JPH04256637A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH04256637A
JPH04256637A JP3017742A JP1774291A JPH04256637A JP H04256637 A JPH04256637 A JP H04256637A JP 3017742 A JP3017742 A JP 3017742A JP 1774291 A JP1774291 A JP 1774291A JP H04256637 A JPH04256637 A JP H04256637A
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tray
paper
ats
trays
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Junichi Yamaguchi
淳一 山口
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミリ
、プリンタ等の画像記録装置における自動トレイ切り替
え方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の画像記録装置において
は、現在使用しているトレイが紙無しの状態になったと
きに、これまで使用していたトレイに収納されていた用
紙サイズと同一サイズの用紙を収納しているトレイに切
り替えてコピー処理を続行する自動トレイ切り替え機能
(ATS)が設けられており、これによって、一つのト
レイが紙無しになった場合においても、同一サイズの用
紙を収納しているトレイが存在する場合にはコピー処理
を続行することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものにおいてはレディ(ready)状態にあるトレイ
のみがATSの対象となっているために、リフトアップ
中のトレイは選択されず、トレイ切り替えに時間を要し
、ユーザに不安感、不信感を抱かせる場合があった。即
ち、現在使用しているトレイの用紙残量が少なくなった
場合に使用していないトレイに用紙を補給することがで
きるが、近年ではトレイはエレベータトレイが採用され
ているために、用紙が補給されてからエレベータがリフ
トアップするまでにはある時間を要する。そして、リフ
トアップが完了するまでは当該トレイはノットレディ(
not ready)状態になされているので、使用中
のトレイが紙無しになり、本来ならATSにより選択さ
れるべきトレイであっても当該トレイがリフトアップ中
である場合には、当該トレイは選択されず、コピー動作
が停止してしまうものであった。これをユーザ側から見
た場合には同じサイズの用紙が収納されているトレイが
あるにも拘らずATSが機能しないことになり、誤操作
の不安感を抱くことになり、引いては当該画像記録装置
に対する不信感を抱かせる可能性があった。
【0004】また、近年では容量との関係でトレイに使
用する優先順位を設けたり、特殊な用紙を収納するトレ
イを通常のコピー作業には使用できないようにする機能
(以下、この機能を禁止トレイと称す)が要求されてい
る。後者の禁止トレイについては次のようである。コピ
ーに用いられる用紙としては、通常のコピー用紙の外に
カラーペーパー、所定のロゴが印刷された用紙、トレー
シングペーパー等種々の用紙が用いられる場合があるが
、このような特殊な用紙は特定の目的だけに使用される
もので、通常のコピー時には使用できないようにしてお
く必要があり、これを達成するのが禁止トレイ機能であ
る。
【0005】このような従来にない新たな機能を設けた
場合には、ATS機能としては、これらの優先順位、禁
止トレイをも考慮して最適なトレイ選択を行うことが要
求され、従来のものでは到底対応できないものであった
【0006】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、用紙補給というユーザのアクションに対して即座
に応答できると共に、トレイの優先順位、禁止トレイを
も考慮して最適なトレイを選択できる画像記録装置の自
動トレイ切り替え方式を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】まず、用紙補給
というユーザのアクションに対して即座に応答するため
には、リフトアップ中であってもATSにより当該トレ
イを選択すればよく、これは例えばトレイのサイズスイ
ッチの位置を検出することで行うことができる。これに
よって「リフトアップ中」等のメッセージを表示できる
ので、従来のようにユーザに不安感を抱かせることを回
避することができる。
【0008】また、これまで使用していた用紙サイズと
同一サイズの用紙を収納しているトレイが複数ある場合
には、優先順位の高い順に選択するのがよいことは当然
であり、更に選択したトレイが禁止トレイとして設定さ
れている場合には当該トレイは無効とするのがよい。な
ぜなら、禁止トレイは、ユーザが禁止トレイに設定され
ていることを知り、それにも拘らず使用するというユー
ザの確固とした意図が確認された場合に限り使用できる
ようにすべきであり、ATSのようにユーザの意図が反
映されない場合には使用できないようにすべきだからで
ある。
【0009】以上の観点に基づいて、本発明の画像記録
装置の自動トレイ切り替え方式は、用紙検出部71、ト
レイ検出部72、選択トレイ決定/状態検出制御部73
及びタイマー74を備える。
【0010】用紙検出部71は、使用中のトレイの用紙
が無くなり、ATS処理を開始するとIOT54からト
レイ情報を取り込んで、これまで使用していた用紙サイ
ズをトレイ検出部72に通知する。トレイ検出部72は
、用紙検出部71から通知された用紙サイズとトレイ情
報とから同じサイズの用紙を実際に収納している全ての
トレイを選択し、選択された全てのトレイに関して、リ
フトアップ中、優先順位の状態に応じてトレイの状態値
を求め、状態値が最小のトレイを選択する。この際、選
択されたトレイが禁止トレイに設定されていた場合には
ATS対象外として除かれる。選択トレイ決定/状態検
出制御部73は、トレイ検出部72から通知された当該
トレイの番号及びその状態値に基づいて、トレイのLE
Dの点灯要求及びメッセージ表示の要求を行う。
【0011】タイマー74はトレイ検出部72から出力
された検出結果がリフトアップ中の場合に、検出結果が
出力されてから所定時間、例えば数100 msec経
過した後に再度用紙検出部71を起動させるものであり
、これによって優先順位等のトレイ状態を考慮して最終
的に選択されたトレイがリフトアップ中である場合には
一定時間経過後再度最適なトレイの探索が行われること
になる。
【0012】以上のように、本発明によれば短時間に最
適なトレイに切り替えることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明する。なお、以下の実施例では画像記録装置の例とし
て複写機を取り上げるが、本発明は複写機に限らず画像
記録装置一般に適用できるものであることは当然である
【0014】図1は本発明に係る画像記録装置の自動ト
レイ切り替え方式を適用した複写機の外観を示す斜視図
であり、ベースマシン1に両面自動原稿送り装置(DA
DF)2,ソータ3が取付けられており、このベースマ
シン1はコンソールパネル4によって設定されたジョブ
に応じて付属装置を含む機構部を制御し、DADF2で
送られた原稿から読み取った画像情報を基にトレイ5か
ら供給される指定サイズの用紙に対して画像処理を施し
た後、排紙処理を実行すると共に、ソータ3において画
像処理された用紙の仕分けを行うように構成されている
【0015】図2は本複写機の用紙搬送系の概略構成を
示す図であり、複写機内には、感光ドラム7が配置され
ており、感光ドラム7の外周面には感光体8が層状に形
成されている。感光ドラム7は矢印方向に回転するよう
に駆動装置(図示せず)に連結されている。感光ドラム
7の外周には、チャージコロトロン9、現像器11,1
2、転写コロトロン13およびクリーニング装置15が
配置されている。
【0016】感光ドラム7が矢印方向に回転するにつれ
て、感光体8がチャージコロトロン9によって一様に帯
電された後、露光箇所16で光の照射を受け静電潜像が
形成される。露光箇所16には、複写機の上面に配置さ
れたプラテンガラス17上に載置された図示しない原稿
の光像が入射されるようになっている。このために、露
光ランプ19と、これによって照明された原稿面の反射
光を伝達する複数のミラー20および光学レンズ21と
が配置されており、このうち所定のものは原稿の読み取
りのためにスキャンされるようになっている。静電潜像
が形成された感光体8は、その後現像器で現像される。 ここで感光体8上に形成されたトナー像は、転写コロト
ロン13により用紙上に転写され、ヒートロール23と
プレッシャロール24の間で熱定着されて搬出される。 一方、感光体8はクリーニング装置15によりクリーニ
ングされ再使用に供される。
【0017】一方、複写機に配置されている供給トレイ
25に収容されている用紙27あるいは手差しトレイ2
8に沿って手差しで送り込まれる用紙27は、送りロー
ル29あるいは31によって送り出され、搬送ロール3
2に案内されて感光ドラム7と転写コロトロン13の間
を通過する。このとき、トナー像が用紙27上に転写さ
れる。転写後の用紙27はヒートロール23およびプレ
ッシャロール24の間を通過して熱定着される。そして
、搬送ロール32の間を通過して搬出トレイであるソー
タ3に搬出される。
【0018】なお、中間トレイ33は両面または多重コ
ピーするときに用いられるものである。
【0019】図3は電気系のハードウェア構成を示す図
である。ユーザインタフェース(UI)50はコンパネ
4にあるボタンの操作による設定/入力されたデータ処
理を実行し、本機システムを管理するMAINPWBA
(以下、MAIN系と称す)に入力データを送ると共に
、ユーザへの表示を行う。
【0020】DADFコントローラ51は、原稿の両面
から画情報を読み取るために、この読み取りタイミング
に合わせて原稿をプラテンガラス上に搬送するための制
御を行う。
【0021】光学的読取り装置(OPT)コントローラ
52は、プラテンガラス上に搬送された原稿からユーザ
が指定した画情報の光学的な読取り制御を行う。即ち、
DADFは原稿の一方の面がプラテンガラスに向き合う
ような状態でこれを搬送する。そしてOPTが動作して
1回目の露光を行う。次いで、DADFは露光終了後の
原稿を装置内にあるトレイに戻す際にその表裏を逆転さ
せる。これによりこの原稿が再度送り出された場合には
先の露光面と逆の面が露光されるように原稿送り機構部
および光学系の制御を行う。ベースマシンでは両面コピ
ーの指令により用紙の搬送制御および両面トレイの駆動
制御が行われる。
【0022】帯電除去装置(ISIL)コントローラ5
3は、原稿の画情報から不要な部分を消し込む処理,原
稿の周辺を消す枠消し処理,原稿の画情報の中からの特
定情報描出などの編集処理の制御を行う。
【0023】画像記録装置(IOT)コントローラ54
は、原稿から読み取られた画情報を基に画像処理を実行
する際に、用紙搬送制御,紙づまり検知および現像プロ
セス制御を管理する。
【0024】特定トレイ(DDM/TRAY[X])コ
ントローラ55は、IOTからの両面画像処理に関する
指令に基づいて片面の画像処理が既に行われている用紙
を反転させて背面に画像処理を施すために、次の現像タ
イミングまで一時待機させるように両面トレイを制御し
たり、またIOTからの特別トレイ動作指令により、他
のトレイとは別に取り扱われる特別トレイ[X]、例え
ば最下段トレイ(トレイ4)の制御を行う。これは、D
DMを使用しないユーザに対して、DDMを取り外して
トレイとして使用できるようにするためである。従って
DDM及びトレイ4に関する情報は特定トレイコントロ
ーラ55から通信によりIOT54に通知されることに
なる。
【0025】ビンソータコントローラ56は、例えば2
0ビンソータをIOTからの仕分け指令により駆動し、
ベースマシンから搬出される画像処理後の用紙を指定さ
れたビンに貯えるための制御を行う。
【0026】スティプルソータコントローラ57は、I
OTからの綴じ込み仕分け指令によりビンに貯えられた
用紙を丁合した後にスティプルで綴じるための制御を行
う。ライトレンズマネジャー(LLM)58は、システ
ムの全体を統括管理しており、主に原稿の画像処理と用
紙の搬送を時間的に一致させるためのシステムタイミン
グ制御やユーザが設定するコピーモードなどのジョブ管
理を行う。
【0027】シリアルデータ通信プロセッサ(SCP)
59は、UI,DADF,OPTおよびISILとのデ
ータの送受をシリアル通信で行うと共に、LLMとの間
のデータをパラレル通信によりやり取りするためのデー
タ処理を行う。
【0028】特にSCPとLLMとのデータのやり取り
は、SCPに内蔵されているデュアルポートRAMを通
して行われる。すなわち、LLMは自分のアドレスマッ
プ上に割り付けられたSCPのRAMをリード/ライト
し、このRAMをSCPがリード/ライトすることで情
報の伝達を行っている。
【0029】上記のハードウェアは各機能ごとに独立し
たCPUを備え、このCPUと周辺LSIにより電気回
路基板(PWBA)が構成されている。
【0030】ここで、LLM,SCPおよびIOTはベ
ースマシンの制御系の中枢を成すもので、各機能を分担
するCPUと周辺LSIによりMAIN系を構成してい
る。図4はコンソールパネル(以下、コンパネと称す)
を示す図であり、コンパネ4には、用紙サイズ,倍率,
複写枚数などの設定/入力,スタート,ストップ,割込
み,設定確認などの操作を行うためのハードキーとして
のボタンと液晶表示装置を使用したLCD画面上に表示
される機能に対応して表示部分に設けられたタッチキー
としてのボタンを備えている。またコンパネ4にはハー
ドキーを操作したときの選択や設定の状態がランプなど
により表示されている。なお、これらの機能については
周知であるので必要のある場合にのみ説明することにす
る。
【0031】LCD画面45は、320×200dot
(1dot=0.33×0.33 mm)の画素を有し
、この画素により構成されるLCD画面内にタッチパネ
ルが配置されている。このタッチパネルは、10×7t
ile(1tile=32×24 dot)により構成
されている。
【0032】次にトレイの優先順位及び禁止トレイの設
定について説明する。図5はLCD画面45に表示され
る初期画面の例であり、基本、応用、専門の3種類の機
能が設けられている。
【0033】基本ボタン200は、オペレータが基本コ
ピーに必要な機能を選択するためのボタンであり、応用
ボタン300は、単色カラー、とじしろ、わく消し、ペ
ージ連写、OHP合紙、応用原稿送り等の応用コピーに
必要な機能を選択するためのボタンであり、専門ボタン
400は、オペレータが専門コピーに必要な機能を選択
するためのボタンである。
【0034】図5の状態で専門ボタン400がタッチさ
れると図6に示す専門画面401が表示される。専門画
面401には合成410、寸法変倍420、ジョブメモ
リ430および仕様設定440の各機能に対応したボタ
ンが設けられている。
【0035】仕様設定は、従来自己診断(ダイアグノス
ティックス)モードで行っていたマシン状態の設定の一
部をユーザに開放する機能であり、これによりユーザは
本複写機のような多機能化された複写機をコピージョブ
に応じて所望の状態に設定することができる。
【0036】そして図6の画面で仕様設定ボタン440
をタッチすると、図7Aに示す画面に変わり、仕様設定
の項目が表示され、カーソル402が第1番目の項目で
ある「初期モード設定」の位置に置かれる。そしてこの
画面においてスクロールボタン403をタッチすること
により、同図Bに示すようにカーソル402を「自動モ
ードの優先/禁止トレイ」の項目の位置に移動させ、そ
こで「開く」ボタンをタッチすると同図Cに示す画面に
遷移し、この画面でカーソル402を移動しながら各ト
レイに対してコンパネ4のテンキーで1〜4のボタンを
押すことにより所望の優先順位を設定することができ、
また例えばテンキーで0のボタンを押すことにより所望
のトレイを禁止トレイに設定することができる。
【0037】そして、優先順位または禁止トレイの設定
の後、決定ボタンがタッチされると、図3のUI50は
SCP59を介して決定されたトレイ状態をLLM58
に通知する。これによりLLM58は最新のトレイの設
定状態を不揮発性メモリ(図3には図示せず)に書き込
むと共に、これらのトレイの状態を次のコピージョブの
開始が指示された際に即座に反映させる。
【0038】次にATSの動作について説明する。
【0039】LLM58は、図8に示すようなATS手
段70を備えている。用紙選択部71は、まずATS機
能を実施中か否かを判断し(ステップS1)、実施中で
なけらばそのまま何もせずに終了するが、ATS機能を
実施中であれば、現在使用しているトレイに用紙がある
か否かを判断する(ステップS2)。これはIOT54
から通知されるトレイ情報の中から使用中のトレイの情
報を参照することで判断する。なお、IOT54は各ト
レイの状態を監視し、何等かの変化が生じると即座にL
LM58に通知するようになされているので、用紙検出
部71は常に最新のトレイ情報を参照することができる
【0040】用紙検出部71は、ステップS2の処理に
おいて用紙が有る場合にはATSを機能させる必要はな
いから、処理を終了するが、用紙が無くなった場合には
IOT54から通知されるトレイ情報から、これまで使
用していた用紙サイズをトレイ検出部72に通知する。
【0041】トレイ検出部72は、用紙検出部71から
通知された用紙サイズと、IOT54から通知されるト
レイ情報に基づいてステップS3の処理を行い、次に切
り替えるべき最適なトレイを選択する。ステップS3の
処理は具体的には図10に示すように行われる。トレイ
検出部72は、まずトレイの状態として該当トレイ無し
の状態(状態値= 9)をセーブする(ステップS10
)。次に、トレイ1のトレイ情報を読み出し(ステップ
S11)、トレイ1に収納される用紙サイズが用紙検出
部71から通知された用紙サイズと一致するか否かを判
断する(ステップS12)。一致していればステップS
13以下の処理が実行されるが、一致しなければステッ
プS18からステップS11に戻って次にトレイ2のト
レイ情報を読み出す。以下同様である。このステップS
12の処理は各トレイのサイズスイッチの位置を検知す
ることにより行い、この時点ではトレイ内の用紙の有無
は判断されていない。
【0042】用紙サイズが一致すると、ステップS13
によりトレイコンディションの処理を行う。この処理は
現在当該トレイがどのような状態にあるかを識別する処
理であり、具体的には図11に示すように行われる。ま
ず、ステップS12で選択されたトレイが禁止トレイに
設定されているか否かを判断し、禁止トレイに設定され
ている場合にはATSの対象外とし、ステップS18の
処理を行う。
【0043】これは次の理由による。即ち、禁止トレイ
は、特別な用紙が収納されていることによって禁止トレ
イとして設定されるのであるから、使用しようとしてい
るトレイが禁止トレイに設定されていることをユーザが
明確に認識し、それにも拘らず使用するというユーザの
確固とした意図が確認された場合に限り使用できるよう
にすべきであり、ATSのようにユーザの意図とは全く
無関係に選択される場合には使用できないようにすべき
だからである。
【0044】ステップS20で禁止トレイの設定がなさ
れていない場合には、トレイ検出部72は当該トレイの
用紙の有無を判断し(ステップS21)、用紙が無い場
合にはATSの対象外としてステップS18の処理を行
うが、用紙がある場合にはステップS22,S23で当
該トレイがリフトアップ中か否か、リフトアップ中であ
ればリフターフェイル、即ちリフト故障が生じているか
否かを判断することによって、トレイの状態を、紙有り
状態(状態値= 1),リフトアップ中状態(状態値=
 2)の2種類に分類する。なお、リフト故障が生じて
いる場合にはATSの対象外とする。
【0045】以上の処理により用紙検出部71から通知
された用紙サイズと同じサイズの用紙を実際に収納して
いるトレイに対してはそれぞれのトレイの状態に応じた
状態値がセーブされる。
【0046】次にトレイ検出部72は、ステップS13
で求めたトレイの状態値を新状態として、旧状態の状態
値と比較し(ステップS14)、旧状態の状態値より新
状態の状態値が小さければ新状態を旧状態に置き換え(
ステップS17)、そうでなければ紙有りの場合には(
ステップS15)優先順位によって用紙を搬送すべきト
レイを決定する。
【0047】具体的には次のようである。いま、用紙検
出部71から通知された用紙サイズがA4Lであるとし
、理解を容易にするためにトレイ1,2の二つのトレイ
を考え、トレイ1はA4Lでリフトアップ中、トレイ2
はA4L紙有りとし、更に優先順位がトレイ2の方がト
レイ1より高い、即ち優先順値がトレイ2の方が小さい
ものとすると、最初にステップS14の判断を行う際に
は旧状態の状態値は 9で新状態値は 2であるからス
テップS17で旧状態の状態値は 2となされる。次の
ルーチンではトレイ2の状態が旧状態、即ちこの場合に
はトレイ1の状態と比較される。トレイ2の状態値は 
1であるからステップS17によりこれが旧状態となる
。従ってこの場合にはステップS18が終了したときに
はトレイ2が選択されることになる。
【0048】ステップS18の処理が終了するとトレイ
検出部72は選択したトレイ及びその状態を選択トレイ
決定部/状態検出制御部(以下、選択トレイ決定部と称
す)73に通知する。選択トレイ決定部73はステップ
S19の処理を行うが、この処理は具体的には図12に
示すようであり、トレイ検出部72から通知されたトレ
イの状態値が 9の場合には同一サイズの用紙を収納し
ているトレイが無いから使用中のトレイのLEDの点灯
、及び「紙無し」のメッセージ表示をUI50に要求し
(ステップS27)、状態値が 2の場合には同一サイ
ズの用紙を収納しているトレイがリフトアップ中である
から当該トレイのLEDの点灯、及び「リフトアップ中
」のメッセージ表示をUI50に要求する(ステップS
28)。そして、状態値が 1である場合には選択トレ
イ決定部73は、IOT54に対してトレイ検出部72
で選択したトレイを通知すると共にコピー動作の継続を
指示し、且つUI50に対して切り替え後のトレイのL
EDの点灯を要求する(ステップS29)。
【0049】そして、トレイ検出部72の検出結果が状
態値= 2である場合、即ち選択したトレイがリフトア
ップ中である場合にはタイマー74が起動される。タイ
マー74は、トレイ検出部72からリフトアップ中の検
出結果が出力されてから所定時間、例えば数100 m
sec経過すると用紙検出部71を起動する。これによ
って再び図9〜図12に示すATS処理が行われ、次の
ATS処理において前回選択したトレイがリフトアップ
を完了している場合には、当該トレイに切り替わり、コ
ピー動作が継続される。
【0050】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形が可能であることは当業者に明らかであろう。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、使用中のトレイの用紙が無くなった場合には
、これまで使用していたサイズと同一サイズの用紙が収
納されていれば、そのトレイがリフトアップ中であって
も次に切り替えるべきトレイに選択するので、ユーザの
アクションに即座に応答した処理を行え、従来生じてい
たようなユーザの不安感、不信感を解消することができ
る。
【0052】また、用紙の有無は勿論、リフトアップ中
の判断、トレイの優先順位の判断、禁止トレイの設定の
判断をも含めて切り替えるトレイを決定するので、同一
サイズの用紙を収納しているトレイの中の最適なトレイ
を決定することができるものである。
【0053】更に、最終的に選択したトレイがリフトア
ップ中であった場合には一定時間経過後再びATS処理
を行って最適なトレイの探索を行うので、従来のように
リフトアップ中でコピー動作が停止することはなく、連
続してコピーを行うことができる。即ち、上記した数1
00 msec程度の時間であればユーザは一連のコピ
ー動作と認識するのである。勿論、リフトアップに要す
る時間は、モータの駆動力、セットする用紙の枚数、当
該トレイの容量等によって異なるが、用紙の補給は早め
に、且つできるだけ多くの枚数を補給するのが通常であ
るから、リフトアップ時間は短いものであり、従って次
に切り替えるべきトレイがリフトアップ中である場合に
数100 msec程度待機すれば当該トレイのリフト
アップが完了することは高い慨然性をもって期待するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明に係る画像記録装置の自動トレイ切
り替え方式を適用した複写機の外観を示す斜視図である
【図2】  図1に示す複写機の用紙搬送系の概略構成
を示す図である。
【図3】  図1に示す複写機の電気系のハードウェア
構成を示す図である。
【図4】  図1に示す複写機のコンソールパネルを示
す図である。
【図5】  基本機能の画面の例を示す図である。
【図6】  専門機能の画面の例を示す図である。
【図7】  仕様設定機能によりトレイの優先順位、禁
止トレイを設定するための画面の例を示す図である。
【図8】  ATS手段の構成例を示す図である。
【図9】  ATS処理の全体を示すフローチャートで
ある。
【図10】  ステップS3の具体的な処理内容を示す
フローチャートである。
【図11】  ステップS13の具体的な処理内容を示
すフローチャートである。
【図12】  ステップS19の具体的な処理内容を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
70…ATS手段、71…用紙検出部、72…トレイ検
出部、73…選択トレイ決定/状態検出制御部、74…
タイマー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  使用中のトレイの用紙が紙無し状態に
    なった場合において、同一サイズの用紙を収納している
    トレイを検出し、検出した全てのトレイについて、リフ
    トアップ中、トレイの優先順位により状態値を求め、最
    小の状態値を有するトレイを選択することを特徴とする
    画像記録装置の自動トレイ切り替え方式。
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