JPH04257877A - 画像記録装置の仕様設定方式 - Google Patents

画像記録装置の仕様設定方式

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JPH04257877A
JPH04257877A JP3019077A JP1907791A JPH04257877A JP H04257877 A JPH04257877 A JP H04257877A JP 3019077 A JP3019077 A JP 3019077A JP 1907791 A JP1907791 A JP 1907791A JP H04257877 A JPH04257877 A JP H04257877A
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JP
Japan
Prior art keywords
tray
paper
state
specification setting
aps
Prior art date
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Pending
Application number
JP3019077A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Yamaguchi
淳一 山口
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP3019077A priority Critical patent/JPH04257877A/ja
Publication of JPH04257877A publication Critical patent/JPH04257877A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミリ
、プリンタ等の画像記録装置における仕様設定方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像記録装置は社会的なニーズの
多様化に対応するために多機能化が図られており、この
ような多機能化された複写機においては、複写機の状態
をユーザのジョブに対応させる必要がある。即ち、一般
に複写機においてはディフォルトの状態が定められてお
り、電源投入後の立ち上げ処理が終了すると複写機はデ
ィフォルト状態に設定されるが、特定のユーザによって
はディフォルト状態が所望のコピーモードと合致しない
場合がある。例えばディフォルトとしては、倍率に関し
ては等倍、用紙に関しては自動用紙選択(APS)が設
定されるのが通常であるが、使用する用紙サイズが特定
のサイズに決まっているユーザにおいては用紙としては
当該特定サイズ、倍率は自動倍率選択(AMS)が自動
的に設定されるのが望ましい。このような場合、従来は
サービスマンがダイアグノスティックス機能を用いてユ
ーザが所望するモードを設定したり、あるいは全く使用
しないモードを選択不可能な状態に設定していたのであ
るが、近年では複写機が多機能化されているが故に、ジ
ョブの内容の変更等に伴って所望のコピーモードが変わ
る場合があり、その都度サービスマンに依頼していたの
では作業効率が悪いので、ダイアグノスティックスの一
部をユーザに開放し、ユーザが複写機を所望の状態に設
定できるようにすることが行われる。これが仕様設定機
能である。
【0003】従って、仕様設定機能を備える複写機にお
いては、ユーザは当該仕様設定機能を用いることによっ
て、複写機の状態をユーザのコピージョブに応じたもの
とすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複写機等の
画像記録装置においては、設定された倍率と原稿サイズ
とに基づいて原稿の画像が設定された倍率で丁度納まる
サイズの用紙を自動的に選択する自動用紙選択機能(A
PS)、選択された用紙サイズと原稿サイズとに基づい
て原稿の画像が選択された用紙に丁度納まる倍率を自動
的に設定する自動倍率選択機能(AMS)、現在使用し
ているトレイが紙無しの状態になったときにこれまで使
用していたトレイに収納されていた用紙サイズと同一サ
イズの用紙を収納しているトレイに切り替えてコピー処
理を続行する自動トレイ切り替え機能(ATS)が設け
られており、仕様設定機能にこれらAPS,AMS,A
TSに関する状態を設定するための項目が設けられる場
合がある。その場合には仕様設定で設定された状態はA
PS,AMS,ATSに反映されることになるが、しか
しながら、従来の仕様設定機能においては、機能設定で
設定した状態は、仕様設定を抜け出てから一旦電源を切
断して再び投入する、あるいはオールクリアキーを押す
等、何等かの操作を行った後でなければ有効とはならな
いものであり、操作性の改善が望まれていた。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、操作性が良好な仕様設定方式を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明においては仕様設定では少なくと
もAPS,AMS,ATSに係る設定を行えるようにし
、且つ仕様設定が完了したことを条件として設定された
状態をAPS,AMS,ATSに即座に反映させるよう
にして上記の課題を解決する。
【0007】そのために、仕様設定を行うための手段と
してのUI50と、UI50による仕様設定が完了した
ことを条件として設定された設定条件を即座にAPS,
AMS,ATSに反映させる手段としてのLLM58を
備える。
【0008】UI50は、専門機能から仕様設定が選択
されるとそのメニューをLCD画面45に表示する。そ
して仕様設定でAPS,AMSまたはATSに係る条件
設定が行われ、仕様設定が終了されるとUI50はその
結果をLLM58に通知する。LLM58は通知された
情報を所定の不揮発性メモリに格納すると共に、仕様設
定の後に行うAPS処理またはATS処理あるいはAT
S処理においては、直前の仕様設定で設定された状態を
即座に反映させる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明する。なお、以下の実施例では画像記録装置の例とし
て複写機を取り上げるが、本発明は複写機に限らず画像
記録装置一般に適用できるものであることは当然である
【0010】図1は本発明に係る画像記録装置の仕様設
定方式を適用した複写機の外観を示す斜視図であり、ベ
ースマシン1に両面自動原稿送り装置(DADF)2,
ソータ3が取付けられており、このベースマシン1はコ
ンソールパネル4によって設定されたジョブに応じて付
属装置を含む機構部を制御し、DADF2で送られた原
稿から読み取った画像情報を基にトレイ5から供給され
る指定サイズの用紙に対して画像処理を施した後、排紙
処理を実行すると共に、ソータ3において画像処理され
た用紙の仕分けを行うように構成されている。
【0011】図2は本複写機の用紙搬送系の概略構成を
示す図であり、複写機内には、感光ドラム7が配置され
ており、感光ドラム7の外周面には感光体8が層状に形
成されている。感光ドラム7は矢印方向に回転するよう
に駆動装置(図示せず)に連結されている。感光ドラム
7の外周には、チャージコロトロン9、現像器11,1
2、転写コロトロン13およびクリーニング装置15が
配置されている。
【0012】感光ドラム7が矢印方向に回転するにつれ
て、感光体8がチャージコロトロン9によって一様に帯
電された後、露光箇所16で光の照射を受け静電潜像が
形成される。露光箇所16には、複写機の上面に配置さ
れたプラテンガラス17上に載置された図示しない原稿
の光像が入射されるようになっている。このために、露
光ランプ19と、これによって照明された原稿面の反射
光を伝達する複数のミラー20および光学レンズ21と
が配置されており、このうち所定のものは原稿の読み取
りのためにスキャンされるようになっている。静電潜像
が形成された感光体8は、その後現像器で現像される。 ここで感光体8上に形成されたトナー像は、転写コロト
ロン13により用紙上に転写され、ヒートロール23と
プレッシャロール24の間で熱定着されて搬出される。 一方、感光体8はクリーニング装置15によりクリーニ
ングされ再使用に供される。
【0013】一方、複写機に配置されている供給トレイ
25に収容されている用紙27あるいは手差しトレイ2
8に沿って手差しで送り込まれる用紙27は、送りロー
ル29あるいは31によって送り出され、搬送ロール3
2に案内されて感光ドラム7と転写コロトロン13の間
を通過する。このとき、トナー像が用紙27上に転写さ
れる。転写後の用紙27はヒートロール23およびプレ
ッシャロール24の間を通過して熱定着される。そして
、搬送ロール32の間を通過して搬出トレイであるソー
タ3に搬出される。
【0014】なお、中間トレイ33は両面または多重コ
ピーするときに用いられるものである。
【0015】図3は電気系のハードウェア構成を示す図
である。ユーザインタフェース(UI)50はコンパネ
4にあるボタンの操作による設定/入力されたデータ処
理を実行し、本機システムを管理するMAINPWBA
(以下、MAIN系と称す)に入力データを送ると共に
、ユーザへの表示を行う。
【0016】DADFコントローラ51は、原稿の両面
から画情報を読み取るために、この読み取りタイミング
に合わせて原稿をプラテンガラス上に搬送するための制
御を行う。
【0017】光学的読取り装置(OPT)コントローラ
52は、プラテンガラス上に搬送された原稿からユーザ
が指定した画情報の光学的な読取り制御を行う。即ち、
DADFは原稿の一方の面がプラテンガラスに向き合う
ような状態でこれを搬送する。そしてOPTが動作して
1回目の露光を行う。次いで、DADFは露光終了後の
原稿を装置内にあるトレイに戻す際にその表裏を逆転さ
せる。これによりこの原稿が再度送り出された場合には
先の露光面と逆の面が露光されるように原稿送り機構部
および光学系の制御を行う。ベースマシンでは両面コピ
ーの指令により用紙の搬送制御および両面トレイの駆動
制御が行われる。
【0018】帯電除去装置(ISIL)コントローラ5
3は、原稿の画情報から不要な部分を消し込む処理,原
稿の周辺を消す枠消し処理,原稿の画情報の中からの特
定情報描出などの編集処理の制御を行う。
【0019】画像記録装置(IOT)コントローラ54
は、原稿から読み取られた画情報を基に画像処理を実行
する際に、用紙搬送制御,紙づまり検知および現像プロ
セス制御を管理する。
【0020】特定トレイ(DDM/TRAY[X])コ
ントローラ55は、IOTからの両面画像処理に関する
指令に基づいて片面の画像処理が既に行われている用紙
を反転させて背面に画像処理を施すために、次の現像タ
イミングまで一時待機させるように両面トレイを制御し
たり、またIOTからの特別トレイ動作指令により、他
のトレイとは別に取り扱われる特別トレイ[X]、例え
ば最下段トレイ(トレイ4)の制御を行う。これは、D
DMを使用しないユーザに対して、DDMを取り外して
トレイとして使用できるようにするためである。従って
DDM及びトレイ4に関する情報は特定トレイコントロ
ーラ55から通信によりIOT54に通知されることに
なる。
【0021】ビンソータコントローラ56は、例えば2
0ビンソータをIOTからの仕分け指令により駆動し、
ベースマシンから搬出される画像処理後の用紙を指定さ
れたビンに貯えるための制御を行う。
【0022】スティプルソータコントローラ57は、I
OTからの綴じ込み仕分け指令によりビンに貯えられた
用紙を丁合した後にスティプルで綴じるための制御を行
う。ライトレンズマネジャー(LLM)58は、システ
ムの全体を統括管理しており、主に原稿の画像処理と用
紙の搬送を時間的に一致させるためのシステムタイミン
グ制御やユーザが設定するコピーモードなどのジョブ管
理を行う。
【0023】シリアルデータ通信プロセッサ(SCP)
59は、UI,DADF,OPTおよびISILとのデ
ータの送受をシリアル通信で行うと共に、LLMとの間
のデータをパラレル通信によりやり取りするためのデー
タ処理を行う。
【0024】特にSCPとLLMとのデータのやり取り
は、SCPに内蔵されているデュアルポートRAMを通
して行われる。すなわち、LLMは自分のアドレスマッ
プ上に割り付けられたSCPのRAMをリード/ライト
し、このRAMをSCPがリード/ライトすることで情
報の伝達を行っている。
【0025】上記のハードウェアは各機能ごとに独立し
たCPUを備え、このCPUと周辺LSIにより電気回
路基板(PWBA)が構成されている。
【0026】ここで、LLM,SCPおよびIOTはベ
ースマシンの制御系の中枢を成すもので、各機能を分担
するCPUと周辺LSIによりMAIN系を構成してい
る。図4はコンソールパネル(以下、コンパネと称す)
を示す図であり、コンパネ4には、用紙サイズ,倍率,
複写枚数などの設定/入力,スタート,ストップ,割込
み,設定確認などの操作を行うためのハードキーとして
のボタンと液晶表示装置を使用したLCD画面上に表示
される機能に対応して表示部分に設けられたタッチキー
としてのボタンを備えている。またコンパネ4にはハー
ドキーを操作したときの選択や設定の状態がランプなど
により表示されている。なお、これらの機能については
周知であるので必要のある場合にのみ説明することにす
る。
【0027】LCD画面45は、320×200dot
(1dot=0.33×0.33 mm)の画素を有し
、この画素により構成されるLCD画面内にタッチパネ
ルが配置されている。このタッチパネルは、10×7t
ile(1tile=32×24 dot)により構成
されている。
【0028】次に仕様設定について説明する。図5はL
CD画面45に表示される初期画面の例であり、基本、
応用、専門の3種類の機能が設けられている。
【0029】基本ボタン200は、オペレータが基本コ
ピーに必要な機能を選択するためのボタンであり、応用
ボタン300は、単色カラー、とじしろ、わく消し、ペ
ージ連写、OHP合紙、応用原稿送り等の応用コピーに
必要な機能を選択するためのボタンであり、専門ボタン
400は、オペレータが専門コピーに必要な機能を選択
するためのボタンである。
【0030】図5の状態で専門ボタン400がタッチさ
れると図6に示す専門画面401が表示される。専門画
面401には合成410、寸法変倍420、ジョブメモ
リ430および仕様設定440の各機能に対応したボタ
ンが設けられている。
【0031】仕様設定は、従来ダイアグノスティックス
モードで行っていたマシン状態の設定の一部をユーザに
開放する機能であり、これによりユーザは本複写機のよ
うな多機能化された複写機をコピージョブに応じて所望
の状態に設定することができる。
【0032】そして図6の画面で仕様設定ボタン440
をタッチすると、図7Aに示す画面に変わり、仕様設定
の項目が表示され、カーソル402が第1番目の項目で
ある「初期モード設定」の位置に置かれる。そしてこの
画面においてスクロールボタン403をタッチすること
により、同図Bに示すように順次仕様設定の項目を選択
することができる。
【0033】図7A,Bでは仕様設定には12項目が用
意されているが、APS,AMS,ATSに関する項目
としては、初期モード設定、自動トレイ切り換え、自動
用紙選択解除時のトレイ位置、自動モードの優先/禁止
トレイの4項目がある。以下これらの項目に関して何等
かの設定が行われた場合の図3に示す各部の処理につい
て説明する。なお、それ以外の項目についてはよく知ら
れた事項であるので省略する。
【0034】初期モード設定は、電源投入時に設定され
るモードを設定するための項目であり、図7Aの状態で
「開く」ボタン404を押すと図8に示す画面に遷移し
、ここでディフォルト、ジョブメモリ1〜3の4つの状
態の中から初期設定の状態を任意に選択することができ
る。ディフォルトは当該複写機に固定的に設定されてい
る状態である。ジョブメモリは、ユーザが任意に設定し
たコピーモードであり、ユーザにより設定されたジョブ
内容はLLM58が管理する不揮発性メモリ(以下、N
VMと称す)に書き込まれている。
【0035】図8の状態で決定ボタン405が押されて
ディフォルトが選択されたときには、UI50は設定さ
れた内容をLLM58に通知し、LLM58は初期モー
ドとして設定された状態を不揮発性メモリ(以下、NV
Mと称す)に書き込む。そして仕様設定終了後に電源が
切断され、次に電源が投入された場合にはLLM58は
立ち上げ処理において当該NVMを参照し、初期モード
を設定するための内容をどのメモリから読み出せよいか
を判断し、この場合には管理下にあるROMからディフ
ォルトとして定められている状態を読み出して設定する
。また、図8の状態でスクロールボタン403でカーソ
ル402を1段下げて決定ボタン405が押されたとき
には、UI50はLLM58に対して初期モードとして
ジョブメモリ1が選択されたことを通知する。従って、
次に電源が投入された場合には上記の動作が行われ、こ
の場合にはLLM58は管理下のNVMからジョブメモ
リ1に設定されている内容を読み出して設定する。従っ
て、ジョブメモリ1に倍率はAMS、用紙はA4Lが設
定されている場合には、電源立ち上げが終了するとAM
Sが設定されると共に、そのLED46が点灯し、更に
A4LのLEDが点灯すると共に、A4Lの用紙を収納
しているトレイのLEDが点灯される。なお、以下の説
明において、「A4L」等の「L」はロングエッジフィ
ード(long edge feed)を意味し、「A
4S」等の「S」はショートエッジフィード(shor
tedge feed )を意味する。
【0036】自動トレイ切り換えは、ATSを機能させ
るか否かを設定するための項目であり、ATSを機能さ
せるように設定された場合には、UI50はその設定内
容をLLM58に通知する。この情報を受けるとLLM
58は当該内容をNVMに書き込むと共に、当該仕様設
定の後に、コピー中に用紙が無くなった場合にはATS
処理を起動させる。また、ATSを機能させないように
設定された場合にはUI50はその設定内容をLLM5
8に通知する。LLM58は通知された情報をNVMに
書き込む。そして、当該仕様設定の後のコピー処理にお
いて用紙が無くなった場合にもLLM58はATS処理
は起動させない。従ってこの場合にはコピー動作は停止
し、用紙の補給を要求するメッセージが表示される。
【0037】自動用紙選択解除時のトレイ位置は、AP
Sが解除されたときにどのトレイを選択するかを設定す
る項目であり、UI50はこの項目で選択されたトレイ
番号をLLM58に通知すると共に、UI50自身が管
理するメモリの所定の領域に書き込む。
【0038】例えばいま初期モード設定でディフォルト
が選択され、当該ディフォルトでは倍率は等倍、用紙は
APSが設定されているとすると、電源投入後の立ち上
げ処理が終了した時点では等倍のLED48及びAPS
のLED49が点灯される。この状態から固定倍率ボタ
ン43Aを操作して図4の固定倍率の欄の上方向に点灯
するLEDを順次移動させると、まずAMSの位置を通
過する。このときUI50は、AMSの位置が選択され
た時間を監視し、AMSの位置が所定時間、例えば1.
2sec以上選択された場合に限って後押し優先でAM
Sを選択する。ところでAPSとAMSは両立しないモ
ードであるのでAMSが選択されたときにはAPSを解
除して特定のトレイを選択しなければならない。このと
きのトレイ選択を行うのがこの項目であり、UI50は
AMSが選択されたと判断した場合には、メモリから当
該項目で設定されたトレイ番号を読み出し、選択する。 例えば当該項目でトレイ1が設定されたとすると、仕様
設定が終了し、直後のコピー処理においてAMSが選択
される等してAPSを解除する必要がある場合には、メ
モリを読み出し、トレイ1を選択してトレイ1のLED
35を点灯させると共に、当該トレイに収納されている
用紙のサイズを点灯する。
【0039】このようにAPS解除時のトレイ位置の選
択処理をUI50が行うのは通信のデータ量を必要最小
限に抑えるためである。即ち、APSを解除する必要が
あるか否かはUI50が管理するコンパネ4で選択され
る機能によって定まるものであるから、APSを解除し
たときのトレイ位置をUI50が決定することによって
LLM58にはAMSが選択されたこと、及び選択され
たトレイ位置を通知すればよい。これに対して上記の処
理をLLM58が行う場合には、LLM58はUI50
からAMSが選択された旨の情報を受けてNVMを参照
してトレイ位置を決定し、当該トレイ位置をUI50に
通知する必要があり、通信のデータ量が多くなるもので
ある。なお、AMSの処理としては周知のものを採用す
ることができるので、その詳細については省略する。
【0040】自動モードの優先/禁止トレイは、トレイ
に対して優先順位を定めたり、あるいは所定のトレイを
禁止トレイに設定する項目である。禁止トレイについて
は次のようである。コピーを行う用紙としては、通常の
白紙ばかりでなく、レターヘッド(letter he
ad )、カラーペーパー、所定のマークやロゴが印刷
されている用紙、トレーシングペーパー等の特殊な用紙
も用いられ、このような特殊な用紙が収納されたトレイ
が例えばATSにより選択された場合には高価な用紙が
無駄使いされてしまうことになりかねない。そこでAP
S及びATSにおいては特殊用紙を収納するトレイを特
別扱いできるようにすることが望ましく、そのために設
けられているのが禁止トレイであるさて、図7Bの画面
でカーソル402を「自動モードの優先/禁止トレイ」
の項目の位置に移動させ、そこで「開く」ボタンをタッ
チすると図9に示す画面に遷移し、この画面でカーソル
402を移動しながら各トレイに対してコンパネ4のテ
ンキーで1〜4のボタンを押すことにより所望の優先順
位を設定することができ、また例えばテンキーで0のボ
タンを押すことにより所望のトレイを禁止トレイに設定
することができる。図9はトレイ1の優先順位を第1位
(優先度値=1 )、トレイ2の優先順位を第2位(優
先度値=2 )、トレイ3の優先順位を第3位(優先度
値=3 )とし、トレイ4に対してはテンキーで0を入
力して禁止トレイを設定した例である。
【0041】そして、優先順位または禁止トレイの設定
の後、決定ボタン405がタッチされるとUI50は、
SCP59を介して、決定されたトレイ状態をLLM5
8に通知する。これによりLLM58は最新のトレイの
設定状態をNVMに書き込むと共に、これらのトレイの
状態を次のコピージョブの開始が指示された際に即座に
反映させる。従ってトレイの優先順位あるいは禁止トレ
イの設定を行って仕様設定機能から抜け出ると設定され
たトレイ状態は即座にAPS及びATSに反映される。
【0042】以下、APS、ATSにおけるトレイの優
先順位及び禁止トレイの取り扱いについて説明する。ま
ず、APSの場合について説明する。LLM58は、図
10に示すようなAPS手段60を備えている。APS
手段60のプラテンモード時の動作をフローチャートを
参照して説明する。
【0043】倍率が設定され、且つトレイ選択ボタン4
2によりAPSが選択されているとき、APS手段60
は図11に示す処理を10msec毎に実行する。まず
、原稿検知部62はUI50から通知されるコピーモー
ド情報により、設定されているコピーモードがシンプレ
ックスまたはサイド1コピーであるか否かをチェックす
る(ステップS1)。これは今回行うコピーが用紙をD
DMから搬送するものであるか否かを判別する処理であ
り、DDMに入っている用紙を搬送する場合には用紙サ
イズは既知であるから、この場合にはAPSを起動する
必要はなく、従って原稿検知部62はコピーモードがシ
ンプレックスまたはサイド1コピーである場合にはステ
ップS2以下の処理を行うが、そうでない場合には処理
を終了する。
【0044】ステップS1で「Yes 」の場合には原
稿検知部62は、原稿が検知されたか否かまたはスター
トボタン40が押されたか否かを判別し(ステップS2
)、原稿が検知されない場合またはスタートボタン40
が押されない場合にはそのまま処理を終了する。いま例
えば原稿検知がプラテンカバーが閉鎖されたとき及びプ
ラテンカバーが開放された状態でスタートボタン40が
押されたときに行われるものとすると、原稿検知部62
は、プラテンスイッチの状態、スタートボタン40のボ
タン情報を原稿検知済み信号として取り込むことによっ
てステップS2の処理を行う。
【0045】この判断を行う理由は次のようである。原
稿検知が行われない場合には、原稿が載置されない場合
と、原稿が載置された状態が保持される場合の2通りの
場合がある。前者についてはコピー処理が要求されてい
ないのであるからAPS機能を実行させる必要がないこ
とは明らかであり、また後者の場合には最初に原稿が載
置されたときに後述するステップS3以下の処理が実行
されてトレイが選択され、そのまま同じ原稿が載置され
ているのであるから、新たにAPS機能を実行する必要
はなく、最初に行われたAPS動作で決定されたトレイ
がそのまま使えることになる。従って、原稿検知が行わ
れない場合にはAPSの処理を行う必要がないのであり
、それをステップS2でチェックするのである。
【0046】原稿検知が行われた場合には原稿検知部6
2は原稿サイズを識別する。この処理は、例えばプラテ
ンガラス17の下部に配置される原稿サイズセンサの出
力を取り込むことによって行う。そして、いま原稿検知
の下限がA5サイズであるとすると、原稿サイズがA5
より小さい、または原稿が載置されていない場合にはA
PS処理の対象外とし(ステップS3)、状態検出制御
部65にその旨を通知する。これにより状態検出制御部
65はUI50に対して「トレイを選択して下さい」等
のメッセージの表示を要求する(ステップS4)。即ち
、原稿が無い場合または原稿があってもそのサイズが原
稿検知下限未満の場合にはAPS動作を行ってはならな
いので、APS機能を解除し、手動でトレイを選択する
ことをユーザに要求するのである。
【0047】原稿サイズがA5以上である場合には、原
稿検知部62は用紙検出部63に原稿有りの情報及び原
稿サイズを通知する。用紙検出部63は、原稿検知部6
2から通知される原稿有りの情報及び原稿サイズ、そし
てUI50から通知される倍率を取り込んでステップS
5の処理を行うことによって適合する用紙を決定する。 ステップS5の処理は具体的には図12に示すように行
われる。用紙検出部63は図16に示すような原稿サイ
ズと倍率の関係で用紙サイズが定められたテーブルを備
えており、まず倍率から使用するテーブルを決定する(
ステップS7)。例えば倍率が 100%の場合には図
16の上から5段目のテーブルが決定される。
【0048】そして、当該テーブルの最初のデータを読
み出し(ステップS8)、テーブルに書き込まれている
サイズと取り込んだ原稿サイズが一致するか判断し(ス
テップS9)、一致したら原稿全体の画像をコピーでき
るか否か判断する(ステップS10)。即ち、APS機
能は原稿サイズと設定倍率との関係から原稿の画像全体
をコピーできる丁度よい大きさの用紙を選択する機能で
あるが、例えばコピー可能な最大サイズがA3であると
きにA3サイズの原稿で倍率が 110%に設定された
場合のように、原稿サイズと倍率との関係から原稿の画
像全体をコピーすることができない不適合な状態に設定
されることがある。ステップS10はこのような原稿サ
イズと倍率の関係が適合するものであるか否かを判断す
るための処理であり、不適合な場合は用紙検出部63は
選択トレイ決定部65にその旨を通知する。これにより
選択トレイ決定部65は、UI50に対して、倍率が不
適であることを示す「原稿全体コピー不可」等のメッセ
ージの表示を要求する(ステップS11)。このとき、
当該メッセージの表示が用意されるだけで実際には表示
されない。なぜなら、後述する処理でより優先度の高い
メッセージの表示が要求された場合に短時間の内に表示
されるメッセージが変化することになり、その結果表示
画面にちらつきが生じて見にくい画面になるからである
。なお、原稿サイズと倍率が不適合の場合にも用紙検出
部63は、図16の網掛け部で示すように用紙サイズの
検出は行う。
【0049】以上のようにしてステップS5の処理が終
了すると用紙検出部63は検出した用紙サイズをトレイ
決定部64に通知する。トレイ検出部64は用紙サイズ
とトレイ情報に基づいてステップS6の処理を行い、最
適なトレイを決定する。ここで、トレイ情報はLLM5
8が管理しているトレイテーブル(図3には図示せず)
を参照することによって得る。このトレイテーブルには
、各トレイについて、当該コピー処理の直前に仕様設定
で設定されたトレイの優先順位の情報、禁止トレイの情
報、及びIOT54から通知された用紙サイズ、用紙の
有無、リフトアップ中、リフト故障、レディ(read
y )即ちリフトアップ完了等の種々のトレイ状態が書
き込まれている。なお、IOT54は各トレイの状態を
監視し、何等かの変化が生じると即座にLLM58に通
知するようになされているので、トレイ決定部64は常
に最新のトレイ情報を参照することができる。
【0050】ステップS6の処理は具体的には図13に
示すように行われる。トレイ決定部64はまずトレイの
状態として該当トレイ無しの状態(状態値= 9)をセ
ーブする(ステップS12)。次に、トレイ1のトレイ
情報を読み出し(ステップS13)、トレイ1に収納さ
れる用紙サイズが用紙検出部63で検出された用紙サイ
ズと一致するか否かを判断する(ステップS14)。一
致していればステップS15以下の処理が実行されるが
、一致しなければステップS20からステップS13に
戻ってトレイ2のトレイ情報を読み出す。以下同様であ
る。なお、このステップS14の処理は各トレイのサイ
ズスイッチの位置を検知することにより行い、この時点
ではトレイ内の用紙の有無は判断していないものである
【0051】用紙サイズが一致すると、ステップS15
によりトレイコンディションの処理を行う。この処理は
現在当該トレイがどのような状態にあるかを識別する処
理であり、具体的には図14に示すように行われる。ま
ずステップS14で用紙サイズが一致したトレイがトレ
イ4の場合には通信エラーを生じているか否かを判断し
(ステップS22)、通信エラーが発生している場合に
は通信エラー状態(状態値= 8)をセーブする(ステ
ップS32)が、当該トレイがトレイ4以外のとき及び
トレイ4であって通信エラーが発生していない場合には
ステップS23及びステップS25で当該トレイ中に用
紙が有るか否か、当該トレイがリフトアップ中か否かを
判断することによって、トレイの状態を、紙有り状態(
状態値= 1),リフトアップ中状態(状態値= 2)
及び紙無し状態(状態値= 3)の3種類に分類する。
【0052】次に、当該トレイが禁止トレイに設定され
ているか否かをトレイ情報により検知し(ステップS2
8)、禁止トレイの設定があった場合には、現在の状態
値に3を加えてセーブする(ステップS29)。これに
よりステップS24で紙有り状態がセーブされた場合に
は禁止トレイで紙有り状態(状態値= 4)がセーブさ
れ、ステップS26でリフトアップ中状態がセーブされ
た場合には禁止トレイでリフトアップ中状態(状態値=
 5)がセーブされ、ステップS27で紙無し状態がセ
ーブされた場合には禁止トレイで紙無し状態(状態値=
 6)がセーブされることになる。更にエレベータに故
障が生じているか否かを判断し(ステップS30)、故
障であればリフターフェイル状態(状態値= 7)をセ
ーブする。
【0053】以上の処理により用紙検出部63で検出さ
れた用紙サイズと同じサイズの用紙を収納するトレイに
対しては1〜9の何れかの状態値がセーブされる。
【0054】次にトレイ決定部64は、ステップS15
で求めたトレイの状態値を新状態として、旧状態の状態
値と比較し(ステップS16)、旧状態の状態値より新
状態の状態値が小さければ新状態を旧状態に置き換え(
ステップS19)、そうでなければ紙有りの場合には(
ステップS17)優先順位によって用紙を搬送すべきト
レイを決定する。
【0055】具体的には次のようである。いま、用紙検
出部63でA4Lが求められたとし、トレイ1はA4L
でリフトアップ中、トレイ2はA4L紙有り、トレイ3
はA4L紙有り、トレイ4はA4Lで紙無しとし、優先
順位がトレイ4,3,2,1の順に設定されているとす
ると、最初にステップS24の判断を行う際には旧状態
の状態値は 9で新状態値は 2であるからステップS
27で旧状態の状態値は 2となされる。次のルーチン
ではトレイ2の状態が旧状態、即ちこの場合にはトレイ
1の状態と比較される。トレイ2の状態値は1であるか
らステップS27によりこれが旧状態となる。次のルー
チンではトレイ3の状態が旧状態、この場合トレイ2の
状態と比較される。トレイ3はトレイ2と同じ状態値を
有するが、共に紙有りであり、しかも新優先順、この場
合トレイ3の優先順位は旧優先順、この場合トレイ2の
優先順位よりも高いから(優先度値は小さい)、ステッ
プS18からステップS19に分岐して旧状態となされ
る。次のルーチンではトレイ4の状態が旧状態と比較さ
れるが、トレイ4の状態値はトレイ3の状態値より大き
く、且つ紙無しであるので旧状態は変化しない。
【0056】従ってこの場合にはステップS20が終了
したときにはトレイ3が選択されることになる。
【0057】以上は求められた用紙サイズがいずれかの
トレイに収納されている場合であるが、どのトレイにも
求められたサイズの用紙が収納されていない場合には、
用紙検出部63は「該当トレイ無し」の状態を保持した
状態でステップS20から再びステップS13に戻り、
求められた用紙サイズを越えるサイズの用紙を収納して
いるトレイを探索する。従って、例えばステップ9にお
いて図16に示すテーブルを参照した結果得られる用紙
サイズがB5Sであった場合にはA4Sの用紙を収納す
るトレイを探索し、該当するトレイがある場合にはステ
ップS15以下の処理を行うが、A4Sの用紙を収納す
るトレイも無い場合には次にB4を収納するトレイ、そ
の次にはA3を収納するトレイを探索する。なお、この
場合には禁止トレイをも含めて紙有りでリフトアップが
完了しているトレイのみを探索する。
【0058】以上のようにしてトレイ選択の処理が終了
すると、トレイ決定部64は選択したトレイ及びその状
態を状態検出制御部65に通知する。状態検出制御部6
5はステップS21の処理を行うが、この処理は具体的
には図15に示すようであり、トレイ検出部64から通
知されたトレイ番号のLEDの点灯、及び当該トレイの
状態値に応じたメッセージ表示をUI50に要求する。
【0059】以上のようであるから、ステップS9で求
められた用紙を収納するトレイが有る場合、スタートボ
タン40が押されたときには、当該トレイの状態値が 
1であれば当該トレイ番号がLLM58からIOT54
に通知されて用紙がフィードされ、コピー動作が開始さ
れるが、それ以外だったらスタートは無効となされる。 なお、禁止トレイに設定されているトレイが決定された
場合には、図15の旧状態=4 の場合のように、当該
トレイは禁止トレイである旨の表示がなされるが、それ
にも拘らずスタートボタン40が押された場合にはコピ
ー処理を実行するものとする。なぜなら、この場合には
特殊な用紙にコピーされてもよいというユーザの意志が
確認できるからである。
【0060】以上APSの場合について説明したがAT
Sの場合については次のようである。LLM58は、図
17に示すようなATS手段70を備えている。用紙選
択部71は、まずATS機能を実施中か否かを判断し(
ステップS51)、実施中でなけらばそのまま何もせず
に終了するが、ATS機能を実施中であれば、現在使用
しているトレイに用紙があるか否かを判断する(ステッ
プS52)。これはトレイ情報の中から使用中のトレイ
の情報を参照することで判断する。
【0061】用紙検出部71は、ステップS52の処理
において用紙が有る場合にはATSを機能させる必要は
ないから、処理を終了するが、用紙が無くなった場合に
はこれまで使用していた用紙サイズをトレイ検出部72
に通知する。
【0062】トレイ検出部72は、用紙検出部71から
通知された用紙サイズとトレイ情報に基づいてステップ
S53の処理を行い、次に切り替えるべき最適なトレイ
を選択する。ステップS53の処理は具体的には図19
に示すように行われる。トレイ検出部72は、まずトレ
イの状態として該当トレイ無しの状態(状態値= 9)
をセーブする(ステップS54)。次に、トレイ1のト
レイ情報を読み出し(ステップS55)、トレイ1に収
納される用紙サイズが用紙検出部71から通知された用
紙サイズと一致するか否かを判断する(ステップS56
)。一致していればステップS57以下の処理が実行さ
れるが、一致しなければステップS62からステップS
55に戻って次にトレイ2のトレイ情報を読み出す。 以下同様である。このステップS56の処理は各トレイ
のサイズスイッチの位置を検知することにより行い、こ
の時点ではトレイ内の用紙の有無は判断されていない。
【0063】用紙サイズが一致すると、ステップS57
によりトレイコンディションの処理を行う。この処理は
現在当該トレイがどのような状態にあるかを識別する処
理であり、具体的には図20に示すように行われる。ま
ず、ステップS56で選択されたトレイが禁止トレイに
設定されているか否かを判断し、禁止トレイに設定され
ている場合にはATSの対象外とし、ステップS62の
処理を行う。これは次の理由による。即ち、禁止トレイ
は、特別な用紙が収納されていることによって禁止トレ
イとして設定されるのであるから、使用しようとしてい
るトレイが禁止トレイに設定されていることをユーザが
明確に認識し、それにも拘らず使用するというユーザの
確固とした意図が確認された場合に限り使用できるよう
にすべきであり、ATSのようにユーザの意図とは全く
無関係に選択される場合には使用できないようにすべき
だからである。
【0064】ステップS64で禁止トレイの設定がなさ
れていない場合には、トレイ検出部72は当該トレイの
用紙の有無を判断し(ステップS65)、用紙が無い場
合にはATSの対象外としてステップS62の処理を行
うが、用紙がある場合にはステップS66,S67で当
該トレイがリフトアップ中か否か、リフトアップ中であ
ればリフターフェイル、即ちリフト故障が生じているか
否かを判断することによって、トレイの状態を、紙有り
状態(状態値= 1),リフトアップ中状態(状態値=
 2)の2種類に分類する。なお、リフト故障が生じて
いる場合にはATSの対象外とする。
【0065】以上の処理により用紙検出部71から通知
された用紙サイズと同じサイズの用紙を実際に収納して
いるトレイに対してはそれぞれのトレイの状態に応じた
状態値がセーブされる。
【0066】次にトレイ検出部72は、ステップS57
で求めたトレイの状態値を新状態として、旧状態の状態
値と比較し(ステップS58)、旧状態の状態値より新
状態の状態値が小さければ新状態を旧状態に置き換え(
ステップS61)、そうでなければ紙有りの場合には(
ステップS59)優先順位によって用紙を搬送すべきト
レイを決定する。
【0067】具体的には次のようである。いま、用紙検
出部71から通知された用紙サイズがA4Lであるとし
、理解を容易にするためにトレイ1,2の二つのトレイ
を考え、トレイ1はA4Lでリフトアップ中、トレイ2
はA4L紙有りとし、更に優先順位がトレイ2の方がト
レイ1より高い、即ち優先順値がトレイ2の方が小さい
ものとすると、最初にステップS14の判断を行う際に
は旧状態の状態値は 9で新状態値は 2であるからス
テップS17で旧状態の状態値は 2となされる。次の
ルーチンではトレイ2の状態が旧状態、即ちこの場合に
はトレイ1の状態と比較される。トレイ2の状態値は 
1であるからステップS17によりこれが旧状態となる
。従ってこの場合にはステップS18が終了したときに
はトレイ2が選択されることになる。
【0068】ステップS62の処理が終了するとトレイ
検出部72は選択したトレイ及びその状態を選択トレイ
決定部/状態検出制御部(以下、選択トレイ決定部と称
す)73に通知する。選択トレイ決定部73はステップ
S63の処理を行うが、この処理は具体的には図21に
示すようであり、トレイ検出部72から通知されたトレ
イの状態値が 9の場合(ステップS70)には同一サ
イズの用紙を収納しているトレイが無いから使用中のト
レイのLEDの点灯、及び「紙無し」のメッセージ表示
をUI50に要求し(ステップS71)、状態値が 2
の場合(ステップS72)には同一サイズの用紙を収納
しているトレイがリフトアップ中であるから当該トレイ
のLEDの点灯、及び「リフトアップ中」のメッセージ
表示をUI50に要求する(ステップS73)。そして
、状態値が1である場合には選択トレイ決定部73は、
IOT54に対してトレイ検出部72で選択したトレイ
を通知すると共にコピー動作の継続を指示し、且つUI
50に対して切り替え後のトレイのLEDの点灯を要求
する(ステップS74)。
【0069】そして、トレイ検出部72の検出結果が状
態値= 2である場合、即ち選択したトレイがリフトア
ップ中である場合にはタイマー74が起動される。タイ
マー74は、トレイ検出部72からリフトアップ中の検
出結果が出力されてから所定時間、例えば数100 m
sec経過すると用紙検出部71を起動する。これによ
って再び上述したATS処理が行われ、次のATS処理
において前回選択したトレイがリフトアップを完了して
いる場合には、当該トレイに切り替わり、コピー動作が
継続される。
【0070】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形が可能であることは当業者に明らかであろう。
【0071】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、APS,ATS,AMSに係わる所望の状態
を仕様設定機能で設定することが可能であり、しかも設
定された状態は即座にAPS,ATS,AMSに反映さ
れるので、コピーの生産性及び操作性を向上させること
ができ、以て当該画像記録装置の信頼性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明に係る画像記録装置の仕様設定方式
を適用した複写機の外観を示す斜視図である。
【図2】  図1に示す複写機の用紙搬送系の概略構成
を示す図である。
【図3】  図1に示す複写機の電気系のハードウェア
構成を示す図である。
【図4】  図1に示す複写機のコンソールパネルを示
す図である。
【図5】  基本機能の画面の例を示す図である。
【図6】  専門機能の画面の例を示す図である。
【図7】  仕様設定の画面の例を示す図である。
【図8】  初期モード設定の画面の例を示す図である
【図9】  トレイの優先順位及び禁止トレイの設定例
を示す図である。
【図10】  APS手段の構成例を示す図である。
【図11】  APS処理の全体を示すフローチャート
である。
【図12】  ステップS5の具体的な処理内容を示す
フローチャートである。
【図13】  ステップS6の具体的な処理内容を示す
フローチャートである。
【図14】  ステップS15の具体的な処理内容を示
すフローチャートである。
【図15】  ステップS21の具体的な処理内容を示
すフローチャートである。
【図16】  設定倍率と原稿サイズとから用紙サイズ
を求めるテーブルの例を示す図である。
【図17】  ATS手段の構成例を示す図である。
【図18】  ATS処理の全体を示すフローチャート
である。
【図19】  ステップS53の具体的な処理内容を示
すフローチャートである。
【図20】  ステップS57の具体的な処理内容を示
すフローチャートである。
【図21】  ステップS63の具体的な処理内容を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
60…APS手段、62…原稿検知部、63…用紙検出
部、64…トレイ決定部、65…状態検出制御部、70
…ATS手段、71…用紙検出部、72…トレイ検出部
、73…選択トレイ決定/状態検出制御部、74…タイ
マー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  自動用紙選択機能、自動倍率選択機能
    及び自動トレイ切り替え機能に係る仕様設定を行う手段
    と、前記手段による仕様設定が完了したことを条件とし
    て設定された状態を自動用紙選択機能、自動倍率選択機
    能及び自動トレイ切り替え機能に反映させる手段とを備
    えることを特徴とする画像記録装置の仕様設定方式。
JP3019077A 1991-02-12 1991-02-12 画像記録装置の仕様設定方式 Pending JPH04257877A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3019077A JPH04257877A (ja) 1991-02-12 1991-02-12 画像記録装置の仕様設定方式

Applications Claiming Priority (1)

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Publications (1)

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JPH04257877A true JPH04257877A (ja) 1992-09-14

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ID=11989381

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JP3019077A Pending JPH04257877A (ja) 1991-02-12 1991-02-12 画像記録装置の仕様設定方式

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002040881A (ja) * 2000-05-17 2002-02-06 Canon Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び記憶媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002040881A (ja) * 2000-05-17 2002-02-06 Canon Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び記憶媒体

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