JP6234062B2 - 台所用シンク - Google Patents

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Description

本発明は、台所用シンクに関する。
従来、台所で調理を行う際には生ごみが排出されるので、この調理の際に生じる生ごみを収容する収容部を台所用シンクの周囲に設けて調理をしやすくすることが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、台所用シンクの側方に、台所用シンクと独立し、ごみ箱の上面と台所用シンクの上面とが連続するように配置されている生ごみを収容可能なごみ箱が開示されている。
特開平5−211923号公報
しかしながら、上記のごみ箱は、台所用シンクとは独立して設けられるものであるため、台所用シンクの周りに十分なスペースがない場合には、配置することが困難であった。また、台所用シンクの側方に生ごみを収容するごみ箱が配置されていると、調理を行うに当たり衛生面で好ましくないという問題があった。
本発明は、省スペースで設置できる生ごみを収容可能な収容容器を備え、かつ衛生的な台所用シンクを提供することを目的とする。
(1) 本発明の台所用シンクは、底面部と、前記底面部における奥行き方向の奥側から起立する奥壁部と、前記底面部における奥行き方向に直交する幅方向の両端部からそれぞれ起立する一対の側壁部と、前記底面部における奥行き方向の手前側から起立する前壁部と、を有し、上面が開口されたシンク本体と、前記一対の側壁部のうち一方の側壁部の上端部から外側に延びる延出面部と、前記延出面部の下方に配置され、上部が開口した収容容器と、前記延出面部に形成され、前記収容容器に連通する延出面開口と、を備える。
(2) 前記延出面開口を覆う蓋部をさらに備えることが好ましい。
(3) 前記収容容器は、前記延出面開口の奥側を開閉軸として前記延出面部に対して開閉可能に連結されることが好ましい。
(4) 前記収容容器と前記延出面部とを一時的に係合させるともに係合を解除することの可能なロック機構をさらに備え、該ロック機構は、前記延出面部の手前側の裏面に形成された係合突起部と、前記収容容器の手前側に形成され、前記係合突起部に係合可能な係合穴と、により構成されることが好ましい。
(5) 前記延出面部は、前記シンク本体側に近づくに従って下り傾斜する面を有することが好ましい。
(6) 前記前壁部は、鉛直方向に対して40°〜50°手前側に傾斜して起立していることが好ましい。
(7) 前記収容容器の底面の位置は、前記シンク本体の底面部の位置と略一致していることが好ましい。
(8) 本発明のシステムキッチンは、(1)〜(7)のいずれかに記載の台所用シンクと、該台所用シンクの幅方向の外側に該台所用シンクに連続して設けられるカウンターと、を備え、前記台所用シンクの下部には、該台所用シンクの使用者が椅子に座った状態で脚部を進入可能な脚部進入空間が形成される。
本発明によれば、省スペースで設置できる生ごみを収容可能な収容容器を備え、かつ衛生的な台所用シンクを提供することができる。
本実施形態のシステムキッチンを示す部分斜視図である。 本実施形態の台所用シンク及び延出面部を示す平面図である。 図2のA−A線の断面図である。 図2のB−B線の断面図である。 本実施形態の連結部の分解図である。 本実施形態の収容容器を開いた状態を示す図である。 本実施形態の延出面開口蓋を開けた状態を示す図である。 本実施形態のシステムキッチンの使用の状態を示す図である。 本実施形態の台所用シンクの使用の状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の台所用シンク1が設けられたシステムキッチン100の部分斜視図である。図2は、台所用シンク1の平面図である。まな板19は省略されている。図3は、図2のA−A線の断面図である。図4は、図2のB−B線の断面図である。図5は、台所用シンク1における連結部8の分解図である。図6は、収容容器3を開いた状態を示す図である。図7は、台所用シンク1における蓋部としての延出面開口蓋23を開けた状態を示す図である。
本実施形態の台所用シンク1は、図1及び図2等に示すように、台所で調理を行うためのシステムキッチン100の一部を構成する。より具体的には、システムキッチン100は、台所用シンク1と、水栓102と、カウンター101と、図示しない加熱調理台と、キャビネット103と、脚部進入空間104と、を備える。
台所用シンク1は、図1に示すように、水栓102から排出される水を利用して調理するために、カウンター101に設けられる凹部である。台所用シンク1は、上面に開口部10aが形成されたシンク本体10と、延出面部2と、延出面開口蓋23と、収容容器3と、連結部8と、ロック機構9と、まな板19と、を備える。
まな板19は、シンク本体10の開口部10aの一部を覆うように配置される。まな板19は、シンク本体10の開口部10aを跨いで渡すことのできる長さを有する板状の部材で構成される。図1に示されるように、まな板19は、略長方形であり、四隅の角が短く面取りされているため、詳細には8つの辺を有している。まな板19は、合成樹脂等の汚れの付着しにくい部材により構成される。
シンク本体10は、図1〜4等に示すように底面部11と、前壁部12と、奥壁部13と、一対の側壁部14、15と、排水部5と、排水部蓋51と、を備える。また、シンク本体10は、第1まな板支持部41と、第2まな板支持部42と、第3まな板支持部43と、第1規制部44と、第2規制部45と、第3規制部46と、を備える。また、シンク本体10は、デッキ部6と、窪み部7と、を有する。
底面部11は、平面視で略矩形状の矩形部分と、矩形部分の奥側の一部がさらに奥へ凹む凹み部16とを備える。また、底面部11は、凹み部16の手前側に排水部5が設けられている排水部分を備える。底面部11は、図3及び図4に示すように、この排水部分が最も低くなるように、排水部分に向かって緩やかな下り傾斜を形成するように設けられている。
奥壁部13は、底面部11の奥行き方向DDにおける奥側から起立する壁である。奥壁部13は、略矩形部分の奥側から凹み部16の奥側に沿って形成されている。奥壁部13は、略矩形部分の奥側の壁と、凹み部16の奥側の壁と、略矩形部分の奥側の壁及び排水部分の奥側の壁を繋ぎ、これらの壁に直交する部分とから構成されている。
前壁部12は、底面部11の奥行き方向DDにおける手前側から起立する壁である。図3に示すように、前壁部12は、上端部12aから底面部11に向かって緩やかに傾斜している。前壁部12の上端部12aから傾斜する傾斜部分は、第1傾斜部121を形成する。また、前壁部12は、第1傾斜部121からさらに底面部11に向かって第1傾斜部121よりも急に傾斜する第2傾斜部122を有する。前壁部12は、図3に示すように、第2傾斜部122において底面部11から鉛直方向に対して手前側に40°〜50°角度αの分傾斜している。また、前壁部12は、前壁部12の手前側から底面部11の奥側へ、長さL1にわたって傾斜しており、長さL1は、例えば18cm〜21cmである。
一対の側壁部14、15は、図2に示すように、底面部11における奥行き方向DDに直交する幅方向WDの両端部からそれぞれ起立する壁である。一方の側壁部14と、他方の側壁部15とは、略平行に延びている。
第1まな板支持部41は、一対の側壁部14、15の上端部14a、15aから幅方向WDの外側に略水平方向に延出し、まな板19の端部を支持する。第1まな板支持部41は、シンク本体10と連続するカウンター101の上面よりも低い位置に形成される。第1まな板支持部41は、一対の側壁部14、15に沿って前壁部12側から奥壁部13側へ延びるように形成される。
第1規制部44は、第1まな板支持部41に支持されたまな板19の前壁部12側への移動を規制するものである。第1規制部44は、第1まな板支持部41における前壁部12側であって、かつ前壁部12の上端部12aよりも奥側に設けられる。第1規制部44は、図2に示すように、一方の側壁部14側の第1まな板支持部41と、他方の側壁部15側の第1まな板支持部41と、の間の距離が、手前側に向かうに従って短くなるように傾斜して形成されている。第1規制部44は、まな板支持部41の前壁部12側において、シンク本体10の高さH1方向へ起立している。
第2規制部45は、図2に示すように、第1まな板支持部41における幅方向外側の側縁に沿って設けられる。第2規制部45は、第1まな板支持部41の幅方向外側の側縁からシンク本体10の高さH1方向へ起立する面である。第2規制部45は、シンク本体10の高さH1方向へ起立していることにより、第1まな板支持部41に支持されたまな板19の幅方向WDへの移動を規制する。
第2まな板支持部42は、図2に示すように、前壁部12の上端部12a近傍かつ幅方向WDの中央部近傍に、幅方向WDに間隔を空けて2つ設けられている。詳細には、第2まな板支持部42は、シンク本体10の幅方向WDにおける中心線SCLを挟んで一方と他方に離れて配置されている。
第2まな板支持部42は、前壁部12の上端部12a近傍から奥側に向かって突出している。第2まな板支持部42の上面は、まな板19を支持可能な平面上に構成され、この上面においてまな板19を支持する。第2まな板支持部42の上面の位置(高さ)は、一対のまな板支持部41の高さよりもわずかに低く構成される。第2まな板支持部42の上面の高さは、例えば、一対のまな板支持部41の高さよりも2mm〜5mm程度低く構成される。
第3規制部46は、第2まな板支持部42の手前側の端縁からシンク本体10の高さH1方向へ盛り上がる突起に設けられている。第3規制部46は、図2に示すように、一方の側壁部14側の第1まな板支持部41に設けられた第1規制部44における幅方向WDの略中央部と、他方の側壁部15側の第1まな板支持部41に設けられた第1規制部44における幅方向WDの略中央部と、を結んだ仮想線IL1上に位置する。第3規制部46は、第2まな板支持部42と、突起との境界に形成される突起の面である。
第3まな板支持部43は、底面部11における矩形部分から起立する奥壁部13の上端部13aから奥側に略水平方向に延出している。第3まな板支持部43は、第1まな板支持部41と連続する平面上に延出している。第3まな板支持部43は、まな板19を縦に置いて第1まな板支持部41及び第2まな板支持部42に支持させた状態で、まな板19の奥側に位置する短手方向の端部を支持することが可能な奥行き方向DDの延出長さを有する。
第3まな板支持部43は、第3規制部46から第3まな板支持部43の最も奥側の端部までの長さL2(図2参照)が、一対の第1まな板支持部41のうち、一方の第1まな板支持部41における第2規制部45から他方のまな板支持部41における第2規制部45までの長さと同程度に配置され、まな板19を横置き又は縦置きの両方に用いることができるように配置されている。
デッキ部6は、図2及び図3等に示すように、シンク本体10における一方の側壁部15側で、奥壁部13と側壁部15の境界部近傍に設けられ、底面部11から隆起している。本実施形態では、デッキ部6は、凹み部16に設けられる。デッキ部6は、平面視で略矩形形状を有する。
窪み部7は、図3に示すように、前壁部12におけるデッキ部6の向かい側に、前壁部12の内側から外側へ向かって窪むように形成される。窪み部7は、前壁部12においてデッキ部6の幅と同じ幅に延び、デッキ部6の上面と略同じ高さに形成されている。詳細には、窪み部7は、窪み部7における最も底面側へ窪んだ部分が、デッキ部6の上面から略水平に延びる仮想線IL2上に位置するように形成されている。
排水部5は、底面部11におけるデッキ部6の手前側に設けられている。排水部5は、図3に示すように、底面部11から下方に貫通する排水穴53を備える。この排水穴53には、配水管(図示せず)が接続される。
排水部蓋51は、排水部5の上部に取り外し可能に配置され、排水部5を覆っている。
延出面部2は、図2に示すように、シンク本体10の一対の側壁部14、15のうち一方の側壁部14の上端部14aから外側に延びる縦長の面である。延出面部2は、長手方向が側壁部14に沿ってシンク本体10の奥側から手前側へ延びるように形成されている。延出面部2は、台所用シンク1の手前側に延びる延出平面22と、延出平面22の奥側に形成される延出面開口21と、延出面開口21の周囲に形成されるリブ21cと、リブ21cのさらに外周に形成される土手部21aと、リブ21c及び土手部21aの間に配置される平坦領域21bと、延出平面22に形成される溝部24と、を有する。延出面部2は、シンク本体10と連続して形成されている。
延出平面22は、図4に示すように、台所用シンク1の幅方向外側からシンク本体10側に向かって、わずかに下り傾斜している。
延出面開口21は、シンク本体10の裏側へ貫通する貫通穴である。
リブ21cは、図7に示すように、延出面開口21の周縁からわずかに突出して形成されている。
土手部21aは、リブ21cの周囲で延出平面22よりもわずかに高く形成され、延出面開口21及びリブ21cを囲んでいる。土手部21aのシンク本体10側における延出平面22との境目は、低くなって切れている。
平坦領域21bは、土手部21aとリブ21cとの間に配置される延出平面22の一部である。平坦領域21bは、土手部21aが低くなって切れた部分に延出している。
溝部24は、延出平面22の幅方向に延びるとともに長手方向に間隔を空けて形成されている。
延出面開口蓋23は、延出面開口21及び平坦領域21bを覆っている。延出面開口蓋23は、図示しないヒンジ部により、延出面開口蓋23の奥側に結合されている。
収容容器3は、図5及び図6に示すように、上部が開口した細長い容器であり、延出面部2の下方に配置されて取り付けられている。収容容器3は、収容容器底面部31と、収容容器底面部31を囲む4つの壁面部32と、収容容器開口部33と、を有する。図4に示すように、収容容器3は、延出平面22の裏面に取り付けられた状態で、収容容器底面部31の位置と、シンク本体10の底面部11とが略一致する高さを有する。
連結部8は、図5に示すように、延出面部2に取り付けられる棒状部81と、収容容器3に取り付けられる回動部82と、を有する。
棒状部81は、略円筒状の棒状本体部81aと、この棒状本体部81aを延出面部2の裏側に取り付ける取り付け面81bと、棒状本体部81a及び取り付け面81bを繋ぐとともに棒状本体部81aに直交する方向に延びる接続部81cと、により構成されており、取り付け面81bには取り付け穴81dが形成されている。棒状部81は、棒の長手方向が、収容容器3の奥側における幅方向の辺に沿うように配置される。
回動部82は、収容容器3の奥側の端部において、幅方向に間を空けて二つ取り付けられている。回動部82は、棒状本体部81aの外周よりもわずかに大きく、棒状本体部81aの外周に取り付けることが可能な略U字状のフック82aにより構成される。また、回動部82は、U字形状の一方の端部に形成される切り欠き82bを有する。
上記の連結部8は、ねじ83により延出面部2の奥側における裏面に固定される。ここで、延出面部2の裏面には、図示しないナット84がインサート成形により取り付けられている。このインサートナット84にねじ83を螺合させることで、連結部8が延出面部2に強固に固定される。
ロック機構9は、係合突起部91と、係合穴92とにより構成される。
係合突起部91は、収容容器3の手前側の端部における裏面側に設けられ、下方に突出する突起である。係合突起部91は、収容容器3の裏面から下方に向かって延びる茎状部91aと、茎状部91aよりも径が大きく、係合穴92を貫通して係合可能な凸部91bとを有する。係合突起部91は、樹脂等の弾性を有する素材で構成される。
係合穴92は、収容容器3の手前側の端部に設けられ、凸部91bが貫通した際に、抜け落ちない程度の大きさを備える。
図1に示すように、以上の台所用シンク1は、カウンター101の中央部寄りに設けられる。台所用シンク1は、シンク本体10の上面がカウンター101に連続するように配置されている。
台所用シンク1は、シートモールディングコンパウンド(Sheet Molding Compound)や、バルクモールディングコンパウンド(Bulk Molding Compound)等の合成樹脂製の成形材料を用いて、カウンター101と一体的に熱圧成形(所定の高温高圧下で行われるプレス成形法)により成形される。
カウンター101は、台所用シンク1の幅方向WDの外側に、台所用シンク1に連続して設けられる。カウンター101は、上面が床面から所定の高さに位置するとともに、上面が略水平となるように構成される。
キャビネット103は、カウンター101の幅方向WDにおける一方の下部に設けられる。キャビネット103は、戸棚や引き出し等の、調理に必要な用具や食品を収容可能な収納庫を備える。
脚部進入空間104は、台所用シンク1の下部に配置され、システムキッチン100の前面から奥側に向かって形成された凹状の空間である。脚部進入空間104は、この凹状の空間に、台所用シンク1の使用者が椅子に座った状態で脚部を進入可能な空間である。脚部進入空間104は、台所用シンク1の手前側の端部から18〜21cm(長さL1)奥側の位置において、高さH2が、床面から63〜68cm以上空くように構成されている。また、脚部進入空間104は、図1に示すように、台所用シンク1の下部において所定幅W2開いている。幅W2は、例えば、65〜90cmの範囲である。
水栓102は、台所用シンク1における奥側の略中央に配置され、台所用シンク1におけるシンク本体10に向けて水を排出する。
次に、本実施形態の台所用シンク1及びシステムキッチン100の使用の状態を説明する。図8は、システムキッチン100の使用の状態を示す図である。図9は、台所用シンクの使用の状態を示す図である。
まず、台所用シンク1における延出面部2及び収容容器3の使用の状態について説明する。
図5に示すように、連結部8の棒状本体部81aは、ねじ83を取り付け穴81dに挿通させて、延出面部2の裏面にインサート成形されたナット84に螺合させることにより、延出面部2強固に取り付けられる。棒状部81が延出面部2に取り付けられた状態では、棒状部81と延出面部2との間に、棒状部81の接続部81cの分のクリアランスが形成される。この状態で、棒状本体部81aは、収容容器3に取り付けられている回動部82の切り欠き82bに嵌め入れられる。これにより、回動部82のU字状のフック82aが棒状本体部81aに係合し、収容容器3が棒状部81に回動可能に連結される。図6に示すように、収容容器3は、延出面開口21の奥側を開閉軸(支点)として、延出面部2に対して開閉可能となる。
また、収容容器3を閉じた状態で延出面部2に取り付けておくときは、収容容器3の係合穴92を係合突起部91に押し付けるようにすると、係合突起部91の凸部91bが弾性変形して係合穴92を挿通する。凸部91bは、係合穴92を挿通した後、元の大きさに戻るため、収容容器3はロックされて開かなくなる。この状態で、台所用シンクを用いて調理を行い、食品等から出た生ごみを延出面開口21から収容容器3に投入することができる。
収容容器3を開くときは、凸部91bを押さえながら収容容器3を下方に引っ張ると、凸部91bが係合穴92を挿通して収容容器3が開く。このように収容容器3を開閉することができる。
図7に示すように、延出面開口21の奥側には、ヒンジ結合された延出面開口蓋23が配置されている。このため、延出面開口21から収容容器3にビニル袋34を入れている場合は、延出面開口蓋23を閉じることでビニル袋34の開口の端部を押さえておくことができる。
また、延出面開口蓋23の周囲には、延出面開口蓋23を開けた状態のときに、延出面開口21の周囲の平坦領域21b及び延出平面22よりも高く盛り上がった土手部21aが形成されている。そして、土手部21aのシンク本体10側における延出平面22との境目では、平坦領域21bが延出平面22に連続している。このため、生ごみから出た液体等は土手部21aより外へは零れ落ちずに、シンク本体10側へ移動する。
延出面部2は、台所用シンクの使用時に、調理の諸作業を行うための作業台として用いることができる。台所用シンク1の幅方向外側からシンク本体10側に向かって下り傾斜している。このため、調理で発生した水は、シンク本体10に移動して、シンク本体10の排水部5より排水される。
次に、台所用シンク1におけるシンク本体10の使用の状態について説明する。
図3及び9等に示すように、台所用シンク1におけるシンク本体10の前壁部12は、鉛直方向に対して40°〜50°手前側に傾斜して起立している。このため、使用者は、着座したままの状態でも、台所用シンクこの前壁部12の下方に形成される脚部進入空間104に脚を進入させることができる。
図1、2、8及び9等に示すように、台所用シンク1には、シンク本体10の一対の側壁部14、15の上端部14a、15aから幅方向外側に延出する第1まな板支持部41が設けられている。このため、まな板19の短手方向の端部をまな板支持部41に載置し、まな板19を横向きにおいて使用することができる。また、まな板支持部41は、一対の側壁部14、15の上端部14a、15aから幅方向外側に延出しているため、まな板19をまな板支持部41に支持させた状態で手前側から奥側へ所望の位置にスライドさせることができる。
第1まな板支持部41における前壁部12側には、まな板19の前壁部12側への移動を規制する第1規制部44が設けられており、前壁部12の上端部12aは、第1規制部44よりも手前側に位置している。このため、まな板19が第1規制部44よりも手前に移動しないので、まな板19の使用中にまな板19がシンク本体10からずれ落ちない。
図1に示すように、まな板19は、横置きにした場合、第1規制部44の屈曲した部分にまな板19の四隅の面取り部分が嵌まるように構成されている。そこで、まな板19を手前側へ移動させると、まな板19の長手方向の端縁は第1規制部44まで手前に移動して止まり、まな板19と前壁部12の上端部12aとの間に、隙間Sが生じる(図8及び図9参照)。調理によりまな板19の上に生じた液体や水は、第1規制部44と前壁部12の上端部12aに間に生じた隙間Sに落ち、台所用シンク1の外側までこぼれ落ちない。
まな板19を支持する第2まな板支持部42が、前壁部12の上端部12a近傍に設けられている。このため、まな板19は、第1まな板支持部41に支持された状態で、まな板19の長手方向の端縁で第2まな板支持部42に支持される。従って、硬い物を切る際に力を入れても、まな板19が撓みにくい。
第2まな板支持部42が、シンク本体10の幅方向の略中心線SCLから幅方向に間隔を空けて複数設けられている。このため、まな板19を図1に示すように横置きにして使用した場合は、まな板19の長手方向の端縁が複数の支点により支えられる。また、まな板19を図8に示すように縦置きにして使用した場合は、まな板19の短手方向の端縁が、まな板19が配置される左又は右側の側壁部14、15に近い位置に配置されている第2まな板支持部42により支持される。
また、縦置きの場合には、使用者の利き手に合わせてシンク本体10の幅方向WDにおける左側又は右側のいずれにも置くことができる。
シンク本体10には、底面部11における奥壁部13側に、底面部11から隆起するデッキ部6が設けられている。このため、デッキ部6に、食器等を洗浄するスポンジや洗剤を置くことができる。
第3規制部46が、第2まな板支持部42の端縁からシンク本体10の高さH1方向へ盛り上がる突起に設けられている。このため、図1や図8に示すように、まな板19を手前側にスライドさせる際、まな板19が第3規制部46より手前に移動しない。
また図8に示すように、前壁部12に、デッキ部6の上面と略同じ高さに形成され、前壁部12の内側から外側へ向かって窪む窪み部7が設けられている。このため、デッキ部6から窪み部7に水切り棚60等を渡した状態で使用することができる。水切り棚60は、底面部11に直接触れない高さに配置されるため、食器や野菜等、シンク本体10に直接置いたり、茹であがった麺や野菜等の水切り棚として有効であり、又、安定して置けるので安全である。
本実施形態の台所用シンク1及びシステムキッチン100によれば、以下のような効果を奏する。
(1) 台所用シンク1を、シンク本体10における一対の側壁部14、15のうち一方の側壁部14の上端部14aから外側に延びる延出面部2と、延出面部2の下方に配置され、上部が開口した収容容器3と、延出面部2に形成され、収容容器3に連通する延出面開口21と、を設けた。
このため、シンク本体10の側方における延出面部2上で調理作業をすることができる
とともに、延出面部2の下方に収容容器3が設けられているので、生ごみを省スペースで収容することができる。また、延出面部2に形成された延出面開口21と収容容器3とが連通しているので、調理作業をしている延出面部2から下に生ごみを落とすだけで生ごみを処理することができる。さらに、収容容器3が延出面部2の裏面に配置されているので、生ごみが調理作業を行う上面に散らばることがなく、衛生的である。
(2) 台所用シンク1に、延出面開口21を覆う延出面開口蓋23を設けた。このため、生ごみ等を収容している収容容器3に連通する延出面開口21を塞ぐことができる。従って、臭気が広がることもなく、生ごみを直接目にすることなく調理することができる。さらに、収容容器3にビニル袋34を収容してビニル袋34内に生ごみを収容した場合には、延出面開口蓋23によりビニル袋34の開口端を押さえることができる。
(3) 収容容器3を、延出面開口21の奥側を開閉軸として延出面部2に対して開閉可能に連結されるように構成した。このため、収容容器3を台所用シンクの手前側から奥側へ回動させて開くことができる。従って、収容容器3内に収容した生ごみ等を容易に取り出すことができる。なお、この際、図8に示すように、延出面開口21から収容容器3にビニル袋34を入れ、生ごみをビニル袋34に投入すれば、収容容器3が汚れることを防止できる。このため、ビニル袋34に生ごみが入っていれば、ビニル袋34を取り出すだけで生ごみを取り出すことができる。
(4) 台所用シンク1に、収容容器3と延出面部2とを一時的に係合させるともに係合を解除することの可能なロック機構9を設けた。このロック機構9を、延出面部2の手前側の裏面に形成された係合突起部91と、収容容器3の手前側に形成され、係合突起部91に係合可能な係合穴92と、により構成した。このため、収容容器3が延出面部2から容易に外れることを防止することができる。
(5) 延出面部2に、シンク本体10側に近づくに従って下り傾斜する面を設けた。このため、延出面部2上で調理作業を行っても、水がシンク本体10側に移動させ、シンク本体10の排水部5から排水させることができる。
(6) 前壁部12を、鉛直方向に対して40°〜50°手前側に傾斜して起立させた。このため、台所用シンク1の前壁部12の下方に、使用者が着座した状態でも脚を進入させることのできる脚部進入空間が形成される。また、前壁部12が傾斜しているため、使用者は着座した状態でも手を伸ばすことなくシンク本体10の手前側で作業を行うことができる。また、使用者は着座した状態で傾斜した前壁部12に重い鍋を立てかけて鍋を洗浄する等、前壁部12の傾斜を利用して作業ができ、体重をかけなくても楽に調理や洗浄の作業を行うことができる。
(7) 収容容器3の底面の位置を、シンク本体10の底面部11の位置と略一致させた。このため、シンク本体10の下方のみならず、収容容器3の下方にも使用者の脚部を進入させることができる。従って、より広い脚部進入空間104を形成することができる。
(8) システムキッチン100に、上記の台所用シンク1と、台所用シンク1の幅方向の外側に該台所用シンクに連続して設けられるカウンター101を設け、台所用シンク1の下部には、台所用シンク1の使用者が椅子に座った状態で脚部を進入可能な脚部進入空間104を形成した。このため、使用者が椅子座った状態で調理作業を行うことができるとともに、(1)と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の好ましい各実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態及び変形例に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記の実施形態ではシンク本体10と、延出面部2と、延出面開口21とは、合成樹脂部材により一体成型されて形成されているが、必ずしも同材質でなくてもよく、一体成型で形成されていなくともよい。
例えば、延出面開口21の周囲にリブ21cが形成されているが、このリブ21cの外周にはめ込むことが可能な枠を設けてもよい。この枠により、延出面開口21にビニル袋34を収容した場合に、ビニル袋34の開口端部をリブ21cと枠とで挟んで固定することができる。
1 台所用シンク
2 延出面部
3 収容容器
9 ロック機構
10 シンク本体
11 底面部
12 前壁部
13 奥壁部
14、15 側壁部
21 延出面開口
23 延出面開口蓋(蓋部)
91 係合突起部
92 係合穴

Claims (7)

  1. 底面部と、前記底面部における奥行き方向の奥側から起立する奥壁部と、前記底面部における奥行き方向に直交する幅方向の両端部からそれぞれ起立する一対の側壁部と、前記底面部における奥行き方向の手前側から起立する前壁部と、を有し、上面が開口されたシンク本体と、
    前記一対の側壁部のうち一方の側壁部の上端部から外側に延びる延出面部と、
    前記延出面部の下方に配置され、上部が開口した収容容器と、
    前記延出面部に形成され、前記収容容器に連通する延出面開口と、を備え
    前記収容容器は、前記延出面開口の奥側を開閉軸として前記延出面部に対して開閉可能に連結される台所用シンク。
  2. 前記延出面開口を覆う蓋部をさらに備える請求項1に記載の台所用シンク。
  3. 前記収容容器と前記延出面部とを一時的に係合させるともに係合を解除することの可能なロック機構をさらに備え、
    該ロック機構は、
    前記延出面部の手前側の裏面に形成された係合突起部と、
    前記収容容器の手前側に形成され、前記係合突起部に係合可能な係合穴と、により構成される請求項1又は2に記載の台所用シンク。
  4. 前記延出面部は、前記シンク本体側に近づくに従って下り傾斜する面を有する請求項1〜のいずれか1項に記載の台所用シンク。
  5. 前記前壁部は、鉛直方向に対して40°〜50°手前側に傾斜して起立している請求項1〜のいずれか1項に記載の台所用シンク。
  6. 前記収容容器の底面の位置は、前記シンク本体の底面部の位置と略一致している請求項に記載の台所用シンク。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の台所用シンクと、該台所用シンクの幅方向の外側に該台所用シンクに連続して設けられるカウンターと、を備え、
    前記台所用シンクの下部には、該台所用シンクの使用者が椅子に座った状態で脚部を進入可能な脚部進入空間が形成されるシステムキッチン。
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