JPH04253818A - 通気孔を備えた蓋付き皿 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は一般に、食物等を調理し
、給仕し、そして貯蔵するための皿に関するものである
。本発明は、より詳しくは、蓋と協働して、制御された
皿内部の通気を可能にするとともに、通気又は非通気状
態のいずれかで調理することを可能にするカムリッジを
有するリムを備えた皿に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】焼き料理や、他の調理例のために用いら
れる皿は、皿内の食物を、調理の間、覆うことができる
ように、標準的には蓋を備えている。蓋をした調理は皿
内の熱や湿気を保持するのを助け、また、調理プロセス
に役立つ。蓋をした調理が望まれないとしても、給仕の
間、皿の内容物を温かく保つのに蓋を用いることができ
る。「皿」なる用語は、一般的な意味で用いられており
、オ−ブン用の皿類、例えば、電子レンジや従来のオ−
ブンのようなオ−ブンに用いるのに適したキャセロ−ル
（焼きなべ料理）皿を意味する。「皿」なる用語は又、
レンジ調理器上で用いられるようになった調理具を含包
する。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】或る例では、通気状態
又は非通気状態のいずれかで調理を行うのが有利であろ
う。いくつかの調理法では、それらの双方を組合わせる
必要がある。電子レンジの調理では殊に、比較的短時間
調理し、次いで、電子レンジから皿を取出して、内容物
をかきまぜるか、或いは、電子レンジの内部空間（ｏｖ
ｅｎ　ｃａｖｉｔｙ　）　内で皿を回転させ、異なる電
力レベルで調理することが、しばしば必要とされる。加
えて、皿を通気状態にして或る時間調理し、次いで、皿
を非通気状態にして或る時間調理する必要があり得る。 かような状況では、調理サイクル中に皿の内部に蓄積し
た蒸気又はベイパ−を安全に換気する必要がある。注目
すべきことは、従来のオ−ブンや電子レンジは、目の高
さと同じ高さに配置され、或いは、レンジの天板の下程
度の低さに配置され、使用の見地から何らかの通気構造
が或る程度要望されることである。

【０００４】例えば、或る通気構造は、通気孔がほぼ垂
直方向に配置されるが故に、蓋の頂面が視認できること
を必要とする。これは、電子レンジが目の高さに置かれ
ている場合、不利である。他の構造は、ほぼ垂直に配置
された通気孔を有し、通気孔は下方に延びる蓋のリムか
、或いは、上方に延びる皿のリムに形成される。この形
式の通気孔は、しばしばノッチを有し、ノッチは、通気
状態又は非通気状態で調理するために整列されなければ
ならない。かようなノッチは、視覚的見地から望まれる
ものよりも劣り、しかも、実用的見地から、いくらか不
利なものであると考えられている。

【０００５】本発明は、いくつかの異なる調理条件で使
用できる皿及び蓋を提供することによって従来技術の上
記問題及び他の問題を克服する。蓋と皿は協働し、通気
状態及び非通気状態の双方で皿に蓋を置いて調理するの
を可能にする。蓋は又、皿上で動かされ、蓋を非通気状
態にして調理するとき、皿の内部に蓄積する蒸気又はベ
イパ−を安全且つ容易に廃棄する。

【０００６】より詳細には、皿は、蓋のリップと協働す
るカムリッジを有するリムを備え、通気状態又は非通気
状態での調理を可能にする。蓋が非通気の調理を指示す
る向きで皿の上にあるとき、調理中に皿の内部に蓄積し
た蒸気又はベイパ−を安全且つ容易に排気するように、
蓋をカムリッジ上で回転させることができる。更に、蓋
をカムリッジ上で回動させ、使用者が把持している取手
から遠くに蒸気又はベイパ−の初期的な噴出を差し向け
ることができる。皿及び蓋の取手は、皿が通気位置にあ
るか、或いは非通気位置にあるかの便利な指標として役
立つ。

【０００７】従って、本発明の目的は、改良された調理
皿を提供することにある。本発明の他の目的は、皿から
取外すことなく通気位置及び非通気位置の間で動かすこ
とができる蓋を備えた調理皿を提供することにある。本
発明の更に他の目的は、多様な調理形態で用いることが
できるとともに、制御された通気を可能にする皿を提供
することにある。

【０００８】本発明の別の目的は、蓋を非通気位置から
通気位置に動かすとき、皿上で同時に回転及び回動させ
、皿の内部の通気を安全に制御することができる蓋を備
えた調理皿を提供することにある。他の目的及び利点は
、好適な実施例に関する以下の説明からより一層容易に
理解されよう。

【０００９】

【実施例】まず、図１乃至図３を参照すると、皿５０及
び相補形蓋１０が示されている。皿及び蓋は、例えばキ
ャセロ−ル料理皿として、或いは、他の調理の目的に用
いられるように意図されている。皿５０及び蓋１０は、
電子レンジ又は従来のオ−ブンにおける調理と関連する
高温と、冷蔵庫又は冷凍庫における貯蔵と関連する低温
の双方に耐えることができる適切な材料で作られる。

【００１０】図１乃至図３及び図６乃至図９に最も良く
示されているように、皿５０は上方に延びる側壁５４で
縁取りされた底壁５２を有する。側壁５４は、周方向に
配置され、外方に延びるリムを有し、リムは、カムリッ
ジ５６を含む。上方に延びるフランジ７６が、カムリッ
ジ５６を囲む。フランジ７６は上縁８０で終端し、内面
７８を有する。

【００１１】カムリッジ５６は、両側に配置され、傾斜
部分７０によって連結された第１部分５８及び第２部分
６４を有する。第１部分５８の各々は、上面６０及び下
面６２を有し、第２部分６４は各々、上面６６及び下面
６８を有する。傾斜部分７０は、直径方向に対をなして
配置され、各々が上面７２及び下面７４を有する。図２
及び図３で分かるように、第２部分６４は、第１部分か
ら垂直方向に変位している。第１部分５８、第２部分６
４及び傾斜部分７０の上面は結合しており、連続する滑
らかな上向きのカム面を形成している。同様に、第１部
分５８、第２部分６４及び傾斜面７０の下面は結合して
おり、連続する滑らかな下向きのカム面を形成する。各
傾斜面７２は、隣接するほぼ水平な第１部分の上面６０
と鈍角をなして交差している。

【００１２】両側に配置された取手８２が、カムリッジ
の第１部分５８に隣接して配置され、第１部分５８から
外方に延びる。各取手８２は、第１部分の上面６０とお
およそ同一の広がりをもつ。図２及び図３でわかるよう
に、カムリッジの傾斜部分７０は、取手の両端の外側に
配置されている。取手８２は、ほぼ平坦な上面８４及び
下面８６を有する。各取手の下面８４は、把持を容易に
する窪み８８を有する。皿の底壁５２は、外面９０を有
し、半径方向に延びる突起９２が外面９０に配置されて
いる。突起９２は、底壁５２をカウンタ−トップ又は上
面から持ち上げるように働くとともに、蓋１０の類似形
突起と嵌まりあう。

【００１３】図１乃至図３に示すように、蓋１０はほぼ
平坦な頂壁１２を有し、この頂壁は、下方に延びる側壁
１４で縁取りされている。外方に延びるリム１６が側壁
１４の最も下の部分に配置され、両側に配置された一対
の取手１８がリム１６から外方に延びる。取手１８は滑
らかな上面２０を有し、手指にて把持可能な（”ｆｉｎ
ｇｅｒ−ｇｒｉｐｐａｂｌｅ”）　窪み２４が各取手の
下面２２に配置されている。

【００１４】リップ２６がリム１６より下で下方に延び
ている。リップ２６は、両側に配置された第１部分２８
及び第２部分３０を有し、これらの部分は、直径方向に
対向して配置された傾斜部分３２によって連結されてい
る。リップ２６は、リップ面３６で終端し、このリップ
面は、カムリッジ５６と整合うするように隆起された連
続する滑らかな表面を形成している。直径方向に対向す
るリップ部分３２に隣接するリップ面３６は、符号３２
ａ及び３２ｂで示されている。リップ３６ａ及び３６ｂ
は、隣接するリップ部分２８、３０面との湾曲接合部を
有する。

【００１５】取手１８は両側に配置されたリップの第１
部分２８より上でリム１６から外方に延び、各取手１８
は、関連する第１部分２８とおおよそ同一の広がりをも
つ。図１乃至図３及び図１０乃至図１２で分かるように
、傾斜部分３２は、取手１８の両端の外側に配置されて
いる。頂壁１２の上面３８は半径方向に延びる突起４０
を有し、突起４０は皿５０の突起９２と嵌まり合うよう
になっている。図１及び図１０で分かるように、蓋１０
の内部４２は、蓋をひっくり返し、調理用容器として、
或いは、図１０乃至図１４の変形例に示す如く用い得る
ように形造られている。

【００１６】図面を参照して分かるように、蓋１０を皿
５０上に、閉じ位置又は非通気位置（図６、７）に、そ
して、開位置又は通気位置（図８、９）に配向できる。 非通気位置では、リップ２６はカムリッジ５６と係合し
、蓋のリム１６は皿のフランジの上縁８０と係合するこ
とを理解できよう。特に、リップ２６の面３６は第１部
分５８の上面６０、第２部分６４の上面６６及び傾斜部
分７０の上面７２と係合し、皿５０の内部へのアクセス
を阻止する。蓋のリム１６の下側部は同時に、上方に延
びる皿のフランジ７６の縁８０と係合し、これにより、
捕捉された蒸気やベイパ−が漏出するために通らなけれ
ばならないラビリンスを形成する。

【００１７】図１、２及び６で分かるように、皿５０及
び蓋１０が閉じ位置又は非通気位置にあるとき、皿の取
手８２と蓋の取手１８とは垂直方向に整列される。これ
により、内容物が非通気状態で加熱され、又は、貯蔵さ
れているとの有益な情報が使用者に与えられる。図８及
び図９に示されるように、通気位置では、リップ２６は
部分的にカムリッジ５６と係合し、蓋のリム１６は、皿
のフランジ７６の上縁８０との係合を完全に解かれる。 特に、蓋１０の取手１８が皿の取手８２に対して９０°
の角度をなして配向された状態で、リップの第１部分２
８の下面３６が、カムリッジの第２部分６４の上面６６
と係合することを理解できよう。図面から更に理解すべ
きことは、通気位置の蓋１０を、皿５０に対して種々の
角度で皿５０上に配向することが可能なことである。皿
５０上の蓋１０の通気位置では、皿の取手８２と蓋の取
手１８とは整列されず、これにより、蓋１０及び皿５０
が通気状態で用いられるとの視認可能な指標が提供され
ることを理解できよう。

【００１８】図１乃至図３を特に参照すると、蓋１０を
非通気位置から通気位置に動かす熊様が分かる。蓋１０
は、時計廻り方向又は反時計方向のいずれか一方に皿５
０上の蓋１０を回転させることによって通気位置から非
通気位置に動かされる。例えば蓋１０を反時計廻り方向
に回転させると、リップ面３６ａは、カムリッジ５６の
直径方向に対向する位置で隣接する傾斜カムリッジ面７
２に係合する。使用者が蓋１０を反時計廻り方向に回転
させると、リップ面３６ａは対向する傾斜面７２をカム
作用により昇り、これによって、リップ３６を持ち上げ
て、カムリッジ面６０、６６から解放する。同様に、蓋
１０を時計廻り方向に回転させると、リップ面６６は隣
接するカムリッジ面７２に係合する。使用者が蓋１０を
時計廻り方向に回転させ続けると、リップ面３６ｂはカ
ムリッジ５６の直径方向に対向する傾斜面７２をカム作
用により昇り、リップ面３６を持ち上げて、カムリッジ
面６０、６６から解放する。もちろん、蓋のリム１６は
同時に、蓋１０をいずれかの方向に回転させたとき、皿
のフランジ７６の縁８０との係合を解くように動く。皿
のフランジ７６は又、カムリッジ５６上の所定位置にリ
ップ２６を保持するように働く。

【００１９】リップ２６をカムリッジ５６上で回転させ
るとき、皿の取手８２及び蓋の取手１８は互いに平行に
保持されており、漏出する蒸気又はベイパ−の初期的な
噴出が第２リップ部分３０とカムリッジ面６６との間で
皿の両側に均等に生じることが分かるであろう。蓋を回
転させると、第２リップ部分３０に隣接するリップ面３
６はカムリッジ面６６及びフランジの縁８０より上に持
ち上げられることになり、皿５０の内部への直接のアク
セスを作る。

【００２０】再び図１、図２及び図６を参照して、蓋１
０の反時計廻り方向の回転を仮定すると、蓋１０が皿５
０に対して回動できることが注目される。リップ面３６
ａの湾曲した接合部が直径方向に対向する傾斜カムリッ
ジ面７２に係合すると、蓋１０が垂直方向に動くだけで
はなく、対向するカムリッジ面７２上で回動できること
を理解できよう。この回動は、リップ面３６ａの対向す
る湾曲接合部と傾斜したカムリッジ面７２との接触点を
通る軸線を中心に生じる。これは、蓋１０を片手で同時
に回転及び回動させることによって、非通気位置に蓋１
０を動し、使用者の手と反対側のカムリッジ５６の円周
上の位置に、蓄積した蒸気又はベイパ−の初期的な噴出
を差し向けることができるという点で、重要である。

【００２１】図２及び図６で分かるように、皿５０及び
蓋１０は非通気位置にある。右ききの使用者は普通、親
指を蓋の取手１８に置き、他の指を皿の取手８２の窪み
に置いて、蓋の取手１８及び皿の取手８２（図２及び図
６の右側に位置する取手）を把持するであろう。蓋を反
時計廻りに回転させるとき取手１８作用する僅かな下向
きの圧力により、蓋１０は回転されつつ、回動する。も
ちろん、蓋のリップ１６は、把持された蓋の取手１８に
隣接する箇所が皿のフランジ７６の縁８０と係合し、蓋
１０の回動運動を制限することになる。

【００２２】しかしながら、かくして傾けられると、蓋
のリップ面３６は、使用者が把持している蓋の取手１８
及び皿の取手８２から遠い側の皿５０の円周に沿って、
関連するカムリッジ面６０、６６、７２から離れること
になる。蓋１０が時計廻り方向に回転され、傾斜した部
分のリップ面３６ｂを中心に回動されたならば、同様な
結果となる。傾けられた位置ではリップ面３６が、温度
検出部（ｔｅｍｐｅｒａｔｕｒｅｐｒｏｂｅ）等を受け
入れるのに十分な程、関連するカムリッジ面６０、６６
、７２から間隔を隔て得ることも又、明らかであろう。

【００２３】次に図１０乃至図１４を参照すると、グリ
ッド５０ａの形態の皿５０の変形例が示されている。上
記皿５０に見られる要素と同等な要素は、“ａ”付きの
参照符号で指示されている。グリッド５０ａは、上方に
延びる側壁５４ａで縁取りされた底壁５２ａを有する。 側壁５４ａは、周方向に配置され、外方にのびるリムを
有し、このリムはカムリッジ５６ａを含む。上方に延び
るフランジ７６ａがカムリッジ５６ａを囲む。フランジ
７６ａは、上縁８０ａで終端し、内面７８ａを有する。

【００２４】カムリッジ５６ａは両側に配置された第１
部分５８ａと第２部分６４ａとを含み、これらの部分は
傾斜部分７０ａによって連結されている。第１部分５８
ａの各々は、上面及び下面６０ａ、６０ｂを有し、第２
部分６４ａは各々、上面及び下面６６ａ、６８ａを有す
る。傾斜部分７０ａは、直径方向に対向する対をなして
配置され、各々が上面７２ａ及び下面７４ａを有する。 図１１及び図１４で分かるように、第２部分６４ａは第
１部分５８ａから垂直方向にずれている。第１部分５８
ａ、第２部分６４ａ及び傾斜部分７０ａの上面は、連続
する滑らかな上向きカム面を形成するように連結してい
る。同様に、第１部分５８ａ、第２部分６４ａ及び傾斜
部分７０ａの下面は、連続する滑らかな下向きカム面を
形成するように連結している。各傾斜面７０ａは、隣接
するほぼ水平な第１部分の上面６０ａと鈍角をなして交
差する。

【００２５】両側に配置された取手８２ａがカムリッジ
の第１部分５８ａに隣接して配置され、この第１部分か
ら外方に延びている。各取手８２ａは、第１部分の上面
６０ａとおおよそ同一の広がりをもつ。図２及び図３で
分かるように、カムリッジの傾斜面７０ａは取手の両端
の外側に配置される。取手８２ａは、ほぼ平坦な上面８
４ａ及び下面８６ａを有する。各取手の下面８４ａは、
把持を容易にする窪み８８ａを有する。皿の底壁５２ａ
は外面９０ａを有し、複数の突起が、カウンタ−トップ
のような隣接表面からグリッドの底壁５２ａを隔てさせ
るように底壁５２ａに設けられている。

【００２６】図１０乃至図１４に示す形状では、蓋１０
はひっくり返され、リップ２６が上方に延びる。この位
置では、リップ２６はカムリッジ５６ａと係合し、リッ
プ面３６は第１部分の下面６２ａ、第２部分の下面６８
ａ及び傾斜部分の下面７４ａと係合する。スロット９４
をグリッド５０ａから省略した場合、この位置は非通気
位置に相当する。グリッド５０ａは又、リップ２６上で
図１１乃至図１４に示す位置から、グリッドの取手８２
ａが蓋の取手１８と整列する位置に回転できる。この位
置では、グリッドの第２部分の下面６２ａはリップ部分
２８と関連するリップ面３６に係合する。この位置は、
排出スロット９４をグリッド５０ａから省略した場合、
通気位置に相当する。直径方向に対向する傾斜部分７４
ａがリップ面３６ａ又は３６ｂに係合するとき、リップ
２６上のグリッド５０ａの回転及び回動の同時運動も又
、可能である。

【００２７】この形状では、グリッド５０ａの上面の調
理品を調理することができる。第２の蓋１０を利用でき
れば、蓋をして、通気又は非通気状態で調理品を調理で
きる。蓋１０は、皿５０に関して前述したのと同じ方法
で、カムリッジ５６ａに位置決めでき、カムリッジ５６
ａ上で動かすことができる。注目すべきことは、グリッ
ド５０ａが皿５０に嵌まり、多様な調理の可能性を提供
することである。この形状では、グリッド５０ａの第１
部分の下面６２ａは、皿のフランジ７６の上縁８０と係
合し、皿５０と蓋１０との間に介挿される。食物を、皿
５０と同様に、グリッド５０ａの底壁に置くことができ
る。更に注目すべきことは、皿５０の突起９２ａと蓋１
０の突起との嵌め合いにより、２つの調理用容器を積重
ねが可能となることである。このような積重ね式調理の
可能性は、電子レンジで食物を調理し、或いは再加熱す
るときに、殊に有益である。上述のものは、本発明の好
ましい実施例に係るにすぎず、請求項に定義された本発
明の精神及び範囲を逸脱することなく、変形又は変更で
きることが明白である。

【図面の簡単な説明】

【図１】蓋の下側を見せるように蓋がひっくり返された
皿の分解斜視図でである。

【図２】皿の上に蓋を示すとともに、皿のフランジの一
部を切欠いた分解側面図である。

【図３】皿の上に蓋を示すとともに、皿のフランジの一
部を切欠いた分解端面図である。

【図４】皿上の非通気位置の蓋を示す平面図である。

【図５】皿の底面図である。

【図６】図４の６−６線における断面図である。

【図７】図４の７−７線における断面図である。

【図８】図６と同様な断面図であるが、蓋は９０度回さ
れており、通気状態の皿を示す。

【図９】図７と同様な断面図であるが、蓋は９０度回さ
れており、通気状態の皿を示す。

【図１０】グリッドの形態をなす皿の下に位置する蓋の
分解斜視図であり、グリッドはひっくり返され、その下
側を見せている。

【図１１】グリッドの下の所定位置にある蓋の分解側面
図であり、フランジの一部を切欠いてある。

【図１２】グリッドの下の所定位置にある蓋の分解端図
面である。

【図１３】蓋上に配置されたグリッドの形態の皿を示す
平面図である。

【図１４】図１３の１４−１４線における断面図である
。

【符号の説明】

１０　　蓋 １２　　頂壁 １４　　側壁 １６　　リム １８　　取手 ２６　　リップ ４２　　内部 ５０　　皿 ５２　　底壁 ５４　　側壁 ５６　　カムリッジ

Claims (22)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　食物等を調理し、給仕し、貯蔵するた
   めの器具において、皿の内部を形成する底壁及び側壁を
   備えた皿と、前記皿の側壁に設けられたカムリッジと、
   頂壁及び側壁を備えた蓋とを有し、前記側壁が下方に延
   びるリップを備え、前記蓋は、前記リップが前記カムリ
   ッジと係合して前記皿の内部へのアクセスを阻止する少
   なくとも１つの位置と、前記リップが前記カムリッジと
   部分的に係合して前記皿の内部へのアクセスを可能にす
   る少なくとも１つの位置との間で、前記カムリッジ上で
   回転でき、垂直方向に動くことができ、前記蓋は、前記
   カムリッジ上の前記リップの少なくとも１つの回転位置
   において前記カムリッジ上で回動できることを特徴とす
   る器具。
2. 【請求項２】　　前記カムリッジは、第１部分と第２部
   分とを有し、前記第１及び第２部分は、垂直方向に互い
   にずれており、前記カムリッジは、前記第１及び第２の
   リッジの部分を連結する傾斜部分を有することを特徴と
   する請求項１に記載の器具。
3. 【請求項３】　　前記カムリッジの第１部分は、一対の
   対向配置された上面を有し、前記カムリッジの第２部分
   は、一対の対向配置された上面を備え、前記傾斜部分の
   各々は上面を備え、前記カムリッジの第１部分の上面、
   前記カムリッジの第２部分の上面及び前記傾斜部分の上
   面は連続する滑らかな面を形成し、前記リップはこの面
   上で、前記リップが前記カムリッジの上面と係合して前
   記皿の内部へのアクセスを阻止する第１位置と、前記リ
   ップが前記第２部分の上面と係合して前記皿の内部への
   アクセスを可能にする第２位置との間で、回転できるこ
   とを特徴とする請求項２に記載の器具。
4. 【請求項４】　　前記カムリッジの傾斜部分の上面は、
   直径方向に対向する対をなして配置され、前記蓋のリッ
   プは、前記対向する傾斜部分の上面で回転且つ回動でき
   ることを特徴とする請求項３に記載の器具。
5. 【請求項５】　　前記リップは、リップ面によってその
   下端が形成され、前記リップ面は、前記カムリッジと整
   合するように隆起されていることを特徴とする請求項４
   に記載の器具。
6. 【請求項６】　　前記蓋の回転の際、前記リップ面は、
   対向する対をなす前記カムリッジの傾斜した上面と係合
   して、前記リップを前記カムリッジの第１及び第２部分
   の上面から解放するように持ち上げることを特徴とする
   請求項５に記載の器具。
7. 【請求項７】　　フランジが前記カムリッジから上方に
   延び、前記フランジは、その縁を有し、前記蓋は、前記
   側壁から外方に延びるリムを有し、前記蓋のリムは、前
   記リップが前記カムリッジと係合して前記皿の内部への
   アクセスを阻止するとき、前記フランジの縁と係合する
   ことを特徴とする請求項３に記載の器具。
8. 【請求項８】　　前記皿は、前記カムリッジの第１部分
   から外方に延びる一対の対向配置された取手を有し、前
   記蓋は、前記リムから外方に延びる一対の取手を有し、
   前記蓋の取手及び前記皿の取手は、前記蓋が前記皿の内
   部へのアクセスを阻止する前記第１位置にあるとき、垂
   直方向に整列されることを特徴とする請求項７に記載の
   器具。
9. 【請求項９】　　フランジが前記カムリッジから上方に
   延び、前記フランジは、その上端が縁によって形成され
   ていることを特徴とする請求項１に記載の器具。
10. 【請求項１０】　　前記蓋は、前記側壁から外方に延び
    るリムを有することを特徴とする請求項９に記載の器具
    。
11. 【請求項１１】　　前記蓋のリムは、前記リップが前記
    蓋のリッジと係合して前皿の内部へのアクセスを阻止す
    るとき、前記フランジの縁と係合することを特徴とする
    請求項１０に記載の器具。
12. 【請求項１２】　　前記カムリッジは前記側壁から外方
    に延びることを特徴とする請求項１に記載の器具。
13. 【請求項１３】　　前記カムリッジは、上向きのカム面
    と下向きのカム面とを有することを特徴とする請求項１
    ２に記載の器具。
14. 【請求項１４】　　前記下向きのカム面は、前記リップ
    が前記下向きのカム面と係合して前記蓋の内部へのアク
    セスを阻止する少なくとも１つの位置と、前記リップが
    部分的に前記下向きのカム面と係合して前記皿の内部へ
    の直接のアクセスを可能にする少なくとも１つの位置と
    の間で、前記蓋のリップ上で回転できることを特徴とす
    る請求項１３に記載の器具。
15. 【請求項１５】　　前記皿の底壁は、複数のスロットを
    有することを特徴とする請求項１４に記載の器具。
16. 【請求項１６】　　食物等を調理し、給仕し、貯蔵する
    ための器具において、皿の内部を形成する底壁及び側壁
    を備えた皿と、前記皿の側壁に設けられ、上方に延びる
    周方向のフランジを備えたカムリッジと、頂壁及び側壁
    を備えた蓋とを有し、前記側壁は外方に延びるリム及び
    下方に延びるリップを備え、前記蓋は、前記リップが前
    記カムリッジと係合し、前記蓋のリムが前記皿のフラン
    ジと係合して前記皿の内部へのアクセスを阻止する少な
    くとも１つの位置と、前記リップが前記カムリッジと部
    分的に係合して前記皿の内部へのアクセスを可能にする
    少なくとも１つの位置との間で、前記カムリッジ上で回
    転でき、垂直方向に動くことができることを特徴とする
    器具。
17. 【請求項１７】　　一対の対向配置された取手が前記カ
    ムリッジから外方に延びることを特徴とする請求項１６
    に記載の器具。
18. 【請求項１８】　　前記蓋は、前記リムから外方に延び
    る一対の対向配置された取手を有することを特徴とする
    請求項１７に記載の器具。
19. 【請求項１９】　　前記皿の取手と前記蓋の取手とは、
    前記リップが前記カムリッジと係合し、前記リムが前記
    フランジと係合して前記皿の内部へのアクセスを阻止す
    るとき、垂直方向に整列されることを特徴とする請求項
    １８に記載の器具。
20. 【請求項２０】　　前記カムリッジは、第１部分と第２
    部分とを有し、前記第１及び第２部分は、垂直方向に互
    いにずれており、前記カムリッジは、前記第１及び第２
    のリッジの部分を連結する傾斜部分を有することを特徴
    とする請求項１６に記載の器具。
21. 【請求項２１】　　前記カムリッジの第１部分は、一対
    の対向配置された上面を有し、前記カムリッジの第２部
    分は、一対の対向配置された上面を備え、前記傾斜部分
    の各々は上面を備え、前記カムリッジの第１部分の上面
    、前記カムリッジの第２部分の上面及び前記傾斜部分の
    上面は連続する滑らかな面を形成し、前記リップはこの
    面上で、前記リップが前記カムリッジの上面と係合して
    前記皿の内部へのアクセスを阻止する第１位置と、前記
    リップが前記第２部分の上面と係合して前記皿の内部へ
    のアクセスを可能にする第２位置との間で、回転できる
    ことを特徴とする請求項２０に記載の器具。
22. 【請求項２２】　　前記カムリッジの傾斜部分の上面は
    、直径方向に対向する対をなして配置され、前記蓋のリ
    ップは、前記対向する傾斜部分の上面で回転且つ回動で
    きることを特徴とする請求項２１に記載の器具。