JP3141395B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3141395B2
JP3141395B2 JP02320636A JP32063690A JP3141395B2 JP 3141395 B2 JP3141395 B2 JP 3141395B2 JP 02320636 A JP02320636 A JP 02320636A JP 32063690 A JP32063690 A JP 32063690A JP 3141395 B2 JP3141395 B2 JP 3141395B2
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聡 高岡
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 発明は複写機、プリンタ、ファクシミリ等の記録装置
に関し、特にそのユーザーインタフェースに関する。
[従来の技術] 従来記録装置のユーザーインタフェースとして液晶デ
ィスプレイ(LCD)または陰極線管(CRT、以下、LCDま
たはCRTのいずれかをLCDで代表する。)を用いるものが
ある。そのLCDには記録装置の有する記録のための各種
機能項目や機能の実行条件が表示され、LCDに表示され
た機能またはその実行条件に対応したボタンを押すこと
で、当該機能の設定ができる構成を採用している。
記録装置の有する上記各種機能としては、例えば、コ
ピー濃度、ソーターの種類、両面複写か片面複写か、カ
ラーの色、とじしろ、わく消しの状態、ページ連写、OH
P合紙、合成複写等の多くの機能がある。そして、LCDに
表示された前記機能のうちから設定すべき機能を何らか
の設定手段を用いて設定すると、例えば第12図に示すよ
うに、例えば“コピー濃度”機能について“自動”的に
コピー濃度調整するという機能実行条件が合わせて表示
される。さらに、パラメータのある機能についてはポッ
プアップ画面でパラメータを設定できる。
しかし、機能が多種類に亘ると限られたスペースにす
べての機能と、その機能毎の実行条件を表示することが
できなくなる。また、設定可能な機能が多すぎると、常
時すべての機能とその実行条件をLCDに表示することは
表示画面が繁雑となり、かえってユーザーが使い難いこ
とがある。そこで、機能表示を使用頻度等を基準にして
数回の表示画面に分けることが行われている。
そのため、ユーザーは自分の設定した機能が何である
かについて記録処理操作前に確認することが必要とな
る。そのため、コントロールパネル上の設定確認ボタン
を設けて、LCD上に現在設定されている機能と設定され
ていない機能とが識別できるような表示をすることが行
われている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、従来の装置では機能の設定確認のための表示
は、現在設定されていない機能も含めてLCD上にすべて
表示し、設定された機能と設定されていない機能とは画
面上のマーク等で識別するものであった。そのため、ス
ペースの大きなLCD画面が必要であると同時に、設定機
能と非設定機能の識別が一目瞭然とはいえなかった。
また、上記設定確認中に設定機能を変更することは出
来なかった。そのため、設定確認モードを解除して、機
能設定の変更可能なモードから新たな機能設定の変更操
作を行うしかなかった。
そこで、本発明の目的は、限られたスペースを持つ表
示画面を有効に利用してユーザーの設定した機能の確認
が行え、ユーザー設定機能の確認中でも機能の変更がで
きる記録装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本発明は、第1図に示さ
れた機能実現手段によって構成されている。すなわち、
請求項1の発明は、複数の機能設定画面を切り換えて表
示可能な表示装置を有する記録装置において、複数の機
能設定画面に関する機能設定状態を1画面で表示する入
力を行う設定確認入力手段と、設定確認入力手段が入力
された場合に、複数の機能設定画面に関する機能設定状
態を1画面で表示する設定確認表示手段と、設定確認表
示手段による表示がなされている際に、1画面に表示さ
れる少なくとも1つの機能が選択された場合、表示内容
の少なくとも一部を切り換えて、選択された機能の複数
の下位レベルの選択項目を表示すると共に、該機能の設
定状態の変更を可能とする修正手段とを備えたことを特
徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、
設定確認表示手段による表示がされている際に、複数の
機能設定画面のうちの1つの機能設定画面を表示させる
操作手段を有することを特徴とする。
更に、請求項3の発明は、請求項2の発明において、
1つの機能設定画面は、電源オンされた場合に表示され
る基本画面であることを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、設定確認入力手段が入力された場合
に、複数の機能設定画面に関する機能設定状態を1画面
で表示するので、複数の機能設定画面に関する機能設定
状態の確認が容易になる。
また、複数の機能設定画面に関する機能設定状態を1
画面で表示している際に、1画面に表示される少なくと
も1つの機能が選択された場合、表示内容の少なくとも
一部を切り換えて、選択された機能の複数の下位レベル
の選択項目を表示すると共に、該機能の設定状態の変更
を可能にするので、容易に機能の選択状態の変更をする
ことができる。
[実施例] 本発明の一実施例を複写機を例に以下説明する。
なお、本実施例は複写機に適用したもので、ベースマ
シンに両面原稿自動送り装置(以下、DADFという。),
ソータなどの付属装置が組み合わされて構成されるもの
である。ここで、ベースマシンとは、1段の供給トレイ
とマニュアルフィード用のトレイを備え、プラテンガラ
ス上に原稿をマニュアルでセットし、コンソールパネル
4により設定したコピー条件でジョブを実行することの
できる装置である。
複写機は、第2図に示すように、ベースマシン1にDA
DF2,ソータ3が取付けられており、このベースマシン1
はコンソールパネル4によって設定されたジョブに応じ
て付属装置を含む機構部を制御し、DADF2で送られた原
稿から読み取った画像処理を基に用紙トレイ部5から供
給される指定サイズの用紙に対して画像処理を施した
後、排紙処理を実行すると共に、ソータ3において画像
処理された用紙の仕分けを行うように構成されている。
また、複写機の概略を第3図を用いて説明する。
ベースマシン1内には感光ドラム7が配置されてい
る。図において、感光体8は感光ドラム7外周面に層状
に形成されている。この感光ドラム7は、矢印方向に回
転するように図示しない駆動装置に連結されている。感
光ドラム7の外周には、チャージコロトロン9、帯電除
去装置10、現像器11、12、転写コロトロン13およびクリ
ーニング装置15が配置されている。なお、帯電除去装置
10は不要な複写画像が用紙に転写されないように消し込
むためにチャージコロトロン9で帯電した感光体8の一
部の帯電を除去するものである。
この複写機においては、感光ドラム7が矢印方向に回
転するにつれて、感光体8がチャージコロトロン9によ
って一様に帯電された後、露光箇所16で光の照射を受け
静電潜像が形成される。露光箇所16には、ベースマシン
1の上面に配置されたプラテンガラス17上に載置された
図示しない原稿の光像が入射されるようになっている。
このために、露光ランプ19と、これによって照明された
原稿面の反射光を伝達する複数のミラー20および光学レ
ンズ21とが配置されており、このうち所定のものは原稿
の読み取りのためにスキャンされるようになっている。
静電潜像が形成された感光体8は、その後、現像器1
1、12で現像される。ここで感光体8上に形成されたト
ナー像は、転写コロトロン13により用紙上に転写され、
ヒートロール23およびプレッシャロール24間で熱定着さ
れて搬出される。一方、感光体8はクリーニング装置15
によりクリーニングされ再使用に供される。
一方、ベースマシン1に配置されている用紙供給トレ
イ25に収容されている用紙27あるいは手差しトレイ28に
沿って手差しで送り込まれる用紙27は、送りロール29あ
るいは31によって送り出され、搬送ロール32に案内され
て感光ドラム7と転写コロトロン13の間を通過する。こ
のとき、トナー像が用紙27上に転写される。転写後の用
紙27はヒートロール23およびプレッシャロール24の間を
通過して熱定着される。そして、搬送ロール32の間を通
過して排出トレイであるソータ3に搬出される。
なお、中間トレイ33は両面または多重コピー用に用い
られるものである。
コンソールパネル4は、第4図に示すように、同パネ
ル4上に配置された用紙サイズ,倍率,複写枚数などの
設定/入力,スタート,ストップ,割込み,設定確認な
どの操作を行うためのハードキーとしてのボタン35と液
晶ディスプレイ(以下、LCDという。)36上に表示され
る機能に対応して表示部分に設けられたタッチキーとし
てのボタン(図示せず。)を備えている。
またコンソールパネル4にはハードキー35を操作した
ときの選択,設定の状態がLEDランプ37などにより表示
されている。コンソールパネル4のボタンの機能につい
ては後述する。
第5図は複写機のハードウェア構成が示されている。
ユーザインタフェース(以下、UIと言う。)39はコンソ
ールパネル4にあるボタンの操作による設定/入力され
たデータ処理を実行し、本機システムを管理するMAIN
PWBA(以下「MAIN系」と称す)40に入力データを送ると
共に、ユーザへの表示を行う。
DADFコントローラ41は、原稿の両面から画情報を読み
取るために、この読み取りタイミングに合わせて原稿を
プラテンガラス17上に搬送するための制御を行う。
光学的読取り装置(OPT)コントローラ42は、プラテ
ンガラス17上に搬送された原稿からユーザが指定した画
情報の光学的な読取り制御を行う。
帯電除去装置(ISIL)コントローラ43は、原稿の画情
報から不要な部分を消し込む処理,原稿の周辺を消す枠
消し処理,原稿の画情報の中からの特定情報描出などの
編集処理の制御を行う。
画像記録装置(IOT)コントローラ44は、原稿から読
み取られた画情報を基に画像処理を実行する際に、用紙
27の搬送制御,紙づまり検知およびZero回りである現像
プロセス制御を管理する。
特定トレイ(DDM/TRAY[X])コントローラ45は、IO
Tからの両面画像処理に関する指令に基づいて片面の画
像処理が既に行われている用紙27を反転させてその背面
に画像処理を施すために、次のZeroタイミングまで一時
待機させるように中間トレイ33を制御したり、またIOT
からの特別トレイ動作指令により、用紙パスの関係から
制御上、他のトレイとは別に取り扱われる特別トレイ
[X]、例えば最下段トレイ25の制御を行う。
ソータコントローラ46は、例えば20ビンソータをIOT
からの仕分け指令により駆動し、ベースマシン1から搬
出される画像処理後の用紙27を指定されたビンに貯える
ための制御を行う。
スティプルソータコントローラ47は、IOTからの綴じ
込み仕分け指令によりビンに貯えられた用紙27を丁合し
た後にスティプルで綴じるための制御を行う。
ライトレンズマネジャー(以下、LLMという。)48
は、システムの全体を統括管理しており、主に原稿の画
像処理と用紙27の搬送を時間的に一致させるためのシス
テムタイミング制御やユーザが設定するコピーモードな
どのジョブ管理を行う。
シリアルデータ通信プロセッサ(以下、SCPとい
う。)49は、UI,DADF2,OPTおよびISILとのデータの送受
をシリアル通信で行うと共に、LLM48との間のデータを
パラレル通信によりやり取りするためのデータ処理を行
う。特にSCP49とLLM48とのデータのや取りは、SCP49に
内蔵されているデュアルポートRAM(図示せず。)を通
して行われる。すなわち、LLM48は自分のアドレスマッ
プ上に割り付けられたSCP49のデュアルポートRAMをリー
ド/ライトし、このRAMをSCP49がリード/ライトするこ
とで情報の伝達を行っている。
上記のハードウェアは各機能ごとに独立したCPUを備
え、このCPUと周辺LSIにより電気回路基板PWBAが構成さ
れている。
ここで、LLM48,SCP49およびIOTはベースマシン1の制
御系の中枢を成すもので、各機能を分担するCPUと周辺L
SIにより主制御回路基板(以下、「MAIN系」という。)
40を構成している。
以下、本発明のユーザインタフェース(UI)系39につ
いて説明する。
第6図はUI系39のハードウェア構成が示されている。
UI系39はMAIN系40と通信回線で結ばれているUI制御回路
基板50、LCD36,タッチスイッチ(TOUCH SW)34(LCD36
上のタッチパネルキーに相当)、キースイッチ35(KEY
SW)(第4図のハードキー35に相当)などを備えたコン
ソールパネル回路構成部51とから構成されている。
UI制御回路基板50は、LCD36を制御するLCDコントロー
ラ53、ボタン入力を検知して発光ダイオードLED37への
通電を制御するパラレルI/O54,LCD電源回路55、およびL
CDコントローラ53への表示制御指令や検知されたボタン
入力の認識などを実行するCPU56とから構成されてい
る。
コンソールパネル回路構成部51は、ハードキー部58と
LCD部59とから成る。ハードキー部58にはキースイッチ4
5とこのキースイッチ35に対応して設けられた発光ダイ
オードLED37が設けられており、またLCD部59はLCDコン
トローラ53からの信号によりLCD36を構成するマトリク
スに配置された画素をマトリクス駆動させるLCDドライ
バ60、LCD36上の表示部分、例えば機能ボタンの絵、文
字を触れることによりスイッチ信号を発するタッチスイ
ッチ61およびLCD36の背面から照明するバックライト用
エレクトロルミネッセンスEL62とから構成されている。
第7図はUI制御回路基板50の回路構成が示されてい
る。
CPU56は、後述のUIリモートサブシステムを構成する
ソフトウェアの各モジュールを起動することにより、コ
ンソールパネル4のスイッチ情報をパラレルI/O54を介
してデータバスに取り込み、このスイッチ情報をに認識
して得られたジョブに関する設定モード情報をシリアル
チャンネル0(ASC10))を介してシリアル送受信用LSI
により構成されたドライバー/レシーバー(DRIVER/REC
EIVER)63に送り、ここからMAIN系40に送信する。一方M
AIN系40からCPU56にはトレイ制御情報やベースマシン1
の状態を示す情報がドライバー/レシーバー63を通して
送られてくる。ドライバー/レシーバー63はパラレルI/
O54から出されるイネーブル信号により送信ラインをオ
ープン(ハイインピーダンス)またはクローズしてデー
タの送受信を行う。
設定モード情報は、アドレスコードにより指定されRA
M64のアドレスに一時記憶され、またアドレスバスによ
ってLCD36に関する表示情報に基づく指令がLCDコントロ
ーラ53に発せられる。
パワーオンリセット/ウオッチドッグタイマ(POWER
ON RESET & WDT)回路65は前者が電源ON後の電圧が一
定するまでの間CPU56を動作させなくするためのホール
ド回路であり、後者はI/Oマップを作成する際に出され
る信号を監視し、この信号が途絶えたときCPU56にリセ
ツトをかけるための回路である。
アドレスデコード66およびI/Oデコード67の各回路は
メモリマップおよび/I/Oマップを作成するためにどの番
地からはどのLSIをイネーブルとするかを決定する。
またアドレスコードによりコントローラROM68,フォン
トROM69,ロゴROM70に格納されたデータがLCDコントロー
ラ53に出力される。特にコントロールROM68には前述の
通信、表示、キー入力等を制御するためのプログラムが
格納されている。フォントROM69は各種文字や絵フォン
トが記憶されている。ロゴROM70はLCD36に表示される特
殊フォントを記憶している。RAM64は設定されたジョブ
内容、すなわち設定モード情報を一時的に記憶する。NV
M71は不揮発性メモリであり、たとえばコンソールパネ
ル4上の初期状態の設定情報を記憶するジョブメモリと
して使用される。なお、図示はしていないがジョブメモ
リを構成するICカードを設けても良い。
LCDコントローラ53は、コントロールROM68の表示制御
プログラムを実行し、VRAM73の内容をLCD36に表示する
ための制御を行うと共に、CPU56のVRAM73へのライト(W
rite)動作をサービスする。すなわちCPU56が書き込み
し易い形式に変更する。タイミングコントローラ74は、
LCDコントローラ53が一定周期でVRAM73の内容をLCD36に
表示するためのリード(Read)動作とCPU56のVRAM73へ
のライト動作のタイミングを図るものである。LCDドラ
イバ60は、LCDコントローラ53からのマトリクス駆動信
号を基に320×200画素から成るLCD36の該当する画素に
対するLCD電源回路55からの供給される印加電圧を制御
する。
次にUI系39のソフトウェア構成について説明する。第
8図はUIサブシステムのモジュール構成が示されてい
る。
UI系39のソフトウェア構成は、UI系39のすべての全て
のプログラムを管理するメインモジュール(RTMO)76、
このRTMO76に呼び出され、本システムが使用されている
間、走行するプログラムから成るモジュール(MESG77、
CNSL78など)および要求により起動されるプログラムか
ら成るモジュール(PRNT79、STBY80など),前記要求に
より起動されるモジュールによって呼び出されて起動す
るモジュール(LCD81、FLT82など)によるツリー構造を
成しており、更にメインCPU(LLM)(第5図)との通信
制御を行うためのモジュール(SERL)83,共通の処理お
よび汎用性のある処理を行うモジュール(SUBR85、LCDL
IB86)を有し、これらのモジュールの有機的な結合によ
ってUI系39の機能が実現されるように構成されている。
特に、要求により起動されるモジュールは、本システ
ムの動作状態ごとに分けられており、パワーオン時はPW
Rモジュール87、待機時はSTBYモジュール80、コピー時
はPRNTモジュール79、仕様設定時はCUSPモジュール88お
よびシステム調整時はDIAGモジュール89が起動される。
例えばパワーオン時にはPWRモジュール87が呼び出さ
れ、この動作に関係する部品を制御するモジュール(LC
D81、AUTO90、INPV91)が呼び出されて起動する。
以下、各モジュールの機能について説明する。
RTMOモジュール76は、モニタと呼ばれる。管理プログ
ラム(OS)で、全てのプログラムを監視する働きをもっ
ており、その主なものとしてプログラムの入力出力や割
込の処理を行うと共に、LED37の点滅,ブザー72(第7
図)の動作時間を作るための基準時間などの実時間管理
およびLED37の表示制御を行う。
SERLモジュール83は、LLM48のメインCPU(図示せ
ず。)と通信を行っている。
MESGモジュール77は、LCD36上に文字等のメッセー
ジ、例えば「コピーができます」などの文字を表示する
ための制御を行う。
CNSLモジュール78は、ボタン操作の認識処理を行う。
BCHKモジュール92は、ハードキー35,タッチパネルキ
ー34などのボタン操作、例えば、同時に複数のボタンが
押されたときやLCD36上でスイッチのない場所をタッチ
したときやボタン押しの有効/無効などのチェック処理
を行う。
CMDSTSモジュール93は、本システムの機構部(エース
マシン1)とのコマンド/ステータスのやり取りを行
う。
PRNTモジュール79は、ジョブ実行時に呼び出され、LC
Dモジュール81を起動してディスプレイ上にコピー中で
ある旨などコピー動作に関するメッセージを表示する。
CUSPモジュール88は仕様設定モードにおけるウインド
ウメニューの表示制御を行い、オペレーションにより設
定されたパラメータをCMDSTSモジュール93を通してベー
スマシン1へ送信する。
STBYモジュール80は、パワーオンシーケンスが完了し
てジョブの実行ができる待機の状態やジョブの実行時間
が所定時間を超えた待機の状態あるいはジョブの設定入
力などのときに呼び出され、前記機能を実行するための
モジュール(FLT82,EDIT94等)を起動する。
PWRモジュール87は、電源ONからコピー動作ができる
状態に至る間の初期化処理、たとえばMAIN系40から送ら
れてくるベースマシン(M/C)1の状態情報を受信し記
憶する等を行っている。
DIAGモジュール89は、DIAGモードにおけるLCD36の表
示制御において、オペレーションにより決定されるテス
トモードをMAIN系40へ送信したり、MAIN系40より受信さ
れるテスト結果をLCD36に表示制御を行う。
FLTモジュール82は、ベースマシン1のジャム箇所の
コード表示やベースマシン1の絵のLCD36への表示を行
う。
LCDモジュール81はLCD36の表示制御を行い、LCDLIB86
はLCD36の表示制御のライブラリーである。
AUTOモジュール90はAPS(Auto Paper Size)/AMS(Au
to Magnification Size)および関連ボタンの受付表示
を行う。
INPVモジュール91は文章変更字の変数の入力、カウン
トの表示を行う。
SURBRモジュール85は各モジュールで使えるサブルー
チンの集まりである。
次にコンソールパネル4上のハードキー35およびタッ
チパネルキー61の各操作ボタンの説明をする。コンソー
ルパネル4には第4図に示すようにスタート、ストッ
プ、クリア、テンキー、オールクリア、トレイ選択、固
定倍率、任意倍率、割り込み、ちょっと小さめ、設定確
認および予熱の各ハードタンが設けらている。
なお、固定倍率ボタンは自動倍率ボタンを兼ね、イメ
ージサイズまたは自動倍率を選択するときに使用され
る。また、ちょっと小さめボタンは選択した固定倍率
(自動倍率の場合は、任意倍率)に対して、例えば0.93
倍の縮倍率でコピーをとるときに使用される。また、設
定確認ボタン351はそれまでに設定された機能を表示し
たいときに使用される。これについては後で詳細に説明
する。
次にタッチパネル95とLCD36の機能について説明す
る。
LCD36は第9図(a)に示すように320×200dot(1dot
=0.33×0.33mm)LCDの画素を有し、このLCD36上にはタ
ッチパネル94が配置されており第9図(b)に示すよう
に、10×7Tile(1Tile=32×24dot)のタッチパネルキ
ー61により構成されている。そして、LCD36に表示され
る各種機能に対応したボタン表示位置を押すことによ
り、その機能に対応したタッチパネルキー61が作動す
る。また、タッチパネルキー61は主に使用頻度を基準に
基本、応用、専門ボタンに分けられる。
次にタッチパネル95の操作の概要について第10図のフ
ローチャートに従って説明する。
機能の選択/解除は、LCD36上に表示された機能に対
応するボタンを押すことで行う。
パラメータのある機能については機能ボタンを押すと
(ステップ101)、ブザー72が一定時間鳴って注意を喚
起する(ステップ102)。そしてポップアップウインド
を開く(ステップ103)。基本、応用、専門ボタンのい
ずれかを押し(ステップ104)、必要があればパラメー
タの指定を行う。このとき、パラメータの指定が終了し
ていないと警告メッセージがLCD36上に表示される(ス
テップ109)。指定したパラメータでよければ、終了ボ
タンを押すとポップアップウインドは閉じ(ステップ10
6)、選択した機能ボタンの色が反転表示され(ステッ
プ107)、機能選択状態となる(ステップ108)。また、
ステップ103の状態でパラメータの指定を行う場合は、
まず、パラメータの指定(ステップ110)の後、よけれ
ば終了ボタンを押すと(ステップ111)、ポップアップ
ウインドは閉じ(ステップ112)、選択された機能ボタ
ンの色を反転させ(ステップ113)、機能選択状態とな
る(ステップ114)。また、ステップ103またはステップ
110の段階で取消しボタンを押すと(ステップ115)、ポ
ップアップウインドが閉じ(ステップ116)、選択した
機能ボタンの表示色の反転をさせないで(ステップ11
7)、機能選択を行なわかった状態にする(ステップ11
8)。
また、パラメータのない機能を選択する場合は、ま
ず、機能ボタンを押すと一定時間ブザー72が鳴り、機能
を選択する(終了ボタンを押す。)と、ボタン表示は反
転し(ステップ122)、機能選択状態となる(ステップ1
23)。また、機能選択状態ではない(取消しボタンを押
す。)と、ボタン表示はそのまま(ステップ124)であ
り、機能解除状態となる(ステップ125)。
設定されるコピー機能は第11図に示すような機能とそ
れぞれのパラメータからなるツリー構造を有し、主に使
用頻度に基づき基本、応用、専門機能に分けられてい
る。そして、パラメータのある機能は第11図に示すよう
に階層化されているポップアップ画面で選択/解除がさ
れる。
機能選択ボタンとしての基本ボタン201はオペレータ
が、基本コピーに必要な機能を選択するためのボタンで
ある。基本ボタン201が押されると第12図に示す基本画
面が表示される。基本画面にはコピー濃度調整、ソータ
ー、両面およびユーザー設定(仕様設定で設定なしを指
示している時は表示しない。)の各機能に対応したボタ
ンが設けられている。この基本画面は電源投入時、オー
ルクリアボタンが押された後、オートクリア動作後、予
熱モード復帰後、割り込み復帰後、設定確認モード復帰
後、仕様設定終了後は自動的に表示される。また、応用
画面/専門画面表示中に基本ボタン201が押された場
合、基本画面を表示する。応用画面/専門画面表示中は
基本ボタン201の機能が選択されていることを示すため
に、“基本”文字は暗色に反転表示される。
応用ボタン202が押されると第13図に示す応用画面が
表示される。応用画面には示す表示ボタンの内、単色カ
ラー、とじしろ、わく消し、ページ連写、OHP合紙、応
用原稿送りの各機能に対応したボタンが設けられてい
る。
応用画面にて機能を選択した後に専門/基本画面を表
示した場合は“応用”文字は暗色に反転表示される。な
お、単色カラーボタンの上のトナー色表示は、サブ現像
器11が装着されていない場合は表示しない。
専門ボタン203が押されると第14図に示す専門画面が
表示される。専門画面には合成、寸法変倍、ジョブメモ
リおよび仕様設定の各機能に対応したボタンがそれぞれ
設けられている。専門画面にて機能を選択した後に応用
/基本画面を表示した場合は“専門”文字は暗色に反転
表示される。
次に主な機能ボタンについて説明する。
自動濃度調整ボタン205はオペレータが、自動濃度調
整機能を選択/解除するために押すボタンである。
また、ユーザーが頻繁に使用する機能の選択を容易に
するために、ユーザーが仕様設定で設定したボタンを基
本画面で表示することができる。これをユーザー設定ボ
タン206と呼び、仕様設定機能により、設定された機能
のボタンとして動作する。
また、ソーターボタン207はオペレータがソーター3
を使用する時に押すボタンである。選択できる機能は丁
合いとスタックの二つのうち一つで、いずれかが選択さ
れた場合、ステイプラソーター付き機械の場合、自動ホ
チキス止め機能を選択できる。
また、両面ボタン209は片面原稿、両面原稿から両面
コピーを取りたい時、または両面原稿から片面コピーを
取りたい時に押すボタンである。選択できる機能は片面
原稿→両面コピー、両面原稿→片面コピーおよび両面原
稿→両面コピーの三つうちの一つである。
とじしろボタン210は右とじしろまたは左とじしろが
選択できる。いずれかのボタンが押された場合は、表と
じしろ/裏とじしろ量の入力状態となる。とじしろ量は
0〜数十mmの範囲で設定できる。また、とじしろ量の初
期値は仕様設定でも設定できる。
わく消しボタン211は、上下わく消し、左右わく消し
または中消し機能が選択可能である。
ページ連写ボタン212は見開きでB4版(またはA3版)
の本などを、一度スタートボタンを押すだけで、片ペー
ジずつの二分割コピーをとるために押すボタンである。
OHP合紙ボタン214とは、OHPコピー時に自動的に白紙
を挿入する時に押す特殊機能ボタンである。
応用原稿送りボタン215は、オペレータが、DADF2を特
殊な仕様で使用する場合の機能選択のために押すボタン
である。2イン1指定ではDADF2上にセットされた原稿
二枚分をプラテンガラス上に並列にセットする。また、
ミックスサイズ指定では、サイズの異なる原稿を連続し
て搬送することを可能とする。
合成ボタン216はオペレータが合成コピーを取りたい
時押すボタンである。
寸法変倍ボタン217は、オペレータが希望の倍率(大
きさ)にコピーしたい時に自動的に倍率を計算させるた
めに押すボタンである。
ジョブメモリボタン218はオペレータがコンソールパ
ネル4およびタッチパネル95上の設定を初期状態として
機能に記憶させ、これを必要に応じて呼び出すボタンで
ある。
仕様設定ボタン219は、オペレータが初期値の設定、
機能の設定/解除等をする時に押すボタンである。
本発明の特徴部分に相当する本実施例の設定確認ボタ
ンの機能を以下説明する。
設定確認ボタン(第4図)351を押すと設定確認ラン
プ371を点灯し、それまでに設定された機能を例えば第1
5図に示すようにボタン表示する。ボタン表示は最大9
機能を同時に表示できる。設定確認ボタンを押したとき
の初期ボタン表示は入力状態つまり暗色反転表示をす
る。また、その表示は決められた順に表示すると、第15
図の画面上で何が設定されているかを習慣に従って、確
認し易い。このとき、同時に9機能以上が入力されても
ボタン表示はLCD36の表示スペースの関係でで9コであ
る。また、9機能未満の場合はその機能分のみ表示され
る。
上記ユーザーによる設定確認のための表示中に再度設
定確認ボタン351が押された場合は、設定確認ランプ371
を消灯し、基本画面に表示を変更する。また、表示され
ているLCD36上の表示ボタンを押した場合は、次のよう
に二つの動作に分かれる。
すなわち、パラメータのない機能(例えばカラー複写
用のサブ現像器11が装着されている場合の“単色カラ
ー”は“単色カラー”が“ある”か“ない”のみであ
る。また、パラメータのある機能(例えば“とじしろ”
は“右とじ”“左とじ”と各とじしろ長さが設定できる
機能)の場合は第16図に示すようなポップアップウイン
ドウが開き、パラメータの変更、機能の取り消しが可能
となる目的とするパラメータの指定を行った後、終了ボ
タン230を押すとウインドウを閉じ、その指定パラメー
タを持つ機能のボタン表示が反転する。また、機能の取
り消しはポップアップウインドウ中に取り消しボタン23
1を押すことで機能が解除される。また、ポップアップ
ウインドウを閉じた後は、変更されたパラメータが表示
される。この設定確認中でのパラメータの変更は再度行
うことができる。
こうして、本実施例により機能の入力状態をLCD画面3
6で確認できるだけでなく、その機能の変更または取り
消しを機能設定確認中に行えるので、ユーザーの機能の
入力、変更操作が簡単となる。
また、設定された機能のみをLCD画面36に表示する。
そのため、ユーザーの使用しない機能がLCD画面36に表
示されないので小さいスペースのLCD画面36で十分対応
でき、見易く、使い勝手がよい。
上記設定確認の手順を第17図のフローチャートで説明
する。
設定確認ボタン351が押されたら複写モードのボタン
表示がLCD画面36上になされる(ステップ2)。次い
で、同画面36上の表示ボタンを押すとパラメータを持っ
ていない機能の場合は機能が解除される。このとき、ボ
タン表示を削除することもできる(ステップ5)。パラ
メータのある機能の場合は表示ボタンが押されるとポッ
プアップウインドウが表示される(ステップ6)。そし
て、パラメータボタンが押されるとパラメータの変更が
できる(ステップ8)。またパラメータボタンが押され
なく、終了ボタン230が押されるとポップアップウイン
ドウが閉じる(ステップ10)。また、設定確認ボタン35
1が押されて、複写モードのボタン表示がなされた後、L
CD画面36上の機能ボタンが押されないで、再び設定確認
ボタン351が押されると、複写モードのボタン表示は解
除され設定確認ランプ371は消灯し、基本画面(第12
図)に戻る(ステップ14)。また、このとき、二度目の
設定確認ボタン351が押されないで複写スタートボタン
が押されるとコピー動作が開始される(ステップ16)。
本実施例において、本発明のジョブモード入力設定手
段はLCD画面36上に表示される基本、応用、専門ボタン
と各機能等の設定プログラムであり、本発明のジョブモ
ード記憶手段はRAM(第7図)64に、本発明のジョブモ
ード設定確認呼び出し手段はRAM64中に記憶された機能
をLCD画面36上に呼び出すためのプログラムおよび設定
確認ボタン351、本発明のジョブモード設定確認表示手
段はLCD画面36と画面表示のためのプログラムであり、
本発明のジョブモード設定確認表示解除手段はLCD画面3
6上のジョブモード設定確認表示が解除され基本画面に
戻るプログラムおよび設定確認ボタン351であり、本発
明のジョブモード修正手段は設定確認中のジョブモード
変更または解除用のボタンに対応したタッチパネルキー
61およびそのためのプログラムにそれぞれ該当する。
[発明の効果] 本発明によれば、設定確認入力手段が入力された場合
に、複数の機能設定画面に関する機能設定状態を1画面
で表示するので、複数の機能設定画面に関する機能設定
状態の確認が容易になる。
また、複数の機能設定画面に関する機能設定状態を1
画面で表示している際に、1画面に表示される少なくと
も1つの機能が選択された場合、表示内容の少なくとも
一部を切り換えて、選択された機能の複数の下位レベル
の選択項目を表示すると共に、該機能の設定状態の変更
を可能にするので、容易に機能の選択状態の変更をする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の構成図、第2図は本発明の実施例の
複写機の外観図、第3図は複写機の断面図、第4図は複
写機のコントロールバネルの図、第5図は複写機の制御
ブロック図、第6図は複写機のユーザーインタフェース
のハードウエア構成図、第7図は複写機のユーザーイン
タフェース制御部の回路構成図、第8図は複写機のユー
ザーインタフェースサブシステムのモジュール構成図、
第9図はコントロールパネルのタッチパネル/LCDの構成
図、第10図はタッチパネルの操作フローチャート、第11
図はLCD画面を参照しながらタッチパネルによって設定
できる機能とそのパラメータからなるツリー構造図、第
12図はLCDの基本画面、第13図はLCDの応用画面、第14図
はLCDの専門画面、第15図はユーザーにより設定された
機能の確認用表示画面、第16図はとじしろ機能のパラメ
ータ設定用画面、第17図は設定確認の手順を示すフロー
チャートである。 4……コンソールパネル、36……LCD画面、95……タッ
チパネル、351……設定確認ボタン、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−270095(JP,A) 特開 平1−8449(JP,A) 特開 平1−164965(JP,A) 特開 平1−261667(JP,A) 特開 平1−196077(JP,A) 特開 平1−254976(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 512 G06F 3/00 654

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の機能設定画面を切り換えて表示可能
    な表示装置を有する記録装置において、 前記複数の機能設定画面に関する機能設定状態を1画面
    で表示する入力を行う設定確認入力手段と、 前記設定確認入力手段が入力された場合に、前記複数の
    機能設定画面に関する機能設定状態を1画面で表示する
    設定確認表示手段と、 前記設定確認表示手段による表示がなされている際に、
    前記1画面に表示される少なくとも1つの機能が選択さ
    れた場合、表示内容の少なくとも一部を切り換えて、選
    択された機能の複数の下位レベルの選択項目を表示する
    と共に、該機能の設定状態の変更を可能とする修正手段
    と、 を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】前記設定確認表示手段による表示がされて
    いる際に、前記複数の機能設定画面のうちの1つの機能
    設定画面を表示させる操作手段を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】前記1つの機能設定画面は、電源オンされ
    た場合に表示される基本画面であることを特徴とする請
    求項2に記載の記録装置。
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