JP5975695B2 - 台所用シンク及びシステムキッチン - Google Patents

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Description

本発明は、台所用シンク及び台所用シンクを備えるシステムキッチンに関する。
従来より、台所等に配置される台所用シンクは、上面に開口部が形成されたシンク本体を備えている。シンク本体は、底面部と、底面部の四方から起立する壁部を有している。また、シンク本体における手前側の壁部及び奥側の壁部の上端をシンク本体の高さよりも低くして、これら手前側の壁部の上端及び奥側の壁部の上端に、それぞれまな板の端部を載置可能に構成した台所用シンクも提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の台所用シンクによれば、シンク本体の上部でまな板を使用することができるため、台所用シンクの周囲で調理するスペースを広くとることができる。
特開平10−75838号公報
しかしながら、特許文献1で提案された台所用シンクでは、シンク本体の上部にまな板を配置した状態で調理等を行った場合に、まな板の上に落ちた水や、調理により生じる液体が、シンク本体の手前側にこぼれ出てしまう場合がある。
従って、本発明は、まな板からシンク本体の手前側へ水がこぼれ出ずに、利用しやすい台所用シンク及び該台所用シンクを備えるシステムキッチンを提供することを目的とする。
本発明は、上面に開口部が形成されたシンク本体と、前記開口部の一部を覆うように前記シンク本体の上部に着脱可能に配置されるまな板と、を備える台所用シンクであって、前記シンク本体は、底面部と、前記底面部における奥行き方向の奥側から起立する奥壁部と、前記底面部における奥行き方向の手前側から起立する前壁部と、前記底面部における奥行き方向に直交する幅方向の両端部からそれぞれ起立する一対の側壁部と、前記一対の側壁部の上端部から幅方向の外側に略水平方向に延出し、前記まな板を支持する一対の第1まな板支持部と、前記第1まな板支持部における前記前壁部側に設けられ前記第1まな板支持部に支持された前記まな板の該前壁部側への移動を規制する第1規制部と、を備え、前記前壁部の上端部は、前記第1規制部よりも手前側に位置する台所用シンクに関する。
また、前記前壁部の上端部近傍における幅方向の中央部に設けられ、前記まな板を支持する第2まな板支持部を更に備えることが好ましい。
また、前記第2まな板支持部の高さは、前記一対のまな板支持部の高さよりも低く構成されることが好ましい。
また、前記奥壁部の上端部から奥側に略水平方向に延出する第3まな板支持部を更に備えることが好ましい。
また、前記前壁部は、鉛直方向に対して40°〜50°手前側に傾斜して起立することが好ましい。
また、前記シンク本体は、合成樹脂部材により一体成型されて形成されていることが好ましい。
また、システムキッチンは、前記台所用シンクと、該台所用シンクの幅方向の外側に該台所用シンクに連続して設けられるカウンターと、を備え、前記台所用シンクの下部には、該台所用シンクの利用者が椅子に座った状態で脚部を進入可能な脚部進入空間が形成されることが好ましい。
また、前記台所用シンクの手前側の端部から18〜21cm奥側の高さが68cm以上であることが好ましい。
また、前記台所用シンクの手前側の端部は、前記カウンターの手前側の端部よりも手前側に位置することが好ましい。
本発明によれば、まな板からシンク本体の手前側へ水がこぼれ出ずに、利用しやすい台所用シンク及び台所用シンクが設けられたシステムキッチンを提供することができる。
本発明の台所用シンクが設けられたシステムキッチンを示す平面図である。 本発明の台所用シンクが設けられたシステムキッチンを示す部分斜視図である。 第1実施形態の台所用シンクを示す斜視図である。 第1実施形態の台所用シンクを示す平面図である。 図4のA−A線の断面図である。 図4のB−B線の断面図である。 第1実施形態の台所用シンクの使用の状態を示す斜視図である。 図7のC−C線の断面図である。 第2実施形態の台所用シンクを示す斜視図である。 第2実施形態の台所用シンクを示す平面図である。 第2実施形態の台所用シンクの使用の状態を示す斜視図であり、まな板を奥行き方向に沿って配置した状態を示す図である。 第2実施形態の台所用シンクの使用の状態を示す斜視図であり、まな板を幅方向に沿って配置した状態を示す図である。 第3実施形態の台所用シンクを示す斜視図である。 第3実施形態の台所用シンクの変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態の台所用シンク1が設けられたシステムキッチン100の平面図である。図2は、台所用シンク1が設けられたシステムキッチン100の部分斜視図である。図3は、台所用シンク1を示す斜視図であり、まな板は省略して示されている。図4は、台所用シンク1を示す平面図である。蓋は省略して示されている。図5は、図4のA−A線の断面図である。図6は、図4のB−B線の断面図である。図7及び図8は、台所用シンク1の使用の状態を示す図である。
第1実施形態の台所用シンク1は、図1及び図2に示すように、台所で調理を行うためのシステムキッチン100の一部を構成する。より具体的には、システムキッチン100は、台所用シンク1と、水栓3と、カウンター101と、加熱調理台102と、キャビネット103と、脚部進入空間104と、を備える。
台所用シンク1は、水栓3から排出される水を利用して調理するために、カウンター101に設けられる凹部である。台所用シンク1は、上面に開口部10aが形成されたシンク本体10と、開口部10aの一部を覆うようにシンク本体10の上部に着脱可能に配置されるまな板20と、を備える。
まな板20は、シンク本体10の開口部10aを跨いで渡すことのできる長さを有する板状の部材で構成される。まな板20は、長方形である。まな板20は、合成樹脂等の汚れの付着しにくい部材により構成される。
シンク本体10は、図3〜図8に示すように底面部11と、前壁部12と、奥壁部13と、一対の側壁部14、15と、排水部5と、蓋51と、を備える。また、シンク本体10は、第1まな板支持部41と、第2まな板支持部42と、第1規制部44と、第2規制部45と、第3規制部46と、を備える。
シンク本体10は、合成樹脂部材により一体成形されて構成される。本実施形態では、シンク本体10及びカウンター101は、プレス成形により一体で成形されている。そして、シンク本体10は、その上面がカウンター101に連続するように配置されている。
底面部11は、平面視で略矩形状の矩形部分と、矩形部分の奥側の一部が更に奥へ延出し、排水部5が設けられている排水部分とを備える。底面部11は、図5及び図6に示すように、この排水部分が最も低くなるように、排水部分に向かって緩やかな下り傾斜を形成するように設けられている。
奥壁部13は、底面部11の奥行き方向DDにおける奥側から起立する壁である。奥壁部13は、略矩形部分の奥側から排水部分の奥側に沿って形成されている。奥壁部13は、略矩形部分の奥側の壁と、排水部分の奥側の壁と、略矩形部分の奥側の壁及び排水部分の奥側の壁を繋ぎ、これらの壁に直交する部分とから構成されている。
前壁部12は、底面部11の奥行き方向DDにおける手前側から起立する壁である。図4及び図5に示すように、前壁部12は、上端部12aから底面部11に向かって緩やかに傾斜している。前壁部12の上端部12aから傾斜する傾斜部分は、第1傾斜部121を形成する。また、前壁部12は、第1傾斜部121から更に底面部11に向かって第1傾斜部121よりも急に傾斜する第2傾斜部122を有する。前壁部12は、第2傾斜部122において底面部11から鉛直方向に対して手前側に40°〜50°角度αの分傾斜している。また、前壁部12は、前壁部12の手前側から底面部11の奥側へ、長さL1にわたって傾斜しており、長さL1は、例えば18cm〜21cmである。
一対の側壁部14、15は、図6に示すように、底面部11における奥行き方向DDに直交する幅方向WDの両端部からそれぞれ起立する壁である。一方の側壁部14と、他方の側壁部15とは、略平行に延びている。
第1まな板支持部41は、一対の側壁部14、15の上端部14a、15aから幅方向WDの外側に略水平方向に延出し、まな板20の端部を支持する。第1まな板支持部41は、シンク本体10と連続するカウンター101の上面よりも低い位置に形成される。第1まな板支持部41は、一対の側壁部14、15に沿って前壁部12側から奥壁部13側へ延びるように形成される。
第1規制部44は、第1まな板支持部41に支持されたまな板20の前壁部12側への移動を規制するものである。第1規制部44は、第1まな板支持部41における前壁部12側であって、かつ前壁部12の上端部12aよりも奥側に設けられる。すなわち、第1規制部44は、一方の側壁部14側の第1まな板支持部41に設けられた第1規制部44と、他方の側壁部15側の第1まな板支持部41に設けられた第1規制部44とを結んだ仮想線ILと、前壁部12の上端部12aとの間に隙間Sが開くように配置されている。第1規制部44は、まな板支持部41の前壁部12側の終端において、シンク本体10の高さH方向へ起立する面である。第1規制部44は、シンク本体10の高さH方向へ起立している。
第2規制部45は、第1まな板支持部41における幅方向外側の側縁に沿って設けられる。第2規制部45は、第1まな板支持部41の幅方向外側の側縁からシンク本体10の高さH方向へ起立する面である。第2規制部45は、シンク本体10の高さH方向へ起立していることにより、第1まな板支持部41に支持されたまな板20の幅方向WDへの移動を規制する。
第2まな板支持部42は、図4に示すように、前壁部12の上端部12a近傍における幅方向WDの中央部に設けられて奥側に突出している。第2まな板支持部42の上面は、まな板20を支持可能な平面上に構成され、この上面においてまな板20を支持する。第2まな板支持部42の上面の位置(高さ)は、一対のまな板支持部41の高さよりもわずかに低く構成される。第2まな板支持部42の上面の高さは、例えば、一対のまな板支持部41の高さよりも2mm〜5mm程度低く構成される。
第3規制部46は、第2まな板支持部42の手前側の端縁からシンク本体10の高さH方向へ盛り上がる突起に設けられている。第3規制部46は、一方の側壁部14側の第1まな板支持部41に設けられた第1規制部44と、他方の側壁部15側の第1まな板支持部41に設けられた第1規制部44とを結んだ仮想線IL上に位置する。第3規制部46は、第2まな板支持部42と、突起との境界に形成される突起の面である。
排水部5は、底面部11の幅方向WDにおける一方側で奥側に突出した排水部分に設けられている。排水部5は、窪み部52と、排水穴53と、を備える。窪み部52は、底面部11の一部が下方に窪んで形成される。排水穴53は、窪み部52の底面の一部に形成される。この排水穴53には、配水管(図示せず)が接続される。
蓋51は排水部5の上部に取り外し可能に配置され、排水部5を覆っている。
以上の台所用シンク1は、カウンター101と一体となってシステムキッチン100に設けられる。台所用シンク1は、カウンター101の中央部寄りに設けられる。
台所用シンク1は、シートモールディングコンパウンド(Sheet Molding Compound)や、バルクモールディングコンパウンド(Bulk Molding Compound)等の合成樹脂製の成形材料を用いて、カウンター101と一体的に熱圧成形(所定の高温高圧下で行われるプレス成形法)により成形される。
カウンター101は、台所用シンク1の幅方向WDの外側に、台所用シンク1に連続して設けられる。カウンター101は、上面が床面から所定の高さに位置するとともに、上面が略水平となるように構成される。
キャビネット103は、カウンター101の幅方向WDにおける一方の下部に設けられる。キャビネット103は、戸棚や引き出し等の、調理に必要な用具や食品を収容可能な収納庫を備える。
脚部進入空間104は、台所用シンク1の下部に配置され、システムキッチン100の前面から奥側に向かって形成された凹状の空間である。脚部進入空間104は、この凹状の空間に、台所用シンク1の利用者が椅子に座った状態で脚部を進入可能に形成される。脚部進入空間104は、台所用シンク1の手前側の端部から18〜21cm(長さL1)奥側の位置において、高さが、床面から68cm以上空くように構成されている。また、脚部進入空間104は、図2に示すように、台所用シンク1の下部において所定幅W2開いている。幅W2は、例えば、60〜90cmの範囲である。
水栓3は、台所用シンク1における奥側の略中央に配置され、台所用シンク1におけるシンク本体10に向けて水を排出する。
加熱調理台102は、カウンター101上の幅方向WDにおける一方側に台所用シンク1に隣接して配置される。図1に示すように、加熱調理台102と台所用シンク1との間の距離W1は、台所用シンク1の利用者が移動することなく好適に加熱調理台102を利用できるようにする観点から、5cm〜20cm離れていることが好ましく、10cm〜15cm離れていることがより好ましい。加熱調理台102と台所用シンク1との間の距離W1が5cmよりも短いと、加熱調理台の熱が台所用シンク1まで及ぶため、台所用シンク1を利用しづらくなる。加熱調理台102と台所用シンク1との間の距離W1が20cmを越えると、台所用シンク1の前において調理を行なっている利用者の手が加熱調理台102まで届きづらくなる。加熱調理台102と台所用シンク1との間の距離W1が5cm〜20cmの範囲内であれば、例えば、椅子に座った状態で台所用シンク1を利用している利用者が移動することなく好適に加熱調理台102を利用できる。
第1実施形態の台所用シンク1及びシステムキッチン100によれば、以下のような効果を奏する。
(1)台所用シンク1に、シンク本体10の一対の側壁部14、15の上端部14a、15aから幅方向外側に延出する第1まな板支持部41を設けた。このため、まな板20の短手方向の端部をまな板支持部41に載置し、まな板20を横向きにおいて使用することができる。また、図8に示すように、まな板支持部41は、一対の側壁部14、15の上端部14a、15aから幅方向外側に延出しているため、まな板20をまな板支持部41に支持させた状態で手前側から奥側へ所望の位置にスライドさせることができる。
第1まな板支持部41における前壁部12側に、まな板20の前壁部12側への移動を規制する第1規制部44を設け、前壁部12の上端部12aを、第1規制部44よりも手前側に位置させた。このため、まな板20が第1規制部44よりも手前に移動しないので、まな板20の使用中にまな板20がシンク本体10からずれ落ちることがない。
更に、第1規制部44よりも手前に前壁部12の上端部12aを位置させた。このため第1まな板支持部41の手前側にまな板20を配置しても、まな板20と前壁部12の上端部12aとの間に、隙間Sが生じる。調理によりまな板20の上に生じた液体や水は、第1規制部44と前壁部12の上端部12aに間に生じた隙間Sに落ち、台所用シンク1の外側までこぼれ落ちない。
(2)まな板20を支持する第2まな板支持部42を、前壁部12の上端部12a近傍における幅方向WDの中央部に設けた。このため、まな板20は、第1まな板支持部41に支持された状態で、まな板20の長手方向における略中央部において第2まな板支持部42に支持される。したがって、硬い物を切る際に力を入れても、まな板20が撓まず、利用者が力を入れやすい。
また、まな板20が撓みにくいため、薄いまな板を用いることができ、高齢者等、重いものを持ち上げる力が低下している利用者であってもまな板20を利用しやすい。
(3)第2まな板支持部42の高さは、一対のまな板支持部41の高さよりも低く構成されている。このため、まな板20が使用により底面部11側に窪むようにわずかに反った場合でも、まな板20が安定しやすく、がたがたしない。
(4)前壁部12の第2傾斜部122を、鉛直方向に対して40°〜50°手前側に傾斜して起立させた。このため、重たい鍋等を洗う際に、第2傾斜部122の傾斜を利用して鍋を傾けて洗うことができる。したがって、椅子に座ったままで鍋を持ち上げることなく洗うことができる。
また、第2傾斜部122よりも更に手前に、第2傾斜部122よりも緩い傾斜の第1傾斜部121を設けた。このため、重たい鍋等を洗う際に、第1傾斜部121に鍋の柄や底面等を立てかけるようにして洗うことができる。更に、おろし金や、板状の部材に刃を取り付けたスライサーを用いて調理する場合にも、おろし金やスライサーを第1傾斜部121に支持させて調理することができる。このように、第1傾斜部121を調理補助台として使用することができる。
(5)シンク本体10を、合成樹脂部材により一体成型して形成した。このため、第1規制部44、第2まな板支持部42、第1傾斜部121及び第2傾斜部122等を容易に形成することができる。
(6)システムキッチン100において、台所用シンク1の下部に、台所用シンク1の利用者が椅子に座った状態で脚部を進入可能な脚部進入空間104を形成した。このため、利用者が椅子に座った状態で、脚を脚部進入空間104に進入させて調理を行うことができる。このため、高齢者や、椅子に座った状態であれば活動が可能な利用者等が、調理を行うことができる。
なお、台所用シンク1がカウンター101の中央部寄りに設けられており、加熱調理台102が台所用シンク1に隣接して設けられているので、利用者は椅子に座ったまま狭い範囲で調理を行うことができる。
また、まな板20を使用しない場合に、まな板20を脚部進入空間104に収納できるため、限られたスペースを有効に利用して調理をすることができる。
(7)台所用シンク1と加熱調理台102との間の距離W1が5cm〜20cmとなるようにシステムキッチン100を構成した。このため、利用者が椅子に座った状態のまま、加熱調理台102を使用して調理を行うことができる。更に、距離W1の範囲が5cm〜20cmであるため、システムキッチン100全体をコンパクトに形成することができる。
(8)台所用シンク1の手前側の端部から18〜21cm(長さL1)奥側の位置における床面からの高さを、68cm以上に構成した。この範囲の寸法であれば、車椅子の利用者にとっても、車椅子及び脚部を脚部進入空間104に進入させることができ、好適に調理を行うことができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る台所用シンク1Aについて、図9〜12を参照しながら説明する。図9は、第2実施形態の台所用シンク1Aを示す斜視図である。図10は、第2実施形態における台所用シンクを示す平面図である。図10において、水栓3及び蓋51は省略されている。図11及び12は、第2実施形態の台所用シンク1Aの使用の状態を示す斜視図である。
尚、第2実施形態以降の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第2実施形態の台所用シンク1Aは、主として、第2まな板支持部42Aが一方の側壁部14側に寄っている点、及び第3まな板支持部43を備える点において、第1実施形態と異なる。
第3まな板支持部43は、底面部11における矩形部分から起立する奥壁部13の上端部13aから奥側に略水平方向に延出している。第3まな板支持部43は、第1まな板支持部41と連続する平面上に延出している。第3まな板支持部43は、まな板20を第1まな板支持部41及び第2まな板支持部42に支持させた状態で、まな板20の奥側に位置する短手方向の端部を支持することが可能な奥行き方向DDの延出長さを有する。第2実施形態では、第3まな板支持部43は、底面部11の排水部分の奥行き方向DDに相当する長さを有している。
第3まな板支持部43は、図10に示すように、第2まな板支持部42の手前側の縁から第3まな板支持部43の最も奥側の端部までの長さL2が、一対の第1まな板支持部41のうち、一方の第1まな板支持部41における第2規制部45から他方のまな板支持部41における第2規制部45までの長さと略同じとなるように配置されている。
第2まな板支持部42Aは、図10に示すように、シンク本体10の幅方向WDにおける中心線CLから一方の側壁部14側へ寄った位置に配置されている。第2まな板支持部42Aは、まな板20の長手方向を側壁部14に沿って配置させた場合に、一方の第2規制部45から第2まな板支持部42Aの一方の側壁部14側の端縁までの距離W3が、まな板20の短手方向の長さW5よりも短く、まな板20の短手方向の端部を支持可能な位置に配置されている。
第3規制部46は、一方の第2規制部45から第3規制部46における一方の側壁部14寄りの端部までの距離W4が、まな板20の短手方向の長さW5より短く、まな板20の長手方向を側壁部14に沿って配置させた場合に、まな板20の長手方向の端部に当接可能な位置に配置されている。
第2実施形態の台所用シンク1Aによれば、上述した(1)〜(8)の作用効果を奏する他、以下のような作用効果を奏する。
(9)第3まな板支持部43を、奥壁部13の上端部13aから奥側に略水平方向に延出させた。したがって、まな板20を、第2まな板支持部42及び第3まな板支持部43に支持させることにより、まな板20をシンク本体10Aにおける側壁部14に沿うように配置することができる。
また、図11及び図12に示すように、第3まな板支持部43は、第2まな板支持部42の手前側の縁から第3まな板支持部43の最も奥側の端部までの長さが、一対の第1まな板支持部41のうち、一方の第1まな板支持部41における幅方向外側の縁から他方のまな板支持部41における幅方向外側の縁までの長さと略同じとなるように配置されている。このため、まな板をシンク本体10Aにおける前壁部12に沿うように配置する場合と、側壁部14に沿うように配置する場合と、まな板20の向きを用途に応じて任意に変更することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係るシステムキッチン100Bについて、図13を参照しながら説明する。
第3実施形態の台所用シンク1Bは、主として、台所用シンク1Bの手前側の端部が、カウンターの手前側の端部よりも手前側に位置する点において、第1実施形態と異なる。
このため、第3実施形態の台所用シンク1Bを設けたシステムキッチン100Bにおいて、カウンター101Bは、台所用シンク1Bの形状に沿って手前側へ張り出したカウンター延出部105を有する。
台所用シンク1Bは、手前側の端部をカウンター101Bよりも手前に延出させるように形成されている。また、台所用シンク1Bは、前壁部12の上端部12aをカウンター101Bよりも手前に位置するように設けられている。
カウンター延出部105は、前壁部12に沿って延び、前壁部12の幅方向両側で奥側へ曲がる曲がり角部105aを有する。カウンター延出部105は、前壁部12の幅方向両側から奥側へ向かうに従って幅広になり、直線状に延びるカウンター101Bの手前側の端部へ連続している。
第3実施形態の台所用シンク1Bによれば、上述した(1)〜(8)の作用効果を奏する他、以下のような作用効果を奏する。
(10)台所用シンク1Bの手前側の端部を、カウンター101Bの手前側の端部よりも手前側に配置した。したがって、椅子に座った状態で調理をしようとする際に、脚部を進入させる脚部進入空間104の奥行きを深くすることができる。また、椅子に座った状態で調理をしようとする際に、まな板20が利用者側へ近くなるため、調理がしやすくなる。
以上、本発明の好ましい各実施形態について説明したが、本発明は、上述した各実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、図14は、第3実施形態の変形例である。図14に示すように、第3実施形態のシステムキッチン100B及び台所用シンク1Bにおいて、前壁部12の上端部12a及び第1傾斜部121を、カウンター延出部105の曲がり角部105aまで延出させ、第1傾斜部121がカウンター延出部105及び曲がり角部105aの形状に沿うように構成してもよい。この構成によれば、第1傾斜部121がカウンター延出部105の曲がり角部105a側へ延出しているため、カウンター101Bの手前側へ落ちた水をより多くシンク本体10B側へ移動させることができる。
また、上記の各実施形態では、第2まな板支持部42、42Aは、第1まな板支持部41よりもわずかに低く形成されている。しかし、これに限定されず、第2まな板支持部は、第1まな板支持部41と同じ高さに構成されていてもよい。特に、第2実施形態のように、まな板の向きを代えて使用する場合には、第2まな板支持部の高さを第1まな板支持部の高さと同じ高さに構成することで、いずれの向きでまな板を使用した場合においてもまな板を安定的に支持させられる。
また、上記の各実施形態では、シンク本体10は、合成樹脂部材によりカウンター101と一体に成型されている。しかし、これに限定されず、シンク本体10とカウンター101とを別々に成型し、接着剤等で接合してシステムキッチンを構成してもよい。
また、シンク本体10は、合成樹脂の真空成型や、注型により成型されてもよく、SUS(ステンレススチール)を成型してもよい。
また、キャビネット103は、カウンター101の下部における幅方向両側に設けられていてもよい。キャビネット103は、収納庫ではなく、排水部5から延びる配管を外観上見えなくするための覆いのみを有する構成としてもよい。
1 台所用シンク
10シンク本体
10a 開口部
11 底面部
13 奥壁部
12 前壁部
14、15 側壁部
20 まな板
41 第1まな板支持部
42 第2まな板支持部
43 第3まな板支持部
44 第1規制部
101 カウンター
100 システムキッチン

Claims (9)

  1. 上面に開口部が形成されたシンク本体と、前記開口部の一部を覆うように前記シンク本体の上部に着脱可能に配置されるまな板と、を備える台所用シンクであって、
    前記シンク本体は、
    底面部と、
    前記底面部における奥行き方向の奥側から起立する奥壁部と、
    前記底面部における奥行き方向の手前側から起立する前壁部と、
    前記底面部における奥行き方向に直交する幅方向の両端部からそれぞれ起立する一対の側壁部と、
    前記一対の側壁部の上端部から幅方向の外側に略水平方向に延出し、前記まな板を支持する一対の第1まな板支持部と、
    前記第1まな板支持部における前記前壁部側に設けられ前記第1まな板支持部に支持された前記まな板の該前壁部側への移動を規制する第1規制部と、を備え、
    前記前壁部の上端部は、前記第1規制部よりも手前側に位置する台所用シンク。
  2. 前記前壁部の上端部近傍における幅方向の中央部に設けられ、前記まな板を支持する第2まな板支持部を更に備える請求項1に記載の台所用シンク。
  3. 前記第2まな板支持部の高さは、前記第1まな板支持部の高さよりも低く構成される請求項2に記載の台所用シンク。
  4. 前記奥壁部の上端部から奥側に略水平方向に延出する第3まな板支持部を更に備える請求項2又は3に記載の台所用シンク。
  5. 前記前壁部は、鉛直方向に対して40°〜50°手前側に傾斜して起立する請求項1〜4のいずれかに記載の台所用シンク。
  6. 前記シンク本体は、合成樹脂部材により一体成型されて形成されている請求項1〜5のいずれかに記載の台所用シンク。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の台所用シンクと、該台所用シンクの幅方向の外側に該台所用シンクに連続して設けられるカウンターと、を備え、
    前記台所用シンクの下部には、該台所用シンクの利用者が椅子に座った状態で脚部を進入可能な脚部進入空間が形成されるシステムキッチン。
  8. 前記台所用シンクの手前側の端部から18〜21cm奥側の高さが68cm以上である請求項7に記載のシステムキッチン。
  9. 前記台所用シンクの手前側の端部は、前記カウンターの手前側の端部よりも手前側に位置する請求項7又は8に記載のシステムキッチン。
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