JP2913854B2 - 画像記録装置 - Google Patents
画像記録装置Info
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- JP2913854B2 JP2913854B2 JP3018117A JP1811791A JP2913854B2 JP 2913854 B2 JP2913854 B2 JP 2913854B2 JP 3018117 A JP3018117 A JP 3018117A JP 1811791 A JP1811791 A JP 1811791A JP 2913854 B2 JP2913854 B2 JP 2913854B2
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- Japan
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- tray
- paper
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- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Collation Of Sheets And Webs (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像記録装置に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、ファクシミリ、プリンタ
等の画像記録装置においては、画像を記録する用紙を収
納するものとしてトレイが配置されている。
等の画像記録装置においては、画像を記録する用紙を収
納するものとしてトレイが配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】複写機等の画像記録装
置においては、自動用紙選択機能(APS)や、自動ト
レイ切り替え機能(ATS)を備えるものがある。AP
Sは、原稿サイズに応じ、自動的に用紙を選択する機能
であり、ATSは、現在使用しているトレイの用紙が無
くなった場合に、自動的に他の用紙トレイに切り替える
機能である。ところで、APSによって、ある用紙トレ
イが選択された場合、その用紙トレイはリフトアップ中
であることがあり、また、ATSによって、ある用紙ト
レイが選択された場合、その用紙トレイがリフトアップ
中であることがあるが、従来においては、このようにA
PSや、ATSにおいて選択された用紙トレイがリフト
アップ中である場合、どのように扱うのがよいかについ
ては考慮されていない。
置においては、自動用紙選択機能(APS)や、自動ト
レイ切り替え機能(ATS)を備えるものがある。AP
Sは、原稿サイズに応じ、自動的に用紙を選択する機能
であり、ATSは、現在使用しているトレイの用紙が無
くなった場合に、自動的に他の用紙トレイに切り替える
機能である。ところで、APSによって、ある用紙トレ
イが選択された場合、その用紙トレイはリフトアップ中
であることがあり、また、ATSによって、ある用紙ト
レイが選択された場合、その用紙トレイがリフトアップ
中であることがあるが、従来においては、このようにA
PSや、ATSにおいて選択された用紙トレイがリフト
アップ中である場合、どのように扱うのがよいかについ
ては考慮されていない。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、APSや、ATSにおける用紙トレイの選択に際
して、用紙トレイがリフトアップ中であるか否かという
用紙トレイのトレイコンディションを反映させることが
できる画像記録装置を提供することを目的とするもので
ある。
って、APSや、ATSにおける用紙トレイの選択に際
して、用紙トレイがリフトアップ中であるか否かという
用紙トレイのトレイコンディションを反映させることが
できる画像記録装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、請求項1記載の画像記録装置は、原稿サ
イズに応じ、自動的に用紙を選択する機能である自動用
紙選択機能を有する画像記録装置において、用紙を収容
する複数の用紙トレイと、前記用紙トレイがリフトアッ
プ中か否かを判断する判断手段と、コピー開始時に前記
自動用紙選択機能により選択された用紙トレイが、前記
判断手段によりリフトアップ中と判断された場合にも、
前記自動用紙選択機能により選択された当該用紙トレイ
を選択する制御手段とを備えることを特徴とする。請求
項2記載の画像記録装置は、自動的に用紙トレイを切り
替える機能である自動トレイ切り替え機能を有する画像
記録装置において、用紙を収容する複数の用紙トレイ
と、前記用紙トレイがリフトアップ中か否かを判断する
判断手段と、現在使用している用紙トレイに用紙が無く
なった場合において、前記自動トレイ切り替え機能によ
り選択された用紙トレイが、前記判断手段によりリフト
アップ中と判断された場合、所定時間後に再度当該用紙
トレイがリフトアップ中か否かを判断し、当該用紙トレ
イがリフトアップを完了している場合に、自動トレイ切
り替え機能により選択された当該用紙トレイに切り替え
る制御手段とを備えることを特徴とする。
成するために、請求項1記載の画像記録装置は、原稿サ
イズに応じ、自動的に用紙を選択する機能である自動用
紙選択機能を有する画像記録装置において、用紙を収容
する複数の用紙トレイと、前記用紙トレイがリフトアッ
プ中か否かを判断する判断手段と、コピー開始時に前記
自動用紙選択機能により選択された用紙トレイが、前記
判断手段によりリフトアップ中と判断された場合にも、
前記自動用紙選択機能により選択された当該用紙トレイ
を選択する制御手段とを備えることを特徴とする。請求
項2記載の画像記録装置は、自動的に用紙トレイを切り
替える機能である自動トレイ切り替え機能を有する画像
記録装置において、用紙を収容する複数の用紙トレイ
と、前記用紙トレイがリフトアップ中か否かを判断する
判断手段と、現在使用している用紙トレイに用紙が無く
なった場合において、前記自動トレイ切り替え機能によ
り選択された用紙トレイが、前記判断手段によりリフト
アップ中と判断された場合、所定時間後に再度当該用紙
トレイがリフトアップ中か否かを判断し、当該用紙トレ
イがリフトアップを完了している場合に、自動トレイ切
り替え機能により選択された当該用紙トレイに切り替え
る制御手段とを備えることを特徴とする。
【0006】請求項1記載の発明によれば、用紙トレイ
がリフトアップ中と判断された場合にも自動用紙選択機
能において選択される用紙とすることを可能とするの
で、自動用紙選択機能において選択され得る用紙トレイ
の範囲を拡大することができる。
がリフトアップ中と判断された場合にも自動用紙選択機
能において選択される用紙とすることを可能とするの
で、自動用紙選択機能において選択され得る用紙トレイ
の範囲を拡大することができる。
【0007】請求項2記載の発明によれば、用紙トレイ
がリフトアップ中と判断された場合、所定時間後に再
度、用紙トレイがリフトアップ中か否かを判断し、用紙
トレイがリフトアップを完了している場合に、用紙トレ
イを自動トレイ切り替え機能において選択される用紙ト
レイとするので、自動トレイ切り替え機能において選択
される用紙トレイの範囲を拡大することができ、しかも
自動トレイ切り替え機能が使用されない状態を少なくす
ることができる。
がリフトアップ中と判断された場合、所定時間後に再
度、用紙トレイがリフトアップ中か否かを判断し、用紙
トレイがリフトアップを完了している場合に、用紙トレ
イを自動トレイ切り替え機能において選択される用紙ト
レイとするので、自動トレイ切り替え機能において選択
される用紙トレイの範囲を拡大することができ、しかも
自動トレイ切り替え機能が使用されない状態を少なくす
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明する。なお、以下の実施例では画像記録装置の例とし
て複写機を取り上げるが、本発明は複写機に限らず画像
記録装置一般に適用できるものであることは当然であ
る。
明する。なお、以下の実施例では画像記録装置の例とし
て複写機を取り上げるが、本発明は複写機に限らず画像
記録装置一般に適用できるものであることは当然であ
る。
【0009】図1は本発明に係る画像記録装置を適用し
た複写機の外観を示す斜視図であり、ベースマシン1に
両面自動原稿送り装置(DADF)2,ソータ3が取付
けられており、このベースマシン1はコンソールパネル
4によって設定されたジョブに応じて付属装置を含む機
構部を制御し、DADF2で送られた原稿から読み取っ
た画像情報を基にトレイ5から供給される指定サイズの
用紙に対して画像処理を施した後、排紙処理を実行する
と共に、ソータ3において画像処理された用紙の仕分け
を行うように構成されている。
た複写機の外観を示す斜視図であり、ベースマシン1に
両面自動原稿送り装置(DADF)2,ソータ3が取付
けられており、このベースマシン1はコンソールパネル
4によって設定されたジョブに応じて付属装置を含む機
構部を制御し、DADF2で送られた原稿から読み取っ
た画像情報を基にトレイ5から供給される指定サイズの
用紙に対して画像処理を施した後、排紙処理を実行する
と共に、ソータ3において画像処理された用紙の仕分け
を行うように構成されている。
【0010】図2は本複写機の用紙搬送系の概略構成を
示す図であり、複写機内には、感光ドラム7が配置され
ており、感光ドラム7の外周面には感光体8が層状に形
成されている。感光ドラム7は矢印方向に回転するよう
に駆動装置(図示せず)に連結されている。感光ドラム
7の外周には、チャージコロトロン9、現像器11,1
2、転写コロトロン13およびクリーニング装置15が
配置されている。
示す図であり、複写機内には、感光ドラム7が配置され
ており、感光ドラム7の外周面には感光体8が層状に形
成されている。感光ドラム7は矢印方向に回転するよう
に駆動装置(図示せず)に連結されている。感光ドラム
7の外周には、チャージコロトロン9、現像器11,1
2、転写コロトロン13およびクリーニング装置15が
配置されている。
【0011】感光ドラム7が矢印方向に回転するにつれ
て、感光体8がチャージコロトロン9によって一様に帯
電された後、露光箇所16で光の照射を受け静電潜像が
形成される。露光箇所16には、複写機の上面に配置さ
れたプラテンガラス17上に載置された図示しない原稿
の光像が入射されるようになっている。このために、露
光ランプ19と、これによって照明された原稿面の反射
光を伝達する複数のミラー20および光学レンズ21と
が配置されており、このうち所定のものは原稿の読み取
りのためにスキャンされるようになっている。静電潜像
が形成された感光体8は、その後現像器で現像される。
ここで感光体8上に形成されたトナー像は、転写コロト
ロン13により用紙上に転写され、ヒートロール23と
プレッシャロール24の間で熱定着されて搬出される。
一方、感光体8はクリーニング装置15によりクリーニ
ングされ再使用に供される。
て、感光体8がチャージコロトロン9によって一様に帯
電された後、露光箇所16で光の照射を受け静電潜像が
形成される。露光箇所16には、複写機の上面に配置さ
れたプラテンガラス17上に載置された図示しない原稿
の光像が入射されるようになっている。このために、露
光ランプ19と、これによって照明された原稿面の反射
光を伝達する複数のミラー20および光学レンズ21と
が配置されており、このうち所定のものは原稿の読み取
りのためにスキャンされるようになっている。静電潜像
が形成された感光体8は、その後現像器で現像される。
ここで感光体8上に形成されたトナー像は、転写コロト
ロン13により用紙上に転写され、ヒートロール23と
プレッシャロール24の間で熱定着されて搬出される。
一方、感光体8はクリーニング装置15によりクリーニ
ングされ再使用に供される。
【0012】一方、複写機に配置されている供給トレイ
25に収容されている用紙27あるいは手差しトレイ2
8に沿って手差しで送り込まれる用紙27は、送りロー
ル29あるいは31によって送り出され、搬送ロール3
2に案内されて感光ドラム7と転写コロトロン13の間
を通過する。このとき、トナー像が用紙27上に転写さ
れる。転写後の用紙27はヒートロール23およびプレ
ッシャロール24の間を通過して熱定着される。そし
て、搬送ロール32の間を通過して搬出トレイであるソ
ータ3に搬出される。
25に収容されている用紙27あるいは手差しトレイ2
8に沿って手差しで送り込まれる用紙27は、送りロー
ル29あるいは31によって送り出され、搬送ロール3
2に案内されて感光ドラム7と転写コロトロン13の間
を通過する。このとき、トナー像が用紙27上に転写さ
れる。転写後の用紙27はヒートロール23およびプレ
ッシャロール24の間を通過して熱定着される。そし
て、搬送ロール32の間を通過して搬出トレイであるソ
ータ3に搬出される。
【0013】なお、中間トレイ33は両面または多重コ
ピーするときに用いられるものである。
ピーするときに用いられるものである。
【0014】図3は電気系のハードウェア構成を示す図
である。ユーザインタフェース(UI)50はコンパネ
4にあるボタンの操作による設定/入力されたデータ処
理を実行し、本機システムを管理するMAINPWBA
(以下、MAIN系と称す)に入力データを送ると共
に、ユーザへの表示を行う。
である。ユーザインタフェース(UI)50はコンパネ
4にあるボタンの操作による設定/入力されたデータ処
理を実行し、本機システムを管理するMAINPWBA
(以下、MAIN系と称す)に入力データを送ると共
に、ユーザへの表示を行う。
【0015】DADFコントローラ51は、原稿の両面
から画情報を読み取るために、この読み取りタイミング
に合わせて原稿をプラテンガラス上に搬送するための制
御を行う。
から画情報を読み取るために、この読み取りタイミング
に合わせて原稿をプラテンガラス上に搬送するための制
御を行う。
【0016】光学的読取り装置(OPT)コントローラ
52は、プラテンガラス上に搬送された原稿からユーザ
が指定した画情報の光学的な読取り制御を行う。即ち、
DADFは原稿の一方の面がプラテンガラスに向き合う
ような状態でこれを搬送する。そしてOPTが動作して
1回目の露光を行う。次いで、DADFは露光終了後の
原稿を装置内にあるトレイに戻す際にその表裏を逆転さ
せる。これによりこの原稿が再度送り出された場合には
先の露光面と逆の面が露光されるように原稿送り機構部
および光学系の制御を行う。ベースマシンでは両面コピ
ーの指令により用紙の搬送制御および両面トレイの駆動
制御が行われる。
52は、プラテンガラス上に搬送された原稿からユーザ
が指定した画情報の光学的な読取り制御を行う。即ち、
DADFは原稿の一方の面がプラテンガラスに向き合う
ような状態でこれを搬送する。そしてOPTが動作して
1回目の露光を行う。次いで、DADFは露光終了後の
原稿を装置内にあるトレイに戻す際にその表裏を逆転さ
せる。これによりこの原稿が再度送り出された場合には
先の露光面と逆の面が露光されるように原稿送り機構部
および光学系の制御を行う。ベースマシンでは両面コピ
ーの指令により用紙の搬送制御および両面トレイの駆動
制御が行われる。
【0017】帯電除去装置(ISIL)コントローラ5
3は、原稿の画情報から不要な部分を消し込む処理,原
稿の周辺を消す枠消し処理,原稿の画情報の中からの特
定情報描出などの編集処理の制御を行う。
3は、原稿の画情報から不要な部分を消し込む処理,原
稿の周辺を消す枠消し処理,原稿の画情報の中からの特
定情報描出などの編集処理の制御を行う。
【0018】画像記録装置(IOT)コントローラ54
は、原稿から読み取られた画情報を基に画像処理を実行
する際に、用紙搬送制御,紙づまり検知および現像プロ
セス制御を管理する。
は、原稿から読み取られた画情報を基に画像処理を実行
する際に、用紙搬送制御,紙づまり検知および現像プロ
セス制御を管理する。
【0019】特定トレイ(DDM/TRAY[X])コ
ントローラ55は、IOTからの両面画像処理に関する
指令に基づいて片面の画像処理が既に行われている用紙
を反転させて背面に画像処理を施すために、次の現像タ
イミングまで一時待機させるように両面トレイを制御し
たり、またIOTからの特別トレイ動作指令により、他
のトレイとは別に取り扱われる特別トレイ[X]、例え
ば最下段トレイ(トレイ4)の制御を行う。これは、D
DMを使用しないユーザに対して、DDMを取り外して
トレイとして使用できるようにするためである。従って
DDM及びトレイ4に関する情報は特定トレイコントロ
ーラ55から通信によりIOT54に通知されることに
なる。
ントローラ55は、IOTからの両面画像処理に関する
指令に基づいて片面の画像処理が既に行われている用紙
を反転させて背面に画像処理を施すために、次の現像タ
イミングまで一時待機させるように両面トレイを制御し
たり、またIOTからの特別トレイ動作指令により、他
のトレイとは別に取り扱われる特別トレイ[X]、例え
ば最下段トレイ(トレイ4)の制御を行う。これは、D
DMを使用しないユーザに対して、DDMを取り外して
トレイとして使用できるようにするためである。従って
DDM及びトレイ4に関する情報は特定トレイコントロ
ーラ55から通信によりIOT54に通知されることに
なる。
【0020】ビンソータコントローラ56は、例えば2
0ビンソータをIOTからの仕分け指令により駆動し、
ベースマシンから搬出される画像処理後の用紙を指定さ
れたビンに貯えるための制御を行う。
0ビンソータをIOTからの仕分け指令により駆動し、
ベースマシンから搬出される画像処理後の用紙を指定さ
れたビンに貯えるための制御を行う。
【0021】スティプルソータコントローラ57は、I
OTからの綴じ込み仕分け指令によりビンに貯えられた
用紙を丁合した後にスティプルで綴じるための制御を行
う。ライトレンズマネジャー(LLM)58は、システ
ムの全体を統括管理しており、主に原稿の画像処理と用
紙の搬送を時間的に一致させるためのシステムタイミン
グ制御やユーザが設定するコピーモードなどのジョブ管
理を行う。
OTからの綴じ込み仕分け指令によりビンに貯えられた
用紙を丁合した後にスティプルで綴じるための制御を行
う。ライトレンズマネジャー(LLM)58は、システ
ムの全体を統括管理しており、主に原稿の画像処理と用
紙の搬送を時間的に一致させるためのシステムタイミン
グ制御やユーザが設定するコピーモードなどのジョブ管
理を行う。
【0022】シリアルデータ通信プロセッサ(SCP)
59は、UI,DADF,OPTおよびISILとのデ
ータの送受をシリアル通信で行うと共に、LLMとの間
のデータをパラレル通信によりやり取りするためのデー
タ処理を行う。
59は、UI,DADF,OPTおよびISILとのデ
ータの送受をシリアル通信で行うと共に、LLMとの間
のデータをパラレル通信によりやり取りするためのデー
タ処理を行う。
【0023】特にSCPとLLMとのデータのやり取り
は、SCPに内蔵されているデュアルポートRAMを通
して行われる。すなわち、LLMは自分のアドレスマッ
プ上に割り付けられたSCPのRAMをリード/ライト
し、このRAMをSCPがリード/ライトすることで情
報の伝達を行っている。
は、SCPに内蔵されているデュアルポートRAMを通
して行われる。すなわち、LLMは自分のアドレスマッ
プ上に割り付けられたSCPのRAMをリード/ライト
し、このRAMをSCPがリード/ライトすることで情
報の伝達を行っている。
【0024】上記のハードウェアは各機能ごとに独立し
たCPUを備え、このCPUと周辺LSIにより電気回
路基板(PWBA)が構成されている。
たCPUを備え、このCPUと周辺LSIにより電気回
路基板(PWBA)が構成されている。
【0025】ここで、LLM,SCPおよびIOTはベ
ースマシンの制御系の中枢を成すもので、各機能を分担
するCPUと周辺LSIによりMAIN系を構成してい
る。図4はコンソールパネル(以下、コンパネと称す)
を示す図であり、コンパネ4には、用紙サイズ,倍率,
複写枚数などの設定/入力,スタート,ストップ,割込
み,設定確認などの操作を行うためのハードキーとして
のボタンと液晶表示装置を使用したLCD画面上に表示
される機能に対応して表示部分に設けられたタッチキー
としてのボタンを備えている。またコンパネ4にはハー
ドキーを操作したときの選択や設定の状態がランプなど
により表示されている。なお、これらの機能については
周知であるので必要のある場合にのみ説明することにす
る。
ースマシンの制御系の中枢を成すもので、各機能を分担
するCPUと周辺LSIによりMAIN系を構成してい
る。図4はコンソールパネル(以下、コンパネと称す)
を示す図であり、コンパネ4には、用紙サイズ,倍率,
複写枚数などの設定/入力,スタート,ストップ,割込
み,設定確認などの操作を行うためのハードキーとして
のボタンと液晶表示装置を使用したLCD画面上に表示
される機能に対応して表示部分に設けられたタッチキー
としてのボタンを備えている。またコンパネ4にはハー
ドキーを操作したときの選択や設定の状態がランプなど
により表示されている。なお、これらの機能については
周知であるので必要のある場合にのみ説明することにす
る。
【0026】LCD画面45は、320×200dot(1dot=
0.33×0.33 mm)の画素を有し、この画素により構成さ
れるLCD画面内にタッチパネルが配置されている。こ
のタッチパネルは、10×7tile(1tile=32×24 dot)に
より構成されている。
0.33×0.33 mm)の画素を有し、この画素により構成さ
れるLCD画面内にタッチパネルが配置されている。こ
のタッチパネルは、10×7tile(1tile=32×24 dot)に
より構成されている。
【0027】次にトレイの優先順位及び禁止トレイの設
定について説明する。図5はLCD画面45に表示され
る初期画面の例であり、基本、応用、専門の3種類の機
能が設けられている。
定について説明する。図5はLCD画面45に表示され
る初期画面の例であり、基本、応用、専門の3種類の機
能が設けられている。
【0028】基本ボタン200は、オペレータが基本コ
ピーに必要な機能を選択するためのボタンであり、応用
ボタン300は、単色カラー、とじしろ、わく消し、ペ
ージ連写、OHP合紙、応用原稿送り等の応用コピーに
必要な機能を選択するためのボタンであり、専門ボタン
400は、オペレータが専門コピーに必要な機能を選択
するためのボタンである。
ピーに必要な機能を選択するためのボタンであり、応用
ボタン300は、単色カラー、とじしろ、わく消し、ペ
ージ連写、OHP合紙、応用原稿送り等の応用コピーに
必要な機能を選択するためのボタンであり、専門ボタン
400は、オペレータが専門コピーに必要な機能を選択
するためのボタンである。
【0029】図5の状態で専門ボタン400がタッチさ
れると図6に示す専門画面401が表示される。専門画
面401には合成410、寸法変倍420、ジョブメモ
リ430および仕様設定440の各機能に対応したボタ
ンが設けられている。
れると図6に示す専門画面401が表示される。専門画
面401には合成410、寸法変倍420、ジョブメモ
リ430および仕様設定440の各機能に対応したボタ
ンが設けられている。
【0030】仕様設定は、従来自己診断(ダイアグノス
ティックス)モードで行っていたマシン状態の設定の一
部をユーザに開放する機能であり、これによりユーザは
本複写機のような多機能化された複写機をコピージョブ
に応じて所望の状態に設定することができる。
ティックス)モードで行っていたマシン状態の設定の一
部をユーザに開放する機能であり、これによりユーザは
本複写機のような多機能化された複写機をコピージョブ
に応じて所望の状態に設定することができる。
【0031】そして図6の画面で仕様設定ボタン440
をタッチすると、図7Aに示す画面に変わり、仕様設定
の項目が表示され、カーソル402が第1番目の項目で
ある「初期モード設定」の位置に置かれる。そしてこの
画面においてスクロールボタン403をタッチすること
により、同図Bに示すようにカーソル402を「自動モ
ードの優先/禁止トレイ」の項目の位置に移動させ、そ
こで「開く」ボタンをタッチすると同図Cに示す画面に
遷移し、この画面でカーソル402を移動しながら各ト
レイに対してコンパネ4のテンキーで1〜4のボタンを
押すことにより所望の優先順位を設定することができ、
また例えばテンキーで0のボタンを押すことにより所望
のトレイを禁止トレイに設定することができる。いま、
トレイ1の優先順位を第1位(優先度値=1 )、トレイ
2の優先順位を第2位(優先度値=2 )、トレイ3の優
先順位を第3位(優先度値=3)とし、トレイ4に対し
てはテンキーで0を入力して禁止トレイを設定すると、
画面表示は図8に示すようになる。
をタッチすると、図7Aに示す画面に変わり、仕様設定
の項目が表示され、カーソル402が第1番目の項目で
ある「初期モード設定」の位置に置かれる。そしてこの
画面においてスクロールボタン403をタッチすること
により、同図Bに示すようにカーソル402を「自動モ
ードの優先/禁止トレイ」の項目の位置に移動させ、そ
こで「開く」ボタンをタッチすると同図Cに示す画面に
遷移し、この画面でカーソル402を移動しながら各ト
レイに対してコンパネ4のテンキーで1〜4のボタンを
押すことにより所望の優先順位を設定することができ、
また例えばテンキーで0のボタンを押すことにより所望
のトレイを禁止トレイに設定することができる。いま、
トレイ1の優先順位を第1位(優先度値=1 )、トレイ
2の優先順位を第2位(優先度値=2 )、トレイ3の優
先順位を第3位(優先度値=3)とし、トレイ4に対し
てはテンキーで0を入力して禁止トレイを設定すると、
画面表示は図8に示すようになる。
【0032】そして、優先順位または禁止トレイの設定
の後、決定ボタンがタッチされるとUI50は、SCP
59を介して、決定されたトレイ状態をLLM58に通
知する。これによりLLM58は最新のトレイの設定状
態を不揮発性メモリ(図3には図示せず)に書き込むと
共に、これらのトレイの状態を次のコピージョブの開始
が指示された際に即座に反映させる。従ってトレイの優
先順位あるいは禁止トレイの設定を行って仕様設定機能
から抜け出ると設定されたトレイ状態は即座にAPS及
びATSに反映される。
の後、決定ボタンがタッチされるとUI50は、SCP
59を介して、決定されたトレイ状態をLLM58に通
知する。これによりLLM58は最新のトレイの設定状
態を不揮発性メモリ(図3には図示せず)に書き込むと
共に、これらのトレイの状態を次のコピージョブの開始
が指示された際に即座に反映させる。従ってトレイの優
先順位あるいは禁止トレイの設定を行って仕様設定機能
から抜け出ると設定されたトレイ状態は即座にAPS及
びATSに反映される。
【0033】以下、APS、ATSにおけるトレイの優
先順位及び禁止トレイの取り扱いについて説明する。ま
ず、APSの場合について説明する。LLM58は、図
9に示すようなAPS手段60を備えている。APS手
段60のプラテンモード時の動作を図10〜図14のフ
ローチャートを参照して説明する。
先順位及び禁止トレイの取り扱いについて説明する。ま
ず、APSの場合について説明する。LLM58は、図
9に示すようなAPS手段60を備えている。APS手
段60のプラテンモード時の動作を図10〜図14のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0034】倍率が設定され、且つトレイ選択ボタン4
2によりAPSが選択されているとき、APS手段60
は図10に示す処理を10msec毎に実行する。まず、コピ
ーモード判別部61はUI50から通知されるコピーモ
ード情報により、設定されているコピーモードがシンプ
レックスまたはサイド1コピーであるか否かをチェック
する(ステップS1)。これは今回行うコピーが用紙を
DDMから搬送するものであるか否かを判別する処理で
あり、DDMに入っている用紙を搬送する場合には用紙
サイズは既知であるから、この場合にはAPSを起動す
る必要はなく、コピーモード判別部61はコピーモード
がシンプレックスまたはサイド1コピーである場合には
原稿検知部62、用紙検出部63、トレイ検出部64及
び選択トレイ決定/状態検出制御(以下、選択トレイ決
定部と称す)65を起動するが、そうでない場合にはこ
れら各部を起動することなく処理を終了する。
2によりAPSが選択されているとき、APS手段60
は図10に示す処理を10msec毎に実行する。まず、コピ
ーモード判別部61はUI50から通知されるコピーモ
ード情報により、設定されているコピーモードがシンプ
レックスまたはサイド1コピーであるか否かをチェック
する(ステップS1)。これは今回行うコピーが用紙を
DDMから搬送するものであるか否かを判別する処理で
あり、DDMに入っている用紙を搬送する場合には用紙
サイズは既知であるから、この場合にはAPSを起動す
る必要はなく、コピーモード判別部61はコピーモード
がシンプレックスまたはサイド1コピーである場合には
原稿検知部62、用紙検出部63、トレイ検出部64及
び選択トレイ決定/状態検出制御(以下、選択トレイ決
定部と称す)65を起動するが、そうでない場合にはこ
れら各部を起動することなく処理を終了する。
【0035】コピーモードがトレイから用紙を搬送する
必要があるモードの場合には原稿検知部62は、原稿が
検知されたか否かまたはスタートボタン40が押された
か否かを判別し(ステップS2)、原稿が検知されない
場合またはスタートボタン40が押されない場合にはそ
のまま処理を終了する。いま例えば原稿検知がプラテン
カバーが閉鎖されたとき及びプラテンカバーが開放され
た状態でスタートボタン40が押されたときに行われる
ものとすると、原稿検知部62は、プラテンスイッチの
状態、スタートボタン40のボタン情報を原稿検知済み
信号として取り込むことによってステップS2の処理を
行う。
必要があるモードの場合には原稿検知部62は、原稿が
検知されたか否かまたはスタートボタン40が押された
か否かを判別し(ステップS2)、原稿が検知されない
場合またはスタートボタン40が押されない場合にはそ
のまま処理を終了する。いま例えば原稿検知がプラテン
カバーが閉鎖されたとき及びプラテンカバーが開放され
た状態でスタートボタン40が押されたときに行われる
ものとすると、原稿検知部62は、プラテンスイッチの
状態、スタートボタン40のボタン情報を原稿検知済み
信号として取り込むことによってステップS2の処理を
行う。
【0036】この判断を行う理由は次のようである。原
稿検知が行われない場合には、原稿が載置されない場合
と、原稿が載置された状態が保持される場合の2通りの
場合がある。前者についてはコピー処理が要求されてい
ないのであるからAPS機能を実行させる必要がないこ
とは明らかであり、また後者の場合には最初に原稿が載
置されたときに後述するステップS3以下の処理が実行
されてトレイが選択され、そのまま同じ原稿が載置され
ているのであるから、新たにAPS機能を実行する必要
はなく、最初に行われたAPS動作で決定されたトレイ
がそのまま使えることになる。従って、原稿検知が行わ
れない場合にはAPSの処理を行う必要がないのであ
り、それをステップS2でチェックするのである。
稿検知が行われない場合には、原稿が載置されない場合
と、原稿が載置された状態が保持される場合の2通りの
場合がある。前者についてはコピー処理が要求されてい
ないのであるからAPS機能を実行させる必要がないこ
とは明らかであり、また後者の場合には最初に原稿が載
置されたときに後述するステップS3以下の処理が実行
されてトレイが選択され、そのまま同じ原稿が載置され
ているのであるから、新たにAPS機能を実行する必要
はなく、最初に行われたAPS動作で決定されたトレイ
がそのまま使えることになる。従って、原稿検知が行わ
れない場合にはAPSの処理を行う必要がないのであ
り、それをステップS2でチェックするのである。
【0037】原稿検知が行われた場合には原稿検知部6
2は原稿サイズを識別する。この処理は、例えばプラテ
ンガラス17の下部に配置される原稿サイズセンサの出
力を取り込むことによって行う。そして、いま原稿検知
の下限がA5サイズであるとすると、原稿サイズがA5
より小さい、または原稿が載置されていない場合にはA
PS処理の対象外とし(ステップS3)、選択トレイ決
定部65にその旨を通知する。これにより選択トレイ決
定部65はUI50に対して「トレイを選択して下さ
い」等のメッセージの表示を要求する(ステップS
4)。即ち、原稿が無い場合または原稿があってもその
サイズが原稿検知下限未満の場合にはAPS動作を行っ
てはならないので、APS機能を解除し、手動でトレイ
を選択することをユーザに要求するのである。
2は原稿サイズを識別する。この処理は、例えばプラテ
ンガラス17の下部に配置される原稿サイズセンサの出
力を取り込むことによって行う。そして、いま原稿検知
の下限がA5サイズであるとすると、原稿サイズがA5
より小さい、または原稿が載置されていない場合にはA
PS処理の対象外とし(ステップS3)、選択トレイ決
定部65にその旨を通知する。これにより選択トレイ決
定部65はUI50に対して「トレイを選択して下さ
い」等のメッセージの表示を要求する(ステップS
4)。即ち、原稿が無い場合または原稿があってもその
サイズが原稿検知下限未満の場合にはAPS動作を行っ
てはならないので、APS機能を解除し、手動でトレイ
を選択することをユーザに要求するのである。
【0038】原稿サイズがA5以上である場合には、原
稿検知部62は用紙検出部63に原稿有りの情報を通知
する。用紙検出部63は、原稿検知部62から通知され
る原稿有りの情報、原稿サイズ情報及び倍率情報を取り
込んでステップS5の処理を行うことによって適合する
用紙を決定する。ステップS5の処理は具体的には図1
1に示すように行われる。用紙検出部63は図15に示
すような原稿サイズと倍率の関係で用紙サイズが定めら
れたテーブルを備えており、まず倍率から使用するテー
ブルを決定する(ステップS7)。例えば倍率が 100%
の場合には図15の上から5段目のテーブルが決定され
る。なお、図15において「A4S」等の「S」はショ
ートエッジフィード(short edge feed )を意味し、
「B5L」等の「L」はロングエッジフィード(long e
dge feed)を意味する。
稿検知部62は用紙検出部63に原稿有りの情報を通知
する。用紙検出部63は、原稿検知部62から通知され
る原稿有りの情報、原稿サイズ情報及び倍率情報を取り
込んでステップS5の処理を行うことによって適合する
用紙を決定する。ステップS5の処理は具体的には図1
1に示すように行われる。用紙検出部63は図15に示
すような原稿サイズと倍率の関係で用紙サイズが定めら
れたテーブルを備えており、まず倍率から使用するテー
ブルを決定する(ステップS7)。例えば倍率が 100%
の場合には図15の上から5段目のテーブルが決定され
る。なお、図15において「A4S」等の「S」はショ
ートエッジフィード(short edge feed )を意味し、
「B5L」等の「L」はロングエッジフィード(long e
dge feed)を意味する。
【0039】そして、当該テーブルの最初のデータを読
み出し(ステップS8)、テーブルに書き込まれている
原稿サイズと、取り込んだ原稿サイズが一致するか判断
し(ステップS9)、一致したら原稿全体の画像をコピ
ーできるか否か判断する(ステップS10)。即ち、A
PS機能は原稿サイズと設定倍率との関係から原稿の画
像全体をコピーできる丁度よい大きさの用紙を選択する
機能であるが、例えばコピー可能な最大サイズがA3で
あるときにA3サイズの原稿で倍率が 110%に設定され
た場合のように、原稿サイズと倍率との関係から原稿の
画像全体をコピーすることができない不適合な状態に設
定されることがある。ステップS10はこのような原稿
サイズと倍率の関係が適合するものであるか否かを判断
するための処理であり、不適合な場合は用紙検出部63
は選択トレイ決定部65にその旨を通知する。これによ
り選択トレイ決定部65は、UI50に対して、倍率が
不適であることを示す「原稿全体コピー不可」等のメッ
セージの表示を要求する(ステップS11)。このと
き、当該メッセージの表示が用意されるだけで実際には
表示されない。なぜなら、後述する処理でより優先度の
高いメッセージの表示が要求された場合に短時間の内に
表示されるメッセージが変化することになり、その結果
表示画面にちらつきが生じて見にくい画面になるからで
ある。なお、原稿サイズと倍率が不適合の場合にも用紙
検出部63は、図15の網掛け部で示すように用紙サイ
ズの検出は行う。
み出し(ステップS8)、テーブルに書き込まれている
原稿サイズと、取り込んだ原稿サイズが一致するか判断
し(ステップS9)、一致したら原稿全体の画像をコピ
ーできるか否か判断する(ステップS10)。即ち、A
PS機能は原稿サイズと設定倍率との関係から原稿の画
像全体をコピーできる丁度よい大きさの用紙を選択する
機能であるが、例えばコピー可能な最大サイズがA3で
あるときにA3サイズの原稿で倍率が 110%に設定され
た場合のように、原稿サイズと倍率との関係から原稿の
画像全体をコピーすることができない不適合な状態に設
定されることがある。ステップS10はこのような原稿
サイズと倍率の関係が適合するものであるか否かを判断
するための処理であり、不適合な場合は用紙検出部63
は選択トレイ決定部65にその旨を通知する。これによ
り選択トレイ決定部65は、UI50に対して、倍率が
不適であることを示す「原稿全体コピー不可」等のメッ
セージの表示を要求する(ステップS11)。このと
き、当該メッセージの表示が用意されるだけで実際には
表示されない。なぜなら、後述する処理でより優先度の
高いメッセージの表示が要求された場合に短時間の内に
表示されるメッセージが変化することになり、その結果
表示画面にちらつきが生じて見にくい画面になるからで
ある。なお、原稿サイズと倍率が不適合の場合にも用紙
検出部63は、図15の網掛け部で示すように用紙サイ
ズの検出は行う。
【0040】以上のようにしてステップS5の処理が終
了すると用紙検出部63は検出した用紙サイズをトレイ
検出部64に通知する。トレイ検出部64は用紙サイズ
とトレイ情報に基づいてステップS6の処理を行い、最
適なトレイを決定する。ここで、トレイ情報はLLM5
8が管理しているトレイテーブル(図3には図示せず)
を参照することによって得る。このトレイテーブルに
は、各トレイについて、当該コピー処理の直前に仕様設
定で設定されたトレイの優先順位の情報、禁止トレイの
情報、及びIOT54から通知された用紙サイズ、用紙
の有無、リフトアップ中、リフト故障、レディ(ready
)即ちリフトアップ完了等の種々のトレイ状態が書き
込まれている。なお、IOT54は各トレイの状態を監
視し、何等かの変化が生じると即座にLLM58に通知
するようになされているので、トレイ検出部64は常に
最新のトレイ情報を参照することができる。
了すると用紙検出部63は検出した用紙サイズをトレイ
検出部64に通知する。トレイ検出部64は用紙サイズ
とトレイ情報に基づいてステップS6の処理を行い、最
適なトレイを決定する。ここで、トレイ情報はLLM5
8が管理しているトレイテーブル(図3には図示せず)
を参照することによって得る。このトレイテーブルに
は、各トレイについて、当該コピー処理の直前に仕様設
定で設定されたトレイの優先順位の情報、禁止トレイの
情報、及びIOT54から通知された用紙サイズ、用紙
の有無、リフトアップ中、リフト故障、レディ(ready
)即ちリフトアップ完了等の種々のトレイ状態が書き
込まれている。なお、IOT54は各トレイの状態を監
視し、何等かの変化が生じると即座にLLM58に通知
するようになされているので、トレイ検出部64は常に
最新のトレイ情報を参照することができる。
【0041】ステップS6の処理は具体的には図12に
示すように行われる。トレイ検出部64はまずトレイの
状態として該当トレイ無しの状態(状態値= 9)をセー
ブする(ステップS12)。次に、トレイ1のトレイ情
報を読み出し(ステップS13)、トレイ1に収納され
る用紙サイズが用紙検出部63で検出された用紙サイズ
と一致するか否かを判断する(ステップS14)。一致
していればステップS15以下の処理が実行されるが、
一致しなければステップS20からステップS13に戻
ってトレイ2のトレイ情報を読み出す。以下同様であ
る。なお、このステップS14の処理は各トレイのサイ
ズスイッチの位置を検知することにより行い、この時点
ではトレイ内の用紙の有無は判断していないものであ
る。
示すように行われる。トレイ検出部64はまずトレイの
状態として該当トレイ無しの状態(状態値= 9)をセー
ブする(ステップS12)。次に、トレイ1のトレイ情
報を読み出し(ステップS13)、トレイ1に収納され
る用紙サイズが用紙検出部63で検出された用紙サイズ
と一致するか否かを判断する(ステップS14)。一致
していればステップS15以下の処理が実行されるが、
一致しなければステップS20からステップS13に戻
ってトレイ2のトレイ情報を読み出す。以下同様であ
る。なお、このステップS14の処理は各トレイのサイ
ズスイッチの位置を検知することにより行い、この時点
ではトレイ内の用紙の有無は判断していないものであ
る。
【0042】用紙サイズが一致すると、ステップS15
によりトレイコンディションの処理を行う。この処理は
現在当該トレイがどのような状態にあるかを識別する処
理であり、具体的には図13に示すように行われる。ま
ずステップS14で用紙サイズが一致したトレイがトレ
イ4の場合には通信エラーを生じているか否かを判断し
(ステップS22)、通信エラーが発生している場合に
は通信エラー状態(状態値= 8)をセーブする(ステッ
プS32)が、当該トレイがトレイ4以外のとき及びト
レイ4であって通信エラーが発生していない場合にはス
テップS23及びステップS25で当該トレイ中に用紙
が有るか否か、当該トレイがリフトアップ中か否かを判
断することによって、トレイの状態を、紙有り状態(状
態値= 1),リフトアップ中状態(状態値= 2)及
び紙無し状態(状態値= 3)の3種類に分類する。
によりトレイコンディションの処理を行う。この処理は
現在当該トレイがどのような状態にあるかを識別する処
理であり、具体的には図13に示すように行われる。ま
ずステップS14で用紙サイズが一致したトレイがトレ
イ4の場合には通信エラーを生じているか否かを判断し
(ステップS22)、通信エラーが発生している場合に
は通信エラー状態(状態値= 8)をセーブする(ステッ
プS32)が、当該トレイがトレイ4以外のとき及びト
レイ4であって通信エラーが発生していない場合にはス
テップS23及びステップS25で当該トレイ中に用紙
が有るか否か、当該トレイがリフトアップ中か否かを判
断することによって、トレイの状態を、紙有り状態(状
態値= 1),リフトアップ中状態(状態値= 2)及
び紙無し状態(状態値= 3)の3種類に分類する。
【0043】次に、当該トレイが禁止トレイに設定され
ているか否かをトレイ情報により検知し(ステップS2
8)、禁止トレイの設定があった場合には、現在の状態
値に3を加えてセーブする(ステップS29)。これに
よりステップS24で紙有り状態がセーブされた場合に
は禁止トレイで紙有り状態(状態値= 4)がセーブさ
れ、ステップS26でリフトアップ中状態がセーブされ
た場合には禁止トレイでリフトアップ中状態(状態値=
5)がセーブされ、ステップS27で紙無し状態がセー
ブされた場合には禁止トレイで紙無し状態(状態値=
6)がセーブされることになる。更にエレベータに故障
が生じているか否かを判断し(ステップS30)、故障
であればリフターフェイル状態(状態値= 7)をセーブ
する。
ているか否かをトレイ情報により検知し(ステップS2
8)、禁止トレイの設定があった場合には、現在の状態
値に3を加えてセーブする(ステップS29)。これに
よりステップS24で紙有り状態がセーブされた場合に
は禁止トレイで紙有り状態(状態値= 4)がセーブさ
れ、ステップS26でリフトアップ中状態がセーブされ
た場合には禁止トレイでリフトアップ中状態(状態値=
5)がセーブされ、ステップS27で紙無し状態がセー
ブされた場合には禁止トレイで紙無し状態(状態値=
6)がセーブされることになる。更にエレベータに故障
が生じているか否かを判断し(ステップS30)、故障
であればリフターフェイル状態(状態値= 7)をセーブ
する。
【0044】以上の処理により用紙検出部63で検出さ
れた用紙サイズと同じサイズの用紙を収納するトレイに
対しては1〜9の何れかの状態値がセーブされる。
れた用紙サイズと同じサイズの用紙を収納するトレイに
対しては1〜9の何れかの状態値がセーブされる。
【0045】次にトレイ検出部64は、ステップS15
で求めたトレイの状態値を新状態として、旧状態の状態
値と比較し(ステップS16)、旧状態の状態値より新
状態の状態値が小さければ新状態を旧状態に置き換え
(ステップS19)、そうでなければ紙有りの場合には
(ステップS17)優先順位によって用紙を搬送すべき
トレイを決定する。
で求めたトレイの状態値を新状態として、旧状態の状態
値と比較し(ステップS16)、旧状態の状態値より新
状態の状態値が小さければ新状態を旧状態に置き換え
(ステップS19)、そうでなければ紙有りの場合には
(ステップS17)優先順位によって用紙を搬送すべき
トレイを決定する。
【0046】具体的には次のようである。いま、用紙検
出部63でA4Lが求められたとし、トレイ1はA4L
でリフトアップ中、トレイ2はA4L紙有り、トレイ3
はA4L紙有り、トレイ4はA4Lで紙無しとし、優先
順位がトレイ4,3,2,1の順に設定されているとす
ると、最初にステップS24の判断を行う際には旧状態
の状態値は 9で新状態値は 2であるからステップS27
で旧状態の状態値は 2となされる。次のルーチンではト
レイ2の状態が旧状態、即ちこの場合にはトレイ1の状
態と比較される。トレイ2の状態値は1であるからステ
ップS27によりこれが旧状態となる。次のルーチンで
はトレイ3の状態が旧状態、この場合トレイ2の状態と
比較される。トレイ3はトレイ2と同じ状態値を有する
が、共に紙有りであり、しかも新優先順、この場合トレ
イ3の優先順位は旧優先順、この場合トレイ2の優先順
位よりも高いから(優先度値は小さい)、ステップS1
8からステップS19に分岐して旧状態となされる。次
のルーチンではトレイ4の状態が旧状態と比較される
が、トレイ4の状態値はトレイ3の状態値より大きく、
且つ紙無しであるので旧状態は変化しない。
出部63でA4Lが求められたとし、トレイ1はA4L
でリフトアップ中、トレイ2はA4L紙有り、トレイ3
はA4L紙有り、トレイ4はA4Lで紙無しとし、優先
順位がトレイ4,3,2,1の順に設定されているとす
ると、最初にステップS24の判断を行う際には旧状態
の状態値は 9で新状態値は 2であるからステップS27
で旧状態の状態値は 2となされる。次のルーチンではト
レイ2の状態が旧状態、即ちこの場合にはトレイ1の状
態と比較される。トレイ2の状態値は1であるからステ
ップS27によりこれが旧状態となる。次のルーチンで
はトレイ3の状態が旧状態、この場合トレイ2の状態と
比較される。トレイ3はトレイ2と同じ状態値を有する
が、共に紙有りであり、しかも新優先順、この場合トレ
イ3の優先順位は旧優先順、この場合トレイ2の優先順
位よりも高いから(優先度値は小さい)、ステップS1
8からステップS19に分岐して旧状態となされる。次
のルーチンではトレイ4の状態が旧状態と比較される
が、トレイ4の状態値はトレイ3の状態値より大きく、
且つ紙無しであるので旧状態は変化しない。
【0047】従ってこの場合にはステップS20が終了
したときにはトレイ3が選択されることになる。
したときにはトレイ3が選択されることになる。
【0048】ステップS20の処理が終了するとトレイ
検出部64は選択したトレイ及びその状態を選択トレイ
決定部65に通知する。選択トレイ決定部65はステッ
プS21の処理を行うが、この処理は具体的には図14
に示すようであり、トレイ検出部64から通知されたト
レイ番号のLEDの点灯、及び当該トレイの状態値に応
じたメッセージ表示をUI50に要求する。
検出部64は選択したトレイ及びその状態を選択トレイ
決定部65に通知する。選択トレイ決定部65はステッ
プS21の処理を行うが、この処理は具体的には図14
に示すようであり、トレイ検出部64から通知されたト
レイ番号のLEDの点灯、及び当該トレイの状態値に応
じたメッセージ表示をUI50に要求する。
【0049】上記の動作が10msec毎に繰り返し行われ
る。そして、プラテンカバーが開放された状態でスター
トボタン40が押された場合で、且つ決定されたトレイ
の状態値が 1である場合には、当該トレイ番号がLLM
58からIOT54に通知されて用紙がフィードされ、
コピー動作が開始されるが、それ以外だったらスタート
は無効となされる。なお、禁止トレイに設定されている
トレイが決定された場合には、図14の旧状態=4 の場
合のように、当該トレイは禁止トレイである旨の表示が
なされるが、それにも拘らずスタートボタン40が押さ
れた場合にはコピー処理を実行するものとする。なぜな
ら、この場合には特殊な用紙にコピーされてもよいとい
うユーザの意志が確認できるからである。
る。そして、プラテンカバーが開放された状態でスター
トボタン40が押された場合で、且つ決定されたトレイ
の状態値が 1である場合には、当該トレイ番号がLLM
58からIOT54に通知されて用紙がフィードされ、
コピー動作が開始されるが、それ以外だったらスタート
は無効となされる。なお、禁止トレイに設定されている
トレイが決定された場合には、図14の旧状態=4 の場
合のように、当該トレイは禁止トレイである旨の表示が
なされるが、それにも拘らずスタートボタン40が押さ
れた場合にはコピー処理を実行するものとする。なぜな
ら、この場合には特殊な用紙にコピーされてもよいとい
うユーザの意志が確認できるからである。
【0050】以上がプラテンモード時のAPS処理の動
作であり、次にDADFモードの場合のAPS動作につ
いて説明する。DADFモード時のAPS処理は図10
〜図14に示すと同様であるが、次の二つの点で異なっ
ている。
作であり、次にDADFモードの場合のAPS動作につ
いて説明する。DADFモード時のAPS処理は図10
〜図14に示すと同様であるが、次の二つの点で異なっ
ている。
【0051】第1にはプラテンモードとDADFモード
で原稿検知下限が異なる場合があることであり、その場
合にはステップS3における判断は異なるものとなる。
例えばいまDADFではA6サイズまで検知できるもの
とすると、ステップS3では原稿無しまたはA6未満の
判断を行う。
で原稿検知下限が異なる場合があることであり、その場
合にはステップS3における判断は異なるものとなる。
例えばいまDADFではA6サイズまで検知できるもの
とすると、ステップS3では原稿無しまたはA6未満の
判断を行う。
【0052】第2にはDADFモードにおける原稿検知
はスタートボタン40が押され、コピー処理が開始され
た場合に行われることである。このことは決定されたト
レイの状態値が 1である場合にはそのままコピー処理を
行うことができるが、状態値が 1以外の場合にはコピー
動作を停止させる必要があることを意味する。従って、
選択トレイ決定部65は図14の処理を行うに際して、
決定されたトレイの状態値が 1である場合には決定され
たトレイをIOT54に通知すると共にUI50に対し
て「コピーしています」の表示を要求するが、それ以外
の場合には決定したトレイ番号をIOT54には通知せ
ず、コピー動作の停止を要求すると共に、UI50に対
して状態値に応じたメッセージ表示を要求する。
はスタートボタン40が押され、コピー処理が開始され
た場合に行われることである。このことは決定されたト
レイの状態値が 1である場合にはそのままコピー処理を
行うことができるが、状態値が 1以外の場合にはコピー
動作を停止させる必要があることを意味する。従って、
選択トレイ決定部65は図14の処理を行うに際して、
決定されたトレイの状態値が 1である場合には決定され
たトレイをIOT54に通知すると共にUI50に対し
て「コピーしています」の表示を要求するが、それ以外
の場合には決定したトレイ番号をIOT54には通知せ
ず、コピー動作の停止を要求すると共に、UI50に対
して状態値に応じたメッセージ表示を要求する。
【0053】以上がDADFモード時のAPS処理の特
徴である。
徴である。
【0054】次に、コピー動作が行われている最中のA
PS処理について説明する。コピー処理が行われている
ときにはトレイの状態がコピーの度毎に変化する。用紙
が無くなる場合もあるし、誤操作により使用しているト
レイが引き抜かれる可能性も皆無ではない。また、特に
DADFモードの場合にはサイズが異なる原稿、いわゆ
るミックス原稿が用いられる場合もある。そこで、コピ
ー処理が行われている場合においても、図16に示すよ
うに、10msec毎に原稿サイズを判断し(ステップS4
1)、原稿無しまたはA5サイズ未満である場合にはコ
ピー処理を停止させて所定のメッセージ表示の要求を行
い、原稿サイズがA5以上であるときにはステップS4
3,S44の処理を行って最適なトレイを決定するよう
にする。なお、ステップS43,S44の処理は、それ
ぞれステップS5,S6の処理と同じである。
PS処理について説明する。コピー処理が行われている
ときにはトレイの状態がコピーの度毎に変化する。用紙
が無くなる場合もあるし、誤操作により使用しているト
レイが引き抜かれる可能性も皆無ではない。また、特に
DADFモードの場合にはサイズが異なる原稿、いわゆ
るミックス原稿が用いられる場合もある。そこで、コピ
ー処理が行われている場合においても、図16に示すよ
うに、10msec毎に原稿サイズを判断し(ステップS4
1)、原稿無しまたはA5サイズ未満である場合にはコ
ピー処理を停止させて所定のメッセージ表示の要求を行
い、原稿サイズがA5以上であるときにはステップS4
3,S44の処理を行って最適なトレイを決定するよう
にする。なお、ステップS43,S44の処理は、それ
ぞれステップS5,S6の処理と同じである。
【0055】以上APSの場合について説明したがAT
Sの場合については次のようである。LLM58は、図
17に示すようなATS手段70を備えている。用紙選
択部71は、まずATS機能を実施中か否かを判断し
(ステップS51)、実施中でなけらばそのまま何もせ
ずに終了するが、ATS機能を実施中であれば、現在使
用しているトレイに用紙があるか否かを判断する(ステ
ップS52)。これはトレイ情報の中から使用中のトレ
イの情報を参照することで判断する。
Sの場合については次のようである。LLM58は、図
17に示すようなATS手段70を備えている。用紙選
択部71は、まずATS機能を実施中か否かを判断し
(ステップS51)、実施中でなけらばそのまま何もせ
ずに終了するが、ATS機能を実施中であれば、現在使
用しているトレイに用紙があるか否かを判断する(ステ
ップS52)。これはトレイ情報の中から使用中のトレ
イの情報を参照することで判断する。
【0056】用紙検出部71は、ステップS52の処理
において用紙が有る場合にはATSを機能させる必要は
ないから、処理を終了するが、用紙が無くなった場合に
はこれまで使用していた用紙サイズをトレイ検出部72
に通知する。
において用紙が有る場合にはATSを機能させる必要は
ないから、処理を終了するが、用紙が無くなった場合に
はこれまで使用していた用紙サイズをトレイ検出部72
に通知する。
【0057】トレイ検出部72は、用紙検出部71から
通知された用紙サイズとトレイ情報に基づいてステップ
S53の処理を行い、次に切り替えるべき最適なトレイ
を選択する。ステップS53の処理は具体的には図19
に示すように行われる。トレイ検出部72は、まずトレ
イの状態として該当トレイ無しの状態(状態値= 9)を
セーブする(ステップS54)。次に、トレイ1のトレ
イ情報を読み出し(ステップS55)、トレイ1に収納
される用紙サイズが用紙検出部71から通知された用紙
サイズと一致するか否かを判断する(ステップS5
6)。一致していればステップS57以下の処理が実行
されるが、一致しなければステップS62からステップ
S55に戻って次にトレイ2のトレイ情報を読み出す。
以下同様である。このステップS56の処理は各トレイ
のサイズスイッチの位置を検知することにより行い、こ
の時点ではトレイ内の用紙の有無は判断されていない。
通知された用紙サイズとトレイ情報に基づいてステップ
S53の処理を行い、次に切り替えるべき最適なトレイ
を選択する。ステップS53の処理は具体的には図19
に示すように行われる。トレイ検出部72は、まずトレ
イの状態として該当トレイ無しの状態(状態値= 9)を
セーブする(ステップS54)。次に、トレイ1のトレ
イ情報を読み出し(ステップS55)、トレイ1に収納
される用紙サイズが用紙検出部71から通知された用紙
サイズと一致するか否かを判断する(ステップS5
6)。一致していればステップS57以下の処理が実行
されるが、一致しなければステップS62からステップ
S55に戻って次にトレイ2のトレイ情報を読み出す。
以下同様である。このステップS56の処理は各トレイ
のサイズスイッチの位置を検知することにより行い、こ
の時点ではトレイ内の用紙の有無は判断されていない。
【0058】用紙サイズが一致すると、ステップS57
によりトレイコンディションの処理を行う。この処理は
現在当該トレイがどのような状態にあるかを識別する処
理であり、具体的には図20に示すように行われる。ま
ず、ステップS56で選択されたトレイが禁止トレイに
設定されているか否かを判断し、禁止トレイに設定され
ている場合にはATSの対象外とし、ステップS62の
処理を行う。これは次の理由による。即ち、禁止トレイ
は、特別な用紙が収納されていることによって禁止トレ
イとして設定されるのであるから、使用しようとしてい
るトレイが禁止トレイに設定されていることをユーザが
明確に認識し、それにも拘らず使用するというユーザの
確固とした意図が確認された場合に限り使用できるよう
にすべきであり、ATSのようにユーザの意図とは全く
無関係に選択される場合には使用できないようにすべき
だからである。
によりトレイコンディションの処理を行う。この処理は
現在当該トレイがどのような状態にあるかを識別する処
理であり、具体的には図20に示すように行われる。ま
ず、ステップS56で選択されたトレイが禁止トレイに
設定されているか否かを判断し、禁止トレイに設定され
ている場合にはATSの対象外とし、ステップS62の
処理を行う。これは次の理由による。即ち、禁止トレイ
は、特別な用紙が収納されていることによって禁止トレ
イとして設定されるのであるから、使用しようとしてい
るトレイが禁止トレイに設定されていることをユーザが
明確に認識し、それにも拘らず使用するというユーザの
確固とした意図が確認された場合に限り使用できるよう
にすべきであり、ATSのようにユーザの意図とは全く
無関係に選択される場合には使用できないようにすべき
だからである。
【0059】ステップS64で禁止トレイの設定がなさ
れていない場合には、トレイ検出部72は当該トレイの
用紙の有無を判断し(ステップS65)、用紙が無い場
合にはATSの対象外としてステップS62の処理を行
うが、用紙がある場合にはステップS66,S67で当
該トレイがリフトアップ中か否か、リフトアップ中であ
ればリフターフェイル、即ちリフト故障が生じているか
否かを判断することによって、トレイの状態を、紙有り
状態(状態値= 1),リフトアップ中状態(状態値=
2)の2種類に分類する。なお、リフト故障が生じてい
る場合にはATSの対象外とする。
れていない場合には、トレイ検出部72は当該トレイの
用紙の有無を判断し(ステップS65)、用紙が無い場
合にはATSの対象外としてステップS62の処理を行
うが、用紙がある場合にはステップS66,S67で当
該トレイがリフトアップ中か否か、リフトアップ中であ
ればリフターフェイル、即ちリフト故障が生じているか
否かを判断することによって、トレイの状態を、紙有り
状態(状態値= 1),リフトアップ中状態(状態値=
2)の2種類に分類する。なお、リフト故障が生じてい
る場合にはATSの対象外とする。
【0060】以上の処理により用紙検出部71から通知
された用紙サイズと同じサイズの用紙を実際に収納して
いるトレイに対してはそれぞれのトレイの状態に応じた
状態値がセーブされる。
された用紙サイズと同じサイズの用紙を実際に収納して
いるトレイに対してはそれぞれのトレイの状態に応じた
状態値がセーブされる。
【0061】次にトレイ検出部72は、ステップS57
で求めたトレイの状態値を新状態として、旧状態の状態
値と比較し(ステップS58)、旧状態の状態値より新
状態の状態値が小さければ新状態を旧状態に置き換え
(ステップS61)、そうでなければ紙有りの場合には
(ステップS59)優先順位によって用紙を搬送すべき
トレイを決定する。
で求めたトレイの状態値を新状態として、旧状態の状態
値と比較し(ステップS58)、旧状態の状態値より新
状態の状態値が小さければ新状態を旧状態に置き換え
(ステップS61)、そうでなければ紙有りの場合には
(ステップS59)優先順位によって用紙を搬送すべき
トレイを決定する。
【0062】具体的には次のようである。いま、用紙検
出部71から通知された用紙サイズがA4Lであると
し、理解を容易にするためにトレイ1,2の二つのトレ
イを考え、トレイ1はA4Lでリフトアップ中、トレイ
2はA4L紙有りとし、更に優先順位がトレイ2の方が
トレイ1より高い、即ち優先順値がトレイ2の方が小さ
いものとすると、最初にステップS14の判断を行う際
には旧状態の状態値は 9で新状態値は 2であるからステ
ップS17で旧状態の状態値は 2となされる。次のルー
チンではトレイ2の状態が旧状態、即ちこの場合にはト
レイ1の状態と比較される。トレイ2の状態値は 1であ
るからステップS17によりこれが旧状態となる。従っ
てこの場合にはステップS18が終了したときにはトレ
イ2が選択されることになる。
出部71から通知された用紙サイズがA4Lであると
し、理解を容易にするためにトレイ1,2の二つのトレ
イを考え、トレイ1はA4Lでリフトアップ中、トレイ
2はA4L紙有りとし、更に優先順位がトレイ2の方が
トレイ1より高い、即ち優先順値がトレイ2の方が小さ
いものとすると、最初にステップS14の判断を行う際
には旧状態の状態値は 9で新状態値は 2であるからステ
ップS17で旧状態の状態値は 2となされる。次のルー
チンではトレイ2の状態が旧状態、即ちこの場合にはト
レイ1の状態と比較される。トレイ2の状態値は 1であ
るからステップS17によりこれが旧状態となる。従っ
てこの場合にはステップS18が終了したときにはトレ
イ2が選択されることになる。
【0063】ステップS62の処理が終了するとトレイ
検出部72は選択したトレイ及びその状態を選択トレイ
決定部/状態検出制御部(以下、選択トレイ決定部と称
す)73に通知する。選択トレイ決定部73はステップ
S63の処理を行うが、この処理は具体的には図21に
示すようであり、トレイ検出部72から通知されたトレ
イの状態値が 9の場合(ステップS70)には同一サイ
ズの用紙を収納しているトレイが無いから使用中のトレ
イのLEDの点灯、及び「紙無し」のメッセージ表示を
UI50に要求し(ステップS71)、状態値が 2の場
合(ステップS72)には同一サイズの用紙を収納して
いるトレイがリフトアップ中であるから当該トレイのL
EDの点灯、及び「リフトアップ中」のメッセージ表示
をUI50に要求する(ステップS73)。そして、状
態値が1である場合には選択トレイ決定部73は、IO
T54に対してトレイ検出部72で選択したトレイを通
知すると共にコピー動作の継続を指示し、且つUI50
に対して切り替え後のトレイのLEDの点灯を要求する
(ステップS74)。
検出部72は選択したトレイ及びその状態を選択トレイ
決定部/状態検出制御部(以下、選択トレイ決定部と称
す)73に通知する。選択トレイ決定部73はステップ
S63の処理を行うが、この処理は具体的には図21に
示すようであり、トレイ検出部72から通知されたトレ
イの状態値が 9の場合(ステップS70)には同一サイ
ズの用紙を収納しているトレイが無いから使用中のトレ
イのLEDの点灯、及び「紙無し」のメッセージ表示を
UI50に要求し(ステップS71)、状態値が 2の場
合(ステップS72)には同一サイズの用紙を収納して
いるトレイがリフトアップ中であるから当該トレイのL
EDの点灯、及び「リフトアップ中」のメッセージ表示
をUI50に要求する(ステップS73)。そして、状
態値が1である場合には選択トレイ決定部73は、IO
T54に対してトレイ検出部72で選択したトレイを通
知すると共にコピー動作の継続を指示し、且つUI50
に対して切り替え後のトレイのLEDの点灯を要求する
(ステップS74)。
【0064】そして、トレイ検出部72の検出結果が状
態値= 2である場合、即ち選択したトレイがリフトアッ
プ中である場合にはタイマー74が起動される。タイマ
ー74は、トレイ検出部72からリフトアップ中の検出
結果が出力されてから所定時間、例えば数100 msec経過
すると用紙検出部71を起動する。これによって再び上
述したATS処理が行われ、次のATS処理において前
回選択したトレイがリフトアップを完了している場合に
は、当該トレイに切り替わり、コピー動作が継続され
る。
態値= 2である場合、即ち選択したトレイがリフトアッ
プ中である場合にはタイマー74が起動される。タイマ
ー74は、トレイ検出部72からリフトアップ中の検出
結果が出力されてから所定時間、例えば数100 msec経過
すると用紙検出部71を起動する。これによって再び上
述したATS処理が行われ、次のATS処理において前
回選択したトレイがリフトアップを完了している場合に
は、当該トレイに切り替わり、コピー動作が継続され
る。
【0065】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形が可能であることは当業者に明らかであろう。
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形が可能であることは当業者に明らかであろう。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、用紙トレイがリフトアップ中と
判断された場合にも自動用紙選択機能において選択され
る用紙とすることを可能とするので、自動用紙選択機能
において選択され得る用紙トレイの範囲を拡大すること
ができる。請求項2記載の発明によれば、用紙トレイが
リフトアップ中と判断された場合、所定時間後に再度、
用紙トレイがリフトアップ中か否かを判断し、用紙トレ
イがリフトアップを完了している場合に、用紙トレイを
自動トレイ切り替え機能において選択される用紙トレイ
とするので、自動トレイ切り替え機能において選択され
る用紙トレイの範囲を拡大することができ、しかも自動
トレイ切り替え機能が使用されない状態を少なくするこ
とができる。
1記載の発明によれば、用紙トレイがリフトアップ中と
判断された場合にも自動用紙選択機能において選択され
る用紙とすることを可能とするので、自動用紙選択機能
において選択され得る用紙トレイの範囲を拡大すること
ができる。請求項2記載の発明によれば、用紙トレイが
リフトアップ中と判断された場合、所定時間後に再度、
用紙トレイがリフトアップ中か否かを判断し、用紙トレ
イがリフトアップを完了している場合に、用紙トレイを
自動トレイ切り替え機能において選択される用紙トレイ
とするので、自動トレイ切り替え機能において選択され
る用紙トレイの範囲を拡大することができ、しかも自動
トレイ切り替え機能が使用されない状態を少なくするこ
とができる。
【図1】 本発明に係る画像記録装置を適用した複写機
の外観を示す斜視図である。
の外観を示す斜視図である。
【図2】 図1に示す複写機の用紙搬送系の概略構成を
示す図である。
示す図である。
【図3】 図1に示す複写機の電気系のハードウェア構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図4】 図1に示す複写機のコンソールパネルを示す
図である。
図である。
【図5】 基本機能の画面の例を示す図である。
【図6】 専門機能の画面の例を示す図である。
【図7】 仕様設定機能によりトレイの優先順位、禁止
トレイを設定するための画面の例を示す図である。
トレイを設定するための画面の例を示す図である。
【図8】 トレイの優先順位及び禁止トレイの設定例を
示す図である。
示す図である。
【図9】 APS手段の構成例を示す図である。
【図10】 APS処理の全体を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図11】 ステップS5の具体的な処理内容を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図12】 ステップS6の具体的な処理内容を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図13】 ステップS15の具体的な処理内容を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図14】 ステップS21の具体的な処理内容を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図15】 設定倍率と原稿サイズとから用紙サイズを
求めるテーブルの例を示す図である。
求めるテーブルの例を示す図である。
【図16】 コピー処理中におけるAPS処理を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図17】 ATS手段の構成例を示す図である。
【図18】 ATS処理の全体を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図19】 ステップS53の具体的な処理内容を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図20】 ステップS57の具体的な処理内容を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図21】 ステップS63の具体的な処理内容を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
60…APS手段、61…コピーモード判別部61、6
2…原稿検知部、63…用紙検出部、64…トレイ検出
部、65…選択トレイ決定/状態検出制御部、70…A
TS手段、71…用紙検出部、72…トレイ検出部、7
3…選択トレイ決定/状態検出制御部、74…タイマ
ー。
2…原稿検知部、63…用紙検出部、64…トレイ検出
部、65…選択トレイ決定/状態検出制御部、70…A
TS手段、71…用紙検出部、72…トレイ検出部、7
3…選択トレイ決定/状態検出制御部、74…タイマ
ー。
Claims (2)
- 【請求項1】原稿サイズに応じ、自動的に用紙を選択す
る機能である自動用紙選択機能を有する画像記録装置に
おいて、 用紙を収容する複数の用紙トレイと、 前記用紙トレイがリフトアップ中か否かを判断する判断
手段と、 コピー開始時に前記自動用紙選択機能により選択された
用紙トレイが、前記判断手段によりリフトアップ中と判
断された場合にも、前記自動用紙選択機能により選択さ
れた当該用紙トレイを選択する制御手段とを備えること
を特徴とする画像記録装置。 - 【請求項2】自動的に用紙トレイを切り替える機能であ
る自動トレイ切り替え機能を有する画像記録装置におい
て、 用紙を収容する複数の用紙トレイと、 前記用紙トレイがリフトアップ中か否かを判断する判断
手段と、 現在使用している用紙トレイに用紙が無くなった場合に
おいて、前記自動トレイ切り替え機能により選択された
用紙トレイが、前記判断手段によりリフトアップ中と判
断された場合、所定時間後に再度当該用紙トレイがリフ
トアップ中か否かを判断し、当該用紙トレイがリフトア
ップを完了している場合に、自動トレイ切り替え機能に
より選択された当該用紙トレイに切り替える制御手段と
を備えることを特徴とする画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3018117A JP2913854B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3018117A JP2913854B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 画像記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04255873A JPH04255873A (ja) | 1992-09-10 |
JP2913854B2 true JP2913854B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=11962667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3018117A Expired - Lifetime JP2913854B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2913854B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4766635B2 (ja) * | 2000-05-17 | 2011-09-07 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び記憶媒体 |
JP4988980B2 (ja) * | 2000-08-30 | 2012-08-01 | キヤノン株式会社 | 印刷装置、制御方法、及び記憶媒体 |
JP5250971B2 (ja) * | 2006-12-26 | 2013-07-31 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP4896825B2 (ja) * | 2007-06-20 | 2012-03-14 | 株式会社リコー | 画像形成装置、画像形成システム、制御方法及び制御プログラム |
JP2019162827A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置、および制御プログラム |
-
1991
- 1991-02-08 JP JP3018117A patent/JP2913854B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04255873A (ja) | 1992-09-10 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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