JP2017029399A - 樹脂製食器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 揚げ物等の油料理の美観、食感等を損ねることなく熱風によって再加熱することができる樹脂製食器を提供する。
【解決手段】上面に開口部を有する容器本体と、前記開口部を覆設する蓋体と、前記蓋体にて前記開口部を覆設した状態で、支持部にて前記蓋体を支持し、前記容器本体と前記蓋体との間に間隙を形成するよう、前記容器本体に収容される載置部とを備えることを特徴とする樹脂製食器。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内部に収容された食品が熱風によって再加熱される樹脂製食器に関するものである。
従来より、病院、高齢者施設等で、急速冷蔵して保管された調理済みの食品を食器に盛り付け、配膳前に再加熱して提供するクックチルシステムが公知である。
このような再加熱用の食器として、例えば、上面開口の箱状で底部周縁に鍔部を有する容器本体と、下面開口の箱状であり、容器本体にかぶせた状態で鍔部に突当る側部を有する蓋体とからなり、容器本体の側部のほとんどと、蓋体の側部のほとんどとは、蓋体を容器本体にかぶせた状態で両者の間に断熱のための空間が形成されるように構成されているものが公知である(特許文献1参照)。
特許第5177488号公報
しかしながら、特許文献1の構造では、再加熱用の食器容器内の食品が暖められて、水蒸気が発生したとしても、当該食器の外側へ逃げにくい形状としているため、例えば、天ぷら、フライ、から揚げ等の油料理を再加熱する際には、加熱時の水蒸気によって表面がべとついてしまい、見栄えと食感が悪くなってしまうことが懸念されるものであった。
そこで、本発明はこのような問題点を解決するものであって、揚げ物等の油料理の美観、食感等を損ねることなく熱風によって再加熱することができる樹脂製食器を提供することを課題とする。
前記問題点を解決するために、本発明の請求項1に記載の樹脂製食器は、上面に開口部を有する容器本体と、前記開口部を覆設する蓋体と、前記蓋体にて前記開口部を覆設した状態で、支持部にて前記蓋体を支持し、前記容器本体と前記蓋体との間に間隙を形成するよう、前記容器本体に収容される載置部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の樹脂製食器は、請求項1に記載の樹脂製食器において、前記支持部は、前記蓋体が傾斜姿勢となるよう支持し、前記間隙を形成するものである。
また、本発明の請求項3に記載の樹脂製食器は、請求項2に記載の樹脂製食器において、前記傾斜姿勢の下方側に位置する前記蓋体の一部が前記容器本体に当接されるものである。
また、本発明の請求項4に記載の樹脂製食器は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の樹脂製食器において、前記載置部は、前記支持部が設けられる基部を有し、前記基部には前記容器本体との間に連通孔が形成されるものである。
また、本発明の請求項5に記載の樹脂製食器は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の樹脂製食器において、前記容器本体の内部にて、前記載置部に載置される食品は、前記間隙から流入される熱風によって再加熱可能とされるものである。
本発明の樹脂製食器では、容器本体に収容される載置部によって、容器本体と蓋体との間に間隙を形成し、当該間隙から熱風を流入させることで、揚げ物等の油料理の美観、食感等を損ねることなく再加熱することができる。
本発明の実施例における樹脂製食器の小開口状態を示す斜視図である。 本発明の実施例における図1のA−A断面図である。 本発明の実施例における樹脂製食器の大開口状態を示す斜視図である。 本発明の実施例における図3のB−B断面図である。 本発明の実施例における樹脂製食器の載置部を収容した容器本体の拡大平面図である。 本発明の実施例における別実施例の樹脂製食器の断面図である。
以下、本発明の実施の形態における樹脂製食器を図面に基づいて説明する。当該樹脂製食器は、上面に開口部を有する容器本体と、開口部を覆設する蓋体と、蓋体にて開口部を覆設した状態で、支持部にて蓋体を支持し、容器本体と蓋体との間に間隙を形成するよう、容器本体に収容される載置部とを備えるものである。これにより、樹脂製食器の間隙から熱風を流入させることができ、容器本体の内部にて載置部に載置される食品、特に天ぷら、フライ、から揚げ等の油料理の美観、食感等を損ねることなく、再加熱することができる。
ここで、覆設した状態又は後述する覆設状態とは、容器本体と蓋体との嵌合状態を意味するものではなく、蓋体によって容器本体の開口部を覆設するとともに、支持部によって容器本体と蓋体との間に間隙を形成した状態を意味するものである。また、嵌合状態とは、載置部を設けることなく容器本体と蓋体とを密閉するように嵌合した状態を意味するものである。
当該樹脂製食器は、外側からの熱風により再加熱するクックチル用の食器、すなわち、熱風による乾燥を防止するため密閉性が高い食器であって、容器本体と蓋体とが一対となって使用される主菜皿型、丼型、椀型等の各種食器とされる。以下の実施例においては、樹脂製食器を比較的高さ寸法の小さい主菜皿型とし、載置部に載置される食品を揚げ物(図示しない)として説明する。
本発明の実施例に係る樹脂製食器は、図1及び図2に示すように、上面に開口部15を有する容器本体10と、当該開口部15を覆設する蓋体20と、容器本体10に収容される載置部30とを備えてなる。当該樹脂製食器のうち、容器本体10及び蓋体20は、例えば、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂、ポリエーテルサルホン(PES)等の熱可塑性樹脂、その他磁器、金属、木等で形成される。
容器本体10は、図2及び図5に示すように、上面に開口部15を有する有底状とされ、載置部30を載置する底部11を有してなる。当該底部11における上方面の外周縁部には、上方に向かって側部12が突設されており、底部11の下方面には、下方に向かって糸尻部となる脚部16が突設されている。
当該側部12は、底部11に対して外側方向に広がりつつ上方へ向かって突設する形状とすることもできるし、収容される食品の大きさによって、所定の高さ寸法を有するものとして、適宜変更することができるのは勿論である。また、脚部16は、切欠部14にて所定間隔を有した状態で断続的に設けることもできるし、所定間隔を有することなく連続的に設けることもできるし、これに限られない。
また、側部12には、蓋体20の蓋側鍔部23を上方から当接させて支持するための本体側鍔部13が設けられる。当該本体側鍔部13は、側部12の上端部から外側方向へ突設され、樹脂製食器の載置面に対して水平方向に延設することもできるし、斜め上方又は斜め下方へ向けて延設することもできる。また、円弧状に延設することもできるし、これに限られることなく、これらを適宜組み合わせ、例えば、断面略L字状等の所定形状の本体側鍔部13を形成することができるのは勿論である。
本実施例において、容器本体10は、矩形状に形成される底部11の外周縁部から側部12が上方に向かって突設されており、当該側部12から樹脂製食器の載置面に対して斜め上方へ向けて本体側鍔部13が突設してなり、上面に開口部15を有する形状としている。すなわち、本体側鍔部13の上方面は、容器本体10の内側方向へ向けてテーパ状となっており、容器本体10に対して蓋体20を覆設させ易い構造としている。また、底部11の下方面には、下方に向かって糸尻部となる脚部16が突設される。当該脚部16には、底部11の下方面へ熱風が流入し易いよう、各辺に切欠部14が設けられており、所定間隔を有した状態で断続的に脚部16を設けた構造としている。これにより、容器本体10の側部12のみではなく、底部11においても切欠部14から流入する熱風によって加熱させることができ、効率的である。
蓋体20は、図1及び図2に示すように、容器本体10の上方に配置され、開口部15を覆設する蓋部21を有してなる。当該蓋部21は、容器本体10における側部12の内側寸法より小さく設定される縁部22を側部12の上端部と近接対向させることで、当該縁部22を側部12の内側方向に配設する構造としている。より望ましくは、蓋部21によって、容器本体10の開口部15を覆設するとともに、側部12における上端部の近傍にて、側部12に沿うようにして下方に向けて突設される縁部22を側部12と近接対向させてなる。
また、当該縁部22の近傍にて、蓋部21から突設する蓋側鍔部23によって、容器本体10の本体側鍔部13に載置可能な構造としている。すなわち、載置部30を設けない樹脂製食器の嵌合状態において、容器本体10の本体側鍔部13によって、蓋体20の蓋側鍔部23を支持するよう構成される。当該蓋側鍔部23は、蓋部21の上方面から外側方向へ突設され、樹脂製食器の載置面に対して水平方向に延設することもできるし、斜め上方又は斜め下方へ向けて延設することもできる。また、円弧状に延設することもできるし、これに限られるものではない。
また、容器本体10に対して蓋体20を覆設させ易くするために、側部12の上端部と蓋体20の縁部22との間に所定の隙間を設けることもできる。また、蓋部21は、容器本体10と同様にして、収容される食品の大きさによって、略平板状とすることもできるし、断面略弓状等とすることもできるし、これに限られない。また、蓋部21には、上方面から外側方向へ突設する 取っ手24が設けられる。
本実施例において、蓋体20は、断面略弓状に形成される蓋部21の縁部22が容器本体10における側部12の内側寸法より小さく設定されるとともに、側部12の上端部と近接対向するよう形成され、当該縁部22の近傍にて、蓋部21の上方面から外側方向へ突設するよう蓋側鍔部23が形成される。また、容器本体10に蓋体20を覆設した状態において、本体側鍔部13によって蓋側鍔部23を支持し、側部12の上端部と蓋体20の縁部22との間に所定の隙間を設ける構成とし、容器本体10に対して蓋体20を覆設させ易くしている。また、図2に示すように、当該覆設状態にて、本体側鍔部13における略半分以上の寸法を露呈させた状態とし、上方からの熱風を容器本体10と蓋体20との間隙t1へと流入させ易い構成としている。また、蓋部21には、上方面から外側方向へ突設する 取っ手24が設けられる。
載置部30は、図1から図5に示すように、容器本体10に収容され、食品が載置されるものである。当該載置部30は、例えば、金属製、樹脂製等からなり、容器本体10の底部11に配設されて、食品が載置される基部31と、基部31から延設される支持部33とから構成される。当該基部31は、容器本体10の底部11に対応する形状とすることが望ましく、食品となる揚げ物と底部11との間隙によって油切れを良くするとともに、食品の下方からも加熱する ことができるように連通孔32を有してなる。当該連通孔32は、基部31の全面に設けることもできるし、一部分にのみ設ける構成とすることもできる。
また、支持部33は、容器本体10と蓋体20との覆設状態において、蓋体20を支持し、容器本体10と蓋体20との間に間隙t1、t2を形成するものである。より具体的には、容器本体10における開口縁部の近傍に位置する蓋体20を支持し、蓋体20の傾斜姿勢にて当該間隙t1、t2を形成するものである。これにより、樹脂製食器の内部へと熱風を流入させることができ、食品を直接的に加熱させることができる。また、食品の再加熱時において、食品に含有する水分の気化により発生する水蒸気を容器本体10と蓋体20との間隙t1、t2から適度に排出することができる。結果として、食品の表面がべとつくことなく、美観、食感等を損ねることのない状態で再加熱することができる。
当該支持部33は、例えば、線材、板状体等からなる基部31から所定角度にて一体的に折曲させるものであってもよいし、基部31から所定円弧部にて湾曲するよう一体に形成されるものであってもよい趣旨である。また、支持部33は、基部31と一体に形成されるものに限られることなく、別体とすることもできるのは勿論である。また、支持部33は、基部31に対して一箇所のみではなく、複数箇所に設けることもできる。これにより、容器本体10と蓋体20との間隙t1、t2を増減させることができ、収容される食品に応じて流入させる熱風の風量を適宜調節することができる。
また、支持部33は、図2、図4及び図5に示すように、載置部30が容器本体10に収容された状態で、容器本体10の本体側鍔部13から外側方向へ突出しないように構成される。これにより、クックチル用の熱風再加熱カート内にて隣接して配設される他の樹脂製食器に当接するのを防止し、収容される食品が崩れたり、蓋体20が外れたりするのを防止することができる。
また、支持部33は、容器本体10と蓋体20との嵌合状態にて、容器本体10における開口縁部 の近傍に位置する蓋体20、すなわち、蓋体20の縁部22を下方から支持して浮き上がらせ得るよう構成される。より望ましくは、支持部33は、少なくとも容器本体10における側部12の高さ寸法を有するとともに、先端部34が底部11側から本体側鍔部13側へと突出するよう構成される。これにより、支持部33によって、蓋体20における蓋部21の縁部22、又は蓋側鍔部23を安定した状態で支持することができ、容器本体10と蓋体20との間に間隙t1又は間隙t2を形成することができる。
本実施例において、載置部30は、防錆処理がなされた金属製の線材を適宜格子状に組み合わせて連通孔32を形成し、容器本体10の底部11に対応するよう矩形状に形成される基部31に対して、格子を形成する一部の線材を円弧状に斜め上方へと延設することで、基部31における一方の長辺側に支持部33を形成している。当該載置部30は、容器本体10内に収容された状態で、図2に示すように、容器本体10の本体側鍔部13から外側方向へ突出しないように構成されるとともに、容器本体10における本体側鍔部13の近傍に至るまでの高さ寸法を有して構成される。
このようにして構成される樹脂製食器は、図1から図4に示すようにして、食品となる揚げ物(図示しない)が載置部30に載置されており、容器本体10に対して蓋体20が覆設されるとともに、載置部30の支持部33、支持部33の先端部34によって容器本体10と蓋体20との間に間隙t1又は間隙t2を有した状態で、熱風再加熱カート(図示しない)内に供給される熱風によって再加熱する。
また、再加熱の方法については、容器本体10と蓋体20との覆設状態によって、両者間の間隙t1を小開口とする小開口状態と、間隙t1より大開口の間隙t2とする大開口状態とを適宜選択することができる。
小開口状態においては、図1及び図2に示すように、支持部33が配設される側の側部12(図2の左側)において、支持部33の上方から蓋体20の縁部22が少なくとも当接し、支持部33によって支持されることで、支持部33により浮き上がった状態となり、縁部22と側部12との間に間隙t1を形成している。また、支持部33の上方から蓋体の縁部22及び蓋側鍔部23を当接させることで、より安定した状態で支持することができる。
また、支持部33が配設される側の側部12と中央部を介して対向する位置における側部12(図2の右側)においては、支持部33によって蓋体20が傾斜姿勢となることから、傾斜姿勢の下方側に位置する蓋体20の一部である縁部22が側部12に当接するとともに、蓋体20の蓋側鍔部23が容器本体10の本体側鍔部13に当接した状態となる。すなわち、支持部33が配設される側の側部12と対向する位置における側部12においては、間隙t1から流入された熱風が容器本体10の外側方向へ流出するのを防止している。
また、支持部33が配設される側の側部12と隣接する位置における側部12においては、蓋体20の傾斜姿勢によって、蓋体20の蓋側鍔部23が容器本体10の本体側鍔部13に支持されることなく、本体側鍔部13から浮き上った状態となっている。すなわち、支持部33が配設される側の側部12と隣接する位置における側部12においても、側部12の上端部と蓋体20の縁部22との間における所定の隙間から熱風を流入させることができるようになっている。
このようにして、支持部33が配設される側の側部12、これに隣接する両側部12の計三方から熱風を流入させることができるとともに、流入した熱風が流出し難いような構成とすることができる。これにより、樹脂製食器の内部へと流入する熱風によって、直接的に揚げ物を加熱させることができるとともに、再加熱時に発生する水蒸気を間隙t1から適度に排出させることができ、食品の表面がべとつくことなく、美観、食感等を損ねることのない状態で再加熱することができる。
一方、大開口状態においては、図3及び図4に示すように、容器本体10に覆設される蓋体20の位置を小開口状態時から支持部33の先端部34側へと外側方向へとずらすようにすることで、容器本体10と蓋体20との間の間隙t2の領域を増大させている。
より詳細には、支持部33が配設される側の側部12(図4の左側)において、蓋体20の縁部22を容器本体10の本体側鍔部13に当接させるとともに、支持部33の先端部34に縁部22の内側面を当接させ、支持部33の先端部34によって支持することで、蓋体20を掛止した状態としている。これによって、支持部33側の蓋体20が浮き上がった状態となり、支持部33が配設される側の側部12と中央部を介して対向する位置における側部12(図4の右側)において、容器本体10と蓋体20との間に間隙t2を形成し、縁部22が載置部30に当接した状態となる。すなわち、小開口状態と相違して、支持部33が配設される側の側部12において、間隙t2から流入された熱風が容器本体10の外側方向へ流出するのを防止している。
また、支持部33が配設される側の側部12と隣接する位置における側部12においては、小開口状態における傾斜角度より大きくなる蓋体20の傾斜姿勢によって、蓋体20における大部分の蓋側鍔部23が容器本体10の本体側鍔部13に支持されることなく、本体側鍔部13から浮き上がった状態となっている。すなわち、支持部33が配設される側の側部12と隣接する両側部12においては、側部12の上端部と蓋体20の縁部22との間における所定の隙間から熱風を流入させることができるようになっている。
このようにして、支持部33が配設される側の側部12と対向する位置における側部12、これに隣接する両側部12の計三方から熱風を流入させることができるとともに、流入した熱風が流出し難いような構成とすることができる。当該大開口状態での再加熱においては、小開口状態と同様の効果を奏するものであり、収容される食品の種類、大きさ、分量等によって、適宜選択することができる。
以上、説明した本発明に係る樹脂製食器によれば、容器本体10に収容される載置部30によって、容器本体10と蓋体20との間に間隙t1又は間隙t2を形成し、当該間隙から熱風を流入させることで、揚げ物等の油料理の美観、食感等を損ねることなく再加熱することができる。また、覆設状態にて、容器本体10に対する蓋体20の位置決めを行うことができるとともに、収容される食品の種類、大きさ、分量等によって、容器本体10と蓋体20との間の間隙t1又は間隙t2を適宜調節することができる。
上述した実施例において、容器本体10、蓋体20、載置部30の形状、寸法等を適宜変更して実施することが可能である。例えば、容器本体10における側部12の高さ寸法が大きくなる場合(例えば、丼型、椀型等)、においては、上記実施例の大開口状態で覆設すると、支持部33と対向する側における蓋体20の縁部22及び蓋側鍔部23が容器本体10の下方へ落ち込んでしまい、収容される食品が崩れる虞があるので、小開口状態にて覆設することが望ましい。
また、容器本体10においては、側部12から突設される本体側鍔部13を設けない構成とすることもできる。係る際には、蓋体20の蓋部21から突設される蓋側鍔部23を容器本体10における側部12の上端部にて支持することで覆設状態となるよう構成される容器本体10とすればよい趣旨である。すなわち、底部11と底部11から上方へ突設する側部12とを少なくとも有する容器本体10に対して載置部30を収容することで、蓋体20の覆設状態にて両者間に間隙t1又は間隙t2を形成する構成とすることもできる。
また、載置部30における支持部33は、基部31に対して複数回折曲させて形成することもできる。すなわち、載置部30が容器本体10に収容された状態で、容器本体10における側部12に対応する所定の高さ寸法を有し、先端部34が底部11側から本体側鍔部13側へと突出するとともに、容器本体10の本体側鍔部13から外側方向へ突出することがないよう構成されていればよい趣旨である。
例えば、図6に示すように、基部31に対して支持部33を略L字状に折曲させることができる。具体的には、基部31の一端部から支持部33を上方へ折曲させるとともに、容器本体10の本体側鍔部13へ臨むように水平方向へと先端部34側を再度折曲させてなる。係る際において、上記実施例と同様に開口部15を覆設するには、蓋体20の縁部22を支持部33にて支持することで、容器本体10と蓋体20との間に間隙t3を形成することができる。また、支持部33の先端部34は、容器本体10の本体側鍔部13に当接するものであってもよいし、当該本体側鍔部13から浮き上がるものであってもよい。
さらに、支持部33における蓋体20の支持においては、安定した状態で蓋体20を支持できる態様であれば、蓋体20の縁部22を下方から支持するものに限られるものではない。すなわち、蓋部21における略中央部から縁部22に至るまでの間を支持部33にて支持して浮き上がらせ、蓋体20を傾斜姿勢とすることもできる。
さらに、一部構成を省略することができるし、一部抽出した構成とすることができるのは勿論である。
10 容器本体
11 底部
12 側部
13 本体側鍔部
15 開口部
20 蓋体
21 蓋部
22 縁部
23 蓋側鍔部
30 載置部
31 基部
32 連通孔
33 支持部
34 先端部
t1〜t3 間隙

Claims (5)

  1. 上面に開口部を有する容器本体と、
    前記開口部を覆設する蓋体と、
    前記蓋体にて前記開口部を覆設した状態で、支持部にて前記蓋体を支持し、前記容器本体と前記蓋体との間に間隙を形成するよう、前記容器本体に収容される載置部と、
    を備えることを特徴とする樹脂製食器。
  2. 前記支持部は、前記蓋体が傾斜姿勢となるよう支持し、前記間隙を形成する請求項1に記載の樹脂製食器。
  3. 前記傾斜姿勢の下方側に位置する前記蓋体の一部が前記容器本体に当接される請求項2に記載の樹脂製食器。
  4. 前記載置部は、前記支持部が設けられる基部を有し、前記基部には前記容器本体との間に連通孔が形成される請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の樹脂製食器。
  5. 前記容器本体の内部にて、前記載置部に載置される食品は、前記間隙から流入される熱風によって再加熱可能とされる請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の樹脂製食器。
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