JP4009611B2 - 金属箔成形体及び汁受け皿覆い - Google Patents

金属箔成形体及び汁受け皿覆い Download PDF

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Description

この発明は、金属箔成形体及び汁受け皿覆いに関し、特にシステムキッチンレンジのガードプレート等の皿形状の部分を覆う金属箔成形体及び汁受け皿覆いに関するものである。
図10は、従来の汁受け皿覆いの使用状態を示した平面図であり、図11は、図10で示したXI−XIラインの拡大端面図である。
これらの図を参照して、台所の調理台に埋め込み型のシステムキッチンレンジ50が設置されている。システムキッチンレンジ50は、その上面にほぼ矩形形状の開口を有するキッチントッププレート51に嵌め込まれたガードプレート58を中心に構成され、複数のバーナー53と、バーナー53の周囲に設置されたバーナーリング54と、ガードプレート58上に着脱自在に設置された五徳56とを備えている。
ガードプレート58は、全体としてほぼ矩形の皿形状を有し、バーナー53を挿通するためのバーナー用開口55を有する底面59と、底面59の外周端に底面59とほぼ垂直に接続された周壁面62と、周壁面62の上方端部に接続され、五徳56の枠体を載置するための段部60と、段部60に接続され水平方向に延びる平坦面61とから構成されている。平坦面61の外周端は下方に折り曲げられて、キッチントッププレート51上に載置されている。このガードプレート58は、調理時の吹きこぼれ等の汚れがシステムキッチンレンジ50の内部へと侵入するのを防止するためのものである。
そして、このガードプレート58上には、アルミ箔等の金属箔のプレス成形により形成され、ほぼ矩形形状を有するマット本体64とフラップ体65とが敷き詰められている。これらのマット本体64及びフラップ体65は、吹きこぼれ等の汚れがガードプレート58に付着するのを防止するためのものである。
マット本体64は、バーナー53を挿通するための開口14を有する環状の平坦部13と、平坦部13の外周に接続され、外周に向かって下降する円錐台側壁形状の傾斜部12と、傾斜部12の外周に接続され底面59に沿う底部11と、底部11の外周に接続され、上方に延びる立上り部7と、立上り部7の上方端部に接続され、ほぼ水平方向に延びるフランジ6とから構成されている。尚、マット本体64の外周端と開口14を構成する内周端にはそれぞれ、縁巻5a及び5bが形成されている。
一方、フラップ体65は、基本的な構成はマット本体64と同様であるが、その底部は一様にフラットに形成されており、バーナーを挿通するための開口が形成されていない点がマット本体64とは異なっている。
ここで、上記のように形成されたマット本体64及びフラップ体65の取付けについて説明する。
まず、五徳56及びバーナーリング54を取り外した後、バーナー53が開口14を挿通するようにマット本体64をガードプレート58の底面59上に載置する。そして、立上り部7がガードプレート58の周壁面62に沿うように位置を調節すると、ガードプレート58のバーナー用開口55の周囲の底面59と周壁面62と平坦面61の所定範囲とが、マット本体64によって覆われた状態となる。同様の手順を繰り返して、各々のバーナー53の周囲にそれぞれマット本体64を設置する。次に、ガードプレート58上のまだマット本体64によって覆われていない隙間の部分にフラップ体65を敷き詰めるように設置する。
尚、図10では、3口のバーナー53を有するシステムキッチンレンジ50の例を示しているが、バーナー53の数やガードプレート58の大きさが異なる場合であっても、マット本体64及びフラップ体65を適宜組み合わせることによって、同様にしてガードプレート58のほぼ全体を覆うことが可能となる。
このようにしてマット本体64及びフラップ体65をガードプレート58に敷き詰めた後、バーナー53の周囲にバーナーリング54を設置すると共に、五徳56の枠部をガードプレート58の段部60上に設置し、マット本体64及びフラップ体65の取付けが完了する。
以上のようにガードプレート58のほぼ全体を覆うと、調理時の吹きこぼれ等の汚れはマット本体64及びフラップ体65上に落下するため、ガードプレート58が汚れてしまうことが防止される。マット本体64及びフラップ体65が汚れてきた場合には、上述の手順によってマット本体64及びフラップ体65のうち汚れが目立つものだけを適宜交換することができるため経済的であり、常にガードプレート58上を綺麗に覆った状態で使用することが可能となる。
上記のような従来のマット本体では、ガードプレートの底面だけでなく、周縁部分までも一体的に覆うことができるように立上り部にフランジ部が接続されている。
しかしながら、フランジ部と底部との高さが一定に維持されているため、この高さよりガードプレートの深さが深いシステムキッチンレンジに取付けようとすると、マット本体の底部がガードプレートの底面から浮いた状態となる。そうすると、バーナーとマット本体とが近づきすぎたり、マット本体上に設置するバーナーリングが不安定になったりするために、マット本体を取付けることができない場合が生じてしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ガスレンジの汁受け皿等の皿形状の部分を、その深さにかかわらず覆うことができる金属箔成形体及び汁受け皿覆いを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、底面と底面の外周に接続された周壁面とを有する皿形状の部分を覆う、プレス成形により形成される金属箔成形体であって、底面の内方面の少なくとも一部を覆う底部と、周壁面の内方面の少なくとも一部を覆う立上り部と、底部の外周端と立上り部の下方端との間に位置し、上方に突出する態様で立上り部に沿って連続的に形成された突出部を有する調整部とを備え、外周端と下方端とはほぼ同一水平レベルに位置するものである。
このように構成すると、突出部を平坦化することによって底部の外周端と立上り部の下方端との距離が大きくなる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、突出部は断面において山形に形成されるものである。
このように構成すると、断面山形の突出部の高さによって、底部の外周端と立上り部の下方端との調整可能な距離が規定される。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成において、突出部の山形を構成する屈曲部の各々は丸みを帯びるように形成されるものである。
このように構成すると、突出部の変形が容易となる。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の構成において、皿形状の部分は、ガスレンジのバーナーの周囲に配置される汁受け皿であり、底部にはバーナーを挿通するための開口が形成され、立上り部は、調整部の外周端全体に環状に接続され、立上り部の上方端に接続されて周壁面の外方へと延び、その下面が周壁面の上方端部に当接するように配置することができるフランジ部を更に備えるものである。
このように構成すると、汁受け皿の深さに応じてフランジ部から底部までの深さを増加自在となる。
請求項5記載の発明は、ガスレンジのバーナーの周囲に配置される汁受け皿を覆う汁受け皿覆いであって、請求項4記載の金属箔成形体において底部が矩形形状に形成されたマット本体と、その幅方向の寸法が底部の幅方向の寸法とほぼ等しい矩形形状を有するフラップ底部と、フラップ底部の幅方向に延びる一辺を除く三辺に接続され、調整部と同一断面形状を有するフラップ調整部と、フラップ調整部の外周端に接続され立上り部と同一断面形状を有するフラップ立上り部と、フラップ立上り部の上方端に接続されフランジ部と同一断面形状を有するフラップフランジ部とを備えたフラップ体とからなるものである。
このように構成すると、マット本体の幅方向に延びる一辺と、フラップ体のフラップ調整部が形成されない一辺とを対向させて配置すると、フラップ体の底部とマット本体のフランジ部とが上下方向に重なった状態となる。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の構成において、フラップ体は、一辺の少なくとも一部に接続された舌片を更に備えるものである。
このように構成すると、フラップ体の設置時に舌片をフラップ底部に対して垂直下方に折り曲げておくと、汁受け皿に配置した場合、フラップ底部の舌片の接続された一辺が他の辺よりも高い位置に配置される。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、突出部の平坦化によって底部の外周端と立上り部の下方端との距離が大きくなるため、皿形状の部分の深さに応じて、底部の深さを調整することが可能となる。また、突出部を平坦化させない状態では、金属箔成形体全体の厚みがコンパクトになるため、保管や輸送に要するスペースが小さくなる。更に、突出部の高さによって調整範囲を自在に設定できる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、断面山形の突出部の高さによって、底部の外周端と立上り部の下方端との調整可能な距離が規定されるため、皿形状部分の深さに対する調整代を所望の大きさに設定することが可能となる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加えて、突出部の変形が容易となるため、底部と立上り部上端との高さの調整がしやすく使い勝手が良い。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、汁受け皿の深さに応じてフランジ部から底部までの深さを増加自在となるため、汁受け皿の深さにかかわらず、底面から汁受け皿の周壁面の外方までを安定した状態で一体的に覆うことが可能となる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の効果に加えて、マット本体の幅方向に延びる一辺とフラップ体の調整部が接続されない一辺とを対向させて配置すると、フラップ体の底部とマット本体のフランジ部とが上下方向に重なった状態となるため、汁受け皿上のより広い範囲を隙間なく覆って、汁受け皿の汚れを確実に防止することが可能となる。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の効果に加えて、フラップ体の設置時に舌片をフラップ底部に対して垂直下方に折り曲げておくと、汁受け皿に配置した場合、フラップ底部の舌片の接続された一辺が他の辺よりも高い位置に配置されるため、吹きこぼれ等の汚れがフラップ底部から流出することが防止される。
図1は、この発明の第1の実施の形態による汁受け皿覆いの一部を構成するマット本体の外観形状を示した平面図であり、図2は、図1で示したII−IIラインの拡大端面図であり、図3は、図1で示したIII−IIIラインの拡大断面図である。尚、図2及び図3では、縁巻部分を拡大して記載している。
これらの図を参照して、マット本体2は、アルミ箔等の金属箔のプレス成形によって形成され、バーナーを挿通するための開口14を有する環状の平坦部13と、平坦部13の外周端に接続され、裾に向かって広がるように傾斜する平面視楕円形状の傾斜部12と、傾斜部12の下方端に接続され、システムキッチンレンジのガードプレート等の底面の少なくとも一部に対応し、外郭がほぼ矩形形状の底部11と、底部の外周端に接続され、断面山形の突出部9を有する調整部8と、調整部8の外周端に接続されて上方に延び、ガードプレート等の周壁面の少なくとも一部に対応する立上り部7と、立上り部7の上方端に接続され、ほぼ水平方向に外方へと延びるフランジ部6とから構成されている。そして、マット本体2の端縁部分、すなわち、フランジ部6の外周端縁及び平坦部13の内周端縁にはそれぞれ、縁巻5a及び5bが形成されている。
尚、断面において、山形形状の突出部9を構成する屈曲部10a〜10cはそれぞれ、丸みを帯びるように形成されているが、この点については後述する。
図4は、この発明の第1の実施の形態による汁受け皿覆いを構成するフラップ体の外観形状を示した平面図であり、図5は、図4で示したV−Vラインの拡大断面図である。尚、図5においても、縁巻部分を拡大して記載している。
これらの図を参照して、マット本体と共に汁受け皿覆いを構成するフラップ体3は、アルミ箔等の金属箔のプレス成形によって外郭がほぼ矩形形状に形成され、幅方向に延びる一辺側を除いた部分は、先の図2及び図3で示したマット本体と断面形状がほぼ同一となるように形成されている。すなわち、フラップ体3は、ガードプレート等の皿形状の底面の少なくとも一部に対応するほぼ矩形形状の底部22と、底部22の三辺の外周端に接続され、断面山形の突出部24を有する調整部23と、調整部23の外周端に接続されて上方に延び、ガードプレート等の周壁面の少なくとも一部に対応する立上り部21と、立上り部21の上方端に接続され、ほぼ水平方向に外方へと延びるフランジ部20とから構成されている。
更に、フラップ体3の底部22の幅方向に延びる一辺には、外方へ突出するように舌片19が接続され、舌片19の接続部分には舌片19を底部22に対して垂直下方へ折り曲げ容易とする折り曲げ線18が形成されている。この舌片19の機能についても後述する。
尚、フラップ体3の外周端縁の全体には、先に示したマット本体と同様に縁巻16が形成されている。また、フラップ体3の突出部24を構成する屈曲部25a〜25cの各々が、丸みを帯びるように形成されている点についても、先に示したマット本体と同様である。
ここで、上述したマット本体及びフラップ体のシステムキッチンレンジへの使用状態について説明する。
図6は、この発明の第1の実施の形態による汁受け皿覆いの使用状態の一例を示した平面図であり、図7は、図6で示したVII−VIIラインの拡大端面図であり、図8は、図6で示したVIII−VIIIラインの拡大端面図である。
これらの図を参照して、システムキッチンレンジ50に嵌め込まれたガードプレート58の皿形状部分を覆うように、汁受け皿覆い1を構成するマット本体2及びフラップ体3が敷き詰められている。
汁受け皿覆い1の取付け時には、まず、五徳56及びバーナーリング54を取り外して、ガードプレート58の底面上にマット本体2を設置する。このとき、立上り部7が周壁面62の一部に対応するようにマット本体2を配置して、ガードプレート58のバーナー用開口55から周壁面62までの範囲がマット本体2によって一体的に覆われた状態とする。
また、フラップ体3の取付け時には、舌片19が底部22に対してほぼ垂直下方となるように折り曲げ線18を予め山折りに折り曲げておき、折り曲げ線18の部分が隣接するマット本体4のフランジ部6の下方に位置するようにガードプレート58上に設置する。このように、マット本体4の幅方向に延びる一辺と、フラップ体3において調整部が形成されない一辺とを対向させた状態で設置すると、フランジ部6とフラップ体3の底部22の一部とが上下方向に重なり合った状態となる。よって、ガードプレート58上のより広い範囲を隙間なく覆うことができ、調理時の吹きこぼれ等による底面59の汚れを確実に防止することが可能となる。また、舌片19の折り曲げによって折り曲げ線18の部分、すなわち、フラップ体3の底部22の幅方向に延びる一辺が他の辺よりも上方に配置されるため、底部22上に落下した吹きこぼれ等の汚れがガードプレート58上へと流出してしまうことが抑制される。
マット本体2及びフラップ体3をガードプレート58上に敷き詰めた後、ガードリング54をバーナー53の周囲に取付け、更に五徳56をガードプレート58の段部60上に載置すると、汁受け皿覆い1の取付けが完了する。尚、この例では、3口のバーナー53を有するシステムキッチンレンジ50に取付けた例を示したが、バーナー53の数やガードプレート58の大きさが異なる他の機種についても、マット本体2及びフラップ体3の使用数や配置を変更して同様に取付けることが可能である。更に、この例では、フラップ体3をマット本体4のフランジ部6と重ねて設置しているが、汁受け皿覆い1の取付け状況に応じて、他のフラップ体のフランジ部と重ねて配置しても良い。
次に、マット本体及びフラップ体の深さ調整機能について説明する。
図9は、この発明の第1の実施の形態による汁受け皿覆いの深さ調整の過程を示した図である。
まず、図9の(1)を参照して、マット本体2を先の図7で示したものより深いガードプレート58を有するシステムキッチンレンジに取付ける場合、マット本体2を単にガードプレート58に設置しただけの状態では、フランジ部6が平坦部61に当接するため、底部11は底面59から浮き上がった状態となる。
そこで、底部11の深さをガードプレート58の深さに合うように調整するために、突出部9の屈曲部10bを矢印の方向へと押し下げるように変形させる。すると、図9の(2)に示すように、立上り部7の下端と底部11の外周端との距離が大きくなる。このとき、屈曲部10a〜10bの各々は丸みを帯びるように形成されているので、突出部9の変形を容易に行うことができ、深さの調整の操作がしやすくなっている。
更に、矢印の方向へと突出部9を押し下げて、図9の(3)に示すように突出部9を平坦化すると、マット本体2の底部11と、突出部9が平坦化された調整部8と、立上り部7とによって、ガードプレート58の底面59に沿う位置から周壁面62までの範囲が安定して覆われた状態となる。
このように、使用時には、突出部9の平坦化によって立上り部7の下端と底部11の外周端との距離が大きくなるため、ガードプレート58の深さに応じて底部の深さを調整することが可能となる。マット本体2には、フランジ部6が形成されているが、フランジ部6が平坦面61上面を覆った状態のまま、底部11をガードプレート58の底面59に沿う位置まで調整することができるので、ガードプレート58の深さにかかわらず、底面59から平坦面61までを安定した状態で一体的に覆うことが可能となる。
また、マット本体2をガードプレート58が浅いガスレンジに合わせて形成し、必要に応じて深さを増加自在な構成とすることによって、マット本体2全体の厚みはコンパクトになる。よって、マット本体2の流通時には製品の保管や輸送等に要するスペースを小さくすることが可能となる。
更に、この実施の形態では、突出部9は断面山形に形成されているため、突出部9の平坦化によって調整可能となる立上り部7の下端と底部11の外周端との距離は、山形部分の高さにより規定されることになる。したがって、突出部9の山形の高さによって、ガードプレート58の深さに対する調整代を容易に所望の大きさに設定することができる。
ここでは、マット本体2の高さ調整機能についてのみ説明したが、フラップ体についても、マット本体2と同一断面形状の調整部が形成されているので、マット本体2と同様に底部の高さ調整を行うことが可能である。
尚、上記の実施の形態では、システムキッチンレンジ用の汁受け皿覆いに適用しているが、必ずしもこのような用途に限られるものではなく、他のガスレンジの汁受け皿覆いや、汁受け皿以外の皿形状の部分を覆う金属箔成形体にも同様に適用することが可能である。
また、上記の実施の形態では、マット本体とフラップ体とからなる汁受け皿覆いに適用しているが、必ずしもこのような複数の分割体よりなる汁受け皿覆いに限られるものではなく、それ自身でガードプレート等の全体を一体的に覆う汁受け皿覆いにも同様に適用することが可能である。
更に、上記の実施の形態では、汁受け皿覆いはマット本体とフラップ体とから構成されているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、フラップ体はなくても良い。
更に、上記の実施の形態では、マット本体の奥行き方向の断面の一部における突出部と傾斜部との間には平坦な部分が形成されていないが、必ずしもこのように構成する必要はなく、当該部分を他の部分における底部と同様に平坦に形成しても良い。ここで、底部とは必ずしも平坦に形成された部分に限定されるものではなく、ガードプレート等の皿形状の底面の少なくとも一部を覆うことができる形状であれば良い。
更に、上記の実施の形態では、突出部は1つの断面山形の部分により形成されているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、突出箇所を複数設けたり、例えば蛇腹形状や円弧形状のように他の断面形状に形成したりしても良い。
更に、上記の実施の形態では、突出部を構成する屈曲部の各々が丸みを帯びるように形成されているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、少なくとも1つの屈曲部が角張るように形成しても良い。
更に、上記の実施の形態では、周壁面の外方を覆うフランジ部を備えているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、フランジ部はなくても良い。
更に、上記の実施の形態では、突出部を有する調整部を皿形状の部分の内部を覆う金属箔成形体に適用しているが、皿形状の部分の内部を覆う代わりに、例えば換気扇のような箱形形状を有する物品の外方面全体を覆う金属箔成形体に適用しても良い。この場合、突出部の向きを逆にしておけば、深さ方向の寸法を調整して、当該物品の厚みにかかわらず外方面を覆うことのできる金属箔成形体を形成することが可能となる。
この発明の第1の実施の形態による汁受け皿覆いの一部を構成するマット本体の外観形状を示した平面図である。 図1で示したII−IIラインの拡大端面図である。 図1で示したIII−IIIラインの拡大断面図である。 この発明の第1の実施の形態による汁受け皿覆いの他の一部を構成するフラップ体の外観形状を示した平面図である。 図4で示したV−Vラインの拡大断面図である。 この発明の第1の実施の形態による汁受け皿覆いの使用状態の一例を示した平面図である。 図6で示したVII−VIIラインの拡大端面図である。 図6で示したVIII−VIIIラインの拡大端面図である。 この発明の第1の実施の形態による汁受け皿覆いの深さ調整の過程を示した図である。 従来のマット本体及びフラップ体の使用状態を示した平面図である。 図10で示したXI−XIラインの拡大端面図である。
符号の説明
1…汁受け皿覆い
2…マット本体
3…フラップ体
6、20…フランジ部
7、21…立上り部
8、23…調整部
9、24…突出部
10、25…屈曲部
11、22…底部
14…開口
50…システムキッチンレンジ
53…バーナー
58…ガードプレート
59…底面
62…周壁面
尚、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (6)

  1. 底面と前記底面の外周に接続された周壁面とを有する皿形状の部分を覆う、プレス成形により形成される金属箔成形体であって、
    前記底面の内方面の少なくとも一部を覆う底部と、
    前記周壁面の内方面の少なくとも一部を覆う立上り部と、
    前記底部の外周端と前記立上り部の下方端との間に位置し、上方に突出する態様で前記立上り部に沿って連続的に形成された突出部を有する調整部とを備え、
    前記外周端と前記下方端とはほぼ同一水平レベルに位置する、金属箔成形体。
  2. 前記突出部は断面において山形に形成される、請求項1記載の金属箔成形体。
  3. 前記突出部の前記山形を構成する屈曲部の各々は丸みを帯びるように形成される、請求項2記載の金属箔成形体。
  4. 前記皿形状の部分は、ガスレンジのバーナーの周囲に配置される汁受け皿であり、
    前記底部には前記バーナーを挿通するための開口が形成され、
    前記立上り部は、前記調整部の外周端全体に環状に接続され、
    前記立上り部の上方端に接続されて前記周壁面の外方へと延び、その下面が前記周壁面の上方端部に当接するように配置することができるフランジ部を更に備える、請求項1から請求項3のいずれかに記載の金属箔成形体。
  5. ガスレンジのバーナーの周囲に配置される汁受け皿を覆う汁受け皿覆いであって、
    請求項4記載の金属箔成形体において前記底部が矩形形状に形成されたマット本体と、
    その幅方向の寸法が前記底部の幅方向の寸法とほぼ等しい矩形形状を有するフラップ底部と、前記フラップ底部の幅方向に延びる一辺を除く三辺に接続され、前記調整部と同一断面形状を有するフラップ調整部と、前記フラップ調整部の外周端に接続され前記立上り部と同一断面形状を有するフラップ立上り部と、前記フラップ立上り部の上方端に接続され前記フランジ部と同一断面形状を有するフラップフランジ部とを備えたフラップ体とからなる、汁受け皿覆い。
  6. 前記フラップ体は、前記一辺の少なくとも一部に接続された舌片を更に備える、請求項5記載の汁受け皿覆い。
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