配線層12
、13と同様な形状のもの)とを有している。前記2つ
のうち一方の配線層52は、例えばアルミニウム(Al
)から形成され、互いに平行に離間する複数の引出し電
極共通ライン55によって構成されている。また、前記
2つのうち他方の配線層53は、例えばアルミニウム(
Al)から形成され、引出し電極共通ライン55と直交
し互いに平行に離間する複数の電子放出電極共通ライン
56によって構成されている。さらに、両配線層の電極
共通ライン55、56が互いに一定幅を持って直交する
ことにより、両電極共通ライン55、56は所定の面積
で基板51を挟んで重合しており、この範囲において基
板51と電子放出電極共通ライン56との間にカーボン
層58が形成され、電極共通ライン55、56の重合す
る部分及びその間の基板51及びカーボン層58には、
その基板51の板厚方向に延在するよう複数の微細孔5
7が形成されている。そして、複数の微細孔57のそれ
ぞれの孔壁の一部又は全部に、電子を放出する電子放出
素子60が形成されている。
【0023】微細孔57の孔壁に沿って設けられた個々
の電子放出素子60は、基板51の貫通孔51aに沿っ
て電子放出電極共通ライン56から引出し電極共通ライ
ン55側に向かって突出した例えばアルミニウム(Al
)からなる電子放出電極61と、基板51の貫通孔11
aに沿って引出し電極共通ライン55から電子放出電極
共通ライン56側に突出した例えばアルミニウム(Al
)からなる電子引出し電極63と、カーボン層58から
電子放出電極61よりも引出し電極共通ライン55側に
突出してフォーミング(加熱処理)され、電子引出し電
極63の突出端部の下層部に入り込んだ伝導層62と、
を有している。すなわち、この電子放出素子40は、図
20に示すような公知の表面伝導型電子放出素子と同様
な構造を有しており、この電子放出素子40においては
、伝導層62上で両電極61、63が近接した電子放出
部65において電子が放出される。
【0024】次に、その製造方法を説明する。まず、セ
ラミックスからなる基板51を作成する場合、所定寸法
に成形されたセラミックスの板を準備し、この板にレー
ザー加工により所定ピッチ毎に所定孔径の微細な孔51
aを穿孔加工する。次いで、この基板51を、上述例と
同様に所定角度だけ傾け、その状態で基板51の一面側
からカーボンを蒸着あるいはスパッタリングして、基板
51の一面側にカーボン層58及び伝導層62に対応す
るカーボン層を形成する。次いで、基板51の傾き角度
を大きくし、カーボン層58の上にアルミニウム(Al
)を蒸着(或はスパッタ)して電子放出電極共通ライン
56を形成するとともに、孔51aの一部に電子放出電
極61を形成する。次いで、基板51の上下面を反転さ
せ、基板51を傾けた状態で基板51の他面側からアル
ミニウム(Al)を蒸着し、基板51の他面側に引出し
電極共通ライン55を形成するとともに、孔51aの他
の一部に電子引出し電極63を形成する。ここで他の一
部とは、貫通孔51aの一部に既に成膜している電子放
出電極61上に電子引出し電極63の蒸着金属が接触し
ないように(ショートが発生しないように)するため、
前記一部とは異なる一部であることを意味しており、そ
の所望位置に電子引出し電極63を形成するために、蒸
着工程において前記傾き角度や基板51の回転方向の位
置を注意深く設定する必要がある。次いで、フォーミン
グ(加熱処理)を行ない伝導層62を形成すると、電子
放出部65ができあがる。
【0025】このように本実施例においては、基板51
に形成された複数の微細孔57の孔壁に沿って電子放出
素子60が形成され、基板面のほとんどを配線に使用す
ることができ、電子放出素子集積基板の高集積化が可能
になる。また、微細孔57の孔壁に沿って形成される電
子放出素子60が表面伝導型のものであるから、上述の
ような簡単な成膜工程だけで微細孔57の孔壁に沿って
その電子放出素子60を容易に形成することができ、製
造コストも安価になる。
【0026】図21〜図24は請求項1、2、6に係る
本発明の第4実施例を示す図である。なお、上述例の部
材と同一構成又はそれに相当する構成の部材については
同一符号を付してその構成の具体的説明を省略する。第
4実施例の電子放出素子集積基板は、図21に示すよう
に、陽極酸化膜である基板11(貫通孔11aの拡径処
理はされていなくともよい)と、この基板11の両面側
に設けられた2つの配線層72、73(全体を図示しな
いが第1実施例の配線層12、13と同様な形状のもの
)とを有している。配線層72は、金(Au)から形成
され、互いに平行に離間する複数の引出し電極共通ライ
ン75によって構成されている。配線層73は、例えば
金(Au)から形成され、配線12と直交し互いに平行
に離間する複数の電子放出電極共通ライン76によって
構成されている。また、両配線層の電極共通ライン75
、76が互いに一定幅を持って直交することにより、両
共通ライン75、76は所定の面積で基板11を挟んで
重合しており、共通ライン75、76の重合する部分及
びその間の基板11には、その基板11の板厚方向に延
在するよう複数の微細孔77が形成されている。そして
、複数の微細孔77のそれぞれの孔壁の一部又は全部に
、電子を放出する電子放出素子80が形成されている。
【0027】微細孔77に設けられた個々の電子放出素
子80は、基板11の貫通孔11aに沿って電子放出電
極共通ライン76から引出し電極共通ライン75側に向
かって突出した例えば金(Au)よりなる円錐状の電子
放出電極81と、基板11の貫通孔11aに沿って引出
し電極共通ライン75から電子放出電極共通ライン76
側に突出して電子放出電極81に近接する例えば金(A
u)よりなる電子引出し電極83と、を有している。そ
して、電子放出電極81と電子引出し電極83との間に
所定の印加電圧が加わるとき、電界放出(冷陰極放電)
により電子が放出される。
【0028】次に、その製造方法を説明する。まず、図
22(a)に示すように、第1実施例と同様にして複数
の貫通孔11aを有する基板11を作成する。この作成
工程は、第1実施例での貫通孔11aの孔径拡径処理は
含まない。次いで、図22(b)に示すように、基板1
1の一面側に金(Au)をスパッタリングにより膜付け
して電子放出電極共通ライン76を形成する。次いで、
図22(c)に示すように、この膜付けした電子放出電
極共通ライン76を陰極とする電界析出により貫通孔1
1a内に金(Au)を充填する。この電界析出の条件は
、例えば電流密度0.1〜15A/dm2 、浴温40
〜70℃、時間10〜120分とすることができる。次
いで、図23に示すように、基板11を所定角度θ11
(例えばθ11=10゜〜45゜)だけ傾けた状態で基
板11を回転させ、この状態で基板11の他面側からイ
オンビームエッチングあるいはイオンビームミリングを
し、図22(d)に示すような先端が鋭い円錐状の電子
放出電極81を形成する。なお、このとき、貫通孔11
aが形成された基板11自体がマスクとして機能する。 次いで、図24に示すように、前記イオンビームエッチ
ングあるいはイオンビームミリング工程での基板11の
傾きより更に大きな傾き角度θ12をつけて基板11を
回転させ、その状態で基板11の他面側から金(Au)
を蒸着すると、基板11の他面側に引出し電極共通ライ
ン75が形成されるとともに、貫通孔11aの一部に電
子引出し電極83が形成される(図21参照)。なお、
この蒸着工程で前記イオンビームエッチング工程より基
板11の傾き角を大きくするのは、貫通孔11a内に既
に形成されている電子放出電極81に電子引出し電極8
3の蒸着金属が接触しないように(ショートが発生しな
いように)するためである。
【0029】このように本実施例においては、基板11
に形成された複数の微細孔17の孔壁に沿って電子引出
し電極83を有する電子放出素子80が形成されて多数
の電子放出素子80が3次元的に配設され、さらに、基
板11が陽極酸化膜で構成されるから、第1実施例と同
様な効果を得ることができる。さらに、電子放出素子8
0が、円錐状の電子放出電極81とこれに近接するよう
微細孔77の孔壁に沿って形成された電子引出し電極8
3とを有するから、その電子放出素子80の作成に際し
て従来のようなフォトプロセスを無くすことができ、製
造コストが安価になる。
【0030】図25は請求項1〜3及び7に係る本発明
の第5実施例を示す図である。なお、上述例の部材と同
一構成又はそれに相当する構成の部材については同一符
号を付してその構成の具体的説明を省略する。第5実施
例の電子放出素子集積基板は、図25に示すように、絶
縁材、例えば酸化アルミニウム(Al2O3)からなる
陽極酸化膜としての基板91と、この基板91の上下面
に設けられた2つの配線層92、93(全体は図示して
いない)を有している。配線層92は、例えば金(Au
)から形成され、引出し電極共通ラインとなっている。 配線層13は、例えばアルミニウム(Al)から形成さ
れ、電子放出電極共通ラインとなっている。また、基板
91には複数の有底の微細孔97が形成されており、そ
れらの微細孔97には配線層93から配線層92に向か
い突出した針状の電子放出電極101 が充填されてい
る。そして、複数の微細孔97のそれぞれの孔壁の全部
に、電子を放出する電子放出素子100 が形成されて
いる。
【0031】電子放出素子100 は、基板91の微細
孔97に沿い配線層93側から配線層92側に向かって
突出した例えばアルミニウム(Al)よりなる針状の電
子放出電極101 と、基板91の微細孔97の底壁部
97aに沿って設けられた例えば金(Au)よりなる電
子引出し電極103とを有しており、両電極101、1
03の間に薄い絶縁層として底壁部97aを介在させた
電子放出部が構成されている。すなわち、本実施例の電
子放出素子100 は、MIM型(メタル・インシュレ
ータ・メタル型)の電子放出素子であるとともに、その
各層101 、91(97a)、103 が微細孔97
の延在方向に隣接するものであり、それによって微細孔
97の孔壁に沿う電子放出素子100 が構成されてい
る。なお、陽極酸化膜のような多数の微細孔97を有す
る絶縁基板91に、複数の電子放出電極101 の群を
選択的に埋め込み、その埋め込み領域の外周部を1つの
微細孔と考えることもできる。
【0032】次に、その製造方法を説明する。まず、基
板91を作成する場合、詳細は図示しないが、厚さ10
〜100μmのアルミニウム基板を10%の硫酸溶液中
で印加電圧20Vにて陽極酸化する。次いで、この基板
を硫酸溶液中に5〜60分放置して微細孔97の孔底部
を(特に内側から)薄くすし、この基板をホウ酸中に浸
し10V以下で陽極酸化を行って絶縁層としての微細孔
97の孔底部の膜厚さを10nm程度とする。次いで、
微細孔97の開口側からアルミニウム(Al)をスパッ
タし、微細孔97に沿ってアルミニウムからなる針状の
電子放出電極101 を形成する。このとき、微細孔9
7の底部がほぼ半球状であることから、電子放出電極1
01の先端形状が半径50nm以下の半球状になり、電
荷の集中し易い形状になる。次いで、基板91の微細孔
97の開口部側の面をガラスに接着し、塩酸溶液にて微
細孔97の孔底部側のアルミニウムを除去した後、孔底
部97aに金(Au)の膜を8〜30nmの膜厚に成膜
すると、MIM型の電子放出素子100 ができあがる
【0033】このように、本実施例においては、基板1
1に形成された複数の微細孔97の孔壁に沿って電子放
出電極101が形成され、多数の電子放出素子100が
3次元的に配設され、さらに、基板11が陽極酸化膜で
構成されるから、第1実施例と同様な効果を得ることが
できる。さらに、電子放出素子100の電子放出電極1
01が針状に構成されるから、電界が集中し易く、放電
効率の高い電子放出素子となる。
【0034】なお、電子放出電極101 は、配線層9
3と同じアルミニウムからなるものとしたが、他の金属
、例えばニッケル(Ni)によって形成することができ
、その場合配線層93を金(Au)等から形成すること
もできる。そして、その場合の製造方法としては、厚さ
10〜100μmのアルミニウム基板を10%の硫酸溶
液中で印加電圧20Vにて陽極酸化し、次いで、この基
板を硫酸溶液中に5〜60分放置して微細孔97の孔底
部を(特に内側から)薄くすし、電界析出により微細孔
97内にニッケル(Ni)を充填した後、微細孔97の
開口側から金(又はアルミニウム)をスパッタして、フ
ォトプロセスにより所定のパターンを形成し、次いで、
基板91の微細孔開口側の面をガラスに接着し、微細孔
97の孔底部側のアルミニウム及びその陽極酸化された
アルミナの一部をりん酸溶液で除去し、次いで、新しく
CVDにより10nm程度のアルミナの絶縁膜部(孔底
部97a)を形成し、その絶縁膜上に金(Au)の膜を
成膜して電子引出し電極103 を形成する。また、C
VDに代えてスパッタを採用し、そのスパッタ膜をほう
酸中で陽極酸化してバリヤー層を形成することもできる
【0035】図26、図27は請求項1、2、8に係る
本発明の第6実施例を示す図である。なお、上述例の部
材と同一構成又はそれに相当する構成の部材については
同一符号を付してその構成の具体的説明を省略する。第
6実施例の電子放出素子集積基板は、図26、図27に
示すように、基板11とその両面側に設けられた2つの
配線層112、113(全体を図示しないが、第1実施
例の配線層12、13と同様な形状のもの)を有してい
る。配線層112 は、例えば金(Au)又はアルミニ
ウム(Al)から形成され、互いに平行に離間する複数
の引出し電極共通ライン115 によって構成されてい
る。また、配線層113 は、例えばタングステンから
形成され、引出し電極共通ライン115 と直交し互い
に平行に離間する複数の電子放出電極共通ライン116
 によって構成されている。さらに、両配線層の電極共
通ライン115 、116 が互いに一定幅を持って直
交することにより、両電極共通ライン115 、116
 は所定の面積で基板11を挟んで重合しており、電極
共通ライン115 、116の重合する部分及びその間
の基板11には、その基板11の板厚方向に延在するよ
う複数の微細孔117 が形成されている。そして、複
数の微細孔117 のそれぞれの孔壁の一部に、平面的
に形成され電子を放出する電子放出素子120  が形
成されている。
【0036】微細孔117の孔壁に沿って設けられた個
々の電子放出素子120は、基板11の貫通孔11aに
沿って電子放出電極共通ライン116から引出し電極共
通ライン115側に向かって突出するパターン状に形成
された例えばタングステンよりなる電子放出電極121
と、基板11の微細孔117の孔壁を形成する引出し電
極共通ライン115 の一部としての電子引出し電極1
23と、を有している。
【0037】次に、その製造方法を説明する。まず、上
述例と同様にして基板11を作成し、基板11の微細孔
11aの孔径を例えば0.3μm程度に広げる。次いで
、この基板11を、図14に示すように角度θ1だけ傾
け、その状態で仕事関数の低い金属(例えば、タングス
テン)を基板11の一面側から蒸着して基板11の一面
側に電子放出電極共通ライン116を形成するとともに
、各貫通孔11aの一部に電子放出電極121を形成す
る。次いで、基板11を反転させ、基板11を傾けない
で基板11の他面側からアルミニウム等の金属をスパッ
タリングし、引出し電極共通ライン115を形成した後
、その電極面をドライフィルムレジスト又はマスキング
テープ等で覆い、貫通孔11aの孔壁端部に対応する不
要アルミニウムを除去して電子引出し電極123を形成
する。
【0038】このように本実施例においては、基板11
に形成された複数の微細孔117の孔壁に沿って電子放
出素子120が形成され、基板11が陽極酸化膜で構成
されるから、上述例と同様な効果を得ることができる。 さらに、電子放出素子120は、基板11の微細孔11
7の孔壁に沿って電子放出電極121がパターン状(所
定形状の膜状)に形成されるから、電極121、123
の構成がきわめて簡単なものになり、製造コストも安価
になる。
【0039】図28は請求項1〜3、6に係る本発明の
第7実施例を示す図である。なお、上述例の部材と同一
構成又はそれに相当する構成の部材については同一符号
を付してその構成の具体的説明を省略する。第7実施例
の電子放出素子集積基板は、図28に示すように、絶縁
材、例えば酸化アルミニウム(Al2O3)からなる陽
極酸化膜としての基板131と、この基板131の上下
面に設けられた2つの配線層132、133(全体は図
示していない)を有している。配線層132は、例えば
金(Au)から形成され、引出し電極共通ラインとなっ
ている。配線層133は、例えばアルミニウム(Al)
から形成され、電子放出電極共通ラインとなっている。 また、基板131及び配線層132、133には複数の
有底の微細孔137が形成されており、複数の微細孔1
37のそれぞれの孔壁の全部に、電子放出素子150 
が形成されている。
【0040】この電子放出素子150 は、基板131
の微細孔137の底壁部137aに沿って設けられた例
えばアルミニウム(Al)からなる電子放出電極151
と、基板131の微細孔137の孔壁に沿い配線層13
2側から配線層133側に向かって突出した金(Au)
よりなる電子引出し電極153とを有しており、両電極
151、153の間に薄い絶縁層として底壁部137a
を介在させた電子放出部155が構成されている。すな
わち、本実施例の電子放出素子150 は、MIM型(
メタル・インシュレータ・メタル型)の電子放出素子で
あるとともに、その各層151 、131(137a)
、153 が微細孔137の延在方向に隣接するもので
あり、それによって微細孔137の孔壁に沿う電子放出
素子150 が構成されている。
【0041】次に、その製造方法を説明する。まず、基
板131を作成する場合、詳細は図示しないが、厚さ1
0〜100μmのアルミニウム基板を10%の硫酸溶液
中で印加電圧20Vにて陽極酸化する。次いで、この基
板を硫酸溶液中に5〜60分放置して微細孔137の孔
底部を(特に内側から)薄くすし、この基板をホウ酸中
に浸し10V以下で陽極酸化を行って絶縁層としての微
細孔137の孔底部の膜厚さを10nm程度とする。次
いで、微細孔137の開口側から金(Au)をスパッタ
し、微細孔137に沿って金からなる電子引出し電極1
53を形成する。次いで、基板131の微細孔137の
開口部側の面をガラスに接着し、塩酸溶液にて微細孔1
37の孔底部側のアルミニウムを除去した後、孔底部1
37aにアルミニウム(Al)の膜を所定の膜厚に成膜
すると、MIM型の電子放出素子150 ができあがる
【0042】このように、本実施例においては、基板1
1に形成された複数の微細孔137の孔壁に沿って電子
放出電極101が形成され、多数の電子放出素子150
が3次元的に配設され、さらに、基板11が陽極酸化膜
で構成されるから、上述例と同様な効果を得ることがで
きる。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、基板の微
細孔の孔壁に沿って電子放出素子が形成されるので、基
板面のほとんどを配線に使用することができ、電子放出
素子集積基板の高集積化を実現することができる。請求
項2記載の発明によれば、基板が陽極酸化膜で構成され
るので、その微細孔の孔径およびピッチが非常に小さく
なって大幅な高集積化を達成することができるとともに
、その基板製造コストを低減させることができる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、微細孔の孔
壁に沿って形成される前記電子放出素子がM・I・M型
のものであるので、その電子放出素子の作成にフォトプ
ロセスを必要とせず、その製造コストを低減させること
ができる。請求項4記載の発明によれば、電子放出素子
が平面的な電子放出電極と引出し電極とを有するので、
その構成をきわめて簡単なものにするとともに、製造コ
ストもより低減させることができる。
【0045】請求項5記載の発明によれば、微細孔の孔
壁に沿って形成される電子放出素子が表面伝導型である
ので、微細孔の孔壁にその電子放出素子を容易に形成す
ることができる。請求項6記載の発明によれば、微細孔
の孔壁に沿って形成される前記電子放出素子孔壁に沿う
引出し電極と該電極に近接する円錐状の電子放出電極と
を有するので、その電子放出素子の作成にフォトプロセ
スを必要とせず、製造コストを低減させることができる
【0046】請求項7記載の発明によれば、電子放出素
子の電子放出電極が針状に構成されるので、電界が集中
し易く、放電効率の高い電子放出素子を実現することが
できる。請求項8記載の発明によれば、前記基板の微細
孔の孔壁に沿って電子放出電極をパターン状に形成して
いるので、その電極の構成をきわめて簡単なものにして
製造コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子放出素子集積基板の第1実施例の
概略構成を示す斜視図である。
【図2】第1実施例の電極共通ラインを示す斜視図であ
る。
【図3】第1実施例の部分拡大斜視図である。
【図4】第1実施例の部分拡大断面図である。
【図5】第1実施例の電子放出素子を示す拡大斜視図で
ある。
【図6】第1実施例の電子放出素子の電極を形成する工
程の説明図である。
【図7】本発明の電子放出素子集積基板の第2実施例を
示す図であり、その電子放出電極側を上面とする要部拡
大斜視図である。
【図8】その電子引出し電極側を上面とする第2実施例
の要部拡大斜視図である。
【図9】第2実施例の微細孔の孔内透視図である。
【図10】第2実施例の孔壁に設けられる平面的な電子
放出素子の一態様を示す斜視図である。
【図11】その平面的な電子放出素子の動作原理図であ
る。
【図12】第2実施例の孔壁に設けられる平面的な電子
放出素子の他の態様を示すその微細孔の孔壁の概略斜視
図である。
【図13】その孔壁に設けられる平面的な電子放出素子
の電極形状を示す図である。
【図14】図10に示す電子放出素子の電子放出電極を
形成する工程の説明図である。
【図15】図10に示す電子放出素子の電子引出し電極
を形成する工程の説明図である。
【図16】図12、図13に示す電子放出素子の電子放
出電極を形成する工程の説明図である。
【図17】図12、図13に示す電子放出素子の電子引
出し電極を形成する工程の説明図である。
【図18】本発明の電子放出素子集積基板の第3実施例
の要部拡大斜視図である。
【図19】第3実施例の電子放出素子の拡大断面図であ
る。
【図20】その電子放出素子の動作原理図である。
【図21】本発明の電子放出素子集積基板の第4実施例
の要部拡大断面図である。
【図22】第4実施例の基板の微細孔内に電子放出電極
を形成するための金属を埋め込むまでの工程説明図であ
る。
【図23】その埋め込み金属から電子放出電極を形成す
る工程の説明図である。
【図24】第4実施例の電子引出し電極を形成する工程
の説明図である。
【図25】本発明の電子放出素子集積基板の第5実施例
の要部拡大断面図である。
【図26】本発明の電子放出素子集積基板の第6実施例
の要部拡大断面図である。
【図27】第6実施例の電子放出素子集積基板の要部拡
大斜視図である。
【図28】本発明の電子放出素子集積基板の第7実施例
の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
11、51、91、131    基板17、37、5
7、97、117、137    微細孔20、40、
60、80、100、120、150    電子放出
素子21、151    電子放出電極(メタル層)2
2、131    絶縁層(絶縁層)23、153  
  電子引出し電極(メタル層)41    平面的な
電子放出電極 43    平面的な電子引出し電極 81    円錐状の電子放出電極 83    孔壁に沿う電子引出し電極101    
針状の電子放出電極

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板厚方向に延在する複数の微細孔を有する
    基板を備え、該基板の微細孔の孔壁に沿って電子放出素
    子を形成したことを特徴とする電子放出素子集積基板。
  2. 【請求項2】前記基板が、陽極酸化処理によって複数の
    微細孔が形成された膜体からなることを特徴とする請求
    項1記載の電子放出素子集積基板。
  3. 【請求項3】前記電子放出素子が、メタル・インシュレ
    ータ・メタル型のものであることを特徴とする請求項1
    又は2記載の電子放出素子集積基板。
  4. 【請求項4】前記電子放出素子が、平面的な電子放出電
    極と引出し電極とを有することを特徴とする請求項1又
    は2記載の電子放出素子集積基板。
  5. 【請求項5】前記電子放出素子が表面伝導型のものであ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の電子放出素子
    集積基板。
  6. 【請求項6】前記電子放出素子が、微細孔の孔壁に沿う
    引出し電極と、該電極に近接する円錐状の電子放出電極
    と、を有することを特徴とする請求項1又は2記載の電
    子放出素子集積基板。
  7. 【請求項7】前記電子放出素子が、針状の電子放出素子
    を有することを特徴とする請求項1又は2記載の電子放
    出素子集積基板。
  8. 【請求項8】前記基板の微細孔の孔壁に、電子放出電極
    がパターン状に形成されたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の電子放出素子集積基板。
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